周りの山の上が真っ白になっていた今日。ストーブをどんどん焚いているけどそれでも結構寒く、今からこれでは今後が思いやられる。灯油で暖房するとすると、月に2万円近くなるのかもしれない。備蓄の石油を放出すると言っているけど、リッター当たり数円しか違わないのではないかと思う。実家の柿を無事採り終わり、明日は残りの柿を採る予定。紅葉も終わるかと思えば結構ところどころに残っていたりする。昨日名古屋に行ったら紅葉真っ盛り、イチョウはまさに最盛期だった。★朝の山や川や紅葉(動画)↓OGPイメージ初冬の雨上がりの朝ヒヨドリ鳴くこれから晴れそう#mountainside#satoyama#Autumn山にかかる雲朝の光と草原ヒヨドリ撮影Japan,Chubure...youtube#videoOGPイメージ山頂に雪降りかかる~もう...冠雪
ダンコウバイ(クスノキ科)は10月の終わりにいち早く黄葉した。その分早く散るのかと思ったらそういうわけでもなく、まだ枝に残っている。10月下旬チューリップ型の葉で、基部から葉の先に向かう葉脈が中心と両横に2本、これを三行脈(さんこうみゃく)という。クスノキ科の木は大体三行脈である。けれどこんな幅広の葉のものはほかにはあまりない。大体楕円形や披針形という細長い形をしている。これが色づき始めると、ついに紅葉シーズンが始まったか、と思う。そして、少し色づいた後、鮮やかなムラのない真っ黄色になる。11月上旬こんがりしてきた。いい感じに焼けたパンケーキというか、トーストというか、おいしそうな色である。11月中旬しわしわしてきた。本日(11月下旬)こんがりしつつ頑張っている。すっかり水分が抜けて、うるおいがなくなり、身につ...1カ月のロングラン黄葉ダンコウバイ
おろして間もないふわふわのタオルを洗濯機から取り出したら、ガーン……あちこちからループの糸がぐわーーーんと引っ張り出されて、タオルの美貌が台無し、みたいになっていたときのショックときたら。それが結構高級な進物のピンク色のかわいいやつだったりしたときなど(ピンク色のときショックが大きいかどうかは人によります)心に刺さったとげがしばらくひっかかり続けて、悲しみがしばらく消えない。一日が台無しになる。たかがタオルであっても、たとえ100円のものであっても、そのショックは大きいもの。値段は関係ない。思いがけず何度もこんな目に遭って、ほかの洗濯物のファスナーやホックが引っかかったのだろうと、以来、厳重にネットに入れたり、ネットのファスナー自体が隠れるように細工されているネットを選んだり、考えられるいろんな努力をしてきた。...ある朝突然タオルがボロボロになる原因を解き明かします
11月初めの林で。カスミザクラかヤマザクラだと思ったのだけど、それにしては珍しく黄色いなと思ったら、ウワミズザクラだった。この辺には結構ウワミズザクラがある。うちの前にもある。なので、葉を拾って比べて見て判明。ヤマザクラやソメイヨシノなどの桜の紅葉は、鮮やかな赤である。そして8月の終わり頃には早くも赤くなって9月には散ってしまうものが多い。11月まで葉は残っていない。なのに、このサクラ(ウワミズザクラ)は11月初めでこの状態。うちの前の木も、1週間ほど前に黄色くなってから、2、3日前に鮮やかなオレンジ色になった。今日あたり少し色がさめてきており、このまま赤くならず散りそうな気配である。これを見てカスミかヤマかと思うなんて、(分かってみれば)お恥ずかしいわ♪カスミザクラとヤマザクラは見分けが難しい。というか、特徴...黄葉するウワミズザクラサクラにしては異色?
