学校を中退することが決まった学生が主人公。 生意気なませた男子学生です。 会話と場面の描写、それに主人公の内面がかなりの割合を占めて、物語は進んで行きます。 古今東西を問わず、若者の考えることは同じ。 そして、全く共感出来ない部分もあるのは、文化の違いなのでしょうね。 何もないけど色々ある、それが若者ですね。
学校を中退することが決まった学生が主人公。 生意気なませた男子学生です。 会話と場面の描写、それに主人公の内面がかなりの割合を占めて、物語は進んで行きます。 古今東西を問わず、若者の考えることは同じ。 そして、全く共感出来ない部分もあるのは、文化の違いなのでしょうね。 何もないけど色々ある、それが若者ですね。
名前しか出ない。 一場面しか出ない。 八百万の神様たちには、そんな謎の神々かたくさんいます。 中でも有名なのは、月読命でしょうか。 天照大神、素戔嗚尊と兄弟神なのに、ほとんど出てこないのですよね。 古事記や日本書紀は、それぞれ目的と経緯は異なって編纂されています。 だから、なのかそれなのに、なのか。 なぜこれらの神々が出てくるのか、本当のところは分かりません。 伝承で、特に意味は無いのかも知れませんが。 面白いところに目をつけた著書で、非常に興味深く読めます。
前科のある人とは、いったいどんな人でしょうか。 本書の主人公は、自身の企業でそんな人たちを積極的に雇っています。 自身も覚醒剤で逮捕、刑務所で暮らしたという経歴を持ちます。 それでも、立派に事業を続けている。 この人だから出来る、と言えばそうなのですけど。 この本には、あらゆる人や企業のヒントが詰まっているように思います。 読んで元気になりました。
今週のお題「上半期ふりかえり2025」 今年もすでに半分が過ぎたのですね。 また、そんなに特別なこともない半年だった気がします。 それでも一日として同じ日はないように、全ての半年や一年は違うはず。 そう言えば、首や背中が痛いことが増えたのは、以前は無かった気がします。 ということは、これが年齢によるものならば、年々ひどくなってしまうのですね。 くわばらくわばら。
様々な職業を実際に働いている人の目線で、日記形式にしたシリーズです。 ケアマネージャーは、高齢化社会において、なくてはならない仕事となって来ているようです。 それなのに、なんと大変なことか。 いや、大変だから必要なのかも知れません。 何となく老老介護という言葉がすごく気になってしまいました。
あらすじは知っていて、いつか原作を読みたいと思っていたのを遂に読み始めました。 ロシア文学って、やたらと長いイメージがあるんですよね。 『イワン・デニーソヴィチの一日』のような。 これだけ読んで、まだ一日も過ぎてないんかい、みたいな。 まぁ、そればかりではないのでしょうけど。 キリスト教、ロシア人が精神的な何を大切にするか、などがメインテーマのようです。 キリスト教と言っても、ロシア正教で、また特殊なのでしょうけど。 どうするアリョーシャ?と、感情移入はしやすいのですけど、やはりきっとロシア人の理想的な性格の一つなのですよね。 ちょっとわからない部分もあります。 本当は、第二の小説を書く構想が…
面白いよ、と勧められて購入しました。 国語辞典です。 その面白さというのが、読み物として、というところに興味をそそられました。 もともとは広辞苑が家にあり、それを読むこともありますが、メインはネットで調べていました。Wikipediaが多いでしょうか。 実際に本書を読んでみると、面白いというのがよく分かります。 短いけど、広がりがあるというのでしょうか。 何となく面白いと思わせるような、何かがあるのですよね。 とても売れてあるのだと、後で知りました。 さもありなん、というところです。
日本人は世界の中でも勤勉で、まともでよく働く人たちだと言われています。 それなのに何故、こんなに低賃金で貧乏なのか。 様々な業界で、低賃金の立場にいる人が登場して来ます。 変な法律が出来て、変な仕組みが出来て、環境も良くなくて。 読んでいてとても胸が苦しくなります。 この人たちは悪いなんてことは、断じてありません。
バカと天才は紙一重。 有名なのは、アルキメデスが定理を発見したときに、裸で叫びながら街を走ったエピソードでしょうか。 警察案件です。 そのレベルまではいかなくても、やはり変態的な天才はたくさんいるようですね。 と思って読んでいたら、それ以上の人も結構いるのに驚かされました。 紙一重というより、バカが天才なのか、天才はバカなのか、わけが分からなくなってしまいました。
政治の様々なエピソードを、面白く紹介していく本です。 本当にいい加減だったり、適当だったり、色々なことをしていますね。 こんな事で良いのだろうか? そう首を傾げたくなります。 平時ならそれも許されたのかも知れませんが、今後はそうも言っていられないでしょうね。 ちょっと気分が悪くなるかも知れません。 これは本ではなく、政治家のせいです。
宝石は高価です。 貴重であったり、大きかったり、色や種類であったり。 実に様々な石があります。 本書は、そんな石をたくさん紹介しています。 それも一般的な宝石の種類を書いていくだけのものとは異なり、中に変わったものが入っていたりと、著者による石愛が溢れる内容です。 読むとそれまでよりも石が好きになる、そんな一冊です。
タイトルだけ知っていて、内容を知らなかったお話です。 元々は歌舞伎だったようですね。 当時実際にあった、油屋の女将さんを殺害した事件。 なんでこんな事をするんだろう、と思うけど、こんな事をする人いるよな、とも思えます。 感情移入はしませんけど。 いつの時代も、殺人は酷いものですね。
ちょっと古いマンガ集です。 絵柄もやはり昔風なのですが、個人的にはこれくらいが丁度いいです。 今でこそAIやCGがありますが、これらは当時では映像化が難しかったはずです。 今でも全てを表現するには、やはりマンガしかないような気もします。 マンガって、本当に素晴らしいですね!
