フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
南ポルトガル・アルガルブ地方に住んでいます。移住するまでは知らなった、ここはヨーロッパ中から人が集まっています。ポルトガルにいながら英語もフランス語も聞こえる毎日。言葉に関して発見したことなど書いていきます。
ドイツ語を勉強していて keinとnicht の使い方の違いはドイツ語初心者が必ずと言っていいほど出会う壁だと思う。 kein は不定冠詞を否定する、冠詞なしの名詞を否定する、 Ich habe keinen Hunger. くらいはすぐに理解できるのだけれどもどうしても納得できない、というかしっくりこなかった kein の使い方が、 Ich spreche kein Deutsch. (私はドイツ語を話しません) だった。 kein は英語の no に近いと考えれば、例えば、 私には子供がいません / I have no children / Ich habe keine Kinder でと…
地域タグ:ポルトガル
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
過去からの depuis、これからの à partir de
「depuis」 と 「à partir de」・「時」に関して depuis は過去のある時点からその状態が現在まで続いていることを表します。 aujourd'hui に関しては、すでにその日起きたことなら depuis が使えます。 depuis 「場所」や「範囲」 à partir de 時間以外の使い方 「depuis」 と 「à partir de」・「時」に関して 「depuis」 も 「à partir de」 もある瞬間を出発点にして「~から」という意味です。 ではどちらも同じように使われるのかというと違いがあります。 英語と比較すると、 depuis = since à pa…
tout の規則
フランス語・ 重複合過去 (le passé surcomposé)
フランス語の過去形には、 複合過去 (le passé composé) 半過去 (le passé imparfait) 大過去 (le passé plus-que-parfait) などがあるけれど le passé surcomposé(重複合過去)というものがあることをご存知でしょうか?小説などを読むともしかしたら出てくるかもしれません。 でも知らなくても全く困ることはありません。現代フランス語ではまず使われることは無いと思います。 *重複合過去というのは僕の勝手な訳です。 複合過去の形、avoir + 過去分詞、の助動詞 avoir を更に複合過去にした形が重複合過去 (le pa…
フランス語の本来の否定文は…
フランス語・何だか分かりづらい部分冠詞 (article partitif)、"du" et "de la"
フランス語の部分冠詞の説明に挑戦してみます。
フランス語・未来形、条件法の成り立ち ついでにポルトガル語も…
未来形と条件法はこうして作られる
京の位までフランス語で数えるには。
フランス語・数字を書く時の注意点 まずは1,000の位まで。
フランス語で数字を話す、書く時の注意点をまとめてみたいと思います。 多分、英語よりややこしいです。 ここでは「80」、「cent」、「mille」を取り上げます。 まず「80」 「cent」の注意点 「mille」の注意点 まず「80」 フランスのフランス語で80は quatre-vingts ベルギーやスイス、カナダのフランス語になると octante や huitante があります。 どう考えても octante や huitante の方が自然だろう思うけれど、フランスでは「80」は quatre-vingts (4 x 20) です。 きっかり80の時は quatre-vingts …
フランス語で体の部位を表現する時
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
ポルトガル語の便利な表現
この表現は正しいのだろうか?
ヨーロッパの言語の男性名詞・女性名詞(そして時に中性名詞)は、形容詞の形や発音、関係代名詞などに影響を与えるので、時に非常に面倒くさいのですが、フランス語の単語のいくつかは単数の時と複数の時で性が変わったり、綴りも発音も同じでも、男性名詞として扱うか、女性名詞として扱うかで意味が変わる単語が存在します。 今日はそれらの単語を上げます。 (1)男性名詞か女性名詞かで意味が変わる単語 un aigle et une aigle un aigle = 鷲 une aigle =鷲印の軍旗、鷲模様 un cartouche et une cartouche un cartouche =装飾の一種、余白…
最近まで知らなかった単語です。
フランス語の接続法に関しての諸々を数回に分けて書いてみたいと思います。
フランス語の珍しい単語を見つけました。
フランス語・発音練習、フランス語を発音するための筋肉をつける
スムーズな発音ができるようになるために。
ポルトガル語・接続法半過去 Subjuntivo/Conjuntivo pretérito imperfeito
ポルトガル語を話す上での大事な活用、接続法半過去形を覚えましょう!
