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おびただしい数の教科書が、韓国と台湾の併合を「植民地化」などと表現している。その統治についても「植民地支配」と表現するものが多数である。しかし、「植民地」や「植民地支配」といった表現は否定的要素が強い。「植民地」という表現には、確定した学説はないが、他国に服従した地域という意味が含まれているとする解釈が多数派である。一般的にも、自国の利益にみを追求して不法に支配した地域というイメージが強い。「植民地支配」という表現に至っては、「植民地」に加えて、他国への服従をさらに強調する被植民側の用語である。しかし、日本が行なった韓国や台湾の併合は違う。両方とも条約に基づいて合法的に行われ(※1⃣)、もちろん自国の利益を獲得する目的はあっただろうが、現地住民の利益も十分配慮していた。事実、朝鮮半島には日本が併合するまで...【主張】教科書に「植民地支配」不適切だ