歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
自分なんか、たいした人間ではない。 それをことさらによく見せようとする必要なんてない。 それでも、精一杯頑張って行こう! そんなメッセージに溢れた、優しさを感じる言葉と書の数々です。 そう、出来る範囲でやる、そうなんですよね。
蚊って、こんなにたくさんの種類がある和ですね! しかも、血を吸わない蚊までいるなんて、知らない人は知らないですよね。 それぞれの生態やイラスト入りで、とても詳しく解説してくれています。 読み終わっても、蚊が好きにはなりませんでした。 とても興味深く読めましたけど。
大学生だった当時、北海道のある湖にキャンプをしに行きました。 サークルだったか、ゼミだったか、それとも仲の良い友達とだったか。 何度も行ったので誰といつ行ったのかは定かではありませんが、その時のキャンプは特別なものでした。 その日は、何座だったかの流星群が来る日で、天気が良ければそれが見えるという話でした。 夜になると、いつも住んでいる札幌の明るさとは違って真っ暗で、普段では見られないであろうものすごい数の星たちが見えます。 湖のほとりで寝そべると、視界は全て星空です。 その中を流れ星が、いくつもいくつも表れては流れて消えて行きます。 見逃すことも無いくらい、たくさんで、間断なく、いくつもいく…
イギリスに住む著者による、人種などにまつわるお話です。 以前に前著を読んでいて、今回はその続編です。 イギリスは人種差別がある 親の教育は、子どもを洗脳する危険がある 我が強い人は、私には、もしかしたら多くの日本人には馴染まない 以上がまず本書を読んで頭に浮かんだことです。 決して著者がそうだというわけではありません。 なぜだかわかりませんが、翻訳した日本語を読んでいるような感覚に陥りました。
先日、国連が天皇陛下が代々男性だということに、性差別だと述べたそうです。 何を知っていて、どんな立ち位置なのか、そして何を考えているのか、とても不思議です。 それに対して日本は、ローマ教皇やダライ・ラマ尊師には何も言及しないのに、何故ですか? という質問をぶつけたそうです。 国連が何と答えたのかは、調べられませんでした。 カノッサやローマ皇帝や十字軍など、これまでに様々なことがありました。 現在はバチカンにいて、やはり厳然たる力を持っています。 そして世界中に、カトリック教徒は存在しています。
SDGs 西側で提唱された、持続可能な社会のために何をするかの基準です。 このままで行くと、近い将来地球は人類が住めなくなってしまうのだとか。 実際に被害を受けるのは、子どもや子孫の代なので、子どもむけに教えていくのは良い方法なのかも知れませんね。
いい喉してますね。 昭和のスナックでは、よく言われたものです。 いや、妄想ですけど。 喉といえば、実は呼吸器の入り口でもあり消化器の入り口でもあり、かなり大事な部位なのですよね。 ここを病原体に突破されると、なかなかに厄介です。 だから体は一生懸命守ってくれる仕組みがたくさんあるのですね。 我々自身は普段意識しないのですけど。 本当に頭が下がります。 そして、大切にしようと再認識しました。
真理とは、場所や時代が変わっても不変で通用する法則のことです。 それをお釈迦様は多くのことばとして、残してくれました。 読んでいくと当たり前のことだけど、知っているような気もするけど、出来ていないんですよね。 二千年以上も前に、こんな事を言ってくれているのに。 どうして私は、我々人類は、こんなんなんでしょうね? 実に業が深いです。
士業は強い。 確か母だったか、叔母だったかか、言っていたような気がします。 税理士さん、良いですよね。 同じ税理士でも、得意分野が様々で、それにより棲み分けもあるようです。 とても大切な職業なのが、よくわかりました。 それにしても、こういう職業が必要なほど税の仕組みが難しいのは、よくないような気がするんですけどね。
元々税金は、困った人を救ったり、全ての人が助かる物を作るためのものなのですよね。 だから払うのが楽しかったり、誇らしかったりするはずのものです。 それはよく分かりました。 それでも本書が何かのプロパガンダのように思えてしまうのは、今の政治が悪いからに他ならない、と私は思います。 本書自体は悪くない、はず。
日本人は勤勉で真面目に働いています。 識字率もモラルも高く、悪いこともしない。 それなのにどんどん貧しくなっている。 こんなおかしな事が起きているのはなぜか? その答えが本書には、あります。 財務省とその近辺の政治家のクズっぷりが、とてもよく分かりました。 どうにも救われない話です。
ただ読めばいいんだそうです。 あ、英語の話です。 ある程度の大人で、新たに英語学習を考えたときに、何をしたら良いか? 転勤とか、こんな資格が必要とか、具体的な目標があればわかりやすいのですけど。 そうでなければ、なかなか手をつけるのも難しいですよね。 本書は、簡単な文章で伝記や物語を完全な英語で書いています。 恐らく中学校か高校で習った、ある程度英語が出来れば、問題なく読めるレベルのものです。 ウォーミングアップや少し英語力を保ちたい、くらいのゆるい人に最適化です。