柿以外のこともちゃんとやっています……と言ってみたもののさて、何かやってただろうか……?食べることと寝ること以外に……、思い出せない……やっぱり柿のことしかしていないのだろうか。とにかく柿がどうかならないか気が気ではなく、焦って早く採り過ぎているようである。本日、3回目の柿採り。下から見上げると結構赤くなっているように見えて、カラスに取られたらどうしようと心配でたまらないので、どんどん採ってしまったのだけど、採ってみると結構まだ赤みが足りなくて全然おいしくなさそうなのが多い。あやうく全部採るところだったけど思いとどまってよかった。あと残りバケツに1杯以上取れるだろう。トータルでバケツ7杯ぐらい。過去最高だろうか。ちなみに、実家に別途なっているはずである。早く採り過ぎた柿は甘味がのっていない。あまり軟らかくなった...柿以外のこともちゃんとやっています
甘柿というのは意外なことに田舎よりも都市近郊のお庭によくある。うちの実家がまさにそうだし、私の丘の家の方もそうだ。田んぼも畑もない農家ではない家庭が、庭に植えて秋の味覚を楽しむ。意外に知られてないのだけど、生まれつき甘柿というのはないということで、すべて渋柿に甘柿を接ぎ木しているのである。よって、野山に勝手に生えている柿は全部渋柿である。柿は結構よく野生で生えている。その種をばらまいているのは誰かというと、カラスとタヌキとおそらくサルとときどきツキノワグマである。ハクビシンなんかも柿を食べそうな気がする。アライグマやアナグマのことはよく知らない。そういうのが柿をどこかへ持って行って食べたり、その場で種ごと食べて、違うところで糞をして種子散布に協力しているのである。そういえば3日ほど前の記事で、うちの柿が意外にカ...山里で見かける柿はほぼ渋柿であることについて
はざの形は何種類かあるのだけど、この地方でいまだ見た記憶のない、縦に数段並ぶタイプのはざを、うちの上の方の家で見つけた。細かいことだけど、縦に立てた支柱の部分に開ける穴は私が知る限り四角いことが多いけど、ここでは楕円。そして、横に渡している木がかなり太い。支柱を見るとかなり古いもののようだ。この家は篤農家であるのか、家の周りの農地をきれいに耕作している。どこからどこまでがこの家の農地なのかは知らないのだけど、家の前の広い菜園を、おばあちゃんと言われる年代の方が、毎日必ず、休むことなく手入れしていて、雑草など全然生えていない。畑と家の横にある芝地も常にきれいに刈り込まれ、薪はきれいに積まれ、目を楽しませてくれる。日々の散歩で時間のあるときにはこの家の方まで足を延ばすのだけど、夏の終わりにナスをくださったので、今日...山麓の家で古いはざを見つけたこと
毎日天気がいいので山がくっきり見える。正面の山には、青々した杉かヒノキの林、その合間で雑木林が色づいている。黄色や茶色っぽいのはアベマキやコナラ(いわゆるどんぐりの木)にイヌシデやウリハダカエデ、ダンコウバイなんかが混じるのか、などと想像するのも楽しい。ところどころ赤いのも見られる。足元では野菊が終わりかけている。8月の終わりごろからいろいろな野菊が次々と咲き、最後のノコンギクがあぜみちを彩る。ここ1、2カ月の野の道の野菊は本当に見事で、何度も草刈りされるのだけど、また伸びたものや、刈られずに残ったものが、豊かな花を咲かせてくれて、自然の花たちがこんなに私たちの目を楽しませてくれることを喜ばずにはいられないし、都会の人はおそらくこんなものも目にすることがないのだろうと思うと、もったいなく思う。もっと多くの人にこ...紅葉上では散り、中ほどでは色づき、足元に野菊
霜が下り始めたものの、毎日毎日、昼間はよく晴れて風もなく穏やかで、この上ない平和を感じるし、夜は夜で、月が煌々と照り、星もものすごくよく見える。こんないい日が続くことも珍しい。このような暖かい日には、どこかに歩きに行かなければもったいないのだけど、なり過ぎた柿を放置もできないので、柿採りをする。2週間前にすでに採り始めてはいた。近所の人が、カラスにとられるからもう採った方がいいぞと言われたのだけど、実際採ってみると甘みが足りなくて、まだ早いようだった。いつ採るべきかとやきもきしていたのだけど、それから2週間経ち、今日でもまた若干早いぐらいである。けど、採ってからも熟してくるのだから、とにかく色の濃いのを採ることにした。採ってみると、2週間前よりもかなり大きくなっていた。3割ぐらい大きい気がする。そしていまだかつ...柿採りにいそしむ秋の好日
