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2018/04/25

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  • 『たんぽぽの日々』俵万智

    歌人である著者が、子育て中に感じたことを歌と文章で綴ったものです。 さらにその状況に合わせた写真つき。 子育てをした人にとっては、よくある話かも知れません。 しかしその時の会話や、その出来事になにを感じるかで、それは全く違うものになる。 著者の手にかかると、子育てはこんなにも輝くんだな、と。 いや、子どもは元来そういうものなのだよな、と思い出させてもらえます。

  • 『世にもふしぎな法律図鑑』中村真

    法律は古くなるのか、人が考えることだから盲点があるのか、不思議なことがたくさんあるようです。 法は整備を常にしていかなければいけないのでしょうけど、本音と建前みたいな使い方もあるのかと、本書を読んでいて思いました。 法治国家にすむ我々は、これが全てにおいて第一に来るのですよね。 ふしぎなままで本当に良いのですかね?

  • 無口な人

    今週のお題「美容室でする話」 以前住んでいた地域にあった美容院には、ベテランの男性美容師さんがいました。 カットがとても上手かったので通っていたのだけど、喋りも負けず劣らず達者でした。 あたかも漫談か客いじりの芸を見ているかのよう。 時々それで手が止まるのでこちらが心配になるほどだけど、いつも時間通りに終わるので、流石プロだ、と妙なところで感心したものでした。 それぞれの仕事の話、大きい病院の話、パチンコ屋さんの話、お祭りの話。 ありとあらゆることが話題になりました。 ちなみに、今住んでいるところの美容師さんは、無口です。

  • 『日本の墓』

    屈葬、貝塚、古墳 これらが、わたしの中にある、古い日本のお墓のイメージでした。 今は、色々なお墓があるようです。 一般的なのは墓地に火葬して埋葬ですが、散骨を海や山にしたり。 海外では鳥葬や川に流したりなど、それも様々な方法があるようです。 それにしても、お墓にも色々あるのですね。 これまでに数えきれない数の人が亡くなってきたから、それもそうなのかも知れませんが。

  • 『役に立つ古典』安田登

    俳句を作るには季語がいる 自然を意識するようになる 風雅の域:対象と自分が一体となる 頭より体でよむ 著者に成り切る 黄泉の国と現世は同じ平面上にある 前古代の日本人には、死者、という概念もなかった お盆:死者を呼び、共に過ごす儀式 現代でも、死す、とはあまり思っていないかも 昔は倫理も因果もなかった 自分の可能性を信じよう 仁 = 超人 芭蕉は生まれ変わりの旅をした 死者に認可を得るために 能というフィクションになぞらえた 滝ごもり → 死の擬似体験 歌枕:聖地、最初から現代までどんどん歌の記憶が集積していっている 同じ体験でも、その人の中に何があるか?それに気づくか?により意味が変わる 西…

  • 『力なき者たちの力』ヴァーツラフ・ハヴェル 阿部賢一

    ビロード革命:市民たちのささやかな営みが、次第に大きくなり結実したもの 文化が失われると、民族が失われる 現在の利権のために民族の精神を損なうことは、歴史的な重い罪だ 社会主義体制下では、ブルジョワ出身という理由で阻害される人々がいた 主語を意図的に大きくして話す言葉は、騙そうとする悪意がある 権力は自らの嘘に囚われ、全てを偽造しなければならなくなる 全体主義は、関係する誰もが、それを多かれ少なかれ承認してしまう世界 自ら考えて振る舞えば見せかけの世界を壊せる 協力者は、見えずともどこにでもいる 何かが生まれ、声を上げ、理解者を見出す 真実と自由は勝つ 具体的な目標のための組織が良い 良い仕事…

  • 『ポケット詩集II』

    詩って、不思議ですね。 自分が作るような拙い物だと、とても恥ずかしいです。 しかし、これらに掲載されているような有名な物だと、違和感がなくこちらに入って来ます。 飾り気がなく、変な技巧も無いからなのだろうか、と思ったりして。 でも、読みやすかったりするんですよね。 本当に不思議です。 こんな詩が書けたら、きっと良いのでしょうけど。

  • 『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』

    かなり辛いであろう状態で生きている人を「きっと死にたいだろう」 「死なせてあげても構わない」 という判断基準があるとする。 それは同じような状態で「生きたい」と思う人に圧力にならないだろうか? 自殺幇助 幇助自殺 安楽死 尊厳死 延命治療の中止 これらの定義や違いは曖昧だと、著者は言う それはそうだろう 世の中の全ての言葉は、全ての人により定義は多かれ少なかれ異なる 主観が必ず入るからだ それでも、特にこのような重大な問題を考える場合、言葉の定義をまずは擦り合わせる必要がある それが出来て初めて、お互いの考えを理解し合えるのだろう なかなか前途多難な問題だと感じた まずは当事者同士が納得するし…

  • 『ブッダの最期のことば上』

    ニッバーナ:涅槃、究極の平安 静かに落ち着く、炎が消失する、心の解放 貪りを捨てる 一切の妄想を捨て去る 月の満ち欠けは見えるが、月自体は満ち欠けしていない 人生は短い、時は矢のように過ぎ去る 怠けるな 習慣づくまでやる 自らが経になり、教えとなる 精進は激しくてもゆるくてもいけない 全て正しく行う道は、故人も歩んだみち けものみち 正しい思い:妄執しない、怒らない、全てに害を与えない 正しい努力:悪行しない、善行すぐやる、続ける 正しい念:十分に意識して行動 正しい瞑想:心を平静に保つ 道理を知り、正しい習慣を身につけ、正しい生活をする 善や悪の心は、行いにより作られる 悟りを得た後も続ける…

  • ストレスから遠ざかるには

    今週のお題「制服」 選択することは、人間にとってストレスになるそうです。 決まったものを着れば良いのは楽なので、確かにそうだとよくわかる気がします。 思えば学生時代は制服だったので、毎日着るものに迷う必要もなく、とても楽だったはずなのですが。 それでも中のシャツは何を着て行くか、靴下や靴は何を履くか、選択しなければならないことはありました。 制服を作る時も、着丈や足の太さや裾の長さなど、考えることは色々でした。 恐らくモテたいとか、よく見られたい、という気持ちがあったのでしょう。 大人になった今は、その欲求は減りました。 (無いわけではないのが、まだまだなところですが) 他者に不快感を与えない…

  • 『税金で節税以外の得する常識』

    現在の日本は異常な種類と量と高さの税金があります。 少しずつ一つずつ、積み重ねられた結果です。 さらにそれは今も増え続けています。 これらを作った官僚や政治家でも無ければ、またそれらに協力する惨めな番犬のような人間でも無ければ、税金から逃れる術はありません。 しかも本当に残念なことに、それら税金は一般人のためには使われていません。 ここまでに出て来た、一部の人間たちのために使われています。 だから、不当に払うのは嫌なのです。 そんな我々に、本書は手助けをしてくれます。 知られていない色々な補助があるようです。 というより、払いたく無いから知らせたく無いけど、文句が出ないように仕方なく設定さてい…

