このブログでは、私の畑での日常や、日々の暮らしの中の感じたことなどを発信していきます。定年退職後の生活で、家庭菜園の楽しさや、地域の魅力など、様々な情報を共有できればと思っています。
二ヶ月も沈黙していた生姜がついに…!?〜遅れてきた主役の目覚め〜
【第一章】三月二十八日、静かなるスタート 【第二章】沈黙の四週間 【第三章】腐敗疑惑とほったらかし期 【第四章】運命の再会 【第五章】諦めない者にだけ訪れる生姜の奇跡 【第六章】これからの計画と反省と決意 【おまけ】この感動の瞬間をどうぞ! 三月末、気合を入れて始めた生姜の芽出し作業。「一ヶ月もすれば芽が出るだろう」なんて軽い気持ちだった。 が、芽は出ない。待っても出ない。なんなら腐ってる気もする。 そんな失意の二ヶ月を経て――今日、あの土の中から白い何かが顔を出した。 …これは! 生姜の芽!? まさかの展開に、ひとりで「うぉっ」と声が出てしまった。諦めかけていたあの種芋が、ついに応えてくれた…
「鹽(塩)てちょ」とやしね親 鹿児島の山村に残る不思議な風習を訪ねて
柳田國男の『鹽雑談』という随筆の中に、思わず読み返してしまう一節がありました。 鹿児島の山奥で、仮親を頼むと旅の鹽(塩)売りが「一籠の鹽(塩)」を子供に贈る――という、どこか儀式めいた風習の話です。 鹽(塩)の贈り物には、どんな願いが託されていたのでしょうか。 今、私の住む若狭地方もかつては鹽(塩)の名産地でした。 海と人の暮らしを支えた鹽(塩)が、山村で命の誕生に関わる「縁」を結んでいたとは。 その不思議な風習に、私は静かに心を惹かれました。 【山村に旅の鹽(塩)賣りを仮親に選ぶわけ】 柳田國男は、こう書いています。 鹿児島湾の東、高隈山の中腹の至って辺鄙な或る村では、方言で謂ふ所の「やしね…
今日は朝からずっと雨。気温も上がらず、肌寒い一日となりました。そんな中、庭に咲き始めた紫陽花の花に目を奪われました。憂うつな天気の中にも、小さな希望が咲いていました。 今日は、一日中雨模様でした。 気温も上がらず、肌寒いと感じる時間が続きました。 外に出るのもおっくうになり、行動にも支障が出るような天気です。 そんな中、庭をふと見ると、紫陽花の花が咲き始めていました。 まだ花は小さく、蕾も固いものが多いですが、たしかに紫陽花の姿です。 これから少しずつ、色づきながら大きく開いていくのでしょう。 空はどんよりと曇り、今後もしばらく晴れ間は期待できそうにありません。 でも、この湿り気のある空気と雨…
朝顔ネットに咲かせたい夢――花が少なかった去年のリベンジ栽培記
去年は花がぽつん、ぽつん。寂しい思いをした朝顔栽培。けれど、今年は違う。網を張り、空へと導く準備は万端。朝顔よ、壁一面に咲き誇れ 朝顔の葉黄色くなってきた。花は咲かない。😅原因がわからない。今夏はもう無理。か?初めて経験。肥料のやりすぎ。? pic.twitter.com/NMiRLWs099 — おーいおいどん (@mmoidon) 2024年8月22日 朝顔が、だいぶ大きくなってきました。 鉢からぴょんと飛び出したつるが、今にも何かをつかもうと手を伸ばしているようです。 今年は、家の壁に設置してある黒い網に、この朝顔のつるを這わせて育てようと思っています。 まるで「咲いて登れ」と誘導する登…
初夏になると、どこからともなく届く黄金色の便り。今年は店頭で立派な長崎産の枇杷を見つけて、つい手が伸びた。箱を開けて眺めていたら、懐かしい風景が脳裏に浮かんできた――鹿児島の国道沿い、白い袋が風に揺れるあの景色。 長崎県産枇杷 枇杷の季節がやってきた。毎年この時期になると、果物売り場の一角にちょこんと並ぶ黄色い果実。 今年は立派な長崎産の枇杷が目にとまり、思わず購入してしまった。箱を開けると、ピンク色の緩衝材に大切に並べられた黄金色の果実たち。これはもう、「果物」というより「贈答品」と言ったほうが似合う佇まいだ。 でも、私の中の枇杷の記憶は、もっと土っぽくて、もっと自由だ。 思い出すのは鹿児島…
植え直しの経緯 現在の苗の状況 栽培の気づき まだ行燈で保護中 おわりに 最初に植えた日本の白オクラ苗は残念ながら枯れてしまいましたが、後から植え直した苗が順調に育っています。マルチ穴2か所に、それぞれ3本ずつ植えたオクラたちの現在の様子と、感じたことを記しておきます。 植え直しの経緯 ゴールデンウィークに植えた日本の白オクラは、植え付け後に枯れてしまいました。寒暖差や風の影響が大きかったのかもしれません。 その後、新たに別の白オクラの苗を用意して植え直しました。今回はうまく根付いたようで、ほっとしています。 現在の苗の状況 今回は二つのマルチ穴に、それぞれ3本ずつ白オクラを植えました。 その…
夜にひとりぼっちだった猫──気づかないふりをしていた寂しさのこと
いつからだろう、この子がこんなに甘えるようになったのは。その理由に気づいたとき、胸の奥がちくりと痛んだ。静かな夜の中、灯るあたたかい気配を、私は忘れていたのかもしれない。 うちの猫が、最近ずっと体調を崩していた。食欲がなく、動きも鈍くなり、炬燵の奥に潜り込んだまま出てこない日もあった。 心配はしていたけれど、どこかで「気温のせいかな」なんて、簡単に済ませていた自分がいた。 理由があって、この子は夜だけは母屋ではなく、はなれで過ごしていた。昼間は母屋に連れてくる。その繰り返し。 けれど、ふと気づいた。あの子はずっと、夜の間、たったひとりだったのだ。 寒さではなく、心の中の寂しさが、あの子を沈ませ…
あれ?ウリハムシがいない?──去年は大発生、今年は平和なキュウリ畑の謎
■ 去年の反省、今年の改善 ■ ウリハムシがいない?今年の様子 ■ 今年、変えた栽培の工夫たち ■ 気候の影響もある? ■ まとめ:これは効果?それとも一時の静けさ? 去年、畑でキュウリを育てて大変だったことといえば、「ウリハムシ」。新芽をかじられ、何匹も手で捕まえ、追い払っては戻られ、悪戦苦闘の日々。それが今年、苗を植えて一ヶ月が経とうとしているのに、あの姿がほとんど見えない……。「なぜ?」という疑問から、畑の変化と対策を振り返ってみました。 ■ 去年の反省、今年の改善 去年は、狭い畑にキュウリを5〜6本も植えていました。ツルが絡み合って手入れもしづらく、虫もつきやすい環境に。 ウリハムシも…
苗を選んだ雨の日 ミニトマトも大変なのに、大玉なんて無理! 実がつき始めたトマトたち 小さな失敗から始まった、今年のトマト ゴールデンウィークに植えたトマトの苗。順調に育ち始めた実を見て気づいたことがある。ミニトマトのはずが、一本はどうやら大玉トマトだったのだ。傘を差しながら選んだ苗。まさかの見落としから始まった、今年のトマト栽培。果たして、無事に収穫までたどりつけるだろうか。 大玉トマト 苗を選んだ雨の日 ゴールデンウィーク、夏野菜の苗を植えた。その中のひとつがトマト。今年はミニトマトを3本植えるつもりだった。 だが、数日経って実がつきはじめたとき、何かがおかしい。どう見てもひとつだけ、他の…
にんにくの芽が出た!収穫のタイミングに悩む素人農園主?の記録
【にんにくの芽、ついに現る】 【収穫のタイミングは難しい】 【にんにくの芽も美味しいらしい】 【収穫後の乾燥・保存はこれから勉強】 【50株以上のにんにく、どうする?】 去年の秋に植えたホワイト六片にんにく。ついに芽が出始め、収穫期が近づいてきました。病気の兆候は今のところなく、順調な成長にホッとしています。でも、収穫のタイミングや保存方法など、まだまだ分からないことだらけ。畑初心者の記録として、ここにまとめておきます。 【にんにくの芽、ついに現る】 畑に植えてから約半年。待ちに待ったにんにくの芽が、ようやく顔を出し始めました。 芽といっても、葉の間からスッと伸びてきて、くるんと巻いたような形…
「レモンの木は静かに生きていた 〜春、鉢植えのリスボンレモンが語りかけてきた朝〜」
三月、レモンの苗と出会う 変化のない日々に、少しの不安 今朝、ついに気づいたこと 果実はまだ先、でも楽しみは今ここにある 植物は静かに、しかし確かに語りかけてくる 三月に鉢に植えたリスボンレモン。あれからずっと変化がなく、心配していたけれど――ある朝、ふと見つけた小さな変化が、思いがけず心を揺さぶった。植物は、静かに、けれど確かに生きている。 三月、レモンの苗と出会う 今年の三月、ホームセンターの園芸コーナーで、ひときわ瑞々しい緑の葉をつけた小さなレモンの苗に出会った。 種類は「リスボン」。育てやすくて、酸味が強めの実がなるらしい。 なにか直感のようなものが働いて、その場で一鉢を手に取っていた…
