このブログでは、私の畑での日常や、日々の暮らしの中の感じたことなどを発信していきます。定年退職後の生活で、家庭菜園の楽しさや、地域の魅力など、様々な情報を共有できればと思っています。
2025年6月
リスボンレモンの苗にようやく出てきた新葉。その柔らかい若葉が、忽然と消えていた。朝露に濡れる葉を見てうっとりしていたのに…どうしてこうなった。 春に植えたばかりのリスボンレモン。毎朝の水やりのたびに、少しずつ成長していく姿が可愛らしくて、毎日観察するのが楽しみだった。 今朝も、「さて、どれだけ育ったかな?」とワクワクしながら様子を見にいったのだが…異変に気づく。葉っぱが、ない。正確に言うと、「新しく出てきた柔らかい葉っぱだけが、きれいに消えている」。 あれ?風で飛んだ?いや、そんなわけはない。 よく見ると、いました。堂々と。茎の陰に、丸々と太った緑色の芋虫。犯行現場で現行犯。まさにムシャムシャ…
虫食いの葉っぱをひょいと裏返したら、そこに咲いていたのは、黄色い白オクラの花。去年も見たあの花が、今年もまた姿を見せてくれた。実ができるまでもうすぐ――畑の夏が静かに始まりました。 今朝、いつものように畑を見て回っていたら、白オクラの葉っぱに虫食いの跡。気になって葉の裏をのぞいてみた。そこにいたのは、虫ではなく――咲きかけの、黄色いオクラの花だった。 去年、何度も見た花。薄黄色の花びら、中心に向かって淡く色が濃くなるその姿。ああ、これだ。ハイビスカスのようで、でもちゃんとオクラの顔をしている。 満開ではないけれど、間違いようのないあの花。ほかにも蕾があちこちにできていて、数日中には次々に咲き出…
青い葉っぱの誘惑 ― ツルムラサキ成長日記 雨続きの畑で、静かに伸びていたツルムラサキが、ぐいっと成長。
名前に“ムラサキ”とあるけれど、うちのは“青”タイプ。 葉っぱの色も鮮やかで、観賞用にしたくなるほど。 さて、どう育てて、どう食べようか? このところの雨で、畑のツルムラサキがぐんぐん伸びてきた。しとしと続く梅雨の雨、気温も上がってきて、ツルムラサキには最適なコンディションなのかもしれない。気がつくと、葉っぱはもう食べ頃サイズ。 これはそろそろ…収穫、いけるんじゃない? 「ツルムラサキ」――名前からして紫色のイメージだけど、育ててみると、私のはどうやら“青いタイプ”。茎も青くて、葉も深い青緑色。 これがなかなか綺麗で、見てるだけでも楽しい。どうやら品種には“赤茎”と“青茎”があるらしく、うちの…
茄子の葉に小さな虫。 テントウムシか、テントウムシダマシか。 益虫か害虫か。 アブラムシを食べてくれるのか、それとも葉をかじるのか。 ナスの葉をじっと見つめながら虫とにらめっこ。 手で潰すにはあまりに小さく、罪悪感がわくほど丸っこい。 今日のところは見逃してやるか…と呟いて、結局そのままに。 一晩寝かして、明日また考えることにした。 ランキング参加中家庭菜園 ランキング参加中家庭菜園
【1】気合の摘心作業、順調だったはずが 【2】悲劇、起こる 【3】なぜか前向きな素人魂 【4】反省点、わんさか出てくる 【5】失敗は笑いと経験と たった3本の胡瓜に、熱い情熱を注いでいた私。しかし、気合が空回りしたある日の出来事――それは「やっちまった」の一言で始まった。 【1】気合の摘心作業、順調だったはずが 今日は曇り。雨も降りそうにない絶好の作業日和。よし、胡瓜の小蔓の摘心だ、と軍手をはめて畑に向かう。 我が家の胡瓜はたった3本。だが、その3本に全力を注いできた。「今年こそは大収穫!」の気合もたっぷり。 小蔓、小蔓…どれもよく育っていて見分けがつかない。それでも慎重に、でもリズムよく、チ…