今週のお題「部活」 仕事が終わってから、フットサルに度々行くようになりました。 大体2時間ほど、ボールを蹴って汗を流します。 楽しくなってきて、今では週に3〜4日ほど行く週もあります。 それ以上は、肉体的な疲労で肉離れを起こしそうなので、行けないのですけど。 事情が許せば、週7でも良いくらいの気持ちです。 そんなことを高校生の娘に話したら、 「部活かい!」 と、ツッコまれました。 確かにそうですね。 せめて怪我をしない程度にとどめなければいけませんね。
カラスは飼える、というのが結論なのですけどね。 法律的にはグレーなようです。 生き物もそうですが、様々なものに関心を持つのは良いことのように感じました。 生きていく上で、全てが興味深い、面白いものや出来事になります。 良い意味で子どもでいたくなりました。
仇討ちと言えば、忠臣蔵が一番に思い浮かびます。 少し詳しい人なら、曽我兄弟や荒木又右衛門の名前も出てくるかもしれません。 ところで、仇討は当時の法律上、正式に認められた行為なのだとか。 本書では、 その正式な方法 仇討ちをすべき人 届出の仕方 何十年もかかることもある などなど、とても具体的に著述しています。 これはする方もされる方も、命がけですね。 それが済むまでは、人生の全てをそれにかけるようです。 昔の日本人は、本当に凄まじいです。
無条件に何かを絶対視するな 神は底辺の底辺に降りてくる 言語ができるのは通過点、そこから何をするか 聖書と伝統 恩恵と自然 信仰と行為 古来日本では処女を重んじていなかった 妻が夫を離別していた 娘や比丘尼も自由に出かけていた 自分の労働は全ての人の役に立つ 自分の役に立つものは多くの人の労働の成果 借金は、返し終えても恩が残る 無縁:一遍上人グループは全て横の関係 本当にできることは人生で一つ 多くて3つ 性善説だと国家に悪がないことになる 例 ソ連、北朝鮮 福音書は個人の作品ではなく、各教団の創作 人の力を超えた何かは存在している 愛も霊も和語にはない 違和感あるか 好意を素直に受け取る …
紀元前に大乗仏教が発生、そこから密教が発生 前期密教は現世利益が目的 その後成仏(悟りをある)に変わった 自分は宇宙の一部 自分 = 宇宙 修行することで絶対的な存在が自分を救ってくれる 救済信仰 自分があらゆる人を救う 三密 体の働き、言葉の働き、心の働き 密教は怒りも性もタブーではなく、取り込んでいる 印は世界を揺り動かすほどの力がある 真言は古代インドの言葉 日本の言霊信仰も、その流れか 単純な二元論から逃れる 知恵と実践 全ては繋がって、ともにある 密教には大自然の修行場が必要不可欠 入定 = 信仰 高野山には丹生都 比売大神がいた 空海はその神に許しをこい、入山した お大師さんは生き…
歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。
屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。
俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…
ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…
詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。
かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…
ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…
今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…
現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…
しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。
笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。
海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…
読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。
こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。
今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…
歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。
今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。
普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。
スポーツ新聞の三行広告。 そんなものを読む人は、特に今では限られているでしょう。 本書は、そんなところに載っているようなアンダーグラウンドの風俗に、突撃してみたルポルタージュです。 著者はこのような記事を書くために、潜入しているはずです。 しかし、それにしてもよくやるなぁ、という印象です。 だって、怖く無いですか? 普通は行きませんよね。 だからこそ、本書のようなもので多くの人たちの好奇心が満たされるのだと思います。 今だと立ちんぼや出会い系がメインなのでしょうけど、本書が書かれた当時は、まだそれらはメジャーではありません。 だからこんな風俗があったのか、もしかしたら今でもあるのか。 読後の今…
精神疾患は病院を変えると診断が変わることが多い 同じ病名でも処方が異なることも多い どの診断と治療が正解かは、誰にもわからない 診断名と現在の投薬だけでは、治療方針は立たない 精神科は病態が重いほど、患者が病識を欠如しがち 自分の意見が通り過ぎてしまうと、医師が手を抜いていると感じる 手をとってくれた、こっちを向いてくれた、笑顔で受け答えをしてくれた
極道とは、ヤクザのことです。 今でいう半グレとか反社も含まれるかも知れません。 著者は、そんな一人として活躍して来たホンモノです。 一般の我々には、そんな社会は知る術も無いはずなのですが、そこを書いてくれています。 流石に正確に書いてはいけないこともあるはずですが、ほぼノンフィクションと変わりは無さそうです。 やはり裏社会なので、かなりドギツイことのオンパレードです。 それでも軽妙でなんだか楽しく感じるのは、著者のキャラクターでしょうか。 何をするにしても、愛嬌や笑いは大切なのかな、と感じました。 まあ、極道はあまり良いことでは無いのですけどね。
古代ローマを旅行する人のための、ガチのガイドブックです。 人々が生き生きとしているんですよね。 今と比べると、医療や家電や移動手段など、不便に感じることはあるのでしょうけど。 それでも逆に、税金や時間や各種の義務など、良いこともたくさんあります。 時代も場所も違うけど、やはり我々と同じ人間なのですよね。 ぜひ旅行してみたくなりました。 早くタイムマシーンが出来ると良いのですが。
NISA自体は税金をあまり取られないで済む口座のことです。 だから、それを使って株を買うか投資信託を買うか、それこそ千差万別です。 そんな中で本書は、9本の投資信託を提唱しています。 しかも、その中のどれを選ぶかは各人の好みで、実際には一本を買えば良い、と。 シンプルが一番ですよね。 変に売買したり、チェックをしなければいけないわけではないのは、とても良いです。 結果がどう出るかは、神のみぞ知る、なのでしょうけど。
