歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
困っている人に手を差し伸べる。 実は知られていないけど、そんな人たちを支える社会保証制度は、たくさんあるようです。 そして、それを受ける手助けをするのが、ソーシャルワーカーです。 実際にはソーシャルワーカーと名乗っているわけではない事も多く、役所の窓口などにいて業務に当たっているため、なかなかこちらからでないと接点を持てないこともあるようです。 困っている人を助けるって、本当に素晴らしいことだと思います。 まずは多くの人がそれを知り、しっかり活用されるようになって行くと良いですね。
独学や経験などで、人は様々な知見を得ます。 それでもやはり、個人で得られるものには限界があります。 そこを本書では、他者と雑談をすることにより、新たなアイデアや気づきを得られると述べています。 数名で雑談するのが、良い感じに方向性がバラバラになったり、新規のものが出たりして、また戻ったりして、良いようです。 ブレストのようなもので、それよりさらに自由度が高いようなイメージでしょうか。 すごく良いのは、参加したい、と思えたところです。
現代な詩人、最果タヒ氏の詩集です。 私には詩がよくわかりません。 特に現代の詩となると、読んでいて恥ずかしくなるようなものを、想像してしまいます。 しかし本書は、そんな想像を裏切っていきます。 わからないのはわからないのですが、何かを感じます。 詩は読み手によって、様々なのでしょうね。 時がたったら、まだ読んでみたいです。
教えは実践してこそ意味がある 勤しみ励むのは不死、平安への道 父母以上のことを、実直な心は、自分にしてくれる 無我と言うよりは、非我 一つは世俗の営利を求める道 一つは平安の境地に至る道 目覚めへの条件を整え、心を修養し、執着を捨てるのを喜び、心の汚れを滅ぼし尽くして輝く人は、この世で平安の境地に達している 自己を修めたひとを崇拝しよう 他人にとって大切なことであれ、そのために自分の義務をおろそかにしてはならない 自分にとって大切なことを熟知し、その義務に専念せよ 愛しさには執着が内在している その危険を忘れるな 愛しい人を失うのは辛い 世に非難されない人はいない 否定的な感情が根絶された人、…
真理と時間は無関係 縁起:あらゆるものは原因と結果で成り立つ 智慧:色眼鏡でなくそのものを見ること 苦悩の原点は愛着= 執着 = 貪 = 固執 常に点検を怠るな 過去、現在、未来、近く、遠く、全ての存在が安楽であるように 母が一人息子を守るよう、全ての生き物に慈しみを持つ ある人がガンを患い自らの病状を直視した時に、世界が輝いて見えると言う体験をした ブッダは死の直前、世界は楽しい、とこの世を称賛した 執着を捨てれば、老病死は解決する 今やる どんな相手にも慈しみを持てば、仏道に歩む人 社会や家庭生活を営みながらも、仏教を拠り所として、こだわらず囚われずに生き抜く 当たり前を解体、離れる 今、…
とんでもない低俗な著書です。 いや、いい意味で。 おそらくくだらない本だと言っても、著者は怒らないはずです。 それくらい大らかな世界観が、本書にはあります。 疲れている時は、こんな本が良いような気がします、楽になれそうで。
賢しみ:自分を賢い者だと自惚れること 世の中の遊びの道に楽しきは酔ひ泣きするにあるべかるらし 縄文時代から人の脳はほぼ同じ 知的レベルも同じ人間 我々は人が死んだ時、それを留めることができたのではないかと、思い悩んでしまう 葬儀の役割 みせる 悲しみを共有する 政治的なメッセージ 天皇には二つの訓みかたがある オホキミ、スメラミコト:当代 スメロキ:過去、当代、未来と連続性を強調 恋はいのちそのもの 食べるのはいきていること 恋人が住む場所なら、どんなところでも素晴らしいはず 語り継ぐのが死者の一番の慰み 年に一度死者のことを語るのがお盆 人が生きれば死ぬ、それでもやはり悲しい 人事を尽くして…
