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2018/04/25

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  • 『しかもフタが無い』ヨシタケシンスケ

    イラストとストーリーや言葉で、今はかなり有名なヨシタケシンスケ氏。 本書は、その最初の作品です。 なんだかホッとして、面白くて、それでいて納得するという、心の様々な部分に訴えるものがあるのですよね。 辛い時に読むと救われる人は、きっといるはずです。

  • 豆だから

    6歳の娘がとにかく可愛いです。 昨日はトイレットペーパーの芯で、禰豆子の口に加えているヤツを作って、鬼滅ごっこをしていました。 かなりクオリティが高いヤツです。 「あれ、おかしいな?何も見えないよ!」 今朝は、そんなことを言っているので駆けつけると、白目をむいて立っていました。 「見えない…」 まだ言ってる。 以上は、以前書きかけで放っておいた記事です。 今週のお題は「納豆」 なぜ?なんの話? なんとなく想像するに、豆とい漢字が禰豆子の名前に使われているからだろう、と判断するしかありませんでした。 こりゃあ、お蔵入りですな、確かに。 今週のお題「納豆」

  • 『実作俳句入門』

    かなり厳しい先生による、俳句の入門書です。 独り立ちしたところで頭打ちになるケースが多い とにかく継続する、休んだ期間の3倍は戻るのに必要 俳句雑誌に投句する 5年続けたら、選び直しを検討 まずは見様見真似でつくる 歳時記をよく読み、季語をたくさん憶える 正岡子規以降の著名な俳人作品を朗誦する 俳句は短い 出来るだけ意味を消す や、かな、は効果の強い切れ字 一句に一つだけ使う 今、を詠う 時間の幅を詠わない 自分が使い慣れた、普通の言葉を使う 俳句だから古いと決めつけない 時間ではなく空間を詠う

  • お弁当を持って、別荘へ!

    今週のお題「お弁当」 業界用語では、執行猶予のことを『弁当』と呼びます。 ドラマなどで判決を言い渡す時に 「懲役3年執行猶予5年」 などと言う、あれです。 執行猶予がつくと、刑務所には入らなくて済みます。 ただし、執行猶予の期間中に悪いことをしたら、猶予はなくなり刑務所に入ることになります。 新たな悪いことで懲役3年の判決を受けたら、それプラス弁当の3年で、都合6年の別荘暮らしです。 あ、別荘とは、業界用語で刑務所のことです。 以上のことから、その業界の人にとって弁当と別荘は、忌み嫌われるものだという事がお分かり頂けたと思います。 そのためそんな人たちと話す時に、くれぐれも 「来週末はお弁当を…

  • 『日本兵捕虜は何をしゃべったか』

    日本兵は捕虜になることを、とてつもない恥とされました。 それ以前に、捕まると物凄く酷い目にあうなどと教えられ、自決を選ぶ人たちもいたようです。 それでも、やはり捕虜になる人は皆無とはいかず、それをとっかかりとして日本軍の情報が漏れて、米軍に有利な状況にどんどんなってしまいました。 それらは、しっかりと記録されています。 表には出てこないものもあるようですけど。 全員が立派な人だけではなかったようです。 また、一貫して素晴らしい振る舞いを続けるのも、やはり難しいかも知れません。 捕虜になった人たちは、皆それぞれに思う事はあったのでしょう。 とても無念だったはずです。 それを考えると、これらの記録…

  • 『天才 藤井聡太』

    中学生で棋士としてデビューして、連戦連勝を続ける藤井聡太氏。 紛れもなく天才です。 著者は、その本人と師匠、そして対戦相手などをしっかり取材して、本書をまとめました。 子どもとして、師匠のところに通い始めた頃のこと。 実際にはどのような性格なのか。 どれほどの努力をしているのか。 周りの人は、彼をどう見ているのか、接しているのか。 実に興味はつきません。 それはやはり、普段我々がみることのない、稀に見る天才だから、に他ならないようです。

  • 『トットちゃんと訪ねた子どもたち』

    トットちゃんと言えば、黒柳徹子さんです。 ユニセフの親善大使となり、様々な国の子供達のために、東奔西走しています。 本書は、それに常に帯同して来たカメラマンの著書です。 第三者の視点から見たトットちゃんと子どもたち。 それを文章と写真で紹介してくれています。 トットちゃんも凄いけど、著者も凄いです!

  • 『100文字SF』北野勇作

    SFとは、空想の世界を描いた作品のことです。 だからその作品毎に、異なる世界が表現されることになります。 本書は、そんなSFをなんと100文字で完結させてしまうという、大胆な短編集です。 十七文字とか三十一文字とか、日本人は短い文学が得意だと言われています。 本書の著者も、そんな系譜に連なると言えるのではないでしょうか。

  • 『理想的本棚』

    読書家の本棚って、どうなっているのでしょうね? 本書は、他者へ本を紹介することを仕事にしている著者による本です。 人それぞれ違うので、これがベスト!と誰にでも言えるものではないのでしょう。 そこに色々考えて良さそうな本を紹介するって、本当に凄いことだと思います。

  • 『死体が教えてくれたこと』上野正彦

    監察医、という言葉は今でこそ知られるようになりましたが、著者が働き始めた頃は、ほとんど知られていなかったそうです。 それを世間に知らしめたのが、著者の功績の一つでもあるのでしょうけど。 診る、という意味では、生きていても亡くなっていても、大きな変わりはないのですね。 患者さんが主訴を述べない、という違いはありますが。 さらには一度しか診察出来ないということで、見落としは許されない、なかなか過酷な診療科とも言えそうです。 事件性があるかどうか? これを診断するのは、本当に重大なことだと思います。 他の診療科とは目的などがかなり違いますが、大切な医療だということは、やはり同じなのでしょうね。

  • 『詰将棋1.3.5手詰』羽生善治

    以前、羽生善治氏の、一手詰将棋を読んだことがあります。 一手だから流石に簡単だろうと思いましたが、なかなかどうして頭を使ったことを覚えています。 本書もやはりそうでした。 さらには三手詰、五手詰まで。 難しいけど、面白いです。 手が増えるにつれて、可能性が広がるのですよね。 さらに進んだところの延長線上に、普通の対局があるのですよね? なんだか、感心してしまいます。

  • 外では、必須!

