ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
「あなた方が直面する悩み事は私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いて...
死ぬということは物的身体による認識をやめて霊的身体によって魂の別の側面を表現し始めるということに過ぎません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は、大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発言を妨げます。不安の念を追い払いなさい。真実の愛は恐れることを知りません。その愛が宇宙を支配しているのです。そこに恐怖心の入る余地はないのです。それは無知の産物にほかなりません。つまり知らないから怖がるのです。ですから知識を携えて霊的理解の中に生きることです。取り越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知と...
人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇も共に神を理解する上での大切な要素です。実は両者は一本の棒の両端にすぎないのです。元は一つなのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇も共に神を理解する上での大切な要素です。もし光と闇とが存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜がなければ昼は昼でなくなり夜は夜でなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみは憎しみでなくなります。その違いが分かるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の...
「人間は物質の中に埋もれた生活をしているためにバイブレーションが低くなっております。朝、目を覚まし、まだ意識が完全に働かないうちにから、あれやこれやと煩わしいことや心配事の波にのみ込まれていきます。大きい悩み、小さい悩み、真実の悩み、取り越し苦労に過ぎぬもの等々いろいろあります。が、いずれにせよ全ては一時的なものにすぎないのですが、そういうものに心を奪われてしまうと、背後で霊が働いてくれている事実...
「その日その日の煩わしい雑事に追いまくられ、心配事や悩み事を抱えた生活を送っていると、時としてあなた方は、なぜこんな目に遭わなければならないのかと思ったり、また、これもよくあることですが、気持ちの通じ合った仲だと思っていた人から冷たい態度に出られたりして、理想を求める旅路で初めて光を見た時の感激をつい忘れてしまいがちです。その感激的体験の純粋無垢の美しさは時の経過とともにある程度その輝きを失いがち...
霊は物質に勝ります。霊は何ものにも勝ります。霊こそ全てを創り出すエッセンスです。なぜなら、霊は生命そのものであり、生命は霊そのものだからです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「霊的真理は単なる知識として記憶しているというだけでは理解したことにはなりません。実生活の場で真剣に体験して、初めてそれを理解するための魂の準備が出来上がります。どうもその点がよく分かっていただけないようです。種を蒔きさえすれば芽が出るというものではないでしょう。芽を出させるだけの養分が揃わなくてはなりますまい。養分が揃っていても太陽と水がなくてはなりますまい。そうした条件が全部うまく揃った時によ...
「霊的知識を手にした者は挫折も失敗も神の計画の一部であることを悟らなくてはいけません。陰と陽、作用と反作用は正反対であると同時に一体不離のもの、いわば硬貨の表と裏のようなものです。表裏一体なのですから、片方は欲しいがもう一方は要らない、というわけにはいかないのです。人間の進化のために、そうした表と裏の体験、つまり成功と挫折の双方を体験するように仕組まれた法則があるのです。神性の開発を促すために仕組...
恐怖心こそ人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。心を乱し、調和を破壊し、動揺と疑念を呼び起こします。つとめて恐れの念を打ち消すことです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「霊的真理を知った者は一片の恐怖心もなく毎日を送り、いかなる悲しみ、いかなる苦難にも必ずや神の御加護があることを一片の疑いもなく信じることができなければいけません。苦難にも悲しみにも挫けてはなりません。なぜなら霊的な力はいかなる物的な力にも勝るからです。恐怖心こそ人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。恐怖心は理性を挫き、枯渇させ、マヒさせます。あらゆる苦難を克服させるはずの力を打ちひしぎ、寄...
「絶対に誤ることのない霊的真理が幾つかありますが、そのうちの二つだけ紹介してみましょう。一つは、動機が純粋であれば、どんなことをしても決して被害をこうむることはないということ。もう一つは人のためという熱意に燃える者には必ずそのチャンスが与えられるということ。この二つです。焦ってはいけません。何事も気長に構えることです。なにしろこの地上に意識をもった生命が誕生するのに何百万年もの歳月を要したのです。...