今週のお題「夏の思い出」 ゲリラ豪雨とか線状降水帯とかスコールとか色々な呼び名があるようだけど、夏場にああいう凄い雨が突然降るようになって久しいです。 そしてそれは、年々回数や降水量を増しているように感じます。 熱中症もお年寄りを中心に年々増えているようです。それは室内にいても同様です。 それらは大変だったり、 痛ましいことだったりするけど、ただ暑さや急な雨ということに対しては、何となく気持ちがザワザワするようなワクワクするような気もします。 大人気ないというか、ともすると不謹慎と言われても仕方のないことでしょうけど。 それでも毎年、忘れられない夏になります。 いつも人生初の暑さだから。
カウンセラーとして活躍している著者。 河合俊雄氏が、父で同じくカウンセラーをしていた河合隼雄氏について、解説しています。 氏の代表的な治療に、箱庭療法というものがあります。 これは患者さんが、箱庭に人形を配置することにより、自らの内面を出したり整理したり安定させたりという、治療のように感じました。 もしかしたら子供の頃に無心でしていたことが、きっと何かのヒントやとっかかりになるのかも知れません。 心の内面に触れるカウンセリングは、本当に繊細な作業のようです。 あたかも真剣で向かい合っているような。 実際の世界でも、我々は実はいつも相手と会話する時は真剣勝負をしているのかと知れない。 そう、ふと…
夫婦の姿を描いたマンガです。 特別な事はない日常を、ゆっくりとした作者のリズムで過ごしている様子が伝わります。 『夫婦は他人』 というタイトルは、ともすると冷たい印象を受けますが、そうではないのですよね。 親しき仲にも礼儀あり、ということのようです。 夫婦で仲良くするためのヒントが、ここにあるのだと思います。
ガーシー。 暴露系ユーチューバーになり、議員になり、懲役囚になり。 これらのどこかで、見たり聞いたりした人は、結構多いのではないでしょうか。 本書では、ドバイに住むガーシーとその一味を、集まるところから捕まる手前までを追っています。 母親や近しい人たちにまで取材をしているという、かなりの力作です。 そうするより仕方がなかったのか。 人生には、あの時はああするしかなかったという場面がある、と、ある小説家が言っていました。 まさに手負の獣だな、と感じました。
今週のお題「大人になってから克服したもの」 やりたくない事がたくさんありました。 子どもの頃は、特に。 カリフラワーやブロッコリーを食べること。 音楽の授業。 運動会の行進練習。 朝礼。 習い事のために友達と遊べないこと。 大人になった今でも、嫌なことはたくさんありますが。 それでも好き嫌いは克服されつつあります。 それはある時に、好きと嫌いは当てにならない、と知ったからです。 ちょっとサービスしてくれたら、その店を好きになる。 偶然会った有名人が気さくに話してくれたから、好きになった。 北海道旅行で食べてから、イカの刺身が好物に。 少し優しくしてくれた女の子を好きになり。 ちょっと意地悪をし…
久しぶりにクイズ本を手に取りました。 丁度良いんですよね、こういうの。 一問一答のクイズ集です。 大人になると、とかく柔軟な発送をしなくなりがちです。 ほぼルーチンで回ってる、みたいな。 そこを変えてくれるのは、普段と異なる思考を働かせることだと、私は思います。
説教はいやです。 特におじさんによる説教なんて、目も当てられません。 しかしそれが面と向かってではなく、第三者としての視点で見ると、結構面白いものですね。 タイトルで心構えが出来ていたのも、良かったのかも知れません。
ピラミッドやスフィンクスの大きさがどれくらいか? 普通は知りませんよね。 知っていたとしても数字としてで、具体的なイメージは難しいのではないでしょうか。 そこを本書は、ビジュアルとして形や大きさを示してくれています。 だから、目の前にあるように感じやすいのです。 そういうところも込みで見ると、本当にわかることに近くなるように思います。