    今週のお題「外でしたいこと」 マスクがしたいです。 何の種類かもはや興味もないくらい、いつでも花粉症の症状が出ます。 いや、ホントはマスクなんて煩わしいだけなんですけどね。

  • 『アジアで花咲け!なでしこたち』たかぎなおこ

    著者はゆるくてカワイイ画風の漫画家です。 独身生活や旅行など、他にも様々な自己の体験を元にした作品を描いています。 そんな著者が、アジアの各国で働いている女性たちを取材して、漫画の作品にしています。

  • 『死ぬまでに一度は訪ねたい東京の文学館』

    文学館。 美術館や博物館は度々目にしますが、文学館はあまり多くないように感じます。 しかし。 実際は自分が知らないだけで、たくさんあるのですね。 そういえば、ここでも紹介されていた、武者小路実篤文学館には、私も以前行ったことがありました。 作家名で見ると、行って見たい文学館ばかりです。 聖地巡礼と言うのでしょうか。 訪ねてみると、きっと良い時間が過ごせるはずです。

  • 『中国古典の名著50冊がざっと1冊で学べる』

    論語 老子 菜根譚 荘子 金瓶梅 三国志 中国は、広くて様々な国や思想が現れては、消えていった地域です。 歴史も長いです。 数々の良書や奇書も生まれては消えていきました。 その中で現代まで残っている名著を、本書では背景とともにあらすじを紹介してくれています。 流石に一冊にさかれるスペースには限りがあり、十分ではありません。 それでも、知らずに過ごすより、ずっと良いはず。 さらにここから、原著を読みたい、という物が出てくるかも知れません。 中国初学者に、おすすめです!

  • 『お金の整理学』外山滋比古

    お金は卑しい 大名に仕える侍時代からの偏見 日本の財政赤字はギリシャより悪い 子孫のために美田を買わず 知識とは「他人の考えた結果」多すぎると自ら考えることが出来にくくなる 老人になったら、週三回くらいで働くのも良い どんな趣味でも、自分より初学者はいる そういう人たちに手ほどきする仕事は出来る 定年後に始めるビジネスをブレストしてみる 年金で足りない分を自ら補える老人を増やそう 米では「会社は株主のもの」という考え方 タンス預金は最悪 投資した企業の成長を見るのもモチベーションになる

  • 『完全ドキュメント北九州監禁連続殺人事件』小野一光

    確かこの事件を初めて知ったのは、闇金ウシジマくんで読んだからだったと記憶している。 犯人は男性。 通電の虐待や心理的な虐待など、あらゆる手段を講じて、周囲の人々を操り人形にしていく。 お金のためにしても、やり過ぎというかそれが必要なのかわからないほど、残酷なことをしていく。 本書は、その犯人と操り人形にされた共犯女性の、逮捕されてから公判から判決までの様子を追っている。 およそ一般の人間とはかけ離れた感情や思考を持つであろう犯人の、通常では見られないであろう部分を紹介している。 それでもなお、なぜそんな事をしたのか? なぜそこまでしたのか? という疑問は残る。 ここまでのドキュメントでさえ、犯…

  • 『地方のライブがおもしろい』

    ライブは演者、会場、ジャンル、催しなどにより、実に様々なようです。 それぞれが、全くの別物と言っても良いくらい。 本書は、地方の個性的なライブ会場を、そこの人たちも合わせて紹介しています。 ライブって、自由なのですね。 読んでいてワクワクしました。

  • 『人物名鑑古今東西いま関西』

    関西の偉人まではいくかも知れないし行かないかも知れない、著名人をたくさん紹介してくれています。 凄い人は、たくさんいるのですね。 自分もこんな風に紹介されるような生涯を送れるのでしょうか? まだまだ頑張らないといけませんね。

  • 『ない仕事の作り方』みうらじゅん

    タモリ倶楽部に出てた人? 何だか怪しげな風貌の人? という、失礼な印象しかなかったのですが、偏見を持つのは良くないですね。 凄い人です。 ニッチなところの狙い方。 努力の仕方。 面白がり方。 色々なことを考えて、能動的に仕掛けているのですよね。 それが嫌味でなく、わかりやすく、面白く書かれています。 多くの人が真似できるのかはわかりませんが、楽しめる著書なのは確かです。

  • 『地獄の田舎暮らし』

    引退したら、田舎でのんびり暮らそう! 本書はそんな憧れを持つ人たちに、きっちりと現実を教えてあげる、厳しい著書です。 まず歓迎されず、苦労は多く、なかなか定着しない。 詳しい実情を見ていくと、それはそうだよな、と納得です。 田舎への転居前に、必ず読んでおきたい一冊です。

  • チリを払え

    今週のお題「きれいにしたい場所」 仏弟子の中に、人一倍物覚えの悪い人がいたそうです。 彼はありがたい教えを聞いても、すぐに忘れてしまいます。 だからせっかく修行していても、何ら身につくことは無く、過ごして行きました。 とても残念なことですけど…。 どうしたら良いだろう? 色々と試行錯誤していって、最後に「チリを払え」とだけ念じながら、ただひたすら掃除をするという修行をしました。 その結果、無事に目標である、悟りを得ることができたそうです。 私もそのように、多分自らの内面をきれいに出来ると良いな、と。 そうして毎日お掃除をしているのです。

  • 『今が見えてくる世界の国図鑑』

    世界各国の歴史から今を紹介してくれている著書です。 何が良いって、地図がついているのが良いんですよね。 あ、中国の周りに空白部分がある。

  • 『失蝶記』山本周五郎

    著者による幕末の話は、意外に少ないのかも知れません。 もうちょっと昔の話を、よく読んだ記憶はありますけど。 それでもやはり、当時の生と死の近い状況や荒々しさ。 そして今よりもある種の清潔感を感じます。