郵便を出しに馬籠(まごめ)に行ったところ、すごい人でした。馬籠は木曽路、中山道の宿場町。大正か昭和の初めかに国鉄中央線が引かれると、沿線から外れてすっかりさびれたらしいのですが、昭和50年代頃のディスカバージャパンブームで観光地として発掘され、今やちょっとした街になっており、まあそれが元々宿場町のあり方だったと思うので、それもいいのじゃないかと思っているところです。2年前までは外国人であふれていましたが、今日はほぼ日本人。それでもちらほら金髪の人や異国風の顔の人がありました。日本に住んでいる外人または元外人なんでしょうか。初めて馬籠に行ったのは昭和60年代だったと思いますが、その頃はひなびた田舎の雰囲気で、静かで、ゆったりして、いい雰囲気でした。やっぱりあの頃はよかったなあと思わざるを得ない。古き良き田舎はなく...秋の好日、観光地は人であふれ
4、5日家を空けて、帰ってきたら恵那山が冠雪していた。12日に冠雪したらしい。いよいよ冬の到来。空が青く澄んで、雲の流れが速い。流れる雲に太陽がさえぎられて、照ったり曇ったりを繰り返す。ときおり時雨。しぐれ(時雨)とはよく言ったもので、ほんとに、時々急にザザッと降る。木々の葉はもう10日ぐらい前から色づき始めていたけど、今は紅葉真っ盛り。まず最初に、タカノツメ(ウコギ科)の葉が真黄色になる。タカノツメの葉というのは、決して1枚の中で緑のところや黄色のところがムラになったりしなくて、ある朝全部の葉が一様に真黄色になってしまうのである。そして数日後に、全部の葉が一様に色あせて、日に日に白っぽくなっていく。黄金色の期間はそう長くない。今まさに、タカノツメが最も金色なとき。上の写真はダンコウバイ(クスノキ科)。クスノキ...恵那山冠雪3日前
玄関へのアプローチは自生のツツジやコバノガマズミなどに取り囲まれて、いい感じの茂みになっている。いい感じかどうかは個人の感想の範疇の中のことであり、見る人によっては(多くの田舎の人々にとっては)、「さっさと全部切り払って『きれい』にすればいいのに」、というところである。冒頭から脱線したが、その茂みにせっせと生えてくるのがサルトリイバラである。この赤い実。これが生えて来た春先には、花も目立たなくて、こんな赤くて豪華な実をつけるなんて思いもよらないので、たいていの人は刈り払ってしまうだろう。なんせ、とげがあるので。ところが、横着な人はそれを放置する。そして秋になって突然そのステキな実の存在に気付くのである。うちでもこんなに見事に実をつけたのは初めて。生り年だったというよりは、多分、それなりに成長したのだろう。正直、...秋の庭を彩るサルトリイバラの赤い実
1週間ほどで日ごとに葉が色づいてきた。朝の散歩のたびに、昨日より一段と黄色や赤になっている葉を見て、時の流れとともに自分がまた1日年取ったことを突き付けられる(泣笑)。下から山の上の方を見ると、頂上より下の山の側面が真っ赤になっていたのは一昨日。(上の写真は麓の方なので、それではありません)山の上の方にはいろいろなカエデがある。ハウチワカエデ、オオイタヤメイゲツ、そんなものが真っ赤になっているのだと思う。この土日は富士見台(岐阜県中津川市と長野県境)の紅葉見物にぴったりだけど、この頃の登山やハイキングブームはほんとにすごくて、狭い車道で何台もの車と行き違いになり、そのたびに大抵は私の方が下がってあげないといけなくて、3歩進んで1歩下がるみたいになって苦痛なので、休日には行きたくない。悪いけど、他県ナンバーの人で...富士見台の下(標高1500~1700m)あたりで紅葉見頃