ポルトガル語・接続法の未来形 Subjuntivo/Conjuntivo futuro
ポルトガル語のみに見られる接続法未来形について。
フランス語・prévenir en amont... Pléonasme(冗語法)のあれこれ
冗語法はあまり使いすぎないように。
フランス語の疑問文のあれこれ
意外とむずかしい(と思う)フランス語の「j」の発音です。
フランス語、動物の鳴き声特集です。
フランス語の進行形。英語との違い。
フランス語・2つの母音のきわどい発音
今日、ある本を読んでいてこの単語に出会いました。ねこ恐怖症はフランス語で、 ailourophbie (ɛ.lu.ʁo.fɔ.bi) というそうです。 何でも ailouro が「ねこ」を意味する古代ギリシャ語から来ているそうです。 僕が持っている日仏辞書にも仏仏辞書にも載っていませんでした。ネットで検索してやっと見つけました。 ついでに犬の場合は、 cynophile(犬好き) cynophobie(犬嫌い) となるそうです。
普段、日本語を話すときに、これが自動詞、これが他動詞、などと当然考えないで、そしてちゃんとそれを使い分けているのだけれど(母国語とはそういうものですね)、外国語を学ぶ段になると、この違いをちゃんと理解して動詞を正しく使うことが意外に難しい、と思うことがあります。 多分、他動詞・自動詞を論じだすとそれだけで本が一冊書けてしまえるほど、重要な主題なのかもしれないけれど(フランス語と日本語の間でも恐らく他動詞・自動詞の定義が変わるのではないでしょうか)、ここではフランス語において、 他動詞 (transitif) は直接目的語をとるもの、 自動詞 (intransitif) はそれ以外、 という、非…
普段、日本語を話すときに、これが自動詞、これが他動詞、などと当然考えないで、そしてちゃんとそれを使い分けているのだけれど(母国語とはそういうものですね)、外国語を学ぶ段になると、この違いをちゃんと理解して動詞を使うことが意外に難しい、と思うことがあります。 多分、他動詞・自動詞を論じだすとそれだけで本が一冊書けてしまえるほど、重要な主題なのかもしれないけれど(フランス語と日本語の間でも恐らく他動詞・自動詞の定義が変わるのではないでしょうか)、ここではフランス語において、 他動詞 (transitif) は直接目的語をとるもの、 自動詞 (intransitif) はそれ以外、 という、非常に大…
汚い言葉、罵り言葉(palavrão)などが存在しない言葉はない。 もちろんポルトガル語にもそれには事欠かない。 フランス語でも英語でも汚い単語、表現というのは限りなく存在するけれど、僕はそれらをあくまで受けが狙える状況にある、という時にしか使いません。 ただ、自分では使わなくても、それを聞いたりまたもしかしたら何かの場面で言われる可能性はあります。その時に相手が何を言っているのか理解できることはとても重要だと思うので、ここに機会があるごとにポルトガル語の汚い言葉、また汚いとまでは行かなくともかなり砕けた表現など覚えるたびに並べてみたいと思います。 cagão/cagona 動詞 cagar …
いかにもポルトガル語な表現だろう、~inho, ~zinho
スペイン語やフランス語、英語にもないいかにもポルトガル語らしいもの、と言ったら恐らくこの表現、~inho, ~zinho などの接尾語ではないだろうか。 これはあらゆる名詞、形容詞の語尾について基本は「小ささ」の意味を付け加えるもの。 passaro 鳥 ➡ passarinho 小鳥 のように。 でもここから意味が拡大して、愛情や親密さ、または軽蔑を込める表現としてポルトガル語の会話の中で至るところに表れます。 例えば、僕が犬を飼っていることを知っている人から、 Come vai teu cão? (犬は元気?)と言う代わりに、 Come vai teu cãozinho? この cãozi…
ポルトガルの歌・Rui Veloso / Loucos de Lisboa
ポルトガルの歌手Rui Velosoを紹介します。
フランス語の開口母音と閉口母音・e ouvert et e fermé / Il faut que la voyelle soit ouverte ou fermée
英語には短母音と長母音というのもがあってこれはフランス語にはない概念だけれども、 英語では母音を短く発音するか伸ばして発音するかで意味が変わることがある。 sick [sík] / seek [síːk] live [lív] / leave [líːv] 逆にその英語にはなくフランス語にある母音の概念に、開口母音と閉口母音がある。 ちなみにポルトガル語にも開口・閉口母音があるから恐らくラテン語由来なのかもしれないですね。 これは例えば母音 "e" を例にとると、 e [e] と発音するか e [ɛ]と発音するかで2つの違う母音として認識されるということ。 実際の音は聞いてもらうしかないのだけ…
仮定法・4つの言語での比較(英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語)
英語、スランス語、ポルトガル語、ドイツ語それぞれの言葉でどのように仮定法を使うか比較してみました。
フランス語・C'est facil à ~ それとも C'est facil de ~?
