ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
川のほとりに立つ者は /寺地 はるな
すれ違ったままの恋人がある日事故に遭い、意識不明に。彼の家で発見した3冊のノートには子どものような拙い字が並んでおり…序盤はミステリめいているが、物語の主軸は発達障害(特にLD)。なんだかなー、障害の有無に関わらず、相手を慮る精神があれば、
2024/10/31 16:35
大人も知らない? ふしぎ現象事典 /「ふしぎ現象」研究会
ヨシタケさんの表紙にひかれて。ふしぎ現象…というより、雑学本と言われた方がピンとくるかも。専門で勉強してる人しか知らんやろ、と思うようなマイナーな心理学や経済学の用語を子どもでも分かるように、簡潔に核心を突いた解説していて、勉強になる。(時
2024/10/30 18:32
令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法 /新川 帆立
「リーガルSF」と銘打たれているが、現代社会への皮肉がものすごくリアルで、思わず「SFとは」ってググってしまった。動物の命権(からの勘違い男!女をモノ扱いするんじゃないよ。怒)、手作りご飯信仰(でもそれを仕事にするとイライラし出す夫、現実に
2024/10/29 17:30
探偵が早すぎる /井上 真偽
(上巻)父の死により莫大な遺産を相続することになった女子高生、一華vs彼女を事故死に見せかけて殺害しようとたくらむヤバい親戚一同。一華の唯一の味方、使用人の橋田が、「古い知人」である探偵を雇う。(橋田、何者よ。)筋書きは重いのに、コメディ?
2024/10/28 16:30
プレゼントでできている /矢部太郎
「もしかしたら自分というものは全部誰かからのプレゼントで出来ている…のかもしれない」(p.101)っていう、作者さんの人柄がにじみ出ているようなエッセイ漫画。いや、作品の出来と作者の人となりはイコールではない、と普段は思っているのだけれど、
2024/10/27 20:50
カラスは言った /渡辺 優
ある朝目が覚めたらカラスが喋った。から始まるファンタジー?SF?かと思いきやの…。当事者でない人間があれこれ言うことの危うさ、それでも分かろうとすることの是非、自分の正義の軸がどこにあるのか、その根拠はどこからきているのか。色んなことを突き
2024/10/27 08:35
〈ネタバレあり〉雷と走る /千早茜
小学校に上がって間もなく父親の仕事の都合でアフリカに引っ越すことになったまどかは、ガードドッグの虎に出合う。人間には絶対服従、なのに時折剥き出しになる野生。時に脅えながら、けれどまどかは虎への愛を信じて疑わない。そして、決して日本で首輪を嵌
2024/10/26 17:41
SCRAPいじわるナゾトキBOOK /SCRAP
道尾秀介コラボのDETECTIVE Xが楽しかったので手を出してみた。かわいいキャラが煽ってくれます。図書館の児童書分類本なんやけど…ムズすぎ。ヒントものってるけどそれでも解けないやつとか普通に多かった…。あと、問題の次のページに答えが載っ
2024/10/26 10:33
〈ネタバレあり〉フェイク・マッスル /日野瑛太郎
第70回江戸川乱歩賞。たった3ヶ月のトレーニングでボディビルの大会で入賞したアイドル大峰颯太にドーピング疑惑が持ち上がり、炎上。そんな逆風もどこ吹く風、彼はパーソナルジムを立ち上げる。週刊鶏鳴の新米記者・松村健太郎はそこに潜入し、すげー方法
2024/10/25 17:58
彼女。百合小説アンソロジー
百合…?あんまり興味ないけどなあ、作家陣が私の好み過ぎるなあ、一応読んでおくか…と、軽い気持ちで読み始めたらぶっとんだ。秀作揃い過ぎる!!百合の概念がへし折られた。もとい、正しい方向へ直された。百合を避けている人にこそ読んで欲しい一冊。(以
2024/10/25 09:30
少女マクベス /降田天
全寮制演劇女子学校の定期公演で悲劇は起きる。劇作家としての将来を約束されたも同然と目される天才・設楽了が舞台から転落死。それは事故のはずだったが、翌春、了の死の真相を探る藤代貴水が入学してくる。了は本当に事故死だったのか?自殺?それとも──
2024/10/24 18:28
そして誰もゆとらなくなった /朝井 リョウ
