山口県で唯一、檜垣裕志コーチから指導を受けられるサッカースクール。月1回、プロになるために必要なことを学べます。
教育の現場では、テストで点が取れる子が「できる子」と思われがちです。でも本当に将来伸びていくのは、物事を抽象的にとらえる力=視点の高い学び方ができる子です。 たとえば、漢字の書き取りをしているとしましょう。視点が低い子は、「この字はこう書く」と一字一字を丸暗記しようとします。でも、視点が高い子は、「この部首が共通してるな」「この形はあの漢字と似てる」とパターンや構造を見つけて覚えます。 これはちょうど、100個の鍵を一つ一つ試して扉を開けようとする人と、鍵穴の形を観察して「おそらくこのタイプの鍵が合う」と見当をつけて試す人の違いです。前者は時間もエネルギーも浪費しますが、後者は構造を理解して応…
分野を超えて話が通じる人には、ある共通点があります。それは、「共通点を見つけ出す力」です。でも、この共通点というのは、近くに寄ってじっと見ていてもなかなか見えません。全体を俯瞰して見たときに、初めて「ああ、ここは似ているな」「これは根っこが同じだ」と気づくことができるのです。 たとえば、地上に立って迷路の中を歩いているとき、目の前の壁しか見えません。どっちに行けばゴールに近づけるのかもわかりません。でも、ドローンのように上空から見れば、全体の構造が見渡せて、共通するルートや抜け道も見えてきます。 このように、部分から全体を想像したり、全体から部分を捉えたりする能力は「ゲシュタルト能力」と呼ばれ…
現代は情報があふれ、誰もが「わかった気」になれる時代だ。だが、本当に理性的な人間は、「わからないもの」にこそ慎重になる。感情に任せて動くのか、理性で対処するのか。その姿勢が、人生の分かれ道を決める。 SNSを見渡せば、誰かの発言に即座に噛みつき、感情をぶつけ合う光景が日常的に広がっている。だが、その多くは、よく調べもせず、真意も汲み取らず、ただ「わからない」という不安や怒りを、感情のまま吐き出しているに過ぎない。 感情に支配される人間は、未知のものに過剰反応する。「知らない」「理解できない」――本来であれば、そこで一度立ち止まるべきなのに、自らの無知を恥じるどころか、それを怒りや拒絶として他者…
子どもが何か間違ったことをしたとき、つい「まだ小さいから」「かわいそうだから」と見過ごしてしまうこと、ありませんか? その行為、一見すると「優しさ」のように見えます。でも実は、子どもが自分の誤りに気づく機会を奪い、かえって成長の芽を摘んでしまっているかもしれません。 何でも許すという行為は、一見すると優しさのように見えます。しかし実際には、相手の無明(真理に対する無知)を助長し、自らの命をすり減らす行為になりかねないのです。 本当の優しさとは、相手がより良く生きられるように導く力です。 子どもが自分の行動を振り返り、「これは良くなかった」と気づいて行動を改めていくなら、それは“智慧のある許し”…
「やる気が出ないから、まだ始められないんです…」 子どもでも大人でも、よく聞く言葉ですよね。でも実は、その考え方こそが“やる気”を遠ざけてしまっているかもしれません。 本当のやる気とは、「気分」から生まれるものではありません。やる気は、行動の結果として後からついてくるものです。 ■ “やる気が出たらやる”は永遠に来ない 気分任せで動こうとすると、いつまでたってもスタートが切れません。なぜなら、気分というのは常に揺れ動くから。 たとえば、勉強しようと思ったけど、なんとなく気が乗らない。運動しようと思ったけど、今日はちょっとだるい。——そんな日は、年中あります。 でも、逆の経験はありませんか? 「…
「やる気が出ないから動けないんです」よく聞く言葉です。でも、本当は逆なんです。 やる気っていうのは、“動いたあと”に生まれてくるもの。最初からやる気が満ちあふれている人なんて、そうそういません。むしろ、「なんとなくやってみた」からこそ、「少しできた」「ちょっと面白かった」「もう少しやってみようかな」…そんなふうに、やる気は“後から”ついてくるんです。 にもかかわらず、多くの人が「やる気が出たら始めよう」と考えてしまう。でも、その時点でスタートラインにも立てていないんですよね。それじゃ、いつまで経っても現実は変わらない。 よく、問い合わせだけして結局来ない人がいます。理由はきっと、「もう少し気持…
プロサッカー選手になれるのは、ほんの一握り。これは誰もが知る現実です。どれだけ努力しても、環境が整っていても、すべての子がその舞台に立てるわけではありません。 でも、私はこう考えています。「本気で取り組んだ経験は、将来、必ず子どもの力になる」と。 アカデミーでは、たとえプロにならなくても、「最大限にうまくなる」ことを目的としています。その過程で、子どもたちは「継続する力」「壁を乗り越える力」「自分を律する力」を身につけていきます。 こうした力は、サッカーだけのものではありません。むしろ本当の意味で活きてくるのは、子どもが将来、親元を離れたときでしょう。 ひとりで生活し、困難にぶつかり、それでも…
育成年代で足が速い、体が大きい、力が強い——こうした身体的な優位性を活かして活躍しているお子さんを見ると、「この子は才能がある!」と感じるかもしれません。もちろん、それ自体は素晴らしいことです。ただ、保護者の皆さんにぜひ知っておいていただきたいのは、「身体能力だけでは限界が来る」という現実です。 実際に、ジュニア年代でバリバリ活躍していた子が、高校生になって突然伸び悩むというケースは少なくありません。なぜか?それは、技術や判断力、プレーの理解といった「見えづらい土台」が育っていないからです。 身体能力は年齢と共に周りも伸びてきます。中学生や高校生になれば、相手も速く、強くなってきます。そうなる…
子どもにご褒美をあげるとき、つい「テストで何点とったら」「大会で勝ったら」など“結果”に対して与えてしまいがちです。でも、そればかりだと子どもはこう思ってしまいます。 「頑張るってつらいこと。我慢して、成果が出たときだけ報われるもの」 これでは、勉強やトレーニングが“苦行”のように感じられてしまい、肝心な「あと一歩」の頑張りが続かなくなるんです。 多くの大人は、結果が出たときにだけご褒美を与えがちですが、それでは子どもは「結果を出さないと価値がない」「努力しても報われないならやる意味がない」と考えるようになってしまいます。これは特に、真面目で頑張り屋な子ほど心をすり減らしてしまう危険があります…
情報過多の時代に必要なのは、問いを立てる力。 あふれるノウハウに流されない、判断の軸。
情報があふれる時代において、教育の本質は知識の伝達ではなく、問いを立て、思想を掘り起こす力を養うことにある。 今は、情報に簡単にアクセスできる時代です。だからこそ大切になるのが、「問いを立てる力」です。誰かが言っていたから、ネットに書いてあったから、ではなく、その情報が本当に自分の子どもにとって必要なのかを見極める「判断の軸」が求められます。 教育とは、本来、知識を詰め込むことではありません。子どもの中にある「考える力」や「感じる心」、つまりその子だけの「思想」を引き出す営みです。 サッカーの指導も、まったく同じです。型にはめて動かす指導ではなく、気づきを与え、自分で考え、決断して動く力を育て…
それでも私は、必要なことは伝え続けています。今は届いていないかもしれない。でも、いつか本気になったその瞬間に、「あの時の言葉」が意味を持つこともある。だからこそ、伝えることをやめるわけにはいきません。 日々のトレーニングで感じたこと、プロの試合を観て気づいたこと、彼らにとって本当に必要だと思うトレーニングや考え方――それらを惜しまず伝えています。届いているかどうかは分からない。でも、私の役目は「伝わったかどうか」ではなく、「伝えること」そのものだと思っています。 今はまだ響かなくても、種を蒔き続ける。その種がいつ芽を出すかは誰にも分からないけれど、信じてまき続けるしかないんです。それが指導者の…
「こういうトレーニングを積み重ねれば必ず上手くなる」「この考え方を持てるかどうかが成長の分かれ道になる」そんなふうに伝えても、結局やらない選手や、受け入れようとしないご家庭というのは一定数います。 もちろん、それはそれで構わないと思っています。人にはそれぞれのタイミングがありますし、「まだそこまでの覚悟はない」「今は優先順位が別にある」ということなのかもしれません。必要だと本当に思えば、必ず自分から動くようになります。逆に、いくら周囲が良かれと思って無理にやらせたところで、本人の中に火が灯っていなければ、結局はどこかで辞めてしまうんです。 だから私は、「やらせること」よりも、「気づかせること」…