先日、初めて空芯菜の種を蒔いた。茎が空洞でシャキシャキした食感が魅力の夏野菜で、アジア料理ではよく使われるらしい。 とはいえ、育てるのも食べるのも、今回が初めてだ。 種をまいてから3日目、いくつかの芽が顔を出しはじめた。「おお、出た出た」とひと安心していたのだが、今朝になって様子を見ると、ほとんどの箇所から芽が出揃い、あっという間に小さな群れのようになっていた。 どうやら発芽率はかなり良さそうだ。 けれど、よく見ると、どこか見慣れない姿をしている。他の野菜と比べて、双葉の形が少し違う。 ひょろっとしていて、頼りないような、それでいて水辺に似合いそうな雰囲気をまとっている。 なんとなく違和感があ…
「可愛い」と「可哀そう」は、もとは同じ言葉だった?——柳田國男と方言の話
柳田國男の引用:「可愛い」と「可哀そう」 「ムジョゲナ」と「ムゾガル」:私の故郷でも 「可愛い」と「可哀そう」が同じルーツだった? 本を通して、昔の言葉の意味に出会う楽しみ おわりに:方言は生きている 子どもの頃から親しんできた鹿児島の言葉。「可愛い」と「可哀そう」が、似たような響きで使われていたことをふと思い出しました。それは単なる方言の特徴だと思っていたのですが、柳田國男の文章を読んで、もっと深い意味があるのだと驚かされました。今回は、その一節を引用しつつ、方言の奥深さと、昔の言葉に込められた感情について、少し考えてみたいと思います。 柳田國男の引用:「可愛い」と「可哀そう」 愛子をムゴと…
空芯菜、午前と午後で別人になる──発芽のスピードに驚愕した話
▍朝、空芯菜が「ちらっ」と顔を出す ▍午後、畑がまるで別世界に ▍「2ヶ月で収穫」は本当だった(というかもっと早いかも) ▍芽吹きはドラマだ 朝は「こんにちは」だったのに、昼には「お久しぶりです」レベルの変貌。空芯菜の芽吹き、あまりにも早すぎる成長にただただ驚くばかり。植物って、こんなに瞬間的に変化するの?? ▍朝、空芯菜が「ちらっ」と顔を出す 今朝、畑をふらっと見回っていると、昨日まではただの黒い土だった場所に、ちょこんと何かが顔を出している。 「あ、出た。空芯菜の芽だ」 ほんの少し白っぽくて、土を押しのけながら出てきている。まるで、「えいっ」と必死に手を伸ばしているみたい。可愛いやつだなあ…
小さな芽が土を押し上げる 種の工夫が功を奏した? まだ数本、でも確かな一歩 水をやり、声をかける 三日前に蒔いた空芯菜の芽が、思いのほか早く顔を出してくれました。種袋には「発芽まで約7日」と書かれていたのに、たったの3日。小さな芽が土を押し上げる姿に、思わず声をかけたくなります。 小さな芽が土を押し上げる 今朝、畑をのぞいてみると、黒い土の中にわずかな変化を発見。よく見ると、白っぽい芽が土を持ち上げて顔を出そうとしていました。三日前に蒔いたばかりの空芯菜(エンツアイ)の芽です。 空芯菜の種は硬く、正直、発芽にはもう少し時間がかかるかと思っていました。それが、こんなにも早く動き出してくれるとは─…
南九州が梅雨入りしたという報道を耳にした日、庭の紫陽花がふくらみ始めた。葉の間からそっと顔を出す蕾。その姿に、鹿児島で過ごした子どもの頃の梅雨、「ながし」や「さだっ」という言葉の記憶がよみがえる――。季節のはざまで、静かにめぐる命の時間について綴ってみたい。 紫陽花の蕾が教えてくれること 庭の紫陽花が、ようやく小さな蕾を見せ始めた。まだ黄緑色で、粒のような花芽が固く閉じている。まわりには綿毛のような柔らかな毛がふわりとついていて、まるで梅雨入り前の空気を感じ取っているかのようだ。春から夏へと移るほんの短い時間。その境目に咲くこの小さな命の営みが、毎年のように季節の移ろいを教えてくれる。 「なが…
■ ご近所さんのさくらんぼ ■ 我が家には果実がない ■ 子どもの頃の果実と遊び ■ 果樹のある暮らしの風景 ご近所さんからいただいた、小さなさくらんぼ。その実を見ていたら、ふと子どもの頃の風景が頭に浮かびました。庭に果樹があるということ、そしてその実を食べる楽しみ――そんな記憶を辿ってみたくなりました。 ■ ご近所さんのさくらんぼ ご近所さんから、さくらんぼをいただきました。小さな枝に、鈴なりになっている赤い実。見た目も可愛らしく、どこか懐かしい気持ちになります。 このさくらんぼは、ご近所さんの庭の木に実ったもの。人の背丈の二倍ほどもある立派な木で、今年は久しぶりにたくさんの実をつけたのだそ…
【見回りの朝】 【一匹の訪問者】 【去年の「彼」かもしれない】 【はじめての姿、懐かしい気配】 【花茎はまだ、でも命は動き出している】 暦のうえでは初夏。けれど、畑にはまだ春の名残が漂っている。今朝、にんにくの葉のあいだから、そっと顔をのぞかせていたのは、一匹の小さな雨蛙だった――。 【見回りの朝】 今朝もいつものように、にんにく畑の様子を見に行く。私が育てているのは「ホワイト六片」。 まだ、にんにくの芽――正確には葉の中心から出てくる花茎(とう)は、顔を出していない。けれど、葉は元気に育っていて、心配していたサビ病の気配もない。なんとかこのまま、収穫まで無事にたどりついてほしいと願う。 【一…
「徒然ねなったね」──鹿児島のことば、東北のことば、そして梨木香歩さんの驚き
■ 梨木香歩さんの「驚き」 ■ 柳田國男も記録していた「徒然ね」 ■ 鹿児島の「徒然ね」は、家族のことば ■ 「徒然草」の徒然と、土地に残る徒然 ■ ことばの底に流れるもの 【あとがきにかえて】 梨木香歩さんのエッセイ『炉辺の風おと』を読んでいて、ある一節に深く共感し、そして驚きました。 「徒然ね(とぜんね)」という言葉が、私の記憶の中にある鹿児島の家族のことばと、東北の民話の中で重なった瞬間──それは、まるで時代と地域を超えて響き合う、ことばの魂のようでした。 今回は、梨木さんの文章や柳田國男の記録をもとに、「徒然ね」という言葉を巡る気づきと、私自身の思い出を綴ってみたいと思います。 ■ 梨…
スナップエンドウの収穫を終えて、畑にぽっかりと空いたスペース。さて、次は何を植えようか。迷っていたけれど、ようやく決めた。今年の夏はクウシンサイ(エンツァイ)に挑戦することにした。 スナップエンドウの片づけも終わり、すっかりきれいになった畝を前に、次に植える野菜のことを考えていた。 もう5月も半ば、気温も安定してきたし、夏野菜を迎え入れるにはちょうどいい時期。 そこで、少し前から気になっていた「エンツァイ」、つまりクウシンサイの種を取り出してみることにした。 袋を開けると、中から出てきたのは、小さくて固そうな黒茶色の種たち。 ツヤがあってなかなかしっかりした見た目だ。触ってみると、やはりかなり…
27℃。まだ5月だというのに、真夏を思わせる日差しに辟易しながら畑に立った。夏野菜の成長に期待しながらも、気温とともに変化していく自分自身の動きにも気づかされる。暑さにへこたれそうになるけれど、それでも続けたい畑仕事。今日はそんな、季節の入り口で感じたことを綴ってみる。 今日の最高気温は27℃。5月とは思えない暑さだった。 午前中のうちに畑仕事を済ませようと張り切って出たものの、強い日差しと気温に押されて、長時間の作業はあっさりと断念した。 「こんな程度の暑さで音を上げるとは、根性が足りん」と言われるかもしれない。実際、真夏の炎天下でも平気で働いている方々はたくさんいらっしゃるし、敬意も感じて…
5月の陽気を通り越して、まるで夏のような日差しの中、胡瓜のネット張り作業を行いました。 手遅れ感もありつつ、それでも植物の成長に間に合わせたくて汗だくで作業。 荒れ回る苗にちょっと申し訳なくなった一日でした。 今日は朝から日差しが強く、正午を過ぎる頃にはまるで真夏のような暑さ。 気温は26度。じっとしているだけでも汗ばむほどでしたが、以前から気になっていた胡瓜のネット張りにようやく着手しました。 胡瓜の苗を植えてから、もう二週間ほど経ちます。案の定というか、やっぱりというか、苗たちは左右に荒れ放題に伸びていました。 誘引作業を先延ばしにしていたツケが、見事に形になって現れていて、ちょっと反省……
5月の陽気を通り越して、まるで夏のような日差しの中、胡瓜のネット張り作業を行いました。 手遅れ感もありつつ、それでも植物の成長に間に合わせたくて汗だくで作業。 荒れ回る苗にちょっと申し訳なくなった一日でした。 今日は朝から日差しが強く、正午を過ぎる頃にはまるで真夏のような暑さ。 気温は26度。じっとしているだけでも汗ばむほどでしたが、以前から気になっていた胡瓜のネット張りにようやく着手しました。 胡瓜の苗を植えてから、もう二週間ほど経ちます。案の定というか、やっぱりというか、苗たちは左右に荒れ放題に伸びていました。 誘引作業を先延ばしにしていたツケが、見事に形になって現れていて、ちょっと反省……
冬を越えてくれたスナップエンドウ 畝の整備とマルチの貼り替え 次に育てるのは「空芯菜」 肥料は「残肥+追肥」で まとめ 冬を越して育てていたスナップエンドウの収穫が終わりました。たくさんの実をつけてくれた自然の恵みに感謝しながら、畝の手入れも完了。マルチを貼り替え、次に植えるのは夏の葉野菜「空芯菜」です! 冬を越えてくれたスナップエンドウ 本日、冬越しさせていたスナップエンドウをすべて抜きました。 花も咲かなくなり、収穫もひと段落。終わりが見えてきたので、ここで一区切りです。 つるなし品種を育てていたので、収穫量は控えめですが、家庭菜園には十分な実りでした。 管理らしいこともほとんどせず、自然…