電車の中では読めないエッセイ。主にトイレの話。私も朝井さんほどひどくないけどIBSなので爆笑しながらめっちゃ共感してしまった…。人生で一番大事なのは、清潔なトイレ。それな!朝井さんのスゴいとこは、かなり重めなIBSにも関わらず、外出や旅行や
2024/10/24 11:28
ザ・ベストミステリーズ2024 /アンソロジー
2023年のベスト、と宣うのであればそれなりのやつが読めるはず…!と期待に胸膨らませて手に取った。んが、初手『ベルを鳴らして(坂崎かおる)』で困惑。うん?ミステリ?ファンタジーではなく?とりあえず読み切ったけど全部理解できた気がしませんです
2024/10/23 19:43
小説の惑星 オーシャンラズベリー篇 /アンソロジー
伊坂幸太郎が、「小説ってどういうやつから読めばいいのか、とっかかりが分からん」っていう人に向けて編集したアンソロジー。伊坂幸太郎大好き人間としては、「伊坂幸太郎はこういう本の養分で構成されてるのねムフフ」と変態的満足感を得られましたが、小説
2024/10/23 10:26
これが最後の仕事になる /アンソロジー
メフィストリーダーズクラブの有料会員限定コンテンツを加筆修正してまとめたもの。素晴らしい出来に唸らされるの半分、どこが面白いのかよく分かんないの半分。正直なところ(え、これが有料会員向けなん…?)と思ってしまった。ショートショートって創るの
2024/10/22 18:55
悪と無垢 /一木 けい
最初の方は(ドロドロ不倫系恋愛小説集か…?)ってげんなりして、途中で読むの止めようかな、と思ったが、物語の流れはチョロチョロと流れる小川からいつの間にか嵐の後の濁流に変貌、そこから抜け出ることができなくなっていた。息をするように嘘を吐き、そ
2024/10/22 09:23
いつか月夜 /寺地はるな
父が亡くなった後、實成は得体の知れない不安「モヤヤン」にとり憑かれるようになる。特に夜にやってくるそいつを追い払うために、とにかく歩く、歩く…。夜のお散歩が習慣化した頃、会社の同僚・塩田さんが女性を連れて歩いているところに遭遇。しかしその女
2024/10/21 17:56
早朝始発の殺風景 /青崎 有吾
青春ミステリ小説。「青春は気まずさでできた密室だ」と帯にあるとおり、ミステリよりも、あの身悶えするようなアオハルさを堪能するのがこの本の楽しみ方なのじゃないかと。友だちとは言えないクラスメイトとの何もかも気まずい距離感とか、不器用でいて繊細
2024/10/21 10:19
注文の多い料理小説集
お腹の空くアンソロジー。『エルゴと不倫鮨』会員制鮨屋に現れた最強の母親。「場に相応しくない」、子連れの彼女は、一体何者よ、ってくらいの美食家っぷりを披露して卒乳。爽快でした!『夏も近づく』田舎暮らしを営む拓実の元に、兄の子どもが転がり込んで
2024/10/20 17:51
此の世の果ての殺人 /荒木 あかね
半年後に小惑星の衝突により滅亡する世界が舞台。そんな状況でなぜか律儀に教習所に通うOL、ちゃんと教習をする元刑事、トランクから発見される遺体。殺人犯を追う2人に思わぬ仲間が加わり、珍道中が楽しくてテンポも良く、思ったより軽やかな読み心地でス
2024/10/20 08:13
わたしの知る花/町田そのこ
女子高生・安珠はある日、町で絵を描く老人・平と知りあう。が、彼は程なくして亡くなってしまう。彼はどんな人物だったのか?興味を抱いた安珠は彼のことを訊ねて回る。犯罪者、ヒモくずれ、頼りない、優しい…他人から見た平の印象はコロコロ変わる。彼の本
2024/10/19 21:11
営繕かるかや怪異譚 その参 /小野 不由美
ホラー(特に日本の湿度の高い温度の低いホラー)は苦手なので極力避けているのだけど、小野不由美さんだけは読んでしまいます。今回も、怖かったー怖かったよー(涙)。けれど、怖さと同時に、人や人ならざるもの、無念の中で亡くなってしまった人の哀しみを
2024/10/19 07:11
syunkonカフェごはん8 読むとやる気が出る簡単絶品レシピ /山本ゆり
これを読んで作るかと言われると作らへんのやけど(それは言い過ぎた、2つ作った。)読み物として面白いのがいい。って毎回思わせるのがすごいわ。これで8巻まで出せるのは根性ある。この方のブログはまじで面白いので(レシピ回より雑談回の方が面白いまで
2024/10/18 20:06
剣持麗子のワンナイト推理 /新川 帆立
