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サーカスから来た執達吏 /夕木 春央
「方舟」が良かったので他のも読んでみたくて手に取った。大正の大地震で一家全滅した絹川子爵の財宝を巡る華族間の奇妙で熾烈な争い。もうこの時点で面白いの確定。そしてなんと言ってもサーカスから逃げてきた少女ユリ子の奔放さ、頭のキレの良さに舌をまく...
2024/11/30 06:49
レプリカだって、恋をする。 /榛名丼
ほんタメを見て、超絶久しぶりにザ・王道恋愛系ラノベに手を出してしまった。誰だって一度や二度は「自分の替わりに学校行ってくんないかな」と夢想したことがあるだろう、まさにその世界が、すごく透明感のある文章で描かれている。レプリカなのに、恋をして...
2024/11/29 07:46
紅蓮館の殺人 /阿津川 辰海
QuizKnockの須貝さんが推してて面白そうだと思ったので読んでみた。うーん、これがゲーム本や脱出ゲームの筋書きとかなら面白いかもしれないけど小説としては評価できない。初っ端から突っ込みどころ満載で、読むの止めようかと思ったけどなんとか完
2024/11/28 08:44
穴あきパズルアドベンチャー 魔王塔からの脱出 /SCRAP
表紙カバーにも本文ページにも穴が開いていて、それをうまく使った謎解きをする本。(穴、手作業で開けてるらしい…たいへんだね…。)問題によりかなり難易度にバラつきがあった。拍子抜けする問題もあれば、ゲシュタルト崩壊しそうになった問題も(笑)。第
2024/11/27 09:42
ゴリラ裁判の日 /須藤 古都離
第64回メフィスト賞満場一致は伊達じゃない。誰より賢いゴリラ、ローズはある日、「人間の子どもを助けるため」という理由で夫のゴリラを射殺される。人間と他の動物の違いとは?という深く重い問いがテーマにも関わらず、とても読みやすく一気に読めた。法
2024/11/26 08:39
好きになってしまいました。 /三浦 しをん
三浦さんのこの手の特にテーマがはっきり設定されてない(厳密には違います)エッセイ、久しぶりではないでしょうか。もう読む前からニヤニヤ(←気持ち悪い)。相変わらずのオタクっぷり、濃ゆい友人たち及びご家族を堪能。しかし前ほど笑えないのは何でだろ
2024/11/25 07:36
聞く技術 聞いてもらう技術 /東畑 開人
「ただ話を聞いてもらう」ことって本当に効果てきめんで、そして話を聞いてもらうためには「自分が聞く」ことから始めよう、その循環がうまくいくと社会全体が良くなるよ、という趣旨の本。話を聞いてあげる第三者をケアしてあげる第四者の存在も重要である、
2024/11/24 08:11
変な絵 /雨穴
絵×ホラー×ミステリという斬新な発想。ホラー系は苦手なんやけど、流行りに乗っかって、つい…。結論:結局、一番怖いのは人間よな…。容疑者のアリバイのタイムテーブルとか現場の地図とか、普段ミステリを読んでると頭がごちゃごちゃしがちな所を、親切に
2024/11/23 10:08
ジェリーフィッシュは凍らない /市川 憂人
ほんタメを見て。1983年U国、気嚢式浮遊艇のステルス機能試験を極秘裏に進めていたファイファー教授らの乗った機体が雪山に不時着、そこで起こる連続殺人。女性1人と男5人、三部屋(二段ベッド有)にどう割り振ったの?って思ったり、割と早い段階で何
2024/11/22 07:06
嫌いなら呼ぶなよ /綿矢りさ
久しぶり過ぎてほぼほぼ初めましてな綿矢りささん、え、面白いやん!深夜のテンションじゃないと読めないけど。主人公が(なんなら脇キャラも)全員ヤバい奴で、現実にいたら全力で距離を置く。でもアクの強さがクセになって、遠巻きに観察したい。めっちゃ感
