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お家のことを勉強するブログ https://www.qhouse.biz

私たちがつくりたいのは、「人生が豊かに変わる家」。 憧れの建築家と建てる高性能住宅を身近に、手軽に。 新築住宅を夢見る方は、ぜひお勉強下さい。

私たちがつくりたいのは、人生が豊かに変わる家

Qhouse(株式会社高正工務店)
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住所
津市
出身
松阪市
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2019/03/22

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  • 四日市市にて上棟

    本日は四日市市にてY様邸の上棟。この建築が減っている状況の中で、私たちを選んで下さって、とても有難いことです。Y様の想像以上のものを必ず造り上げますので、ご期待下さいませ。 何日も前からお天気の方が心配でしたが、やはり途中雨に降られました。 ただ上棟時の雨は、一般的に縁起がいいとされています。小雨であれば、むしろ「永遠の火消し」や「福を呼ぶ」などの良い意味があるとされ、安全や豊かさ、長寿を象徴するものとも言われているのです。 これらは「雨乞い」という言葉があるように、雨は昔から福をもたらす象徴とされていました。これは農業が盛んだった頃に、稲の「豊作」や「恵み」を願ったところから来ているのかな?…

  • 天井を見上げた

    現在増築工事中の伊賀市F様邸で天井を見上げました。お客様は案外気づきませんが、私たちは結構天井仕上げにこだわっています。 例えば全く同じクロスを壁と天井に貼っても、光の当たり方が異なりますのでその色は違って見えます。 明るすぎる家では天井を暗めにしてみたり、壁の少ない広い部屋に見えない境界をつくりたい場合、天井に変化をつけたりするわけです。 この勾配天井は、伸びやかに見せたいため栂材の羽目板を勾配方向に流して、すっーとどこまでも登っていくような空間に見せたかったのです。 畳コーナーでは伝統の「目透かし天井」仕上げにしていました。 これは独立した純和風のお部屋ではなく、リビング続きの畳コーナーだ…

  • 昼間でも電気?

    リフォーム工事となるとQhouseが建てた家だけでなく、他社で建築をされた家にも沢山訪問します。その際によく感じることは、家の中が暗い家があるのです。 奥様方は日頃節約に追われており、いくらLED照明が省エネだからと言っても昼間は照明を点けたくないものです。 参考までにLEDダウンライトの場合、1灯でおおよそですが毎日8時間点灯したとして1か月で80円以内といったところです。 このお部屋が暗い、玄関が暗いとかいった問題は結局は外の光を取り入れる採光の問題となります。 省エネが加速してとにかく窓が少ない、窓が小さい家が増えています。そのことで家の中が暗くなるわけです。 建築基準法においては「居室…

  • 煽られてお金を使うな!

    最近の建築の傾向は省エネ推進、また一条工務店様の絶好調ということで、「高気密・高断熱」が着目されている様子です。 私たちQhouseは、もうかれこれ10年以上前からこの性能に取り組んでおり、A-Class以上の家では「C値0.2未満・UA値0.46未満」を標準仕様としています。 ですので、高気密高断熱は得意中の得意であり、床暖房に頼らないといけないであろう一条工務店様よりも性能面では優れていると思います。 ただ最近思うことは、「性能」って結局は「お金」によるところが大きいわけです。お金儲けに走る建築Youtuberたちは、自分たちがお金を支払って家を建てるわけではないから、それはもう勝手に高気…

  • 田舎臭い大企業

    昨日、金属外壁メーカーIG工業より表彰を受けました。と言っても、インスタグラム・コンテストの入賞だけというしょぼい賞ですが、それでもまたひとつ盾が増えて嬉しい限りです。 Qhouseが主に使っている金属外壁は「アイジー工業株式会社」の製品。 山形県に本社を置くこの会社の考え方が私は大好きで、とても大きな会社であるにも関わらず、上の人から営業担当まで、ごくわずかなトラブルでも親身になって、夜だろうと休日だろうと工務店のためにすぐ動いてくださるのです。 田舎者の人情を厚さをそのまま業務に持ち込んでいる泥臭いやり方が、私たちの思いにマッチしています。 季節には山形名物のサクランボを送ってくださったり…

  • お仏壇の位置

    本日、千葉県からI様が引っ越して来られ、いよいよ明日から待望の新居での暮らしが始まります。 遠方に住まわれている中での建築は不安なこともあったかと思いますが、この家も私にとっては100点満点の出来栄えで「どんなもんじゃい!」といった気持ちでお引き渡しをすることができて、ホッとしています。 I様には大変喜んでいただき、併せてご実家の方の修繕の仕事も沢山いただき、長いようで短いこの数か月間でした。 まるで以前からの知り合いのように接していただいたI様の人柄のおかげかと思います。 そんな中で結構注意を払ったのが「お仏壇」。 お仏壇の配置って結構難しく迷うものですが、今回のI様邸ではやはり家の真ん中に…

  • ベストな方角の土地

    土地を探す際にベストな方角は?と聞かれると、それは前面道路(敷地に接道している道路)との関係性で言われることが多いです。 これはもう何も考えずとも、「東南角地」これが最も陽当たりが良く、二方向に道路があることで建物の配置や駐車場の取り方が容易になり間違いなくベストでしょう。 しかし近隣との関係を考えると、必ずしもそうではない場合もあります。 例えば北側道路だけれど、南側、すなわち家の裏方向は家も建たない条件であり壮大な山々の景色が広がっているなんて最高のロケーションですね。 この場合、玄関や玄関ホール、シューズクローク等も北側に集約されることになり、南側全面をリビングになんてこともできてしまい…

  • 窓から何を見る?

    現在増築工事中のN様邸、いわゆるサンルームのような空間をプラスしています。カウンターに腰をかけて、背中に窓があるイメージですが、最近の住宅は省エネが強化されて、どんどん窓が小さく、少なくなっています。 窓があるないで、確かに断熱効果や気密効果は全く異なります。いくら高性能窓だと言ったところで壁には勝てませんからね。 かと言って窓が無いと、視線の抜けが無くてどうしても部屋が狭く見えてしまうのです。 私たちは設計する上で、できるだけコンパクトに!を心がけています。予算に限りのある場合、必要のない広さは不要であり、「広く感じるのと広いのはおなじこと」ととらえているのです。 そうすると窓はとても重要な…

  • 白アリに注意

    シロアリは1年中活動する虫ですが、羽アリとして目にする機会が多いのがこの季節。具体的には、ヤマトシロアリは4月~5月頃、イエシロアリは6月~7月頃に羽アリとして沢山外の網戸などに現れます。 こいつらは普段は土の中に巣を作り集団で生息していて、特に湿気の多い場所を好むため、庭や昔のベタ基礎でない家では床下などが大好きです。 木材を食い荒らすので家には大被害を及ぼすわけですが、その調査で見かけるのは上手に雨に濡れた跡をたどって歩いています。乾いている部分は興味が薄いようです。 活きている木も一切食べません。 そして、シロアリが地上を移動する際には、「蟻道」と呼ばれる土の道を作るので、私たちは家の周…

  • 夏季講習の案内

    この時期になると私が在学をしている京都芸術大学から「夏季一般公開講座」の案内が沢山届きます。 内容を見ていると、あれも受講したい、これも受講したい...となるわけですが、これが1講座で安くても15,000円、高いものでは50,000円以上。しかもだいたい2日間に及びますので、とてもとても時間もお金もありません。私の中ではとても悔しいことです。 今現在、いくら大学生といったところで、今更一般学生のようにはいきません。 学生時代には何とも思わずに1日も早く社会に出たいと思ったものですが、今思えば過ごし方が間違えていたのでしょう。 もしも生まれ変わるならば、今度はきちんと学生ライフを本当の意味で満喫…

  • 平均建築価格が...

    とうとう大手ハウスメーカーの注文住宅の建築費は5,000万円超えが当たり前になってきたそうです。発表された2024年のデータを見ると、積水ハウスの1棟単価は5,248万円です(ダイヤモンド不動産研究所)が、今年はさらに上昇しているものと思います。 三重県では土地代も上昇し、もはや1,000万以内では難しくなりましたので、仮に1,500万円の土地も購入するとなると、合計6,500万円。 たとえ40年ローンで支払ったとしても月額16万円にものぼってしまいます。 その原因を考えると、未だ上昇を続けているとは言え、材木等の金額は高止まりで大きな影響はありません。 問題は住宅設備等にあります。ここにきて…

  • カーテンの選定

    新築時には新しい家具や家電をご購入される方もいますが、必ず必要になるのがカーテンですね。 大手量販ハウスメーカー様の見積を見ていると、カーテンだけでだいたい100万円は超えています。そうカーテンって安くあげても30~40万円必要なことがほとんどです。 Qhouseのような高気密高断熱住宅の場合、そもそも窓が少なかったり、型板ガラスを多用しますので、そこまでかからないかも知れませんが、カーテンが必要なことは変わりありません。 この3つ並ぶ「縦すべり出し窓+FIX窓」の組み合わせですが、今回のこの窓はおそらく就寝時しかカーテンを閉めないであろう、もしくはあまり開けないであろうという設定で考えました…