今週のお題「最近いちばん笑ったこと」 難しい患者さんを担当していました。 かなり厳しい状況になってしまいましたが、一ヶ月ほどの集中的な治療期間を経て、ようやく快方に向かい始めました。 そんな時期、付き添いの方に血液検査の結果を説明すると、 「先生が笑顔だと、ホッとします」 と言われました。 その一言で、自分がそれまでほとんど笑顔がなかったんだと、気づきました。 また、それにより不安感を与えていたのであろうことにも、思い当たりました。 確かに明るく楽しくしにくい病状況ではありました。 それでも、何かしらご家族の気持ちを明るくしてあげれた方が良い。 そんなことを教えてもらう、出来事でした。
資本主義からグローバル化、ネット普及により「大きな物語」は分化、多極化、消失した 物語なしに生きるのは、目的なしの人生に同じ 日本には、森羅万象に神が宿る、という習慣であり宗教心がある 人生は自身の内面をめぐる旅 旅立ち → 試練 → 帰還 旅立ちは、財産、地位、安定した生活を手放す事 自らを変える手段を考え、実行するよう努めよ 行動すれば理解者や支援者が現れる 一度死に、蘇る 宝は獲得も困難、持ち帰るのも困難 二つの世界は実は一つ 英雄:社会への利他的存在 新しい「全地球的な神話」が必要 内面の成長は、一生続けられる
まどな人間なんていない、小さな意地汚い人間ばかり それに気づいた者はどうするか? 同じようにするしかない 考えるより行動 大抵の人は諦めて生きている 結局男は生き方を変えられない 二人とも、お互いに恋が成就しないとわかっている 上流階級に生まれたら、どこかで一般階級を苦しめているはず 作家とは、ほんとうのこと、を言う人 時代が変わるには、新しい声が必要 聴ける耳が大事 ことばに自分の思いを乗せる 大いなる文学のために死んでください 自分も死にます この戦争のために
きついことを言うか、遠回しに皮肉を言うか、褒めてしまうか。 そうです。 それに尽きるのでしょうね。 ただし、相手によっては、きっとややこしい事になるはずです。 あとのことも考えなければなりません。 後日報復を受けるなんて、本当に大変です。 やはり恨みを残さないように、というのは大事な気がします。
人は、組織は、どんな物でも大したことない。 そう思いませんか? 完璧で飛び抜けた存在なんて、おそらく存在しないのです。 自分が知らないだけかも知れませんけど。 それにしても、次から次へと突っ込みどころ満載のそれらが、本当にたくさん出てきます。 著者はそれらを、しっかりとくさしてくれます。 いや、元々大した存在ではないのですよね。 それなのに大した存在のように見せている、もしくは自分で思い込んでいる。 そう、まさに『裸の王様』なのです。
読書家と言っても様々な人がいます。 視聴者にも様々な人がいるのと同じように。 本書の著者は、多読で深読みの読書家と言ったところでしょうか。 それにしても、よく読んでいるな、と思います。 確かに満たされていて幸せなら、次の本は必要ないのかも知れませんね。
人では無い種族が、天皇と歴史に深く関わりながら生きてきた、というファンタジー小説です。 確かに人の方が、身体的には狼などの動物には、圧倒的に劣るでしょうね。 『比ぶものなき』シリーズと合わせて読むと、さらに面白さ倍増です。
今週のお題「日焼け対策」 子どもの頃、だから数十年前は、日傘を使う婦人はあまりいなかったように記憶している。 しかしつい最近は、ほとんどの人が日傘を使っているようである。 そうやって日焼けから肌を守るのは、美容や肌の健康に対する考えが、以前よりも注目されるようになったのか。 それとも、日差しや紫外線が強くなったのか。 テニスをするご婦人方は肌のどこも露出せず、ほとんど忍者か薬師かと見紛うスタイルで、暑い中プレーに興じているそうな。 熱中症対策にも気をつけて欲しいと、人ごとながら心配になります。
自分の感受性くらい自分で守ればかものよ 自分をおめでたく思えないようでどうする 子どもを子ども扱いしない 不満になる自由 「さわる」と「ふれる」 手の倫理
フェルマーの定理 ピタゴラスの定理、教団 陽の光 月の光 潮の満ち欠け 世界は様々な物で出来ています。 全てはその構成要素。 我々自身も同じです。 知らなかった事がたくさん載っている図鑑。 これも、世界の一部なのでしょうね。
記紀は神話、日本の歴史、大切にしよう 十戒を入れる「聖櫃」は行方不明、今も捜索中 日本のDNAは縄文人ベース 朝鮮・支那とは異なる、チベットと近い 日本は神と武を尊ぶ国 信仰、国土、満足の3点全て重要 相撲や祭りの掛け声でヘブライ語のようなものがある はっけよい → 打つ エッサ → 運べ どっこいしょ → 神の助けで突き進む イスラエルも神宮も偶像を置かない 八百万の神々が全ての場所に存在する → ユダヤの「神の栄光は全地に満つ」と同じ 日露戦争時、日本でユダヤ人捕虜には衣食と金銭まで支給された 日本・ユダヤ:国のために死ぬほど名誉なことはない ルターの非難によりユダヤ人迫害がエスカレート …
興味深いもの、知的な刺激のあるものが面白い すぐに書く、書きたい気持ちがあるうちに 一人か二人の文章を読み、学ぶ ピグマリオン効果:褒めると伸びる 音読して読み返す 同じ言葉を繰り返さない 文と文を「が」で繋がない なるべく削る 大切なところだけ書く 冒頭で引き込む 題をつける、段落ごとに小見出しをつけるのも良い 声を出して推敲 仲間と一緒に朗読会 辞書を読み物として読む こまめに辞書をひく、言葉がしっかりする
なぜ道を踏み外すのか? バカだから、という答えもある。 そう、バカだからなのです。 しかし、そういうバカでは無く知的障害だとしたら、それはまた違う意味になるでしょう。 本書には、そんな非行少年たちによる犯罪やその生活が、小説形式で描かれています。 そうだと理解すれば、もしかしたら防ぎようはあるのかも知れません。 きっと本人も、それで不幸なのでしょう。 そして、犯罪をしないで社会の一員として暮らしていけるはずです。
今週のお題「ゴールデンウィーク振り返り」 昔と今を比べることには、あまり意味はないかも知れませんが。 週休1日だったのが2日に増えたり、振替休日などで年間のお休みが、だいぶ増えました。 また、働き方改革で働く時間もかなり減りました。 反対に、物価などに対して給与はあまり上がらず税金が増えたため、使えるお金は相当減りました。 それでも旅行に行けなくもないのですが、観光地はインバウンドの外国人で溢れ返っています。 そんなわけで、ゴールデンウィークは、昔ほどウキウキもせず。 まあ、普通に楽しめばいいっちゃあ、いいんでしょうけど。 『楽しい日本』とか言われると、ね。
伝えることの難しさ 想いが伝わらない、伝えきれない孤独 醍醐天皇は藤原家に権力が集中しないよう、多くの家から妻を迎えた 中国では皇帝の力が絶大 皇后を気に入らなくなったら、殺したり追放したりした 天皇はあちらこちらの皇后に気を使っていた 光源氏は天皇に関わる禁忌の女性にひかれる もののけ:弱り目に取り憑く怨霊、死霊、生き霊、妖怪などなど 霊媒師:周囲の期待に応えるように、告白する 「死人の祟りではなく、ご自身の良心の呵責ではないの?」 いつもそばで支えて空気のように日常だから、そのかけがえのなさに気づかない 当時は愛情だけの結婚は低く見られた 愛し合っていたはずの二人が、死別の瞬間にも向き合え…
棋士は東大に入るような人よりも、ずっとずっと頭が良い。 以前何かで見た記憶があります。 そんな棋士たちの間でも、さらに上に入る人物。 それが藤井聡太氏です。 物凄いスピードで様々なタイトルを手に入れる。 昇級スピードも物凄いです。 まさに天才と言って良いのでしょうが、ご多聞に漏れず、将棋に対してかける時間や熱意、努力が半端ではありません。 AIなどの技術を考えると、むしろ若さも武器になっているように見えます。 意外だったのは、勝負で紙一重の場面が度々あったと言うことです。 しかしもしかすると、将棋というもの自体が、そういうものなのかも知れないと思い当たりました。 そんな勝負を勝ちに持っていける…
