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  • Leo minor

    私はエゴイストなんだ 君より私を平気で優先する 自分の心を無視してまで 他人と一緒に居られない 見た目はこんなナリだけど 中身は我儘な子供 おまけに頑固で かと思えば、傷つきやすく すぐに泣くよ 嫌になるよ、すぐに それでも、君と一緒に居たいんだ 互いの本音、ひとつひとつ 掬い上げて それはこの街の空に浮かぶ 姿を消した、見えない星を探すように 喩えば、天体観測 もしもあなたが付き合ってくれるなら 私はとても嬉しい 彼女が喜ぶなら平気で殺した本音 影で君が涙を隠して まだ待っていることも知らずに おめでとう いま、君は幸せかい あなたはいつから 私の人生に登場した

  • 今夜、鯨の前で出逢えたなら

    ・獅子座満月/WOLF MOON  顔も知らない、名前も分からない、 話したこともない ただ存在だけを知っている あなたに、ずっと恋をして来た それは子供の頃 あなたに気がついて以来、 ずっと、あなただけを想ってきた あなたは不意に訪れる 私だけに分かるサイン 夜風が運んできた あなたの吐息、口ずさむメロディ 今夜も 夜空にマゼンタを流す 私の宇宙にだけ、染まり、溶け合う色 シリウスが震える頃に 鼻を掠めた春の便り きっと、あなたの生まれた季節 声も知らない、どんな顔で微笑み、 どんな事に切なくなるのか、 私はまだ知らない、けれど 夢のなかに幾度か

  • 君に告ぐ

    嘘でもいいから、きっと大丈夫と呟く それはいつか、本当に成ることを 知っているから 楽しいことをしよう 思いっきり 強がりで結構、だから笑おう これがいつか、本当の表情に成るの 私は知っている ずっと居場所が欲しいの 怖くって、怖くって、怖い 不安で不安で、いっそ笑けてくる どうしよう、心の裏側から 引っ掻いてくる 誰も知らない 楽しいこと、 なんだっけ 君は誰、そう問えば なんて返ってくるか分かってる 時々疑問だった この子を救えるのが私なら、 私を助けくれるのは誰 どちらも私だから 相互作用で救われる それでも、泣いているのはあの子で 私はいつだって聴き手

  • 時辰

    いいの、此処に誰も居なくても いいの、此処に味方は居なくても それくらい今、私は燃えている いいの、此処にあなたが居なくても いいの、此処に友が居なくても それよりも、私はただ歌いたい 怒号に晒され、揶揄を受け それで戦場とあなたは喩えた 同じ舞台、ならば私は 此処を楽園と讃えよう 待っている、私はずっと 私を見つけてくれる、誰かを いいの、此処に誰も居なくても いいの、此処にひとりいるから それくらい今、私は強い いいの、此処に仲間なんて居なくても 私は強い、だから それよりも、聴いて 御霊を鎮める声が鳴る かなしみに愛を充てられるように 過去も未来も変化する 今だけ

  • rough

    rough 陽

  • 喩えば、

    きみの幸せの祈り この愛を運んで きみのもとまで これが私の歌だよ 🕊 それが喩え過去の亡霊だとしても 寄り添いたい、後ろから抱きしめて あなたのそばに 喩えエゴと分かっていても 想像のなか あなたは眉を下げ 困ったように微笑む それを見て、余計に私が泣きたくなるのは あなたの中に私の主の にほひを憶えてしまったから そして、もうこれから先 この世のどこにも 同じあなたはいないから あの日々、あの時、あの季節の一瞬にだけ 居た、あなただから これは鎮魂歌でも、まして餞でもない 譫言、懲りない私の願い、そして初恋 黄昏時を背にした青空をいく 飛行機を認めた瞬間 やっと、恋が愛

  • flower moon

    私はあなたを愛せないけれど この世にいらない魂なんてありません それだけは断言します 私はあなたを愛せません だから、代わりに ありったけの幸福と祈りを込めて 三人の博士を導いたあの光のような 夜空に散らばった 星を掻き集めて 最後に私の魂をひとかけらやった 花束をあなたに それはきっと あなたの生きる意思がある限り 決して色褪せることなく 枯れることなく そっと寄り添い続ける あなたが人恋しくなるときには そっと煌めいて、あなたの瞳を楽しませる あなたが寂しさに心震える日には そっと掠める、淡い匂いで、あなたに ひとりではないことを知らせる 鼻を埋めれば あなたの魂を包む

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