  • 『世にも奇妙な職業図鑑』

    しかし、色んな職業がありますね。 今では、ユーチューバーやらブロガーやら、自称で良ければ何とかニストとか何とかラーとか、いくらでもあるのですよね。 本書で紹介しているのは、ある程度の文章量でどんな事をしているか書ける職業です。 他の人も、なろうと思えばなれる。 職業として成り立つ余地がある。 憧れる人は一定数いる。 そんな物が紹介されているように感じられました。

  • 『いちのすけのまくら』春風亭一之輔

    笑点メンバーでもある、有名な落語家が著者です。 落語は、ある程度決まった物語の筋を話す芸です。 その話に入る前に、挨拶と導入があります。 その導入部分を「まくら」といいます。 本書は、そんな「まくら」ないし、「まくら」のような話をたくさん集めた物です。 飄々とした著者の話には、独特の雰囲気があります。 文字起こしをしてこれくらい面白い。 実際に高座で聞くと、さらに面白いんですよね。 なんとも凄い話です。 いや、噺です。

  • 『不思議の国ニッポン』

    海外から見たニッポン。 著者は外国人です。 だからこそ、このような外からの目線で日本を見れる、ということです。 ある国や民族を理解するには、その歴史と宗教を知って理解しなければなりません。 日本人がもつのは、神仏が融合して、あらゆる宗教や神をリスペクトしているという宗教観です。 まず、これは外国人は知らないようです。 知ったとしても、本当に理解出来るのかは疑問です。 さらには連綿と続く天皇の家系と、将軍など数多の権力者の関係も、やはり理解しにくいでしょう。 どちらも関係しあっていて不可分で、同時に理解する必要があることも、より問題を難しくさせているはずです。 我々からすると、あちらの方がよほど…

  • 『三千円の使い方』原田ひ香

    読む前は、生活の知恵のような本だと思っていました。 小説だったのですね。 テーマはお金です。 章ごとに異なる主人公が、それぞれお金をどのように貯めるか、扱うかを考えていきます。 三千円は、少額かも知れないし、大金かも知れないし、どちらとも言える金額です。 それをどうするかで、確かにお金が貯まるかそうでないかは、相当に変わってくるでしょう。 今の世の中は、本当にみんな貧しくなっています。 だからこそ、こんな小説がみにつまされるのでしょう。 そうでは無い時代が来ることを、願ってやみません。

  • 『おとなのための1分音読』

    こうすれば良かったんだな、と本書を読んで思いました。 これはおとなが『声に出して読むための本』です。 気持ちが良いし、内容が頭に入りやすいし、だからこそ覚えやすい。 音読って、良いことだらけなんですね。 多分受験勉強にも、一定の効果があるはずです。 もっと早くに知っておけば、現在は違う状況だったとまで思える本です。

  • 良いか悪いか

    今週のお題「最近捨てたもの」 物を捨てない方です。 自分が幼稚園生の時に使っていた弁当を包むナプキンが、未だに現役です。 よく言えば物を大切にする、悪く言えば捨てられないで部屋がゴチャゴチャしていく人です。 まず、新しい物をほとんど買いません。 それでも消耗品は、買わざるを得ないのですけども。 最近は物が溜まりすぎないように、新しい物を買ったら古い物を捨てる、ということを心掛けるようにしました。 靴下を買ったら靴下を処分して、シャツを買ったらシャツを処分する、というようなことです。 つい最近はパーカーを処分することにしました。 改めて見ると、生地が擦り切れていたり色褪せている部分があったりで、…

  • 『ざんねんな日本史』

    歴史上、英雄や天才と言われる人々は、たくさんいます。 教科書に出てくるのは、それらの人々の主な業績です。 だから、一般的に知られているのは、以下のようなところでしょうか。 聖徳太子=十七ヶ条憲法、冠位十二階 伊能忠敬=日本地図 しかし、偉人たちのして来たことは、それだけではありません。 たくさんの大小の業績があります。 また、そこまで知られていないことやプライベートでは、少々情けないことも。 本書は、そんな日本史の残念な部分を、紹介しています。 テストには出ないけど、偉人が身近に感じること請け合いです。 もしかしたらこれで勇気をもらえる、かも知れませんね。

  • 『日本の凶悪犯』

    今でこそ多くの人を殺害して連日ニュースになるような事は、それほど多くありません。 そういう事件がなくなったのか、報道しなくなったのかは、よくわかりませんが。 本書では、その時代を知っている人なら名前を聞けば思い出すような、凶悪な犯罪を紹介していっています。 紙面の都合上、各犯罪についてはそこまで踏み込めてはいなくて、人物もくっきりと浮かび上がる所まではいきません。 しかしそれでも、こんなことがあったりこんな人がいた、ということはとてもよく分かります。 こういうことを知ると、本当に人が恐ろしくなるのですよね。 もしかしたら、そんなに珍しいことではないのかも知れない、という怖さも。

  • 『一日一生』

    普通では成し遂げられないような行を成就させた、大阿闍梨による著書です。 タイトルは、一日を一生だと思って大切に生きると良い、という本書の中の言葉からです。 本当にすごいことをした人ですが、自分は元々大したことがない、と言います。 多くの金言を書いていますが、飾らず普通のことのようにも読めます。 常識的なこと、わかりやすく正しいことや良いことをしていくのが、それを継続するのが大切なのだと身をもって示してくれています。

  • 『やってみたら、こうだった』

    スポーツ新聞の三行広告。 そんなものを読む人は、特に今では限られているでしょう。 本書は、そんなところに載っているようなアンダーグラウンドの風俗に、突撃してみたルポルタージュです。 著者はこのような記事を書くために、潜入しているはずです。 しかし、それにしてもよくやるなぁ、という印象です。 だって、怖く無いですか? 普通は行きませんよね。 だからこそ、本書のようなもので多くの人たちの好奇心が満たされるのだと思います。 今だと立ちんぼや出会い系がメインなのでしょうけど、本書が書かれた当時は、まだそれらはメジャーではありません。 だからこんな風俗があったのか、もしかしたら今でもあるのか。 読後の今…

  • 『受ける?受けない?精神科セカンドオピニオン』

    精神疾患は病院を変えると診断が変わることが多い 同じ病名でも処方が異なることも多い どの診断と治療が正解かは、誰にもわからない 診断名と現在の投薬だけでは、治療方針は立たない 精神科は病態が重いほど、患者が病識を欠如しがち 自分の意見が通り過ぎてしまうと、医師が手を抜いていると感じる 手をとってくれた、こっちを向いてくれた、笑顔で受け答えをしてくれた

  • 『極道放浪記』浅田次郎

    極道とは、ヤクザのことです。 今でいう半グレとか反社も含まれるかも知れません。 著者は、そんな一人として活躍して来たホンモノです。 一般の我々には、そんな社会は知る術も無いはずなのですが、そこを書いてくれています。 流石に正確に書いてはいけないこともあるはずですが、ほぼノンフィクションと変わりは無さそうです。 やはり裏社会なので、かなりドギツイことのオンパレードです。 それでも軽妙でなんだか楽しく感じるのは、著者のキャラクターでしょうか。 何をするにしても、愛嬌や笑いは大切なのかな、と感じました。 まあ、極道はあまり良いことでは無いのですけどね。