【防虫ネットの取り外し】 【発見された葉の異変】 【応急処置と今後の対策】 【昨日の唐辛子にも害虫被害】 【これから忙しくなりそう】 防寒・防虫のためにかけていた防虫ネット。夏野菜の成長とともに取り外すタイミングがやってきました。しかし、ネットの中で静かに広がっていた害虫の影…。今日はそんな我が家のきゅうり・ピーマン・ししとうの近況と、害虫対策について綴ります。 【防虫ネットの取り外し】 春先から、防虫・防寒を目的として夏野菜に防虫ネットをかけていた。 しかし、ここ最近の気温上昇とともに野菜がぐんぐん成長し、ついにネットの天井にあたるほどになってしまった。 今日は天気も良く、風も穏やかだったの…
【夏野菜の試練】唐辛子の苗にアブラムシ発生!重曹水スプレーで初の害虫退治
苗の異変に気づいた朝 害虫が集まった原因を考える 初動対応:重曹水スプレーを作成 効果は?アブラムシの動きに変化 今後の備えと気持ちの変化 おわりに ゴールデンウィークに植えたばかりの唐辛子の苗。その頂点部分に黒い影が……よく見ると動いている!今年初めての害虫「アブラムシ」発見の朝。唐辛子苗を守るべく、家庭菜園初心者の私がとった対応とは? 苗の異変に気づいた朝 朝、何気なく唐辛子の苗を見に行くと、頂点部分が黒ずんでいるのが目に入った。 「ん?おかしいな」 近づいてよく見てみると、何かが動いている。小さくて黒っぽい虫たちが、芽のまわりに密集している。 これって、アブラムシ!? 害虫が集まった原因…
【春を告げる二鉢の梅】 【今朝、気づいた実の存在】 【観賞用でも、命は生きている】 【気づかなかった営み】 【季節のめぐりと小さな奇跡】 春になると花を咲かせる梅の鉢が、我が家には二つある。紅梅と白梅。だが、今朝見つけた実をつけた鉢がどちらかは分からない。観賞用として置いていた梅の老木が、静かに命をつないでいたことに気づいた、そんな五月の朝の記録。 【春を告げる二鉢の梅】 庭先には、春になると花を咲かせてくれる梅の鉢が二つある。一つは紅梅、もう一つは白梅。それぞれに趣があり、毎年この花が咲くと「春が来たな」と思う。その花の香りや姿は、私にとって春を感じる大切な指針だった。けれども、それはあくま…
去年の秋、なんとなく取っておいた百日草の種。捨てるには忍びなくて、ビニールハウスの片隅に蒔いてみました。 期待半分、諦め半分。けれど今日、小さな芽を見つけて、心がふっと明るくなりました。 数日前、ビニールハウスの中でふと目に留まった、小さな小さな芽。 「これは……?」と半信半疑ながらも、周りに似たような草も見当たらず、何かが始まりそうな予感だけが残りました。 とはいえ、雑草かもしれないしと、そのままそっと見守ることに。 それから数日が経ち、今朝、同じ場所を覗いてみると——前に見た芽に加えて、すぐそばにもう一本、同じような双葉が顔を出しているではありませんか。 間違いない。これは、あのとき蒔いた…
■ 畑に出なかった一日で ■ 種の出どころは… ■ 育てた…というほどでもないけれど ■ 母の日に思うこと 畑に一日出なかっただけで、スナップエンドウが一気に実っていました。これはもう、最後の収穫になるかもしれません。種は、亡き義母が残してくれたもの。母の日の朝、この緑の恵みを手にして、少し胸が熱くなりました。 ■ 畑に出なかった一日で 少し畑を離れていたあいだに、スナップエンドウが見事に育っていました。 朝、畑に出てみると、黄色いトレーいっぱいに、あふれんばかりのスナップエンドウが実っていたのです。緑色の艶やかな鞘が、日の光に照らされて輝いていました。 ■ 種の出どころは… 実はこのスナップ…
今日は親戚の法要に参加してきました。家での読経、お墓参り、そして御斎まで。いま家に帰り着いて、ようやくほっと一息ついています。この歳になると、こうした集まりが増えてきます。そんな中で感じたことを、少しだけ綴っておこうと思います。 今日は親戚の法要があり、朝から参加してきました。家での読経から始まり、お墓参り、そして御斎まで。一連の流れを終え、ようやく自宅に戻ってきたところです。 年齢を重ねるにつれ、こうした法事への出席が自然と増えてきました。親戚が集まり、故人を偲びながら過ごす時間は、供養であり、また、親戚どうしの和を広げる大切な場でもあると思います。 けれど、私はもともとこの地の生まれではあ…
端午の節供に食べた「ケセン団子」。そのことを記事にしたら、思いがけず素敵な本との出会いがありました。鹿児島生まれの作家・梨木香歩さんの『炉辺の風おと』です。 先日、端午の節供に食べた「ケセン団子」のことを記事にしました。すると、フォロワーさんからメッセージが届きました。 「梨木香歩さんの『炉辺の風おと』にも、その団子のことが書かれてますよ」 まったく予想していなかった反応に驚きつつも、嬉しくなりました。 正直に言うと、これまで梨木香歩さんの作品を読んだことがありませんでした。失礼ながら、お名前も存じ上げなかったのです。 ですが、調べてみると、梨木香歩さんは鹿児島県生まれの児童文学作家・絵本作家…
種から育てていた、コスモス。だいぶ大きくなったので、育苗ポットからプランターへ植え変えることにした。 まだ弱々しい苗であるが、葉の形も細長く、コスモスらしい姿になってきている。 この種は、試供品のような形でいただいたものであるが、発芽率は80%程度。思っていた以上に苗が大きくなってくれた。 コスモスは、肥料がなくても育ち、どこでも可愛い花を咲かせてくれると聞く。だからこそ、今後の成長がとても楽しみだ。 逆に、肥料を入れ過ぎると成長しすぎてしまって大変なことになるらしい。それもまた、野生的な強さを持つ花ならではかもしれない。 本当は庭に植えたかったが、スペースがなく、今回はプランター栽培に。 ぎ…
苗を買って育て始めた今年のオクラ 少しずつ感じていた異変 驚くほど簡単に抜けた苗──根がほとんどない 原因を考える──水やり?寒暖差?病気? 昨年との違いに学ぶ 苗を処分し、再出発を決意 再び園芸店へ──苗を求めて おわりに──自然と向き合う難しさと楽しさ 昨年は種から育てて収穫まで楽しめたオクラ。今年は苗を購入して育てていたが、ある日、異変に気づいた。少しずつ元気がなくなり、ついには成長が止まってしまった。様子を見ていたものの、抜いてみると、驚くほど簡単に持ち上がり、根がほとんどなくなっていた──そんな出来事の記録と、改めてオクラ栽培に向き合う気持ちを綴ってみたい。 苗を買って育て始めた今年…
初めての生姜栽培、芽が出ない…これって普通?失敗?迷いの日々
四月の初め、初めての生姜づくりに挑戦しました。まずは「芽出し作業」から。これが肝心だと、いろんな記事や本に書いてあったので、慎重に始めたつもりです。 ホームセンターで少し高価な**種生姜(たねしょうが)**を購入。発泡スチロールの箱に入れ、水はけがよくなるように底に穴もあけました。乾燥しすぎないように注意しながら、水も時々与えて。生姜は日陰を好むというので、直射日光は避け、静かな場所でじっと待っていたのですが―― 芽が、出ません。 あれから、もう一ヶ月以上が経ちました。「生姜は芽が出るまで時間がかかる」とは聞いていましたが、それにしても長すぎないか……と不安が募る毎日です。 失敗したのか?もし…
今朝も畑からたくさんのスナップえんどうを収穫しました。 今がちょうど最盛期のようで、毎朝、収穫かごがいっぱいになります。青々とした莢(さや)が手にずっしりと重く、そのままでも、軽く塩ゆでにしても、とっても甘くて美味しいです。 やっぱり、自分で育てた野菜は格別ですね。毎日お世話をしてきた分、その味わいもひとしおです。 そろそろ収穫のピークも見えてきたので、少しずつ冷凍保存もしながら、旬の味を長く楽しもうと思います。 ランキング参加中家庭菜園 ランキング参加中家庭菜園 ooioidon.hatenablog.com
先日、去年採った百日草の種を蒔いてみました。正直、種もちゃんと残っていたのかどうかもわからず、冷蔵庫の片隅に置きっぱなしだったもの。 芽なんて出ないだろうと、半分諦めながらのチャレンジです。 でも今朝、じっと土を見つめていたら……ん?これはもしや……芽?小さすぎてまだ確信は持てないけれど、そんな気がする。本当に芽だったら、嬉しいな。 半信半疑だけど、ちょっとだけ期待して見守ってみようと思います。 ランキング参加中畑・野菜のこと(果物、花などもOK)