伸びる選手には共通点があります。それは「距離が遠いから」「忙しいから」「今日は疲れてるから」なんて理由で自分に甘えず、どんな状況でもトレーニングに来るまたは自分でトレーニングをするということです。強くなりたい、上手くなりたいという気持ちが、本気だから行動に出るんです。 調子というのは“乗る”ものではありません。本当に結果を出す選手は、日々の積み重ねの中で自分のコンディションを“自分の意志で上げていく”ことができる人です。 だからこそ、環境や気分に流されず、自分を律してトレーニングに来るその姿勢が、最終的に他との差をつけるんです。
こどもの日 「子どもの自由」は本当に自由か?理想に呑まれる親たち
最近、子育てに関してこんな声をよく聞きます。 「子どもがやりたいことを尊重してあげたい」「怒ったり叱ったりはしたくない。自由に伸び伸び育ってほしい」「嫌なことを無理にやらせるのはかわいそう」 一見とても優しそうな言葉に聞こえます。ですが――それがそのまま、子どもを本当に自由にしているのか?今回はこの問いを、「革新主義」と「保守主義」という思想的背景から紐解きます。 【子どもの自由を最優先する子育てとは?】 「叱らない」「無理にやらせない」「好きにさせる」。 こうした子育て方針は、昨今の教育や家庭の中で広まりつつあります。確かに、子どもの主体性や感情を尊重することは大切です。しかし、その結果――…
知識じゃ解決できない。本物を身につけたいなら「プロから学べ」
「知ってる」だけでは、問題は解決できません。何かに本気で取り組んだことがある人なら、誰でも一度は痛感したはずです。 結局、必要なのは知識ではなく“知恵”。その知恵は、自分で考え、何度も試して、失敗して、また挑戦する――そんな試行錯誤の中からしか生まれません。 でも、だからこそ言いたいんです。最短で本物の知恵を身につけたいなら、プロから学ぶべきだと。 プロというのは、数え切れないほどの失敗と成功を繰り返してきた人たち。その蓄積された経験を“借りる”ことができるのが、プロに教わる最大の価値です。 自分一人で回り道するより、すでに地図を持っている人に教えてもらった方が早い。 ただ言われたとおりにやる…
アカデミー一筋でやっている選手達のプレーを見て、「うちの子には難しい」「一人で続けるなんて無理」って言う親が多いです。うちの場合は、自分の選択に迷いはなかったので、今でも継続してやっています。目の前に上手くなるトレーニング、実際に上手くなっている先輩がいるのに、実に勿体ない選択をする家庭がすごく多い。 「無理」という言葉は、一見すると現実的で慎重な判断のように聞こえるかもしれません。しかし、その言葉を発した瞬間に、思考は停止し、可能性の扉は閉ざされてしまいます。 子どもが何かに挑戦しようとする場面で、大人が「それは無理だ」と言えば、子どもは挑戦する前から諦めてしまいます。「うちの子には継続は無…
「余計なお世話かもしれないけれど」と心の中で前置きをしながら、目の前の子どもたちを見て、ふと思う。本当にこの子たちは、大人になって仕事をし、家族を守れる人になれるのだろうか――と。 最近、子どもたちを取り巻く環境は、やさしく、甘く、居心地のいいものに満たされている。楽しいことだけを選び、嫌なことは無理にしなくてもいい。自分の気持ちを最優先して生きればいい。 けれど社会とは、そんなに甘いものではない。 義務を果たし、責任を背負い、誰かを守るためには、「自分が嫌でも、やらなければならないこと」に向き合う力が絶対に必要だ。 今、目の前にいる子どもたちは、その力を本当に育めているのだろうか。 そんな不…
「やめること」自体が悪いんじゃなくて、ちゃんと悩んで、考えて、それでもやめると決断したのか、それが一番大事なんですよね。 最近はSNSとかで「や〜めた!」みたいなノリで離脱するのが美徳みたいに扱われることも多くて…でもそれって、ただ面倒なことから逃げただけだったり、本質に向き合う前に投げ出してるだけだったりするケースも多い。 本当に悩んで、自分の中で納得して、「これはもう自分の道じゃない」と腹落ちしてやめるなら、それはむしろかっこいい。そういう人は次に進む覚悟も持ってるから、強い。 逆に、ノリとか感情の波だけで「もう無理〜」って言ってる人は、また同じ壁にぶつかったとき、きっとまた同じことを繰り…
この国の多くの選手たちは、まず「両足を使えるようにしよう」と指導されます。私自身もそうでしたし、指導者としてのキャリアをスタートしたときも、同じように両足練習を前提としていました。 でも、昔から海外サッカーを見るのが好きだった私は、いつもこう思っていました。「なんで海外の選手と、うちの選手は違うんだろう?」と。 そんな疑問を抱きながら指導を続ける中で、「利き足を中心に鍛えるトレーニング」に出会い、「あ、これか」と深く納得しました。以来、自分の中で確信を持って今の指導スタイルを選んでいます。 たとえば、Aという練習とBという練習があって、両方やってみたうえで「Aの方が良かった」と感じたなら、Aを…
かつての私は、いわゆる「選別する側」に立っていました。誰を選び、誰を落とすのか。限られた時間とリソースの中で、より良い選手を、より結果を出せそうなメンバーを――そんな視点で子どもたちと向き合っていた時期があります。 でも、ある時ふと疑問を感じたんです。「サッカー人口を増やしたい」と言いながら、自分がしているのはその真逆じゃないか?と。 選ばれなかった子たちは、サッカーを諦めてしまう。好きだった気持ちに蓋をして、遠ざかってしまう。そうして、サッカーというスポーツから人が減っていく―― 本当にそれでいいのか? 今、私は思います。サッカーを続けたいと思ってくれる子どもが一人でも増えることが、地域や日…
「ガチの試合を経験させたい」って親のセリフ、よく聞きますけど、裏を返せば「今やってることは本気じゃない」ってことですよね。でも、本当に強くなる選手って、普段のトレーニングから“ガチ”なんですよ。 普段からダラダラやってる選手が、いきなり「大会だからガチで行こう!」なんて無理な話です。本気を出すことに慣れてないんだから。 ガチの試合を求める前に、「この子は日々のトレーニングをどれだけ本気で取り組めているか?」「一つ一つのプレーにどれだけ意味を込めてやってるか?」ここを見つめ直さないといけない。 そして、子どもが本気になれない理由がもし環境や指導にあるなら、それは我々大人の責任かもしれません。 結…
「上手くなり続けることは難しい。」──何かをやってる人なら誰でも感じることですよね。最初は伸びる。でも、途中から一気に伸び悩む。むしろ、頑張ってるのに結果が出ない時間のほうが長いかもしれない。それでも続けなきゃいけないのが、「本当に上手くなりたい人」の宿命。 「ルーティンでやっていいのはプロだけ。」──ルーティンって一見良さそうに見えるけど、そこに甘えてしまうと成長が止まるんですよね。プロは、確かな技術があるから意味がある。でも、まだプロじゃない人がそれを真似しても「やってるつもり」になるだけ。だから、常に思考して、自分を疑って、成長の余地を探し続ける必要がある。アマチュアのルーティンは、未完…
確実に上手くなれるトレーニングというのは、実はそう多くはありません。そして、その「本物のトレーニング」は、すぐに結果が出るものではなく、時間と根気が必要になります。だからこそ、途中で不安になったり、他の「もっと楽そうに見える方法」に目移りしてしまうこともあるでしょう。 でも、それをグッとこらえて、「今やっていることを信じて、続けさせる」ことこそが、親の大きな役目なんですよね。 子ども自身が「続けられない」って言い出すのは当たり前で、むしろ自然な反応です。努力が形にならないうちは面白くないし、他人と比べて落ち込むことだってある。でも、そこで親まで一緒になって「他のやり方を探す?」なんて言い始めた…
「リフティングなんて意味がない」「試合で使えないし、時間のムダだ」そんなふうに言う人、沢山います。だけど、それって実は—— “意味があるまでやってないだけ”。 リフティングって、最初のうちは確かに“ただ落とさない練習”にしか見えないかもしれません。でも、それを繰り返していくと、いつの間にかボールコントロールが変わってくる。足の感覚、バランス、体幹、集中力…あらゆる基礎が研ぎ澄まされていくんです。 意味を感じる前にやめてしまえば、「意味がなかった」になるのは当然。でも、“意味を感じるところまで到達した人”にとっては、それが大きな差になる。