電気料が、ここ最近とても高くなっています。 現代の日本に生きる我々は、電気がなくては、ほぼ生きていけません。 では、それはどんな仕組みで供給されていて、どのように使えるようになっているのか? 知っておきたいですよね。 本書は子ども向けのマンガですが、その辺をしっかりわかるように解説してくれます。 重要なインフラであり、自国だけでなく他国との関係を考える時にも、めちゃくちゃ大事だということがよくわかりました。 やっぱり高いよ、電気代。
実生活で使う言葉には、正解も間違いもない ことばは変化する 以前と同じ、他人と同じ材料で新しい表現をするのは困難 日本語はやまと言葉と漢語と外来語が重層になり出来ている 人それぞれ頭の中にある辞書は異なる 自分と異なる意見の人の本を読むのも勉強 聞き手の立場で、なぜそのような考えに至るのか、を考える 愛語 相手を良い気持ちにしなければ、話す意味がない 自分の感覚が正しいと考えると、世代間ギャップに気づかない 一般の人にはなすばあい、内輪ではなく多くにわかることばで話す ことばは自由、何でもあり 言葉をうまく使える 相手に伝えられる 相手から受け取れる 他者の言葉に寛容であれ 意思疎通はことばに…
神話と言えば、これですよね。 星占いも好きでしょ? 知らんけど。 ゼウスもアポロンもヘラもヘラクレスもペルセウスも、みんなみんな魅力的なんですよね。 いつまでも読んでいられます。
ずいぶん遠くまで来たなぁ、とワンピースを読むたびに思います。 初めて七武海でバーソロミュー・くまを見てから、かなり話が進みましたよね。 本書は、そのくまの過去のエピソードが出てきます。 酷い事をするなぁ、と思いますが、現実世界でもいかにもありそうな話なのですよね。 大人が読むと背筋が寒くなると思います。 世界は平等でもないし、正しくもないのですよね。
今週のお題「納豆」 3歳だか4歳だか忘れたけど、幼かった頃の話。 当時の私はとても納豆が好きだったらしい。 ご飯の上にかけた納豆だけを食べて、 「おかわり」 と、母に言ったのだとか。 今も好きだけど、おかわりはしません。
歴史は勝者により作られます。 信長は配下の秀吉が天下を取ったので、敗者ではありませんが、勝者でもありません。 そのため、本当に正確な史実が完璧に残っているとは言い難い部分があります。 だから実際の歴史を考えるときに、評価は難しくて、慎重であるべきです。 本書は様々な歴史上の人物や出来事を、そこまでメジャーではない部分まで取り上げています。 それこそ葬られた歴史、とも言えるかも知れません。 実際の年代から離れた今に、当時の歴史の研究が進むということが、とても面白く感じます。
働きたい、というか安定した仕事について生活していきたいというのは、ほとんど誰しもが思うことでしょう。 しかし、そうは成れなかった人たちがいます。 特に社会人になる時期に就職氷河期と言われたような、人たち。 自ら正社員で働かないという選択をするパターンもありますが、そこから安定した生活にいくのがここまで難しいのは、やはりその人だけの責任と言うのは酷な気がします。
人類の歴史が文字で記録され始めて五千年 19世紀初め、清とムガール帝国が経済強 1840アヘン戦争で東洋から西洋中心の世界に変わった 産業革命により工業の力が生まれた 気候変動の関数を打ち破った 温暖化を待たずに大国形成が可能になった 1789フランス革命で国民国家が芽吹き 1848革命で完成した ドメスティケーション:定住、農耕や牧畜を始めたこと 言語はコミニュケーションではなく、自己思考のツールとして生み出された 紀元前3500メソポタミアで文字が生まれた 帝国:色々な言語を話す人を治る一つの国 それには共通言語が必要 黄河文明で漢字が出現、世界でも美しい文字 アルファベットはたった20文…
先日、同級生が焼き鳥屋を開業したい、と言ってきました。 今までは全く別の仕事をして来て、それで貯めた500万円が元手だそうです。 アラフィフで初めての起業。 人生は常に続いて行きます。 しかしその都度状況も自身も変わっていくので、どのように振る舞うかは、常に考えて変えていく必要があるでしょう。 本書は50代にスポットを当てて、どのような人生戦略で生きて行けば良いのかを、提案してくれます。 人それぞれ違うのでしょうけど、やはり基本はありますよね。
生涯にわたり金銭の心配をする事がなく、書きたい事を書けた 生活に縛られず自由人でいられた 他人の痛みを自分のものと感じる敏感さがあった わけのわからないものは、作者もわかっていない 読者は楽しみ、自由に解釈してよい 水仙月の四日:大雪を伴う春の嵐、あの世とこの世が近づく彼岸のような日 人生にはゾーンに入る時期がある 言葉で表現された絵 いま、を感じる 永遠に、いま いま、ここを全身で享受する ほんとうの幸いの中にいられる 本当の幸い = 理想の全て 動物、植物、風、雲、物体の声を感性できく 永久平和の国をつくる 人間は死ぬ 悔いなく生きるために、ほんとうの幸いを求める 孤独や寂しさという感情が…