2024/11/21 07:04
帆立の詫び状 てんやわんや編 /新川 帆立
面白かった。あえて苦言を申し上げるなら、一行開けを多用するのやめてほしい。ここで一行開ける必要ないやろ、というとこでポコポコ一行開けがあり、停止中のエスカレーターに乗ったり降りたりする時のあれを何度も味わうような感覚に陥ってしまった…。でも
2024/11/20 10:01
ペッパーズ・ゴースト /伊坂幸太郎
飛沫感染でその人の未来が一瞬見えちゃうことがある壇先生。猫を虐待した人間に報復を与える仕事をする二人組。別々に見える物語がどう絡んでいくのか、ワクワクしながら読み進めた。(タイトルの意味知らなかったけど、なるほどね。)私たちも小説の登場人物
2024/11/19 09:53
「みんな違ってみんないい」のか? ――相対主義と普遍主義の問題 /山口 裕之
タイトルのキャッチーさとは裏腹に(私にとっては)難解な哲学の本。昨今の世の流れにある「人それぞれ」という一見寛容に思える言葉の無責任さ、冷たさに切り込み、ではどうしたら良いのか?というのを考察している。ポイントは「より正しい正しさ」を、「当
2024/11/18 08:50
完全版 アリス物語 /ルイス・キャロル
まず、扉絵と挿絵が忘れた乙女心をくすぐる!なんと1916年(マーガレット・タラント)のもの。芥川龍之介・菊池寛共訳と銘打たれているものの、更に澤西祐典が手を加え追訳しているので厳密には3人の、そして下訳を担った名も無き『・(ナカグロ)』氏も
2024/11/17 10:19
十人の憂鬱な容疑者 素敵なパーティ、死体がふたつ /SCRAP
ヒントがない!ので、詰む人もいるのでは…。でもめっちゃ頭の体操にはなる。物語としてもちゃんと成立してる。小さい頃やった、ページを行ったり来たりするゲームみたいな本を本格的にしたらこんな感じになるんかな。謎解きが私には難しくて頭から湯気が出そ
2024/11/16 09:17
耳に棲むもの /小川洋子
補聴器のセールスマンを軸に繰り広げられる、静かな物語たち。『骨壺のカルテット』長年、補聴器のセールスマンをしていた父が亡くなった。父が生前信頼を寄せていたL耳鼻咽喉科の院長先生が手を合わせにやってきてくれたが。『耳たぶに触れる』収穫祭で行わ
2024/11/15 20:20
掬えば手には /瀬尾 まいこ
え、「そして、バトンは渡された」よりこっちの方が断然好み!良い!人の心を読める特殊能力を持つ梨木匠。なのにバイト先で出会った常盤さんの心だけは全く読めなくて…。パワハラ店長がどうしてパワハラ店長になるに至ったのかが明かされて、段々かわいく思
2024/11/15 08:15
恋とそれとあと全部 /住野 よる
設定、主人公にいまいち入り込めず。数ヶ月前に夫が自殺したばかりの遠い親戚の家に学校の課題と称して取材しにクラスメイトと2人で押し掛けるっていうのがまずちょっと引きました。そりゃ娘さん怒るよ。普段から親しくてサブレのタナトフォビアとかについて
2024/11/14 10:13
〈ネタバレあり〉DETECTIVE X CASE FILE #2 ブラックローズ /道尾秀介
〈ネタバレあり〉って書いたけど、できるだけネタバレしないように書きます。 1が良過ぎたせいでめっちゃ期待してたんやけど…、期待し過ぎた。正直、コレで五千円ってちょっとどうかと思う。うーーん、頑張って色々仕掛けを考えたんやなー、とは思うけど、
2024/11/13 18:46
ある愛の寓話 /村山 由佳
ぬいぐるみ、猫、籐のかご…。愛するものが人間でも動物でも無機物でも、そこには確かにあたたかい温もりがある。毛布に包まれるような、安らいだ気持ちで本を閉じた。「グレイ・レディ」のポテサラエピソード、(おお、ここでこういう風にぶっこんでくるか(