戦争はしない方が良い。 通常は誰もがそう思うはずです。 しかし、戦争により利益を得る立場がある。 それらにより、戦争は引き起こされて、維持される。 それでも一般的な私たちは、戦争を止める努力をしなければなりません。 そのためには、多角的に現状を見る必要があります。 少なくとも、ロシア側からとウクライナ側からの視点。さらにNATOとアメリカと中国と北朝鮮。 そして私たち日本は、地理や立場的に、かなりこの戦争に関わりが深いです。 状況を見るのにあたり、日本のメディアの情報は利益供与があるからなのか、中立な視点では無いと、注意して読まなければならないように感じました。 各国の発信も、何らかの意図はあ…
バカにはなりたく無いですよね。 特に他人に迷惑をかけるような、それには。 本書は、様々な人物による、バカについての記述を集めた物です。 実に恐ろしい、身につまされる内容が盛りだくさんです。 ここでふと思ったのですが、読んでいる自分や書いている著者は、己がバカだとは思っていないのですよね。 何とも恐ろしいことです。
闇バイト。 なぜそんなことをするのだろう? 普通はそう思うはずですが、している人も案外普通なのかも知れません。 本書では、どのように犯罪に巻き込まれて行くかを漫画で書いています。 巻き込まれるというか、加害者になる、というのが正しいでしょうね。 防ぐには、まずは徹底して距離を取る、ということだろうと推測されました。
ドラキュラ伯爵の住んでいたお城は、こんなにも美しかったのですね。 正確には、モデルとなった人のお城ですけど。 世界にはたくさんのお城があります。 それらの用途は場所や時代で様々に変わるようです。 美しさの感じ方も、恐らく変わるのでしょう。 荘厳であったり、豪華であったり、自然に溶け込んでいたり。 美しさにも色々ある事が、とてもよくわかります。
今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 国語辞典は調べるだけではなくて、読み物もして使うと良い。 そんなことを、つい最近教わりました。 中でもその人のオススメは『新明解国語辞典』です。 それを読んでいくと、文章力が飛躍的に向上するのだそうです。 そう言えば、小学生だか中学生の頃に、辞書を読んでいたことを思い出しました。 まぁ、ロクでもないことを調べてばかりいたんですけどね。 今なら、かなり有意義に読めている気がします。
アメリカ人がヒロシマの原爆についてどう考えているか。 本書は、それを日本人が知る手助けになります。 著者は日本で原爆についての仕事に携わってきた、アメリカ人です。 その彼が、アメリカでヒロシマ原爆についての講演の企画などを行います。 通常のアメリカ人は、それを快くは思いません。 原爆は戦争を終えさせるために仕方なかった。 さらに言うと、良いことをした、くらいに思っています。 そのような教育を受けて来たのでしょう。 攻撃した側の国としては、そうしないと自分たちの悪事に押しつぶされてしまうでしょうから。 現実は、それを落とさなくても戦争の勝敗はついていた。 むしろ終わる前に、各種の思惑でどうしても…
カルチャースクールでの対談を書籍にしたものなのだそうです。 なんとも濃いというか、贅沢な内容ですね。 神学を正式に学んでくると、生と死については、かなり思考が深まるようです。 ともすると現代のようにやる事がたくさんある生活は、我々からその思考をする時間を奪っているように思えてなりません。 より良く生きるには、なぜ自分が生きているのかを、考えて答えに近づかなければなりません。 本書はそれを教えてくれます。
今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 お米の値段が高い。 店頭に無くて手に入らない。 こんな事が、ここ最近起きている。 これは一般的に考えられているより、かなり恐ろしい事態である。 大嘗祭という神事がある。 天皇陛下が即位して、最初に行う。 お米が取れるように、神様に祈る儀式だ。 毎年新嘗祭という神事も行われる。 同じく米の豊穣を願うものだ。 日本人は普通の感覚として、ほぼ毎日お米を食べて、それを大切にしている。 日常にあって、切り離せないものだ。 だからこそ、前述のようなところまでのものとは、意識する機会すらないのではないか。 あるのが当たり前というか。 そんな日本人にとって大切なお…
本で床がぬけるという話。 よく聞くようで、実際にお目にかかることは少ないのではないでしょうか。 著者は文筆業を生業としています。 ある頃から必然的に資料としてほ本が増え、引越しを余儀なくされます。 そこで階上に住むのですが、たまりにたまった資料で床が抜けてしまわないか、が心配になります。 そこで実際の話などを調べて、集め始めます。 だから何だ?と言えば、そうなのだけど。 やはり気になる話題ですよね。 流石に自分の家がそんな間に合うのは、嫌です。
ホメロスから現代まで詩作は霊感と結び付けられて来た 詩人は天才性と結び付けられている 散文:論理的で直線的な文章 歌枕:和歌に詠み込まれた名所や旧跡 見立て:あるものを似た別のもので表すこと 茶道や華道でも重んじられる日本文化 縁語:言葉から連想される、意味の繋がりのある言葉 序詞:連想によりある言葉を引き出すために、前に置かれる言葉 本歌取り:すでにある和歌の一部を取り入れて詠む 貴族が桜の花を髪に挿す 春の生命を祝う、ある種の儀式 神と芸術作品は永遠に生きる 歌の優劣は、時代、文化、人により変わる 昔の日本人は月が好き 秋は物悲しいというのは、日本人の感覚 柔らかな光の美しさ 平安の手紙で…
国語の教科書に出てくる作品を集めた、短編集です。 名作と言われるようになった作品、つまりある程度の古典が選ばれやすいようです。 日本人のモラルや美徳に触れる作品が、多く収録されています。 これは確かに読んだ方が良い。 そして、それらが体に染み込んでいると良い。 そう思います。
百人一首のそれぞれに解説と挿絵を描いている、目でも楽しめる歌集です。 古語だから、すぐに正確には意味をつかめない所もあるのですが、絵をみつつ声に出してみると、何かその世界が立ち上って来ます。 それにしても、恋ばかりしていたように見えます、当時の人たち。 時間がたっぷりあれば、人間本来は、そのように過ごすのかも知れませんね。
相手に嫌がらせ、というか攻撃をする。 昔はご近所や職場に怪文書やビラを撒く、という方法で行われていました。 それが今はネットで広範囲、もはや世界中に拡散出来る。しかも長時間にわたり。 さらに恐ろしいことは、写真や動画が素人でも簡単に作れて、それを使用出来るということです。 これのポルノバージョンが、リベンジポルノです。 対象は交際相手だけでなく、性風俗店の勤務者の場合もあるようです。 まずはその時点でどれほど信頼出来る相手でも、関係が変わるとどうなるかわからない。 その事を念頭に、静止画や動画を撮らせないのは、必須のようです。 なんとも恐ろしい世の中になったものですね。
今週のお題「初任給」 氷河期と言われる世代です。 物価も違うので、今の給与と単純に比べるのはフェアではないでしょう。 当時で就職出来ただけ、マシだという見方もあるでしょう。 それにしても、今の世代の初任給の多さ。 それより少し上の世代が、今もらっている給料とほぼ変わらないか、酷いとそれを超えているのだとか。 お金なんて、ただの数字の羅列ではあります。 いや、それにしても今の世の中…。 何とも救われない、くだらない話です。
ネットで犯罪者を募るサイトで知り合った者たちが、行き当たりばったりで被害者を拉致した誘拐殺人事件。 その被害者がどんな生活をしてきて、これからどう幸せになろうとしていたか。 また、母親や婚約者の心境及びエピソードなどを、具に書いています。 これらの人たちには、当たり前ですが何の落ち度もありません。 そして、犯罪者たちのそれまでの行状も。 案の定ですが、大体は再犯なのですよね。 本当に何ともやり切れない気持ちになります。 この世から悪事が無くなる日は、来ないのでしょうか。