我が家の猫は、なぜか私のスリッパに恋をした。よりによって、それ? 猫ってもっと繊細な嗅覚を持っているはずなんだけどなぁ。 うちの猫、最近のマイブームは――私のスリッパ。 誰もが遠慮しがちな使用済みのそれに、頭をうずめ、恍惚の表情で眠りに落ちる。 しかも両足分きっちりキープして独占。どんなアロマがそこに? 「臭くないの?」と聞きたいのはこちら。 「最高だニャ」と返されそうで怖い。 家の猫、どうやら変わり者。でも、ちょっとだけうらやましい。 そんなにも安心できる場所が、この世にあるなんて。
梅雨の晴れ間に、畑へ。草の匂いと、蝉の鳴き声と、汗と土の混ざるこの季節。今朝も夏野菜が、静かに確かに、成長の声をあげていました。 今朝の収穫は、空芯菜、トマト、そして胡瓜。空芯菜は、背丈が30センチを超えてきたので摘心を実施。ちょんと切ったその先の新芽たち、今季初の味見としていただくことに。 空芯菜って、さっと湯掻いて、軽く炒めるのが美味しいらしい。それなら、今年植えた自家製のにんにくと唐辛子を合わせてみようか。油と燃料以外はぜんぶ自家製。なんて贅沢な食卓なんだろう。 トマトも赤くなってきた。ミニトマトが数個。大玉トマトもあるにはあるが、なぜかサイズはミニのまま。完熟してしまったので「えいっ」…
一回目に植えた白オクラは、残念ながら定植後に枯れてしまった。土が合わなかったのか、水の管理が甘かったのか──原因はよくわからない。でも、落ち込んでいても畑は待ってくれない。 そこで二度目の挑戦。苗を買い直して、今度こそと願いながら植えた。そして今日。畑をのぞいてみると、葉っぱに隠れるようにして、主茎と葉の間から蕾が出ているのを発見。 ああ、咲くんだ。この蕾はやがて花を開き、白く美しいオクラの実となってくれるはず。今月末か、来月の初めには、念願の初白オクラの収穫ができるかもしれない。 葉には虫食いも多いけれど、それでも手のひらほどに広がり、日に日に成長しているのが目に見えてわかる。七月に入れば梅…
去年はうまくいかなかった茄子栽培。今年は少し遅めのスタートだったけれど、一番花が咲いた。それだけで、ちょっと嬉しい。 にんにくを掘り上げた後の畝に、六月初め、三本の茄子を植えた。このあたりでは、少し遅めの定植だったので、正直うまく育つか心配だった。 それでも、今日その一本に小さな一番花が咲いた。濃い紫の可憐な花。目立たないけれど、畑の中で確かな存在感を放っている。他の二本も、もう少しで咲きそうな気配。すこしずつ夏の準備が進んでいる。 実は今回の苗、数が少なく、選べるほどの種類はなかった。それでも、どうしても接木苗にこだわりたかった。去年の失敗があったからこそ、少しでも病気に強く、元気に育つ可能…
知人から小さな枇杷をいただいた。名を「滿山枇杷」と呼ぶらしいが、固有の品種名というよりは、古い在来の呼び名のようだ。口に含むと、ふいに遠い昔の記憶が蘇る。 知り合いから枇杷をもらう。この枇杷は、「滿山枇杷」とか? 詳しくは知らない。小さな丸い枇杷で、昔からこの地方にあったものらしい。 「滿山枇杷」という名前は、固有の品種名というよりも、在来種や古くから自生していた枇杷を指す俗称のようだ。食べてみると、果肉は薄めで、種は大きい。けれど、何とも言えない懐かしい味がした。幼いころに庭の隅で食べた枇杷の味と似ている。 スーパーなどで売られている立派な品種と比べて、特別甘いわけでもジューシーなわけでもな…
梅雨とは思えぬ快晴の朝。庭に咲いた一輪の朝顔に、小学生の頃のような気持ちがよみがえった。 今日も天気が良い。梅雨中だとは全く思えないような良い天気である。 庭や畑の植物たちも、日照りで大変な一日になるであろう。朝早く起き、庭や畑に水やりをする。 畑には特に異常なし。順調に成長している。 庭を見れば、紫の花が目に飛び込んでくる。朝顔である。 昨日まで全くそんな感じではなかったのに。いや、私の観察不足である。多分、数日前から蕾が出て来ていたはずである。 見事な紫の花が咲いている。他の朝顔もよく観察すると、脇芽などが出て来ている。 今夏初めての朝顔の開花。今後どんどんと咲き出すであろう。 朝早く起き…