今週のお題「大人になってから克服したもの」 タバコを吸うようになりました。 お酒を飲むようになりました。 公営のギャンブルをするようになりました。 これらは法律上、大人にならないと出来ないことです。 妻が出来て子どもが生まれました。 タバコをやめました。 お酒を飲むのをやめました。 ギャンブルをやめました。 それらをしていた頃は、まだ自分は大人ではなかった、というような気がしました。 それぞれやめた当初は、ガマンをしていました。 しかしいつの間にか、それをしたいという欲求が消えてなくなっていました。 もはや辛さはどこにもありません。 ついに大人になったのだな、と実感しました。
世界史は現在の世界情勢を考えるのに、必須です。 なぜその宗教は、宗派は、民族は、国家は、そんな主義主張をするのか。 それは歴史を踏まえなければ、到底理解できようはずがありません。 本書は佐藤優氏と池上彰氏の対談形式で、その辺りを解き明かしています。 どちらかというと、現在の社会情勢に対する解説書、というのが近いように感じます。
人間力、という言葉が頭に浮かびました。 軍人は特殊な職業だと思います。 いつ死んでもおかしく無い。 それは、他の人たちもそうなのですけど、より死に近い分、常にそれを意識しているはずです。 場合によっては偉くなると、そうそう死ぬような目には合わないようですが。 本書ではそれが元でなのか、そもそもの人間性なのか、残念な人も出て来ます。 しかし、とても立派で見習いたい、尊敬出来る人もたくさんいました。 紛れもなく、このような人たちがいて、今の日本や私たちがいるのですよね。 それは忘れては行けないはずです。
森で過ごす大人の女性が主人公です。 正確には、森の近くというか中の家で暮らしています。 そして旦那さんと出会い、男の子が出来て、現在は小学生です。 何と無く今まで著者が書いた主人公は、考え方がみんな似ているな、と思っていました。 本書も似ています。 そして別の著書の今までの主人公たちは、もしかしたらこういう所でみんな暮らしたいと思っていたのかな、と。 何となくそんな気がしました。
アガサ・クリスティ著 『オリエント急行殺人事件』 とても有名ですよね。 名探偵のポワロが主人公です。 それを日本語と中国語で書いてあるのが、本書です。 中国語の勉強というわけです。 実は自身でオリエント急行殺人事件を読むのは、今回が初めてです。 そのためとても面白く読めました。 日本語で…。 やはり語学の勉強を目的としたら、知っている話の方が良いのかも知れませんね。
靖国神社がなぜそこまで問題というか、話題にされるのか? マスコミの報道では、よくわかりません。 実は、彼らも恐らくわかっていないのだろうな、と本書を読んで思いました。 外国人は、さらにわかっていないでしょうね。 日本人の宗教感が、本当の意味では理解できていないはずなので。 日本には八百万の神様がいます。 私たちはの国は、日本人は昔からそうでした。 そして今現在生きている日本人は、その中でも新参者です。
戦争に負けた時点で国が消えたと、14歳で感じた キリスト教国が長崎で爆弾を落とした 浦上天主堂の上で炸裂した 著者自身も含めて、あの戦争をよく知らない ユダヤ人を匿ったオランダ人は約二万人いた 憲法改正を党の目的としている自民党員の著者 → 戦争で唯一得たのは憲法だとのたまう 自衛隊の主たる任務は、直接及び間接侵略に対して、日本を防衛する事 国会の承認を得ずに出動が可能
今週のお題「好きな小説」 動画よりも本が好きです。 特に理由はありませんけど。 確か脳の特徴により、どちらかが好きか分かれると聞いた気がするけど、忘れました。 いずれにせよ、大体活字を選びます。 たまにドラマや映画など、小説が原作の物語から作られる場合があります。 まれに動画を見てからその原作が気になり、読む事もあります。 現実は小説よりも奇なり という言葉の通り、物凄いことが現実にはあるようです。 しかし裏を返せば、小説は奇だという前提があります。 小説は良いです。 実際には体験出来ないことを、体験出来るから。 大袈裟かも知れませんが、読んでいる間は、今の自分とは違う人生を歩んでいるようなも…