物事は物的尺度ではなく霊的尺度で判断するように努めることです。神が施されることを地上的なモノサシで批判することはやめなくてはいけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦痛や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益と言わねばなりません。何もかもが上手く行き、日向ばかりを歩み、何一つ思い煩うことない人生を送っていては、魂の力は発揮されません。何かに挑戦し、苦しみ、神の全計画の一部であるところの地上という名の...
魂の偉大さは苦難を乗り切る時にこそ発揮されます。失意も落胆も魂のこやしです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「悲しみは魂に悟りを開かせる数ある体験の中でも特に深甚なる意味をもつものです。悲しみはそれが魂の琴線にふれた時、いちばんよく魂の目を覚まさせるものです。魂は肉体の奥深く埋もれているために、それを目覚めさせるためには余程の体験を必要とします。悲しみ、無念、病気、不幸等は地上の人間にとって教訓を学ぶための大切な手段なのです。もしもその教訓が簡単に学べるものであれば、それはたいした価値のないものというこ...
「地上の人生はしょせんは一つの長い闘いであり試練です。魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いていると言っていいでしょう。魂にはありとあらゆる種類の長所と欠点が秘められております。すなわち動物的進化の段階の名残である下等な欲望や感情もあれば、あなた方の個的存在の源泉である神的属性も秘められております。そのどちらが勝つか、その闘いが人生です。地上に生まれてくるのはその試練に身をさらすためなのです...
安易な人生からは価値あるものは得られません。困難な人生からのみ得られるのです。神は決してあなた方を見捨てません。見捨てるのはあなた方の方です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「時として人生が不公平に思えることがあります。ある人は苦労も苦痛も心配もない人生を送り、ある人は光を求めながら生涯を暗闇の中を生きているように思えることがあります。しかしその観方は事実の反面しか見ておりません。まだまだ道の要素があることに気づいておりません。私はあなた方に較べれば遙かに長い年月を生き、 宇宙の摂理の働き具合を遙かに多く見てきましたが、私はその摂理に絶対の敬意を表します。なぜなら...
「人生の目的は至って単純です。霊の世界から物質へ来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を見つけるため、さまざまな体験を積むということです。そのための道具としての身体をこの地上で授けてもらうというわけです。この地上があなたにとって死後の生活に備える絶好の教訓を与えてくれる場所なのです。その教訓を学ばずに終われば、地上生活は無駄になり、次の段階へ進む資格が得られ...
地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「地上に生を享ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。自分にとって必要な向上進化を促進するにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。ただ、実際に肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がって来ないだけの話です。あなた方地上の人間にとって...
死というものは存在しないのです。地上で始まった生命は肉体の死後も続くのです。そして、その霊の世界では、人の為に役立つことをしないと幸せにはなれないのです。
タイタニック号の沈没で犠牲になったウィリアム・ステッド氏の続きです。最初にお話したように、ステッド氏は生前、霊的真理の普及に尽力していた方なので、死後すぐに辿り着いた世界ブルーアイランドで過ごしていましたが、地上でさまよっている地縛霊を救出するための活動をし始めたのです。もちろん、霊界側でも高級霊団の方々が日々、救済活動は行ってくれているのです。その地縛霊となっている人とは、同じタイタニック号で亡...
ブルーアイランドはあくまでも過渡的な世界です。新参者が霊的環境に馴染むことを目的として用意されたもので、準備が整うと、本格的な霊の世界へ、実在の世界へと進んで行きます。
タイタニック号の犠牲になったウィリアム・ステッド氏の続きです。スピリチュアリズムについて物質化現象についても書きましたが、ステッド氏は物質化現象よりも、本当はもっと真実味がある「思念による交霊」という、思念伝達という手段がはるかに実感があるものだと言われています。「生前から親密な間柄だった者のことを強く念じると、その念は生き生きとして活力のあるエネルギーとなり、電波とまったく同じように宙を飛び、間...