毎年やってくるツバメたち。今年も我が家の軒先に巣を作り、ヒナがすくすく育ってきました。巣の中でちょこんと顔を出す姿に、日々の成長を感じながら、そろそろかなと心がそわそわ。いよいよ巣立ちが近づいてきた小さな命にエールを送りつつ、今の姿を記録しておきます。 我が家の軒下に、今年もツバメがやってきた。毎年のようにやってくる燕たち。「今年も来たなあ」と思いつつも、その姿を見ると嬉しくなる。 あっという間に巣を作り、卵を温め、雛がかえった。それからはもう、日々の変化が目に見えるほど。ピーピーと鳴きながら親鳥に餌をねだる小さな雛たち。巣の中に身を縮めていたのが、最近はだんだんと体を外に出すようになってきた…
梅雨はまだ明けていないというのに、まるで真夏のような暑さ。畑に出れば照りつける日差し、汗ばむ朝の作業。日照りが続いているが、夏野菜はなんとか元気に育っている。そんな中、気がかりなのは挿し木したバジルの様子——。 今日も朝から強い日差しが照りつけていた。 まだ梅雨は明けていないはずだが、ここ数日はまるで真夏のような天気が続いている。 雲も少なく、じりじりと焼けるような陽射し。 庭に出れば、草のにおいが乾いた空気に混じって鼻をかすめる。 朝の気温はそこまで高くはないが、動き出せばすぐに汗がにじむ。 午前六時過ぎ、畑に出て、いつものように夏野菜の様子を確認する。 まだ薄暗さの残る時間だが、畑の土はす…
ジメジメとした空の下、支柱を突き抜ける胡瓜の力強さに、ちょっと感動した朝。今年こそ、小蔓・孫蔓を上手に仕立てて収穫を増やしたい。今はそのスタートラインに立ったところ――。 今日は、暑い。 部屋の温度計は、30℃を指している。 天気はどんよりしていて、雨が降りそうで降らない。 天気予報では、32℃まで上がるとか。 なんとも暑苦しい天気だ。 たぶん、湿度も相当高いのだろう。 畑を見れば、胡瓜が支柱を突き抜けて、大きく成長している。 雨が降らないうちにと思い、胡瓜の頂上部の摘心を行った。 3本植えた胡瓜の苗から、これまでに収穫できたのは、親蔓から出た胡瓜が3本だけ。 この摘心で小蔓がたくさん出てくる…
割れたって、かわいいミニトマト──初収穫の嬉しさとちょっとした戸惑い
家庭菜園初心者の私が、今年も挑んでいる夏野菜。ついに待望の「ミニトマト初収穫」を迎えました!…が、なぜか形が違う?しかも実が割れてる!?そんな「育ててわかる」喜びと発見を、記録しておきます。 待ちに待った、ミニトマトの初収穫。赤く色づいた実を見つけた瞬間、「やった!」と心の中で小さくガッツポーズ。 収穫できたのは、たったの3個。でも、初めて実った我が家のトマト、やっぱり嬉しいものです。 …と思ったのも束の間。よく見ると、3つとも見事にひび割れている。 「水は控えてたんだけどなぁ」と首をひねりつつ思い当たったのが、ここ数日の雨。ずっと乾いていた土が、一気に水分を吸ったせいかもしれません。 ミニト…
まだ梅雨だけど、うちのひまわりが空気を読まない。 夏を先取りしたがるタイプのようです。 今日、庭のひまわりが咲き始めました。 梅雨のさなか、しとしと降る雨と、ねっとりした湿気の中で、 急に「パーン!」と開くあの黄色。 おいおい、梅雨はまだ終わってないぞ。 紫陽花がまだがんばってるぞ。 セミもまだ黙ってるぞ。 でも、そんな季節外れの登場が、ちょっと面白い。 たぶん本人(?)は、「そろそろ太陽も来るっしょ?」みたいなノリなんだと思います。 天気予報によると、明日からまた暑くなるらしい。 気温が30度近くなる日もちらほら。 ……あ、もしかしてこのひまわり、天気予報見てた? ということで、 今年の夏は…