プランターで育てた葉レタス、初めての味見 畑にも植えてはいるけれど… 玉レタスはまだ、これから まあまあの出来、でも満足 今朝、ついに初収穫。プランターにまいた葉レタスの種が、ようやく「食べてみようかな」と思えるくらいに育ってきました。 プランターで育てた葉レタス、初めての味見 朝の空気の中、葉を一枚摘んでそのまま口に。――不味くない。いや、むしろ新鮮な感じでちゃんとレタスの味がする。 葉はまだ小さめだけれど、しゃきっとしていてやさしい苦味も少し。自分で育てたからか、なんだか格別です。 畑にも植えてはいるけれど… 実はこの葉レタス、苗が少し余ったので、畑にも植えてあります。そちらは夏野菜(シシ…
「節句は節供が正しい」――暮らしに根ざす祈りのかたちを思い出す、端午の日に
◆ 菖蒲や粽のことは知らなかった ◆ 「節句は節供が正しい」と柳田國男は言った ◆ 「供える」ことの意味 ◆ 供えてから食べる――記憶の中の節供 ◆ 素人なりに思うこと ◆ いま、もう一度大切にしたい ◆ 参考にした本 季節の行事にふれるたび、子どもの頃の風景がふとよみがえることがあります。今日は端午の節供。 けれど私にとってこの日は、菖蒲や粽よりも、祖母が作ってくれた「ケセン団子」や「アクマキ」の味とともに記憶されています。 民俗学者・柳田國男は、「節句は節供が正しい」と書きました。素人なりにこの言葉にふれてみると、そこには暮らしの中の祈りや感謝のかたちが、静かに息づいているように感じられま…
とう立ちしたホウレンソウ 食べれました。 美味しかったですよ。 焼きそばの中に入れたので、ホウレンソウ自体の味は、、、? たまに茎の硬いところは、まあまあ 我慢 ooioidon.hatenablog.com ランキング参加中家庭菜園 ランキング参加中家庭菜園
【1】端午の節供と団子の記憶 【2】けせん団子の魅力──甘く香る、にっけいの風味 【3】けせんの木と私たちの暮らし 【4】失われつつある風景と味 【5】今なお愛されるけせん団子──お土産としての再会 【6】おわりに──季節と共に思い出す味 私の子ども時代、端午の節供に欠かせなかったのは、あくまき・かからん葉団子、そして「けせん団子」でした。なかでも特に心に残っているのが、けせん団子。にっけい(けせん)の葉で包まれた甘い団子の風味と、庭先にあったけせんの木の思い出が、今も春の風に乗ってよみがえります。今回は、そんな懐かしい団子とけせんの木について綴ってみたいと思います。 【1】端午の節供と団子の…
明日、5月5日は立夏。 暦の上ではもう夏の始まりなんだなぁと、なんとなく空を見上げたくなる。 庭や畑の緑が日ごとに濃くなって、風にも少しだけ夏の匂いが混じってきたような気がする。 田んぼには水が入り、田植えが始まっている。 まだカエルの声は聞こえないけれど、そろそろ鳴き始めそうな、そんな予感がする。 我が家の小さな家庭菜園でも、夏野菜の苗たちが根づいてきて、少しずつしっかりしてきた。 まだまだ頼りないけれど、毎朝見るたびに、昨日よりも少し成長しているのが嬉しい。 春のやわらかな空気のなかに、夏の気配が混ざり始めるこの時季。 季節のうつろいを、土の匂いや風の音と一緒に、ゆっくりと味わっていきたい…
とう立ちしたほうれん草、花が咲きそう…これって食べられるの?試す前の観察記録
余っていたほうれん草の種を春先にプランターにまいて育てていたのですが、気づけば真ん中から茎がぐんと伸び、花が咲きそうに…。 水や肥料は少しずつあげていたものの、ちゃんとした管理はせず、気づけばとう立ち状態。 とはいえ、葉も茎もまだ柔らかそうに見えるし、食べられそうな気もします。 今回は、「これって本当に食べられるの?」というところから、収穫前の観察記録と今後のチャレンジについて記録しておきます。 1. プランターにまいたほうれん草、その後… 2. とう立ちとは?春のほうれん草に起きる現象 3. 花が咲きそうなほうれん草は、見た目どうなってる? 4. 食べられるのか?今の状態を観察してみた 5.…
かつて田舎で行われていた端午の節供には、現代の行事とはまったく異なる、野性味と共同体の温かさがありました。 ここで紹介するのは、私自身が経験したものではなく、本で読んだ内容をもとにしたものです。 そのため、内容の解釈に誤りがある可能性もありますが、私なりに理解した範囲で記録しておきたいと思います。 ただ、その一端に触れるような記憶や、行事の名残のような体験もあり、それらが今でも心に残っています。 「おろごめ(おろ、またはおろんまえ)」と呼ばれる風習は、今でも一部地域で形を変えて残っているのではないかとも思いますが、私にはそれを知る術はありません。 以下に紹介するのは、あくまで伝え聞き、本で読ん…
5月3日は「憲法記念日」。 連休の中の一日として過ぎていくことも多いですが、ふと机の上の一冊を手に取り、静かにページをめくってみました。 憲法について、私たちはどれだけ知っているでしょうか。 日々の暮らしの中ではあまり意識することはないかもしれません。 でも、言葉を自由に発することができるのも、安心して日常を送ることができるのも、すべては社会の基本となる仕組みの上に成り立っています。 護憲とか改憲とか、そうした議論はさまざまありますが、それ以前に「今の憲法が何を定めているのか」「なぜこうした決まりがあるのか」という基本を知ることが、私たち一人ひとりに求められているのではないかと感じます。 日本…
にんにくに迫るサビ病の影──初夏の収穫に向けた、小雨の日の予防作業
【栽培の手応えと収穫への期待】 【サビ病への不安──「見たことがない」からこそ怖い】 【有機石灰でサビ病予防──小雨の中の工夫】 【まき方と注意点──やさしく、ていねいに】 【今後の観察ポイント──葉の色と質感に注目】 【収穫のときを夢見て】 【おわりに──小さな作業の積み重ねが、実を結ぶ】 家庭菜園の楽しみの一つ、それは「待つこと」。種を蒔き、芽吹きを見守り、葉が風に揺れるのを見て季節のうつろいを感じる。今、わが家の畑ではホワイト六片にんにくがすくすくと育っている。しかし、収穫まであと少しという今、頭をよぎるのは「サビ病」という病気の存在。今回は、小雨の降る日を選んで行った有機石灰の散布につ…
春の陽射しを浴びて、ひまわりもコスモスも朝顔も次々と芽を出し始めました。 小学生のころ、夏休み前に鉢に蒔いた朝顔の観察記録を思い出しながら、年齢を重ねても変わらない自然の偉大さと喜びを感じています。 いつものように早起きして庭に出ると、小さな緑の芽がそっと顔を覗かせていました。丁寧に蒔いたひまわりの種は、ぷっくりとした双葉を広げ、コスモスは細く繊細な茎を真っすぐに伸ばしています。 朝顔もようやく双葉が開き、小学校時代の観察日記をつけていた頃の胸の高鳴りが蘇ります。 あの頃は、鉢に深く土を入れて、自分だけの小さな実験場をつくることが大冒険でした。 毎日ノートに描いた葉の形、色つや、成長のスピード…
ゴールデンウィークに植えた夏野菜たち。ミニトマト、胡瓜、シシトウ、唐辛子は元気に育ち始めたのに、なぜか白オクラだけがしおれてきた…。 同じように手をかけているはずなのに、どうして? 初心者菜園家の試行錯誤が続きます。 今年の家庭菜園は、ゴールデンウィークに合わせてミニトマト、胡瓜、シシトウ、唐辛子、そして白オクラの苗を植えました。 土づくりも万全、苦土石灰をすき込み、マルチも張って、苗には風除けの行灯もしっかり設置。水やりも他の野菜と同じタイミングで行っています。 ところが、一週間が経った今、白オクラの苗だけが明らかに元気がありません。 葉が黄色くなって、枯れ始めているようにも見えます(写真を…
家庭菜園で育てていたネギが、ついに花を咲かせました。ふだんは薬味や料理の脇役として扱っているネギですが、その生命の営みには驚かされるばかりです。今回は、ネギ坊主から花が咲き、種ができ始めた様子を観察しながら、少しだけ「命」について考えてみました。 畑を見回っていたある日、ふと目に留まったのがネギ坊主でした。 丸い玉のような先端から、ぽつぽつと白い花が咲き始めていたのです。 普段は食用として抜かれてしまうことの多いネギですが、こうして花を咲かせる姿をじっくり見る機会はなかなかありません。 ネギ坊主とは、ネギが花を咲かせるために作る花序(かじょ)で、正式には「散形花序(さんけいかじょ)」と呼ばれて…
「端午の節句って“女の祭り”だった? 折口信夫の話が面白すぎた」
「端午の節供」と聞くと、まず思い浮かぶのはこいのぼり。 👩🌾女の家と“女天下”の日? 👘男が神に? 女が巫女に? 💧身を清めて神を迎える 🧍♂️形代と人形 📅5月5日でなくてもよかった? 🎏現代の端午とのつながり ✍おわりに 5月5日といえば「こどもの日」、男の子の健やかな成長を祝う行事として知られています。 けれど最近、民俗学者・折口信夫の本をパラパラと読んでいたら、「実は女の祭りだった」という、ちょっと驚きの話に出会いました。 民俗学の専門家でもなんでもない私ですが、「へぇ~」と思ったことを、素人なりに書いてみたいと思います。 あくまで読書メモのようなものなので、内容の正確さはご容赦く…