今しがたまで生活していた地上の環境と少しも変わらないことを知りました。違うのは、全てが地上とは比較にならないくらい明るく美しいことでした。
前回のタイタニック号で犠牲になったウィリアム・ステッド氏からの霊界通信の続きです。ブルーアイランドへは、上空へ向けて垂直に、物凄いスピードで上昇して行くようです。強烈なスピードで引き上げられて行くのに、少しも不安な気持ちがしなかったと言われています。「その旅がどのくらいかかったか、又、地球からどれくらいの距離まで飛んだのかはわかりません。が、到着した時の気分の素敵だったこと!鬱陶しい空模様の国から...
地上時代に得た霊的知識が重要な点において100%正確であることを知って、驚き、かつ感動しました。地上とそっくりでした。タイタニック号で亡くなった方からの霊界通信です。
今回のお話はかなり長くなりますので、何回かに分けて記載して行きます。初めにタイタニック号の簡単な説明をしておきます。映画「タイタニック」をご覧になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ご存知の方も少しお付き合い下さいね。1912年4月10日にタイタニック号の処女航海はサウサンプトン港から出発してニューヨークへと出発したのです。乗船者数2201名(2208名という説もあるようです)一等船室には上流階級、大...
イエス様とは地球の政庁である神界の高級霊である大天使の一柱で、高級霊による地上誕生の系譜の最後を飾る人物として、誕生したとのことです。ベールの彼方の生活より
今回はキリスト教の牧師であったジョージ・オーエン氏について記載します。ジョージ・オーエン氏はインスピレーション的に受け取ったものを綴った「ベールの彼方の生活」の著者で有名です。第1巻は母親から、第2巻は守護霊から、第3,4巻が守護霊とほぼ同格レベルの霊恪を具えた高級霊からの通信です。1913年から25年の歳月をかけて納得行くまで検証した上で、新聞紙上に連載を始めたそうです。すると、早速キリスト教会の長老から...
人間は一人の例外もなく、聖人君子も大罪人も、肉体の死後は霊の世界へと進み、そこで新たな生活へ入る。モーゼスの霊訓より
物質化現象は目に見えるという、五感に直に訴えるためにかなり話題を集めましたが、丁度同じ頃から、霊言現象や自動書記現象による霊からのメッセージ、いわゆる霊界通信が着々と為されていたのです。その中でも、英国においては、キリスト教の牧師やその夫人を通して、キリスト教の教義とは真っ向から対立する通信が入って来たとのことです。これは本人のみならず、キリスト教界にも激震が走ったことでしょう。その筆頭に挙げられ...
霊的実在の証拠である物質化現象として物質化霊ケーティ・キング霊が出現。脈拍があり、規則的な心臓の鼓動まで聞こえたそうです。
ウィリアム・クルックス氏は、英国におけるスピリチュアリズムの動向を象徴する存在であり、他の研究家も大なり小なり、この方の影響を受けているようです。英国の有名な学術組織である王位協会ロイヤルソサエティーの会員に選ばれることは大変な名誉とされているようですが、1863年、クルックス氏は早くからその業績で29歳の若さで選ばれたとのことです。続いて75年にはロイヤル・ゴールドメダルを、88年にはデイヴィー・メダルを...
昨日も記載しましたが、再度記載しておきます。カール・ウィックランド博士は精神科医でありますが、早くから霊の実在を信じて、精神病の原因は低級霊の憑依であるとの観点から、その憑依霊を一時的に霊媒である博士夫人に乗り移らせて、博士の対話を通して霊的真理を理解させ、患者から向上の道へと導くことを30年余りにも行って「Thirty Years Among the Dead」邦題は「迷える霊との対話」という大著を出版されています。これは...
スピリチュアリズムの真実性を支持するため、潔く判事職を辞任し、余生をスピリチュアリズムの普及のために尽力されたニューヨーク州の最高裁判事ジョン・エドマンズ氏
今回はニューヨーク州の最高裁判事であり、州議会の議長を歴任し、屈指の著名文化人であり、有力な時期大統領候補の一人であったジョン・エドマンズ氏のことを記載します。そのような著名な方がスピリチュアリズムの真実性を支持する意見を新聞紙上で発表したので、かなりの非難を浴びたそうです。当然、当時は死後に関わる信仰はキリスト教が絶対であり、死者と語り合う交霊会などというものは禁じていたからなのです。けれど、エ...