  • 『LGBTQ➕』

    最近ですよね、LGBT法という物が強引だと言われる手法で成立されたのは。 これほどまでに多様性が言われることは、未だかつて無かったような気がします。 本書では、それらの格人々の思考・嗜好について解説しています。 Qという、よくわからない、というものもあるのですよね。 どこまでの分類が正しいのかは、よくわからなくなりました。 言ってしまえば、一人として同じ人間はいなおのだから、これらのくくりに意味があるのかは疑問です。 全ての人が安全で幸せに暮らすのが、理想ですよね。 すぐにそれを達成するのは、まだまだ難しいのでしょうけど。 それに近づける努力は、ぜひ続けたいものですね。

  • 『ウスビ・サコのまだ、空気読めません』ウスビ・サコ

    はるばる日本に来てくれた著者。 なんと大学の学長さんをしています。 元々の国は、日本からみるとかなりフランクと言えるお国柄です。 知人がフラッとやって来て、かなりの期間家に泊まっていっても全然違和感がないような。 そんな著者からすると、日本の風習などにはわからないことがたくさんあるようです。 全く違う文化で育ち、教養を持つ著者のいうことは、とても良くわかるし、とても新鮮です。 この大学、通ってみたいです。

  • 『沼にはまる人々』

    趣味などにどっぷり浸かってやめられなくなる状態を、沼にはまる、と言います。 略して、沼る、とも。 本書では、様々な種類の沼とその利用者の境遇を、紹介しています。 没頭出来て幸せなのか、時間やお金を使って不幸せなのか。 評価は人それぞれでしょうね。 そのものや程度にもよるでしょう。 まぁ、何にしてもほどほどが良いような気はします。

  • 『おれは無関心なあなたを傷つけたい」村本大輔

    ウーマンラッシュアワーというお笑い芸人の、村本大輔氏による著書です。 今の日本にある笑いには、風刺やメッセージが足りないと、著者はいいます。 海外のスタンダップコメディーが、それらを満たしていると。 ある時期から笑いにメッセージを込めるようになった著者は、奇異の目で見られるようになります。 みんなこのままで良いのか? そのように、著者は訴えます。 相方は中川パラダイスなんですよね。

  • 『私はあなたの記憶のなかに』角田光代

    なんでこんなに切ないお話が書けるのだろう? 小説は特に、読む人により感想が変わるものだと言われます。 私の場合は、とてもこのお話は切ないです。 こんな話を書く人って、一体どんな人なんでしょうね。

  • 『昭和史の10大事件』宮部みゆき 半藤一利

    色々な事件が、歴史にはあります。 昭和にもたくさん。 本書では、昭和を生きた著者たちによる、それら有名事件についての対談です。 当たり前だけど、同じ事件でも人により受け取り方が違うのですよね。 昭和はまだ生きている人がいて、正しいことがわかる余地が大きいように思います。 それでもなかなか、ね。

  • 『イエス・キリストの言葉』荒井献

    天の国 → 神の国を代替したもの モーセの十戒の一 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない を受けて 心の貧しい人 = 神しか頼らない人、心のへりくだった人 平和に必要なのは、社会的弱者になり、彼らと共に生きること 誓うな:責任を神に転嫁するな 隣人愛:敵を作り出す考え方、愛敵がよりよい どう生きるかを思い悩む前に、最早我々は生かされている 女性は月経ゆえに、汚れた存在と考えられていた イエスは不正に対して怒った 人は律法を守り切れるものではない →原初的に罪人である ソクラテス、セネカに比し、イエスの死は弱々しい →女性や弱い民衆にとって、救いになる 福音書の間でも、イエスの死、の意味…

  • 『窓際のトットちゃん』黒柳徹子

    今で言う、学習障害であったり、多動症であったり、アスペルガー症候群であったり、もしかしたらそんな病名がつけられてしまったかも知れない、トットちゃん。 手に負えない、という理由で、数日で小学校を退学になってしまいます。 しかし、次に通うことになった小学校は、とても良い意味で、普通ではありませんでした。 毎日が輝いていて、それぞれがそのままで、大切にされていて、その小学校ではみんながすくすくと幸せに育っています。 きっとこういうことなんだろうな、教育や成長や幸福や、諸々の大事なことは。 そんな風に思いました。

  • 『無自覚な夫のための妻の地雷ワード』

    知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまう。 いや、もしかしたら、ある程度は意図的なのかも知れない。 それが夫婦間でも、あるとしたら。 やはりそれは夫から、妻への言葉であろうことは、想像にかたくない。 自分はこんなことは言わない。 そう思うのだけど、これらの夫は無自覚なのですよね。 つまり、誰にでも言ってしまう可能性がある、ということです。 日々の感謝、のような心がけからが、大切なのでしょうね。

  • 『文豪たちの手紙の奥義』中川越

    これだけ多くの人たちを、時代を超えて楽しませたり、泣かせたり、笑わせたり、考えさせたりする、文豪たちの小説。 本当にすごいです。 そんな人たちが、特定の相手に対してささるように書いたのが、手紙です。 それぞれ様々なシチュエーションのものが紹介されていますが、第三者として読んでいる我々にも、たまらないものが沢山あります。 きっと受け取った人は、もっと心を揺さぶられたのでしょうね。

  • 『高野聖・眉かくしの霊』泉鏡花

    怪奇な物語は、読む人により怖さがかなり異なるところだと思われます。 本書は、昭和の、いかにも怪奇現象が日常の隣に当然のものとして存在している頃の話です。 講談師が語るような口調で、物語は進んでいきます。 野山の暗さや静けさが、人の風習が、きっと昭和の人たちにはたまらないはずです。

  • 練習

    今週のお題「練習していること」 生き方 未だによくわかりまん…。

  • 『つけびの村』

    とある寒村で起きた痛ましい事件。 つけびとは、放火のことです。 閉鎖された社会だからなのか、その人だったからなのか。 八つ墓村を思い出す、何とも気の滅入る事件です。