  • ジメジメした季節

    このジメジメした季節がやってくると、高気密住宅ではその威力を発揮してくれます。 暑いけどクーラーをかけるほどではないかな?なんて窓を開けると逆に暑くなって驚かれるのです。そう、湿気が室内へと入り込んでくるのです。 高気密住宅では24時間換気システムがきちんど動作しており、空気を入れ替える際に湿気も一緒に外に排出されていくので、とてもよく乾燥するわけです。 本来は建築基準法にて、1時間に室内の空気が0.5回入れ替わらないとホルムアルデヒドにて体を壊しますよ。ということで決められた法律ですが、これがとんでもない机上の理論。 建築確認申請を提出する際には、机の上で換気効率を計算し、風量計算書を添えて…

  • 必殺増築請負人

    本日は、またも増築工事の上棟。これで現在4棟の増築を工事中となります。 増築工事は結構難しく、既存の建物の構造等を把握した上で何だかここを増築しましたとわかってしまうようではダサいので意匠にも注意が必要です。 構造点では、既存建物と増築部分の耐震性能が異なる場合、地震時に被害が拡大する可能性があるのです。 意匠面では、既存住宅と同じ外壁材や屋根材が廃番になっている可能性が高く、異なる商品を使う必要が出ることが多いので、バランスをしっかりと見ることが重要です。 最近は在宅ワークも増えたため、そのスペースが欲しいという方が増えています。ZOOM等で会議を行う際にも、お子様がいると雑音が入ってしまう…

  • 乾太様の高さ問題

    どんな住宅設備よりも満足度の高く、今や「くん」と呼ぶのも失礼で、あえて「乾太さま」と呼ばせていただいているガス衣類乾燥機「乾太くん」。 これを使えば、6kgの洗濯物を約60分、9kgの洗濯物を約90分で乾燥しますし、電気式の約1/3の時間で終えられるので、家事短に貢献してくれます。 ところが、これを導入するには設置場所、そして高さが大変難しく頭を悩ませます。 これも最近は、デラックスタイプに、「軒下設置仕様」が登場しましたのでストックヤード内やら、ウッドデッキやらに設置することが容易になり、設置場所の幅が広がりました。 室内に設置する場合は、縦型洗濯機をお使いの場合は、蓋を開ける都合上どうして…

  • 最近聞かない家庭菜園

    本日は伊賀市F様邸の増築工事に走りました!先に先行で行った外構工事ですが、家庭菜園を本格化したいとのことで畑スペースもつくらせていただきました。 夏に向けいよいよ野菜も本格化の様子です。 なすびにネギ、かぼちゃにきゅうり、いろんな野菜が育てられていました。実益も兼ねたとても良い趣味ですね。(実はうちの棟梁も家庭菜園を行っています) きっと子どもさんも「野菜の成長過程を見守ること」そして、「自分で育てた野菜を食べる喜びや達成感」を感じる良い勉強になることでしょう。 最近はこうした生きる力や知恵が欠如しがちですので、家育に家庭菜園お勧めですよ。 増築工事の方は従来屋根がついていたウッドデッキ部分を…

  • 県外からのお客様が多い

    Qhouseの特徴のひとつは、県外に住まわれていて三重県に建築をされるお客様が多いことが挙げられます。また県外の設計事務所からの建築依頼も多いです。 これは都会のお客様の方がやはりデザイン感度が高いこと、打合せ回数が圧倒的に少なく建築を進められること、図面をきちんと解読して建築ができることの3点かと思います。 一般のお客様は「図面をきちんと解読して建築ができる」なんて当たり前に思うのかも知れませんが、それができる建築会社は三重県内では少数であり、県外の建築事務所のお悩みでもあるのです。 画像の建築中のI様も現在は千葉県に在住。実際にお顔を合わせたのは1月に2日間に渡り1回だけといったスピード感…

  • 今週もショールームへ

    週末になると毎週必ずショールーム案内が待っています。本日は鈴鹿市N様をタカラ・スタンダード津ショールームへご案内。 こちらはマンションリフォームということで、これが結構難しいもので私たちの技術やセンスが問われます。 N様はまだお若いので、今回のリフォームで耐久性が高く、お掃除が楽なものを選定。どのような商品仕様をチョイスするかは、お子様の年齢等を考慮して選んでいます。 特に新築の場合などは、お子様が2歳、3歳といった方がとても多く、それなのに15年ほどで修繕が必要な住宅をご購入されている方を沢山見ます。 普通に考えれば、その時にはお子様が17歳、18歳。大学や専門学校に行こうかという時にリフォ…

  • オシャレなリフォーム

    先日リフォーム工事を終えた弥富市Y様邸では、本日増築上棟工事が行われました。天候に左右されましたが、何とか雨が降る前に雨仕舞いまで完了。ナイスタイミングで今日の予定を終えることができました。さすが棟梁です! リフォームは当初書斎で使っていた部屋の隣が小屋裏のデッドスペース。もしかして、万が一の際にはお部屋にも改装できると話していましたが、何と双子ちゃんに恵まれたため、本当にお部屋へと改装をさせていただきました。 小屋裏ならではの勾配天井の可愛さを活かしたリフォームですが、そこは女の子の部屋に使うこということでしたので、超オシャンに仕上げました。 画像にはありませんが室内窓も2個配置し、とても明…

  • 現場巡回

    まずは松阪市にてサンルームを増築中のN様邸。サンルームと言うとアルミ商品を思い浮かべますが、既製品では思うようなデザインにできないことや既存の住宅外観を損なうことがあり、今回はこのようにQhouseデザインにて建築を行っています。 ツートンカラーの外観を壊さずに、まるで外のような中という曖昧な空間をつくっています。この外にはさらに透明な屋根付きのポーチがつくられていくので、完成が楽しみです。 内部では杉板張りの梁表しということで、オーナー様は観葉植物等を上手に飾られていくことでしょう。ベンチに腰かけてペットと遊んだり、とても明るい空間の室内は、まるで道の駅等にある休憩室のようですね。 こちらは…

  • 玄関には色気が必要

    家のデザインを考えた時、大きく影響するのは外構(エクステリア)ですが、それにはやればやるほど、とんでもなくお金がかかります。 そうなると、家の顔である玄関先だけでもお金をかけずに、オシャレに整えたいものです。 そう玄関には色気が必要だと思いますが、これが案外色気が足りない家が多いです。ここで言う色気とは、その玄関先にしかない独特の趣や味わい、面白みのことを指します。 今回の津市I様邸の色気は、このエステックウッドの板張りの裏に隠れた玄関。ポーチタイルは600×300mmの長方形で玄関にいざなう。その正面には格子といったところです。道路から格子越しにチラッと玄関ポーチが見えるのが、また色気を感じ…

  • 知ればもっと、おいしい

    津市内で大人気のパン屋さんと言えば「blois(ブロワ)」さんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? https://www.instagram.com/blois_mie/ 今回、そのブロワさんの改修工事等を進めていますが、こうして深く関わることでいろいろと思うことが見つかります。 皆様ご存じのように、飲食店の仕事ってとてもハード。その中でも朝早くからオープンするパン屋さんにおいてはまた特別。お話を伺うと朝1時起きとか...もはや夜です。 そうなると大切なのは睡眠時間。 大谷翔平選手で注目されていますが、やはり人間は食べることと寝ることでしか体が回復しません。 休憩時間に仮眠を取ること…

  • 家づくり初心者勉強会

    最近はSNSやWEBにて情報収集をする人が増え、それに伴い、誤った情報を信じてしまい家づくりに失敗している人が増えていると聞きます。 大手量販ハウスメーカーの家と地域工務店の家、建売の家、建築条件付土地に建つ家など、それぞれの違いもわからないままに家を購入してしまう人もいると聞き、何と約85%の人が何かしらの後悔をしているというのです。 その根本的な原因は家づくりの順番がわかっていないことが始まりかと思うのです。 闇雲にプレゼントやイベントに惹かれて住宅展示場に出かけたり、完成見学会に行ったりとするわけですが、いくら人の家を見ても何の意味も無いと思うのです。 住宅展示場にあるとても豪華な80坪…

  • いよいよ外構工事へと

    津市I様邸ではクリーニング工事も終わりました。外部ではポーチタイル張り作業が行われています。 とても明るくて清潔感溢れるキッチンは、きっと綺麗に使ってくださることでしょう。 コンロ前の壁の有る無いがよく話題にあがりますが、どっちも一長一短ありますので私の考えでは間取り優先であった方が良い場合にはつける。無い方がよい場合はつけない。ですが、プランニング前に予めこの壁が欲しいのか?どうかを聞くようにしています。 何せ生活しやすい動線の家ですので、終の棲家にぴったり。家の中も綺麗に保ちやすい工夫がいっぱいです。 私が楽しみにしていた格子もつきました。 道路から玄関先がよく見えますので、少し影にするこ…

  • ショールーム缶詰

    本日は午後からタカラ・スタンダード様に詰めっきりの一日でしたが足腰に堪えますね。ショールームの女子たちは毎日大変ですね。 人って歩いている分にはそこまで疲れませんが、同じ場所に長く立っていたりすると足腰にくるから不思議です。 ChatGPTに聞いてみると、人は立ち止まっているときは、姿勢を維持するために筋肉がずっと緊張した状態になり、特にふくらはぎ、太もも、腰の筋肉(抗重力筋)が常に働いており、休むことができないそうです。 一方、歩いていると筋肉は収縮と弛緩を繰り返しながら働くため、筋疲労が蓄積しにくいのです。つまり「動く=筋肉を休ませる動作が含まれる」ので、静止よりも疲れにくいと答えてくれま…