  • 『古代ローマ旅行ガイド』

    古代ローマを旅行する人のための、ガチのガイドブックです。 人々が生き生きとしているんですよね。 今と比べると、医療や家電や移動手段など、不便に感じることはあるのでしょうけど。 それでも逆に、税金や時間や各種の義務など、良いこともたくさんあります。 時代も場所も違うけど、やはり我々と同じ人間なのですよね。 ぜひ旅行してみたくなりました。 早くタイムマシーンが出来ると良いのですが。

  • 『つみたてNISAはこの9本から選びなさい』

    NISA自体は税金をあまり取られないで済む口座のことです。 だから、それを使って株を買うか投資信託を買うか、それこそ千差万別です。 そんな中で本書は、9本の投資信託を提唱しています。 しかも、その中のどれを選ぶかは各人の好みで、実際には一本を買えば良い、と。 シンプルが一番ですよね。 変に売買したり、チェックをしなければいけないわけではないのは、とても良いです。 結果がどう出るかは、神のみぞ知る、なのでしょうけど。

  • 笑いの効能

    今週のお題「最近いちばん笑ったこと」 難しい患者さんを担当していました。 かなり厳しい状況になってしまいましたが、一ヶ月ほどの集中的な治療期間を経て、ようやく快方に向かい始めました。 そんな時期、付き添いの方に血液検査の結果を説明すると、 「先生が笑顔だと、ホッとします」 と言われました。 その一言で、自分がそれまでほとんど笑顔がなかったんだと、気づきました。 また、それにより不安感を与えていたのであろうことにも、思い当たりました。 確かに明るく楽しくしにくい病状況ではありました。 それでも、何かしらご家族の気持ちを明るくしてあげれた方が良い。 そんなことを教えてもらう、出来事でした。

  • 『千の顔をもつ英雄』キャンベル 左宗邦威

    資本主義からグローバル化、ネット普及により「大きな物語」は分化、多極化、消失した 物語なしに生きるのは、目的なしの人生に同じ 日本には、森羅万象に神が宿る、という習慣であり宗教心がある 人生は自身の内面をめぐる旅 旅立ち → 試練 → 帰還 旅立ちは、財産、地位、安定した生活を手放す事 自らを変える手段を考え、実行するよう努めよ 行動すれば理解者や支援者が現れる 一度死に、蘇る 宝は獲得も困難、持ち帰るのも困難 二つの世界は実は一つ 英雄:社会への利他的存在 新しい「全地球的な神話」が必要 内面の成長は、一生続けられる

  • 『名もなき声の物語 斜陽』太宰治 高橋源一郎

    まどな人間なんていない、小さな意地汚い人間ばかり それに気づいた者はどうするか? 同じようにするしかない 考えるより行動 大抵の人は諦めて生きている 結局男は生き方を変えられない 二人とも、お互いに恋が成就しないとわかっている 上流階級に生まれたら、どこかで一般階級を苦しめているはず 作家とは、ほんとうのこと、を言う人 時代が変わるには、新しい声が必要 聴ける耳が大事 ことばに自分の思いを乗せる 大いなる文学のために死んでください 自分も死にます この戦争のために

  • 『うるさい人を黙らせるひとこと会話術』

    きついことを言うか、遠回しに皮肉を言うか、褒めてしまうか。 そうです。 それに尽きるのでしょうね。 ただし、相手によっては、きっとややこしい事になるはずです。 あとのことも考えなければなりません。 後日報復を受けるなんて、本当に大変です。 やはり恨みを残さないように、というのは大事な気がします。

  • 『裸の王様』ビートたけし

    人は、組織は、どんな物でも大したことない。 そう思いませんか? 完璧で飛び抜けた存在なんて、おそらく存在しないのです。 自分が知らないだけかも知れませんけど。 それにしても、次から次へと突っ込みどころ満載のそれらが、本当にたくさん出てきます。 著者はそれらを、しっかりとくさしてくれます。 いや、元々大した存在ではないのですよね。 それなのに大した存在のように見せている、もしくは自分で思い込んでいる。 そう、まさに『裸の王様』なのです。

  • 『ずっと幸せなら本なんて読まなかった』

    読書家と言っても様々な人がいます。 視聴者にも様々な人がいるのと同じように。 本書の著者は、多読で深読みの読書家と言ったところでしょうか。 それにしても、よく読んでいるな、と思います。 確かに満たされていて幸せなら、次の本は必要ないのかも知れませんね。

  • 『月の王』馳星周

    人では無い種族が、天皇と歴史に深く関わりながら生きてきた、というファンタジー小説です。 確かに人の方が、身体的には狼などの動物には、圧倒的に劣るでしょうね。 『比ぶものなき』シリーズと合わせて読むと、さらに面白さ倍増です。

  • 社会か太陽か

    今週のお題「日焼け対策」 子どもの頃、だから数十年前は、日傘を使う婦人はあまりいなかったように記憶している。 しかしつい最近は、ほとんどの人が日傘を使っているようである。 そうやって日焼けから肌を守るのは、美容や肌の健康に対する考えが、以前よりも注目されるようになったのか。 それとも、日差しや紫外線が強くなったのか。 テニスをするご婦人方は肌のどこも露出せず、ほとんど忍者か薬師かと見紛うスタイルで、暑い中プレーに興じているそうな。 熱中症対策にも気をつけて欲しいと、人ごとながら心配になります。

  • 『理想的本箱』幅允孝

    自分の感受性くらい自分で守ればかものよ 自分をおめでたく思えないようでどうする 子どもを子ども扱いしない 不満になる自由 「さわる」と「ふれる」 手の倫理

  • 『世界のかけら図鑑』

    フェルマーの定理 ピタゴラスの定理、教団 陽の光 月の光 潮の満ち欠け 世界は様々な物で出来ています。 全てはその構成要素。 我々自身も同じです。 知らなかった事がたくさん載っている図鑑。 これも、世界の一部なのでしょうね。

  • 『元イスラエル大使が語る神国日本』エリ・コーヘン

    記紀は神話、日本の歴史、大切にしよう 十戒を入れる「聖櫃」は行方不明、今も捜索中 日本のDNAは縄文人ベース 朝鮮・支那とは異なる、チベットと近い 日本は神と武を尊ぶ国 信仰、国土、満足の3点全て重要 相撲や祭りの掛け声でヘブライ語のようなものがある はっけよい → 打つ エッサ → 運べ どっこいしょ → 神の助けで突き進む イスラエルも神宮も偶像を置かない 八百万の神々が全ての場所に存在する → ユダヤの「神の栄光は全地に満つ」と同じ 日露戦争時、日本でユダヤ人捕虜には衣食と金銭まで支給された 日本・ユダヤ:国のために死ぬほど名誉なことはない ルターの非難によりユダヤ人迫害がエスカレート …

  • 『知的文章術』外山滋比古 大和書房

    興味深いもの、知的な刺激のあるものが面白い すぐに書く、書きたい気持ちがあるうちに 一人か二人の文章を読み、学ぶ ピグマリオン効果:褒めると伸びる 音読して読み返す 同じ言葉を繰り返さない 文と文を「が」で繋がない なるべく削る 大切なところだけ書く 冒頭で引き込む 題をつける、段落ごとに小見出しをつけるのも良い 声を出して推敲 仲間と一緒に朗読会 辞書を読み物として読む こまめに辞書をひく、言葉がしっかりする