毎日同じことやって何が悪い。最強の奴らはだいたい毎日同じことやってる
よく、「毎日同じことの繰り返しで、飽きたりしないんですか?」と聞かれることがあります。 でも私は、むしろその「飽きるような繰り返し」こそが、新しい挑戦や成長の土台だと思っています。 スポーツの世界には、一瞬で上達したかのように見える“派手なテクニック”や目を引く練習法がたくさんあふれています。 そういったものを試すのも確かに楽しいし、モチベーションにつながることもあります。 でも、そういうものに飛びつく前に、コツコツと地味でも確実な方法で「基礎」を積み上げること。それが本当に大切なんです。 お子さんの練習が毎日同じように見えても、それは「成長していない」わけではありません。見えないところで、ち…
「正しいことを言っても反発する?」──クリス・ベイル教授の研究に学ぶ、親と指導者がやりがちな落とし穴
最近読んだ本が衝撃的すぎた件について。 いやあ、最近とんでもなく面白い本を読んじゃいまして。アメリカの社会学者、クリス・ベイル教授の研究なんですけど── なんと、「人は正論を聞かされると、納得するどころか“もっと反発する”ようになる」っていう、親や指導者が夜な夜な涙するような現象が、ガチの社会実験で立証されてしまったんですよ。 ……いや、知ってましたけどね!?心当たりしかないですけどね!?うちの子なんて、こっちが「君のために言ってるんだぞ」って真顔で言うと、100%「はいはい」って無表情で天井見始めますから。 でも、科学的に証明されたって聞くと、なんか余計にへこむじゃないですか。「やっぱりダメ…
選んでいる「つもり」になっている選手ほど危うい。プロに相談してはみるものの、実際にはそれを実行せずに、大多数の周囲の状況に流され、なんとなく”今だけ”の選択をしている。こういう選手は技術が伸びない。むしろ、一進一退どころか「一歩進んで二歩下がる」。それくらい深刻。そして何より怖いのが、そういう選手は気づかないうちに、日に日にボールの持ち方がどんどん悪くなっていくということ。意識せずにプレーを重ねるほど、癖は深くなり、修正は難しくなる。本当に上手くなりたいなら、“なんとなく”でやってるうちは、むしろ下手になるってことを知っておいたほうがいい。貫いている選手は、個々の成長スピードには差があるものの…
意識の高いチームに入れば伸びる?──その考えが成長を止めている
「スポ少(スポーツ少年団)の子は意識が低くて、クラブチームの子は意識が高い」そんな声を耳にすることがあります。確かに、そう感じる場面はあるかもしれません。でも── 「だからうちの子はクラブチームに入れた方がいい」「レベルの高い子たちと一緒にいれば、自然と意識も上がるはず」 そう考えること自体が、実はとても危ういのです。 環境を変えれば、自分が変われる。そうやって“自分以外”のものに期待しているうちは、本当の意味で成長するのは難しい。 大事なのは、「今の自分はどうなのか?」を見つめること。意識が高いかどうかは、チームの名前じゃなくて、“その人自身の姿勢”で決まるんです。 どんなチームにいようと、…
“子どもの気持ち優先”って、魔法の言葉みたいに聞こえるけどただの逃げ道だゾ
「やめたい」って言ったら、やめさせますか? 「もうサッカーやめたい」「今日は練習行きたくない」「疲れた。無理」 子どもがそんなこと言い出すと、多くの親御さんは内心あたふたします。「無理させるのもかわいそうだし…」「まぁ、本人がそう言うなら…」 ──え? ちょっと待って。そんなにあっさり、夢から降ろしちゃっていいんですか? なぜか最近、"子ども至上主義"が流行っている件について 現代の風潮って、なんだか「子どもファースト」って言葉が妙に一人歩きしてる気がします。もちろん、子どもの気持ちを大事にするのは素晴らしいことです。否定しません。優しさ、大事。 でもそれ、“逃げたい”って言ってる子どもに「う…
上手くならない理由を“環境”のせいにしてるうちは、一生うまくなれない説。
「うちの子、もっと伸びる気がする」…それ、間違ってないけど、方向がズレてるかもしれません。 「もっといい指導者がいるかも」「他のスクールも体験してみたい」「今のトレーニングだけじゃ不安」 ──うん、親心としてはめっちゃわかります。わかるんです。でもね、それが逆に子どもの成長を“ブレーキ”させてる可能性、あります。 いきなりこんなこと言ってスミマセン。でも、これ現場でずっと子どもたちと向き合ってると、めっちゃ実感するんです。「うちの子、ポテンシャルはあるはずなのに、なぜか伸び悩むんです…」って悩んでる親御さんの共通点、それ、マインドより環境ばかりを整えようとしていることが多いんです。 え、あの子…
最近、「子どもに優しく接すること」が良いことだとされる風潮の中で、本当の“優しさ”と“弱さ”が混同されているように感じます。 本来、優しさとは「相手の成長を願って、時には厳しいことも伝える覚悟」のある姿勢です。しかし、今増えているのは、自分が嫌われたくない、面倒を避けたい、トラブルを起こしたくないという理由で、子どもに対して何も言えなくなっている“弱さ”です。 つまり、「優しい親」ではなく「弱い親」が増えている。 結果として育ってくる子どもたちは、本物の優しさを知らず、嫌なことから逃げることに慣れた、打たれ弱い人間になってしまう。これは、子どもたちの未来にとっても、決して優しさとは言えません。…
選ばれることが正義?いやいや、選ばれたメンツがすぐ消えるアニメも多いぞ。
少年サッカー等の育成年代って、どうしても「選抜」「選別」にこだわりすぎる傾向がある。指導者も保護者も「選ばれること」がステータスになってしまっていて、それが子どもたちのモチベーションの方向性を歪めてしまっているように感じる。でも、現時点で足が速いとか、体格がいいとか、そういう基準で選ばれた子たちが将来的に本当に成長するかはまた別の話。むしろ、そうした「今は目立たないけど本気で上手くなりたい子」が成長する環境を整える方が、サッカー界全体としても競技人口を増やし、長期的にレベルアップにつながるんじゃないかと思う。それなのに、今のシステムは「とにかくふるいにかける」ことばかりに注力していて、サッカー…
「結果に執着する親ほど、子どもは伸びない」— その理由、聞きたくないですか?
「努力の価値は、結果そのものではなく、そのプロセスにこそあります。」 ……はい、ここで 『そんなのわかってるよ!』 と思ったあなた。本当にわかってますか?いや、たぶん頭では理解してる。でも、実際には「試合に勝った?」「何点取った?」「コーチに褒められた?」って、ついつい結果ばかり気にしてませんか? 大丈夫、それが普通の親です。でも、そのままだと、子どもの未来はじわじわと狭まっていきます。 なぜなら—— 「親が過去に執着すると、子どもの未来が閉ざされる」 親が子どもを応援するのは当然のこと。でも、応援のつもりが、実は 「自分が過去に果たせなかった夢のリベンジ」 になっていたらどうでしょう? ・「…
~選ばない人は、選ばれない~ 「うちの子には色んな経験をさせたいんです!」 多様性! グローバルな時代! 幅広い選択肢! 選べる未来!最近の流行り文句を並べてみましたが、そろそろ気づきませんか? 選択肢を増やすこと自体に満足して、結局、何も選んでない。 「とりあえず、いろいろ試してみる」「うまくいかなかったらまた別の道を探せばいい」 そんな感じでフワッと生きていると、気づいた頃には「とりあえずの人生」になってしまうんです。 いや、別にね、選びたくないならそれでもいいんですよ?ただし、選ばない人は、誰からも選ばれません。 子どもには「色々経験させる」より、「何を選ぶかを教える」ほうが、よっぽど大…
環境が人を育てる?いやいや、アレは強くなった奴が言うセリフっすよ
親がどれだけ頑張っても、最終的にピッチで戦うのは子ども自身。「うちの子にはできるだけいい環境を用意してあげたい!」と思うのは親心として当たり前ですが、そこには落とし穴があります。なぜなら、 「人は自分の努力で手に入れたものにしか、本当の自信を持てない」 からです。どれだけ立派な設備やコーチが揃っていても、子どもが自分で考えて努力しない限り、それは「親が用意した安全地帯」にすぎません。でもいざ本番になったら、そんな借り物の安心感はあっさり吹き飛びます。 じゃあ、親はどうすればいいのか?答えは簡単です。 「いい環境」より「いい経験」—自分の足で立てる子を育てるには? そもそも、子どもは本気でやった…
「うちの子のため」がいつの間にか「私のため」になってません?