霊的なことに全く関心がなく、理解していない人のために、読んで頂けたらと思います。スピリチュアリズムの発端である事件とは。
出典:アーネスト・トンプソン「近代スピリチュアリズム百年史」より フォックス家昨日、書かせて頂いたように、今回から、霊的なことに全く関心がなく、理解していない人のために、スピリチュアリズムの発端とも言える、ある事件の内容を紹介しようと思います。知ってらっしゃる方も今一度読んで頂けたらと思います。1848年3月のことでした。ニューヨーク州西部の都市ロチェスターの片田舎にハイズビルという村があり、そこの一軒...
「霊性に気づいた人は真に目覚めた人です。神性が目を覚ましたのです。それは、その人が人生から皮相的なものではなく霊という実在と結びついた豊かさを摂取できる発達段階に到達したことの指標でもあります。霊の宝は地上のいかなる宝よりも遙かに偉大であり、遙かに美しく、遙かに光沢があります。物的なものが全て色褪せ、錆つき、朽ち果てたあとも、いつまでも存在し続けます。魂が目を覚ますと、その奥に秘められたその驚異的...
「援助を求める真摯な熱意がなおざりにされることは決してありません。衷心からの祈りによる霊的な繋がりが出来ると同時に、援助を受け入れる扉が開いたことになります。その時に発生する背後での霊的事情の実際はとても言語では説明できません。元来地上の出来事を表現するように出来ている言語は、それとは本質的に異なる霊的な出来事を表現することは不可能です。どう駆使してみたところで、高度な霊的実在を表現するにはお粗末...
「これより先どれほどの偏見と反感と敵意と誤解と迷信と故意の敵対行為に遭遇しなければならないかは、あなた方には想像もつかないことでしょう。怖じ気づかせようと思って言っているのではありません。事を成就するためにはそのあるがままの背景を理解しておく必要があるからです。私にはその大変さがよく分かるのです。これまでも私は可能な限りの力を駆使して、克服不可能と思われた障害を克服して、あなた方の世界に近づいてま...
「宇宙にはある計画にそった”摂理”というものがあります。私達はそれにきちんと合わさるように出来上がっているのですが、それに合わすか否かは本人の意志による選択の自由が与えられています。東洋の諺に”師は弟子に合わせて法を説く”というのがあります。霊的に受け入れる準備ができれば自ずと真理の扉が開かれるのです。こちらから求めなくても良いのです。豁然と視野が開き、そこから本当の仕事が始まります。と言っても私共は...
生命のあるところには必ず霊があり、霊のあるところには必ず生命があります。あなた自身も生命そのものであり、それ故に宇宙の大霊との繋がりがあります。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「この宇宙をこしらえた力が生命活動を司っているのです。生命は物質ではありません。霊なのです。そして霊は即ち生命なのです。生命のあるところには必ず霊があり、霊のあるところには必ず生命があります。あなた自身も生命そのものであり、それ故に宇宙の大霊との繋がりがあり、それ故にあなたもこの無限の創造進化の過程に参加することができるのです。その生命力は必要とあらばいつでもあなたの生命の井戸からくみ上げることが...
あなた方は本来が霊的存在であり、それが肉体という器官を通して自己を表現しているのだということです。霊的部分が本来のあなたなのです。身体はあなたが住む家です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
これから「シルバー・バーチの霊訓」の一巻から順に記して行こうと思います。初心に戻って、改めてシルバー・バーチ霊のお言葉をかみしめ、自分はどうあるべきかを考えて行きたいと思います。また、「シルバー・バーチの霊訓」を知らない方にはぜひ読んで頂きたいですし、一読された方にも今一度初心に戻って読み進めて頂けたらと思います。忘れていたことを思い出したり、新たな発見があるのではないかと思います。また苦しい試練...
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ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...