著者はカウンセラーです。 精神にかかった負荷により、日常生活に支障をきたしてしまったクライアントを、通常の生活が送れるようにするのが仕事です。 本書は、具体的なケースを示しつつ、その治療や反応を解説してくれています。 本人さえも自覚していない心の動きを、丁寧に捉えて解きほぐしていくのが、肝のように感じました。 デリケートな問題だけに、少しの失敗も許されない場面があるようで、手に汗握りながら見守るように読みました。
パリサイ派とサドカイ派 マナ 十戒 マグダラのマリア 我々が聖書を読む時に、意味が正確にはわからない言葉はたくさんあります。 その訳によっては、解説が丁寧についているのですけど。 本書は、そんな言葉を丁寧な解説で解き明かしてくれています。 色んなジャンルについて言えるのですが、事典って面白いですよね。 聖書が面白くなる著書です。
幸福論を考えるときに、避けては通れないのが瞑想です。 まあ、わたしの場合は、かも知れませんけど。 古今東西で幸せという物があるとしたら、やはりそれは物質的なものではあり得ないでしょう。 境遇でも身体でもないはずです。 だとしたら、やはり精神的なところにある、ということになります。 では、どんな状況にあっても精神的に充足するためには? そこで、瞑想に行き着くのですよね。 本書はその効能や方法まで丁寧に説明しています。 そう、やはりそうなのですよね。
統合失調症 鬱病 双極性障害 てんかん 依存症 こころの病はたくさんありますね。 文学にもなっています。 社会とも密接に関わりがあります。 だから文化になるのでしょう。 その人たちの辛さを知る。 医師や患者さんやその家族に向けた内容なのでしょうけど、一般の私たちこそ、知っておいた方が良いことがたくさんある気がします。
戦争は本当にダメです。 殺人や暴力がダメなのと、理由は同じです。 マンガは時として、我々の想像力を超える絵で、その場面を描写します。 絶望も、静けさも、残酷さも。 絶対に平和は守らなければならないと、再認識させられました。
入江慎也氏や宮迫博之氏やロンブー亮氏の闇営業問題が、以前取り沙汰されました。 それらに対して、また他のことに対しても、著者が言いたいことをストレートに言ってくれます。 今になって思うと、変な事件でしたよね。 社長も変でした。
著者はドイツ人の外交官です。 時代は20世紀初め、場所は日本。 祖国からやってきた著者は、東洋的というか日本的なものをせっかくだから身につけたいと、弓道を習います。 そこに禅やタイトルでもある無我と無私を求めて。 当時の、もしかしたら今でも大部分の西洋人には理解しがたい境地についてのことが、とてもわかりやすく書いてあります。 いや、簡単にわからないということが、わかりやすく書いてあるとも言えるのでしょうけど。 著者の日本に対するリスペクトが感じられて、とても心地よいです。 もしかしたら現代の日本人よりも、日本に対して理解があるようにも感じます。 自分が今のままこうしていて良いのかと、考えさせら…
今週のお題「お米買えた?」 人はパンのみによって生きるにあらず 私たち日本人はお米をよく食べるけど、無くても生きていける。 しかも、お金はある。 飲食店では、普通に出てくる。 いずれは間違いなく解消される。 あさましいことは、我々はしないでおこう。 「米が無い」 不安を煽る人がいたとしても。 その人は愚かなのか、それとも何かそのことにより得をするのか。 キリスト教徒は、神の口から出る言葉により生きる。 我々日本人は、他者を思いやる和であったり恥ずかしいことはしないという粋であったりで、生きるはずだ。
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歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。
法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?