教育熱心な保護者、特に「教育ママ」と呼ばれるような人たちが意固地になり、他人のアドバイスを受け入れにくい傾向があるのには、いくつかの心理的・社会的な要因が考えられます。 1. 自己投資の正当化(サンクコスト効果) 教育熱心な保護者は、子どもの教育に膨大な時間・お金・労力を注ぎ込んでいます。そのため、「これまでのやり方が間違っていた」と認めることが心理的に難しくなります。もし他人のアドバイスを受け入れると、今までの努力が無駄だったと感じてしまうため、意固地になりやすいのです。 2. 強いコントロール欲求 教育ママの多くは、子どもの学習や生活を細かく管理することで成果を出そうとします。そのため、外…
皆さん、サッカーの試合を観ていて、審判の服がなぜ黒なのか、不思議に思ったことはありませんか?「いや、特に気にしたことないです」と言われた方、ちょっと待ってください。これ、実はサッカーの歴史に深く根付いた話で、知るとついつい誰かに話したくなるネタなんです。黒い服と言えば、礼儀正しく、威厳を持った英国紳士を思い浮かべますよね?そう、実はサッカーの審判もこの紳士文化の申し子だったのです。スポーツがまだ「紳士の遊び」だった時代、黒は礼節と公正を象徴する色でした。そして、審判がその黒を身にまとうことで、ただの試合監督ではなく、試合全体の「公正の化身」になる…そういう意図が込められていたのです。 でも、そ…
サッカー少年の保護者として、日々の忙しい生活の中で、子どもたちの健康やパフォーマンス向上のために奮闘していることと思います。でも、こんな悩み、ありませんか? 「花粉症で春になるとボールよりティッシュを追いかけてる…」「くしゃみ連発でコーチに怒られた!」「なんでウチの子、試合中に鼻すすりながら走ってるの!?」 ……大丈夫です。それ、腸内環境で変えられるかもしれません。え?腸内環境ってそんな大事なの?と思ったそこのあなた。これを読んだら、きっと「腸の力、侮れん!」と膝を打つはずです。では、少しだけお時間をください。 「花粉症はただのアレルギー?いやいや、免疫が鍵なんです」 実は、腸ってすごいんです…
情報過多の時代で生きるあなたへ──そのままだと、たぶん流されます
いや、そんなはずないと思っていませんか?「自分はちゃんと考えて行動してる」「流行に流されるタイプじゃない」とか。ですが、世の中はうまくできていて、知らず知らずのうちに私たちを流れに巻き込む仕掛けだらけです。気づいたら買ってる謎の健康グッズ、謎に観てるバズった動画、謎に持ってる不安。全部、誰かが仕掛けた「謎の流れ」の一部かもしれません。でも大丈夫です。この記事を最後まで読めば、「流されない自分」を手に入れるためのヒントが見つかります。さあ、準備はいいですか? 自分の哲学がなければ、あなたも「流されるモブキャラ」 この世は情報戦国時代。SNSやら広告やらで、四六時中「これが正解です!」と囁かれます…
「上手くなる」方法、間違ってませんか? 「上手くなりたいけど、どうすりゃいいの?」って思う人、多いですよね。方法を知って、やってみて、できるようになる。それが普通の流れだと思うでしょ?でもね、その前に「自分ごととして感じる」っていう魔法のステップがあるんですよ。これがないと、やる気スイッチが壊れたまんま、結局やらされ感で終わっちゃうんです。 宿題が嫌いなのは、あなたのせいじゃない? たとえば学校の宿題。「やれ!」って言われたらやる気なくなるけど、「これできたらヒーローになれるかも」って思ったら、少しやってみようかなって気になりません?人間ってそういうもんです。「自分ごと」にできると、失敗しても…
この10年、今の指導方法でさまざまな人を見てきましたが、一つだけ断言できることがあります。それは、正当っぽい言い訳をして逃げる人で成長した人は、一人もいないということです。いや、ゼロですよ、ゼ・ロ。もちろん、人間だから失敗することもあります。諦めることだってあります。それ自体は悪いことじゃないんです。ただ、ここからが問題。自分が逃げたことを「素直に認める強さ」を持つ人なんて、どれくらいいると思いますか?残念ながら、ほんの一握りしかいません。多くの人がどうするかと言うと、こうです。「あの取り組みはダメだった」と悪く言う。「あの分野は終わってる」とその界隈の悪口を言う。そして、自分と似たように逃げ…
いやもう、わかるんですよ。親として、つい「練習量が大事!たくさんやればきっと上手くなる!」って信じたくなる気持ち。自分だって、そうやって努力してきたことあるし、子どもには成功してほしいですもんね。でもですね、ここでちょっと冷静になってほしいんです。質の伴わない量って、あるラインを超えると、ただの「頑張ってる風」になりがちなんですよ。たとえるなら、砂漠で一生懸命バケツで水撒いてるようなもんです。確かに頑張ってるけど、意味があるかっていうと…ね? あなたの子どもの努力、蒸発していませんか? サッカーの練習だって同じです。何となくボールを蹴り続けるだけでは、砂漠に撒いた水みたいに蒸発して終わり。お子…
サッカーが上手くならない子の特徴って、実はめちゃくちゃシンプルなんですよね。だって彼らは 「やる気が出るかどうか」 に全てを託してるんです。「今日、なんか気分乗らないな~」とか、「いや~昨日めっちゃ頑張ったし、今日は休みでいっか~」みたいな感じ。まぁ、正直、大人の僕らだって「今日はサボっちゃおっかな~」ってなる日ありますよね。人間だもの。でもね、これが サッカーが上手くならない子あるある なわけですよ。さらにサッカーが上手くならない子あるある、もう一つ。 「習慣にできるかどうか」 に頼っている。習慣の力って、めっちゃ偉大なんですよ。けど習慣化は意識しないと出来ない。つまりはやる気が必要ってこと…
「経験なんてムダだ」なんて思ってるそこのアナタ、ちょっと待ったァァァ!いやいや、わかりますよ。新しいことに挑戦するのって面倒だし、そもそも失敗したら恥ずかしいし、「これ意味あんのか?」ってなる瞬間、ありますよね。でもね、ちょっと考えてみてください。あのジャンプの主人公たちが、いきなり世界を救える超人だったことなんて一度でもありました?最初はみんなポンコツだったんですよ。 でも、大事なのは「やるかやらないか」の違い。経験がなきゃ潜在意識も変わらないし、行動力だって生まれない。「どうせムリ」ってやる前から諦めるのと、「まあ一発やってみるか」で動くのとでは、10年後のアナタの未来、まったく別物になっ…
世の中には「継続さえすれば成功する!」なんて甘い言葉であなたをその気にさせようとする誘惑がいっぱいです。ええ、確かに継続は大事です。むしろ、人生最強のスキルといっても過言ではない。でもね、それが正しい努力じゃなかった場合どうなるか知ってます? 泥の中を全力で走り続けるようなものです。進んでる気はするけど、実はその場で泥遊びしてるだけ。しかも泥だらけ。なんか悲しくないですか? たとえば、学校で勉強してるとします。成績を上げたいからって、朝から晩まで同じ教科書を開いてずーっと眺めてるだけ。「よし、俺は努力してる!」って思いながらね。でも実際には全然頭に入ってない。これって努力してるように見えて、た…
サッカーを始めたばかりの頃は、「とりあえず言われた通りやっておけば大丈夫!」って思いがち。でも、それで本当に成長できると思いますか?このままでは、試合中に「次どうする?」と聞かれてもフリーズしてしまう選手になるかもしれません。そんな受動的な状態から抜け出すためには、ある大事なポイントが必要なんです。 カーナビ頼りの選手から抜け出す方法 能動的に考えられる選手と、他人の指示を待つだけの選手。この違いが試合の結果を大きく左右します。でも、能動的になるのってそんなに難しいことじゃありません。実は、小さな工夫で誰でも変われる方法があるんです。 「今のプレー、どうすれば良かった?」が鍵になる コーチや親…
チームスポーツで頭良くなるとかウソだろ?って思ったら、本当だった話
今日は、下の論文から感じたことでもチームスポーツは子どもの脳に大きな効果をもたらすみたいな論文です。 pmc.ncbi.nlm.nih.gov 「脳を鍛える方法、それ間違ってるかもしれません」 「子どもの脳に明晰さをもたらす特別な力って何だと思います?」なんて聞かれたら、多分みんな「勉強」とか「読書」とか、もっともらしい答えを思い浮かべるんじゃないですか?サッカーやバレーボールみたいな チームスポーツ がその「特別な力」を持ってるかもしれない、って研究結果があるんです。え?まさかの体育系?そうなんです。子どもたちが汗だくでボールを追いかけ回してる姿に、頭脳派へのヒントが隠されてたんですよ。 「…
運動神経抜群で、どんなスポーツでも華麗にこなす人たちって、確かに目立つし、注目の的ですよね。まあ、あれはあれで素晴らしい。拍手喝采、パチパチパチ。でも、私が本当に変えたいと思っているのは、そういう“選ばれし人たち”じゃないんです。 「体育の時間、目を逸らしていたあの子へ」 私が目を向けたいのは、むしろ運動能力が人並みか、ちょっと苦手な人たち。体育の時間に『次、誰が走る?』の問いかけに目を逸らすタイプ。そういう人たちをどうにかしたいんです。 「天才指導よりも難しい“普通”の人たちの育て方」 ぶっちゃけ言うと、こういう人たちを変えるのって簡単じゃありません。たとえば、運動神経の良い人を指導するのは…
「それ知ってるわー。」ええ、皆さん、心当たりありますよね?人の話を聞いている最中に、頭の中でこう思う瞬間。「あー、その話聞いたことある」「知識としては知ってるんだよなー」。で、そこから話の内容を上の空で聞き流しちゃうこと。いやいや、待ってください。あなた、それ、本当に“知ってる”って言えるんですか? 知ってるつもりの罠:それが成長を止める理由 たとえばですよ、「宇宙の膨張速度が~」なんて難しい話だったら「知らないわ!」って謙虚に黙りますよね。でも、身近な話題だとどうしてか急に「オレ知ってますから感」が出てくる。スポーツの話とか、健康の話とか、恋愛の話とか。「あー、それね、分かる分かる」って。お…
「ねぇ、ウチの子の試合結果どうだった?」「あぁ、勝ったよ!でもウチの子、もう少しシュート決められたはずなのにさぁ…」サッカーの試合が終わるたび、保護者同士の会話で飛び交うこんなセリフ。そう、これはもうほぼ『サッカーあるある』と言っても過言じゃない。けど、ちょっと待ってください。誰の試合でしたっけ?子どもですよね?でも、何だか大人たちのほうが試合結果に一喜一憂しているように見えるんですけど…。子どもより感情揺さぶられてません? 子どもの試合に口を出しすぎると、こんな未来が待っている? これ、アドラー心理学で言うところの「課題の分離」ができていない典型的な例なんです。え?「課題の分離って何?」って…
プロチームのトレーニングを真似しているだけで、本当に成長できると思いますか?
