早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)という季語がある どれも秋の季語 その早稲の子季語に「室の早稲」、晩稲の子季語に「室の晩稲」を紹介している歳時記があるが 1.2 ) ここでの「室」は何を指しているのだろうか? 室咲き、室の花があるように、温室の育苗を指...
初心者にも分かる俳句の作り方、コツ、ポイントなどを紹介しています。 初心者につまづきやすいポイントや注意点なども記事にしますので、俳句を作る際に役立つと思います。
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早稲(わせ)・中稲(なかて)・晩稲(おくて)という季語がある どれも秋の季語 その早稲の子季語に「室の早稲」、晩稲の子季語に「室の晩稲」を紹介している歳時記があるが 1.2 ) ここでの「室」は何を指しているのだろうか? 室咲き、室の花があるように、温室の育苗を指...
俳句の作り方の一つを紹介する 二つの短文を結合させると、面白い俳句が作れることがある 「季語が○○」という 短文 と、「季語が××」という 短文 を結合させる 例えば「梅」の俳句を作るとしたら、 「梅」を主語にして 二つの短文を作る ①梅が香りを流す ②梅の花が咲く 作れたら、...
歳時記には「熊」が冬の季語で掲載されている 1.2.6.7.8 ) 熊は冬の期間は冬眠をしていて、一般には見ることはないのに、なぜ冬の季語にされているのだろうか? 熊の目撃情報が多いのは春から秋 熊が多く目撃されるのは春から秋 特に多いのは夏...
「おざなり」と「なおざり」は、それぞれ意味が違います。 「おざなり」は、その場の思い付きなどの適当な言い訳や発言をすること。 「なおざり」は、いいかげんにしておくさま。あっさりしているさま。 何となく似たような言葉ですが、意味は違いますので 使う際は、間違えないよ...
「俳句季語よみかた辞典」に「友鹿(ともじか)」という季語が掲載されています 1 ) 意味は、友をつれた鹿。 動物の季語では、動物の名前の前に「雄」「雌」「つがい」といった言葉をつけることはありますが 「友」という語を付けた言葉は見たことがなかったので...
「道」「路」「道路」は、それぞれ意味が違います 意味 例 道 古来より自然発生的に生じた、人や車などが往来するためのところ 道と呼ばれるものの総称 ...
夏の終わりを意味する「夏の果」という季語があります この関連季語として「夏を追う」が紹介されていますが 紹介する本はどれもその意味を書いていません 1.2.3.4.5 ) なぜ、夏の終わりを「夏を追う」というのでしょうか? 「追う」は追い払うや...
比喩や例えは、思い切って大きな表現をしよう 花の幹大河流るる音したり 上の句は「花の幹に音がした」という一文がもとになっているが その音が、「大河が流れるような音」だと、大きく表現をしている 例えを使うのなら、このように大きな表現をしてみよう ...
季語の無い俳句を作っても良いのですか?という質問があります 作っても大丈夫です 俳句には絶対に季語を入れなければならないというルールはありません 季語を入れるか入れないかは、作者の自由です 句会などで無季の句が出ると、季語のないことだけを指...
4段階の手順を踏んで、簡単に俳句をつくる方法 ①季語を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ ③述語につながる語を選ぶ ④ ①~③の言葉で俳句を作る 具体的にやってみる ①季語を選ぶ 例えば 「水引草」 を選ぶ ②季語につながる語(述語)を選ぶ 助詞の...
俳句を創っていると、次のように12音だけが先に決まるということがあります 〇〇〇〇〇 眼鏡曇って 雨が降る このとき、上五に5音の季語や、4音 + 「や」の季語を入れようと考えるのですが、実際に5音や4音の季語を歳時記から探そうとすると、手間がかか...
①「旧字体(旧字) ・ 新字体(新字)」 ②「旧仮名(歴史的仮名遣い) ・ 新仮名(現代仮名遣い)」 ③「文語体(文語) ・ 口語体(口語)」 それぞれの言葉の意味と表記の違いを書きます 言葉がいつも混同してしまう、という人は参考になさってください...