玉子ちゃんも良かったけど、やっぱり主役は剣持麗子が良き!コナ○くん並みに周りで人が死ぬの、怖くないんかな…絶対警察にマークされそうやけど…。今回も作者のエンタメ精神大爆発で一気に読めました。話の作り方も上手いんやけど、キャラの作り込みがスゴ
2024/10/18 10:08
月面にアームストロングの足跡は存在しない /穂波了
地球から38万km、超極限状態でのサバイバル・ミステリ!との謳い文句に誘われて。宇宙船に乗り込んだ6人の表向きのミッションは、民間人も宇宙に行ける時代に向けた資金調達。しかし、突如NASAから「アームストロング船長の足跡を捏造せよ」との指令
2024/10/17 20:32
光のとこにいてね /一穂 ミチ
最強で最恐の恋愛小説。(分類なんかどうでもいいけど世間的にはどういう種類の小説に分類されるのだろう?)マイベターハーフという言葉を思い出した。魂の片割れ。一見裕福で問題のない家庭(でも母親がサイコパス過ぎてもはやホラー)の結珠と、度が過ぎる
2024/10/17 09:06
ぼくは化け物きみは怪物 /白井智之
多彩な短編5編。感想を書くと全部ネタバレになりそうなのでざっくり粗筋だけ。やっぱり白井さんは長編がいいなー、とは思うものの、粒揃いの短編集でした。『最初の事件』まだ小学生の“名探偵”リョータは学校で起きた事件を解決しようと奮闘する。一方、北
2024/10/16 19:31
DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人 /道尾秀介
控えめに言ってめっっっちゃ面白かった。公式で発表されてる粗筋以上のものを語ると何もかもネタバレになる気がして怖いので何も語れないけど、ミステリ好きは是非!小説というよりゲームに近い感覚でした。最後は鳥肌たちました。第二弾に期待。 DETEC
2024/10/16 08:03
星が人を愛すことなかれ /斜線堂有紀
斜線堂さんの恋愛小説は恋愛小説じゃないので取り扱い注意。(何言ってるか分からないと思うけど読んだら分かる。多分。)単品でも大丈夫だけど、「愛じゃないならこれは何」を読んでからの方がより深い地獄に行けます。『ミニカーを捨てよ、春を呪え』容姿コ
2024/10/15 17:59
掌に眠る舞台 /小川 洋子
舞台の上では生と死、相反するものが共存することができる。工具箱の上で踊る妖精、劇場の住人、花柄のスカートの下では履き慣らし少女が痛みに耐え、装飾用の劇場ではコンパニオンがハーモニカを吹き鳴らす。資産家の愛人だった伯母さんは、いつか迎えに来て
2024/10/15 10:01
〈ネタバレあり〉少女には向かない完全犯罪 /方丈貴恵
“完全犯罪請負人”黒羽烏由宇はホワイトデーの夜、何者かによってビルの屋上から突き落とされ、瀕死の重傷を負った結果、7日だけの幽霊となる。誰にも見えないはずが、霊感の強い少女・音葉に見つかってしまい、彼女から両親を殺害した犯人への復讐を依頼さ
2024/10/14 18:56
求めよ、さらば /奥田 亜希子
普段自分では手に取らないであろう本を、「大人の恋愛小説大賞」の煽り文句に乗っかって読んでみた。感想を一言で表すなら「お幸せに~(呆)」。妊活という重いテーマが織り込まれている。子どもを授かれなくて、日々心身をすり減らしている人がたくさんいる
2024/10/14 10:57
タイムマシンに乗れないぼくたち /寺地はるな
優しい、沁み沁みな短編7篇。『コードネームは保留』自分は殺し屋、という設定を生きることで他人と違う部分が多い人生を乗り切ろうとする南優香。『タイムマシンに乗れないぼくたち』博物館が逃げ場の草児。フーファ。『口笛』「仕事がある」兄から、姪の幼
2024/10/13 22:25
名探偵のままでいて /小西 マサテル
ほんわか癒された!良い!最近、イヤミスや考えさせられる系エンタメとかばっかり読んでしまって(←自業自得)それはそれで愉しいけれど疲れていたので、久々にほわっとした心持ちになれて大満足。ミステリ苦手な人にも読んでほしい。認知症を患っても安楽椅
2024/10/13 08:59
十字路の探偵 /吉田篤弘
〈塔ノ下〉の街に住む名探偵・除夜。「あなたが本当に優れた探偵であるなら、誰かが命を落とす前に事件の謎を解くべきではないですか?」(p.16)と問われた彼は、探偵という自分の存在意義に対する矛盾を突かれ、「もう誰も死なせない」と決意するが──