今日は水俣病啓発の日。数十年前に読んだ石牟礼道子さんの『苦海浄土』の記憶が、ふと心に浮かびました。詳しいことは何も知らない私ですが、もう一度あの本を手に取って、静かに思い返してみたいと思います。 『苦海浄土』を初めて読んだのは、もう数十年も前のことになります。当時も今も、水俣病について深く知っているわけではありません。被害にあわれた方々の思いや、現地の状況について語る資格は、私にはありません。 それでも、今日が水俣病啓発の日であると知ったとき、自然とこの本のことを思い出しました。当時感じた、言葉にできないような静かな衝撃や、胸の奥に残ったもの――それらは今も消えていない気がします。 あのときの…
庭に咲く鈴蘭と、あの教室の記憶 〜5月1日、幸福の花の日に〜
5月1日は「鈴蘭の日」。フランスではこの日に大切な人へ鈴蘭を贈る習慣があり、「幸福を運ぶ花」として親しまれています。私の庭にも、今年もまた白く可憐な鈴蘭が咲きました。この小さな花を見るたびに、子ども時代の記憶が静かに蘇ってくるのです。 鈴蘭の花、5月の風に揺れて 5月1日は「鈴蘭の日」 鈴蘭の名前と日本での姿 教室に飾られた鈴蘭の記憶 鈴蘭が運ぶ、静かな幸福 鈴蘭の花、5月の風に揺れて 私の庭の一角に、今年も鈴蘭が静かに花を咲かせてくれました。 この花が咲き始めると、ああ、今年もまたこの季節が巡ってきたのだと感じます。 白く小さなその姿は、まるで小さな鈴のようで、葉の陰にひっそりと咲いているの…
一、八十八夜とは何か? 二、「八十八夜の針タケ」と言い伝えの力 三、八十八夜はいつから暦に? 四、私の家庭菜園と「八十八夜」 五、気象予報と暦の知恵の間で 六、八十八夜の前日、畑に立って思うこと 結びに 明日、5月1日は「八十八夜」。 立春から数えて88日目にあたり、農家にとっては茶摘みや種まきなど、本格的な農作業が始まる目安の日です。 一方で「八十八夜の別れ霜」という言葉にあるように、遅霜への警戒も怠れない重要な時期。 今、家庭菜園を楽しんでいる私たちにも、自然の節目に耳を傾ける姿勢が求められているように感じます。 今日はその前日、4月30日。 改めて「八十八夜」の由来や意味を振り返りながら…
最近、車を走らせていると、道路脇の山々にふと目をやったとき、紫の花がふわっと揺れているのに気づきます。 この時期、山のあちこちで咲いているのは「藤の花」。 あまりにも綺麗だったので、思わず車を降りて、少し山の斜面に足を踏み入れてみました。 すると、目の前に現れたのは見事な藤の花のカーテン。 木々に絡みつくようにして、長く垂れ下がる花房が風に揺れています。 誰かが植えたのではなく、きっとこれは自然に育った野生の藤。 あんなにたくさんの藤をわざわざ植えるなんて、普通は無理ですしね。 新緑の中で、紫の花がふわっと浮かんで見える感じがたまりません。 その風景はまるで、山が春のドレスをまとったかのよう。…
はじめに 五月五日の意味を考える 折口信夫と端午の節句 成男戒 少年から大人への通過儀礼 印地打ち 通過儀礼としての遊び 現代に生きる「かすかな名残」 おわりに 少しずつ知っていきたい世界 【参考にした書籍】 はじめに 五月五日の意味を考える 五月五日は「端午の節句」として、こどもの日として広く知られています。柏餅や菖蒲湯、こいのぼりといった風習は、今では季節の風物詩のように親しまれています。 しかし、少し調べてみると、この日には古くからさまざまな意味や背景があったことが分かってきます。民俗学者・折口信夫(おりくち・しのぶ)の文章を読んで、私なりに感じたことをここに記してみたいと思います。 折…
【詐欺電話再び】今度は「電気料金調査センター」?〜080発の怪しい自動音声にご用心〜
また、詐欺電話。 今回は、携帯電話にかかってきた。 080から始まる番号だった。 名乗ったのは「電気料金調査センター」。 通話は自動音声で、内容は電気料金の調査への協力依頼。 「持ち家ですか? 賃貸ですか?」という質問に、ボタンで回答させようとしていた。 すぐに怪しいと感じ、即座に切断。 その後に続く質問は分からないが、何かしらの個人情報を引き出す仕掛けだったのだろう。 最近、こういう詐欺が増えていると耳にする。 変な世の中になったものだ。 ここ数年で、詐欺電話が一気に増えた気がする。 テレビのニュースでは、海外から発信されている詐欺電話についても特集されている。 おそらく、今回の電話もその手…
去年撒きそびれた朝顔の種。それでも、春の光に誘われて、いま小さな命が動き出しました。 今朝、鉢の中をのぞき込むと、そっと土を押し上げて、朝顔の芽が顔を出していました。 それは、去年撒きそびれた種。種苗メーカーの有効期限も、とっくに過ぎていました。 けれども、そんなことには負けず、あたたかな春に応えるように、命は静かに動き始めていたのです。 今朝、目にできたのは、たった一本の芽。けれど、信じています。ほかの鉢からも、路地にまいた種からも、きっと芽吹いてくれると。 これから毎朝、鉢の中をのぞくのが楽しみになりました。小学校のころを思い出します。ひとり一鉢、朝顔を育てて、夏休みには家へ持ち帰り、毎日…
【一】大阪で営まれた葬儀 【二】「いっぺ こっぺ 飲めよ」と焼酎を注ぐ手 【三】「いっぺ こっぺ」とは 【四】鹿児島の心、大阪で感じた家族の絆 【五】これからの自分へ 【六】おわりに 先日、大阪で行われた親戚のおじさんの葬儀に参列しました。そこで私は、驚き、そして胸打たれる光景に出会いました。鹿児島出身の故人を送る最後のひとときに響いた言葉――「いっぺ こっぺ 飲めよ」。故郷を18歳で離れた私にとっても、あらためて鹿児島の温かさを思い出させてくれる場面でした。この記事では、その時感じたこと、考えたことを、記録として残したいと思います。 【一】大阪で営まれた葬儀 先日、大阪で親戚のおじさんの葬儀…
懐かしき鹿児島の端午の節句菓子「あくまき」──竹の皮に包まれたふるさとの味
1. 端午の節句が近づくと思い出すもの 2. あくまきとの出会い──子ども時代の思い出 3. あくまき作り──竹の皮を取りに行く子どもの役目 4. あくまきの作り方と灰汁(あく)の意味 5. あくまきの食べ方いろいろ──きな粉と砂糖、醤油派も 6. あくまきは保存食だった──西南戦争とあくまき 7. 今はもう、送られてこないけれど 8. あくまきが教えてくれる、ふるさとの温もり もうすぐ端午の節句。 この時期になると、ふと懐かしく思い出すのが鹿児島の郷土菓子「あくまき」です。 子どもの頃はあまり好きではなかったはずなのに、大人になった今では、あの独特の食感と素朴な味わいが、かけがえのない思い出…
一時間半の冒険 無事でよかった これから まとめ 少しの油断から、猫が家を飛び出してしまいました。不安な気持ちで待つこと一時間半──ようやく、無事に帰ってきました。 一時間半の冒険 先ほど、愛猫が無事に帰宅しました。 扉の隙間から出てしまい、どこへ行ったのかと心配でたまらない時間でしたが、約一時間半後、自分からふらりと戻ってきました。 いつものようにすまして歩く姿に、思わず笑ってしまいました。 無事でよかった 脱走中は、「どこかで迷子になっていないか」「怖い思いをしていないか」そんな心配ばかりが頭をよぎりました。 けれど、元気な顔を見た瞬間、すべて吹き飛びました。 たった一時間半でしたが、私に…
猫が逃げた朝 臆病な彼が選んだもの たくさんの思い出 自由と責任と、ほんの少しの寂しさ 帰ってきたら、何も言わない 空っぽの空間 きっと、大丈夫 扉の隙間から、臆病な愛猫がふらりと外へ出てしまいました。あれだけ可愛がったのに──という寂しさと、それでも自由を選んだ彼の気持ちを想像しながら、今はただ静かに、帰りを待っています。 猫が逃げた朝 気づいたときには、家の扉がわずかに開いていた。 胸の奥が、すっと冷たくなる。 彼──私の大切な猫──の姿が、どこにもない。 また、日のあたる場所で日向ぼっこでもしているのだろう。最初はそんなふうに、気楽に考えていた。 けれど、家の中を探しても、庭を探しても、…
綺麗に咲いていた黄色のチューリップも、あっという間に散ってしまいました。写真には、花が散り、茎だけが残ったチューリップが写っています。 「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」林芙美子の言葉がふと心に浮かびました。 ほんのわずかな間でしたが、黄色いチューリップは私の心を明るく照らしてくれました。 花の命に、心から感謝します。 花の落ちたチューリップ ooioidon.hatenablog.com ランキング参加中畑・野菜のこと(果物、花などもOK)
少し体調を崩していたうちの猫。 暖かくなって、すっかり元気に。 涙も引いて、食欲も戻り、 食欲旺盛 今日は走り回って日向ぼっこ。 安心しました。 日向ぼっこ ooioidon.hatenablog.com ooioidon.hatenablog.com ランキング参加中韓国語を勉強する!