プロサッカー選手みたいになりたい!って思った瞬間から、いきなり『ロナウドがやってたトレーニング』とか『バルセロナのトレーニング』とかに手を出し始める人、いません?いや、気持ちは分かるんですよ。『俺もあの伝説のフェイントをマスターして、明日からレギュラーだ!』みたいなテンション、僕だって夢見たことあります。でもね、冷静になってください。そこに行く前にまず、“自分の現在地”を見直すべきじゃないですか? 「努力しているのに結果が出ない――その原因、見逃していませんか?」 自分に必要ないトレーニングをやるってのは、時間と労力を全力で無駄遣いしてるようなもんです。そりゃ疲れますよ。そして結果が出ないとき…
運動苦手って誰が決めた!?実は大人の勘違いじゃね?子どもの可能性を信じるためのヒント
「運動苦手」という呪いをかけているのは、誰? 「ウチの子、運動苦手なんです……」って相談、これまで何度聞いてきたかわかりません。で、そのたびに思うんです。「あー、また出たな、この“苦手”の呪い。」いや、本当にそう。子どもの可能性を潰す最大の敵って、何だと思います?答えはシンプル。「勝手に貼られた苦手ラベル」です。 え、実は“苦手”なんて存在しない? そもそも、子どもが「運動苦手」とか言い出すのって、大体が大人のせいなんですよね。いやいや、「せい」なんて言葉を使うと攻撃的に聞こえるかもしれないんで、もっとマイルドに言い直しましょう。うん、大人が“ちょっとした勘違い”で子どもに苦手意識を刷り込んじ…
サッカーやってる子どもの親御さんたちって、なんでこんなに '試合で勝った負けた' ばっかり気にするんですかね?いや、わかりますよ。わかりますとも!試合に勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。それは子どもも親も同じですよ。でもね、その喜怒哀楽に夢中になりすぎて、一番大事なことを忘れちゃってることがあるんですよ。そう、それが 基礎基本 ってやつです。 「勝てる子どもがなぜ『基礎の壁』でつまずくのか?」 最近体験に来る子どもたちの話をしましょうか。県大会に出場するようなチームの選手が多いんですけどね、これがまた面白いんです。彼らって運動能力が高いもんだから、基礎基本が全然できてなくても試合に勝てちゃうん…
論より証拠〜正しそうな情報?それ、ただの耳障りの良い罠かもよ?〜
正しそうな情報が正しい情報とは限らないって、これ、案外みんなわかってるようで全然わかってないんですよね。たとえば、「野菜を食べれば健康になる」とか、「朝早く起きる人が成功する」とか、そういう“正しそう”な言葉が飛び交っていますが、それを鵜呑みにしてませんか?いや、もちろん野菜も大事だし、早起きも素晴らしいですけど、それが全員に当てはまるわけじゃない。野菜食べても運動しなければ健康にならないし、早起きしても布団でゴロゴロしてたら成功なんて夢のまた夢です。つまり、物事の“正しさ”を判断するには、その背景にある基礎知識や具体的な事例を理解しておく必要があるんです。なんでもかんでも信じるのではなく、ま…
サッカーにおいて、ボールを持つこと。それ自体がゲームの鍵を握っています。でも、「ボールを持つ」とはただ運ぶだけじゃない。重要なのは、「ボールを自分のものにすること」。そして、「ボールを持てて取られないこと」。簡単そうに聞こえますか?けれど、これを本当に実践できる選手は一握り。トッププレーヤーたちが試合を支配し、輝きを放つ理由は、この基本を極限まで磨き上げているからです。 世界のトップ選手に共通する「ボールの持ち方」 トップ選手のボールの持ち方をよく観察したことがありますか? 例えば、リオネル・メッシやネイマール、モドリッチたち。彼らがボールを持つ姿は、自然で美しい。フォーム、姿勢、ボールタッチ…
「本気」と「中途半端」、あなたの選択はどっち? やるからには本気でやる。本気でやれば失敗しても糧になる。中途半端が一番勿体ない。…なんて言葉、誰もがどこかで耳にしたことありますよね。でも、ちょっと待ってください。本気でやるってどういうことか、ちゃんと考えたことあります? 本気を出すって、実はこんなに奥が深い 「え、本気って全力出すことじゃないの?」って思ったそこのあなた!違うんです。本気ってのは、ただ筋肉をフル回転させるだけじゃない。汗かいて息切れして「俺、頑張った!」って自己満足するのは、本気とは言えないんですよ。本気っていうのはね、自分の意思を持って、自分で決めたことに責任を持って、その上…
引退という言葉の違和感〜全国大会が最後の舞台って…スポーツの楽しさ、そこで終わるの?〜
年末年始といえば、アマチュアスポーツの全国大会がたくさん放送される季節ですね。選手たちの「これが最後の試合です!」というコメントには胸が熱くなり、涙腺を刺激されます。気がつけば、ティッシュを探してる自分がいる。いや、本当に感動的なシーンが多いですよね。でも、そんな中でふと湧いてくる疑問があるんです。 「なんで最後なんだ?」 最初は楽しくて始めたはずのスポーツが、全国大会やプロを目指す競技に変わり、それが終わった瞬間に「引退」という言葉が出てくる。好きでやっていたものなら、続けるのが自然じゃないでしょうか?でも現実では、多くの人が「燃え尽きた」と言ってやめてしまう。これって、青春の使い捨てじゃな…
「わかった気になって安心」――それ、本当に大丈夫? 保護者の皆さん、これ、サッカーにも子育てにも当てはまる話です。多くの人が“安心”を求めるんですよ。『この練習方法なら間違いない』『この指導者についていけば大丈夫』とか、安心できる理由を探しては、“わかった気”になる。で、安心したら次はどうするか?そのまま思考停止です。自分で考えるのをやめちゃう。で、試合や大事な局面で結果が出ないときに、『え、あれ?なんで?』と慌てる――そう、ここで初めて“わかってなかった”ことに気づくんですよね。 まるで結婚式スピーチ直前の新郎みたいに… これ、例えるなら、結婚式のスピーチ直前に『あれ、最初に何て言えばいいん…
成功って、頭の良さだけで決まると思ったら、それはちょっと甘い考えですよ。世の中、頭が良すぎるがゆえに身動き取れなくなる人が山ほどいるんです。考えすぎて「あれが足りない、これも不安だ」と言って、気づけばスタートラインの前で悶々としてる。 頭が良すぎると成功できない理由とは? 一方で、「考えるより先に動け!」って感覚だけで突っ走る人もいますけどね。これまた問題。無計画に走り続けると、途中で迷子になったり、壁に激突したり、気づいたら「ここどこ?」状態。ガッツがあっても、地図がなければ冒険はただの迷走です。 それでも「頭が悪いから無理」と言う人へ でも、だからって「自分、頭悪いから無理です」なんて言う…
「常識って、なんでこんなに心地いいんだろう?」なんか、こう、ふわふわしたソファーみたいなもんなんですよね。常識。座り心地が良くて、立ち上がりたくない。大人たちが小さい頃から「こうやって座るのが正しいんだよ」って教えてくれて、みんなもそのソファーに収まってる。そりゃあ、安心だし楽ですわ。動かなくてもいいし、「それ、常識じゃないよ」とか言われるリスクもゼロですから。 「でも、常識に従うだけで満足していいの?」 ちょっと考えてみてください。歴史の教科書に出てくる偉人たちを。あの人たち、全員ソファーから立ち上がった人たちなんですよ。いや、むしろ、ソファーをバラして新しい家具に作り変えたような人たち。ガ…
「周りを変えようなんて思わなくていいんです。まずは自分がコツコツやること。それが一番大切。」これを、今年最後のメッセージとしてお届けします。 この言葉、一見シンプルですが、実践するとなると案外難しい。だって、人はついつい周りの環境や他人に目がいってしまう生き物です。「あの人が変われば」「環境が良くなれば」と思いたくなる気持ち、すごくわかります。でも、そこで立ち止まらずに一歩進めるかどうか。それが、成長する人としない人の分岐点になるんです。私自身、この一年、自分と向き合い、そして目の前の子どもたちや選手たちと向き合ってきました。失敗もありましたし、うまくいかない日も数え切れないほどありました。で…
現状を変えない理由として「自分たちが間違っていたと認めたくない」という心理は、よく見られる現象です。自己正当化のために変化を拒む姿勢は、結果的に周囲に悪影響を及ぼすことが多いです。財務省や国会議員が、減税に踏み切れないのもこれです。減税すると景気が良くなると嘘がバレますからね。「いや、減税しないのは自分たちの失敗がバレるからって、どこの子ども理論だよ!」って話ですよね。国民全員が何となく気づいているその真実、声に出せないだけでみんな心の中で思ってます。だけど、大人の世界ってのは恐ろしいもんで、「俺は間違ってない」を貫き通すことに全力を注ぐ人たちが多すぎる。まるで子どもが隠したクッキーの食べかけ…
「これ、こうするのが正解だからね!」「あれはやっちゃダメ!間違いだから!」 親として、ついこう言っちゃう瞬間、ありますよね。誰だって、自分の子どもには最短ルートで成功してほしいと思うもの。だから、子どもが転ばないように、失敗しないように、全力で先回りして道を整備してしまう。いや、それが愛情だと思ってました、って顔してますね。うん、わかります。でもね、それが実は、 子どもの未来の可能性をそっと縮めてる ことに気づいていますか?教えすぎると、子どもはどうなるか。考えるのをやめます。だって、わざわざ自分で考えなくても、誰かが答えを持ってきてくれるから。「あれ、なんだ、考えなくていいんだ」って学習する…
1ミリにこだわれるかどうか。それは、単なる精度や技術の問題ではありません。もっと根本的な、どれだけその物事に想いを込められるかという、心のあり方の問題なのです。1ミリという小さな差。それは、普通の人から見れば誤差範囲でしかないし、誰も気にしないような些細なことかもしれません。しかし、その1ミリにまで心を配る人には、そこに丁寧さの本質が宿っています。丁寧さとは、「性格が真面目だから」できるものではありません。几帳面だからとか、完璧主義だからとか、そんな表面的なものではないのです。むしろ、その人の中にある「これを良いものにしたい」「これに全力を注ぎたい」という強い想いが現れる形こそが丁寧さです。そ…