  • 『今日の人生』益田ミリ

    漫画家である著者による、漫画と文章を合わせた読み物です。 人生というと、重苦しい雰囲気がありますが、このような形だと、深刻にならずにすみます。 いや、そうか、私たちは毎日人生を送っているということなのですよね。

  • 『まいにちがあっけらかん。』

    身内の人が認知症になってしまったら。 高齢化社会の現代日本では、誰にでもあり得ることです。 症状は、程度によりますがひどい時は本当にひどいようです。 本書の家庭でも、読んでいてなかなかの厳しさに、思わず胸が詰まります。 それでもあっけらかん、と過ごせれば良いですよね。 もしかしたらそれは時として、単なる願望なのかも知れないのですけど。

  • 欲望

    今週のお題「卒業したいもの」 どの事件を見ても、ほとんどの原因はお金だと、最近気づいた。 そうでなければ名誉やプライドや所有だったりの、ある種の欲が原因となっている。 全く欲が無ければ、恐らく生きてはいけない。 問題になるのは、それが過ぎてしまうことだろう。 自分の身を顧みると、やはり欲は多すぎるようである。 それはつまり悪くすると、自分でも事件の当事者になり得る、ということができてしまう。 欲望が過ぎてしまうことを卒業したい。 生きているうちに達成出来ると良いのだけれど。

  • 『続 窓際のトットちゃん』黒柳徹子

    数十年ぶりにでた、『窓際のトットちゃん』の続編です。 前作では小学生だったトットちゃんは、本作で健やかに成長して、伸びやかに生きていきます。 何ともチャーミングな人なのですよね、トットちゃん。 読んだらきっと、みんな好きになること請け合いです。

  • 『100分de名著 こころ』夏目漱石

    他者からの承認が欲しい、何かに当たっていきたい、手応えが欲しい →でも勇気がなくて出来ない 個人の時代 →孤独の時代 死について書いた、デス・ノベル 自我の孤独、は明治になり新しくできた →今日的な自死の始まり 高等遊民:高い教養を持ち、人品もしっかりしているのに、社会に出ず家にこもっている人たち 俗世に汚れない知性へのしたわしさ 浮世離れしたきれいさ 自分がこの人だ、と見込んだ人が、先生 そのような師弟関係は実の親子に等しい いい先生は自分の血肉を若い人たちに分け与えたいという熱意をもつ 恋は罪悪です もう取り返しがつかないという黒い光が、私の未来を貫き、一瞬で全生涯を照らした 卑怯 ↔️ …

  • 調べて忘れる

    今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 わからないことがあれば、すぐに調べるようにしています。 分からない事だらけなので。 そして、意識しているわけではありませんが、すぐに忘れてしまいます。 何となくその方が負荷が少なくて良いような気がしています。 ご飯を食べたり、寝たり、服を着たりという大事なことは、勝手に覚えているものだから、大丈夫かな、と。

  • 『10分de名著』古市憲寿

    神曲、源氏物語、失われた時を求めて、相対性理論、ツァトラストラ、古事記、風と共に去りぬ、資本論 『わが闘争』は世界を動かしたのはたしか 教養と財産がなければ出世出来ない社会 ナチ党は完全に能力に応じた機会を与えようとした エリートから国民主権を取り戻すと宣言して、支持された インドネシアなど南方からの神話 「生む」ではなく「成る」 明日のことは明日自らが思い悩む 学問をするのに簡単な道などない だからそれを厭わない者だけが、絶頂を極める希望を持てる 前提知識と目的があれば、ほとんどの本は読める 「まんがて読破」シリーズも、あらすじを追うには良い

  • 『100分de名著 武士道』新渡戸稲造 山本博文

    日本人の道徳意識や思考方法という日本文化の解説書 武士道は文字に書かれた掟ではない、口伝や格言 仏教、神道、儒教が源 おちつき、生に執着せず死に親しむ 主君への忠、先祖の崇拝、親への孝、謙譲 君臣、父子、夫婦、兄弟、朋友の関係 ※それ以前から日本人の反応として知られていた 名誉:もっとも重要、命よりも、主君への忠義も名誉のため これは世間が認定するもの 欧米では「日本は好戦的で野蛮」というイメージ 『武士道』がそれに反論した 切腹も擁護した 潔く死ねれば、武士の名誉 名誉は利害と無関係 義理:人として武士として行うべき道 一分:これをしないと「この自分の気持ちがすまない」という心の動き 礼:泣…

  • 『シッダルタ』ヘッセ 手塚富雄

    言葉で心の中を伝えたり語ることは出来ない 解脱は教義では授けられない 世界は、全ては、そのままそこにある 不安を感じても何の役にも立たない 自己の法則と軌道で歩く 一切の生命の統一 聴くときは己が耳になり切る 時は存在しない 「ある物」は常に「全ての物」である 完成者は、安らかで静かで清らかに微笑む

  • 『ここちよさの建築』光嶋裕介

    太古の昔、火の周りに人は集まり、集団で幸せに暮らせるようになった 生、死、労働 この三つを切り離したのが、現在の建築 その家には暖炉と囲炉裏という「火」があった 「窓」があった→自然という他者に開かれていた 建築は住人の考えを映す 建築は価値実現の意図を持ち、作られた建物 住人の記憶の器でもある 科学と芸術 空間は人を包む存在 立面図は美しさを示すために書かれる 20世紀は機能的で場所を選ばない、モダニズム建築 建築の空間に対して感じたことを言語化する → 自分が世界をどう捉えているか、がわかる 絵を描く、日記、詩、俳句、短歌、写真、話す、どれでも可 建築家自身と解釈が違っても良い 常にもっと…