庭先に吊るしたハンギングプランターに植えたレタスが、ぐんぐん大きくなってきました。 ついこの前まで、小さな苗だったのに、今では立派な葉を広げています。 これはもう、食べ頃なのではないかと思うほどの成長ぶり。 写真を見ても分かる通り、葉の色もとてもきれいな緑色で、ツヤツヤしています。 実は、同時に普通のプランターにもレタスを植えていたのですが、比べてみると、ハンギングプランターのほうが成長が早いように感じます。 なぜだろう? 水はけが良いのか、風通しがいいのか、日当たりの違いか。 もしかしたら、吊るしてあることで、下からの湿気や冷気を受けにくいのかもしれません。 普通のプランターに植えたレタスた…
ゴールデンウィークと田植えの始まり 子供の頃の田植えの思い出 米不足と米価高騰の影 秋の新米に期待して ゴールデンウィークが始まりました。私が住んでいる地方では、この時期に田植えが本格化します。家の前をトラクターが行き交い、田植え作業に励む人たちの様子を見ると、季節の移ろいを感じます。そんな中、今年も話題になっている米不足について、思うところを綴ってみました。 ゴールデンウィークと田植えの始まり 今日からゴールデンウィーク。この連休に合わせて、私の住んでいる地方では田植えが始まります。 現在は、専業農家が少なくなり、サラリーマンの仕事をしながら農業を続けている兼業農家が多い地域です。そのため、…
【冷蔵庫の奥からこんにちは】 【どれが種?見分けがつかない】 【蒔いてみた――芽が出たらラッキー】 【百日草はコンパニオンプランツとしても優秀】 【気長に、植物と向き合う時間】 【おわりに――また季節がめぐる】 去年、ホームセンターで購入して育てた百日草。 可愛い花が長く咲いてくれて、夏の庭を明るく彩ってくれました。 その種を採って、冷蔵庫にしまっていたのですが、すっかり存在を忘れていました。 ふとした拍子に冷蔵庫の奥でビニール袋に入った種を発見! 「これは蒔いてみるしかない!」と、種まきを決行。 今回は、そんな発見から始まったちょっとした植物との対話を記録してみます。 去年の百日草(ジニア)…
畑で出会う、たんぽぽの綿毛と夏野菜たち ――今日の作業と自然の美しさに想うこと――
1. 夏野菜の植え付けと、今日の作業 2. 反省と小さな気づき 3. 綿毛に心を奪われて 4. 自然が教えてくれること 朝から畑に出て、夏野菜の苗を植え付けた。防虫ネットを張り、苗には行燈をかける。ふと、たんぽぽの綿毛が風に揺れる姿に目を奪われ、自然の営みに心打たれた。畑にいると、思いがけない「綺麗」と出会える。その一つ一つが、心をやさしく包み込んでくれるようだった。 1. 夏野菜の植え付けと、今日の作業 今日は、朝から畑に出て夏野菜の苗の植え付け作業を行った。 今年育てるのは、ミニトマト、胡瓜(きゅうり)、シシトウ、唐辛子、ピーマン、そしてオクラ。 どれも育て甲斐のある、楽しみな作物ばかりだ…
朝の畑で見つけた小さな恵み〜スナップエンドウの収穫が始まりました〜
春の畑に、うれしい収穫の兆し。最近、スナップエンドウが実をつけ始め、毎朝の畑の見回りが楽しみになっています。
マイナンバーカード更新に行ってみたら「アナログ行政」の現実にぶち当たった話
マイナンバーカード更新、意外とアナログ 書類2枚、これって必要? 暗証番号は4箇所!複雑すぎる登録 役場の人間模様:若手が奔走、先輩は静観 役場という文化?それとも例外? 行政ってこういうもんかもしれない おわりに 電子化社会とかデジタル庁とか言うけど、現場はまだまだ紙とハンコと人力。 そんな現実を体感したのが、マイナンバーカードの更新手続きでした。 今日はその手続きで感じたモヤモヤや気づき、そして役場の現場で見た光景を記録しておきたいと思います。 ちょっと愚痴も入りますが、これも一つの地域社会のリアルということで。 マイナンバーカード更新、意外とアナログ 本日、役場でマイナンバーカードの更新…
「国税局からの電話?」と一瞬身構えた朝 〜詐欺と日常のすきま〜
朝にかかってきた一本の電話 自動音声に仕込まれた“違和感” 「番号を押す」とどうなるのか 田舎だからといって安心はできない 脅しの時代から“静かな誘導”の時代へ 過去にも受けた、警察を名乗る電話 騙されないために、いくつかの心構え まとめ 〜 詐欺と日常は紙一重 〜 今朝、少しばかり驚くような電話がかかってきました。「国税局からの案内です」という自動音声。何事かと思って一瞬耳を傾けてしまったのですが、すぐに「これは最近よく聞く詐欺の手口ではないか?」と気づきました。 内容は脅迫的ではなく、むしろ冷静な口調で、淡々と「納税に関して確認があります」「このまま担当者と話すには番号を押してください」と…
その後のうちの猫 ~食欲が戻らない日々と、そっと見守る飼い主の想い~
前回の記事のおさらい 帰宅後の猫の様子 食欲が戻らない…日々の観察 猫ミルクとやわらかご飯で応急対応 気になる涙と鼻詰まり 飼い主として今できること 小さな命に寄り添うということ まとめ:焦らず、静かに見守っていく 前回の記事「うちの猫、病院へ行く!~大騒動の半日と、その後の意外な展開~」では、我が家の愛猫の体調不良と動物病院での大騒動について綴りました。 診断は「猫風邪の疑い」とされ、大事には至らなかったものの、あれから数日が経った今も、どうも本調子ではないようです。 食欲は戻らず、涙目や鼻詰まりのような症状も続いており、心配は募るばかり。 今回は、そんな現在の愛猫の様子と、それを見守る飼い…
今日は妻を病院へ。といっても、大したことではなく、ちょっとした通院。 私は送り届けて、そのまま駐車場へ。案の定というか、やっぱりというか……ほぼ満車。「多いなあー」って、思わずつぶやく。 空きを探してぐるっと一周。ようやく見つけた隅っこの1台分に車を止めると、フロントガラスにぽつり、ぽつりと雨の粒が落ちてきた。 春のやわらかい雨。ワイパーを動かすほどでもないけれど、しっとりとした静けさが漂う。 車の中から病院の出入り口をぼんやり眺めていると、傘を差しながらゆっくり歩く人、付き添われている人、車いすを押す人――それぞれに事情があり、苦労があるんだろうな、とふと思う。 そんな中で、不意に思い出した…
じゃがいも畑のその後。連作障害ってほんとにあるの?ナス科夏野菜との付き合い方を考える
去年たくさん植えたじゃがいも。収穫も上々で「来年も!」と意気込んでいたら、ふと気づいた。トマトも、ピーマンも、ナスも…みんなナス科。えっ、これって連作障害とかいうやつに引っかかるの?でもそんなに気にしないでいいって話も聞くし…家庭菜園って、どこまで気をつけるべきなの?今年は悩みながら、そして少しの実験心で、ナス科とのお付き合いを考えてみます。 目次 去年のじゃがいも畑、その後 ナス科、ナス科、ナス科… 連作障害ってなんだろう? 家庭菜園レベルで連作障害をどう考える? 今年はあえて植えてみる、という選択肢 まとめ:畑との対話を楽しもう 去年のじゃがいも畑、その後 去年、じゃがいもをたくさん植えま…
夏野菜の準備スタート!肥料、畝立て、マルチングまで一気に作業
今日は夏野菜の準備として、畑作業を一日。肥料をまいて、畝を立てて、マルチまで張ってきました。不器用ながらも何とか形にはなった…つもり?植え付けまでもう一息、少しずつ進めていきます。 目次 肥料はざっくり。化成+ちょこっと有機 畝づくりって、思ったより難しい 黒マルチ張り、完成…だけど? 次は苗の選定。ゴールデンウィークに向けて 肥料はざっくり。化成+ちょこっと有機 肥料についてはまだまだ勉強中。とりあえず、ホームセンターで買った「化成肥料(8-8-8)」を中心にまきました。 それに、ちょこっと鶏ふんと油かすも足してみました。「少なかったらあとで足せばいいや」くらいの、ゆるい感じで。 完璧を目指…
夏野菜の準備、着々と進んでいます。土づくりはひと通り終えたけれど、肝心の肥料はまだ。ゴールデンウィークに苗を植える予定なので、そろそろ肥料も入れておかないと、ですね。 今日は畑の土をちょっといじっていたら、土の中からミミズが数匹。おお、びっくり……と思いつつ、「ミミズって土に良いの?悪いの?どっち?」と、ふと疑問に。 調べてみたら、基本的にミミズは土にとって“良い存在”だそう。土を耕しながら、有機物を分解して、栄養たっぷりのフンまで残してくれるとか。空気も通りやすくなって、根の育ちにもいい影響があるらしい。 でも、多すぎるのは「だめ」とか? 見かけたのはほんの数匹だったので、これはむしろ嬉しい…