ピーマン・シシトウ・マリーゴールド 畑の三角関係、夏の始まり
野菜の成長にはドラマがある。ある日ふと見れば、花が咲き、実がなり、誰より目立っているのは……脇役のあの花? 畑に出てみると、ピーマンとシシトウがやたらご機嫌な様子だった。 あの地味だった茎と葉っぱが、気づけばシュッと伸びて、てっぺんに小さな白い花を咲かせている。まるで「ほら、ついに花咲かせましたよ」と言わんばかりだ。やけに得意げである。 しかも、よく見たらもう実がついてる。小さくて、まだ青くて、ちょっと恥ずかしそうにぶら下がっているけれど、確かにピーマンとシシトウだ。春に植えたときにはひ弱そうだったくせに、しれっと夏の準備に入ってる。こっちはまだ梅雨明けしてないのに。 さて、そんな二人の間に割…
はじめて育てる野菜、空芯菜。名前は知っていたけれど、どうやら食べたことはなさそう。それでも、土に種をまき、水に育まれた緑が元気にのびていくのを見るのは、なんとも嬉しい。 空芯菜。 名前は聞いたことがあった。 でも、実際にどんな味だったか…と言われると、まったく思い出せない。 もしかすると中華料理か何かに入っていて、気づかぬうちに食べていたのかもしれないけれど、自分で調理したことも、積極的に選んで食べたこともたぶんない。 ましてや、自分で育てるなんて、今年が初めてだ。 一ヶ月前、興味本位で種をまいた。 畝にマルチを敷き、小さな穴に丁寧に種を落とした。 最初は頼りなさそうな細い芽だったのに、ここ数…
雨上がりの庭で、赤い紫陽花と目が合った。なんだか励まされた気がして、思わず頷いてしまった話。 梅雨のジメジメ、心もどんよりしがちな午後。ふと外に出てみたら、赤い紫陽花が満開だった。しかもやたらと元気。なんだそのドヤ顔。 「元気出せよ」って言ってるような気がして、なぜか紫陽花に励まされてしまった。 …人に言われても響かないのに、花には効くってなんでだろう。ありがとう、梅雨のカウンセラー。今年も立派なセラピー、助かってます。 ランキング参加中雑談
小指ほどの青唐辛子、試しに1本収穫。ま、青いうちはそこまで辛くなかろう。生でパクリ。うん、シャキッとして青くささが爽やか。新鮮さが口いっぱいに…ん?んん?あああ……来た。遅れて来た。確実に来た。辛さ、遅刻して登場。ジンジンと粘って広がる!笑ってた口が真顔に。でもちょっと、癖になる。唐辛子、恐ろしい子……。 ランキング参加中家庭菜園 ランキング参加中家庭菜園
玉にならなかったレタスの話 〜家庭菜園一年生の失敗から学んだこと〜
【1】はじめてのレタス栽培、期待と計画 【2】葉レタスは大豊作、でも… 【3】玉レタスは玉にならず 【4】反省とこれからの栽培 【5】最後に 春に植えた玉レタスは、ついに一玉も結球しませんでした。葉レタスは豊作だっただけに、その対比は少し寂しくもありました。それでも、やってみなければわからないことばかり。今回は、そんな私の“玉にならなかったレタス”の顛末を、反省とともに綴ります。 【1】はじめてのレタス栽培、期待と計画 今年の春、私は家庭菜園でレタス栽培に挑戦することにしました。 野菜作りはまだまだ初心者。それでも何か育ててみたいという気持ちが湧いてきて、種を買いに行ったのです。 選んだのは、…
巣から落ちた燕の子を戻してから6日。あれから何も変わらず、ただ静かに待つ命の姿に、心が揺れる。親鳥が運んでくる餌を今か今かと待つ小さな命たちの、その一瞬一瞬が愛おしい。 巣から落ちた燕の子を、恐る恐る巣に戻してから今日で6日が経った。あの日から、巣の中に変わった様子は何も見えない。ずっと巣の中にいるのだろうか。 しかし、巣の中を覗くことはできない。親鳥が警戒し、子どもたちが驚いてしまうかもしれないからだ。 今日、久しぶりに巣を覗く機会があった。すると、4匹の燕の子たちが顔をのぞかせていた。落ちたあの子がその中にいるのかは分からない。みんな同じ姿をしていて、誰が誰やら判別できない。 もしかしたら…