フランス語の「à」と「de」による違い。
この2つの表現は、何となくうやむやに区別することなく使っていました。 それで特に相互理解に支障をきたしたことはなかったし。 でも、2通りの言い方があるということは、そこに必ず何らかの違いがあるはず。調べてみたらやっぱり違いがありました(当たり前ですね)。 de nouveau 同じことを繰り返す。同じことをもう一度。 à nouveau 繰り返すけれども以前とは違うやり方で。 違いを理解する例文として、 Il est de nouveau en retard. Ça fait déjà troisième fois cette semaine. Le travail est mal fait.…
普段、当たり前に使っていた単語の発音が実は違った、ということが往々にして(自分には)起こる。 多分、人間の耳は一度こう、と思ってしまうとそうとしか聞こえなくなってしまうのだと思う。 「いい爺さん」だと思っていたら実は「異人さん」だった、というような間違い。 フランス語のニュースを見ていたりフランス人と話している時に当のフランス人が良く間違えて発音する単語が2つある。 1つ目は、 rehausser この動詞を多くのフランス人が réhausser [reose] と発音する。 が、e の上にアクセントはないので正しくは rehausser [rəose] と発音する。 2つ目は、 rouvri…
ポルトガル語の名詞の複数形の作り方は基本的には名詞の単数形に -s をつけるので、英語やフランス語と同じです。 ただし、-s を付けた際の語尾の発音の変化の仕方が英語よりもちょっと複雑です。 ちなみにフランス語は同じように名詞に -s を付けるけれども音の違いは冠詞に表れて、名詞の発音は変化しません。 mon chien mes chiens notre terrain nos terrains 大方の名詞に当てはまる規則はあるけれど、その規則に当てはまらない例外は必ず存在するので、最終的には語彙数を増やして覚えるのみです。 大原則 -s をつける 英語やフランス語と基本は同じです。ポルトガル…
言葉とは時代と共に常に変化するもの、だから新しい単語が出てくるのは自然の道理だし、同じ単語でありながら意味が以前と変わっている単語があるのも当然。 それ自体はいいのだけれど、じゃあだからと言って何でもあり、という訳ではないと思うし、明らかに使い方が間違っていると思われるもの、またはちゃんと元の言語にそれ相応の単語なり表現があるにも関わらず安易に他の言語からもって来たりする(殊に英語から)事には注意が必要だと思う。 とまぁ、母国語ではない言語にとやかく言うのは野暮なのかもしれないけれどやはり気になってしまうのです。 今回はここに、実際に僕が耳にした、フランス語で良く使われるようになった幾つかの単…
フランス語・表現 いくら何でも長い "au jour d'aujourd'hui"
同じ意味の言葉を繋げることを Redondance 又は pléonasme と言います。 descendre en bas, monter en haut, exporter à l'étranger, sortir dehors, trop excessif, s'avérer vrai, prévenir avant, s'entraider mutuellement, dune de sable, reculer en arrière hémorragie sanguine, se dépêcher vite, pactole finencier...etc. 日本語で「馬から落馬する…
ポルトガル語に「puxar」という動詞がある。 発音は「プシャール」。 大体、お店の入口や銀行、郵便局の入口のドアにこの動詞の3人称の命令形、 「puxe」(発音はプッシュ) と書かれている。 字面や発音からも、英語の to push、フランス語の pousser を連想させる。 どちらも「押す」という意味。 だからポルトガル語の「puxar」も押すという意味だろう、と思ったら然にあらず。その全く反対、「引く」という意味です。 もうね、ポルトガル人、ひねくれてるとしか思えないんですよ。この動詞のおかげで何度引くべきドアを押したことか。 お隣りスペインで(ドアを)引くは「tirar」。これはフラ…
フランス語・近頃の動詞、Impacter。この動詞は正しいのか?