アウトのターンが上手くいかないのは、ボールが離れているからです。
アウトのターンができない原因。それは「正しいボールの持ち方」ができていないからです。例えば、素人にターンをやらせてみると、なぜかみんな足の裏でボールを止めようとします。これ、単純に、ボールが足から離れてしまっているから、最も近い足の裏で止めるしかなくなるわけです。これについては、身体の構造上仕方ないんですよね。でも、それじゃ本物のアウトのターンには程遠い。アウトのターンをキレイに成功させるためには、ターンそのものの練習をするだけじゃダメなんです。大事なのは、ターンの「前」の動き――ボールの持ち方、運び方、置き場所、ステップ、軸、バランスなど、すべての要素が正しくできていないとアウトのターンなん…
利き足のインステップリフティング、千回達成!これは確かにすごいことです。でも、それで満足してしまうと成長のペースがピタリと止まる…そんな危険性もあるんです。実は、リフティングが上手くなる本当の勝負はここから始まります。千回おわった人は次のステップとして、まだおわっていたない人も並行しながら、こんなトレーニングに挑戦してみてください。利き足のインステップで、ただその場でリフティングするのではなく、歩きながらリフティングをするんです!「歩きながら?それ、難しそう…」という声が聞こえてきそうですが、そこがポイント。ドリブルだと、ボールタッチのミスをなんとなく修正できてしまうことがあります。でも、リフ…
「勉強なんてやっても意味ない」とか、「偏差値なんて社会では役に立たない」とか言いながら、心のどこかで「まあ、本気出せば俺もいけるけどね?」って思っていませんか?その気持ち、わかります。でもちょっとだけ聞いてください。私は勉強が特別苦手というわけではありませんでした。ただ、どちらかというと「やる理由が見つからない」タイプでして、高校3年になる直前までは「まあ、そのうち本気出せばいいや」と思っていたんです。でも、ある日ふと気づきました。「そのうち」が来る前に、受験の時期が来てしまうのでは?と。そこで私がやったことは至ってシンプルでした。小学校から高2までを復習しただけです。わかっていないことがわか…
「100日連続で続けられたら習慣化できた」と言える可能性は高いですが、行動の性質やそれを取り巻く環境、そして心の中でその行動がどれだけ定着したかにも影響されます。クリスマスに100日連続になるようにスタートしたのですが、100日連続で投稿してきたのは、色んなデータを取るという目的がありました。何時に見られるのか?曜日による違いは?1日何投稿がいいのか?どんな言葉で検索されるか?どんな記事に反応があるのか?などなど、色んなツールと連動させて数値を取っていました。そもそも不器用なので、数字で判断していくしか出来ないというのもありますが。色んな語り口調や文章の書き方も色々と変えながら、他のブログの運…
自分の技術は、自分のトレーニングによってのみ上達するものです。 …こう言うと、「当たり前じゃないか」と鼻で笑われるかもしれませんね。 でも、これを本当に腹の底から理解している方がどれだけいるでしょうか? むしろ、この基本的な考えが理解されていないために、多くの人が「練習」という名の無駄な時間を過ごしてしまっているのではないでしょうか。 チームトレーニングに依存し、与えられた練習をただこなすだけで、自分の技術が魔法のように上達する…そんなことはありません。絶対にありません。 それでも、多くの方がその幻想を抱いています。そして、気づいたときには「そのチームの中でだけ通用するスキル」しか身についてお…
「お前って本当に素直でいい子だよな!」…こう言われて、つい嬉しくなっちゃったそこのあなた。 ええ、実際その素直さ、魅力的です。でも同時に、それがあなたの弱点だって気づいてますか? その素直さ、誰かにとって都合のいい「押しボタン式ATM」みたいに扱われてる可能性、ゼロじゃないんです。 もちろん、素直でいること自体が悪いわけじゃありません。むしろ素直さは社会を円滑に動かす潤滑油みたいなもので、周りの人たちにとってはありがたい存在です。 でもその反面、気づかないうちに他人の「便利ツール」にされるリスクも高い。 あなたはきっと、こう思ってるかもしれません。「いや、そんなに都合よく利用されるわけないし、…
サッカーの成長に近道なし:ショートカットしようとしたら崖だった件
サッカーではテクニックも大事です。でも、ちょっと待ってください。そのテクニック、本当に「効く」テクニックになっていますか?例えるなら、ガッチリ基礎工事をしたビルの上に建てる最新のスカイラウンジ。基礎がしっかりしていれば安心してみんなが集まれる場所になります。でも、基礎が脆いとどうなるか?揺れるたびにヒヤヒヤして、誰もそこに長くいたいと思いません。サッカーも同じです。目立つプレーは確かに魅力的ですが、それが機能するためには、土台である「原理原則」が欠かせないのです。サッカーの原理原則とは何か?一言で言えば、「ゴールを決める」と「ゴールを守る」。シンプルで誰でも理解できる言葉ですが、これを本当に理…
夢を語る暇があったら、その辺の段差でつまずいてでも一歩進め!
夢を抱くこと、それ自体は悪くない。でもね… 誰だって一度はこう思う瞬間がある。 「俺、プロのサッカー選手になる!」 「私、ビジネスで世界を変える!」 「俺、ラーメン屋を開いて行列を作ってやる!」 ――ってね。いやいや、それ自体は全然いいんですよ? 夢を見ること、願うこと、すごく大事。でもね、それだけで満足しちゃってると、ただの“妄想日記”で終わるんですよ。例えば、冷蔵庫の中に入ったプリン。「食べたいな」と思って眺めてるだけでは、永遠に胃の中には入りません。誰かが横からさらっていくか、最悪の場合、賞味期限が過ぎて腐ります。そして「俺のプリンが!」と泣き叫んだところで後の祭り。これ、夢も同じなんで…
世の中には「うわ、この人めっちゃすごい!」「本気度が違うってこういうことか」「努力の桁がもう何個かわからん」なんて、勝手に格の違いを感じちゃう人っていますよね。でもちょっと待った!その人がどれだけ苦労してるのか、あなた本当に知ってますか?ただSNSのキラキラ投稿や噂話だけで「この人別次元だ…」なんて思ってません?それ、伝言ゲームの10人目くらい内容が薄れてますよ。 成功してる人を見て、「この人は別次元の存在だ…」なんて勝手に思い込むのは簡単です。でも、本当にその裏側、知ってますか?努力や苦労って、人に見せるものじゃないんですよ。裏では血反吐を吐くどころか、涙で雑巾を絞ってるかもしれない。それを…
人それぞれって言えば無敵?考えない奴ほど使いがちな言葉の正体
『人それぞれ』って、何かと便利な言葉ですよね。どんな議論もこれさえ言えば無傷で終わらせられる。友達が『人生の意味って何だと思う?』なんて壮大な問いを投げてきても、『まあ、人それぞれじゃない?』で華麗に着地。相手だって『そうだね』って納得してくれる。お手軽、かつ万能。これが言葉のポケットティッシュだとしたら、私は間違いなく箱買いしてます。でも、ちょっと待ってください。『人それぞれ』って、実は考えるのをやめた時に出てくる言葉じゃありませんか?相談されたときに『いやー、それは人それぞれだよね』って言った瞬間、相手の目が『お前、本気で聞いてるか?』って語りかけてくること、ありませんか?実際、『人それぞ…
技術を身につけるということは、楽な道を選べないということです
何かを上達させるというのは、とても魅力的な目標です。新しい技術を身につけ、成長を感じる瞬間は、誰にとっても大きな喜びでしょう。でも、その道は決して楽なものではありません。むしろ、一見地味でコツコツとした積み重ねの先に、ようやく成果が見えてくるものです。技術を身につける上で大切なのは、まず「正しい練習」を知ることです。ただ回数を重ねるだけでは、間違ったことが身についてしまうことがあります。それを直すには倍の努力が必要になり、結果的に遠回りになってしまいます。だからこそ、最初に「質の高い練習」の基準を知り、それを意識しながら取り組むことが重要なのです。例えば、サッカーで言うならば、ただボールを蹴り…
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」——とても立派な言葉ですよね。実際に聞いて「おう、やってみっか!」と思える人がどれほどいるでしょうか?ちなみにこれ、江戸時代の名君・上杉鷹山(うえすぎ ようざん)が言ったそうですが、正直、現代の我々にとっては少し重いと感じるかもしれません。「為せば成る」、要するに「やればできる」ってことです。でもね、これができたら世の中苦労しないんですよ。「為さねば成らぬ何事も」、つまり「やらなきゃ何も始まらない」ってことですが、この寒い季節は布団から出る戦いが発生しますよね。そして最後の「成らぬは人の為さぬなりけり」。これって「できないのはお前…
サッカーと聞くと、攻める瞬間ばかりをイメージする人が多いですよね。ゴールを決める華やかな場面、歓声に包まれるシュートシーン。でも、ちょっと待ってください。それだけじゃサッカーの全ては語れません。守りがなければ、どんなに攻めがうまくても試合には勝てませんよね。ボールを持ったらゴールを目指す。ボールを失ったらゴールを守る。このシンプルな感覚が、実はサッカーの核です。この「攻め」と「守り」の意識を自然と身につけさせる最善の方法、それがミニゲームなんです。「ただの遊びじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はミニゲームこそ、サッカーの本質を学ぶための最高のツールです。成長段階の子どもたちにとっては特に…
褒めてほしいから辞める?全然OK!結果じゃなく努力を認める。それがウチの流儀です!