  • 建築家プラン提示

    今日は松阪市Y様邸のプラン提示。ドキドキしながらこの日を迎えました。何せ難しい店舗併用住宅。しかも、3方向道路のよく見えてしまう敷地ということで、周りからの視認性も高く、良く言えば視線がよく抜けている最高の土地ですが、悪く言えば建築計画が困難でなかなかうまく扱うことのできない土地です。 ------------------------------------- 『夢つかむ家』 敷地は東南西と三方向からよく見える土地。そこにお店兼用の家を持つということで、建築計画をしました。 自分たちらしく、何をしたら持てる力の100%を出せる毎日を送れるのか?まだまだ試行錯誤中かと思いますが、家族全員で力を合…

  • ハプニングもあり

    現在3棟のエクステリア(外構)工事も行っていますが、外仕事は様々なハプニングも起こりますね。 津市H様邸では養生期間中のコンクリートに宅配業者の車が乗ってしまいました。いくら三角コーンを立てたり、虎ロープを張ったりしてもこのようなことがよくあります。以前、まだ型枠も入っていて誰が見ても工事真っ最中のコンクリートの上を配達員が歩いたなんてこともありました。 彼らは断固として責任を負わないので、全てこちらの保証工事となってしまいます。そうなると、とても頑丈にバリアを張らないといけなくなるのですが、そうするとその分お客様負担も増えてしまいますので、悩ましいことです。 松阪市O様邸では、これも打ち立て…

  • 足場が取れた

    津市I様邸では足場が解体され、超大人可愛い外観が露わになりました。ここから外部排水工事そして外構工事へと進んでいきます。 玄関ポーチの部分も道路から丸見えにならないように、これから木製格子が取り付けられます。 道路から高低差がありますので、少し沈んで見える家ですがそこがまた何だか可愛く見えますね。 ここは横には大きな水路がありますので、深さ5Mもの支持層と言われる強固な地盤の部分に届くように、鋼管杭にてしっかりと地盤補強はさせていただきましたので、もしもの地震の際にも安心して暮らしていくことができます。 耐震等級や許容応力度計算...それぞれみな大切なことですが、現実には『地盤』これが最も大切…

  • 四日市市にて地鎮祭

    本日は四日市市内にて地鎮祭。快晴に恵まれて暑いくらいの日でした。 職人一同も揃い、施主様に挨拶を交わし、いよいよここに建築をするといった緊張感に包まれました。まるでボクシングのリングに上がるように、私たちの持てる力の100%を出し切ってやるといった感じですね。 この私たちの使う土地は、「土地は神様からの借り物」。「地の神様」や「氏神様」を祀る文化には、この考え方が根付いています。 「地の神様」とは、土地を守り、その土地で生活する人々を守る神様のこと。「氏神様」は、自分たちが住んでいる土地を守る神様のこと。また地鎮祭ではたびたび「大神様」という神様が出てきますが、これは特定の神様の名詞ではなく、…

  • F-CONの夏

    早くも30度超えのような日になりましたね。ついこの前まで寒かったのに、もう日本では春や秋は無くなってしまうのでしょうか? 暑い季節になると、嫌なのは湿気。 F-CONの冷房運転では、エアコンのように冷たい風を送るのではなく、パネルの輻射熱を利用しますので音もありません。 イメージ的には洞窟の中や涼しい木陰にいるような感覚ですね。 さらに家全体を均一に冷やすので、家中どこにいても温度差は2度以内と温度ムラが起こりにくく、家全体を快適な温度に保てるのです。 熱は高いところから低い方へと流れる原理を利用していますので、壁や天井、家具、そして私たち人間もそうですが、どんどんと熱が奪われていきます。 そ…

  • 住宅ローン破綻率

    近年の住宅ローン破綻率は2~3%程度と言われています。つまり、おおよそ50人に1人が家を購入してからローンを完済するまでに、返済に行き詰り手放したということが現実です。 確かに「コロナウィルスの影響」や「働き方改革」による収入の激減、国民を襲っている大不況の影響は大きく、想定外の事態が起きてしまいローンが支払えなくなった方も多数いると思いますね。 もうひとつは「転職」です。 男子は、35歳~40歳という年齢が考え方の節目な様子で、この頃に思い切って転職を決断される方が多くみられます。 その際に今までよりも給与が上がることを夢見るわけですが、現実として上がる方は少数かと思います。世の中そんなに甘…

  • 安物買いの銭失い?

    建築費が高騰しすぎて、新築はとうとう「夢のマイホーム」となりつつあります。そうすると都会のように「建売り」や「中古住宅」へと走ることになろうかと思いますが、これが大変危険。 もしも貴方が30歳だったとしたら、おそらく中古住宅を購入される方が生涯コストはとんでもなく高くなってしまうことでしょうね。つまり、それだけ修繕費用もしくは、建て替え費用が、かかるだろうと思うわけです。 建売住宅もきちんと許容応力度計算がされていて、省エネの証明書もあるならばまだマシですが、それでも本当にそのようにきちんと建てられているのか?私は信じられません。 見た目がカッコいいから、オシャレだからで安易に建売住宅を購入し…

  • フェンスのデザイン

    また土日がやってきたので朝から晩まで天手古舞(てんてこまい)です。その合間に棟梁にお願いし事務所内の天井を一部杉板張りに改修しました。 こういった設えを結構するので、お客様に実物を見ていただけるようにしたわけです。 津市O様邸では、アルミフェンスの取付工事を自分たちで行いました。 気づいた方はいますかね?従来のアルミフェンスは、フェンス下部が80mmほど空くのが一般的でした。これが道路からの目線の高さに合ってしまったり、また昨今多い害獣(イタチ,ハクビシン,アライグマ,テン)等の進入路になってしまうこともあります。 その場合に以前は下桟すき間カバーなどを取り付けて隙間を小さくしていたのですが、…

  • やはり人気は北欧風

    昨年あたりから韓国テイストの家具がよく売れていると聞きます。今や化粧品やファッション、 言葉で表すとシンプルな形状であり、白・アイボリー・ベージュなどの淡色系カラーが基調のロースタイル家具ですね。これは床生活が多いため、ローソファやローテーブルが多く使われるのでしょう。比較的小ぶりなサイズが多く、圧迫感が少ないので部屋も広く見えることでしょう。 あと極端に「ぽってりとした丸み」もよく見かけます。 上の画像は根強い人気の「北欧テイスト家具」を四日市市K様邸にChatGPTにて配置してみました。 こちらは、オーク材・ビーチ材などの明るい本物の無垢材が主流であり、木目や素材の質感をそのまま活かすデザ…

  • キッチン組立工事

    津市I様邸ではキッチンの組立工事中。いわゆる対面キッチン型ですね。よくアイランド型と間違えられる方もいますが、アイランド型とは、その名のとおり「離れ小島」のようにキッチンの廻りをグルグルと回れるタイプのことを指します。 明るいベージュ系のキッチンの中にレンジフードだけブラックというアクセントをつけることにより、背面のグレー壁との相性が良く美しく見えています。 収まりもバシッと合いましたが、結構これが重要で建築の中で最も難しいのは、この水平垂直です。精密に言えば水平垂直が狂いもなく建つなんてことはなく、そもそも床が無垢材ですから多少の反りや曲がりもあります。その中でバランスを取りきちんと設置して…

  • クロス貼り工事

    私たち建築を行うものにとっては、こういった化粧仕事まで辿り着けば後はもうもらったようなもの。つまり、万が一の際でもやり直しが効く仕事だからです。 かと言って、逆にお客様にとってはとても目につく部分であり、最もアフターサービスで呼ばれる部分でもあります。 この仕事で最も大切なことは「下地処理」。クロスを貼る前に、石膏ボードの継ぎ目やビス穴などをパテで埋め、下地を平らに慣らしていくのですが、パテが十分に乾いたらサンドペーパーで擦りますので、毎日が粉だらけになってしまうのです。 手前のカバーが掛かっている「自動壁紙糊付機」にてクロスの裏に糊を付けて、壁や天井に貼り付けていきます。そして専用の刷毛や定…

  • 板張り外壁

    津市I様邸では外壁コーキング処理も終わり、外壁工事が完了しました。雨樋がつけられたら、今週中にいよいよ足場が撤去されます。 外部の板張りの部分には、下地処理として窯業系サィディングが張られ、コーキング処置も行った上でこの板が張られています。 今回のこの板は、「エステックウッド」。薬品を一切使用せず窒素加熱処理を行い、木の腐りやすい成分を分解していますので、 天然木でありながら屋外でも長期的に使用できる耐朽性が高い改質木材となります。 これにより、耐朽性・耐水性・保温・防腐・防虫・形状安定性を保持しているわけです。 ガルバニウム外壁は、どうしてもクールに見えますので、こうした本物の木を使うことで…