言葉は時代の流れを受けて常に変わっていくもの。今、話されているフランス語と100年前、200年前のフランス語が違っていても当然。色々な他の言語の影響(今は特に英語)を受けて新しい単語が生まれ、消えていくのも当たり前のことと思う。けれど、同時にそれは「何でもあり」、「新しいものを無条件に受け入れる」というのとはまた違うはず。 新しいものを頑なに否定するのは賢いと思わないし、かと言って新しいものを安易に無条件に取り入れるのも、またいいこととは思わない。 自分の中では、本来の言語の中に十分に必要な単語なり表現があるにも関わらず安易に他の言語から取り入れるのはあまりいいことだとは思わない、という基準を…
ポルトガル語は、イタリア語やスペイン語ほど音がはっきりしていない。 勉強し始めた頃はそう思いました。 もちろん、それは単に自分の耳が聞き取れていないだけのことなのだけど、実際アクセントがある音以外の音は多少、違っても大丈夫。寛容度は他の言葉より高いようです。 しかも最近、気づいたけれども僕が住んでいるアルガルブのポルトガル人の発音は更に分かりづらく、ある年代以上のポルトガル人が発音するポルトガル語は今でもほとんど分かりません。 リスボンから来たポルトガル人のポルトガル語を聞くと、自分のポルトガル語能力が途端にアップした、と思うくらいに聞き取りやすいです。 アクセントの有無によって音が変わる"o…
昔から音の響きが好きだったドイツ語(理解されないことが多いが…)。 一つ一つの発音は日本人にはそんなに難しくないと思われる。特にすでに英語でbとvの違い、hとfの違い、lとrの違いなどが分かっていれば恐らく英語やフランス語よりも発音しやすい…と思う。 その理由はまず母音の数が英語やフランス語より少ない(ちゃんと数えたことはないが)。 フランス語やポルトガル語のような鼻母音が無い。 発音の通りに表記する。ドイツ語特有の規則はあるがそれを覚えてしまえば書いてある通りに読めば良い。 ついでにこれは個人的な理由だけれど、3つのウムラウト(Umlaut)ä,ü,ö,もフランス語を勉強した自分にとっては全…
公共の場でここのポルトガル人が良く使う表現、 Fica descansado (フィカ・デシュカンサドゥ) 意味は英語で文字通り、Be relaxed. 銀行で住所変更を頼んで向こうから一言、 "Fica descansado." 仕事で必要な包装材を注文して向こうから一言、 "Fica descansado." 水漏れがあるから修理を依頼し向こうから「明日の朝、行くから」と言って最後に一言、 "Fica descansado." 日本語で言えば「万事問題なし。安心して」というような意味である。 しかし、 ポルトガル人がこれを言ったからといってそれを真に受けて本当に安心してはいけない。 住所変…
Mylène Farmer ~Souviens-toi du jour~
今回、紹介したいフランス人の歌手はMylène Farmer(ミレーヌ・ファルメール)です。 日本で全く知られていない存在ですが、本国フランスでは30年のキャリアを誇るベテラン、フランスに住んでいるフランス人なら彼女の曲の一つや二つは必ず知っている、そういう存在です。 僕が彼女の歌を知ったのは21世紀に入ってからだったけれど、彼女がデビューした当初は歌そのものよりもその中性的な見た目、トーンの高い声(歌詞はかなり聞き取りづらい)などで日本でいうビジュアル系で注目された感があるけれど(実際彼女は何故かゲイからも人気が高い。マドンナのよう)、彼女のコンサートの映像を見てイメージががらりと変わりまし…
フランス人なら誰でも知っているものから、僕が耳に挟んだものまで。書き留めていきます。(随時更新) La culture, c'est comme une confiture. Moins on en a, plus on en étale. 教養とはジャムのようなものだ。少なければ少ないほど、薄く広く伸ばそうとする。 Point n'ait besoin d'être beau. Il faut le charme. 容姿はどうだっていいの。魅力が無ければだめ。 On ne fait pas d'omelette sans casser les oeufs. 卵を割らずにオムレツは出来ない。→…
フランス語・再帰動詞(Verbes pronominaux)においての過去分詞の性数一致