2024/11/13 07:11
星くずの殺人 /桃野 雑派
宇宙旅行で首吊り死体が見つかる。自殺?他殺?誰が?どうやって?何のために?設定はすごく面白いと思ったんだけど、わたしの想像力では物語に入り込めず…。氷河期世代の人間がバイトや派遣を経て宇宙に飛び出すベンチャー企業でパイロットって現実では無理
2024/11/12 09:08
彗星を追うヴァンパイア /河野裕
科学とファンタジー、混ぜるな危険って反射的に思っちゃったんだけど、良かった。ただ、ヤングアダルト?ラノベ?か何かそういう匂いがちょっと気になった。それがなければもっとのめり込んで読めたかも。時は17世紀イングランド、科学特に数学を愛する青年
2024/11/11 17:37
汝、星のごとく /凪良 ゆう
子どもみたいな親のもとに生まれたこと(特に櫂の母親は最後までヤバい)、小さすぎて他人の噂話くらいしか娯楽のない島に住んでいることを除けば、どこにでもいそうな高校生2人を描いた恋愛小説。花火よりお互いを見つめていたい、そんな眩しい季節も束の間
2024/11/11 08:05
〈ネタバレあり〉新しい恋愛 /高瀬隼子
高瀬さんが「恋愛」を書くとこんな風になるんだなー、と興味深く読了。こんなに賛否ありそうな、というか共感・非共感分かれそうな恋愛小説集ってないのでは。5つの短編が入っているけれど、正直なところ、(あー分かる、分かる、)ってなったの3編、ちょっ
2024/11/10 20:20
がらんどう /大谷 朝子
38歳独身女性平井は40歳独身女性菅沼とルームシェアを始める。ある日、2人が推しているアイドルグループのうちの1人が電撃婚を発表した時に、バタフライ効果のように危うい均衡が崩れ始める。(もはやそれが発端と断言することもできないが。)菅沼の副
2024/11/10 09:59
ナチュラルボーンチキン /金原ひとみ
オーディブル先行に納得。どっちにしようか迷ってるならオーディブルで。っていうくらい、言葉のリズムがすごい。けど単行本でも十分たのしめた。労務課ルーティン女×型破り編集者にモッシュする系バンドマンの化学反応。肉野菜炒めにパックご飯を夕飯にする
2024/11/09 21:06
おなかのおと /菊池 亜希子
この方の書く文章と絵(表紙もかわいい!)がたまらなくツボで、数年前「みちくさ」を友だちにすすめまくってウザがられていた。(そして気がついたら借りパクされていた。もう一回買おうかしら…)ふるさとでの思い出の味、上京して独り奮闘するご飯、妊娠し
2024/11/09 08:57
そして誰もいなくなるのか /小松立人
ミステリ作家志望の小松立人は、大学時代、知人同士の4人でこっそりタンス預金を盗む。誰にも気が付かれないまま10年が過ぎ、埋めておいた金を掘り起こそう、と集まるが、道中、崖崩れに巻き込まれて全員絶命。…の、はずが、死神から一週間の猶予を与えら
2024/11/08 17:11
黒猫を飼い始めた /アンソロジー
「黒猫を飼い始めた」の一行から始まるショートショート集。二行目からは各作家さんの想像力と個性が爆発。猫、それも黒猫ということで、少しミステリーだったりホラーチックだったりする話が多かった。(ただ、『黒』猫じゃなくてもいいんじゃない?っていう
2024/11/08 07:55
存在のすべてを /塩田武士
2024年本屋大賞第3位。物語はいきなり緊迫感のある誘拐事件から始まる。ほぼ同時に起こされた2件の誘拐事件の繋がりは。果たして狂言なのか。事件は解決を見ないまま30年の月日が流れる。担当刑事・中澤と交流のあった新聞記者の門田は、中澤が亡くな
2024/11/07 20:02
爆弾 /呉 勝浩