  • 外構工事打合せ

    松阪市O様邸にて外構工事の打合せ。 車が軽く4台が並ぶ好立地条件において新築時に計画したものをいよいよ実行に移します。オーナー様はとても綺麗好きでいつも車はピカピカですので、ここがコンクリートに変れば汚れにくくなり、嬉しいですね。 駐車スペース1台分の幅は、一般的に車の全幅に60cm程度の余裕を加えて、最低2.5mをキープすることが普通ですが、スペースが取れるのであれば3mを取ると駐車するにも、とても楽になります。 スーパーやドラッグストアなどの駐車場で引かれているあのラインは、幅2.5m×長さ5.0mが基準となっています。 ただし、軽自動車と大型車では、横幅が30cm以上、長さが160cmも…

  • 今日は4件の打合せ

    本日は「4件の打合せ」+「ChatGPT勉強セミナー」という1日のスタートです。インスタの方の乗っ取りも取り返す手間が面倒なので、もう切り替えて新しく切り替えました。 https://www.instagram.com/qhouse500/ まずは「ChatGPT勉強セミナー」ですが、このブログも14年続けていますが下手をするとAIに負けてしまいますので、あくまでも人間らしくローテクにて頑張っていきたいと思いました。 これからのお客様は皆、ChatGPTを使って住宅のことを調べることでしょう。そうすると、それを上回るものを身につけないとプロとしてはやっていけません。大変な世の中に変わっていくこ…

  • GW特別相談会が好評

    GWが始まりました。皆様、お出かけを楽しまれていますか? Qhouseは年中無休の営業時間9:00-23:00ということでやっていますので、ご相談のある方はご予約を下さいませ。このGWも沢山のご相談予約をいただき、嬉しい限りです。 画像の松阪市N様邸では増築の工事中。 元々がサンルーム的な簡単なものをとのお話でしたが、話はどんどんと大きくなり、しっかりとしたお部屋を増築しています。 今日は電気配線工事ということで、既存住まいの配電盤から電線を引き込むわけですが、これがまさに神業。 ダウンライトを一旦外した穴から特別な工具を使い配線を引きずり出します。電線やブレーカーにはもちろん容量があり、これ…

  • また乗っ取られた

    津市白山町でのリフォーム工事も完了し、ブログを書こうと設定しているところ、またインスタアカウントが乗っ取られたことに気づきました。 Qhouseからのインスタメッセージは、偽物で乗っ取られる危険性がありますので気をつけて下さいませ。 以前もFBやインスタを何度も乗っ取られてそのたびに発信してきた情報もリセットされていますが、無料サービスですのでこんなものでしょうね? ご迷惑をおかけした皆様、大変すみません。 気を取り直して業務に励むしかありません。 今回のリフォームで目立たないけども大切なことは、一般的な食器棚をこの収納庫に替えたこと。 昔ながらの食器棚は倒壊の危険もありますし、ガラス戸の危険…

  • ChatGPTの力

    気づかれた方も多いかと思いますが、実は前回の完成鑑賞会のチラシは「ChatGPT」を使ってわずか3分程度で作成したもの。 「ChatGPT」は、アメリカ企業のOpenAI社が開発した、まるで人間と対話しているかのような自然な文章を生成するAIチャットサービスです。質問応答、文章作成、要約、翻訳、プログラミング、画像作成、データ分析など、様々な用途に何でも活用できてしまいます。 子どもたちの宿題から、大学生の論文まで何でもござれですのでこれからの教員は困ることでしょう。 そもそも本当の学校教育はその回答が大切なわけではなく、問題を解決していく筋道を学ぶものですから、この「ChatGPT」がそこを…

  • これからの住宅

    Qhouseに限らず、今はとても平屋住宅の建築が多くなりました。皆様、地震のことを心配されている様子がよくわかります。また、先々の遠い将来のことを見据えている賢い若者が増えたということでしょうか? 津市I様邸では木工事も終わり、内部ではクロス工事が始まり、外部は金属サィディング工事が終盤を迎えています。 外壁材を選ぶ際には、横張りにするか?縦張りにするか?をまず考えます。建物のプロポーションに合わせて、横に広く見せるか?立ちを大きく見せるか?が主な視点です。 この家の場合は道路から低いところにありますので、押さえられた感が無いように縦張りにし、建物を縦に伸びやかに見せています。 かといって、階…

  • お店の改装

    こちらのエステサロンのリニューアルも完了!テナントはどうしてもつくりが粗く、綺麗に思うようには収まりませんが、なんとか見栄えするように工事をさせていただきました。 画像ではわかりませんが、オーナー様がチョイスされたクロスがピンク色がかった上品なもので若年層からシニア層までうけが良い落ち着いた風合いをもたらせています。 午後はいよいよ松阪市Y様の建築家訪問。はるばる遠方から全国で活躍する著名建築家に来訪いただきます。 果たしてどんなヒアリングになるのか?楽しみです。 このY様邸もQhouseが得意とする店舗併用住宅。 店舗併用住宅となると、どうしても大きくなり予算が膨らんでしまいますが、そこをな…

  • またまた増築

    本日はこちらからスタート。コンテナハウスと住宅を建てさせていただいた松阪市N様邸の増築工事。 いわゆるサンルームのような空間を造ります。友人とおしゃべりしたりする外のような中のような曖昧な空間をつくります。 いろいろと難しい箇所もありますが、棟梁の技術にてカバーしていただき、何とか楽しい空間がつくれればと思います。 そして午後は、先日の完成鑑賞会でお顔合わせをさせていただいたF様ですが、こちらは中古住宅をご購入され全面リフォームをご計画とのことでした。 翌日に住宅を確認したところ、躯体はとてもしっかりしている鉄骨造ですので、何も心配はないのですが、どうもその空気感がいただけず豊かな未来が見えて…

  • 津市K様プラン提示

    本日は津市K様のプラン提示でした。 この家の敷地は、東南方向に陽の当たる抜けがあること、道路から約650mmの高低差があることが特徴です。 お客様のご要望としては、あまり区切りのないワンルームのような暮らしがしたい。また朽ちるのは困るけど経年劣化が楽しめる部分があると良い、キッチンとダイニングは一体化するのではなく、作るところ、食べるところがしっかりと分かれ、食べる時間を大切にしたいなどなどのお話がありました。 また庭を眺めるヌックのようなスペースがあればいいなという声もありました。 目新しいところでは、海外の漫画誌をコレクションされている特徴もあり、これらのご要望を活かしたプランを試みたわけ…

  • お引渡式の感動

    本日は津市H様邸のお引渡式。晴天に恵まれて良い式になりました。 外部では外構工事の途中ですが、いよいよGWにはここでの新しい暮らしが始まります。楽しみですね。 完成鑑賞会に来場のお客様からは、何かこの家は落ち着く、寝れるな、という声が沢山聞かれました。これは最近少なくなった本物の無垢材をふんだんに使っている効果でしょう。 これは木の香り成分(フィトンチッド)によるものとされていて、心身に及ぼす影響を調べた結果、血圧が下がり、脈拍も落ち着き、身体的ストレスや精神的ストレスを感じた時に分泌される「コルチゾール」の濃度も下がっているのです。 よくストレス解消には森林浴が良いと言われるのもこのためです…

  • こちらのリフォームもほぼ完了

    Qhouseならではの暮らしを豊かに変えるこちらのリフォーム工事もほぼ完了。 元々がLDKにとても大きなソファを置いたため、ダイニングテーブルを置けるスペースが無く増築を考えていました。しかし現地調査を行うと費用面と計画面にて増築が困難であることがわかり、リビングの壁の向こう側にある和室を繋げてしまおうということになりました。 ただ、洋室と和室がそのままくっついてもバランスが悪く、かといって洋室続きでは面白みもありません。そこで目をつけたのが昔ながらの和室を和モダンに...。 まるで旅館にでも泊まったようなお部屋へと変え、LDKにアクションを持たせることにしました。 今後はこの和モダンの部屋を…

  • どこの家でも必ず物置

    新築をされるとどこの家でも必ずと言っていいほど物置を設置されます。最近は家の中に土間収納を設けることも多いのですが、そうすると物を置くだけのスペースのために40万円~100万円ものお金を掛けていることになりますので、できればこうした外物置の方が得策かも知れません。 こちらも永く使うものですので、先日施工させていただきましたカーポート、そして家のデザインとピタリと合わせたものをチョイス。さらに美しさが際立つ家となりました。 こちらではオーナー様の性格から、きっといつかは物置やカーポートを設置してくれるだろうと想定した家や外構のプランニングだったので、物置の荷物も雨に濡れず出し入れできますし、その…

  • 全棟気密測定

    津市I様邸では気密測定が行われました。QhouseではS-Class、A-Classが高気密高断熱の家となりますので、全棟気密測定を行いC値0.2未満を基準としています。 その結果は0.13cm2/m2ということで、今回も1発で基準をクリアしました。 この測定が終わればいよいよプラスターボード張りへと進みます。 部屋の中は一気にピンクに染まり、まるで桜の満開のようで綺麗ですね。 このプラスターボードは、あのシックハウス症候群の危険を含むホルムアルデヒドを吸収分解してくれる優れもの。新築の家や車ではいわゆるボンド臭やプラスチック臭があり、頭痛や鼻水、目がチカチカするなどのアレルギー反応が出る方が…