先日定例のオンライン勉強会で、ウスバキトンボが大群になって飛んでいるという話が出た。それを話したのは岡山在住の人。ウスバキトンボって何?と思ったのだけど、そのトンボを知らないのはどうやら私だけのようだった。どこのむらでも町でも、この時期になると群れて飛んでいるという。どこにいるの?と聞くと、「そこら辺にいる」という。家の軒先にも、田んぼにも、いろんなところにいるらしい。そんなトンボは見たことがありません、と私は断言したのだが。翌日裏の田んぼの方を夕方散歩していたら、いっぱい飛んでいるものがいましたよ。多分それがウスバキトンボなのでしょう。くすんだ色をしていて、地味で、飛び方はほとんどアブかハエみたい。トンボのような優雅さがあんまりない。こういうのが大群でいるとちょっと大変なんだろうと思う。しかし、こんなそこら辺...ウスバキトンボ・盆トンボ
▲地理院地図YouTubeのANNニュースで岡谷の土砂崩れ現場を空撮で報道してくれていたので→土石流現場を上空から長野・岡谷市(2021年8月16日)-YouTube地図を見てみた。▲Googlemapに矢印書き込み1の線が被災した方がある方。2も崩れているのだが建物や人に被害がなかったのでニュースでは取り上げられていない。が、空撮には映っている。下の映像で2本の土砂崩れが見える。上の地図とは上下逆なので、左が1、右が2。(ANNのこの後のニュースでは間違って2の方を被災した方として映していた)地図を見ると、小さな谷地形のところで崩れているのがよく分かる。ここの土砂は驚くほど岩が混じっていなくて、見た目、黒くてサラサラっぽく見える。私の住んでいる地方だと大きな石と粘土質の赤土混じりのところが多いので、こんな土を...長野県岡谷の土砂崩れの現場を地理院地図で見てみた
朝、ガラス戸を開けたら、テラスのテーブルの上でこげ茶色の猫が香箱座りして一人しずかに雨を見ていた。見たことのない猫。あら、おはよ。と声をかけたら去って行った。話したかったのに。反対側の窓をあけたら、そっちのテラスではトラ猫が雨宿りしながら毛づくろいをしていた。こっちも逃げたら残念なのでそっとしておく。猫の訪れがあるのは2月以来だ。2月には毎日猫がうちのまわりをぐるぐる回っていたけどその後ずっと見ていなかった。猫の集会があるのだろうか。今日は新月だけど。臨時集会?満月には定例会があるのだと思うけど。雨の日の集会にはうちのテラスを使ってもらってかまわない。どんどん来てもらいたい。朝から強い雨。ときおりやんで晴れ間が見える。そして、風が吹くと寒いので、窓を閉めなければならない。極端な気温差。ホオノキも、エゴノキも、ナ...猫の集会は新月の日にもあるのか
ムラサキツユクサは勢力が強くて、花壇に植えておくとどんどん増えてしまう。しかも結構丈高くなって、重みでばったり倒れてだんだん暑苦しく見えるようになる。これが意外にも、刈りこむと小さい丈のまま咲く。草丈15㎝ぐらいでもかわいく咲いている。そんな姿を5月から見るのだけど、今もなお咲き続けている。刈らなければもうあまり咲かなくなる頃なのだけど、8月の今もなお毎朝花開く。そして午後にはしぼんでしまう。咲く時間が短いのは野草のツユクサも同じ。ツユクサは別名、月草と言った。室生犀星の詩に出てくる。秋っぽい花。立秋も過ぎてしまった。夜中になると星がきらめく。旧暦なら七夕の頃だ。ムラサキツユクサも野の花みたいに
タケニグサ(ケシ科)をアップで見ると、不思議な形をしているのが分かる。白いつぼみっぽいものと、白いおしべの束みたいなものがあり、構造がよく理解できない。右側の茶色っぽいものは果実。これがだんだん大きくなっていく。草丈が大きくて、遠目にしかあまり見ないのだけど、よく見ると面白い。タケニグサの花をアップで見ると
数日前からヒリィ、ヒリィという秋の虫が鳴き始めた。まだ夏なので、秋の虫ではなく夏の虫なのかもしれないけど、早くも夏が後半に向かいつつある空気感。そういえば一昨日は網戸にカブトムシが突撃してきた。昨日は夕方から曇って雨が降ったけど、夜中に目が覚めたとき、また満天の星になっていた。一年が巡り行くのが速い。もうすぐ冬になる気がする。冬支度しないと……。一日もあっという間に過ぎる。一日があっという間だから一年があっという間なのだろう。時間が余るのは夜中だけだ。夜中だけは、どうしてこんなに時間の経つのが遅いのかと思う。眠れないとはそういうことだ。それにしても暑くて、朝からべたべたする。そんなことは都会では当たり前なのだろうけど。都会では冷房なしでいられないだろうから、むしろ涼しいのかもしれない。今年はスーパーで売っている...秋の虫鳴き始める