英語、フランス語、ポルトガル語のうち、書くことに関してはポルトガル語が一番簡単である。なぜなら多少の例外はあるにせよ基本的には発音されている通りに書けば良いから。 英語、フランス語はそうは行かない。同じ音を表すにも何通りかの方法があったり、同じアルファベットが単語によって違う音で発音されたり、そしてこれは特にフランス語に顕著だが発音しないのに書かなくてはいけないアルファベットがあったり。 過去分詞の性数一致も英語やポルトガル語にはないフランス語らしい厄介なところ。特に再帰動詞の性数一致はなかなか難解です。今回はそれを出来るだけ分かりやすい様に説明できるよう努力してみます。 大原則は ●再帰代名…
ポルトガル語での曜日表現です。 これは他の近隣の言語と全く違う言い方します。 月曜日・Segunda-feira(セグンダ・フェイラ) 火曜日・Terça-feira (テルサ・フェイラ) 水曜日・Quarta-feira (クアルタ・フェイラ) 木曜日・Quinta-feira (キンタ・フェイラ) 金曜日・Sexta-feira (セイシュタ・フェイラ) 土曜日・Sábado (サバドゥ) 日曜日・Domingo (ドミング) feira とは「市、定期市、縁日」のことです。それに序数が付いて曜日を表します。 つまり、月曜日・Segunda-feira は「2番目の市」、火曜日・Terça…
現代フランス語で使われなくなった時制・接続法半過去(Subjonctif imparfait)と接続法大過去(Subjonctif plus-que-parfait)
単純過去の次は僕の好きな(?!)接続法・半過去(Subjonctif imparfait)です。 この時制も単純過去同様、ほとんど使われなくなってしまいましたが、その理由は主に、 半過去を使わずとも接続法・現在のままで十分意味が伝わる この時制を使わないことによってその活用はもちろん、単純過去の活用も覚える必要がなくなる こんなところだと思います。 ここでは本来、文法的に正しいと見做されている接続法・半過去(Subjontif imparfait)の使い方を説明しようと思います。 まず、接続法・半過去(Subjonctif imparfait)の活用 基本の動詞:être と avoir の活…
現代フランス語では使われなくなった時制・単純過去(Passé simple)と前過去(Passé antérieur)
会話では知らなくてもまず困ることはないであろう単純過去 何故、今はもうほとんど使われなくなった、知らなくてもさしてフランス語を理解するのに困らないものの話をするのかというと、まず自分自身がこれは役に立つ、役に立たない、という基準以前に色々知るのが好きなこと、それからこれはどんなことにも言えることだと思うけれど、本来ピンポイントの知識などなく、例えばフランス語ならフランス語そのものの文法や単語だけでなく、フランスの歴史、文化、政治その他もろもろを知ることが結果的にフランス語を話す時に役立っているはずで、ここで話題にする単純過去や接続法・半過去なども実際には使わなくともそういうものがあるということ…
フランス語・良く使われる単語"quasiment"、でも実は…
J'ai quasiment fini. のように、「ほぼ、ほとんど」という意味で使われる単語 "quasiment"。 日常会話でもテレビのニュースでも良く使われるこの単語、実はくだけた表現(expression familière)であることをご存知でしょうか? つまり、友達同士の会話ならともかく公式の場では本来使用すべきではない単語なのです。 その理由は、本来 "quasi" だけで「ほぼ、ほとんど」という意味を表す単語だからです。それに"-ment" をつけるのは意味もなく単語を長くしているだけ、ということです。 なので、J'ai quasi fini. が正しいフランス語ということで…
フランス語の歌を聞いてみる Patricia KAAS / Je voudrais la connaître
何か言葉を勉強する時には、色々な方法、また個人個人に合った勉強の仕方があると思うけれど、僕が最もフランス語を勉強していた時期にやっていたこと。 それは、自分がいいな、と思うフランス語の歌、または歌手を見つけてその歌を覚えること。 これは自分にとってはとても大きな効果があったと思ってます。 当時、フランスに住んでいた僕は、何か耳に残る歌を聞いたとき、すぐに友人のフランス人に、これは誰が歌っているのか、なんという題名の歌なのか尋ねまくり、その歌が手に入った時は(当時のメインはCD)頼んで歌詞を書いてもらったりしていました(日本と違って海外では、歌詞カードが付いていないCDって結構ざらにあるんですよ…
フランス語・接続法 (Subjonctif)現在形、不規則動詞