この棋士が我々一般人の前に現れたのは、まだ子どもと言ってよい年齢でした。 メディアでも、年齢の割に難しい言葉を使う、などという取り上げ方をされたりして。 しかし、彼の凄いところはそんなことでは無いようです。 探求心、研究、学び、その相手、AIの活用。 むしろ変に年齢がいっていないからこそ、それらの将棋探求ができるように見えます。 そして、また強くなる。 このままいけば、どこまで行くか。 不安でもあり、楽しみでもあります。
ある時期には、日本で一番危険な暴力団と言っても、過言ではない組織。 それが工藤會です。 本書はその主な事件の経緯と、市民や警察の状況、裁判の経緯などを書いています。 普通の人には耐えられないかも知れない。 でも、言いなりになり続けるのも、相当に辛い。 暴力団の恐ろしさが、実によくわかります。 現在かなり弱体化させられたとは言え、まだ存続しているようです。
今週のお題「ケチらないと決めているもの」 食べるもの、楽しむこと、着るもの、交際など。 全てには適量があります。 それを超えて貪るのは、品が無いし正しくありません。 だから、自分のためにすることは、常に分を超えないように気をつけています。 では、他者に対しては、どうか? 友人、仕事で関わる人たち、家族。 出来る限り、お願いされたことには応えるようにしています。 その他でお土産を買ったり、何かを伝えたり、出し惜しみをしないように。 しかし、本人のためにならないであろう場合もあります。 子どもがお菓子やおもちゃを、過度に欲しがるようなことです。 「くだらない、そんなもの要らないよ!」 そのように言…
著者は、炊飯器から始まり、様々なモノやコトをやめていきます。 そうすると、楽になったり前より結果が良かったりします。 そうなんですよね。 物が多すぎる。 返って手間を増やしてしまっている。 それが、資本主義の社会に生きている、我々の日常なのです。 本当に、今日から裸でスマホを捨てて生きていきたくなりました。 やりませんけど。
世界には様々なことわざがあります。 似たようなものも、とても意外なものも。 現地によくあるものや習慣でことわざが作られるのは、とても面白いです。 それでもなるほどな、と何となく思わされるのは、やはり同じ人間だからなのでしょうね。
世の中には、様々な仕事があるのですね。 その中でもゴトと呼ばれるような仕事たち。 まぁ、非合法のものです。 なぜそんな仕事を選ぶのか。 決して長続きしていないように見えますが、それでも次の仕事も、またゴトです。 収入が良いのですよね。 ちなみにというか案の定というか、これらの仕事は、他者の役には立っていないのですよね。 そういう意味では、仕事と呼んで良いのかも疑問です。 ともあれ、我々は知っておくだけにとどめておきたいものです。
ソロ活。 なかなかに勇気のいることが多いかも知れません。 焼肉屋、ツアーに参加、美術館、動物園…。 しかも、女子だと周りの目が気になる方は多いように思います。 でも、著者はそれを軽々と乗り越えます。 いや、その心境は実際には本人にしかわからないので、簡単ではないのかも知れませんけど。 そんな著者のソロ活を、難易度や状況などを詳細にレポートしてくれています。 一人の方が良いことは、意外に多いのでしょうね。 自分が気にさえしなければ。
経済の仕組みは、一般人にはとてもわかりにくい、と感じています。 自身が興味を持っていないだけかも知れませんが。 ともあれ、現代で暮らしている以上、経済のことを知らなければ、ただただ搾取されるだけの人生です。 本書は経済学者である著者が、そこを分かりやすく書いてくれています。 著者の晩年を見ると、我々庶民の生活を良くすることがライフワークのように思えます。 そのための著書だと考えると、ぜひ読んでおきたい一冊ではないでしょうか。
全ての生き物に対等であれ どんな作品も必ず時代の影響を受ける 単なる物知りではなく、自然を愛する人 君も不注意だったが、私も不注意だった 仲間としての動物はかけがえのない存在 でもソーセージは食べる 感謝しつつ ジェントリ 中世〜近世のイギリスにあった階層 貴族と農民の中間 騎士、僧侶、裕福な農民など 何にでも気をつけるのが動物語を学ぶコツ 本当に大切なものは簡単には見つからない どんな小さなエピソードにも、考えるへきことはある 自然はこちらの思い通りにならないことが多い 遅すぎるということはない 人にとってどうこうではなく、自然は素晴らしい 体の組成は常に入れかわる 一年後は別の人 今、行か…
刑務所にしか居場所が無い。 こう言う人は、むしろ捕まるために犯罪を犯します。 セックスが生き甲斐だと言う知的障害者。 この人に売春は良く無い、という言葉は果たして届くのでしょうか? 普通の常識では、法や世間の善悪を計れない。 そんなことに気づかされます。
なぜ患者が鬱病になったかを理解するには、それまでの人生や、現在の生活を知る必要がある 精神科には300000人が入院中 その半数が統合失調症 精神科は時間がないと難しい 時間をかけると良い結果が得られる アメリカは他民族社会、一つの国際社会の様相 喪失体験を乗り越えるには、必ず「抑うつ」を通る 内因性鬱病:ひとりでに気分が沈む 明確な原因がなくても鬱病にはなり得る 視覚、聴覚、触覚を遮断すると、数時間で幻覚が生じ始める 代理受苦:私の代わりにその人が病気にかかってくれた 共苦:他者の痛みを自分ごととして受け止める 歴史上はずっと人々は空腹だった 満たされるようになったのは、つい最近 てんかんも…
お酒の飲み方、食べ方、遊び方、それから仕事の仕方。 人は同じことをするのでも、その人その人で違いが出ます。 『粋』とは、日本固有の概念です。 ちょっと渋くて、貪らず、痩せ我慢をして、諦めがよい。 そんな行動が粋だと言われるでしょう。 そこは、それぞれの人で多少の差異はあるでしょうけど。 作家から、日本のためや都民のために働く政治家であった著者は、やはり粋でしょう。 美学とも言い換えられるかも知れませんね。 見習いたいものです。
人間の心と体のありようは、何千年も大きく変わらない 人間関係の基本も大きくは変わらない 人の心は傷つきやすい 現代は、傷つきやすい時代 ゲームから一人だけ離脱するのは勇気が要る 心の傷も多種多様、細かな傷もある 承認欲求は際限がない 相談相手がいない、孤立無援は辛い 人間は正当な理由があれば、容易く他者を傷つけられる 自分の中に過剰な正義が潜んでいる わかって欲しい人にわかってもらえない孤独感 傷は他者への優しさ、人としての魅力や深み、創作の力になる この辛さは長いが、いつかは終わる 転んでも綺麗な石を拾って起き上がる 人に話すと、気持ちを整理できる 他者への信頼を取り戻せる 五分だけでもボー…
子どもの頃、様々なバンドが活躍するブームがありました。 そのうちの一つに、ジッタリンジンというバンドがあり、『夏祭り』という曲を歌っていました。 そして時は流れて大学生の頃、聞き覚えのある曲を街角で聴きました。 ホワイトベリーというガールズバンドで、『夏祭り』! これこれ!と何だか嬉しくなったものです。 さらに時は流れて不惑。 娘が買った太鼓の達人というゲームから流れてきたのは『夏祭り』でした。 これから何度出会うのかは分かりませんが、夏うたといえば、やっぱりこれですね。 今週のお題「夏うた」
コメディアンというか、文化人ともいうか、映画監督ともいうか、多才な人物であるビートたけし氏の著書です。 冷静な目で物事を見て、批判的だけど優しさがある言葉をかける、だから毒が薄れて笑わされるのだろう。 そこはコメディアンならでは、とも言えそうです。 大分読み進めてiモードという単語が出てきたので、巻末を見たら二十年前の著書でした。 それまでは、そんなに前のものだとわからずに読んでいたので、驚きました。 世の中で風刺するような対象は、実はそんなに変わらないのかも知れませんね。
古今東西で死についての考え方は、千差万別です。 各個人でも、かなり異なる場合が少なくは無いはずです。 本書は、著名人たちが口にした死にまつわる言葉を紹介して、著者が解説を加えています。 全ての人は一様に死ぬべき運命にあります。 すなわち死を考える必要がある、ということです。 これがあってこそ、生を輝かせることが出来るというのは言い過ぎでしょうか?