今日もヒマネタです(いつもですが)。昨晩は満天の星だった。大きな星がキラキラ瞬いていた。少し明るかったせいと恐らく私の視力のせいで、天の川が見えるところまではいかなかったけど。今朝のこの青い晴天と言い、まさに梅雨明け感があり、やっと夏休みが来た感じ。そして昨日、今年の初スイカ。夏+青空+白い雲+スイカ+セミ+すだれいい感じ。これに、そうめん+風鈴ぐらい加えてみようか。小麦粉は食べないようにしているけど、たまにはいいだろう。あと、うちにはないけど、ほかの家なら、麦茶とビールとが定番というところだろう。それにプロ野球。ビール+テレビのプロ野球というのはなにか昭和の香りになってしまった。父はビールは飲まなかったけど毎晩プロ野球を見ながら原稿に向かっていた。仏壇にプロ野球をお供えしたい。陰るとヒグラシ、照るとツクツクボ...雲一つしかない朝
珍しく朝さわやかに晴れていた。やっと梅雨明け?または、秋到来?みたいな感じ。ここ2日ほど夜の雨もポツリポツリ程度。今週の終わりからまた降水確率70%とか90%とかが並んでいる。今が何の季節なのかよく分からないような天気だけど、気温40度とかの猛暑になってないのが本当にありがたい。今日は『日本の民家』の読書会なのでこれから予習をする。前半はかなり読みづらい文章。時代を感じる、古く硬い文。そういえば日本語ってこうだったよな、と懐かしく思ったりする。今日の記事はこの程度で終わります。珍しく晴れた朝
近くの道端に梅の木があり、なっているのを毎日眺めながら、誰のものかも分からないのでもうもらっちゃおうかな、と思っていたら、ある日、採っている女の人がいた。6~7月の話。やっぱり所有者いるんだ(あたりまえ)と思ったのだけど、採り方が中途半端で採り残しがいっぱいある。もしやその人も通りすがりの人なのではないか。と思っているうちに、梅はどんどん熟していった。先日の女の人のものだからもらってはいけないと思って、眺めるだけにしていたのだけど、採り残しの梅は、日ごとにポタポタと落果していった。ただ、うちの梅は少し黄色がかるとすぐ落ちてしまうのだけど、その梅はかなり黄色くなってもまだ枝に残っている優秀なやつだった。謎の女の人もその後見かけないので、散歩のたびに1つ2つと採り集めて8個ぐらい冷蔵庫にしまっておいた。8個って少な...道端のウメ&庭のスモモ2種のPrunusのジャム
どうしてこんな道の真ん中に木が倒れ掛かっているのだろうと思って、気づいた。一昨日の雷が落ちたの、ここだったんだと。家から50mぐらいのところ。怖っ。その木だけ特別高いということでもなく、樹高4、5mのものだったと思う。いつ雷が落ちるか分からない。本当に。気を付けなくては。雷で木が焼けていた
昨晩の恐怖。近くに雷がドカーンと落ちた。尾根のようなところに家がある場合は、より恐ろしく感じる。我が家でなくてよかったと思う。しばらく家じゅうのコンセントを壁から抜いていた。雨もひどくて、北側の窓を閉め忘れていたら、水浸しになっていた。こんなに降り込むことはめったにない。先日、市内の家が火事になったのだけど、それが落雷のせいらしい。家の中にいれば安全だと思っていたのだけど、落雷で家が火事になるなどとは今まで知らなかった(知らなさすぎるかも)。だとすると、家の中にいても危険ということにならないか?一応ネットでググってみると、家の中で落雷で死ぬとはどこにも書いてなかったけれど、電化製品の近くにいたりすると感電するとは書いてあった。たとえ電化製品から離れていたとしても、家に落ちたらショックでどうかなりそうだ。ただ、火...家に落雷したら火事になる、としたら自分はどうなるのか
山間地では野生化してるアラゲハンゴンソウは広いガーデンに似合う