今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。
屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。
俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…
ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…
詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。
かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…
ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…
今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…
現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…
しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。
笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。
海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…
読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。
こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。
今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…
歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。
今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。
普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。
お金には本当に困らせられますよね。 今の世の中を恨みたくなる、最たるモノです。 それでもそこで生きていかなければなりません。 本書はそんな不安を減らす手助けになる、お金に困らなくなるためのヒントが、たくさん紹介されています。 お金を増やそうとし過ぎず、ゲームとして増やす感覚が良い、というのは、お金に依存してしまわないためにとても重要な考え方だと、ハッとさせられました。
日本国憲法は日本を、日本人を守るための物です。 その根本部分であったりエッセンスであったりは、みんな義務教育で学びます。 しかし、その成立の過程や歴史は? 諸外国の憲法は? 詳細な内容は? 一般の我々がそこまで詳しく知らなくても、日々の生活に支障は出ないかもしれません。 しかし何かあったら、今の憲法で大丈夫なのでしょうか。 昨今は日本国憲法について、活発に議論がなされています。 それは、何かありそうだからに他なりません。 我々は知らなければならないし、変えなければならないということが、本書を読むとよくわかります。
夏目漱石 石川啄木 宮沢賢治 まだまだ素晴らしい著者と名著がたくさん、本書には収録されています。 その中の一部を取り出して音読する、と言うのが本書の趣旨です。 それぞれが長過ぎないので、音読には丁度良いです。 やってみると、気持ちがすっきりするものですね。
まあ、無理ゲーですわ。 今の社会で何かになろうとしたら。 何かをひっくり返そうとしたら。 権力者であったり、欲に捉えられた我々ほぼ全ての庶民までも、そんな社会になるのに加担してしまっています。 いや、させられているというのが正しいのか。 きっとこれを変えられるのは、勇気を持ってゲームから降りた人か。 それでもまた、別のルールになるだけで、ゲームは続くのだろうか。
坂道。 風情がありますね。 万人受けするお話では、無いのかも知れませんけど。 本書は実に60もの坂道を解説、紹介しています。 余程著者は坂道好きなのでしょうね。 こちらはそこまでのマニアでは無いのですけど、何となく触発されて坂道好きになってくるようで、何だか面白いです。
南極では、物凄く静かなため自分の心臓の音まで聞こえる、と言います。 実際に南極に行くのは、一般人には少し難しいです。 そこを著者は、普通のお友達のような語り口で、南極で働いて来た事について話してくれます。 作業をすると暑かったり、雪というか氷がなくて土が剥き出しのところがあったりなど、やはり南極に行った人でなければ知り得ない情報は、とても貴重です。 地球は楽しいですね!
『日々是好日』の著者による、茶道にまつわる茶器や掛け軸などのその物と、解説をしている本です。 それぞれ全て、著者の手によるイラストが載っています。 茶道の心得はなく、お茶の会に一度も出た事がない身ですが、その素晴らしさがよくわかります。 この著者にしか書けない本だということが、とてもよく伝わって来ます。 茶道は禅にも繋がるのですよね。
この本を読む前に、北海道の悪徳警官として捕まった人の半生を描いた本を読みました。 そちらは実話で、こちらは小説です。 そして本書で偶然にも、その警官のエピソードが出てきました。 主人公は警官です。 人それぞれの人生には、それぞれに様々なことがあります。 悪徳警官と呼ばれる人にも、それは例外ではないのでしょう。
今週のお題「私の〇〇ランキング」 3、感情 トータル悪い感情の方が多いから。 悪い感情が無ければそれで良いのかも知れないけど、そうはいかないでしょうね。 2、物とかルールとか あり過ぎ。 多分服もいらないはず、アクセサリーとか日焼け止めとか。 狂人だと思われるから、服は着るし横断歩道を渡るし大声で歌わずに電車に乗るけど。 3、お金 これさえ無ければね。 ほとんどの犯罪や殺人は、無くなるはず。
お遍路とは、四国に八十八箇所あるお寺を回る、修行行脚です。 本書の著者は、なんとその内の一つの住職です。 そしてその住職がお遍路をする、という内容。 ある程度の決まりはあるけど、わりとお遍路にも自由はあるようです。 達成感はありますよね、きっと。
魔法使いになりたい! では、勉強しなければ。 そんな時のためにあるのが、本書です。 古今東西の様々な魔法使いや、魔法をたくさん書いている、まさに教科書が本書です。 これを使って授業をすると、きっと楽しいでしょうね!