フランス語に限らず、どの言語でも良く使う動詞ほど、不規則活用する確率多し。 この不規則活用はもう覚えるしかありません。 代表的なフランス語動詞の接続法・現在の活用です。 ●être : 基本中の基本。接続法過去でも使われるので覚えること必須です。 ~ que je sois ~ que tu sois ~ qu'il soit ~ que nous soyons ~ que vous soyez ~ qu'ils soient Il faut qu'il soit malade pour ne pas être venu. ●avoir : もう一つの基本動詞。同じく接続法過去でも使われるので…
規則動詞の接続法・現在形 接続法・現在形の規則動詞の活用はそんなに難しくありません。 接続法・現在形の活用の基本になるのは、直説法・現在形の三人称複数(ils/elles)の活用形です。 -er動詞(例)travailler travailler の ils の活用は ils travaillent。この travaille-の部分が語幹となり活用していきます。 ~ que je travaille ~ que tu travailles ~ qu'il travaille ~ que nous travaillions ~ que vous travailliez ~ qu'ils trav…
接続法です。フランス語で"Subjontif"(スブジョンクティフ)と言います。 フランス語では、この接続法には、現在(Présent)、過去(Passé)、半過去(Imparfait)、大過去(Plus-que-parfait)の4つの形が存在します。 が、このうち半過去(Imparfait)、大過去(Plus-que-parfait)は事実上、口語では99%使われません。この2つの活用が見られるのは今ではほぼ文語体のみです。 それゆえ、参考書や教える人によっては、おぼえる必要はないと、この2つの活用の習得を完全に省いてしまうこともあるのではないでしょうか。 でも、ここではフランス語の知識と…
序数・1番目から20番目 1番目・primeiro(a)「プリメイル・プリメイラ」 2番目・segundo(a)「セグンドゥ・セグンダ」 3番目・terceiro(a)「テルセイル・テルセイラ」 4番目・quarto(a)「クアルトゥ・クアルタ」 5番目・quinto(a)「キントゥ・キンタ」 6番目・sexto(a)「セイシュトゥ・セイシュタ」 7番目・sétimo(a)「セッチム・セッチマ」 8番目・oitavo(a)「オイターヴ・オイターヴァ」 9番目・nono(a)「ノーヌ・ノーナ」 10番目・décimo(a)「デッスィム・デッスィマ」 男性名詞に付くときは -o、女性名詞に付くとき…
近頃、頻繁に聞かれるようになった謝罪の言葉 "Je m'excuse." しかし、本来これは全く謝罪の言葉になっていないので注意しよう。 もし、自分に落ち度がある時に迷惑をかけた相手に謝る時は、 Je vous prie de m'en excuser. Je vous demande pardon. Excusez-moi. などを使おう。 Je m'excuse. は英語でIexcuse myself.「自分で自分を許す。」 謝っているつもりがとても尊大な態度を取っていることになってしまいます。
100から1000 100 cem (セン) 101 cemto e um/uma(セントゥ・イ・ウン/ウマ) 102 cemto e dois/duas(セントゥ・イ・ドイシュ/ドゥアシュ) 103 cemto e três(セントゥ・イ・トレシュ) 200 duzentos/as(ドゥゼントシュ/ドゥゼンタシュ) 201 duzentos e um/uma(ドゥゼントシュ・イ・ウン/ウマ) 202 duzentos e dois/duas(ドゥゼントシュ・イ・ドイシュ/ドゥアシュ) 300 trezentos/as(トレゼントシュ/タシュ) 400 quatrocentos/as(クアトロ…
今、仕事をしている場所にはブラジル人もいるので、毎日ポルトガルのポルトガル語とブラジルのポルトガル語を聞くことになるのだけれど、今日そこで知った言葉の違い。 dragaria と depósito dragaria という単語自体知らなかったのだけれど、言葉の響きから薬局かなんかだろう、と思ったら大違い。 ポルトガルで dragaria と言ったら日曜大工店。 ブラジルでは僕が想像した通り、薬局のこと。 ポルトガルで薬局は farmácia。 そしてブラジルで日曜大工店は depósito と言うのだそうです。 なんか、これだけでも既にややこしいような…
フランス語 今や多くのフランス人も間違える、avant que~ + 接続法、après que~ + ???