  • コンクリートの目地

    松阪市N様邸では外構の工事中。建物の前後に駐車スペースがあり、何と5台の駐車が可能となります。 家の正面には3台分、エキスパンタイと呼ばれる伸縮目地にて区切っています。 土間コンクリートは「伸縮目地」を設けなければ、たちまちヒビが入ってしまいます。 とは言え、目地を設置したからといっても、亀裂はいずれ入ってしまうものです。それは、完全にヒビの入らないコンクリートは存在しないからですね。生コンの中に含まれる水分が、2年程度の期間を経て少しずつ乾燥し、それとともに収縮することを防ぐことができないためです。 大きなひび割れを防ぐために生コンクリートの中に、ワイヤーメッシュと呼ばれる金網を設置すること…

  • 土地で決まる

    津市I様邸の内部では床材張り、外部では外壁工事へと進んでおります。 内部は配線工事や吹付断熱工事も終わり、オーク無垢材UNI加工品を施工中。1枚 1枚丁寧に隙間や間隔を見て施工しています。 24日にはユニットバスの施工ということでこちらの準備も整っています。今回の立地条件からして、一番道路に近くてうるさい場所にお風呂を持っていき、音の緩衝材としています。 この田舎の三重県でも交通量の多いところではうるさくて、静かなことはひとつの財産。ここは少し坂道になっているので、車のエンジンを吹かして登るので、なるべく音を遮られるように設計をしたわけです。 そう設計には音も大いに関わります。 私たちはその土…

  • 完成鑑賞会閉幕

    完成鑑賞会の2日間が終わりました。沢山のご来場者様、またオーナー様の友人等で賑わいました。このお家の魅力は十分に伝わったと思います。 何せ物価高ですので、できるだけコンパクトにまとめ、かといって必要十二分なこのお家は今後の家づくりの参考になったのではないでしょうか? オシャンなコートハンガー、そして前のシューズクロゼットはあまりに一体感が出ていたためか?収納だと気づかない人がほとんどでした。 ご主人の大切なゴルフバッグもこの突き当りに置かれることでしょう。 このお家にも乾太様、新築と言うと憧れが先に来てしまいますが、日々の家事をどれだけ短縮できるか?自由な時間や睡眠時間をどれだけ確保できるか?…

  • 25坪の平屋「完成鑑賞会」

    今大人気の平屋住宅。耐震性に優れていることと、改正建築基準法では”新3号建築物”とみなされて審査省略制度が使えますので、様々な認定費用がかからないなどの利点があります。 もちろん、審査省略といってもその基準を遥かに上回る設計をしていますので何の問題もないわけですが、審査を受け認定証を発行してもらうためには、25~40万円というお金もかかるのです。 ガルバニウム外壁の欠点は、単純に倉庫のように見えてしまうこと、クールに見えてしまうことがありますが、適材適所に木材を使うことによりその点を打ち消しています。 雨に濡れにくい玄関とし、格子越しの光と影の美しさが何とも言えません。低い位置に窓が並びますが…

  • 明日からいよいよ完成鑑賞会

    明日から完成鑑賞会が行われるH様邸。玄関脇の杉格子も本日企業秘密である特殊塗料にて耐久性を高めました。このこだわり職人の持つ刷毛は高価なものでは、なんと1万円以上もするものを使っています。 外壁塗装工事などの塗装工事も、一般の方が見ても優劣はわからなく年数が経って初めて良し悪しに気づくものですが、単純に安くて良いものは無く価値あるものは高価なのです。 一番ダメなのは高いのに手を抜かれた...なんてことですね。気をつけましょう。 これで約17帖のLDKですが、来場されるとわかりますがとても広く感じるはずです。それは部屋の長い辺にTVを置き、視界を広げることや窓による抜け感を出したことによるもので…

  • タイル張り

    完成鑑賞会を迎えるH様邸ではタイルデッキのタイル張り。今回は玄関周りは杉格子があり、少し和チックに仕上げられていますので、300×300mmのタイル。 タイルデッキは600×300のタイルと二種類をチョイスしました。 タイル張りは寸法的なものが合う場合と合わない場合がありますので、合わない場合は割付を考えて処理をしなければいけないので、難しい作業となります。 これにてこの家も完成。 完成鑑賞会が終わったら外構工事へと進んでいきます。 思い返せば、昨年7月27日に多気町N様のご紹介により明和町I様邸の見学会にご来場いただき、その日に一発サインをいただき建築へと進みました。 当初は市街化調整区域内…

  • さあクリーニング

    週末の完成鑑賞会を迎えるH様邸では「ハウス・クリーニング」が始まりました。各所の養生を剥ぎ、工事中の汚れや埃を落とす作業で業界では「洗い作業」とも呼びます。 これもプロならではの技で、その汚れ、汚れに合った薬剤やタオル等を使用し、綺麗に仕上げていきます。 このプロに聞くと最近は100均で売られているマイクロファイバーよりも少し粗いようなタオルが一番良いとのこと。お買い物に行ったら見てみて下さい! 養生が取れると、目に映る面積が一番大きい床材が露わになりますので、部屋の雰囲気がガラッと変わります。 今回の床はG-Class標準のオーク無垢材UNI加工品となります。 オーク材は、成長が遅い反面耐久…

  • お日柄が良いと...

    今日は六曜でいうと「友引」ということで、工務店はお日柄が良いと忙しい一日を迎えます。 津市内ではK様邸の農業用倉庫兼ガレージの上棟を迎えました。鉄骨造は精度をきちんと出すのはとても難しいのですが、たとえ倉庫であっても先々のことを考えて少しでも丈夫にきちんと考えて造らせていただきました。 お天気にも恵まれて無事に計画通りに骨組みが組めたことを嬉しく思います。 四日市では新築建替えのための解体工事が始まりました。 長年暮らされた家ですが、増築増築を繰り返した昔の建物ですので耐震性にも不安があり、今後安心して暮らせる平屋の家へと建替えられます。 こちらではピアノ教室も併設されますので、人が集まりやす…

  • 使いやすい水回り

    キッチンやお風呂などの水を使う商品のことを「水回り商品」と言いますが、これが生活の上ではとても大切。 次回、完成鑑賞会のH様邸でも効率が良くて、使いやすくて、耐久性の高い商品で整えました。 W1,200の広い洗面台は、人造大理石日本一のTOCLAS製洗面台。いつまでもピカピカに輝きを損なうことなく使用できます。 こういった商品はやはり陶器製が一番良いのですが、陶器ではこういった大きな洗面台はつくれないため、その場合はTOCLASをお勧めしています。品質が良くない人工大理石では汚れやシミがつきやすく、激落ちくんで削り落とさないとダメで、また削ると余計に汚れやすくなってしまうのです。 こちらの洗面…

  • 次回完成鑑賞会のお家は?

    画像のお家とは異なりますが、次回『完成鑑賞会』が行われる津市H様邸はQhouseのG-Classの家となりますが、ご予算に合わせて各所グレードアップしております。 まずは構造躯体ですが、G-Class標準の「ホゾ加工による仕口にて金物で補強を行う」工法から、「柱と梁をドリフトピンという金具で接合する」工法へと変更しました。 これにより一般的な工法の約3倍の引き抜き強度を発揮し、建物の強さを高めています。 次に外壁材ですね。G-Classでは窯業系サィディングが標準仕様となりますが、これもIG工業の金属サィディング「SP-ガルブライトⅡ」により、耐久性・断熱性・防汚性に優れたものへと変更していま…

  • さあ近づいてきた!

    今度の土日、津市H様邸の『完成鑑賞会』が近づいてきました!外部では浄化槽工事、給排水工事、外構工事へと進んでいます。 平屋の25坪の家ですので、二階建ての家で言えばだいたい27、8坪の家と同じようなお部屋の広さとなります。 メインのリビングを見てみると...。TVボード背面は、よく柄物で設えられたアクセントクロスなるものが貼られたりしますが、ここでは逆アクセントとしました。つまり周りの壁はグレー色であるのに対し、TV背面は白いシンプルなクロス。こうすることにより落ち着きや広がりを感じることができます。さらに垂れ壁を落とすことにより、より奥行感が出ます。これもQhouseならではのデザインのコツ…

  • お家にまつわることならば

    Qhouseの仕事は、家を通じてお客様の暮らしを豊かに変えていくこと。ですので、家にまつわることならば何でも解決していきます。 画像は本日の作業風景ですが、急斜面の土手が崩れると危険ですので傾斜をなだらかにし、防草シートにて小石等が転がらないようにカバーを掛けました。 この工事も明日で完了します。 現在他にも、建物の名義変更やら遊休地の売却など家にまつわる様々な仕事をワンストップで全て受けています。 どんなことでも、沢山の手が加わるとより高額になってしまったり、行き違い等が発生したりと面倒なことにならないように、責任をもってワンストップでやり遂げます。 今週お引き渡しを済ませたN様邸では擁壁工…