失礼は状況によっては許されることではありません。 それでもつい口を滑らせてしまう事はあります。 これを失言といいます。 私自身、これが得意です。 本当に情け無い話ですけど。
今週のお題「感動するほどおいしかったもの」 塀の中では滅多に甘いものが出ない。 全く、というわけではないが、かなり制限されているのだ。 元来甘々の好きなので不便だが、ムショの決まりに抗えるわけもなく。 これも身から出た錆なので仕方ない。 そもそも、何でも自由になるのなら懲罰にもなりはしないだろう。 さて、そんな中で特別な日に出るお菓子や饅頭は、全身が痺れるほど、上手い。 初めてシャブを喰った瞬間さえも、ありありと脳裏に浮かんだほどだ。 まさかただの食い物で、こんな快感が得られるとは、お釈迦さまやイエスさまも知るまい。 なんせ奴さんたちは、シャブを喰ったこともなければ、塀の中に落ちたこともないの…
今がまさに国難と言える時代です。 本書が書かれた時よりも、状況は日々悪化しています。 きっとこれからも簡単には良化しないでしょう。 さて、著者は外務官としてインテリジェンスの世界に身を置いてきた、佐藤優氏です。 様々な分野の専門家と対談して、国防についてのアイデアを出していきます。 こういう方たちが、実際の現場で活躍できると良いのに、と忸怩たる思いです。
常識にとらわれてはいけない、とは言いますけど、まずは常識は守らなければ行けません。 それを守らないでニュースになってしまう、残念な人や出来事。 それについて、著者は冷静にツッコミを入れます。 常識的な考え方は、まず必要なのですよね。 本当にそう思いました。
日本は士農工商以外にも、様々な人がいた事はある程度知られています。 サンガなども、知る人ぞ知る、というところでしょうか。 本書を読んで、色々な人や仕組みがあったんだな、と関心しました。 そしてきっとこれからも、世界は、世間は、色々なことがあるんだろうな、と感じました。
子どもの学力は、ある程度の年齢までは親の教育に多く左右される気がします。 本書はそんな親たちが、子どもにどう接して、何を見せれば良いか、を提案しています。 知的な子どもになるには? 勉強力はどうやって生きていくにも、必ず必要になるはずです。 ぜひ身につけて欲しい、と思いました。 それには親も知的で無ければ難しいようですが。
今週のお題「4月1日の思い出」 四月一日生まれの人は、どちらの学年も選べるんだと、確か小学校四年生の時に聞いた。 例えば令和七年四月一日生まれの人は、令和七年度生まれにするか、令和六年度生まれにするかを選べるのだという。 (選べる?学年ってそういうものなの?) 世の中の仕組みに対して、明確な違和感を覚えたのは、あれが最初だった気がする。 全く腑に落ちなかったのだ。 今となっては、それが事実かどうかはわからないけど。 世の中は、そんないい加減なことばかりなんだと、理解している大人になった。 自分もいい加減な大人になった。
AIを代表とする、各種のロボット。 様々な技術。 それらに多くのことを肩代わりしてもらうことが、現代は可能です。 そうすると、我々は著者のいうように働かなくてもよいようになりそうです。 そんな技術の多くを、本書は紹介しています。 実際に人は働かなくても大丈夫なんでしょうね、本当は。 それでも世の中はそういう風にはなっていない。 人間の性、とでもいうのでしょうか。 みんながほぼ同時にやらなければ、働かなくても済む社会にはならない気がします。
今週のお題「これで冬を乗り越えました」 冬に外でフットサルをするのは、なかなかに辛いです。 週に二、三日でやっているのですが。 いつぞやは、休憩時間にペットボトルの飲み物を飲もうとしたら「シャリシャリ」という音が。 凍っていたんですね、中身が。 本当にびっくりしました。 そんなある日、妻がネックウォーマーを買ってきてくれました。 着用している人はいたのですが、自分でもしようという発想はありませんでした。 それがどうでしょう。 使ってみると、とっても暖かいのですよね。 こんなことなら、早く使いたかった、と思うレベルです。 未経験の人には、ぜひおすすめしたい一品です。
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学校を中退することが決まった学生が主人公。 生意気なませた男子学生です。 会話と場面の描写、それに主人公の内面がかなりの割合を占めて、物語は進んで行きます。 古今東西を問わず、若者の考えることは同じ。 そして、全く共感出来ない部分もあるのは、文化の違いなのでしょうね。 何もないけど色々ある、それが若者ですね。
名前しか出ない。 一場面しか出ない。 八百万の神様たちには、そんな謎の神々かたくさんいます。 中でも有名なのは、月読命でしょうか。 天照大神、素戔嗚尊と兄弟神なのに、ほとんど出てこないのですよね。 古事記や日本書紀は、それぞれ目的と経緯は異なって編纂されています。 だから、なのかそれなのに、なのか。 なぜこれらの神々が出てくるのか、本当のところは分かりません。 伝承で、特に意味は無いのかも知れませんが。 面白いところに目をつけた著書で、非常に興味深く読めます。
前科のある人とは、いったいどんな人でしょうか。 本書の主人公は、自身の企業でそんな人たちを積極的に雇っています。 自身も覚醒剤で逮捕、刑務所で暮らしたという経歴を持ちます。 それでも、立派に事業を続けている。 この人だから出来る、と言えばそうなのですけど。 この本には、あらゆる人や企業のヒントが詰まっているように思います。 読んで元気になりました。
今週のお題「上半期ふりかえり2025」 今年もすでに半分が過ぎたのですね。 また、そんなに特別なこともない半年だった気がします。 それでも一日として同じ日はないように、全ての半年や一年は違うはず。 そう言えば、首や背中が痛いことが増えたのは、以前は無かった気がします。 ということは、これが年齢によるものならば、年々ひどくなってしまうのですね。 くわばらくわばら。
様々な職業を実際に働いている人の目線で、日記形式にしたシリーズです。 ケアマネージャーは、高齢化社会において、なくてはならない仕事となって来ているようです。 それなのに、なんと大変なことか。 いや、大変だから必要なのかも知れません。 何となく老老介護という言葉がすごく気になってしまいました。
あらすじは知っていて、いつか原作を読みたいと思っていたのを遂に読み始めました。 ロシア文学って、やたらと長いイメージがあるんですよね。 『イワン・デニーソヴィチの一日』のような。 これだけ読んで、まだ一日も過ぎてないんかい、みたいな。 まぁ、そればかりではないのでしょうけど。 キリスト教、ロシア人が精神的な何を大切にするか、などがメインテーマのようです。 キリスト教と言っても、ロシア正教で、また特殊なのでしょうけど。 どうするアリョーシャ?と、感情移入はしやすいのですけど、やはりきっとロシア人の理想的な性格の一つなのですよね。 ちょっとわからない部分もあります。 本当は、第二の小説を書く構想が…
