遠江・富田城(長行山城) 想像を超える遺構の残存にワクワク! 多くの伝承が残る城郭
富田城は地元では長行山城と呼ばれ、静岡県菊川市東富田にあります。富田城は近年ゴルフ場の開発と耕作地化によって多くの遺構が失われたとされますが、見学してみると意外に多くの遺構と地形が残っていました。今回の資料は『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会1978です。資料によると、古い時代からの伝承があり、城の名前にもなった長行という人物も登場するそうです。時は流れ、戦国期にはここから北北東約5kmにある諏訪原城を徳川家康が攻める際に利用されたと考えられるそうです。富田城図1新幹線のトンネルが城の下を貫通し一部の遺構が失われた南側は菊川で削られ、東西も川で削られた舌状の段丘上に城は築かれ、資料によると南側下に屋敷地の痕跡が在ったようですが、新幹線の工事で破壊されたとされます。近年、北側にゴルフ場が開発され遺構の北部が失...遠江・富田城(長行山城)想像を超える遺構の残存にワクワク!多くの伝承が残る城郭
2022/03/22 12:10