  • 『最終講義分裂病と人類 治療文化論 昭和を送る戦争と平和 ある観察』中井久夫 斉藤環

    常に患者やマイノリティ側に立つという倫理観 知識欲が権力欲に転じないように気をつける 一般の診断に治療基準からこぼれ落ちる、個人症候群、という考え方 オープンダイアローグ:患者に精神疾患の症状が現れた時、家族、患者、医療従事者が一度に集まり対話していく治療法 治療が上手く行かなかったとき、これでダメなのがわかったという前進はある 身体診察は患者との関係を良くする 医師としてのマナー 統合失調症:ざわざわ感、筒抜け感、あべこべ感 脳や遺伝子に異常はない 今の私には分からないが、もしあなたの立場なら辛いだろうと思う 治せなくても、看護は必ず出来る 全ての疾患はケアできる 分裂病親和者:わずかな兆し…

  • 『日本の面影』小泉八雲 池田雅之

    日本の知識人や上流階級への批判 西洋ばかり追いかけ、迷信や宗教に無関心 日本の文化の本当の良さを知らない 人間は事実より、幻想や想像力に頼って生きる ワーグナー「あらゆる理解は、愛を通して我らにいたる」 神道の真髄は、国民の心の中に生きている 書物や儀式や戒律の中にあるものでは無い 太陽に向かい柏手を打つ人がいる 多くの人は、日本最古の神社にも向かい柏手を打つ 八百万の神へ、あらゆる方向に頭を下げる人もいる 多くの人はお月さんも拝む 見る:主体的 聞く:受動的 日本人の微笑みは「自己制御できたものが幸せになる」という道徳観を象徴している 生にも死にも、全てに微笑みを向ける穏やかで親切な暖かい心…

  • あ、桃色だ。

    今週のお題「小さい春みつけた」 家から一番近いドラッグストアに、スイーツを置いている棚があります。 大福とかあん団子とかみたらし団子とか、結構な和の甘味が充実しているのです。 ほかに、まるごとバナナやプッチンプリンもありますけども。 ある日そこを見てみると、普段見慣れない色を発見しました。 さくら餅、桃色です。 いよいよ、春ですね。

  • 『聖書がわかれば世界が見える』池上彰

    アメリカ大統領は就任式で聖書に手を置いて宣誓する 紙幣にもコインにも、我々は神を信じる、と記されている イスラム教の考え方 アッラーの教えをユダヤ教徒が守らない イエスを通じて、新約聖書を与えた キリスト教徒も守らない ムハンマドを通じて、クルアーンを与えた トーラー = モーセ五書 創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記 ユダヤ教徒が最も大切にしている クルアーンではユダヤ人とキリスト教徒を、啓典の民、と呼び大事にするように求められている 創世記では、神が人の寿命を120年までに縮めた 生物学的にもそれが限界とわかってきた パレスチナ自治区にアブラハムとサラの墓が現存している エルサレ…

  • 『方言と日本のこころ』澤村美幸

    以前、方言とその話者は社会的に評価が低かった 共通語はよそゆき、方言は普段着 家族にしか使わないケースもある 日本語は地域により全く違う 言語形成期:3-15歳、人の言葉の基本的な部分が作られる 地方の方言を残すため、方言ソングが作られている たむ(だむ):訛っていること、平安時代の言い回し、さえずる、うちゆがむ 貴族の人口は、当時の日本では四万分の一 平安時代の文献に出てくる言葉は、貴族層のもの 東国方言:べい、ぬの代わりにない 明治時代、教育現場で方言撲滅運動が起きた 使ったら鞭打ち、掃除当番など 方言を話す人はバイリンガル イズ、ヌー、サン、スー、ゴー、ログ、スズ、ハズ ふと方言が出ると…

  • 『塀の中の少年たち』

    犯罪を犯して塀の中に入る少年たち。 彼らは更生を期待して、施設に入るはずです。 世間を騒がせるような重大犯罪を犯した少年も、やはり同じです。 そんな少年たちは、実際に塀の中でどんなことを話し、どんな生活を送るのか。 一説には少年院に入るような彼らは、ある種の脳精神疾患を持っている場合が多いのだとか。 善悪の区別が出来ない。 相手の痛みを理解したり、共感したりすることが出来ない。 本書を読むと、そのことをまざまざと見せつけられた思いがしました。 このような施設は、まだまだ改善の余地があるようです。

  • 生まれて初めての

    今週のお題「大発見」 長女が生まれて何ヶ月だったでしょうか。 仰向けの姿勢で、腹筋を使っているのかいないのかわかりませんが、ゆっくりゆっくり一生懸命に手で足に触れました。 その瞬間、本人はびっくりした表情になりました。 「足の存在を発見した瞬間だね」 妻は笑いながら言いました。

  • 『限界風俗嬢』小野一光

    基本的には、喜んでこの仕事を選ぶことは少ないようです。 みんな、それぞれの事情がある。 本書はそんな風俗嬢たちに、実際に取材をして赤裸々にありのままを語ってもらったものを、まとめてあります。 彼女たちは悪くない、モラルというものが何と言おうと。 いや、そう言い切るのも難しいのですけど。

  • 『ヤクザ2000人に会いました』

    著者がヤクザなわけではありません。 しかしライターとして、数多くのヤクザと会い、会話をしてきました。 本音を引き出して、楽しい記事を書く。 それは本当に大変なことだろうと想像されます。 怒らせたら本当に怖いでしょうし、何で怒るかもわからない気がします。 いや、そこをわかっているから、著者は活動できるのでしょうけど。 まあ、貴重な著書なのは確かです。

  • 『70歳から楽になる』アルボムッレ・スマナサーラ

    原始仏教の僧侶である著者。 自身も高齢になり、様々な体や脳の変化が出てきていると言います。 そこでどう考えて、どうふるまうか。 仏教では欲を消していくことが、心の安寧、ひいては幸せに繋がると教えています。 歳をとるのは、そのためのチャンス、そう捉えることが良いのかも知れませんね。