  • 『ケーキの切れない非行少年たちのカルテ』

    なぜ道を踏み外すのか? バカだから、という答えもある。 そう、バカだからなのです。 しかし、そういうバカでは無く知的障害だとしたら、それはまた違う意味になるでしょう。 本書には、そんな非行少年たちによる犯罪やその生活が、小説形式で描かれています。 そうだと理解すれば、もしかしたら防ぎようはあるのかも知れません。 きっと本人も、それで不幸なのでしょう。 そして、犯罪をしないで社会の一員として暮らしていけるはずです。

  • 昔は、今は。

    今週のお題「ゴールデンウィーク振り返り」 昔と今を比べることには、あまり意味はないかも知れませんが。 週休1日だったのが2日に増えたり、振替休日などで年間のお休みが、だいぶ増えました。 また、働き方改革で働く時間もかなり減りました。 反対に、物価などに対して給与はあまり上がらず税金が増えたため、使えるお金は相当減りました。 それでも旅行に行けなくもないのですが、観光地はインバウンドの外国人で溢れ返っています。 そんなわけで、ゴールデンウィークは、昔ほどウキウキもせず。 まあ、普通に楽しめばいいっちゃあ、いいんでしょうけど。 『楽しい日本』とか言われると、ね。

  • 『源氏物語』紫式部 三田村雅子

    伝えることの難しさ 想いが伝わらない、伝えきれない孤独 醍醐天皇は藤原家に権力が集中しないよう、多くの家から妻を迎えた 中国では皇帝の力が絶大 皇后を気に入らなくなったら、殺したり追放したりした 天皇はあちらこちらの皇后に気を使っていた 光源氏は天皇に関わる禁忌の女性にひかれる もののけ:弱り目に取り憑く怨霊、死霊、生き霊、妖怪などなど 霊媒師:周囲の期待に応えるように、告白する 「死人の祟りではなく、ご自身の良心の呵責ではないの?」 いつもそばで支えて空気のように日常だから、そのかけがえのなさに気づかない 当時は愛情だけの結婚は低く見られた 愛し合っていたはずの二人が、死別の瞬間にも向き合え…

  • 『藤井聡太は、こう考える』

    棋士は東大に入るような人よりも、ずっとずっと頭が良い。 以前何かで見た記憶があります。 そんな棋士たちの間でも、さらに上に入る人物。 それが藤井聡太氏です。 物凄いスピードで様々なタイトルを手に入れる。 昇級スピードも物凄いです。 まさに天才と言って良いのでしょうが、ご多聞に漏れず、将棋に対してかける時間や熱意、努力が半端ではありません。 AIなどの技術を考えると、むしろ若さも武器になっているように見えます。 意外だったのは、勝負で紙一重の場面が度々あったと言うことです。 しかしもしかすると、将棋というもの自体が、そういうものなのかも知れないと思い当たりました。 そんな勝負を勝ちに持っていける…

  • 『ウクライナ戦争の嘘』佐藤優 手嶋龍一

    戦争はしない方が良い。 通常は誰もがそう思うはずです。 しかし、戦争により利益を得る立場がある。 それらにより、戦争は引き起こされて、維持される。 それでも一般的な私たちは、戦争を止める努力をしなければなりません。 そのためには、多角的に現状を見る必要があります。 少なくとも、ロシア側からとウクライナ側からの視点。さらにNATOとアメリカと中国と北朝鮮。 そして私たち日本は、地理や立場的に、かなりこの戦争に関わりが深いです。 状況を見るのにあたり、日本のメディアの情報は利益供与があるからなのか、中立な視点では無いと、注意して読まなければならないように感じました。 各国の発信も、何らかの意図はあ…

  • 『バカの研究』

    バカにはなりたく無いですよね。 特に他人に迷惑をかけるような、それには。 本書は、様々な人物による、バカについての記述を集めた物です。 実に恐ろしい、身につまされる内容が盛りだくさんです。 ここでふと思ったのですが、読んでいる自分や書いている著者は、己がバカだとは思っていないのですよね。 何とも恐ろしいことです。

  • 『闇バイトの話』

    闇バイト。 なぜそんなことをするのだろう? 普通はそう思うはずですが、している人も案外普通なのかも知れません。 本書では、どのように犯罪に巻き込まれて行くかを漫画で書いています。 巻き込まれるというか、加害者になる、というのが正しいでしょうね。 防ぐには、まずは徹底して距離を取る、ということだろうと推測されました。

  • 『世界一美しい夢のお城図鑑』

    ドラキュラ伯爵の住んでいたお城は、こんなにも美しかったのですね。 正確には、モデルとなった人のお城ですけど。 世界にはたくさんのお城があります。 それらの用途は場所や時代で様々に変わるようです。 美しさの感じ方も、恐らく変わるのでしょう。 荘厳であったり、豪華であったり、自然に溶け込んでいたり。 美しさにも色々ある事が、とてもよくわかります。

  • 新明解国語辞典

    今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 国語辞典は調べるだけではなくて、読み物もして使うと良い。 そんなことを、つい最近教わりました。 中でもその人のオススメは『新明解国語辞典』です。 それを読んでいくと、文章力が飛躍的に向上するのだそうです。 そう言えば、小学生だか中学生の頃に、辞書を読んでいたことを思い出しました。 まぁ、ロクでもないことを調べてばかりいたんですけどね。 今なら、かなり有意義に読めている気がします。

  • 『アメリカ人が伝えるヒロシマ』

    アメリカ人がヒロシマの原爆についてどう考えているか。 本書は、それを日本人が知る手助けになります。 著者は日本で原爆についての仕事に携わってきた、アメリカ人です。 その彼が、アメリカでヒロシマ原爆についての講演の企画などを行います。 通常のアメリカ人は、それを快くは思いません。 原爆は戦争を終えさせるために仕方なかった。 さらに言うと、良いことをした、くらいに思っています。 そのような教育を受けて来たのでしょう。 攻撃した側の国としては、そうしないと自分たちの悪事に押しつぶされてしまうでしょうから。 現実は、それを落とさなくても戦争の勝敗はついていた。 むしろ終わる前に、各種の思惑でどうしても…

  • 『なぜ私たちは生きているのか』佐藤優 高橋巌 平凡社

    カルチャースクールでの対談を書籍にしたものなのだそうです。 なんとも濃いというか、贅沢な内容ですね。 神学を正式に学んでくると、生と死については、かなり思考が深まるようです。 ともすると現代のようにやる事がたくさんある生活は、我々からその思考をする時間を奪っているように思えてなりません。 より良く生きるには、なぜ自分が生きているのかを、考えて答えに近づかなければなりません。 本書はそれを教えてくれます。

  • 日本人は米

    今週のお題「現時点で今年買ってよかったもの」 お米の値段が高い。 店頭に無くて手に入らない。 こんな事が、ここ最近起きている。 これは一般的に考えられているより、かなり恐ろしい事態である。 大嘗祭という神事がある。 天皇陛下が即位して、最初に行う。 お米が取れるように、神様に祈る儀式だ。 毎年新嘗祭という神事も行われる。 同じく米の豊穣を願うものだ。 日本人は普通の感覚として、ほぼ毎日お米を食べて、それを大切にしている。 日常にあって、切り離せないものだ。 だからこそ、前述のようなところまでのものとは、意識する機会すらないのではないか。 あるのが当たり前というか。 そんな日本人にとって大切なお…

