来週から始まるGWを前に、旅行やイベントが楽しみ…という方も多いのではないでしょうか。一方で、2024年4月に公開されたある調査結果*1によると物価高や円安といった影響を受けてGWに使う金額は昨年と比較しても横ばい、予定としても「自宅で過ごす」「近場で外食」といった慎重な声も少なくないようです。 GWのような大型連休や夏休みといった行楽シーズンは観光地にとっては重要な時期です。観光客が「ここなら行ってみたい」と思われる為には他の観光地との差別化が今後大いに求められると予想されます。 今回の記事ではこの観光地PRの切り口とし注目が集まる「キャラクター」の活用、特にアニメやゲームに登場するようなキャラクターの事例に注目してそのメリットや事例をご紹介したいと思います。 *1: 人気IP・キャラクターとタイアップ 観光PRとキャラクターといえば、わかりやすい事例は人気アニメや漫画とのタイアップです。近年ではアニメの舞台になった場所を「聖地」とし、ファン層を中心に訴求するような施策が多く行われています。 当初は「あのアニメの舞台は~らしい」といった形でコアなファンから「発見」されていましたが、2000年代ごろからその経済効果がネットを介して注目されはじめ様々なメディアでも取り上げられるようになりました。 その結果として、作品公開前から舞台となる地域側から聖地として作品公開とともにPRを行う…という事例も生まれています。 高知県×『竜とそばかすの姫』(2021年公開) 『時をかける少女』や『サマーウォーズ』といった作品で国内外でも評価が高い細田守監督作品の『竜とそばかすの姫』は高知県が舞台となっています。高知県は地域活性化・観光客誘致の施策としてスペシャルタイアップサイトを立ち上げています。 アクアスターではこのサイトのデザインとコーディングを担当させていただいております。 サイト内では実際に作品の中に登場する風景とその周辺にあるオススメの観光スポット、さらには高知県の定番とも言える観光スポットがわかりやすく表示されるようになっています。そこには作品がきっかけで高知を訪れた観光客が、高知県自体にも魅力を感じて帰ってもらう…という狙いがあります。