  • 『アンダーワールド池袋』

    埼玉に住んでいたわたしは、小中高と少し遠出をする際に池袋、というのは良くあるパターンでした。 本当に幼い頃には気づかなかったのですが、池袋は場所により淫靡な街なのですよね。 そのアンダーな部分と人を詳しく書いているのが本書です。 こういうところも、サンシャインも西武と東武のデパートも包括している池袋は、やはりすごい所だと思いました。

  • 『すらすら読める奥の細道』立松和平

    松尾芭蕉の名前は、日本人なら誰もが知っているはずです。 そしてその代表的な俳句も、いくつかは出てくることでしょう。 そして代表作は『奥の細道』です。 紀行文の所々に俳句が挿入されているのですが、実はわたしはこれまでちゃんと読んだことがありませんでした。 さわりだけ、教科書で読んだ記憶がある程度です。 本書では、原文と現代語訳、さらに立松和平氏の解説まであるので、まさにすらすらと読めます。 かといって、ただ簡単なわけではなく、かなり濃い内容です。 現代から数百年前の奥州へ、俳聖の目線でトリップできる。 何とも贅沢な著書です。

  • 『変な家』雨穴

    変な家。 とても変な間取りの家です。 不必要な部屋や廊下は、やはり通常は作らないものです。 なるべくスペースを有効に使いたいから。 では、その間取りは何のために? 家がトリックになっているミステリーはありますが、これはなかなかです。 そこまでする、執念のようなものを感じてそら恐ろしくなりました。

  • 『メイドは恋する蜂谷くん』

    好きな子と上手くいくために、その子の許嫁男子の家でメイドとして働く。 なんかすごい設定で、訳がわかりません。 しかし主人公の蜂谷くんの健気さだけでなく、許嫁男子の人の良さにも心が温まります。 それにしても、これらを見ている我々読者の感情は、一体何と名付けたら良いものなのでしょうか? あり得ないようだけど、ファンタジーなどと違い絶対にないとも言い切れない。 そんな何とも言えない物語です。

  • 『仕事の流儀』松本人志

    しばらく前の松本人志氏の著書です。 お笑いに対して、映画に対して、自身の仕事への観念を著しています。 やはり真剣なんですよね。 それはみんなそうなのでしょうけど。 時に天才とも評される著者の流儀は、どんな仕事にも通じるものがある気がしました。

  • 『自分の頭で考える日本の論点』出口治明

    コロナ 貧富の格差 ウクライナ戦争 国防 現代の日本社会は、いや、もと言うべきかも知れませんが、問題が山積しています。 個人ではどうしようもないことは多いのですが、全ての人は全てのことに無関係ではないはずです。 だから我々も、問題について考えていく必要があります。 考える習慣を身につけた方が良いけど、どうしたら良いかがまず難問です。 情報の取り方、それらの捉え方、そして考え方、というように、気をつける点はたくさんあります。 それでも、民主主義で暮らす以上、私たちは考えなければならないのですよね。

  • 『幕末百話』

    幕末から明治に変わる時期に、様々な市井の人たちから聞いた実話を集めたものです。 切ったはったが日常的にある時代だったのですね。 人が死ぬと言うことも、日常的です。 当時の風俗が良く分かり、とても興味深いです。

  • 『超思考』北野武

    過激なことを言うには、書籍はとても良い方法のような気がします。 変な編集もないし、嫌な人は読まなければよいという選択をしやすいし、何より著者が慎重に言葉を選びやすいからです。 過激だけど、まともなことしか言っていないように感じます。 今の世の中がいかに異常か、と言うことなのでしょうか。 だとしたら、とても恐ろしいことです。

  • 『ソモサン・セッパ公式問答集』

    TV番組のクイズ問題を書籍化したものです。 什么生(ソモサン)って、中国語なんですかね? 禅問答に使う言葉のようですけど。 解答を見てモヤッとする場合もありますが、基本的にはスッキリする、楽しい問答集です!

  • 『受ける受けない精神科セカンドオピニオン』

    セカンドオピニオン 転院 紹介診療 それぞれの違いって、よくわからないですよね。 ちなみに精神科はかなり特殊な科で、患者さんが病院を変えることは多いようです。 病気の性質上、仕方がないことなのかも知れませんけど。 患者さんもそれぞれの病院の人たちも、みんなが幸せになるにはどうしたら良いか? 本書はきっと、そのヒントになるはずです。

  • 『54字の物語 怪』

    たくさん出ている超短編集の、怪談バージョンです。 54文字って、本当に短いですよね。 そこで説明して結末をつけるのは、かなりシャープでスマートなものが要求されるはずです。 それが出来るのは本当にすごいです。 そして本書を読むと、そのスタイルに怪談の相性がとても良いことが、よくわかります。

  • 『まだ見ぬ地球外生命』

    地球外生命体。 可能性は指摘されていますが、まだ具体的には見つかってはいません。 それでもこの広い宇宙には、きっといる。 何だかワクワクしますよね、少し怖い気もしますけど。

  • 『敗北からの芸人論』徳井健太

    そこまで売れてトップで活躍しているわけではない芸人。 本書の著者です。 でも、いや、だからこそなのか、お笑いに対しての熱量がすごいです。 わたしのような一般人からすると、コンビのうちの、(有名)じゃない方芸人という認識でしかなかったのですが…。 そうですよね、お笑いが好きで、研究して、勉強して、努力して、プロとして頑張っているんですよね。 読んでいて、こちらも熱くなってきます。

  • 『コンパニオンバードの臨床テクニック』

    鳥のお医者さんって、すごいですよね。 人と全く違うし、哺乳類とも全く違う動物を診療するなんて。 しなければならない検査や処置も、勝手が違います。 そんな時、この書籍はとてもためになるはずです。

  • 『毒父家族』

    ああ、そうか。 タイトルから中身を類推して読んで、そう思った。 そう、確かに我々は親の影響を確実に多く受けるよな、と。 それが長い時間いる母親の場合は多いけど、父親がそうであればそうなのですよね。 著者は毒親に苦しめられ、様々な依存症にも苦しめられてきたようです。 親からはなかなか子どもは逃げられません。 それでも幸せになって欲しい。 そう願って止みません。