『褒めて伸ばす』とかよく聞くけど、あれ本当に大丈夫と思いますか?『すごいね~』『天才だね~』とか言っとけば子どもが勝手に伸びる?正直、それで育つのは量産型ザク。ザクはザク、そりゃ役には立つけど、戦場で本当に勝ち抜けるか?無理でしょ。アムロにボコボコにされて終了です。褒める教育って、他人に評価されるために動く人間になってしまうんです。『お前、オレが褒めてやるからすごいんだぞ』みたいな構図で、子どもは褒められることでしか自分の価値を感じられなくなるのです。で、評価されなくなったらどうなるでしょう?『オレ、もう無理っす…』って戦場の端っこでうずくまる量産型ザクのできあがりです。で、竜王FCが育てたい…
お前の指導、昨日と今日で違うじゃねえか!迷子の子どもたちをどうすんだよ問題
指導者というのは、しっかりとした「軸」を持っていないと、子どもたちが迷子になってしまいます。「センターピン」がずれていると、方針が頻繁に変わるたびに、「あれ?どっちに進めばいいの?」と混乱してしまうのです。その結果、子どもたちは困惑し、保護者の方々も不安に感じ、貴重な時間やエネルギーを無駄にすることになりかねません。実際、こうした状況に悩んでいる親子もいらっしゃいます。だからこそ、揺るがない「軸」が必要なのです。「センターピン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ボウリングの真ん中にあるピンのことです。このピンが倒れると、他のピンも連鎖的に倒れる仕組みです。指導者における「センターピン」が…
未来の自分が土下座して頼むよ。プロコーチレッスン行っとけって!
何かを「やらなくてする後悔」と「やってする後悔」、どっちがマシかなんて、人生の選択肢としてよく聞くけど、ぶっちゃけどっちも後悔するんですよね。だったら最初から選ばせるなよって思いません?いやいや、そんな甘い話、人生には存在しません。どっちに転んでも「ああ、やっちまった…」とか「ああ、やっときゃよかった…」ってなるのが人間なんです。だけど、この世には一つだけはっきりしてることがあります。それは、「やらなくてする後悔」は、時間差攻撃でじわじわ効いてくる厄介なやつだってこと。例えば、告白しようと思ったけど怖くてできなかったあの日のこと。最初は「まあ、タイミングじゃなかったよね」とか言い訳するんです。…
サッカーをもっと上手くなりたい!でも、何から始めればいいかわからない…そんなお子さまにぴったりのチャンスがやってきました!2月も、プロのコーチが直接指導するレッスンを開催します!経験豊富なコーチが、一人ひとりの課題に合わせた具体的なアドバイスを提供いたします。 日時 2月8日(土) 16時〜18時 場所 山口県宇部市(雨天時は山陽小野田市内体育館) お申し込み・参加費等のお問い合わせ お申し込み、お問い合わせは公式LINEよりお問い合わせください。初めての方限定、LINE登録者限定の特典も用意しております。 この投稿をInstagramで見る 檜垣 裕志 ひがきゆうし(@higaki_yush…
成果を出したいなら、まず覚悟を決めろ。中途半端な選択肢で「バランスも大事」とか言ってる時点で、圧倒的な結果なんて手に入るわけがない。やるなら本気、全力、それ以外はただの暇つぶし。圧倒的な結果を欲しいなら、圧倒的に挑む以外に方法なんてない。本気でやる奴には本気でやる奴だけの景色がある。そこに行きたいなら、そもそも片足突っ込むくらいの態度で挑むなって話。挑戦は怖い。やったことがないこと、できなかったことに挑むのは、不安だし恐ろしい、そりゃあ心臓バクバクする。でも、その恐怖を越えた先にしか成長なんてない。バクバクが成長のエンジンだ。安全地帯でゴロゴロしてるだけじゃ、成長なんて言葉は永遠に辞書に載らな…
先日、保護者の方とキック力についてお話する機会があったので、その中で感じたことを少し書いてみたいと思います。日本のサッカーの育成年代における環境では、どうしても「パワー」がある選手が有利になる傾向があります。それは、特に8人制サッカーの広いグラウンドでは顕著です。スピードのある選手、体の大きな選手が自然と目立ち、試合での活躍が評価されやすいのです。しかし、育成年代で本当に大切なのは、一時的な「パワー」の優位性ではなく、選手一人ひとりが身につけるべき「正しい技術」です。体力やパワーは成長とともに自然と強化されますが、技術はそうではありません。小さな頃に何を学び、どのような指導を受けたかが、選手の…
登録するだけで特典ゲット?そんな甘い話があってたまるか。でも今回はある!
気づけば今年ももうすぐ終わりですが、日々、情報発信を続けています。いや、続けているというか、やらされているというか……まあ、それなりに頑張っています。何のために?と思うかもしれませんが、それは我々の「価値基準」を広めて、「あ、この考え方いいかも」と共感していただける方々とつながるためです。簡単に言えば、仲間探しですね。同時に、価値観が一致しない人とのミスマッチを防ぐことも目的のひとつです。私たちは「誰にでも合う」ものを目指しているわけではありませんし、そんなものは世の中に存在しないと思っています。「個々の可能性を最大限に引き出し、自ら考え行動する真に上手い選手を育成する」という同じ目標や理念を…
人はやらない理由を探す天才? いや、俺らその道のプロだって話
人は本能的に自分を守る性質があり、やらない理由を見つけるプロ中のプロだと思いませんか?いや、むしろこのスキルだけでオリンピック出れんじゃね?ってレベルです。例えば、ダイエットのためにウォーキングをするとしましょう。すぐ言い訳の嵐が頭ん中で吹き荒れてしまいます。「今日曇ってるし、雨降ったら風邪ひくかもだし!」「まだ靴の紐の結び方が極められてないから、来週から!」「これって実は俺向いてない気がしてきたな…いや、マジで」3秒で10個ぐらい言い訳出てくるから、これもう特技として履歴書に書けます。でも、それ全部ただの「自分が作った言い訳」なんです。めっちゃ堂々としてるけど、実際はただビビってるだけです。…
大人のいじめは成長じゃなくてただの退化だろ:類は友を呼ぶ地獄編
昨日は職場でパワハラ防止の研修会。大人の世界も子供の世界もいじめやハラスメントはなくならないもから、困ったもの。それで今回は、ハラスメント対策委員会に所属してからの感想。類は友を呼ぶとはよく言ったもんで、いじめをする奴の周りには同じような奴が集まる。それで、つるんで調子こいて「俺たち最強じゃね?」みたいな謎の連帯感が生まれる。いやいや、お前らただの“残念な仲間たち”だから!しかも、大人になってもそれが続くってのが笑えない。子どもの頃に直せなかった性格のクセを、そのまま社会に持ち込んでくる。会社とかママ友グループとか、何なら趣味の集まりやSNSでも同じことやってる。もういじめの無限拡散装置かよっ…
知らないでは済まされない:制度を知り、教え合う社会を目指して
先日、病院で近所の釣り好きなおっちゃんに会いました。最近は、釣りに行っていないとのこと。話を聞くに、認知症の奥さんの介護が大変だとか。「釣りにも行きたいんだけどね」ということでしたので、ソーシャルワーカーにお繋ぎしました。困っている方に、「こういう制度や専門家があるよ」と伝えるだけでも大きな助けになります。最近の痛ましい犯罪も無知によるものもあったのではないかと思いますので、サッカーには関係ありませんが個人的な意見を。 介護疲れによる痛ましい事件が報じられるたびに、社会保障の制度を義務教育で教えるべきだと強く感じます。制度を知らずに孤立し、追い詰められた末に起きた事件だとすれば、それは個人の問…
信じるって、難しいよな。誰かが「いい人」だからって、その人の言うことが正しいかどうかは別の話だ。けど、俺たち人間って、どうしても無意識に「この人いい人そうだし信じても大丈夫だろう」とか思っちゃうんだ。でも、そんな無防備な信じ方が、矛盾や面倒ごとを生む原因になってることも多いわけで。たとえば、道端でニコニコしてるおじさんが「この水、奇跡の水だよ!飲んだら健康になる!」って言ってきたとする。おじさん、笑顔はキラッキラだし、なんか人の良さがにじみ出てるから、つい信じて飲んじゃう。でも後から、おじさんが水道水を入れているのを見て「あれ、これただの水道水じゃん!」って気づく。悪気はないんだろうけど、正し…
サッカーの両足信仰やドリブル特化って、猿とはしごと冷水の話と同じじゃね?
