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広島原爆死没者慰霊碑案 毎年8月6日になると、広島平和記念公園の原爆死没者慰霊碑がテレビに映し出される。それを見るたびに、もうひとつの忘れ去られた慰霊碑案がわたしの目に浮かんでくる。実現されなかったイサム・ノグチの原爆死没者慰霊碑案(1952)のことだ。幻の代表作とも評価されている。 広島の原爆死没者慰霊碑 模型 模型を写真で見るだけだが、ノグチの慰霊碑案にはみなぎる創作力が凝縮され、迫力に富んでいる。それが写真からでも強いインパクトとなって伝わってくる。 4mのコンクリート打ちはなしの二本の柱がそびえ立つが、それはさらにたくましく膨らみさらに長くなり、地下にまで打ちこまれるはずだった。柱は女…