  • F-CON研修

    本日は風や音の出ない全館空調システム「F-CON」の研修に名古屋へ向かいます。この圧倒的な満足度を誇る空調システムですが、その快適さを伝えることは言葉では難しく、どうしたら伝わりやすいのか?日々、勉強を繰り返している次第です。 毎週木曜日の朝会では全国からZOOMにて、このF-CONのことや人生、健康について学び、皆様に少しでも多く還元できればと取り組んでいます。 このF-CONが投げかける「輻射熱」というものは皆様誰もが耳にしたことはあると思うのですが、何せ目に見えないものですのでイマイチ理解が深くありません。 F-CONは自然界で言えば太陽さんが私たちにエネルギーをくれるのと同じ理論なので…

  • I様邸上棟

    本日は小春日和の中、津市内においてI様邸の上棟が完了しました。狭い道路、崖条例、河川法など様々な問題もありましたが、全てクリアし無事にここまでたどり着くことができました。 この家はA-Classということで、ドリフトピン+構造パネルによる強固な躯体が組みあがりました。この方法により、柱や梁の断面欠損が少なく一般的な木造住宅の接合金具と比べて約3倍の引き抜き強度を発揮し、建物の強さを高めているのです。 この工法にデメリットは無く、あえて挙げるとしたならば、使用する金物が高額なこと。必要な木材の量が増え施工総額が高くなることといったお金の問題だけです。 道路からとてもよく見えるところにQhouse…

  • 文字通り神業

    本日は松阪市N様邸のお引渡しでしたが、ギリギリ間に合ったのがこの神棚。 神棚を飾る意味は、日々の暮らしを幸せで豊かなものにするため、家内安全や商売繁盛、無病息災などを祈願することです。また、神様を敬う心を通じて、心の豊かさや美しさを養うことにもつながるとされています。 商売をされているところや漁師、農業などを営む家には必ず神棚がありますね。 この神棚は檜板を使って棟梁がつくりあげたもの。金色の留め金を使い、とても素敵に仕上がりました。まさに神業ですね。 檜は木の王様。桧独特の香りと細かい柾目が特徴で、神具や祭具、神殿を造るのにもっとも適した木材ともいわれており、伊勢神宮では木曽檜が使われている…

  • 建築は怖い

    最近、悪質リフォームが世間を賑わせていますが、この業界では悪質とは言わなくともそれは当たり前のように起こっていること。 新築にせよ、リフォームにせよ、出来上がっているものを購入するわけではありませんので、一般の人には見分ける術もありません。 同じ図面の工事であっても、そこに使う素材や設備機器、施工方法は必ず異なります。 ある会社は高価だけれど耐久性の高い、良い素材を推奨している場合がある一方、別の会社では同じ性能でより安価な材料を使用することを提案することもあります。 数値上の性能は同じであっても、耐用年数の永い住宅の場合は十二分な注意が必要でしょう。 また料理にも腕があるように、職人の腕はピ…

  • 完成鑑賞会終了

    親子でQhouseの家が2棟建ち並ぶ姿は私たちにとってはとても感動もの。とても嬉し楽しい完成鑑賞会でした。2日後にはもう引渡しかと思うと寂しい限りですが、もうしばらく外構工事にてお付き合いできるので、それもまた楽しみです。 今度松阪市にて建築をしてくださるY様は、プロカメラマンということでこの現場より建築写真を撮っていただくことになりました。 今までは私のスマホ写真だけだったので、何だか写真が生きていなくてQhouseの建物魅力を伝えきれていなかったので、より良い写真を撮っていただき施工例として掲載していく予定です。こちらのできあがりも楽しみです。 画像右側のスポットライトの下にはW1,800…

  • 完成鑑賞会初日

    完成鑑賞会初日ということで沢山のお客様で賑わいました。 朝からN奥様にも来場いただき、完成された姿を隅々までご覧いただきました。もちろん失敗したな?こうすれば良かったな?なんて箇所は1点も無く、思い通りに仕上がりました。 でも、この家の本質はこの目に見えるものだけではなく、その性能です。 本物の高気密・高断熱の恩恵は住まわれてから実感されていくことでしょう。もう寒い季節は終わりですが、これからは猛暑が待っています。エアコンの冷房温度設定は28度くらいになろうかと思いますし、寝る前に電源を落としても朝まで涼しく眠れます。 外が猛暑でもこの家は内外のW断熱。外の暑さか室内にはあまり伝わってきません…

  • デザイン研修

    本日は、建築を学ぶものならば誰もが憧れる坂茂先生が手掛けられた豊田市博物館へデザインの研修に出かけました。 坂先生と言えば、2014年にプリツカー賞、2017年に紫綬褒章、マザー・テレサ社会正義賞。昨年は高松宮殿下記念世界文化賞の建築部門にて選出されています。 坂先生が国際的にとても評価されている要因のひとつが、災害や戦争の被害者に向けた支援活動です。 阪神淡路大震災において建物の倒壊によって多くの人の命が失われた事実に建築家としての責任を感じた坂先生は、仮説住宅や避難所をつくり、世界各国で支援を続けながら、避難所でプライバシーを確保できるシステムを考案。度重なる改良を経て、2006年に「避難…

  • 高気密高断熱対策の間取り

    建築基準法が改正され、今後は益々平屋住宅への移行が加速することになろうかと思いますが、そのお手本となるような住宅の完成です。 昨今、地震が心配される中でとにかく二階を落として減築をしたい、平屋住宅に建替えたいというお話をよく聞きます。特に定年退職を機にというご夫婦からの相談が多いですね。 そういった場合にはぜひ一度こういった等身大のお家を見てみるといったことが良いかと思います。 そのような年齢の方は、もう一生大きなお金をかけてメンテをしなくて済む家。そしてなによりも健康的に暮らせる家を手に入れられることが大切です。 そのためには高気密・高断熱は不可欠でしょう。 完成鑑賞会ではこの高気密・高断熱…

  • さあ準備も整った

    松阪市N様邸ではキッチンも据わり、いよいよ完成鑑賞会の準備が整いつつあります。とても変わったテイストの家ですので、何だかお店でも開かれるのかな?と勘違いしますね。 このTV背面の格子材とTV台は、明日に私が自分でキヌカを施工に走ります。私たちが思い描いたものをその通りに造ってくださった棟梁に感謝ですね。 TV台や格子が端の収納まで延びているといった不思議な収まりですが、これがまたアクセントとして効いています。N様のセンスにて上手に飾って下さることでしょう。 キッチンに近しい色系でまとめたシューズボックス。上品なポーチタイルと相まってとても高級感があります。また玄関照明の位置を微妙にずらすことに…

  • オシャンなカーポート

    本日、津市H様邸ではカーポートの施工。Qhouseオーナー様のお悩みはカーポートが欲しいけれど家のオシャレなデザインに合うものがない...とよく聞きます。 ところがところが、このスタイリッシュなデザインの「プレーンルーフ」がYKKapから発売されたのです。 これならば、H様のお家にもピッタリということでご提案させていただきました。 こういった素材のカーポートは、有名どころではLIXILのカーポートSC、三共アルミのFⅡなどもありますが、三共の商品はコーキング収まりなので雨が漏れやすいなど見た目ではわからない欠点があり、そこはやはりYKKが一歩抜きんでていますね。 YKKのこの商品の場合は、漏水…

  • 間もなく足場解体

    津市H様邸では現在クロス工事中。杉板が張られた外壁にコーキング作業が終わると足場が解体されます。 奇を衒うことなく、シンプルにそっと収まった外観は目立つものではありませんが、町にすんなりと馴染んでいます。 家は町をつくる重要な要素ですので、自分たちだけ良いといったものではなく、町並みも綺麗に整えたいものなのです。 内部もすっかりと出来上がり、生活動線とオシャレ感重視のこの家は平屋が多い今においてとても参考になりやすい建物。新築をお考えの方は、ぜひ完成鑑賞会にいらしていただければと思います。 どんなことにも長所、短所がありますが、この家の短所は前面道路が狭いため車の駐車がしにくいこと。そこだけで…

  • 建築家の訪問

    昨日は津市K様邸における建築家訪問。Qhouseではこの建築家ヒアリングの際に現在のお住まいにお邪魔させていただいています。 それは、ヒアリングにてお話を聞くのもいいのですが、お住まいを見ればそのご家族の趣味や暮らし方など一目瞭然だからです。 どんなものを好んでご購入しているのか?服や靴、その他の収納量なども具体的に把握することができます。 今回のK様は、北欧系が大好きなお客様。確かに家具や雑貨もそのあたりのテイストで上手に揃えられていてセンス抜群で、好みが明白。私たちもすごくコーディネートしやすいご家族です。 このソファひとつとっても、何とも言えない良い色でシルバーの足が効いていますね。これ…

  • お引き渡し

    本日は津市Y様のお引き渡しに、K様の建築家訪問とバタバタしました。 なかなか建築には困難な家でしたが、この日ばかりは職人たちの腕自慢。他ではなかなか真似をすることができない設えはQhouseならではのもの。 一般的にお客様では気がつかない先の先まで考えた家づくりにて、胸を張ってお引き渡しができました。 昨今は既製品の組み合わせで建てられた住宅が多く、大手量販ハウスメーカーでさえも特色を失いつつありますが、随所に散りばめられたアイデアはこれからの暮らしがとても楽に、快適に、そして健康を保ちやすくなるでしょう。 特に良質の睡眠がとれますので、仕事が忙しくいつも睡眠不足なご主人にとってすごく安らげる…