ーーー身体の機能上の不平等はどうでしょうか。「奇形もしくは脳に異状のある場合のことをおっしゃりたいのでしょうか。それは別に扱わねばならない複雑な問題でして、これには宿業カルマの要素が入ってきます」 ーーーカルマの要素があるということは再生もあるということでしょうか。「再生はあります。しかし一般に言われている形(機械的輪廻転生)での生まれ変わりではありません。霊界には無数の側面をもった、霊的ダイ...
ーーーあなたは、成長のためのチャンスは平等に与えられるとおっしゃってますが、私はどうも納得できません。魂の本質は同じかも知れませんが、その本質が発揮される能力は必ずしも平等ではありません。同じチャンスから必ずしも同じだけのものを摂取できるとは限りません。能力の程度によって異なったチャンスが与えられるか、それともチャンスは同じでもそれをうまく活用する能力が平等に与えられていないかのいずれかだと思いま...
ーーー人間の立場からみると悪に思えるものもまったく悪ではないことがあるものでしょうかーー高い次元から見ればむしろ善と言えることが。「地上の人間にとって苦しみは悪であり、痛みは歓迎されませんが、実質的には必ずしもそうではありません。苦は楽と同じく神の計画の一部です。苦がなければ楽もなく、暗闇がなければ光明もなく、憎しみがなければ愛もありません。作用と反作用は同じものであると同時に正反対のものです。一...
ーーーせっかくの成果をぶち壊しにするような行為も、全体の計画にとっては大して支障を来さないということなのでしょうか。「とんでもないことをして成果のいくつかをぶち壊しすることはあっても、全部を台無しにするようなことはないということです。人間の行為が及ぼす被害も多寡が知れてるということです。地上のいかなる人物にも、神の意志を完全に台無しにしたり、計画を推進を完全に阻害するほどの損害を及ぼす力はありませ...
ーーー先ほどあなたは、一歩控えて思い通りにやらせるほかはないことがあるとおっしゃいました。その人には好きな道を選ぶ自由意志があるわけですが、もしもその人が自由に行動してそれが仕事をぶち壊すようなことになったらどうなるでしょうか。「自由といってもある一定の範囲内での話です。無制限の自由ではありません。その人の霊的成長と進化から生じる一定の条件によって制約されます。完全な自由選択が許された無制限の自由...
ーーー霊の指導によって行われる範囲と人間の努力によって行うべき範囲について教えてください。「私たちも一定の法則の範囲内で仕事をしなければなりません。霊にもできることとできないことがあるということです。その法則による制約は人間よりはるかに厳格です。私がこれまでいちばん辛い思いをしたのは、私の愛する者が危機のさ中にありながら何も手を出さずに一歩下がって控え、自分で工夫するにまかせ、どちらの道を選ぶかじ...
今回から大英スピリチュアリスト協会で開催された講演及び、一問一答を抜粋して記載させて頂きます。初めに冒頭のシルバー・バーチ霊のお言葉からの抜粋です。「肉体に閉じ込められているが故の厄介な問題の一つとして、正しい焦点を定めることが難しいことがあげられます。つまり霊力というものが適切な通路を得た時の影響力がいかに実感あふれるものであるかについて、共通の認識が得られないことです。また、皆さんのように霊的...
ーーー精神に異状のある方は本当に気の毒でならないのですが、治療家として無力であることを痛感させられています。「精神上の病も治すことができます。身を私たちにあずけるーーあなたに要請されるのはそれだけです。ご自分を通して霊力が流れるようにするのです。じかに治療できない人には遠隔治療を施してあげなさい。霊的治療はもはや地上に根づいております。退散することは決してありません。あなたもあなたなりの貢献ができ...
ーーーわずか数分で治してしまう治療家がいると知って驚いているのですが、治療家によっては二時間とか数週間、あるいは数ヶ月、時には何年もかかって、それでも良くならないというケースがあります。なぜでしょうか。「果を見て木を知るべしです。大切なのは結果です(※)。治療家は背後霊団との最高の調和関係を目指して日常生活を律すべきです。そうすれば必ず良い成果が得られます。あなた方は身を正すことだけを考えてくださ...