Il vaut mieux partir avant qu'il ne pleuve.(雨が降る前に出発した方がいい。) のように、avant que ~ では接続法。 では、 Nous en avons parlé après qu'ils (sont ou soient) partis.(彼らが出かけてから、そのことについて話をした。) の場合、après qu'ils sont partis と après qu'ils soient partis のどちらでしょうか? 知っていればもちろん迷うこと全くはありません。 après qu'ils sont partis です。<après …
ポルトガル語の数字。フランス語の数字に比べたら筋が通っているかな。 まず基数から。 ポルトガル語の基数 (cardinal) 0から20まで 0 zero(ゼル) 1 um/uma(ウン/ウマ) 11 onze(オンズ) 2 dois/duas(ドイシュ/デゥアシュ) 12 doze(ドズ) 3 três(トレシュ) 13 treze(トレズ) 4 quatro(クアトル) 14 catorze/quatorze(キャトルズ) 5 cinco(スィンク) 15 quinze(キンズ) 6 seis(セイシュ) 16 dezasseis(デザセイシュ) 7 sete(セツ) 17 dezasse…
ser, estar, ter haver, ficar,これらの動詞は基本中の基本のポルトガル語の動詞です。 ここで「estar」と「ficar」が前置詞と結びついて作り出すいくつかの表現をまとめておこうと思います。 まずはestar estarの基本の意味はこちらを参照してください。 trilingual.hatenablog.com estar a + 不定詞、estar + 現在分詞 「~しているところです。」 英語の現在進行形にほぼ対応します。 -O que estás a fazer? (= O que estás fazendo?) = What are you doing? 「…
ここまで、動詞"ser","estar", "ter", "haver" を見てきましたが、 今日取り上げる動詞"ficar" はちょっと変わった動詞です。 どう変わっているのかというと、他の英語やフランス語では一語では訳せない程、色々な意味を内包している動詞なのです。 そのため、ちょっと使い方に戸惑う動詞でもあるのですが、同時にこの動詞をマスターすると「おっ、ポルトガル語が出来るな」、と思わせることができる動詞です。 と言うことで、まず直説法・現在形の活用から。 eu fico(フィク) tu ficas(フィカシュ) ele fica(フィカ) nós ficamos(フィカモシュ) vó…
ヨーロッパの言語の男性名詞・女性名詞(そして時に中性名詞)は、形容詞の形や発音、関係代名詞などに影響を与えるので、時に非常に面倒くさいのですが、フランス語の単語のいくつかは単数の時と複数の時で性が変わったり、綴りも発音も同じでも、男性名詞として扱うか、女性名詞として扱うかで意味が変わる単語が存在します。 今日はそれらの単語を上げたいと思います。 (1)まず、男性名詞か女性名詞かで意味が変わる単語 un aigle et une aigle un aigle = 鷲 une aigle =鷲印の軍旗、鷲模様 un cartouche et une cartouche un cartouche =…
存在の動詞"ser"と"estar"の次は、同じく最も基本の動詞の一つ、 所有を表す"ter"(テール)です。 英語の"have"、フランス語の"avoir"に相当する動詞です。 ------------------------------------------- その直説法・現在形(Indicativo presente)から。 eu tenho (テーニュ)tu tens (テンシュ)ele (você) tem (テン)nós temos (テーモシュ)vós tendes (テンデシュ)eles (vocês) têm (テン) serに 比べたら若干、不規則性が薄らいでいるでしょう…
何時の頃から、こういう言い方が使われるようになったのか。 最近のソーシャルメディアでも、もう市民権を得たかのように使われるようになった、というより、もしかしたらそのソーシャルメディアからそのような使われ方が拡がったのか。 ~それが "très"の代わりに頻繁に使われるようになった"trop". 可愛い動物を見て、 Ah, il est trop mignon!! (Il est très mignon/Il est vraiment mignonなどの代わり)。 美味しいものを食べて、 C'est trop bon!! (C'est très bon/ C'est délicieuxなどの代わ…
ポルトガル語には存在・状態を表す動詞(英語のbe、フランス語のêtre)に、"ser"と"estar"があります。 ---------------------------------------------------------- 例えば英語では、 フランス語では、 I am Japanese. (私は日本人です。) Je suis Japonais. I am in Japan (私は日本にいます。) Je suis au Japon. と、どちらの文でも英語ならbe、フランス語ならêtreと同じ動詞が使われます。 しかし、これをポルトガル語で書くと、 Sou japonês. (私は日本…
今回は、英語やフランス語にはその違いが表れないないもう一つの存在を表す動詞、 "estar"(シュタール)です。 これも、英語のbe動詞、フランス語のêtreに相当します。 まず、最初に発音ですが、ポ・ポルトガル語では"es-"は多くの場合、「シュ」と発音されます。なので"estar"は「シュタール」 。 ブ・ポルトガル語では素直に「エスタール」と発音されている、と思います。 直説法・現在形の活用は以下のようになります。 eu estou (シュト)tu estás (シュタシュ)ele está (シュタ)nós estamos (シュタモシュ)vós estais (シュタイシュ)eles…