  • 『店長がバカすぎて』

    書店員さんが主人公の小説です。 良く本を読んで、本や作家や業界に対しての気持ちを持っている、しっかりとした店員さんです。 店長、作家、居酒屋を営む父、などなど。 魅力的なメンバーがたくさんです。

  • 『赤い追憶』阿刀田高

    阿刀田高氏による短編集です。 官能的だけど生々し過ぎない匙加減が、丁度良い。 話し言葉と書き言葉の匙加減も丁度良い。 違和感を感じずに読みやすいです。

  • 『スナックさいばらおんなのけものみち』

    そうか! 本書のタイトルで腑に落ちました。 著者の西原理恵子氏は、スナックのママがよく似合うのですね。 人生の経験が豊富で、自分の考えをしっかり持っている。 どんな相談にも対応できる懐の深さがあり、軽やかに応えられる。 読んでいて、元気になること請け合いです。

  • 『おばけずき』泉鏡花

    日本の怪談は、とても怖い。 それは我々日本人にとって、馴染みがあるからだと思います。 それも書き手により、上手ければとても怖いものに昇華します。 本書は、もののけの類が生き生きと書かれていて、描写がとてもリアルです。

  • 『ブラック語録大全』

    ブラック企業。 程度はありますが、資本主義という枠組みがある以上、雇われる立場の人は搾取される立場なのは確かでしょう。 さて、本書では様々な企業や人々による、ブラック語録が数多く収納されています。 時として、死者まで出るのですよね、ブラック企業では。 本当に恐ろしいことです。

  • 『サッカー 間で受ける解剖図鑑』

    いいプレーをするには、ボールを受ける瞬間から。 さらに言うと、その前から勝負はほぼ決まっているのですよね。 本書では、パスを相手選手のいないところ、つまり間で受けるにはどうしたら良いか、を徹底的に書いてくれています。 著者はフットサル選手です。 フットサルではボールの受け方一つ一つに、名前がついています。 言語化されていると、プレーが再現しやすくて良いですね。 本当にためになります!

  • 『なのはな』萩尾望都

    福島の原発事故に対して書かれた、放射性物質などに対して、とても示唆に富んだマンガです。 それらの技術や物質を擬人化する、まさにマンガならではの手法が取られています。 人にとってはまだ扱える相手では無い、のかも知れませんね。

  • 『ご近所半日旅』

    コロナが流行っていたころ、著者はライフワークである旅行に、なかなか行けなくなってしまいました。 さて、どうするか? そこでたどり着いたのが、本書のタイトルにある、ご近所半日旅です。 レンタサイクルやバスなどを駆使して、また、ただいつもと違う道を歩いたりして、その旅は出来ます。 知らない路地を歩いたり、普段訪れないところに行く。 そうか、これがまさに旅なのですね!

  • 『40代、50代て必ずやっておきたい学び直し超入門』

    学びに年齢はない。 そのように勇気づけられました。 年齢や状況により、時間や脳に制約はありますが。 それでも常に前進することは出来るのですよね。 素敵です。

  • 『犬と猫の臨床診断学』

    犬と猫の医療における、診断する方法についてまとめた著書です。 病気や検査についての本はたくさんありますが、診断学の本はそう多くありません。 本書にあるように、持っている知識や経験などを体系化出来ると、きっと診断力は上がる気がします。

  • 『特攻服少女と1825日』

    特攻服を着て写真を撮り雑誌に載る。 ある年代の少女たちは、それに憧れた。 レディースと呼ばれる、少女たちによる暴走族がいました。 本書はそのリーダーで、雑誌に出て人気を博した少女を中心とした、ルポルタージュです。 怖い人たちというイメージがありましたが、そこは少女たちなのですよね。 でも、きっと実際に会うと、やはり怖いようにも感じました。

  • 今すぐ、簡単!

    今週のお題「元気を出す方法」 大きな声 過敏な動き 悩まず目の前のことに集中 今すぐ、やればできる! から元気でも良いから! そうは行かない時もあるのですけどね…。 まずはやってみています。

  • 『触楽入門』

    目を閉じて物に触れるとき、感覚は研ぎ澄まされている しかし対象物がわかると、とたんに近くへの注意が削がれてしまう 写生は模写ではなく、感覚を実現させること 近づいてみるのは、触れるのと似ている 水とお湯を注ぐ音を、それぞれ常人は聞き分けられる 精神も肉体も痛みを感じる脳の部分は同じ スマホをたくさん使うと、指先の感覚がアップ 全身各所の触感を意識してみる 幻肢痛は幻覚を意図的に見ることで治せる 人に触れられると落ち着く 他者が自分を受け入れてくれているという感覚 ハグ オキシトシン アップ コルチゾール減少

  • 『統一教会 何が問題なのか』

    宗教というものは、元々は実態がありません。 各自の中に神があり、信仰があり、場合により他者との関係性があります。 だからあえて他者に無理に働きかける必要はないはずなのです。 しかし、宗教や団体は存在します。 そして二世も。 宗教団体や今の政治家は、お金と権力に絡め取られている。 もしくは、それが目当てでそうなっている、と言ったら言い過ぎでしょうか。

  • 人として、生きる

    今週のお題「最近おいしかったもの」 『約束のネバーランド』というアニメや映画化もされたマンガがあります。 作中では、少年少女が家畜として育てられ、やがて出荷されて食されます。 我々の目から見ると、なんともおぞましい設定です。 しかし、これが少年少女ではなく牛や豚や鶏だとしたら、ただの普通の話なのですよね。 では、仕方がないか、と言ってしまって良いのでしょうか? 良くはない、そんなことは分かっています。 それでも人は食べなければ、生きてはいけません。 食べられる側を考えたら、不味いとか嫌いとかまして残して廃棄するなんて、言語道断です。 なんでも美味しく食べる。 いや、美味しいというのもおこがまし…