  • 次回、完成鑑賞会へ向けて

    04/05・06の完成鑑賞会へ向けて松阪市N様邸が仕上がってきました。 天井の板目調クロスが特徴的な室内ですが、それをさらに活かすための工夫が散りばめられています。 床のオーク無垢材、そして造作TVボードもオーク材、その背面にはこれまたオーク材の格子。リビング照明はグレアレスライトと夜の落ち着き感が楽しみです。 これからTVボードと背面格子にはキヌカ塗装が施されて完成へと向かいます。 リビングに大きな収納があると、とても使いやすいです。モノは使う場所の近くに収納をすることが整理整頓のコツであり、これによりモノの番地も付けやすくなります。 こちらは主寝室。ベッドが置かれた姿をイメージすると、ビシ…

  • ダイニングテーブルの選択

    新築時にダイニングテーブルを新調!というお客様が多いです。アパートではとりあえずだから適当なものを買ったけど、新築時には生涯使うものだからちょっといいものを奮発といったところです。 画像のものは、kitchenhouseにて揃えられたW2,100㎜もの大きなテーブルで何と8人が食事をすることができます。 ダイニングテーブルの幅は、おおよそ一人で600㎜ですので1,500㎜もあれば4人が掛けれることになりますが、大人の男が掛けるとなると750㎜くらいは欲しいのでこのサイズがピッタリかと思います。 ここで考えることはその用途です。 毎日の食事だけと考えるのか?ゲストの多い家なのか? ゲストが来られ…

  • あちこちの現場

    本日は黄砂以外は最高のお天気に恵まれて、あちこちの現場を巡回。現在Qhouseでは5棟の新築と6件のリフォーム工事が行われています。 画像は来月9日に上棟を迎える津市I様邸。綺麗に並んだ鉄筋はいつまでも見ていられるほど素敵!人間はこうして美しく整列されているものに心が惹かれるから不思議と言えば不思議です。 こちらはリフォームが完了したS様邸。8年前に母親の住むご実家をリフォームされたお客様です。今回は、タイル張りのお風呂の交換依頼でした。現地調査に訪問をしたらお風呂がとても寒かったので、あえて窓を蓋し、しっかりと断熱されたユニットバスを設置しました。 使用感を伺うと、数時間前に誰かが入っても床…

  • クロス工事の肝

    クロス工事の肝は、こういった模様入りのクロスデザインを揃えること。最近の扉はバリアフリーということで床にはレールが無く、上吊りとなっていますが、その向こう側とこちら側の模様が揃わないとダメです。 と書くのは容易なのですが、これが2部屋に跨っているだけとかならば簡単ですが、この画像は玄関ホール、廊下を挟んでいます。 つまり、玄関先から貼り始めてこの繫がりの部分の模様が合わないといけないということになりますので、逆にこの開口部を基準に揃えないといけません。しかもこういった開口部がこの家では2か所ありますので、その2か所がきちんと揃うように丁寧に丁寧に作業を行わないといけません。 どんな仕事でもそう…

  • 皆様大好きビフォーアフター

    I様邸のリフォーム工事も完了しました。当初は囲まれていて何だか疎外感のあるキッチンもこのようにグルグルと回遊ができるアイランドキッチンに。収納量たっぷりのパントリーも備え、使いやすくなったことでしょう。 この家はリビングドアも無くてキッチンからLDKへと導くイメージでしたが、扉の位置も変更しリビングドアも移設しました。 そして何よりも嬉しいのは、このキッチンに立っても部屋内の様子が全て見渡せるようにスケルトン飾り棚などで工夫しました。 真ん中の大きな柱は鉄骨のため外せないために、こういった工夫を凝らしました。 私が何よりも着目したのがこの駐車場。2台を止めるのが至難の技でしたがカーポートスペー…

  • 完成鑑賞会で学ぶ写真

    完成鑑賞会最終日、今日も合計12組のお客様にご来場をいただきましたが皆様のお目当はやはりⅡ型キッチン。住宅がとても値上がりしたため、建物もどんどんとコンパクトに進んでいる中で人気上昇中なのがこのⅡ型になりますね。 津市で建築計画中のK様もこのⅡ型を採用することが決まっています。 この写真は、今度Qhouseにて建築が決まったY様が撮ってくださったプロの写真。いろんなお話を聞かせていただき、「何を見せようとしているか?」を写真に収めるということなどを学びました。キッチンというやわらかさを見事に演出していますね。 どうも私の写真は、カッコいい写真を撮りたいという気持ちに駆られていて、何を見せたい1…

  • 完成鑑賞会初日

    まずは玄関扉を開けると、Y奥様のナイスチョイスによる照明器具にてお出迎え。最近はこういったお出迎え照明が人気ですが眩しいものが多く、LED独特の目に刺さる感があるのですが、この器具は間接的に光りますのでとても美しく収まりました。 近隣の方々からは、なんてモダンな家を建てられてこれは誰が設計されたのですか?と何度も聞かれています。それはそうでしょう。建築を志す人ならば一度は耳にされたことのある全国でも著名な建築家の作品となりますので、どこか上品で落ち着きのある佇まいが老若男女問わず受けるわけですね。 和の空間は、このテーブルの前に座って、そのまま仰向けに寝転んで瞑想をしたい雰囲気を醸し出していま…

  • 明日から完成鑑賞会

    とにかく広いLDKに重点をおかれたこの家をⅡ型キッチンの存在感とともにお楽しみください。 どこで建てても変わらない既製品の家とは異なり、手作業の部分が多く職人泣かせのこの家で何を感じるのか?私たちも楽しみです。 明日も明後日も上天気で、本物の高気密高断熱の家の体感がわかりにくいことが残念なくらいですが、やはりお天気が良いのは嬉しいですね。 この家もUA値は0.45、C値0.1、耐震等級3という性能を持つ長期優良住宅。 完成鑑賞会来場時には、高気密の実験体感もしていただけます。 オーナー様お気に入りのバーチカルブラインドも取り付きました。 新築時のカーテン関係の選択はとても難易度が高く、私はきち…

  • がけ条例対策

    本日より津市I様邸では鋼管杭の打ち込み工事が始まりました。 この敷地では「がけ条例」に抵触するため、このような工事が必要となります。これは各県や自治体により多少の違いはありますが、基本的には高低差が2M以上ある土地、例えばその崖の上または崖の下に建てる場合に対策が必要となります。 簡単に言えば、崖の崩落による災害を防止するために定められた条例ということになります。 どうしても東日本大震災の影響が大きいため、津波津波と心配になりますが現実には土砂崩れなどの災害の方が遥かに確率は高いもの。 津波を避けてなるべく標高の高い土地を求める気持ちはわかりますが、土地を求める際には、こちらの警戒も重要な要素…

  • 週末は完成鑑賞会

    この週末は著名建築家とつくった高気密・高断熱・高耐久の長期優良住宅がご覧になれるチャンス。 画像の畳コーナーは、名栗加工の框に灰桜色の和紙畳が敷かれます。元々がそんなに和テイストは好きじゃないような気持ちでおられたようですが、新築を進めるうちにやっぱり和テイストが好きなことに気づかれたようです。 カウンターの上には、Qhouseで大人気のイサム・ノグチの「AKARI」。竹ひごと和紙を使って、熟練の職人が一つひとつ手作りしているもので「侘び寂び」を感じる逸品ですね。 「侘び」とはつつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心のこと。 一方、「寂び」とは時間の経過によって表れる美しさを指しています…

  • こちらも着工!

    道路事情や河川事情の関係で建築許可が遅れていた津市I様邸では、やっと着工をすることができました。 この値上がりが激しい時代に私たちはできるだけ早く建てないと、その値上がり分をお客様へ要求するわけにはいかないので大変なことになってしまいます。 そんなこともわからないお役所仕事は困ったものです...。 工事の方は高低差のある前面道路ですので、まずはその出入口を均し、後でなるべくお金を掛けなくていいように敷地を平坦にします。どんな敷地も平坦に見えてある程度は必ず傾斜や高低差があり、建物が建つ前に綿密な計算が必要なわけです。 これをミスると下手をすると浸水の危険がある家になったり、水溜まりが回避できな…

  • リフォームの一部を...