いよいよ動詞の活用です。 ポルトガル語の動詞の活用は、例えばフランス語には存在しない時制、あるいは現在、使われなくなった時制がしっかり現役で活躍しているので少し複雑です。 まず、活用には「法」というカテゴリーがあり、 文が表す出来事の現実との関係や意図、聞き手に対する態度などを表す、などと文法書では説明されているけれど、あんまり良く分からないですよね(-_-;) まぁ、動詞の活用や使われ方を覚えて行けば段々と分かってくると思うので、気にせず行きましょう。 まずは直説法・現在から この「法」には、直説法・条件法・接続法・命令法、があります。 初めに直説法(Indicativo)。 これは、事実を…
フランス語表現 ・"Ne l'avoir pas volé"
今日、耳にした今まで知らなかったフランス語の表現。 Ne l'avoir pas volé 直訳すると、それを盗まなかった。 意味は、その報いに値する。自業自得。 Il s'est fait donner un coup de poing par un de ses camarades. Il ne l'a pas volé : il passe son temps à chercher la chicane et à provoquer les autres. (彼、同僚の一人から殴られたよ。当然の報いだね。いつも言いがかりをつけて、相手をけしかけてばかりいるんだから。) voléついでにも…
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ドイツ語を勉強していて keinとnicht の使い方の違いはドイツ語初心者が必ずと言っていいほど出会う壁だと思う。 kein は不定冠詞を否定する、冠詞なしの名詞を否定する、 Ich habe keinen Hunger. くらいはすぐに理解できるのだけれどもどうしても納得できない、というかしっくりこなかった kein の使い方が、 Ich spreche kein Deutsch. (私はドイツ語を話しません) だった。 kein は英語の no に近いと考えれば、例えば、 私には子供がいません / I have no children / Ich habe keine Kinder でと…
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tout の規則
フランス語の過去形には、 複合過去 (le passé composé) 半過去 (le passé imparfait) 大過去 (le passé plus-que-parfait) などがあるけれど le passé surcomposé(重複合過去)というものがあることをご存知でしょうか?小説などを読むともしかしたら出てくるかもしれません。 でも知らなくても全く困ることはありません。現代フランス語ではまず使われることは無いと思います。 *重複合過去というのは僕の勝手な訳です。 複合過去の形、avoir + 過去分詞、の助動詞 avoir を更に複合過去にした形が重複合過去 (le pa…
フランス語の本来の否定文は…
フランス語の部分冠詞の説明に挑戦してみます。
未来形と条件法はこうして作られる
京の位までフランス語で数えるには。
フランス語で数字を話す、書く時の注意点をまとめてみたいと思います。 多分、英語よりややこしいです。 ここでは「80」、「cent」、「mille」を取り上げます。 まず「80」 「cent」の注意点 「mille」の注意点 まず「80」 フランスのフランス語で80は quatre-vingts ベルギーやスイス、カナダのフランス語になると octante や huitante があります。 どう考えても octante や huitante の方が自然だろう思うけれど、フランスでは「80」は quatre-vingts (4 x 20) です。 きっかり80の時は quatre-vingts …
フランス語で体の部位を表現する時
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
ポルトガル語の便利な表現
この表現は正しいのだろうか?
ヨーロッパの言語の男性名詞・女性名詞(そして時に中性名詞)は、形容詞の形や発音、関係代名詞などに影響を与えるので、時に非常に面倒くさいのですが、フランス語の単語のいくつかは単数の時と複数の時で性が変わったり、綴りも発音も同じでも、男性名詞として扱うか、女性名詞として扱うかで意味が変わる単語が存在します。 今日はそれらの単語を上げます。 (1)男性名詞か女性名詞かで意味が変わる単語 un aigle et une aigle un aigle = 鷲 une aigle =鷲印の軍旗、鷲模様 un cartouche et une cartouche un cartouche =装飾の一種、余白…
最近まで知らなかった単語です。
フランス語の接続法に関しての諸々を数回に分けて書いてみたいと思います。
フランス語の珍しい単語を見つけました。
フランス語の珍しい単語を見つけました。発見するたびに更新します。
ドイツ語を勉強していて keinとnicht の使い方の違いはドイツ語初心者が必ずと言っていいほど出会う壁だと思う。 kein は不定冠詞を否定する、冠詞なしの名詞を否定する、 Ich habe keinen Hunger. くらいはすぐに理解できるのだけれどもどうしても納得できない、というかしっくりこなかった kein の使い方が、 Ich spreche kein Deutsch. (私はドイツ語を話しません) だった。 kein は英語の no に近いと考えれば、例えば、 私には子供がいません / I have no children / Ich habe keine Kinder でと…