  • 『本で床は抜けるのか』西牟田靖

    本で床がぬけるという話。 よく聞くようで、実際にお目にかかることは少ないのではないでしょうか。 著者は文筆業を生業としています。 ある頃から必然的に資料としてほ本が増え、引越しを余儀なくされます。 そこで階上に住むのですが、たまりにたまった資料で床が抜けてしまわないか、が心配になります。 そこで実際の話などを調べて、集め始めます。 だから何だ?と言えば、そうなのだけど。 やはり気になる話題ですよね。 流石に自分の家がそんな間に合うのは、嫌です。

  • 『100分de名著 百人一首』ピーター・マクミラン

    ホメロスから現代まで詩作は霊感と結び付けられて来た 詩人は天才性と結び付けられている 散文:論理的で直線的な文章 歌枕:和歌に詠み込まれた名所や旧跡 見立て:あるものを似た別のもので表すこと 茶道や華道でも重んじられる日本文化 縁語:言葉から連想される、意味の繋がりのある言葉 序詞:連想によりある言葉を引き出すために、前に置かれる言葉 本歌取り:すでにある和歌の一部を取り入れて詠む 貴族が桜の花を髪に挿す 春の生命を祝う、ある種の儀式 神と芸術作品は永遠に生きる 歌の優劣は、時代、文化、人により変わる 昔の日本人は月が好き 秋は物悲しいというのは、日本人の感覚 柔らかな光の美しさ 平安の手紙で…

  • 『教科書名短編集』

    国語の教科書に出てくる作品を集めた、短編集です。 名作と言われるようになった作品、つまりある程度の古典が選ばれやすいようです。 日本人のモラルや美徳に触れる作品が、多く収録されています。 これは確かに読んだ方が良い。 そして、それらが体に染み込んでいると良い。 そう思います。

  • 『絵でよむ百人一首』渡辺泰明 朝日出版社

    百人一首のそれぞれに解説と挿絵を描いている、目でも楽しめる歌集です。 古語だから、すぐに正確には意味をつかめない所もあるのですが、絵をみつつ声に出してみると、何かその世界が立ち上って来ます。 それにしても、恋ばかりしていたように見えます、当時の人たち。 時間がたっぷりあれば、人間本来は、そのように過ごすのかも知れませんね。

  • 『リベンジポルノ』

    相手に嫌がらせ、というか攻撃をする。 昔はご近所や職場に怪文書やビラを撒く、という方法で行われていました。 それが今はネットで広範囲、もはや世界中に拡散出来る。しかも長時間にわたり。 さらに恐ろしいことは、写真や動画が素人でも簡単に作れて、それを使用出来るということです。 これのポルノバージョンが、リベンジポルノです。 対象は交際相手だけでなく、性風俗店の勤務者の場合もあるようです。 まずはその時点でどれほど信頼出来る相手でも、関係が変わるとどうなるかわからない。 その事を念頭に、静止画や動画を撮らせないのは、必須のようです。 なんとも恐ろしい世の中になったものですね。

  • 数字の羅列

    今週のお題「初任給」 氷河期と言われる世代です。 物価も違うので、今の給与と単純に比べるのはフェアではないでしょう。 当時で就職出来ただけ、マシだという見方もあるでしょう。 それにしても、今の世代の初任給の多さ。 それより少し上の世代が、今もらっている給料とほぼ変わらないか、酷いとそれを超えているのだとか。 お金なんて、ただの数字の羅列ではあります。 いや、それにしても今の世の中…。 何とも救われない、くだらない話です。

  • 『娘を奪われたあの日から』

    ネットで犯罪者を募るサイトで知り合った者たちが、行き当たりばったりで被害者を拉致した誘拐殺人事件。 その被害者がどんな生活をしてきて、これからどう幸せになろうとしていたか。 また、母親や婚約者の心境及びエピソードなどを、具に書いています。 これらの人たちには、当たり前ですが何の落ち度もありません。 そして、犯罪者たちのそれまでの行状も。 案の定ですが、大体は再犯なのですよね。 本当に何ともやり切れない気持ちになります。 この世から悪事が無くなる日は、来ないのでしょうか。

  • 『藤井聡太は、こう考える』

    この棋士が我々一般人の前に現れたのは、まだ子どもと言ってよい年齢でした。 メディアでも、年齢の割に難しい言葉を使う、などという取り上げ方をされたりして。 しかし、彼の凄いところはそんなことでは無いようです。 探求心、研究、学び、その相手、AIの活用。 むしろ変に年齢がいっていないからこそ、それらの将棋探求ができるように見えます。 そして、また強くなる。 このままいけば、どこまで行くか。 不安でもあり、楽しみでもあります。

  • 『工藤會事件』村山治

    ある時期には、日本で一番危険な暴力団と言っても、過言ではない組織。 それが工藤會です。 本書はその主な事件の経緯と、市民や警察の状況、裁判の経緯などを書いています。 普通の人には耐えられないかも知れない。 でも、言いなりになり続けるのも、相当に辛い。 暴力団の恐ろしさが、実によくわかります。 現在かなり弱体化させられたとは言え、まだ存続しているようです。

  • 与える

    今週のお題「ケチらないと決めているもの」 食べるもの、楽しむこと、着るもの、交際など。 全てには適量があります。 それを超えて貪るのは、品が無いし正しくありません。 だから、自分のためにすることは、常に分を超えないように気をつけています。 では、他者に対しては、どうか? 友人、仕事で関わる人たち、家族。 出来る限り、お願いされたことには応えるようにしています。 その他でお土産を買ったり、何かを伝えたり、出し惜しみをしないように。 しかし、本人のためにならないであろう場合もあります。 子どもがお菓子やおもちゃを、過度に欲しがるようなことです。 「くだらない、そんなもの要らないよ!」 そのように言…

  • 『やめてみた。』わたなべぽん

    著者は、炊飯器から始まり、様々なモノやコトをやめていきます。 そうすると、楽になったり前より結果が良かったりします。 そうなんですよね。 物が多すぎる。 返って手間を増やしてしまっている。 それが、資本主義の社会に生きている、我々の日常なのです。 本当に、今日から裸でスマホを捨てて生きていきたくなりました。 やりませんけど。

  • 『世界のことわざ100』

    世界には様々なことわざがあります。 似たようなものも、とても意外なものも。 現地によくあるものや習慣でことわざが作られるのは、とても面白いです。 それでもなるほどな、と何となく思わされるのは、やはり同じ人間だからなのでしょうね。

  • 『実録仕事師 ゴト師』山田久嗣

    世の中には、様々な仕事があるのですね。 その中でもゴトと呼ばれるような仕事たち。 まぁ、非合法のものです。 なぜそんな仕事を選ぶのか。 決して長続きしていないように見えますが、それでも次の仕事も、またゴトです。 収入が良いのですよね。 ちなみにというか案の定というか、これらの仕事は、他者の役には立っていないのですよね。 そういう意味では、仕事と呼んで良いのかも疑問です。 ともあれ、我々は知っておくだけにとどめておきたいものです。