  • 『こんな長寿に誰がした!』ひろさちや

    年々寿命が伸びています。 それに伴って、健康寿命という考え方も提唱されるようになって来ました。 それは長生きはするけど、不健康な晩年を長く過ごさなくてはならない人が増えている、という事に他なりません。 仏教に詳しい著者による、死生観と高齢期の生き方について書かれたのが本書です。 長生きしてしまうかも知れない私たちは、色々出来なくなる時期をどうするか。 しっかり考えておかなければならないのかも知れませんね。

  • 『大家さんと僕と僕』矢部太郎

    お笑い芸人の矢部太郎氏は、漫画家としての活動に舞台を移しました。 自身の住まいの大家さんとの日々を描いた自伝的な漫画である『大家さんと僕』は、大ヒットしました。 それで賞を貰ったり、さらに有名になったりと、様々な出来事があったようです。 本書では、それらを著者の漫画と文章で、楽しく描いています。 テレビなどで見る通り、とても素朴なのですよね。 絵にもそれが現れています。

  • 『日本人と象徴天皇』

    日本人は何をもって日本人と言えるのか。 古来からあるものに、渡来する人たちがいて、文化が流入して、生活が変わり、言葉も変わり。 全ては諸行無常で、日本人というもの自体も一定ではありません。 その中で、天皇の存在は日本の有史から常に一貫してあります。 先の大戦後から、天皇は日本の象徴と位置づけられるようになりました。 なんとも抽象的な言葉ではあります。 それでも、やはり日本の核になる部分に存在しているのは、確かなのでしょうね。

  • 『もう、貴方はいりません』

    熟年離婚 男性が女性から離婚を言い渡されるという、実に恐ろしい現象があります。 日々の生活で不満を持ち続け、そしてついに、もう貴方は必要ないという、三行半を突きつけられるわけです。 必要だから仕方なく夫婦でいる、という場合は恐ろしいですね。 まずは妻と楽しく暮らす関係性を、間違いなく構築することが、とても大事なようです。

  • 『騙されない!ための経済学』森永卓郎

    騙されないように、と経済学を学ぶのは、少し大袈裟な気がします。 しかし経済の本質は、いかに売るか、生産するか、所有させるかなので、ある意味ではその気にさせられて買わされる、というのは正しい気がします。 一緒になってお金儲けのレースに乗らない! そう言えると、とても良いのですよね。

  • 『香港デモ戦記』

    自由に暮らせる場所が、中国に唯一ありました。 それが香港です。 しかし、そんな状況を変えようと、中国共産党は動きだしました。 多くの香港に住む人たちは、中国に、ではなく香港に住んでいる、香港人という意識なのではないでしょうか。 本書は、中国共産党による支配から逃れたい、香港人たちのデモの記録です。 おそらく天安門の学生たちのように、蹴散らされてしまうのでしょう。 それでも、世界は見ている。 そして歴史はいずれこの事件に審判を下す、のかも知れません。

  • 『赤ちゃんの値段』

    赤ちゃんには値段があります。 人種や月齢によって値段が変わります。 日本人の赤ちゃんは、比較的良い値段です。 おぞましい、という言葉が一番しっくり来ます。 出来れば知りたくもなかった。 それでも、こんな事を防ぐためには、多くの人が現状を知る必要があるでしょう。 問題の根は深い。 それでも、こんな事が許されて良いはずはありません。

  • 館・館・園

    今週のお題「急に休みになったら」 美術館に行きます、小さな。 それから図書館で借りた本を返して、新たな本を借ります。 最後に大きな公園で、歩いたりボールで遊んだりさっき借りた本を読んだりします。 これらは全部、家の近所にあります。 なんだか、とても良い所に住んでいるようですね、私は。

  • 『我が家は前からソーシャル・ディスタンス』綾小路きみまろ

    著者の漫談のネタ帳、のような著書です。 文字に起こしても面白いのですよね、著者の漫談は。 そう改めて認識させられます。 実際のステージでは、そこに間の取り方や、立ち居振る舞いや、声の大小やスピードが加わるのですよね。 そんなの絶対笑うよな、と思わされました。

  • 『田園調布ホームレス』

    田園調布にもホームレスの人はいるんですね! 好んでそこ、というわけではないのかも知れませんけど。 釣りが出来たり、閑静だったりと、意外に良い場所のようです。 いや、それでも楽ではないのですよね。

  • 『誰もおしえてくれなかった源氏物語の本当の面白さ』

    源氏物語は、世界最古の小説と言われています。 それもかなりの長編です。 だからこそ、読み通すのはなかなかに骨が折れます。 また、原文は古文なので、現代語訳が多く出されています。 本書ではそんな源氏物語を、数多くの人が読みやすいように、現代の視点からの面白さをたくさん紹介してくれています。 当時とは価値観や風習が、かなり変わっています。 その違いも面白さ、と捉えることが出来そうです。

  • 『読書会という幸福』

    読書会とは、参加者が同じ本を読んできて、それについて話し合う会です。 参加者や課題本により、かなり違う内容になりそうです。 著者は何十年と続く、ある程度の固定メンバーで文学書を読む読書会に、参加してきました。 自分だったら選ばない本を読んだり、挫折しそうな本でも読まざるを得ないため読み通せたり、他者との対話で得られるものがあったり、ということを読書会の効能としてあげています。 きっと楽しいのでしょうね。 読書が孤独なものではなくなるのは、新しい感覚です。

  • 『犬と猫の問題行動の予防と対応』

    犬と猫は家庭で飼育されることの多い動物の、代表的なものです。 そして昆虫や小鳥やハムスターたちよりも、存在感があります。 その分、ないたり吠えたり噛んだりと、人が困ってしまうことがあります。 それらは問題行動と定義されています。 本書はそれをまず防ごう、ということで、動物を家に迎えた時からの、気をつけることなどが丁寧に書いてあります。 お互いに幸せに暮らすためにはどうしたら良いか? 本書はその指針となってくれるので、とてもありがたいです。

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