夏に実る希望──唐辛子・ピーマン・ししとう、今年の挑戦と成長記録
去年はうまく育たなかった夏野菜たち。でも、失敗を糧に学び、土を整え、剪定を覚え、今年は畑でリベンジ中。青々と茂る葉の間に、小さな実がぷっくりとぶら下がる姿に、育てる楽しさを感じています。唐辛子、ピーマン、ししとう。それぞれの苗に目を配りながら、今年の夏を心待ちにしています。 唐辛子の苗に、小さな実がつきました。まるで小指ほどの細さと長さ。まだ青くて柔らかそうなその実が、風に揺れているのを見つけたとき、思わず「おおっ」と声が漏れてしまいました。 花もいくつも咲いています。白く小さな花が、節々にいくつも咲いて、実をつけようとしています。このぶんなら、ひと株からかなりの数が収穫できそうです。 今のと…
試供品のコスモスの種を何気なく蒔いたら、思いがけず小さな花が咲きました。咲き始めた淡い花に、静かに心を奪われています。 コスモスの小さなかわいい花が咲きました。まだ一部だけですが、蕾もたくさん顔を出し始めています。 コスモスは何もしないと大きく育ちすぎるので、この段階で摘心をしています。その摘心から逃れた一部のコスモスに、先んじて蕾がつき、ぽつぽつと咲き始めました。 とても小さくて可愛い花です。このコスモスの種は、自分で選んだものではありません。どこかでもらった試供品だったと思います。袋には「ミックス」と書いてあったような記憶があります。 摘心した茎から脇芽が出て、花が咲くのはもう少し先になり…
ゴールデンウィークに植えたミニトマトが、やっと赤くなってきた。一段目の実が、少しずつ、じわじわと、色を変えていく。天気はぐずつきがち。気温もまだ高くない。それでも季節は進み、トマトは応えてくれる。畑の小さな変化が、こんなにも嬉しい。 ゴールデンウィークに植えたミニトマトが、ついに色づき始めた。約一ヶ月と少し。待ちに待った赤。 まだ一段目の数個だけだけれど、緑だった実が黄色に、オレンジに、やがて赤く変わっていく様子は、見ていて飽きない。 この若狭の地も、とうとう梅雨入りした。雨が続き、日照は少なめ。気温も思ったほど上がらない。どうやら色づくスピードも、ゆっくりらしい。 それでも、ゆっくりでいい。…
入梅――空の気まぐれに耳を澄ます日 今日は「入梅(にゅうばい)」。 暦の上で梅雨入りを迎えるこの日。私の住んでいる地方でも、昨日、気象庁から「梅雨入り」が発表されました。今日も、雨は強くないものの、降ったり止んだりと、まるで気まぐれな猫のような空模様が続いています。窓を開ければ、しっとりとした湿気が室内に入り込み、空気の色まで少し灰がかって見えるような気さえします。 けれど畑を見に行けば、土がやわらかくなり、植えたばかりの夏野菜たちがどこか嬉しそうに葉を広げていました。トマトもキュウリもピーマンも、まるで「これを待ってたんだ」と言いたげに、しっかりと雨を受けとめています。雨はやっぱり、恵みなん…
ついに私の住む地方も梅雨入り。平年よりも一日早いとのこと。畑や庭の植物たちは、しっとりとした雨に生き生きとし始めました。一方で、各地で大雨による被害の知らせも聞こえ、不安な思いも抱えます。この季節の始まりに感じたことを綴ります。 今朝、気象情報で私の住む地方が梅雨入りしたと伝えられました。平年より一日早い梅雨入りとのことです。 九州から中国、四国地方にかけて梅雨前線がのびており、その影響でこちらも朝から雨模様となりました。 とはいえ、今のところ雨量はそれほどでもなく、しっとりとした静かな雨が降り続いています。 畑の野菜たちには、ちょうどよい具合の雨です。 まさに「恵みの雨」といってよいでしょう…