したたかに 水をうちたる 夕ざくら 上の句は、「したたかに」という形容動詞で一句を飾り立てている 形容詞や形容動詞は使わないほうが良いと言われるが、このように形容動詞を使っても素晴らしい俳句はある 参考にして俳句を作ってみよう 【参考にする方法】 例句は 「夕...
【概要】 2024年4月24日に、四季の風物(季語)を収録した「四季を語る季語 -夏-」を、アマゾンで出版をします。 [予約購入ページ] 下記ページから予約購入が可能です(予約日を過ぎても購入は可能です) https://amzn.to/4cVeElS [基本情報] タイトル ...
感嘆詞(感動詞)を発してから俳句を作ろう 俳句は感動したことを詠んだほうがいい だからこそ、最初に感動詞を発してから俳句を作ること そうすれば感動に視点が向いた俳句になりやすい 5種類の感嘆詞をここに載せたので、これを発してから俳句を作ろう ①感動...
季語を含んだ単語を作って、俳句にしてみよう 次の句、 「蝗の袋」というように、季語を含んだ単語を使っている ざわざわと 蝗の袋 盛り上がる ↑ これと同じように、まず「季語の○○」で言葉を作ってみよう 例 芋虫の葉 色鳥の枝 ...
「日影」と「日陰」は、それぞれ意味が違います 「日影」は、日の光 「日陰」は、物陰になって日の当たらないところ、です 「影」そのものの意味には 「光源と反対側にできる黒い像」のほかに、「日・月・星・灯火などの光」などの意味があります ですので「日影」は、日...
文語に「出る(でる)」という言葉はありません 「出る(でる)」は口語です 文語にあるのは「出づ(いづ)」か「出(づ)」です 「出づ(いづ)」「出(づ)」「出る(でる)」の関係は次の通りです 文語 出づ(いづ) ダ下二 (で/...
季語の中には「秋色」という言葉がありますが、これは特定の色を指したものではありません 秋の景色や気配という意味で、「それらしい様子」ということです 「顔色をうかがう」と言うときにも「色」を使います 感情の動きが顔に現れた様子を指す言葉ですが、これと同じです 俳句を...
俳句の中では「咲かぬ」「咲きぬ」といった言葉が、頻繁に出てきます それぞれの意味は違います 意味 構造 咲かぬ 咲かない 「咲く」の未然形 ...
送り仮名にはルールがあります 一般的には言葉が変化する部分(活用する部分)が送り仮名で表記し 変化しない部分は漢字で表記します 「いきいどお る 」 → 「憤 る 」 「いきどおる」であれば、「いきどお」までは言葉が変化しないので「憤」と漢字で表記します 「いきど...
「何をどうする」の一文は、助詞の「を」を「が」に変えられないか考えてみよう 餅 を 食う → 餅 が 口の中 蝶 を 捕まえる → 蝶 が 網の中 水 を すくう → 水 が 手の上 月 を 見上げる → 月 が 真上に 「何をどうする」の一文が入ると、説明的な俳...
昔の俳句を読んでいると、たまに出てくる、これらの記号 「ゝ」「ゞ」「ヽ」「ヾ」 これは、同じ字を繰り返すときに使用する踊り字と言います 反復記号のようなものです ひらがなの繰り返しは「ゝ」「ゞ」を使います こころ → こゝろ すずめ → すゞめ(濁音では「ゞ」...
「影」と「陰」は、それぞれ意味が違います 意味 影 日・月・星・灯火などの光 物が光を遮って、光源と反対側にできる黒い像 陰 光の当たらない...
季語の普通の出来事と、季語を見て「はっ」とした特徴を合わせると俳句になる 朝顔が咲く (季語の普通の出来事) 朝顔の一輪だけ深い淵の色 (季語を見て「はっ」とした特徴) ↓ 朝顔や一輪深き淵の色 ...
初学のうちは、俳句教本を読んだときに 「なるほどなるほど」と全ての言葉を信じるものだ 知識がないのだから、それは当たり前のことだが 俳句歴が 3 年も経過したら、そのような姿勢は変えたほうがいい 先人の言っていることは本当なのか? 先人にも分からなかった問いに対して、...