「私としては、たった一言であっても、私の述べたことの中にあなた方の励みになり元気づけ感動させるものを見出して頂ければ、もうそれだけで嬉しいのです。私たちの必要なのは霊の道具となるべきあなた方です。豪華なビルや教会や寺院や会館ではありません。それはそれなりの機能があることは認めますが、霊の力はそんな
「私はかつて地上で何年も生活し、こちらへ来てからも(三次元の世界の数え方で言えば)何千年もの歳月を過ごしてきましたが、向上すればするほど宇宙の全機構を包括し大小あらゆる出来事を支配する大自然の摂理の見事さに驚嘆するばかりです。その結果しみじみと思い知らされていることは、知識を獲得し魂が目覚め霊的実相を悟るということは最後はみな一人でやらねばならないーー自らの力で
「地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しております。潜在的大我の発達にとって必要な資質を身につける上でそのコースが一番効果的であることを得心して、その大我の自由意志によって選択するのです。その意味であなた方は自分がどんな人生を生きるかを承知の上で生まれて来ているのです。その人生を生き抜き困難を克服することが内在する資質を開発し、真の自我ーーよりおおきな自分...
「病める人、苦痛を抱えた人、身も心も霊も悶え苦しむ人、希望を失った人、寄るべない人、人生に疲れ切った人、迷える人、こうした人々にお説教は要りません。説く人自ら信仰に自信を失っていることすらよくあるのです。説く人にも説き聞かされる人にも意味をもたない紋切り型の説教をオウムのように繰り返しても、誰も耳を傾ける気にはならないでしょう。欲しいのは霊的真理が真実であるとの証です。あなた方が真に奉仕の精神に燃...
「人生において、自分が役に立つということほど大きな喜びはありません。何処を見ても闇ばかりで、数え切れないほどの人々が道を見失い、悩み、苦しみ、悲しみに打ちひしがれ、朝、目を覚ます度に今日はどうなるのだろうかという不安と恐怖におののきながら生きている世の中にあって、たった一人でも心の平静を見出し、自分が決して一人ぼっちの見捨てられた存在ではなく、無限の愛の手に囲まれているという霊的事実に目覚めさせる...
「暗闇にいる人に光を見出させてあげ、苦しみに疲れた人に力を与え、悲しみの淵にいる人を慰め、病に苦しむ人を治し、無力な動物への虐待行為を阻止することができれば、それがたった一人の人間、一匹の動物であっても、その人の地上生活は十分価値があったことになります。価値ある者を求める闘いに嫌気がさすようではいけません。これはあらゆる闘いの中でも特に偉大な闘いです。唯物主義と利己主義ー地上世界を蝕み、何のために...
「現今のように物質性が勝り霊性が劣る状態から、逆に霊性が物質性を凌ぐまでに発達してくれば、霊界からの指導も随分楽になることでしょう。それは、間をつなぐものが霊と霊との関係になるからです。しかし残念ながら大部分の地上の人間においては、その霊が余りに奥に押し込められ、芽を出す機会がなく、潜在的な状態のままに放置されております。これではよほどの努力をしない限り覚醒は得られません。物質性にすっかり浸りきり...
「霊的真理は、これを日常生活に活用すれば不安や悩み、不和、憎しみ、病気、利己主義、うぬぼれ等々を追い払い、地上に本物の霊的同胞精神に基づく平和を確立することでしょう。霊的真理を一つでも多く理解していくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からエネルギーを受けやすい体質にしていきます。これは地上と霊界を結ぶ磁気的な絆なのです。地上とのつながりを持つためには、それなりの道具が要ります。つまり霊力を送り込...
霊の世界からこうして地上へ戻って来るそもそもの目的は、人間の注意を霊的実在へと向けさせることにあります。ただそれだけのことです。地上世界の出来事に知らぬふりをしようと思えばできなことはありません。別段地上との関わりを強制される謂れはないのです。また人間側には我々に対して援助を強要する手段は何もないはずです。ですから私たちの尽力は全て自発的なものです。それは人類愛ともいうべきものに発し、援助の手を差...