田んぼや畑のあぜ道にもよく咲いているアラゲハンゴンソウ。茎に白い毛が密生していて触るとごわごわする。花びらのオレンジ色と真ん中の濃茶色部分のコントラストが強く、色鮮やか過ぎて、日本の野山の淡い色合いの中ではちょっとけばけばしいともいえるのだが、なぜかいい雰囲気をかもしだしていて、この花があるとつい写真を撮ってしまう。この花の面白さは、群れ咲くさまに「動き」があるところ。茎がさまざまな角度に傾いて動きを出している。群れで咲いていて初めて面白さが出る。もう一つの面白さは、真中の茶色いところ。ここは管状花(筒状花)の集まっているところで、周りのオレンジ色のものは花びら一つ一つが舌状花である。ヒマワリや百日草もこの構造をしている。この茶色いところが、花が咲き進むとともに上に盛り上がってきて、その玉のようなものがリズムを...山間地では野生化してるアラゲハンゴンソウは広いガーデンに似合う
ノリウツギが咲き出しました。白く大きいのが装飾花で、受粉する機能がないのでこの花にはタネができません。つぶつぶのが両性花。種子生産の役割を持つ。根から糊ができ、それを紙づくりに使います。紙づくりに使う糊を何から採るかというのは、地域によって違い、トロロアオイから採ったり、ほかにもいろいろあるようです。また、枝を切ると中が中空になっているので、ウツギ(空木)。よって、ノリウツギ。この乾いた枝は、火おこし(摩擦で火を出す方式の)をするときの棒に適しているらしい。火がつきやすいということです。北海道にも多い木で、アイヌの伝説の中にも出てきます。ノリウツギ
毎週行なっているオンライン山里勉強会。昨日の「各地の聞き書きを読む」で、2011年発行の「長野県木祖村の聞き書き」から、木曽漆器の製作・販売をしていた人の話を読んだ。その方は初め漆器の産地である木曽の平沢(木祖村の近く)で漆器を作っておられたが、その後、作った漆器の販売に全国を回るようになった。鹿児島、新潟、伊勢などの旅館に行くと、お膳の注文をたくさん取ることができたのである。昭和40、50年代の話。漆器なんて今の生活ではほとんど使わなくなっている。お重も、日常使っているのはウレタン塗装の気軽なもの。手入れにもあまり気を使わなくていいし、値段も高くないからあまりドキドキしないし。店先に並んでいるのもそういうのが主力だと思う。そのお重すらあまり使わずに、プラスティックの密閉容器を使ったりしている。お重は、昔は、た...漆器のお膳と、お膳を貸してくれる岩や淵の話
近所の家の庭先にコケオトギリが咲いていた。自分の家の庭では見たことがなく、珍しいものかと思ったら、図鑑を見ると、庭先によく生えているという。都会の庭にもあるのだろうか。小さくてとてもかわいい。ハコベみたいなサイズ。サイズ感はこんな感じ↓本日は緊急事態が発生して時間がないので記事はこの程度。緊急事態というのは、スモモの木に害虫が(俗に毛虫ともいう)大発生しているのを発見したこと。毎日、今日はスモモ採ろうかな、と眺めていたのにその大量の虫に気づかなかったことが信じられない。いかに実しか見てなかったかということだ。全く幸運なことに、野外活動プロフェッショナル(俗に原始人ともいう)の人が用あって我が家を訪れており、枝から切り落として全部焼き討ちにしてくれた。おかげでスモモの木はすっきりするし、その知人はスモモ大好きらし...コケオトギリは庭に気軽に生えているとか
朝から頭が痛い。幸い寝込むほどではない。以前は毎日のように重い頭痛になっていたが、この頃はほとんどなくなっている。今日の頭痛は予想されていたといえばされていた。昨日、ある人をお訪ねしたとき、クーラーをガンガンにかけてくださって、その風が頭を直撃したのだ。しばらくそのまま耐えていたが、15分ぐらいしてさすがにまずいと思い、頭に手ぬぐいをかぶって防御した。しかしその15分でもやっぱり悪影響が出てしまったようだ。一緒にいたその人は90歳を超えるご高齢なのだが、平気なようである。すごいですね……。私がだめすぎるのか。頭に冷たい風がかかると頭痛になる。それは私においてはもはや確実である。2、3時間後であることもあれば、翌日ということもある。気づいたのは2年ぐらい前だ。土曜日と、ときには日曜日にもひどい頭痛で寝込んでしまう...クーラーの風が頭に当たると頭痛になること&キジの散歩