うちの猫、病院へ行く!~大騒動の半日と、その後の意外な展開~【今朝の出来事】
今朝、うちの愛猫の元気がないことに気づき、動物病院へ連れて行くことになりました。 普段は甘えん坊で遊び好きな猫なのですが、ここ最近は食欲もなく、目からは涙が…。高齢ということもあり心配になり、車で病院へ向かったのですが、その車中での大騒ぎといったら! まるでこの世の終わりかのような鳴き声に、飼い主である私も心が痛みました。 病院での診断は意外なものでしたが、その後の猫の様子はさらに驚きの展開を見せたのです。 今回は、そんな猫と飼い主、両者にとって忘れられない今朝の出来事を綴ります。 今朝、愛猫の様子がおかしいと気づいたのは、朝食の準備をしていた時でした。 いつものようにカリカリを準備しても、全…
1. 本の中の枝垂れ桜 2. お寺に枝垂れ桜が多いのはなぜ? 3. 枝垂れ桜と祈りの時間 4. 風景の記憶としての桜 5. 桜の下で思い出すこと 【まとめ】 春になると、あちこちで桜が咲き始め、まちの風景が一気に明るくなります。中でも、枝を垂らして咲く「枝垂れ桜」には、ほかの桜とは違う雰囲気があります。お寺の境内や、昔からの祈りの場所でよく見かけるのも印象的です。 なぜ枝垂れ桜はそういった場所に植えられることが多いのか。何か意味があるのか、それとも偶然なのか。ふとした読書の中で目にした言葉をきっかけに、枝垂れ桜について考えてみました。 1. 本の中の枝垂れ桜 ある日、柳田國男の本を読んでいたと…
春の陽光を浴びて、紫陽花の葉が鮮やかな緑色に変わりました。 昨年の梅雨に美しい花を咲かせた後、秋から春にかけて全く手入れも水やりもしていません。 それにも関わらず、今年もまた花を咲かせる準備を始めているようです。 自然の力強さと美しさに、改めて心を奪われる瞬間です。
【早すぎた夏の音色】南部鉄器の風鈴が奏でる、貧乏を忘れさせる涼と風情 - 空を舞うトンボの囁き -
1.早すぎる夏の到来と室温30℃の現実 3.春の風に揺れる、トンボのささやきのような音色 4.扇風機、クーラーはまだ早いという選択 5.静けさの中に映える、トンボの舞と風の調べ 6.空を舞うトンボの愛らしさと、風鈴の音色がもたらす安らぎ 7.結び - 夏の訪れを告げる風鈴の音色 - 暦の上ではまだ春ですが、ここ若狭地方では、早くも夏の気配が漂い始めています。 昼間は夏日となる日もあり、室内は30℃近くまで上昇することも。 そんな暑さを紛らわせてくれるのが、わが家の夏の風物詩、大切にしている南部鉄器の風鈴です。 鮮やかな緑色のトンボが空を舞うような愛らしいその姿と、春の風に揺られて奏でる涼やかな…
穀雨の頃、春雨に誘われて畑を耕す ― 家庭菜園の季節がやってきた
二十四節気のひとつ「穀雨」は、春の最後の節気。この頃は春のやわらかな雨が田畑を潤し、種まきに最適な季節とされています。私はといえば、少し早めに畑の準備を始めていましたが、この節気を迎えると、いよいよ野菜作りのスイッチが入ったような気がします。 穀雨 今日は「穀雨(こくう)」。旧暦三月、辰の月の中の中気にあたり、新暦ではおおよそ四月二十日頃にあたります。 「穀雨」とはその名の通り、穀物を潤す春の雨という意味。この時期になると、しとしとと静かに降る春雨が多くなり、大地をやわらかく湿らせ、これから種をまく田畑にとっては恵みの雨となります。 春の季節を締めくくる、最後の節気。穀雨が過ぎれば、暦の上では…
庭の片隅で目を引いた「紅葉」 調べてみると「野村紅葉(ノムラモミジ)」という名前が なぜ今、興味を持ったのだろう? 春に紅葉が見られる贅沢 自然とともに、ゆっくり歩く日々 おわりに 秋にしか見られないと思っていた紅葉が、春の庭に広がっていた。以前からそこにあったのに、見過ごしてきた風景。植物に興味を持ちはじめた今だからこそ気づけたこの赤い景色。春に紅葉を楽しめる「野村紅葉(ノムラモミジ)」との出会いが、わたしの中に小さな驚きと感動をもたらしてくれた――。 庭の片隅で目を引いた「紅葉」 ある春の日、ふと庭を見渡すと、目を引くような鮮やかな赤い葉が一面に広がっていた。思わず「え、もう紅葉?」とつぶ…
春の畑に広がる赤い予感 〜初めてのクリムゾンクローバー栽培記〜
1. きっかけは空いた畑のスペース 2. クリムゾンクローバーの魅力と選んだ理由 3. 春の訪れとともに背丈がぐんぐん伸びる 4. 赤い蕾の兆しに気づいた朝 5. 花が咲けば赤く染まる畑に 6. 畑に咲く、心の栄養 7. 赤く染まる日を楽しみに 昨年の秋、畑の空いたスペースに蒔いたクリムゾンクローバー。冬を越え、春の暖かさとともに背丈を伸ばし、今、赤みがかった蕾が姿を現しました。美しい花を咲かせると言われるこの植物が、どんな風景を畑にもたらしてくれるのか——。初めてのクローバー栽培に込めた思いと、日々の気づきを記録しておこうと思います。 1. きっかけは空いた畑のスペース 畑という場所は、収穫…
1. 春の畑に現れた小さな番人 2. 畑の季節は虫たちのシーズンへ 3. 自然の中の「ちっぽけな一つ」 4. 家庭菜園は「自然と暮らす」こと おわりに スナップエンドウの茎に巣を張る一匹の蜘蛛。 暖かさとともに増えてきた虫たちの気配。 畑はまるで小さな生態系のように日々変化していく。 夏野菜の植え付けを控えた春の朝に出会ったこの光景は、 私に“自然とともに生きる”という家庭菜園の本質を静かに教えてくれました。 1. 春の畑に現れた小さな番人 スナップエンドウの茎に、ピンと足を伸ばして構える一匹の蜘蛛を見つけました。 どうやら、茎と花の間に目立たぬように巣を張って、獲物が引っかかるのをじっと待っ…
やっと見つけた、スナップエンドウの小さな実 — 初めての栽培にほっと一息
1. 朝の畑で見つけた小さな変化 2. 見えていなかっただけ?自然のたくましさ 3. ヤキモキしていた日々 4. 小さな実が教えてくれたこと 5. これからの期待と、次のステップ 6. 初めての経験だからこそ残したい記録 家庭菜園でスナップエンドウの栽培に初めて挑戦中。 花は咲いたのに、なかなか実がつかず、不安になっていた日々。 今朝、畑を見回っていると、小さなスナップエンドウの実をついに発見しました。 ほんのわずかですが、確かにそこに「成長」がありました。 初めての経験だからこその迷い、ヤキモキした気持ち、そして喜び。 そんな小さな感動の記録を、ここに残しておきたいと思います。 1. 朝の畑…
今日は朝から畑の牡丹が見事に咲き誇っていました。ピンク色の花びらが陽ざしを受けて、ふんわりと光っているようで、とても綺麗です。 毎年この時期になると咲いてくれる牡丹ですが、今年はひときわ華やか。畑の片隅に立って、まるで「今年もよろしく」と挨拶してくれているようにも思えます。 春の花はたくさんありますが、やはり牡丹の存在感は格別ですね。ほんのひとときの贅沢な景色、見逃さないように毎日眺めていたいと思います。 ooioidon.hatenablog.com ランキング参加中畑・野菜のこと(果物、花などもOK)
毎年ふとした瞬間に姿を現す牡丹の花。誰が植えたのかも分からないけれど、そこに咲いてくれるだけで嬉しい。
春の日差しを受けて、ひまわりの種から双葉が現れました。毎日の気温の変化とともに、植物の成長に心を動かされています。
数日前に植えた試供品のコスモス 昨日までは、芽がどこにあるの? って感じだっだが、今朝見ると芽が、だいぶ大きくなっている。 昨日、25℃まで気温上昇した影響か? 今日も暖かいので、まだまだ大きくなりそうで楽しみ。 ooioidon.hatenablog.com ランキング参加中畑・野菜のこと(果物、花などもOK)
三日前、満を持してコスモスの種をまきました。いや、正確には「よし、撒くか」と急に思い立ってパラパラッと蒔いたわけですが、それが本日、めでたく発芽を迎えました!(拍手)👏 コスモスの芽 といっても、肉眼での確認はほぼ修行。朝の光に目を細め、腰をかがめて5分──ようやく「あっ……いた……?」とつぶやくレベルの小ささです。あれか?いや違うか?いや、あれだ!という自問自答を3ターンくらい繰り返し、最終的に「芽認定」しました。 それにしても、この時期の芽って本当にかわいいですね。まるで「えっ、今出て大丈夫?寒くない?」ってキョロキョロしてる子どもみたい。まだ双葉の形にもなりきっておらず、「名もなき緑の点…