所謂「無敵の人」スズキタゴサクが、取調室で無差別爆破テロを“予告“する。命は平等、なんて言うけれど、それってウソだよね?と警察の(そして読者の)正義を揺さぶり続け、ぬるぬると翻弄するタゴサクのキャラがなんとも気持ち悪い。そして相対する警察側
2024/11/07 08:53
〈ネタバレあり〉銀河の図書室 /名取佐和子
『図書室のはこぶね』の続編のようなのでそちらを先に読むことをおすすめします。(またやってしまった…。いや、このタイトルからは分からんでしょ。)でもこの本単体でも大丈夫です。 私立の受験に失敗して県立野亜高校に入学したチカは「イーハトー部」に
2024/11/06 19:17
すごいことが最後に起こる! イラスト謎解きパズル /SCRAP
DETECTIVE Xをやって、SCRAPさんの他の本にも挑戦したくなり購入。本の体裁ではあるけど、本なのか…?ネット環境、筆記用具、ハサミが必要。難易度的には中~上級のように感じました。(ドの付く素人なので、パズルに慣れた人がどう感じるか
2024/11/06 09:50
イッツ・ダ・ボム /井上先斗
第一部は「日本のバンクシー」と騒がれる<ブラックロータス>を追うライターの視点。第二部は長くグラフィティをやってきた<TEEL>の視点。帯によると「新世代のクライム・ノヴェル!」らしいけどあんまりクライム感(って何)
2024/11/05 18:07
<ネタバレあり>ザリガニの鳴くところ /ディーリア・オーエンズ
すごい大作に出会ってしまった。家族に置いていかれ、村の皆から「湿地の少女」と蔑まれ差別されながらも自分で生きていく道を切り開いていくカイア。彼女に文字を教えたテイト、お金を稼ぐ方法を教えたジャンピン…実は助けてくれた人たちはたくさん居たのだ
2024/11/05 10:48
ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に /斜線堂有紀
短編5編。『ある女王の死』冷徹な金貸し、榛遵葉が刺殺された。現場には血塗れのチェス盤。これはダイイングメッセージなのか?女王の壮絶な一生。『妹の夫』宇宙でワープする仕事に就いた荒城は、地球にいる愛妻の様子をカメラでしか見られない。しかし彼女
2024/11/04 17:35
HSPブームの功罪を問う /飯村 周平
「HSP」ブームの危うさについて、心理学的見地を述べた本。専門用語も沢山出てくるが、「自分はHSPなのでは?」と思った人に最初に読んで欲しい。少なくとも、怪しいビジネスやカルトに巻き込まれることは防げるかと。ところでちょいちょい気になったの
2024/11/04 11:46
夜の道標 /芦沢 央
虐待、いじめ、パワハラ…この手の社会問題を扱った小説が最近多過ぎて、最初のほうは(またこういう話か)と思いつつ読み進めていたが、最大のテーマは旧優生保護法だった。まずこのテーマでフィクションを書こう、と決めた作者の勇気に拍手を送りたい。(下
2024/11/03 17:43
マナーはいらない 小説の書きかた講座 /三浦 しをん
コバルト(懐かし!)の新人賞短編部門に応募しよう、という人に向けた小説の書き方web連載をまとめた本。…とは表向きで、主にハイローとEXILEへの暑苦しいまでのパッションが溢れ出ているだけのような。最近三浦さんのエッセイ読んでなかったけど、
2024/11/02 20:42
方舟 /夕木 春央
山奥の地下建築へ探検に訪れた、かつての大学サークルの仲間たち。地震で出入口がふさがれ、脱出するためには、誰か1人が命を犠牲にしなければいけない。そんな中、殺人事件が起こる。犯人は誰なのか、犯人に生け贄になってもらおう──そんな空気が充満する
2024/11/01 17:38
2024年11月 (1件〜100件)
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