昨日ツクツクボーシが、今日ミンミンゼミが鳴き出しました。ツクツクボーシが先……?梅雨明け宣言出てから(7月17日)アブラゼミが鳴き出して、毎日盛大に演奏するヒグラシがいて、これでセミ4種がステージに上がった感じ。クマゼミはいないけど、いいです別にいなくて。暑苦しいから。まあにぎやかなひとではありますけど(フォロー)。ヒグラシの声ってどうしてあんなに音楽的なんだろう。弦楽器の響きです。絶対音楽だと思ってピアノで音を拾ってみましたが、合うのがなかった。1匹1匹微妙に音程がずれています。そのずれが魅惑の和音になっている。雅楽とか仏教の声明みたいな感じの和音。今朝はやぶでコジュケイ?なのか謎の鳥が地鳴きしていました。やぶを歩いていたので、そういう歩く系の鳥だと思うのです。幼鳥の声は親と少し違うので分からないことがありま...ツクツクボーシとミンミンゼミが鳴き出しセミ四重奏
コバギボウシ道端に勝手に生えているギボウシが咲いてきている。結構たくさん生えている。3種あり、葉の小さい順に、コバギボウシ、キヨスミギボウシ(みたいなやつ)、オオバギボウシ。みたいなやつ、というのは、この仲間は地域変種とか多いみたいで、図鑑で見る限りキヨスミギボウシなんだけど、断定はしないという意味。植物の同定っていうのは、まだ駆け出しのころは「これは〇〇」とエラそうに断定していたものだけど、知れば知るほど断定できなくなる。知れば知るほど、知らないものがあることを知るからだ。そして、現段階で「それはそれ」だとしても、もしかすると後の世に変種とかに認定されることもあるかもしれないのだし、まだ発見されてない(名前が決まっていない)ものなのかもしれないし、……、という「かもしれないし」を考えるから断定できなくなるので...道端のギボウシ咲く
咲き出してからしばらくたつネムノキ、こんなに濃い花色はあまり見たことがない気がする。昨日。↑数日前のネムノキは色が薄い。↓↑数日前↑昨日新しく咲いてきた花の色が濃いのだろうか。夜になると葉が閉じるからネムノキなんだけど、花の色も眠るような感じだ。先日はヒグラシだけが鳴いていたけど、昨日はアブラゼミが鳴いていた。数日前の記事→ネムノキの花が満開何度返り咲きするか-山里ひぐらしの小径動画ありますOGPイメージめっちゃ濃色のネムノキの花が川の横で風に揺れてるところにヒグラシとアブラゼミの声がふりそそぐ#wildflower#riverside#rainy撮影Japan中部地方太平洋側山地帯7月下旬20210722*-...youtube#video◆ネムノキの花色が驚くほど濃くなっていた
ジシバリの葉の水玉この葉は縁に水玉が並んでいる。この場合、植物が不要な水分を葉の縁から排出しているということらしい。葉の上にも水玉がいっぱいあるが、これもおそらくそうだろう。コロコロして、まん丸で、ほんとにかわいい。下の写真のものもそういうものなのか雨水なのかよく分からないけど、雨水は落ちたときの衝撃があるから、こんなにきれいに載らない気がする。下はサワオトギリ。この草は他の科の植物よりもよく水滴を載せているので、おそらく植物内部からの水のように思えるけど、よく分からない。こういう小さなものにピントを合わせる場合、一番くっきり合うのは、オートフォーカスがうまくはまったときである。うまくはまるというのは、撮りたいところにピントがきているということだ。マニュアル(手動)でピントを合わせるよりもオートフォーカスの方が...葉につくかわいい水玉と、ピントを合わせること
雨上がりのスギナ連日、夕方から早朝まで雨が降る。夕立とはちょっと違う。雨上がりの朝は、草の葉についた水滴が光る。コロコロした水滴を載せているものと、わりとそうでもないものがある。葉の表面に微細な毛が生えているものは、コロコロした水滴が載りやすい。スギナは特に、まん丸の水滴をつけている。これは雨水が直についてこうなっているのではなく、スギナの「関節」から、スギナ内部の水を排出しているものだと思う。雨の後は特に、スギナがたくさん水を吸っているので、要らない水を出す。こういった草はスギナだけでなくほかにもいろいろある。葉の上ではなく縁にまん丸の水滴をぶら下げているものはたいていそうだ。なんか、おいしそう……。雨上がりのサワオトギリオトギリソウたちもまた水滴の目立つ草で、これは雨水を載せているようだ。道端のオトギリソウ...雨上がりの草の葉についた水滴を愛でながら歩くと