面白いよ、と勧められて購入しました。 国語辞典です。 その面白さというのが、読み物として、というところに興味をそそられました。 もともとは広辞苑が家にあり、それを読むこともありますが、メインはネットで調べていました。Wikipediaが多いでしょうか。 実際に本書を読んでみると、面白いというのがよく分かります。 短いけど、広がりがあるというのでしょうか。 何となく面白いと思わせるような、何かがあるのですよね。 とても売れてあるのだと、後で知りました。 さもありなん、というところです。
日本人は世界の中でも勤勉で、まともでよく働く人たちだと言われています。 それなのに何故、こんなに低賃金で貧乏なのか。 様々な業界で、低賃金の立場にいる人が登場して来ます。 変な法律が出来て、変な仕組みが出来て、環境も良くなくて。 読んでいてとても胸が苦しくなります。 この人たちは悪いなんてことは、断じてありません。
バカと天才は紙一重。 有名なのは、アルキメデスが定理を発見したときに、裸で叫びながら街を走ったエピソードでしょうか。 警察案件です。 そのレベルまではいかなくても、やはり変態的な天才はたくさんいるようですね。 と思って読んでいたら、それ以上の人も結構いるのに驚かされました。 紙一重というより、バカが天才なのか、天才はバカなのか、わけが分からなくなってしまいました。
政治の様々なエピソードを、面白く紹介していく本です。 本当にいい加減だったり、適当だったり、色々なことをしていますね。 こんな事で良いのだろうか? そう首を傾げたくなります。 平時ならそれも許されたのかも知れませんが、今後はそうも言っていられないでしょうね。 ちょっと気分が悪くなるかも知れません。 これは本ではなく、政治家のせいです。
宝石は高価です。 貴重であったり、大きかったり、色や種類であったり。 実に様々な石があります。 本書は、そんな石をたくさん紹介しています。 それも一般的な宝石の種類を書いていくだけのものとは異なり、中に変わったものが入っていたりと、著者による石愛が溢れる内容です。 読むとそれまでよりも石が好きになる、そんな一冊です。
タイトルだけ知っていて、内容を知らなかったお話です。 元々は歌舞伎だったようですね。 当時実際にあった、油屋の女将さんを殺害した事件。 なんでこんな事をするんだろう、と思うけど、こんな事をする人いるよな、とも思えます。 感情移入はしませんけど。 いつの時代も、殺人は酷いものですね。
ちょっと古いマンガ集です。 絵柄もやはり昔風なのですが、個人的にはこれくらいが丁度いいです。 今でこそAIやCGがありますが、これらは当時では映像化が難しかったはずです。 今でも全てを表現するには、やはりマンガしかないような気もします。 マンガって、本当に素晴らしいですね!
今週のお題「部活」 仕事が終わってから、フットサルに度々行くようになりました。 大体2時間ほど、ボールを蹴って汗を流します。 楽しくなってきて、今では週に3〜4日ほど行く週もあります。 それ以上は、肉体的な疲労で肉離れを起こしそうなので、行けないのですけど。 事情が許せば、週7でも良いくらいの気持ちです。 そんなことを高校生の娘に話したら、 「部活かい!」 と、ツッコまれました。 確かにそうですね。 せめて怪我をしない程度にとどめなければいけませんね。
カラスは飼える、というのが結論なのですけどね。 法律的にはグレーなようです。 生き物もそうですが、様々なものに関心を持つのは良いことのように感じました。 生きていく上で、全てが興味深い、面白いものや出来事になります。 良い意味で子どもでいたくなりました。
仇討ちと言えば、忠臣蔵が一番に思い浮かびます。 少し詳しい人なら、曽我兄弟や荒木又右衛門の名前も出てくるかもしれません。 ところで、仇討は当時の法律上、正式に認められた行為なのだとか。 本書では、 その正式な方法 仇討ちをすべき人 届出の仕方 何十年もかかることもある などなど、とても具体的に著述しています。 これはする方もされる方も、命がけですね。 それが済むまでは、人生の全てをそれにかけるようです。 昔の日本人は、本当に凄まじいです。
無条件に何かを絶対視するな 神は底辺の底辺に降りてくる 言語ができるのは通過点、そこから何をするか 聖書と伝統 恩恵と自然 信仰と行為 古来日本では処女を重んじていなかった 妻が夫を離別していた 娘や比丘尼も自由に出かけていた 自分の労働は全ての人の役に立つ 自分の役に立つものは多くの人の労働の成果 借金は、返し終えても恩が残る 無縁:一遍上人グループは全て横の関係 本当にできることは人生で一つ 多くて3つ 性善説だと国家に悪がないことになる 例 ソ連、北朝鮮 福音書は個人の作品ではなく、各教団の創作 人の力を超えた何かは存在している 愛も霊も和語にはない 違和感あるか 好意を素直に受け取る …
紀元前に大乗仏教が発生、そこから密教が発生 前期密教は現世利益が目的 その後成仏(悟りをある)に変わった 自分は宇宙の一部 自分 = 宇宙 修行することで絶対的な存在が自分を救ってくれる 救済信仰 自分があらゆる人を救う 三密 体の働き、言葉の働き、心の働き 密教は怒りも性もタブーではなく、取り込んでいる 印は世界を揺り動かすほどの力がある 真言は古代インドの言葉 日本の言霊信仰も、その流れか 単純な二元論から逃れる 知恵と実践 全ては繋がって、ともにある 密教には大自然の修行場が必要不可欠 入定 = 信仰 高野山には丹生都 比売大神がいた 空海はその神に許しをこい、入山した お大師さんは生き…
歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
アラフォーで独身一人暮らしのスーちゃん。 その日常は、穏やかだけど様々なことに心を動かされ乱されて、過ぎて行きます。 今まで見てきた不倫の中でも、最もハラハラしないものを見せてもらいました。 きっとあれで良かったのだと思います。
元ストーカーが、ストーキング加害者を立ち直らせるための活動を始めました。 その顛末を書いているのが本書です。 著者はその当事者です。 自身の経験から、ストーカー自身をどうにかしなければ、その事件というか状況は解決しない。 そう確信して、ストーカーを更生させる手伝いをすることを思い立ちます。 依頼者はストーカー。 本人も辛かったり、苦しかったりする。 そんな気持ちがわかるのは、確かに著者のような人しかいないでしょうね。 著者は自身で完全に立ち直っていると思っていたのですが、またストーキングをしてしまいます。 ターゲットは以前とは別ですが、もう自身が結婚しているにも関わらず。 読んでいて、おぞまし…
貧しければ仕事を選べない。 そんな事あるかな? そう思わないでもないのですが、やはりそうなのでしょうね。 それが本書を読むと、何となく分かります。 それでも選ばなければ、仕事はある、とも言えるのかも知れませんけど。
名作の呼び声が高い『ねじ式』を含む、つげ義春氏の短編漫画集です。 どれも哲学的というか、考えさせられるというか、独特な世界観です。 正直なところを言うと、よくわからない話も多かったです。 実はねじ式も。 ただ、わからない世界を見せてもらえたことは、とても意義深い体験でした。
岩波文庫の様々な書籍から、至玉の言葉を書き出しています。 有名なお話から数行ずつ。 本来は、前後の文脈やそこに至るまでのお話があり、それを読むのが一番良いはずです。 それでもやっぱり、全ての良書を読むには、私たちの寿命は短過ぎます。 また、もしかしたら逆にその文章だけを抽出したことで、かなり想像力を掻き立てられたり人により受け取る幅が広がったりと、良い作用があるのかも知れません。 これを読んで原著を読もう、と思うのもありでしょう。 やはり贈り物と呼ぶのにふさわしい書籍と言えるでしょうね。