    津市I様邸では25日の引き渡しに向けて順調に工事が進んでいます。中古住宅をご購入され、リフォームを行って住むというパターンになりますが、この家は躯体が鉄骨造でとてもしっかりとしていたため、とてもナイスな選択だったかと思います。 本日はキッチン組みということで、このとても大きなキッチンがドーンと座りました。 私たちが得意とするリフォームは、「お客様が思いも寄らないご提案」になります。今回もいくつかの大きなポイントがありました。 ・駐車スペースがとても使いにくいので門扉の解体を含めたスペースを確保 ・狭かったLDKを隣の和室とくっつけてひと部屋に ・リビングには小上がり畳スペースをつくり、そこには…

  • 新色が素敵過ぎる

    本日は津市K様を名古屋kitchenhouseショールームへご案内。29日に建築家を迎える前にどんなキッチンにしたいのか?またダイニングテーブルとの並びはどうしたいのか?これが明確でないと、いかに腕の立つ建築家でも良い設計なんてできません。 ということで今日はキッチン周りのことを沢山勉強してきました。 K様は油跳ねの掃除とかが苦手で、室内がすっきりとシンプルなのを好むタイプ。ということで結局はⅡ型のキッチンが良いとのご判断。 そう壁際にコンロ等があり、反対側にシンクがあるふたつに分かれているタイプです。 これは次回完成鑑賞会においてY様邸でもご覧いただける人気のキッチンとなります。 また今回は…

  • お風呂のリフォーム開始

    津市豊ヶ丘ではお風呂のリフォーム工事を開始!段取り良く1日で解体工事も終了しました。壁がタイルのお風呂はこの解体がとても大変。 多く使われる1坪タイプの1616サイズというお風呂は、縦横1,600mmの大きさという意味ですが、空間としては縦横1,700mmが必要です。 またお風呂を取っ払った下には、コンクリートのベースが必要ですが、築30年とかのお家では土のことが多く、その場合はコンクリートを打設する必要があります。 多くのこの年代のお風呂は、そもそも脱衣所からお風呂への段差があり危険です。お風呂交換の際にはその段差も解消していきます。 とにかく寒いお風呂及び脱衣所でしたが、かなり改善され快適…

  • キッチン組立中

    22日、23日に完成鑑賞会が行われる「囲まれる家」では「kitchenhouse haute couture キッチン」の組み立て中。Ⅱ型のとても大きなキッチンとなるため、2日間に渡り作業が行われます。 kitchenhouseのキッチンは生涯使われるようにしっかりとつくられているので、とんでもない重量があり、引き出しひとつでも奥様方は持てないほどのものです。 それが今回はⅡ型ですのでコンロと一体化された背面収納はなんとW3,640㎜もの大きさ。これが1枚もので作られていますので大の男二人でも何とかギリギリ持てるくらい。大迫力のキッチンが出来上がります。 Ⅱ型キッチンの最大のメリットは部屋の中…

  • 切替のデザイン

    外部、内部に関わらず同じ一面の中で素材を変えたり、色や模様を変えたりしてしまうと、とてもダサいデザインになってしまいます。 それでも場合によってはデザインを変えたいこともあり、その際の「見切り」と呼ばれる部分に悩みます。 例えばクロスを切り変える場合でも、いわゆる「入隅から入隅」デコボコのボコの部分だけを変えるのはスッキリしますが、変なところで切り替えてしまうと落ち着きがない安っぽいデザインとなるわけです。 今回の外壁は、この画像の玄関周りだけどうしても模様を変えたかったのですが、これも同じ面内で変えてしまうのはダサい。ということで工夫してひと手間加えました。 一般の方にはすごくわかりにくいか…

  • 足場が外れた

    生憎のお天気ですが、次回完成鑑賞会が行われる「囲まれる家」様の足場が解体されました。塗装外壁が大部分を占めますので、慎重に慎重に作業を進めたために足場の解体まで結構な時間がかかりました。 足場は組み立てる際には建物が無いため、それほど気を使わなくても良いのですが、解体時には建物があるために傷をつけないように、ぶつけないように、結構大変な仕事となります。 どれだけ気をつけていても、ぶつけてしまい補修が発生するなんてこともあるのですが、今回も無事に解体を終えることができホッとしました。 私たちが建築中で一番嬉しい瞬間はこの足場が外れた時ですが、天気が悪かったので画像は合成です。改めて良いお天気の際…

  • アッと驚くリフォーム

    大幅リフォーム中の津市I様邸では着々と工事が進んでおり、残るは床材を重ね張りをしたらクロス等の内装工事という段階まで進んできました。 この家は元々が鉄骨構造であるため、改造がとても難しく頭を捻ることばかりですが、棟梁との相談の上でうまく収まってきました。 対面のアイランドキッチンに変わる部分は換気フードのダクトが這っており、これは本来は天井裏に経路を取りたいところですが、天井裏は鉄骨で覆われていて経路が取れません。 少し圧迫感はありますが、天井を二段階に下げることにより何とかダクト経路を確保しました。違和感なくバッチリと決められたと思います。 リフォームはこうした計画通りにいかないことも多く、…

  • ガルバニウム外壁

    耐久性に優れ、重量も軽く耐震性に有意なガルバニウム外壁ですが、これを使うと次の外壁塗装リフォームなどがもらえないから建築会社はあまり使いたがりません。 ガルバニウム外壁は大きく分けて二種類あり、断熱材が附帯しているものと、していないものに分かれます。 画像の津市で建築中のH様邸ではIG工業の「SP‐ガルブライトⅡ」ということで、15㎜厚のポリイソシアヌレートフォームが附帯しており、これが外周に張られますので外内のW断熱という住宅になります。 ガルバニウム外壁には欠点らしい欠点は何も見つからず、しいて言えば傷がつきやすいことと価格が高いことくらいです。 特に森林の近くや田畑の近く等に家を建てられ…

  • 腕が鳴る仕事ばかり

    日曜日ということで朝から3件の打合せでバタバタしました。 1件目は、津市K様邸で「外壁のメンテナンスと増築」をご希望。外壁を見ると塗装はそんなに傷んでいないのですが、防水用コーキングの切れにより窯業系サイディングが水を吸ってしまいかなり膨らんできてしまっていました。 また屋根のカラーベストもかなり水を含んでいる箇所がある様子で、屋根の下地が腐らないうちに直さないといけない様子でした。 K様はかなり建築に詳しいお客様のご様子で、しかもまだお若いのでこれからまだ何十年とこの家に住まわれていく必要があります。 そのことを考えれば今回は塗装にてごまかすのではなく、ガルバニウム外壁をカバーしていく工法の…

  • マグロではない赤身が最高

    木材の中心部分で赤みを帯びた色合いの部分のことを「赤身(赤太)」と言います。木を切ると、芯に近い部分が赤く、外側が白っぽい色をしているのが特徴ですが、切り捨てられた木を見ていても「白身(白太)」の部分が腐って朽ちていても、その中にある赤身の部分は何も傷んでいないことが多いです。 これは樹脂を多く含んでおり、水分が少ないため、強度や耐久性が高く虫も付きにくいからです。 高級家具をつくる際には、チェリーやマホガニーなどの赤身を使っていますが、今やその木も少なくとても貴重です。 一般的に建築には「源平」と呼ばれる赤身と白太が混ざる部分を使うことが多く、その赤身と白太の色のコントラストは一見派手な印象…

  • 軒裏天井デザインについて

    津市H様邸では軒裏天井(軒天)が張られました。 軒天には、セメント系に塗装を施した専用サイディング、セメント系サイディングを張って現場にて塗装、本物の木、などがよく使われますが、今回は大人気の神島化学工業のラフォーレティンバーという製品の「スモークイエロー」を施工。 最近はこういった木目調の商品をよく見掛けますが、これらを使う際には私たちの嫌いな「頑張り感」が無いように気をつけます。 何だか家の外廻りとはマッチしていないのに、カッコをつけたくて採用したなんて部分はどうしても浮いて見えてしまい、逆に全体のイメージを損なってしまうのです。 今回は3か所の軒に使ったのですが、平屋というと凹凸感があま…

  • オープンな洗面台

    私は設計をする上でよく洗面台をオープンな場所に持っていき、トイレを横につけることが多いです。これは、コロナ禍等で手をよく洗う習慣があり、帰宅後にそのまま洗面台へといった動線が多いことが大きいです。 またトイレ内の手洗いは正直、きちんと洗剤をつけてゴシゴシと手を洗うことには不向きであり指先をチョロチョロっと洗うだけといったことが多いと思うからです。 そしてこの洗面台を独立させることにより、誰かがお風呂に入っている時に手洗いに行けないといったことも回避できるわけです。 最近は1帖といった脱衣室を設けることも多々ありますが、その必要もなくなるので一石二鳥ですね。 これは最近の洗面台がどんどんオシャレ…

  • 蛍光灯とLED

    一般照明用の蛍光灯の製造や輸出入は、2027年末までに段階的に廃止されることが決まっています。その背景には蛍光ランプには微量ですが体に悪い「水銀」が含まれているからです。ただし、製造と輸出入は禁止されますが、在庫の販売や購入、使用することは禁止されていません。 これを受け、例えばPanasonicでは、2027年9月末までに直管蛍光ランプ(三波長形)、丸形蛍光ランプ、点灯管の生産を終了し、販売は在庫限りとするそうです。 (ちなみに白熱電球の生産は、国内の主要メーカーでは2012年頃までに終了しています。) 現在の販売価格を見ると、LED照明は蛍光灯の約2倍と高価ですが、その寿命は蛍光灯がだいた…

  • 外構工事の目安

    新築をしたのに外構に手をつける予算が足りない家をよく見かけますが、外回りの工事は重機を使いますし、いわゆる残土が沢山出ますのでどうしても金額が張りますね。 例えば駐車場をつくるとして、コンクリートの厚み分だけ土を鋤取らないといけません。そうしてコンクリートを打設すると、同じ1台分でもその大きさにもよりますがだいたい20万円ほどでしょうか?(条件により異なる) 3台分駐車を目指す人が多いので、約60万円ですね。 これを減額しようと思うと、取り急ぎ2台分はコンクリート。そして来客用の分は砂利敷にしておくといった手もあります。 またはタイヤが乗る部分だけコンクリートとか、いろいろと手は無いことはない…

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