「ある時は魂を感動させ、ある時は眠りから覚まさせ、当然悟るべき真理を悟らせるのが私たちの仕事です。言ってみれば霊への贈物を届けてあげることです。それが本来自分に具わる霊的威厳と崇高さを自覚させることになります。その折角の贈物をもし拒絶すれば、その人は宇宙最大の霊的淵源からの最高の贈物を断ったことになります。私たちからお贈りできるものは霊的真理しかありません。が、それは人間を物的束縛から解き放してく...
「人間の心に浮かぶ思念がすべて霊界からのものであるとは申しません。それは明らかに言い過ぎでしょう。しかしその多くが、背後霊が何とかして精神と霊とを豊かにしてあげようとする努力の反映であって、少なくとも単なる心像として見過ごしてはいけないことだけは真実です。その思念の伝達が地上における平面上の横の繋がり、つまり同じ意識の次元での交信でないことを忘れてはいけません。霊的なものを物的なものへと、二つの全...
「その他にも霊媒の精神ないし霊的体質によるエクトプラズムの微妙な個体変差があります。エクトプラズム※は決して一様のものではありません。いちばん元になるものが霊媒から抽出されるからです。霊媒の体質が粗野であればエクトプラズムも精神的ないし霊的に程度は低く、精妙度が劣ります。精神的に霊的に垢抜けした霊媒であれば、その性質がエクトプラズムにも反映します。(※元になるものをエクトプラズムミック・フォースと言...
「霊界の通信者の伝えたいことが百%伝わることは滅多にありません。あることはあるのですが、よほどの例外に属します。あなた方が電話で話を交わすような平面上の交信とは違うのです。その電話でさえ聞き取り難いことがあります。混線したり故障したりして全く通じなくなることもあります。地上という平面上の場合でもそうしたトラブルは生じるのですから、まったく次元の異なった二つの世界の間の交信がいかに困難なものであるか...
「地球は完全な状態で創造されたのではありません。個々の人間も完全な状態で創造されたのではありません。完全性を潜在的に宿しているということです。その潜在的完全性が神からの霊的遺産であり、これを開発することが個人の責務ということです。それには自由意志を行使する余地が与えられています。善か悪か、利己主義か無私か、慈悲か残酷か、その選択はあなたの自由ということです。但し忘れてならないのは、どちらの方向へ進...
「私にできることは、いつの時代にも適用できる真理を繰り返し説くことです。それを受け入れ、生活の基盤とするのはあなた方の役目です。それは容易なことではありません。しかし、もしも容易であったらそれだけの価値はないことになりましょう。霊的探検に容易なものは何一つありません。霊の歩むべき本来の道は何にも増して困難なものです。聖者の道、悟りへの道、円熟への道は容易には達成されません。自己犠牲を伴う長くゆっく...
「徐々にではありますが、光が闇を照らすように知識が無知の闇を明るく照らしていきます。生長、変化、進化、進歩、開発、発展ーーこれが宇宙の大原理です。一口に進化と言っても、、そこには必ず潮の干満にも似た動きがあることを知って下さい。循環(サークル)運動、周期(サイクル)運動、螺旋(スパイラル)運動ーーこうした運動の中で進化が営まれており、表面は単調のようで内面は実に複雑です。その波間に生きるあなた方も...
「私たちは法則と条件による支配を受けます。その時々の条件に従って能力の範囲内のことをするほかはありません。が、目に見えようと見えまいと、耳に聞こえようと聞こえまいと、手に触れられようと触れられまいと、あなた方を導き、援助し、支援とする力が常に存在します。人のために役立とうと心掛ける人に私はいつも申し上げてきたことですが、見通しがどんなに暗くても、いつかは必ず道は開けるものです。霊の力は生命の力その...
「あなた方が直面する悩み事は私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いて...
「地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は、大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発言を妨げます。不安の念を追い払いなさい。真実の愛は恐れることを知りません。その愛が宇宙を支配しているのです。そこに恐怖心の入る余地はないのです。それは無知の産物にほかなりません。つまり知らないから怖がるのです。ですから知識を携えて霊的理解の中に生きることです。取り越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知と...