  • 『ソロ活女子のススメ』

    ソロ活。 なかなかに勇気のいることが多いかも知れません。 焼肉屋、ツアーに参加、美術館、動物園…。 しかも、女子だと周りの目が気になる方は多いように思います。 でも、著者はそれを軽々と乗り越えます。 いや、その心境は実際には本人にしかわからないので、簡単ではないのかも知れませんけど。 そんな著者のソロ活を、難易度や状況などを詳細にレポートしてくれています。 一人の方が良いことは、意外に多いのでしょうね。 自分が気にさえしなければ。

  • 『騙されない!ための経済学』森永卓郎

    経済の仕組みは、一般人にはとてもわかりにくい、と感じています。 自身が興味を持っていないだけかも知れませんが。 ともあれ、現代で暮らしている以上、経済のことを知らなければ、ただただ搾取されるだけの人生です。 本書は経済学者である著者が、そこを分かりやすく書いてくれています。 著者の晩年を見ると、我々庶民の生活を良くすることがライフワークのように思えます。 そのための著書だと考えると、ぜひ読んでおきたい一冊ではないでしょうか。

  • 『100分de名著 ドリトル先生航海記』ロフティング

    全ての生き物に対等であれ どんな作品も必ず時代の影響を受ける 単なる物知りではなく、自然を愛する人 君も不注意だったが、私も不注意だった 仲間としての動物はかけがえのない存在 でもソーセージは食べる 感謝しつつ ジェントリ 中世〜近世のイギリスにあった階層 貴族と農民の中間 騎士、僧侶、裕福な農民など 何にでも気をつけるのが動物語を学ぶコツ 本当に大切なものは簡単には見つからない どんな小さなエピソードにも、考えるへきことはある 自然はこちらの思い通りにならないことが多い 遅すぎるということはない 人にとってどうこうではなく、自然は素晴らしい 体の組成は常に入れかわる 一年後は別の人 今、行か…

  • 『累犯障害者』山本譲司

    刑務所にしか居場所が無い。 こう言う人は、むしろ捕まるために犯罪を犯します。 セックスが生き甲斐だと言う知的障害者。 この人に売春は良く無い、という言葉は果たして届くのでしょうか? 普通の常識では、法や世間の善悪を計れない。 そんなことに気づかされます。

  • 『こころの病で文化をよむ』石丸昌彦

    なぜ患者が鬱病になったかを理解するには、それまでの人生や、現在の生活を知る必要がある 精神科には300000人が入院中 その半数が統合失調症 精神科は時間がないと難しい 時間をかけると良い結果が得られる アメリカは他民族社会、一つの国際社会の様相 喪失体験を乗り越えるには、必ず「抑うつ」を通る 内因性鬱病:ひとりでに気分が沈む 明確な原因がなくても鬱病にはなり得る 視覚、聴覚、触覚を遮断すると、数時間で幻覚が生じ始める 代理受苦:私の代わりにその人が病気にかかってくれた 共苦:他者の痛みを自分ごととして受け止める 歴史上はずっと人々は空腹だった 満たされるようになったのは、つい最近 てんかんも…

  • 一冊と一杯

  • 『男の粋な生き方』石原慎太郎

    お酒の飲み方、食べ方、遊び方、それから仕事の仕方。 人は同じことをするのでも、その人その人で違いが出ます。 『粋』とは、日本固有の概念です。 ちょっと渋くて、貪らず、痩せ我慢をして、諦めがよい。 そんな行動が粋だと言われるでしょう。 そこは、それぞれの人で多少の差異はあるでしょうけど。 作家から、日本のためや都民のために働く政治家であった著者は、やはり粋でしょう。 美学とも言い換えられるかも知れませんね。 見習いたいものです。

  • 『傷つきのこころ学』宮地尚子

    人間の心と体のありようは、何千年も大きく変わらない 人間関係の基本も大きくは変わらない 人の心は傷つきやすい 現代は、傷つきやすい時代 ゲームから一人だけ離脱するのは勇気が要る 心の傷も多種多様、細かな傷もある 承認欲求は際限がない 相談相手がいない、孤立無援は辛い 人間は正当な理由があれば、容易く他者を傷つけられる 自分の中に過剰な正義が潜んでいる わかって欲しい人にわかってもらえない孤独感 傷は他者への優しさ、人としての魅力や深み、創作の力になる この辛さは長いが、いつかは終わる 転んでも綺麗な石を拾って起き上がる 人に話すと、気持ちを整理できる 他者への信頼を取り戻せる 五分だけでもボー…

  • 夏祭り

    子どもの頃、様々なバンドが活躍するブームがありました。 そのうちの一つに、ジッタリンジンというバンドがあり、『夏祭り』という曲を歌っていました。 そして時は流れて大学生の頃、聞き覚えのある曲を街角で聴きました。 ホワイトベリーというガールズバンドで、『夏祭り』! これこれ!と何だか嬉しくなったものです。 さらに時は流れて不惑。 娘が買った太鼓の達人というゲームから流れてきたのは『夏祭り』でした。 これから何度出会うのかは分かりませんが、夏うたといえば、やっぱりこれですね。 今週のお題「夏うた」

  • 『裸の王様』ビートたけし

    コメディアンというか、文化人ともいうか、映画監督ともいうか、多才な人物であるビートたけし氏の著書です。 冷静な目で物事を見て、批判的だけど優しさがある言葉をかける、だから毒が薄れて笑わされるのだろう。 そこはコメディアンならでは、とも言えそうです。 大分読み進めてiモードという単語が出てきたので、巻末を見たら二十年前の著書でした。 それまでは、そんなに前のものだとわからずに読んでいたので、驚きました。 世の中で風刺するような対象は、実はそんなに変わらないのかも知れませんね。

  • 『死の言葉』佐藤優

    古今東西で死についての考え方は、千差万別です。 各個人でも、かなり異なる場合が少なくは無いはずです。 本書は、著名人たちが口にした死にまつわる言葉を紹介して、著者が解説を加えています。 全ての人は一様に死ぬべき運命にあります。 すなわち死を考える必要がある、ということです。 これがあってこそ、生を輝かせることが出来るというのは言い過ぎでしょうか?

  • 『失礼な一言』石原壮一郎

    失礼は状況によっては許されることではありません。 それでもつい口を滑らせてしまう事はあります。 これを失言といいます。 私自身、これが得意です。 本当に情け無い話ですけど。

  • 出所前

    今週のお題「感動するほどおいしかったもの」 塀の中では滅多に甘いものが出ない。 全く、というわけではないが、かなり制限されているのだ。 元来甘々の好きなので不便だが、ムショの決まりに抗えるわけもなく。 これも身から出た錆なので仕方ない。 そもそも、何でも自由になるのなら懲罰にもなりはしないだろう。 さて、そんな中で特別な日に出るお菓子や饅頭は、全身が痺れるほど、上手い。 初めてシャブを喰った瞬間さえも、ありありと脳裏に浮かんだほどだ。 まさかただの食い物で、こんな快感が得られるとは、お釈迦さまやイエスさまも知るまい。 なんせ奴さんたちは、シャブを喰ったこともなければ、塀の中に落ちたこともないの…