「猿とはしごと冷水」の話、知ってますか?知らない方のために軽く説明しますね。あとで動画のURLものせておきます。ある部屋にはしごがあって、その上にバナナがある。で、猿のグループがその部屋に入る。1匹の猿が「おっ、バナナじゃん!」ってはしごに登ろうとすると、いきなり登った猿以外の猿に冷水シャワーがドバーッ!いやいや、なんで登った猿だけじゃなくて登ってない猿が濡れるんだよって話ですよね。それで、どうなるか?猿たちは学習する。「はしごに登る=冷水地獄」って。以降は、誰かが登ろうとするたびに仲間が全力で止めるようになる。で、さらに猿を1匹ずつ新しい猿と入れ替えていくんだが、新しい猿は冷水を浴びた経験が…
同じ情報源が生む同じ感情〜SNSで感情コピペしてないで、自分の脳みそ使えよ〜
最近、SNS見てると、みんな同じニュースで怒って、同じ動画で感動して、同じ投稿で落ち込んでますよね。でもこれ、冷静に考えたら当然なんです。だって、情報源が全部同じなんだから。SNSのアルゴリズムが、「お前これ好きだろ?」って似たようなネタばっかり流してくるせいで、みんな同じ感情の波に飲まれてるんです。まさに感情のコピペ。 みんな同じ感情だと何がヤバい? 思考停止モードに突入「みんなが怒ってるなら、俺も怒らないと!」みたいな空気になる。いやいや、自分で考えようぜ!同じ感情に流されてる時点で、思考回路オフってるからな。 多様性が死ぬSNSが「お前にピッタリの情報だぞ!」って送りつける結果、いろんな…
最近「フィジカルがすべて」みたいな顔して試合ばっかり出てるヤツ、多くないすか?おまえ、それただの「腐った巨神兵」だからな!巨神兵ってのは、確かにめちゃくちゃ強そうに見える。けど、『風の谷のナウシカ』見たことあるやつなら知ってるでしょ?腐った巨神兵、アレひどかったですよ。歩くだけでボロボロ崩れて、最終的に「腐ってやがる…早すぎたんだ…」って言われながら溶けるんです。基本なしでフィジカルだけで試合してるお前ら、その未来にまっしぐらだぞ! フィジカル最強説とかいう甘い罠 「フィジカルさえあれば何とかなる!」って、確かに試合でゴリ押しすりゃ目立てるかもしれない。でも、それって長続きしないんですよ。フィ…
僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから。 スヌーピー先輩、いいこと言いますね!こっちが気にしている間に、悪口言ってるヤツは腹抱えて笑ってるんですよ。そんな暇人に付き合う暇なんて、俺たちにはないわけですよ。だって俺ら、忙しいんですから!サッカーしたり、推しを推したり、今日の飯どうするか真剣に悩んだり、SNSで犬猫動画見て「かわええ~」って癒されるのに全力投球してますから!悪口言うヤツなんて、結局自分の人生に何もないから他人の粗探ししてんですよ。寂しいヤツですよね。こっちはもっと大事なことで頭いっぱいだから、そん…
チャンピオンズリーグのアタランターレアルを見ています。トップの試合は私にはバイアスがあるとしても、利き足中心、利き足の前にボールを置くということを当然のようにしています。しかしながら、点を取ったエンバペのケガが気になるところです。「両足を使えなきゃダメ!」って、そりゃ聞こえはいいでしょう。誰だって「両足使えた方がかっこいい!」とか「器用だ!」とか思いたいですよね。でも、その理屈で言うなら、両足練習しとけば安心って思ってる、まさにその安心が一番危ないんです。トップレベルの試合で現実を見ろって話です。いいですか、本当に良い選手は「利き足が軸」で「利き足が中心」にあるのが、どうしようもない真実なんで…
「やる気が出ないから何も始められない」なんて言ってるそこのキミ、甘えちゃいけません。人間の脳みそって、そんな高性能じゃないんですよ。まず手足を動かして「やってるフリ」でもすれば、あとは勝手に脳が「え?やる気スイッチ押しちゃう?」って反応するんです。これがいわゆる作業興奮ってやつです。簡単に言えば、「やりたくないけどやってみたら意外と乗ってきた」って現象。ほら、掃除とかで「机のホコリだけ取るか」って始めたら気づいたら大掃除してた、あれです。脳みそって単純だから、ちょっとした刺激で「お?俺、やる気あるかも」とか勘違いしてくれるわけです。これは、脳内で「ドーパミン」という快感や達成感をもたらす物質が…
たまにこんなこと言うお父さんがいるんですよ。「プロがそんなに偉いのか?オレも会社から給料もらってるからプロなんだよ」とか言いながら、コーヒー片手にボーっとしてるだけの人。いやいや、それただの会社の置物でしょ?給料泥棒っていうプロカテゴリなら認めてあげますけど。本当のプロ意識って、そんな表面的なことじゃないんですよ。私がプロから学んで欲しいと言うと「プロを目指しているわけではないから」という意見を持つ親御さんも多いです。しかし、実際にプロ意識というのは、サッカーに限らず、どんな分野でも生きる力に直結する重要な考え方だと思います。プロから「プロ意識」を学んで欲しいって言うのは、本当の意味でのプロフ…
正しい選択をした親御さんへ:あとは“続ける力”を育てるだけ!
成功するためのスキルとメンタルの比率 「成功するにはスキルがすべてだ!」なんて言う人もいるけど、それって正直、砂場で砂の城作ってるレベルの話です。本当のところは、スキルが2割、メンタルとマインドが8割だ。人生でもサッカーでも、この8割が結果を決める。サッカーで言えば、いくら足技が上手かろうが、プレッシャーのかかった場面で「うっ…」ってビビったら、それで終わり。冷静に動けるやつが強いし、ミスしても「まぁ次あるし!」って切り替えられるやつが伸びるんです。さらに、チームプレーでは「俺が主役!」じゃなくて、「みんなで勝とうぜ」ってマインドが必要。でも、もっと大事なことがある。それは、一つのことをやり続…
両足均等に使わないとプロになれません?世界のトップ選手の試合観てから物申せ!
海外のトップ選手たちが利き足を中心にプレーしているのは、少しでも試合を観れば誰の目にも明らかなことです。彼らは、ほぼ必ずと言っていいほどプレー中、利き足の前にボールを置いています。そして、その「利き足」で世界中の観客を沸かせるレベルのプレーを連発してるわけです。なのに、「両足均等に使わないとプロになれません!」とかいう指導者がいるわけですよ。いやいや、ちょっと待てと。それ、本当に言っちゃいます?あんた、試合観てる?それとも脳内FIFA23で指導してんの?って突っ込みたくなるくらいです。で、なんでそういう指導者が利き足重視を否定するかって言うと、まぁ要するに、「間違ってた」って認めたくないんでし…
俺たち薬剤師もそうだが、プロは常に“信頼”と“結果”を届けるもんだ。
今日は私の仕事の話を少々。薬剤師ってのは、ただ薬棚から薬を引っ張り出して渡すだけの機械じゃありません。患者さんにとって、薬剤師そのものが“薬”なんです。自信なさげにモゴモゴ話してると、患者さんはこう思うわけです。「え、こいつ…大丈夫か? こんな調子でこの薬効くのかよ?」って。もちろん、ただ薬剤師免許持ってりゃいいってもんじゃありません。勉強もせずに「オレ、薬のプロっすから」みたいな自信満々野郎がいたら、それはそれで患者さんの不安メーターがMAX突破します。「こいつ薬剤師っていうより薬害師じゃね?」って。で、大事なのはな、“知識”と“勉強し続ける姿勢”です。寝てる間も新しい論文や情報はどんどん出…
サッカーの技術をドリブルやパスといった要素ごとに分けて形で指導するのは、パズルのピースをそれぞれ眺めているようなものです。しかし、パズルの全体像を見なければ、それぞれのピースがどこに、どうハマるのかは分かりません。しかし、サッカーというスポーツの本質的な目的は非常にシンプルで、「ゴールを奪うこと」と「ゴールを守ること」です。これ忘れて「ドリブルだ!」「パスだ!」とか叫んでテクニックだけ磨いても無意味です。試合でそれが何に役立つか分からなかったら、ただの自己満ですから。たとえば、ドリブルがどれだけ上手でも、相手ゴールに近づいて得点につながらなければ意味がありません。また、パスも同様で、「なぜここ…
土日は、みんな試合に行くから閲覧数が落ちるんですよね。 「おっ、いいじゃねえか!土日はブログの閲覧数が落ちるってことはよ、おめえの好きなように文章で遊べるチャンスだべ!普段は真面目な話ばっかり書いてっけど、たまには肩の力抜いて遊んでみっかんな!こういう軽いノリも、読んでくれる人には新鮮かもしんねえべ? おめえの文章がちょっとくらいふざけてても、『こいつまた楽しんでんな~』って笑ってくれる読者がいりゃ、それで十分だ!月曜からまた本気出してやっかんな、橋本環奈!」もしも孫悟空が週末オフだったら?「おっす!オラ悟空!いやぁ~、土日くらい休んでもいいよな!オラだって毎日全力でやってんだから、ちょっとぐ…
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