今週のお題「秋の味覚」 柿も栗も大好きです。 先日、ショッピングモールで買い物をしたら、スクラッチカードを貰いました。 18周年で、お買い物券が当たるキャンペーンだそうです。 その日はPCなどの大物を買ったので、たくさんのカードを入手出来ました。 早速10円玉で擦ると…、 柿、柿、柿、栗、柿、栗、栗、栗…。 たくさんの秋の味覚が! この柄が何を表すのかは、カードに書いていません。 アプリで見て下さい、とあるので確認しました。 柿・栗 = ハズレ どっちも好きなんですけどね。 残念です!
現代で最も有名な独裁者の一人であることは間違い無い、習近平。 その横暴っぷりは国内だけでなく、日本を含めた周辺の国に、遺憾無く発揮されています。 向かうところ敵なし、と言おうか、敵だらけと言おうか迷うところです。 本書はそんな習近平の、というか中国共産党の、というか中国の、というか、これまあ迷うところですが、真の敵は中国人民そのものだと述べています。 弾圧を受け、言論や行動を含めた殆どを統制され、絶望的な貧困に喘ぐ。 そんな中国人民に、不満の無かろうはずがありません。 日本はとにかく巻き込まれないように、上手く立ち回らなければならないことが、とてもよくわかりました。
店長とか社長って、バカですよね。 もちろん皆んなが皆んなそうとは言いませんが、バカ率が高いのか、バカな人がとことんバカなのか、とにかく目立つように思います。 本書は『店長がバカすぎて』の続編です。 やはり同じ店長が出てくるのですが、とんでもないバカです。 いや、人は皆んなバカなのか? それでも本書に出てくるのは、愛せる人たちばかりのような気がします。
うさぎって、喋るんですか? 飼育したことがある人ならわかると思いますが、実はかなり雄弁に感情を表すのですよね。 本書はそんなうさぎの言葉を、たくさん翻訳して教えてくれます。 読んでいて、確かに!と思う事請け合いです。
うさぎとカメ 北風と太陽 李下に冠を正さず 示唆に富むお話は古今東西たくさんあります。 本書はそれらを紹介しつつ、解説してくれています。 解釈は人それぞれなので、解説に全面的に賛同出来ないことはあるかも知れませんけど。 しかし、各寓話のチョイスが秀逸です。 まあ、これも好みがあると言えば、そうなの知れませんけど。
飼い鳥の発情って、問題になる事がとても多いのですよね。 それは雄も雌も同じです。 程度は雌の方が重いようですけど。 そんな困ってしまう発情をいかに抑えるか? それが本書のメインテーマです。 これを読んで実行すれば、体調を崩す鳥が間違いなく減るように思います。 まあ、動物病院に行っても良いのですけどね。
お茶を飲みながらするような、古今東西の小話集です。 それを岩波文庫が出すと、このような教養のあるものになるのですね。 ためになって、興味深い話が満載です。
今週のお題「ちょっとした夢」 娘が希望の学校に行けるといいなぁ! 本人以外に出来る事の、なんと少ないことか。
猫が何を言っているのか? 猫好きのひとなら、もしかしたら考えたことのあるテーマかも知れませんね。 面白い発送だと思います。
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歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。
屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。
俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…
ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…
詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。
かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…
ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…
今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…
現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…
しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。
笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。
海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…