  • 『国難のインテリジェンス』佐藤優

    今がまさに国難と言える時代です。 本書が書かれた時よりも、状況は日々悪化しています。 きっとこれからも簡単には良化しないでしょう。 さて、著者は外務官としてインテリジェンスの世界に身を置いてきた、佐藤優氏です。 様々な分野の専門家と対談して、国防についてのアイデアを出していきます。 こういう方たちが、実際の現場で活躍できると良いのに、と忸怩たる思いです。

  • 『大常識』百田尚樹

    常識にとらわれてはいけない、とは言いますけど、まずは常識は守らなければ行けません。 それを守らないでニュースになってしまう、残念な人や出来事。 それについて、著者は冷静にツッコミを入れます。 常識的な考え方は、まず必要なのですよね。 本当にそう思いました。

  • 『差別の日本史』塩見鮮一郎

    日本は士農工商以外にも、様々な人がいた事はある程度知られています。 サンガなども、知る人ぞ知る、というところでしょうか。 本書を読んで、色々な人や仕組みがあったんだな、と関心しました。 そしてきっとこれからも、世界は、世間は、色々なことがあるんだろうな、と感じました。

  • 『子どもを育てる絶対勉強力』外山滋比古

    子どもの学力は、ある程度の年齢までは親の教育に多く左右される気がします。 本書はそんな親たちが、子どもにどう接して、何を見せれば良いか、を提案しています。 知的な子どもになるには? 勉強力はどうやって生きていくにも、必ず必要になるはずです。 ぜひ身につけて欲しい、と思いました。 それには親も知的で無ければ難しいようですが。

  • どちらか選べる

    今週のお題「4月1日の思い出」 四月一日生まれの人は、どちらの学年も選べるんだと、確か小学校四年生の時に聞いた。 例えば令和七年四月一日生まれの人は、令和七年度生まれにするか、令和六年度生まれにするかを選べるのだという。 (選べる?学年ってそういうものなの?) 世の中の仕組みに対して、明確な違和感を覚えたのは、あれが最初だった気がする。 全く腑に落ちなかったのだ。 今となっては、それが事実かどうかはわからないけど。 世の中は、そんないい加減なことばかりなんだと、理解している大人になった。 自分もいい加減な大人になった。

  • 『僕たちはもう働かなくていい』堀江貴文

    AIを代表とする、各種のロボット。 様々な技術。 それらに多くのことを肩代わりしてもらうことが、現代は可能です。 そうすると、我々は著者のいうように働かなくてもよいようになりそうです。 そんな技術の多くを、本書は紹介しています。 実際に人は働かなくても大丈夫なんでしょうね、本当は。 それでも世の中はそういう風にはなっていない。 人間の性、とでもいうのでしょうか。 みんながほぼ同時にやらなければ、働かなくても済む社会にはならない気がします。

  • 外のフットサル

    今週のお題「これで冬を乗り越えました」 冬に外でフットサルをするのは、なかなかに辛いです。 週に二、三日でやっているのですが。 いつぞやは、休憩時間にペットボトルの飲み物を飲もうとしたら「シャリシャリ」という音が。 凍っていたんですね、中身が。 本当にびっくりしました。 そんなある日、妻がネックウォーマーを買ってきてくれました。 着用している人はいたのですが、自分でもしようという発想はありませんでした。 それがどうでしょう。 使ってみると、とっても暖かいのですよね。 こんなことなら、早く使いたかった、と思うレベルです。 未経験の人には、ぜひおすすめしたい一品です。

  • 『中国鉄道大紀行』関口知宏

    まだここまで日中関係が悪化していない頃、著者は鉄道で中国を渡る旅をしました。 チベット近くから旅は始まります。 日本人の著者が、そこまで不快や不安や危険を感じることなく、旅ができています。 なんて素晴らしい。 元々中国は、古くから文明があって様々な国が栄えて、とても歴史のある地域です。 どうして今のような状況になってしまったのだろう。 そう思うと、返す返すも残念でなりません。

  • 『55歳からのハローライフ』村上龍

    人生の先が何となく見え、下り坂に差し掛かる年代といえます。 そこでどうするか? 本書では、様々な状況の中年男女を主人公として、日々の生活に葛藤している様子を描きます。 この年代は、人によっては相当に辛い状況かも知れません。 そんな人たちは、きっと勇気を貰える気がします。

  • 『ホストの世界』

    ホストクラブの仕組みや、働く側の心理やするべきことを書いています。 ある恋愛指南書もそうですが、やはり心理学は 出てくるのですよね。 どうやって罠に嵌めるか、の指南書とも取れます。 まぁ、恐ろしいことです。

  • 『道元 禅の言葉』

    間違いなく、日本史上最大で最高の仏教者の一人だろう。 曹洞宗の開祖、道元師である。 中国で禅の修行をして、身心脱落という、いわば悟りを得る。 それでも、その先はあるようです。 本書はそんな道元師の言葉を数多くひき、それを解説しています。 お釈迦様もそうですが、深遠な悟りの境地を、我々凡人にわかるように、そしてそこに到達できるようにと心底考えてくれています。 きっと実践し続ければ、何かにはなれるのだと思います。

  • 日本人の素晴らしさ

    今週のお題「ラーメン」 何でみんな、そんなにラーメンが好きなんだろう? 少なくとも、嫌いだと言う人にお目にかかったことは、無い。 好きな人は、週七食べている、と聞くこともある。 もはや、日本国を代表する食べ物、と言っても過言ではありません。 だからといって、決して和食では無いのだけれど。 では中華かと言われると、中国のそれとは、だいぶ違っているようです。 それをアレンジして、今の姿になった。 さらにいうと、まだまだ進化し続けているのだとか。 『国民食』と呼ばれるそうです。 自分たちでそういう言葉を創作して、そう呼んでいますら、 和食では無いけど、国民食。 なんか日本人って凄いな! 素直にそう思…

  • 『魔の山』トーマス・マン 小黒康正

    自分が何歳かわからなくなる 誠実な人は時代の影響を受けやすい 国家を強くする 🟰 国民を国家の道具とする デカダンス:古代ローマ帝国が文化成熟の果てに衰退して滅亡したこと 物語自体が必要とする時間 物語の伸縮自在な時間 賢者の石 最高の叡智、両性具有のイメージ ヨーロッパ人は非合理なものは東からくると考えた ロシアもアジアのようなもの 中間の国、ドイツ 現代でも多くの独裁国家が存在する 二項対立の一方になるのでは無く、二項の主人として存在すればよい 理解したら実践し、そのように生きよう ドイツ語では、主人公🟰英雄 ゾロアスターもイエスも三十歳から布教を開始した 現実を前に自分の無力さを感じた …

  • 『幸福論』ラッセル 小川仁志

    自分の望むものを見つけ、獲得する 本質的に獲得不可なものは、捨てる 自分の欠点には無関心になる 外のものに集中する 民衆法廷 ベトナム戦争でのアメリカ政府によるジェノサイドは有罪 何かする前に緊張する → 宇宙全体でみたら大したことない → 緊張解ける 難しい問題はしばらく考える 無理ならしばらく放っておく しばらくしてから取り掛かる 解ける 自分に対しての関心 他者は、私に対して同じくらいには関心を寄せない SNS上では、寛容が大事

