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私は築43年、174戸、人口約400人の分譲住宅に26年間住んでいる。管理組合の役員は輪番制となっており、昨年度は順番により私が理事を務めた。この経験から、管理組合のような生活共同体でどのようにリーダーシップを発揮していくべきかを考えてみたい。これは、自治会やPTAなどの組織にも当てはまると思う。 管理組合は「共同利益の増進」を目的として、区分所有法等の法律と組合員の3/4以上の賛成で作成された「規約」に基づき、総会決議事項を組合員から付託を受けた理事会が執行するものだ。したがって、リーダーは「規約」に基づいて意思決定することが必須となる。「規約」に則って行った行為に対して、組合員から不満や反対意見が出た場合は、「理事会は現行規約に基づいて業務を執行しています」「あなたのお考えが正しいと思うなら、あなたご自身で規約を変えるよう組合員に働きかけてみてはいかがですか」と返せば済むことになる。このためリーダーは「規約」を熟知しておくことが重要である。 管理組合は理事長、副理事長、総務理事といった役職が規約で決められている。しかし生活共同体である管理組合は、リーダーの持つ「情報量」が他を圧倒し
2020年12月の記事に、号棟委員となると聞き考えたことをまとめてみたことがある。恥ずかしながら、号棟委員と号棟理事とは取り組むことの質がものすごく違うのを知らなかった。各号棟の理事は、集合住宅全体のことを考えることが主な仕事だ。それに対し、号棟委員は私が混同