俳句で一音を省略したい場合は、助詞の「が」「を」を省略できないか確認しよう 助詞は「が、を、の、に、へ、と、より」など色々あるが 「が」「を」は省略しても意味は通じることが多い 例を見てみよう 鳥 が 飛ばず → 鳥飛ばず 浜 が 暮れる → 浜暮れる...
長い散文のような表現になってしまったときは「主語 + 名詞」だけで納めることができないか確認しよう 「風花が舞う広い空」というような文であれば、「風花の空」とまとめてしまえばすっきりするし、余った音数で別のことが言える 「主語 + 名詞」を意識して、文章を短縮...
「出る」は「でる」と読みます 「いでる」とは読みません 「いでる」という言葉はこの世にありませんので注意しましょう 俳句で「出る」を「いでる」として音数を合わせる人 「出でる(いでる)」と書く人がいますが誤用です 「出る(でる)」は口語です 口語の活用は次の通...
俳句の勉強中に、分からないことに突き当たることがある そのとき、「あぁ、どうすればいいんだ!!」とやみくもに考えて対処をしようとしても、たいがい上手くはいかない そういう時は、次の3ステップを意識して順番に対処した方がよい 1. 分からないことに気がつき、具体的に...
俳句作りには絶対に「歳時記(さいじき)」が必要です いろいろな歳時記がありますが、お勧めはやはり「新版 角川俳句大歳時記」です 俳句作品の掲載数が、他の本に比べて圧倒的に多いです それだけあなたの感性に合う作品が載っている可能性は高いはずです 去年久しぶりに新版として発売されたの...
句集『小さな花』販売中(Amazon) >>>Amazon(アマゾン)で購入できます 8人の合同句集 1人自薦45句、合計360句 220回続いた句会で、8人の作者が日本の四季の自然を詠み、自然に心情を重ねながら一文...
自然や生活の中ではっと何かを感じたり感動したりした事を、五・七・五のリズムで表現したものが俳句である だからといって、自分の感動を五・七・五のリズムで詠めば、それで俳句になるのかと言えばそうではない リズム以上に、言葉が重要 言葉には、人間の心の底の何かをよびおこしたり、...
良い句を作るには、名句を参考にするのが近道だ 名句を参考に俳句を作る方法を説明する 参考にする句 母が割る かすかながらも 林檎の音 参考にする句と同じように、主語と述語を作る 母が割る かすかながらも 林檎の音 ...
一物仕立てで俳句を作るときには、対象物の特徴を見極めて 特徴以外のものは、そぎ落とすことが重要だ 例えばピカソの牛のポスターは、最初は牛のあらゆる部分が繊細に描かれているのだが、牛の特徴にはさして必要ない部分をそぎ落として行き、最終的に数本の線だけで牛の絶対的な特徴だけを描きだ...
俳句を鑑賞していると、たまに美しい色彩が脳裏に浮かぶ作品があります これを意識的に俳句作りに応用する方法を紹介します 具体的には、季語の色と、取り合わせる物の色を意識して作ります 季語に「夏の雲」を選んだ場合、読者の頭の中には白が浮かぶので、白と合う色も物...
俳句を詠むときは、深く観察をすること 例えば、天道虫のはねの星を詠むのであれば、星をよく観察をして、発見したことを最低でも10個は上げること 発見の数が多いほど、深い観察をしている、そう考えてもいいでしょう 深く観察をすると、様々なことが見えてきて、今まで...
句会で作品の背景を長々と話す人がいますが 17音しかない俳句の背景を説明するのは、30秒ですみます 30秒以上の話はやめましょう 俳句の背景を聞くのは、あくまで背景に対して作品の表現方法が適切であるかを確認するためです ですから、簡単に背景を話してもら...
吟行でうまく作るには3つポイントがあるので紹介します 読むものを一つに絞る 見る位置を変える 詠んだ後に、例句と比較する 読むものを一つに絞る 吟行に出て、初めての場所に行くと見るものが全て新鮮で、全てを詠みたくなります ただ、...
俳句を文語文法で作りたい、と思っている人のために 正しい文語文法で作るための手順、道具などを紹介しています 以下に 「1週間で文語文法を理解するための記事」 のリンクがあるので参考にしてください ※ PDF ファイルで記事をアップしているので、矢印の「ポッ...