今朝、ふと鉢の中をのぞいてみたら、小さな桜草がひょっこりと顔をのぞかせていました。 去年咲いていたあの花が、今年もまた姿を見せてくれたのです。 その可憐な姿に、少し心がほどけた朝でした。
畑の隅に放ったらかしにしていたネギが、気づけば立派な「ネギ帽子」をつけていた。これまであまり気にしたことのなかったネギの花と種。今回はその姿に心を動かされ、あえて「種を採る」という新たな挑戦を考えてみた。 畑の隅っこに植えていたネギ。冬の間に何度か薬味として収穫したものの、それ以外は特に手をかけず、ほとんど放任状態だった。 春になって「ずいぶん大きくなってきたな」とは思っていたが、ある日ふと見ると、ネギの先に見慣れない丸いものが。まるで帽子をかぶっているようなその姿。そう、「ネギ帽子」だ。 なんとも可愛らしい名前だが、要するにこれはネギの花芽、つまり「つぼみ」のこと。やがてこれが開いて、花を咲…
藪の中に咲く 可憐さとたくましさ 春を告げる黄色 たんぽぽに重ねる思い 綿毛に託す命 たんぽぽに学ぶこと また、春に会える 畑の片隅、藪のなかにふと見つけた黄色い花。それは、どこにでもあるようなたんぽぽだった。しかし、その姿は決して“どこにでもある”ものではなかった。春の陽ざしを浴びながら咲くその一輪に、心が揺れた。今回は、そんなたんぽぽから感じたことを綴ってみたい。 藪の中に咲く 畑の隅に、ぽつりと藪がある。草が生い茂り、人の手もほとんど入らない場所。雑草といわれるものたちが自由に生い伸び、そこには小さな自然の営みが広がっている。 その藪のなかで、ふと目に留まった。黄色い小さな花。たんぽぽで…
4月8日に蒔いたひまわりの種が、ついに今日、可愛い芽を出しました。寒の戻りにやきもきしていましたが、春の陽気とともに嬉しい知らせが!小さな命の息吹を感じた一日です。 今日はぐっと暖かくなり、最高気温も16℃まで上がる予報。そんな春らしい陽気のなか、ふとビニールハウスをのぞいてみると…… なんと、蒔いてからちょうど一週間のひまわりが発芽しているではありませんか! この数日間は寒の戻りがあり、気温も低めで「もう少しかかるかな」と思っていたのですが、ひまわりはしっかりと自分のタイミングで芽を出してくれました。小さな白い芽が土の間から顔をのぞかせる様子は、何とも言えず愛おしいものです。 やっぱりビニー…
ボンタンアメ、まさかの100周年。福井で出会った鹿児島の味に思いがこみ上げる
■ 福井新聞に載っていた「ボンタンアメ100周年記念缶」 ■ 鹿児島の味に、福井で再会するという不思議 ■ 「懐かしい」は、人生の宝物 ■ 見かけたら、また買いたい。できれば記念缶を 結びに 新聞を開いて、ふと目に止まった小さな記事に、思わず二度見しました。「ボンタンアメ100周年記念缶、発売」ーー。まさか、福井の新聞で、鹿児島の味と再会するとは。しかも、100年。そんなに長いあいだ、あのやさしい甘さは、誰かの暮らしの中にあったんだと思うと、胸がいっぱいになりました。私にとってボンタンアメは、子どものころのささやかなごちそう。貧しかったけれど、たまに手に入ると嬉しくて、大事に大事に食べていたあ…
郵便局員がやってきた──「利率がいいので死亡保険を」と勧められて思ったこと
■ いきなりの訪問「死亡保険に入りませんか?」 ■ 保険って、そんなに必要か? ■ 勧誘の裏側も、わからなくはないけれど… ■ もう保険なんていらない ■ 「今を生きる」ための選択をしたい まとめ 今日、自宅に郵便局の職員さんが訪ねてきた。定期預金の満期に伴う案内か何かだろうと思って玄関に出たら、開口一番こう言われた。「今、利率がいいので、このお金で死亡保険に入りませんか?」……思わず、絶句してしまった。いや、こちらとしては定期が満期になったから、どう使おうかと考えていたところで、まさか「保険」の勧誘が来るとは。今さら保険? もうそんなの必要ない。いや、できれば今払ってる保険すら解約したいぐら…
春の楽しみ、はじめてのコスモス栽培 ~種まきから花咲く日まで~
コスモスの種ってどんな形? 早咲きタイプ「コスモスミックス」 撒いたあとは軽く覆土して水やり 芽が出るまではドキドキの毎日 芽が出たらどうする? 初めての花づくり、勉強しながら育てます 花が咲いたら、また報告します 【まとめ】 今年の春、思いがけず「コスモスミックス」という花の種を手に入れました。 可愛らしいピンクや白、赤など色とりどりの花が咲くというミックス種。 コスモスといえば秋の風物詩という印象ですが、品種によっては春まきでも育つそうです。これまで花の栽培にはあまり手を出してこなかった私ですが、せっかくのご縁。 試供品の種とはいえ、どんな花が咲くか分からないワクワク感と共に、初めてのコス…
【1.庭に咲き始めたツツジたち】 【2.ツツジという花に寄せる思い】 【3.ツツジと共にある春】 【4.季節のリズムと共に暮らす】 締めの言葉: 春が来るたび、私は庭に咲くツツジの花を眺めながら、幼い頃に見た山の風景を思い出します。 九州の山々に自然と咲いていたツツジの群れ。 今は庭に数本のツツジしかありませんが、それでも春の空気に包まれるたび、心のどこかがふと温かくなります。 今回は、私が植えたツツジたちと、その背後にある思い出を綴ってみようと思います。
【家庭菜園ブログ】春の畑しごと日和 ~夏野菜の準備とひと休みの思索~
■ ゴールデンウィークに向けて始動 ■ 耕して見えてくる「春の顔」 ■ 綺麗になった畑でひと休み ■ 土づくりは段階を追って ■ 汗とともに春のリズム まとめ:畑仕事は「暮らしのリズム」 今日は春らしい陽気に恵まれ、畑仕事にはうってつけの一日。 ゴールデンウィークに植える予定の夏野菜に向けて、土づくりの第一歩として苦土石灰を撒き、畑を耕しました。 作業の合間にふと手を止め、去年の畑の記憶をたどりながら、何をどこに植えるか、思索にふけるひととき――。 汗ばむほどの気温のなか、自然と向き合う時間の心地よさに包まれながら、畑と語る春の一日を綴ります。 ■ ゴールデンウィークに向けて始動 春の暖かさが…
我が家にやって来てから早くも15年。 すっかりおじいちゃん猫になりましたが、まだまだ元気いっぱい。 春の訪れとともに、最近ではコタツからも顔を出して、活動的な姿を見せてくれるようになりました。 そんな日々に癒される、猫との暮らしの一コマをご紹介します。 気づけば、我が家にきてもう15年。長いようであっという間でしたが、年月を重ねるごとに愛おしさも増していきます。 最近は顔まわりの毛に白さが目立ち、動きものんびり。 でも、その仕草一つひとつが、とても愛しく感じられます。 寒い間はずっとこたつの中でぬくぬくと過ごしていましたが、春の陽気に誘われて、最近はテーブルの上に上がっておやつをもらったり、椅…
能登半島地震、あれから1年以上 万博は「未来を見せる装置」? それとも現実逃避? 私は、静かに見送ります 未来とは、今を支えることから始まる 2025年4月13日。大阪・関西万博が華々しく開幕しました。会場は夢洲という人工島。半年間にわたり、「いのち輝く未来社会のデザイン」という壮大なテーマを掲げて、日本中・世界中からの来場を見込んでいるそうです。 でも、私は行きません。というか、正直に言うと、行く気になれません。 その理由のひとつが、**今この国が抱えている“もう一つの現実”**にあります。 能登半島地震、あれから1年以上 2024年元日に発生した能登半島地震。もう1年と数ヶ月が経ちました。…
日本語じゃないお経?」―真言宗の法事で出会った、不思議な響き
親戚の法事に参加する機会があった。 宗派は真言宗。 実は私は仏教や作法に詳しいわけではなく、当日も手探り状態だった。 しかし、読経が始まるとある“違和感”が。 日本語ではない、不思議な言葉が耳に飛び込んできたのだ。 それは何語? なぜそんなお経を? 今日は、そんなちょっとした気づきと発見の話を記しておきたい。 今日は、親戚の法事に参加してきた。宗派は「真言宗」。 正直に言うと、私はこの宗派の作法についてほとんど何も知らない。 普段から仏事に接する機会が多いわけでもなく、こうした場に出ると、毎回どこか緊張してしまう。 手の合わせ方、お焼香の順番、立ち振る舞い…何を取っても自信がないのが正直なとこ…
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