2024/10/12 21:56
さよなら神様 /麻耶 雄嵩
前作『神様ゲーム』に引き続き独特のイヤミスを堪能できた。ラストをどう捉えるかは読者それぞれに委ねられているのだろうけど、私は恐ろしすぎてヴッてなった。小学五年生ってこんなに冷静に論理的思考を繰り広げられるものだったっけと思いつつ時折混ざる年
2024/10/12 08:57
聖母/秋吉理香子
平和な街で起こった幼稚園児殺害事件。辛い不妊治療の末にやっと子どもを授かった過去のある保奈美は、自分の娘に魔の手が伸びるのでは、と気が気ではない。おぞましく猟奇的な犯人像、はたして真犯人は誰なのか。ミステリではあるがサスペンス感が強い。小さ
2024/10/11 19:17
あなたはどこで死にたいですか? /小島 美里
Twitterでなんとなく興味を持ってなんとなく読み始めた自分が甘かった…。介護と医療ってそんなにパキッと線を引けるものなのだろうか?分けなきゃいけないのは分かるんやけど。ヨボヨボ年老いて自分のことが自分でできなくなったときに医療の網目にも
2024/10/11 10:54
かごいっぱいに詰め込んで/真下みこと
久しぶりに働こうと就職活動を始めた専業主婦・美奈子は、紆余曲折ありながらも「おしゃべりレジ」を導入したスーパーに採用される。そこには色々な人が買い物にやってくる。摂食障害の流花、マッチングアプリで女漁りをする亮、不妊治療に苦しむ咲希、56歳
2024/10/10 20:48
君の地球が平らになりますように /斜線堂 有紀
地獄な恋愛小説集。・手が届かない人気者だった壱船が陰謀論にハマったことを利用してパートナーの座を手に入れる小町・地下アイドルの握手は一回三千円、でも彼氏からはサイズの合わない指輪でプロポーズ・彼女がマッチングアプリに登録したことを知っても怒
2024/10/10 09:52
死んだ石井の大群/金子玲介
先にネタバレ感想を踏んでしまっていたせいであまり楽しめず…。どんな話?って検索しないで読んだ方がいいやつです。 デスゲームと行方不明の舞台役者探しのお話が並行して語られる。デスゲームの緊張感と探偵助手・蜂須賀の脱力感との温度差がすごくて風邪
2024/10/09 17:38
君のクイズ /小川 哲
生放送TVのクイズ大会決勝戦で、問題文が読み上げられる前に早押しクイズに正解したタレント、本庄。ヤラセか?それともそこに「必然性」はあったのか?謎の解明に乗り出す対戦相手のクイズプレイヤー三島。静かながら沸々と湧き上がるクイズへの情熱に圧倒
2024/10/09 10:49
君の顔では泣けない/君嶋彼方
朝起きたら、そんなに仲良くもないクラスメイトと入れ替わっていた。よくある男女入れ替わりラノベか?と思いきや、読み応えのある良質なエンタメ小説だった。(ここまで書いて思い出したけど、私、男女入れ替わりラノベって読んだことないわそういえば。バカ
2024/10/08 19:26
教室が、ひとりになるまで /浅倉 秋成
同じ高校内で、3人の生徒が相次いで自殺。しかし垣内の同じマンションの幼なじみ美月は「死神の仕業だ」と主張。次の犠牲者を救うことはできるのか?高校には代々四人の違う能力を持つ超能力者が居て、垣内はその力を継承し、犯人を特定するが…。スクールカ
2024/10/08 11:47
夢みるかかとにご飯つぶ/清繭子
『小説家になりたい人(自笑)日記』の加筆修正+書き下ろし。X(旧Twitter)で時折目にする『小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。』を拝読して、(なかなかメンタル強いな…)と気になっていたので手に取った。育児の素晴らしさ大変さ、小
2024/10/07 18:46
日々臆測 /ヨシタケシンスケ
「日々臆測」した小さな嬉しい悲しい出来事は、こんな風に優しい視点で見ることができるんだなあ。そこから拡がるこんなにも温かい世界。私たちは多かれ少なかれ日々臆測しながら生きている。人間の性としてそれはもうどうしようもないことなのだから、ヨシタ
2024/10/07 10:44
嘘があふれた世界で /アンソロジー
ネット社会なアンソロジー。「かわうそをかぶる」VTuberゆゆのほろ酔い(全然ほろ酔いじゃない)配信。「まぶしさと悪意」ショート動画で有名な高校…あるのだろうか。多分ない。「霊感インテグレーション」霊能力者とのマッチングアプリに起こった不具