  • 『妖精画談』水木しげる

    美術に興味があるウチの娘が、この絵は素晴らしい、と言った。 書き込みがハンパ無いんだそうだ。 確かに言われてみると、その通りだ。 濃淡も風景も輪郭も、全てが緻密に描かれています。 小さい頃から、ゲゲゲの鬼太郎などを見ていたはずなのに、気づきませんでした。 本当にすごいなぁ! そして、これらは全て、空想上のものなのですよね。

  • 『ツァラトゥストラ』ニーチェ 西研

    私たちはどう生きるか、に真っ直ぐに立ち向かった ルサンチマン:うらみ、妬み、ニーチェもこの塊 ニヒリズム:これが大事だ、という価値を見失うこと 固定的な心理や価値はいらない 自分自身が価値を創造していく 人間を超えていく たら、ればもルサンチマン カッコいい、面白い、ワクワクする、という価値 自由思想:常識にとらわれず、考え納得した物を受け入れる 受動では無く能動 超人:肯定感と創造性の化身、ゾーンに入った状態 守破離 協力が必要なら、他者に伝える 後悔しないことをする 一度でも本当に素晴らしいことがあれば良い 苦しいこと、辛いことも、あって良かったと思おう 対話して互いに高めあおう 自分への…

  • 『変身』カフカ

    何故こんな作品を書いたかは、作家を知ってから読むと輪郭が見えてくる 自分はしゃべっているうちに、支離滅裂になるに決まっている 当時キリスト教に改宗するユダヤ人はたくさんいた 私自身が、自分自身に違和感を感じている 無職も突き詰めれば 通勤しなくて良い 人に会わなくて良い → 自由に呼吸できる ネットは下界への窓 通りに面した窓が必要 当たり前に生きるのは難しい それを諦めるのも難しい 不況は自由主義や民主主義の限界を見せる 神が死んだ時代の不確かさ カフカの心には自分に対しての自信のなさや恥ずかしさが棲み続けていた 粘り強く主張を続けるしかない 90歳の女性が ザムザは私です、と言った 無意識…

  • 『ダンマパダ 一日一悟』アルボムッレ・スマナサーラ

    智慧にまさる財宝はない 智慧は一人一人の心から、世界までの平和を実現する 悪行は瞬間的には心地よい 我々はその刺激に負けてはならない 善行は苦労や面白くないと感じる その後に幸福感 どちらを選んで生きていくか 欲求にかつことは瞬間的な苦しみ やがて幸福へ 自分は品格を持ち、格好良く生きる! 貧乏でもお金の力に負けない 嫌なことにも耐える 常に気づき、こころを汚すな 怠けない 糸一本でも盗るな ありきたりの人間になるな、一般人のレベルを乗り越えよ 感情をきちんとコントロールすれば、良い結果になる お互いにとって一番良いことを考える もっとあれば良い、が苦しみを生む 精神的な病気:欲、怒り、無知 …

  • 『人生が面白くなる学びのわざ』齋藤孝

    自ら学び状況判断力を磨く 座して死を待つな 学べば人生は豊かになる 向上感があれば、面白くなり伸びる 下手でもその人なりにチャレンジする 学ぶ面白さを知っていれば、苦しい場面も面白く乗り越えられる 自分のものにする 学びは魂を若返らせる 師から徹底的に学ぶ 先人の魂は時代を超えて受け継がれない 今の私に引きつけると、古典が生きる どんなトラブルも、糧になる

  • 『教養として学んでおきたいギリシャ神話』中村圭志

    アテナは知的な戦略を得意とする戦争の神 ソクラテスはアポロンの使徒 トリックスター:ヘルメス、デュオニソス、プロメテウス、ロキ、クリシュナ、孫悟空 ウラノス 天空神 クロノス 豊穣神 巨神族 ゼウス 電雷 オリュンポス ギリシャの洪水で方舟を作らせたのはプロメテウス エーゲ海、イカリア海の語源はギリシャ語

  • 常識の通用しない

    今週のお題「行きたい場所」 カンブリア時代の生き物図鑑というものがある。 当時は、カンブリア爆発とも呼ばれるくらい、実に様々な種類の生き物が生まれた。 もはやモンスター図鑑の様相である。 こんな世界では、恐らく今の我々の常識など通用しないのだろう。 宇宙には、様々な環境の星がある。 気体でほぼ出来ていたり、重力が全く無かったり、反対に重すぎて光を外に逃がさないブラックホールなど。 時間の流れが違うのも、ものの長さや大きさや重さが変わるのも、やはり常識の範囲外として感じられるだろう。 そんなところに、私は行きたい。

  • 『友情』武者小路実篤

    お友達を取るか好きな人を取るか。 もしかしたら有史以前からの、テーマのような気がします。 文学と恋愛というのも、文学史始まって以来のテーマでしょうね。 それにしても、失恋する側はどうしてあんなに道化じみて見えるのでしょうね。

  • 『アメリカ人が伝えるヒロシマ』スティーブン・リーパー

    ご縁、にあたる英単語はない 人は他者の苦しみを知っていても、それを思いやることを拒否する場合がある それはとても恐ろしくて悲しいことだ 怖い写真は怖い現実を呼ぶ 幼い頃は敷衍する能力が低い それをそのまま吸収してしまう ルイジアナは元フランス領で、フランス語混じりの英語を話す アメリカ人の中には、原爆投下は仕方がなかった、と考えている人が一定数いる 恨んでも仕方がない 平和な未来を創るしかない 食事に関して不満や要望を言わない 日本は 世界で唯一の被爆国 多くの国と貿易関係にある アメリカとも中国とも付き合いがある 平和よりも重要なことはない

  • 『100分de名ちょ 太平記』安田登

    現在はバーチャルの世界を生きる時間の方が長い人も多い 太平記はルポ 儒教、道徳 平家物語はフィクション 仏教、諸行無常 第一部 北条高時🆚後醍醐天皇 鎌倉幕府滅亡〜建武の新政 第二部 後醍醐天皇🆚足利尊氏 南北朝〜後醍醐天皇崩御 第三部 足利尊氏🆚足利直義 孫の義満が室町三代将軍 王道で治めるべき 覇道(武力)はダメ 常識や前例にとらわれない 驕り、欲に溺れるものは滅びる 弱者の方が、時代の変化に鋭敏で変革できる 常に変化するとが、花 日本古来の死生観 あの世に行くのでは無く、ここやそこにいる 平家物語の時代は、他力本願により、死が怖くなくなっていた 太平記は自害が多い 禅の、自力の影響 建礼…

  • 君が代を歌わない

    今週のお題「思い出の先生」 高校生のときにある県立高校に通っていた。 だから先生はみな、公務員だったはずである。 学校行事で国家を斉唱する際、一人歌わず起立すらしない教師がいた。 友人がどうしてそんなことをするのか聞いたら、戦争と天皇に反対だからだ、と答えた。 当時の私たちには、その意味が全くわからなかった。 ただ、変わった先生だな、と思った。 色々あって大人になった今は、何となくあの先生も犠牲者なのかな、とも思える。 当時親にその話をしたら「クズだわ、そいつは」とすごい剣幕で怒っていた。 何故そこまで怒るのだろう、と当時は思ったけど、今はその怒りがわかる。 ちなみに、祖父は共産党員だったとか…

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