古典は素晴らしい、と言います。 では現代の文学は? もちろん素晴らしいものが、たくさんあります。 本書ではそんな短編を、簡単なあらすじとともに、紹介しています。 この中のいくつかは、きっといずれ古典になるんだろうな、と。 そんな気がします。
インテリジェンスとは、政治の世界での暗闘のようなものです。 日本の政治家も、与党や野党、党内や派閥内でも行われているものでしょう。 我々日本人としては、外国相手のインテリジェンスで、本当に頑張って欲しいと願うばかりですけど。 さて、それは幕末にもすでに存在していたようです。 江戸にはたくさんの留守居役の人たちもいましたし。 さらに言うと、権力ができた辺りから、インテリジェンスは存在するのかも知れませんね。 いずれにしても、難儀な話です。
精神科のドクターによる、カウンセリングの様子を小説風にした短編集です。 いずれもクライアントとしてドクターの元を訪れ、カウンセリングにより、紆余曲折ありつつも解決して日常に戻って行きます。 対話で元気にさせるドクターは、おそらく医師としての技量に優れたものはあるのでしょう。 それにしても、対話で変わるのはクライアントの状況はもとより身体でもなく、ただただ心境が変わるだけのはずです。 悩みなどはほとんど自分の中にある、というのは本当なのかも知れませんね。
昭和天皇は、戦前・戦中・戦後をまさに時代とともに生き抜いた方です。 そして恐らく、皇室で幼い頃から天皇や日本の歴史を体の芯まで叩き込まれ、そしてまさに実践してきた方です。 天皇は、初代から数えてかなりの数と長さに渡り、続いてきています。 本書は天皇論というか、昭和天皇論というのが正しいように思いますが、かなり踏み込んだ内容です。 天皇は、出来るだけ自身の感情や意見を押し殺しているように見えました。 それが本書では、本人や近くの人たちのエピソードや話などから、かなりその人となりが鮮明になっています。 そしてきっとこれからも、様々な天皇が続いて行きます。
忍者って、いいですよね! 私自身いい年の中年ですが、男子にとってたまらないものの一つでしょう。 さて、本書では実在であったり、そうではなくても超有名どころのスーパーな忍者を、たくさんたくさん紹介してくれています。 うん、たまりません!
可愛い! と言っても、サンリオとかディズニーとかそういう類ではありません。 歴とした、美術です。 本書は、かわいい美術に会える美術館、をメインテーマにしているのです。 そうなんですね。 美術は芸術的な感覚や歴史や美的な楽しみもありますが、可愛さを楽しんでも良いのですね。 そして可愛さにも、色々な種類があるようで。
若くしてコーヒー屋さんを始めた著者。 発達障害もあり、学校へは行かずに、このような道を選びました。 ご両親も周囲も、暖かで穏やかな印象を受けます。 それは心配や葛藤も、間違いなくあったのでしょうけど。 こだわりが強い所が、発達障害を持つ人にはある、と言われます。 それももしかしたら、こういうお仕事にはアドバンテージになるのかも知れません。 勇気とやる気を貰える著書です。
古墳は世界最大のお墓だそうです。 まさかの、ピラミッド超え。 しかも数がめちゃくちゃ多いとか。 つまり日本人は、先祖をとっても大切にしてきた民族と言えるようです。 ご先祖様に申し訳ない、という感覚。 先祖代々、という感覚。 生きている人にもそうですが、死者をリスペクトして大切にする、というのはとても良い習慣だと感じました。
今週のお題「防水グッズ」 傘。 良いものを買うと、どこかに置き忘れることが無くなると聞いた。 なかなか値がはるものを購入して、しばらく気に入って使っていた。 そのうち取手のところが傷んできてしまった。 木でできていたので、濡れて変色してひび割れて来てしまったのだ。 いつものプラスチックであったり、ビニールの取手であれば、そんな事は無かっただろう。 安いけど。 ここで気がついた。 元々わたしは、そんなに傘を無くすことがない。