岬の岩礁の上にあって、瀬戸内の航行安全を見守る朱塗りの観音堂「阿伏兎(あぶと)観音(磐台寺観音堂)」(広島県福山市沼隈町)

岬の岩礁の上にあって、瀬戸内の航行安全を見守る朱塗りの観音堂「阿伏兎(あぶと)観音(磐台寺観音堂)」(広島県福山市沼隈町)

この観音堂の創建は古く、985年に航行の安全を祈願したのが始まりで、子授け・安産祈願の「観音さま」としても信仰されている。その後の源平合戦では、この地でも戦いがあり観音堂も荒廃したそうだ。1570年には、毛利輝元(毛利元就の孫)が堂を再建、以後は、備後福山藩の手

2022/04/07 12:52