にんにくの跡地にナス3本、どうなる?——梅雨入り直前の畑日記
にんにくを掘った後の空白に、ナスを3本植えてみた。タイミングも苗も天気も、どうも「ベスト」ではないけれど、それでも野良仕事は続く。満足のいかなかった去年のリベンジに向けて、再スタートを切った。 先日、にんにくの収穫がようやく終わった。掘り起こした後の畑にポッカリ空いたスペース。このまま草だらけにしておくのも、どうにももったいない。 でも、もう6月も中旬。「この時期から植えられる野菜なんてあるのか?」と、まずはそこから調べる。どうやら、ナスは今からでも植えられるらしい。しかも、にんにくの跡地でも大きな障りはないという。少し安心。 ナスは去年も育ててみた。一応、家族で食べるくらいは収穫できたけれど…
去年の残り物の種から、今年の主役が顔を出した。夏の花といえば、やっぱりこれ。うちの小さな畑に、腰の高さのひまわりが夏ののれんをくぐって現れました。さて、この先どうなる? 気づいたら、蕾が黄色くほころび始めていた。あれよあれよという間に、花びらがくるんと巻いて、ひまわりの「こんにちは」が始まった。 まだ腰の高さ。だけど、どっしりとした存在感。これ、去年のあの「使いきれなかった種」です。あきらめずに土にまいた自分、グッジョブ。 説明書には、「1メートル以上に育ちます」と書かれていた。今のところは、背伸びした子どもって感じだけど、これからグングンと成長して、夏の主役になってくれるに違いない。 ひまわ…
生姜よ…植えて何日や?腐ったの一個、動かぬの一個、青い芽ちら見せ二個。焦らすねぇ~私の育て方が恋愛と一緒で重いのか?
トマトの点検中、足元でガサッ!蛇!? と飛びのいたら、堂々たる殿様ガエル。びっくりさせるなよ…。でも夏野菜の茂る畑が、君には心地よい遊び場か。驚きと安堵の昼下がり。 ランキング参加中雑談
毎年ツバメがやってくる、我が家の軒下。その姿に季節の訪れを感じながら、巣作りや子育てを見守っていた。しかし、今年はちょっとした異変が起きた。巣から落ちた、一羽の小さな雛。その命を前に、私ができたこと、感じたことを綴ってみる。 我が家の軒下には、毎年ツバメが巣を作る。 今年も変わらずやってきて、せっせと泥と草を運び、巣を完成させた。 微笑ましくその姿を見ていたある日、地面に何かが動いているのが目に入った。 最初は、大きな虫でも這っているのかと思った。 けれどよく見ると、それはまだ毛も生えそろっていない、小さなツバメの雛だった。 あまりに無防備で、あまりに弱々しく、思わず大きな声を上げてしまった。…
ピーマン🫑、初めての「こんにちは」。 葉陰からそっと顔を出した、小さな緑の戦士。 まだ名もなきこの実が、どんな味になるのか—— 育てるって、ちょっとドラマだ。
今年も収穫したにんにくを天日干しして、洗濯棒に吊るして乾燥スタート。が、しかし…! 結びが甘かったのか、数時間後にはすでに「落ちそうなやつ」続出。なんだか「俺たちゃ吊るされ族か…」とでも言いたげな表情で揺れている。※実際は無言です。 どうやら、乾燥が進むと茎が痩せて紐がゆるみやすくなるらしい。最初の結び方、大事。超大事。農的教訓、ここにあり。 このまま日陰で風通しのいい場所に吊るして、約一ヶ月ほど乾燥予定。しっかり乾けば、長期保存も夢じゃない。 どうか誰も落ちませんように。 (とりあえず下に段ボール敷きました) ランキング参加中家庭菜園 ランキング参加中家庭菜園