世界史を知れば、ほとんど全てを知れる。 とまでは言いませんが、世界史を知らなければ、ほとんど全てを知らないのは確かです。 有史以来、世界中では本当にさまざまなことがありました。 今ここで起きていることは、それらの中に似たことがあったり、ヒントに出来ることがあったりします。 著者の引っかかるところを書いてくれた世界史なので、また自分が知っていた事だけでは無い部分が知れます。 考え方もそうです。 それを取り入れるのも、ビジネスの場で相手の意見を聞くのに似ているように思います。
元埼玉県民です。 18までいたので、ほぼ生粋の。 うどんは埼玉のソウルフードで、山田うどんはその代表です。 ということは、恥ずかしながらあまり知りませんでした。 しかし本書を読み、そう言えばこのツルツルのうどんはしっかりくるよな、とか、高校生の頃に山田うどん行ったよな、とか、いくつかエピソードを思い出しました。 そこまで意識しないほどに、生活に根付いていたと言うべきか。 著者たちの熱量がすごいからか、何だかうどん、山田うどんが以前より好きになった気がします。
『一生のうちで一番高い買い物』だと、わたしが家を買う時に、顧問の税理士さんが教えてくれました。 確かに、家の他には数千万円もの値段がする物は、そうそうありません。 余程ふざけた車や宝石や美術品くらいでしょうか。 個人で使うもので無ければ、また別の話になりますけど。 ともあれ、商売で使うために敷地内に家と別で建物を立てて、そのための駐車場まで確保したので、普通の家を建てるのの数倍という値段になってしまいました。 紛れもなく『一生のうちで一番高い買い物』です。 それ以上の借金を背負ってたまるか、という気持ちでいっぱいです。 でも、いつか。 仕事を引退して、その頃には子どもたちも家を出ていて、妻と二…
台湾は中華民国 中国は中華人民共和国 元々は台湾人の中には、中国にいた人たちがいます。 今現在、中国は台湾の侵略を目論んでいます。 ウイグル、モンゴル、香港、マカオ。 中国の野望は、止まるところを知らないように見えます。 隣人から見ると、やはり病的なのですよね。 歴史を見ると、昔からそうだよな、という感じがするのもありますけど。 そして、私たちもその隣人だということを、決して忘れてはいけませんね。
小説は全身で読む 頭や感情、呼吸、背骨、感触、リズム、笑い、ツッコミ、顔を顰め、あえぎ、地団駄を踏む 意識外の部分でも、勝手に読んでいる 未完のシステムを生きなければならない苦しさ 心を読もうとしてしまう 帝大は超エリート大、能力や環境など、相当恵まれていなければ進学出来なかった 表向き仕事として義務として仮面をかぶらなければならない 本人も必死にかぶる 元々は好きで選択したもの しかし、どうも自分には合っていないらしい でも、本人は仮面を外したく無い 女性との向き合い方が変化 →成長した おいしい、には同伴者との会話の楽しさや、店、店員、など料理以外の全ても関わっている そもそもこれで三四郎…
三河人は中世人の気質を持つ 中世は農本主義 →重商主義に変わった 今川氏真は江戸時代から低評価 主従関係を重要視させるため、江戸幕府が印象操作を行った 三方ヶ原で籠城したままだとしたら →国衆はほぼ全て武田勢に寝返っていた 負けるとわかっていても、打って出ないとひっくり返される 自分の家来を見捨てるのは最もしてはいけない 日本人とはなんぞや 日本人はどうするべきか、どうあるべきか 死んでいった仲間に申し訳ない 相手次第で自分を変化させる老獪さ 人の主人は自然人格ではなく、一つの機関 →人間的成長 不覚人 = 大馬鹿者 家臣は信じるしか無い 疑えば災いが跳ね返ってくる 人を使うな、その人の能力を…
近年に出た良本を、なんと100冊も紹介しています。 元々有名な古典は、すばらしいことがほぼ保証されています。 しかし新書は、実際にどれほどの物なのかは分かりません。 だからこそ、楽しいのかも知れませんが。 それでも失敗をなるべく避けるには、本書はとても有用です。 このうちのきくつかは、後の世にも古典として残るのかも知れませんね。
そうか。 それで食べているから、プロなのですよね。 やはり我々素人に玄人の相手は難しいものがあります。 そのことが、本書を読むと良くわかります。 そう、言葉でやられてしまうのですよね。 その他の視覚や雰囲気も総動員されたら、やはりひとたまりもないでしょう。 残念ですけど。
五観の偈 食事前の祈り 食べ物がどう育ち、ここまで来たか 食べ物に値する行いを、今日の自分はしたか 貪らず急がず、食べ物に集中して食べる 必要により食べる 美味などとは考えない 自分が成し遂げたい目的のために食べる 感謝しているときが幸せ
連続したプレー 🟰 方足立ちにならない 重心がドーナツの穴 無意識に足が出る幅がドーナツ部分 この範囲で、膝を曲げるタイミングでドリブル ヘソを覗き込み背中を丸める → キック! キックの後は走り抜けるイメージ 首を上に引っ張るように上げ、背筋を伸ばす これが準備姿勢 内側の足で方向転換 ダッシュから止まるときはニョキ 後傾姿勢 ディフェンスは相手の胸を押す
名作は実にたくさんあります。 そしてそれらを解説したものも。 本書はさらにそれを一歩すすめて、ほぼたったの一言で名作を紹介しています。 的確だったり、面白かったり。 ダイジェスト版を読むよりは、誤読も少なくて良いかも知れません。 これで、実際のお話を読もう! とはなりにくいかも知れませんけど。
4冊目です。 一から三まで全て読んできました。 毎回泣いてしまうのですよね、良い意味で。 そもそも仕事とは、他者を喜ばせたい、という気持ちから起こすアクションです。 会社もそうだとしたら、従業員も顧客も喜ばせたい、という気持ちがあるはずです。 そうなんですよね。 みんなが幸せになれば、本当にその事業に意義があると言えますよね。
お前は何がしたいんだ? そう言いたくなるような様々な犯罪やニュースに対して、著者がひとこと言ってくれている本です。 元々はネットで発信していたものを、たくさん集めてあります。 本当に人はアホで、いじらしい存在なのでしょうね。
お金には本当に困らせられますよね。 今の世の中を恨みたくなる、最たるモノです。 それでもそこで生きていかなければなりません。 本書はそんな不安を減らす手助けになる、お金に困らなくなるためのヒントが、たくさん紹介されています。 お金を増やそうとし過ぎず、ゲームとして増やす感覚が良い、というのは、お金に依存してしまわないためにとても重要な考え方だと、ハッとさせられました。
日本国憲法は日本を、日本人を守るための物です。 その根本部分であったりエッセンスであったりは、みんな義務教育で学びます。 しかし、その成立の過程や歴史は? 諸外国の憲法は? 詳細な内容は? 一般の我々がそこまで詳しく知らなくても、日々の生活に支障は出ないかもしれません。 しかし何かあったら、今の憲法で大丈夫なのでしょうか。 昨今は日本国憲法について、活発に議論がなされています。 それは、何かありそうだからに他なりません。 我々は知らなければならないし、変えなければならないということが、本書を読むとよくわかります。