読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。
こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。
今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…
歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。
今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。
普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。
お金には本当に困らせられますよね。 今の世の中を恨みたくなる、最たるモノです。 それでもそこで生きていかなければなりません。 本書はそんな不安を減らす手助けになる、お金に困らなくなるためのヒントが、たくさん紹介されています。 お金を増やそうとし過ぎず、ゲームとして増やす感覚が良い、というのは、お金に依存してしまわないためにとても重要な考え方だと、ハッとさせられました。
日本国憲法は日本を、日本人を守るための物です。 その根本部分であったりエッセンスであったりは、みんな義務教育で学びます。 しかし、その成立の過程や歴史は? 諸外国の憲法は? 詳細な内容は? 一般の我々がそこまで詳しく知らなくても、日々の生活に支障は出ないかもしれません。 しかし何かあったら、今の憲法で大丈夫なのでしょうか。 昨今は日本国憲法について、活発に議論がなされています。 それは、何かありそうだからに他なりません。 我々は知らなければならないし、変えなければならないということが、本書を読むとよくわかります。
夏目漱石 石川啄木 宮沢賢治 まだまだ素晴らしい著者と名著がたくさん、本書には収録されています。 その中の一部を取り出して音読する、と言うのが本書の趣旨です。 それぞれが長過ぎないので、音読には丁度良いです。 やってみると、気持ちがすっきりするものですね。
まあ、無理ゲーですわ。 今の社会で何かになろうとしたら。 何かをひっくり返そうとしたら。 権力者であったり、欲に捉えられた我々ほぼ全ての庶民までも、そんな社会になるのに加担してしまっています。 いや、させられているというのが正しいのか。 きっとこれを変えられるのは、勇気を持ってゲームから降りた人か。 それでもまた、別のルールになるだけで、ゲームは続くのだろうか。
坂道。 風情がありますね。 万人受けするお話では、無いのかも知れませんけど。 本書は実に60もの坂道を解説、紹介しています。 余程著者は坂道好きなのでしょうね。 こちらはそこまでのマニアでは無いのですけど、何となく触発されて坂道好きになってくるようで、何だか面白いです。
南極では、物凄く静かなため自分の心臓の音まで聞こえる、と言います。 実際に南極に行くのは、一般人には少し難しいです。 そこを著者は、普通のお友達のような語り口で、南極で働いて来た事について話してくれます。 作業をすると暑かったり、雪というか氷がなくて土が剥き出しのところがあったりなど、やはり南極に行った人でなければ知り得ない情報は、とても貴重です。 地球は楽しいですね!
『日々是好日』の著者による、茶道にまつわる茶器や掛け軸などのその物と、解説をしている本です。 それぞれ全て、著者の手によるイラストが載っています。 茶道の心得はなく、お茶の会に一度も出た事がない身ですが、その素晴らしさがよくわかります。 この著者にしか書けない本だということが、とてもよく伝わって来ます。 茶道は禅にも繋がるのですよね。
この本を読む前に、北海道の悪徳警官として捕まった人の半生を描いた本を読みました。 そちらは実話で、こちらは小説です。 そして本書で偶然にも、その警官のエピソードが出てきました。 主人公は警官です。 人それぞれの人生には、それぞれに様々なことがあります。 悪徳警官と呼ばれる人にも、それは例外ではないのでしょう。
今週のお題「私の〇〇ランキング」 3、感情 トータル悪い感情の方が多いから。 悪い感情が無ければそれで良いのかも知れないけど、そうはいかないでしょうね。 2、物とかルールとか あり過ぎ。 多分服もいらないはず、アクセサリーとか日焼け止めとか。 狂人だと思われるから、服は着るし横断歩道を渡るし大声で歌わずに電車に乗るけど。 3、お金 これさえ無ければね。 ほとんどの犯罪や殺人は、無くなるはず。
お遍路とは、四国に八十八箇所あるお寺を回る、修行行脚です。 本書の著者は、なんとその内の一つの住職です。 そしてその住職がお遍路をする、という内容。 ある程度の決まりはあるけど、わりとお遍路にも自由はあるようです。 達成感はありますよね、きっと。
魔法使いになりたい! では、勉強しなければ。 そんな時のためにあるのが、本書です。 古今東西の様々な魔法使いや、魔法をたくさん書いている、まさに教科書が本書です。 これを使って授業をすると、きっと楽しいでしょうね!