にんにく収穫、そのタイミングは難しい 一歩踏み出す「試し掘り」 思い切って全収穫、その結果は…? 大きさに驚き、数に戸惑う 収穫してみて気づいたこと 保存方法、これからが本番 来年への反省とささやかな決意 にんにく収穫、そのタイミングは難しい にんにくの収穫時期って、ほんとうに難しい。「今日か?まだか?」と毎朝、畑の様子を見ながら迷う日々。 来週から雨予報。そう、雨が続くと畑がぬかるみ、収穫どころじゃなくなる。天気と相談しながらも、もし機を逃せば、にんにくが成長しすぎてしまうかもしれない。 すでに2週間ほど前からにんにくの芽も出始めていて、葉もだんだんと枯れてきていた。 一歩踏み出す「試し掘り…
カラスにやられたと思っていた燕の巣に、今朝ふいに小さな口ばしが並んでいた。無事だったか、よかったな。親の影が軒をかすめて飛ぶ。風が少し優しくなった気がする。
今期初収穫】 胡瓜、一本だけど…立派。 まっすぐ育った姿に思わず「お見事!」と声をかけた朝。 畑の静けさの中で、たった一本の胡瓜が主役になる瞬間があるなんて。 野菜との付き合いって、こういう小さな感動の積み重ねなんだなぁ。
朝の静けさを切り裂くのは雉の鳴き声——のはずが、今朝は違った。鳴かぬ雉は道を渡る。そして、ちょっとだけ私の一日を晴れやかにした。 今朝のこと。 早朝、まだ空気がひんやりしている時間帯に、ふらりと外に出た。 すると、近所の畑のあたりに、なにやら動くものが。 目を凝らして見ると、それはなんと——雉。 あの「キジも鳴かずば撃たれまい」の雉である。 川の方から道路を横切って、悠々と畑の方へ向かっていく。 びくともせず、まるで「ここは自分の縄張りですけど、なにか?」とでも言いたげな足取りで。 私が立って見ているというのに、警戒心ゼロ。 人間を恐れる気配もなく、ただただマイペースに畑へ進んでいく。 思わず…
今日から六月。空きスペースに、ツルムラサキの苗を4本だけ植えた。少し土が固く、水はけも悪い場所だけれど、まあ、いいかと。家庭菜園との距離感について、最近ちょっと思うこと。 つるむらさき 六月一日。 朝はひんやりとした空気。布団から出るのが少し惜しくなるくらい。 昼近くになって、ようやく陽が差してくる。地面に落ちる影が、濃くなってきた。 そんな昼下がり、畑の空いていたスペースにツルムラサキの苗を4本、そっと植えてみた。 空いているところは、土がちょっと固い。水をかけても、なかなか染み込まない感じ。 でもまあ、これでいいか、と思った。 正直なところ、4本全部育ったら、食べきれない気もする。ぬるっと…
麦秋(ばくしゅう)という季節がある。初夏の光を浴びて、黄金の麦が揺れる。秋は実りの象徴。ならばこれは、初夏に訪れるもうひとつの“秋”。日本の自然は、言葉までも豊かにしてくれる。 ランキング参加中地域
ゴールデンウィークに植えた夏野菜たち。その中で、先陣を切ったのは、きゅうり。肌寒さが残る6月のはじまり、太陽を恋しがっているのは、きっと人間だけじゃない。 夏野菜の第一号が、そろそろ収穫を迎えそうです。 ゴールデンウィーク頃に植えた苗の中で、一番成長が早かったのが、やっぱり胡瓜(きゅうり)。 今朝見てみたら、15cmほどに育っていて、もう立派な姿。「もうちょっとで採れるかな?」と心の中でつぶやきながら、様子を見守っています。 ミニトマトも実をつけ始めてはいるものの、まだ色づいていません。ピーマン、唐辛子、ししとうは、やっと花が咲き始めたところ。 今年はやっぱり、きゅうりが一番乗りになりそうです…
ガレージセールの出会いはきみのためだったのかもね。 置いたとたんに、するりと入って丸くなって、動かない。 狭い場所が、きみにとっての宇宙。安心とぬくもりの、ちいさな星。 そんな顔で見つめられたら、買ってきたわたしも、しあわせ。 ランキング参加中雑談
2025年6月
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