2024/10/06 19:34
タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース /窪 美澄
悲しい悲しい物語。親に捨てられた、喘息持ちで体の弱い妹を養うためにデリヘルをする姉。ぜんじろうと名乗るおじいさんに出会い、「団地警備員」になり…。大人の保護者がいれば普通に体験していたであろうことも素通りしてきてしまったがために「友だちの家
2024/10/06 08:22
あいにくあんたのためじゃない/柚木麻子
短編6編。 『めんや 評論家おことわり』ラーメン愛好家・佐橋が炎上。「中華そば のぞみ」に謝罪を申し入れるが、はたして。あー、実際にこういう迷惑系、居そう…。ラスト、スッキリ爽快、だけで終わらせない後味、好きです。 『BAKESHOP MI
2024/10/05 17:06
体育館の殺人 /青崎 有吾
クイーン読んだことのない人間が平成のクイーン初読みです。傘一本から立て板に水の如くたたみかける解決編のスピード感が心地よかった。そして現場の構造がシンプルなのも良かった。←これは最近いくつも部屋がある奇怪な館の見取り図とにらめっこすることが
2024/10/05 10:20
男ともだち/千早茜
イラストレーターとしての仕事が軌道に乗っているが本当は絵本作家になりたい気持ちを燻らせている神名には同棲している恋人・彰人がいる。医者の愛人・真司もいる。身体の関係をもたない「男ともだち」であるところのハセオもいる。 うーーん、男ともだちに
2024/10/04 17:52
フィールダー /古谷田 奈月
虐待、小児性愛、ネトゲ依存、ネット炎上、セクハラ、パワハラ…昨今の社会問題をこれでもか!と詰め込んだ、作者の熱量がただただ凄いカオスな作品でした。そしてカオスなまま終わりました(笑)。「かわいい」って、恋に落ちることと似ていると思う。理屈で
2024/10/04 09:17
スタイルを見つける/原由美子
表紙から想像するよりも硬派なエッセイ…というか自叙伝に近い。 制服に関して、「もし志望校に制服があったら、むしろラッキーととらえていい」というくだりがあり、自分の母校を思い出した。 ~ここから自分語りです~ 普通の公立高校だったのだがかなり
2024/10/03 18:15
あなたへの挑戦状 /阿津川 辰海,斜線堂 有紀
人気作家2人による競作。面白くないわけがない!特に「ありふれた眠り」はとても私好みだった。自分の上位互換である(少なくとも兄からはそう見える)妹に対する兄のどうにもならないもやもやした気持ちがきめ細やかに描かれていて、謎がどうとかよりもむし
2024/10/03 08:14
〈ネタバレあり〉夜しか泳げなかった/古矢永塔子
難病の同級生を亡くした過去のある高校教師・卯之原朔也は、今話題のWeb発の恋愛小説が、かつての同級生と自分とだけしか知らないはずの“僕たちだけの物語”であることに気が付く。困惑しながらも覆面作家ルリツグミの正体を独りさぐるが、なんと張本人が
2024/10/02 20:31
特許やぶりの女王 /南原 詠
人気Vtuver所属の事務所が特許権侵害で訴えられそうになる窮地を、凄腕の弁理士・大鳳未来がスーパーマン並みの活躍で救う。今の時代ならではのミステリーだし、弁理士の仕事という普段馴染みのない世界を垣間見ることができて面白かった。でもこういう
2024/10/02 10:12
葉っぱ切り絵いきものずかん/リト@葉っぱ切り絵
小さな葉っぱの上で紡ぎ出されるいきものたちの、小さな物語。手のひらにおさまるくらいの葉っぱにこれだけ細かい(ほんっとーーーに細かい!)切り絵を創るのはすごい集中力がいるんだろうなあ、と感嘆。写真の背景まで生かした「アライグマ」の作品がアイデ
2024/10/01 19:13
雨利終活写真館 /芦沢 央
作者得意のイヤミスを期待して読んだらなんかいい話やん!!!(涙)。ミステリーだと思って読み始めるとかなり簡単に序盤で真相が分かってしまうので、終活で遺影を撮るために写真館を訪れる人々の心温まる物語…だと思って読むと良いかと。ハナの言動に物申
2024/10/01 11:09
2024年10月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、megさんをフォローしませんか?