古典は素晴らしい、と言います。 では現代の文学は? もちろん素晴らしいものが、たくさんあります。 本書ではそんな短編を、簡単なあらすじとともに、紹介しています。 この中のいくつかは、きっといずれ古典になるんだろうな、と。 そんな気がします。
インテリジェンスとは、政治の世界での暗闘のようなものです。 日本の政治家も、与党や野党、党内や派閥内でも行われているものでしょう。 我々日本人としては、外国相手のインテリジェンスで、本当に頑張って欲しいと願うばかりですけど。 さて、それは幕末にもすでに存在していたようです。 江戸にはたくさんの留守居役の人たちもいましたし。 さらに言うと、権力ができた辺りから、インテリジェンスは存在するのかも知れませんね。 いずれにしても、難儀な話です。
精神科のドクターによる、カウンセリングの様子を小説風にした短編集です。 いずれもクライアントとしてドクターの元を訪れ、カウンセリングにより、紆余曲折ありつつも解決して日常に戻って行きます。 対話で元気にさせるドクターは、おそらく医師としての技量に優れたものはあるのでしょう。 それにしても、対話で変わるのはクライアントの状況はもとより身体でもなく、ただただ心境が変わるだけのはずです。 悩みなどはほとんど自分の中にある、というのは本当なのかも知れませんね。
昭和天皇は、戦前・戦中・戦後をまさに時代とともに生き抜いた方です。 そして恐らく、皇室で幼い頃から天皇や日本の歴史を体の芯まで叩き込まれ、そしてまさに実践してきた方です。 天皇は、初代から数えてかなりの数と長さに渡り、続いてきています。 本書は天皇論というか、昭和天皇論というのが正しいように思いますが、かなり踏み込んだ内容です。 天皇は、出来るだけ自身の感情や意見を押し殺しているように見えました。 それが本書では、本人や近くの人たちのエピソードや話などから、かなりその人となりが鮮明になっています。 そしてきっとこれからも、様々な天皇が続いて行きます。
忍者って、いいですよね! 私自身いい年の中年ですが、男子にとってたまらないものの一つでしょう。 さて、本書では実在であったり、そうではなくても超有名どころのスーパーな忍者を、たくさんたくさん紹介してくれています。 うん、たまりません!
可愛い! と言っても、サンリオとかディズニーとかそういう類ではありません。 歴とした、美術です。 本書は、かわいい美術に会える美術館、をメインテーマにしているのです。 そうなんですね。 美術は芸術的な感覚や歴史や美的な楽しみもありますが、可愛さを楽しんでも良いのですね。 そして可愛さにも、色々な種類があるようで。
若くしてコーヒー屋さんを始めた著者。 発達障害もあり、学校へは行かずに、このような道を選びました。 ご両親も周囲も、暖かで穏やかな印象を受けます。 それは心配や葛藤も、間違いなくあったのでしょうけど。 こだわりが強い所が、発達障害を持つ人にはある、と言われます。 それももしかしたら、こういうお仕事にはアドバンテージになるのかも知れません。 勇気とやる気を貰える著書です。
古墳は世界最大のお墓だそうです。 まさかの、ピラミッド超え。 しかも数がめちゃくちゃ多いとか。 つまり日本人は、先祖をとっても大切にしてきた民族と言えるようです。 ご先祖様に申し訳ない、という感覚。 先祖代々、という感覚。 生きている人にもそうですが、死者をリスペクトして大切にする、というのはとても良い習慣だと感じました。
今週のお題「防水グッズ」 傘。 良いものを買うと、どこかに置き忘れることが無くなると聞いた。 なかなか値がはるものを購入して、しばらく気に入って使っていた。 そのうち取手のところが傷んできてしまった。 木でできていたので、濡れて変色してひび割れて来てしまったのだ。 いつものプラスチックであったり、ビニールの取手であれば、そんな事は無かっただろう。 安いけど。 ここで気がついた。 元々わたしは、そんなに傘を無くすことがない。