昨日の記事と写真が同じ……(-_-;)でも昨日の記事は10日前の写真だが、今日のは今朝の写真。写してる方向も違う。ということで、山の上に出ているもくもくした雲を撮っているつもりです。夏っぽく、見た目爽やか。子どもの夏休みっていつからいつだろうと思って調べてみたところ↓ほかの人が運営しているサイト:2021年夏休みの期間はいつからいつまで?小学校・中学校・高校・大学・幼稚園北と南で短く、真ん中辺で長い。北海道、東北、沖縄、九州で短いのです。九州は例外もありますが。すでに今日から夏休みに入り、土曜日からの連休と合わせるともう休みに突入しているところも多いようです。ここのところ夕方強い雨と雷が来るので、夕方のウォーキングをしておらず写真もあまりありません。今日も洗濯物が乾きそう。山の上に入道雲的な雲が湧いている夏休みの前の日
10日ぐらい前の空とタケニグサ一応梅雨は明けたことになっているが、曇りがちだったり雨が降ったりして、今年は梅雨明け十日という典型的な夏の天気にはならないようだ。けれども晴れ間がのぞくと夏らしさがある。今朝ヒグラシが鳴き出したのは4時25分だった。30分ぐらいしきりに鳴いて終わる。ヒグラシとホトトギスの声と雨の音が私のなぐさめだ。それを聞くと穏やかで幸せな気持ちになる。それらが聞こえない場所には住みたくない。タケニグサは今が最盛期。ケシ科の花だけどヒナゲシとは全然イメージが違う。クサノオウという黄色いケシ科の花があるけど、それもまた違う。ケシ科というのは実にいろんなタイプのものがあると感心する。傷つけると、タケニグサとクサノオウは黄色い汁が出る。ヒナゲシは白い汁が出ると思ったけどどうだったかな。麻薬になるケシも白...夏の朝のヒグラシとホトトギスは涼しげタケニグサは暑げ
ネムの花が満開になりました。とてもきれい。いい色です。花はつぼみのとき濃い色で、開くにしたがって色が薄くなります。ネムの花は7度返り咲くというような俚諺が東北の方にあるようです(何かで読んだ)。7度返り咲くのは見たことがないけど、3回ぐらいは咲き返す年がよくあります。今年は何度咲くか。楽しみです。ネムノキは川沿いでよく見ます。長野県の真ん中辺の町では街路樹になっていました。動画で紹介しています。OGPイメージ谷間のネムノキが満開。ヒグラシの合唱も音楽的。撮影Japan中部地方太平洋側丘陵帯7月中旬20210717(音声は別録)*----------*----------*----...youtube#video東海地方ではついに梅雨明けとなりました。来週の降水確率は毎日高いのだけど、梅雨の雨とは違うということで...ネムノキの花が満開何度返り咲きするか
マルバマンネングサとメキシコマンネングサ&梅雨明けが遅いことについて
マルバマンネングサ(在来種)7月上旬アスファルト道路のわきにずーっと黄色い道ができていて、どうせメキシコマンネングサだろうと思ったけど、よく見たら葉が違う。マルバマンネングサという在来種のようだ。マルバマンネングサ(在来種)7月上旬メキシコマンネングサ(外来種)5月メキシコマンネングサは5月にやはり道路わきで咲き誇っていた。これまでその花を知らなかったのだけど、結構都市部ではびこっているらしい。その名から分かるように外来種である。この仲間は似たものが多くて、コモチマンネングサという外来種もよくあるが、そちらは道路わきではなく庭の隅の若干湿ったところにはびこる。よって、マルバマンネングサも外来種かと思ったら、在来種なのだった。在来種のこの手のものはほかにヒメレンゲという、5月頃渓流で水しぶきを浴びながら咲く魅力的...マルバマンネングサとメキシコマンネングサ&梅雨明けが遅いことについて
今日は降水予想10%だけど、どんよりしていつ降り出してもおかしくない空模様。ほっとする。毎日ドキドキしながら天気予報サイトを開いて見ている。明日は晴れだが当分雨が降りやすいようだ。しかし、天気図を見たら、昨日から前線がなくなっていた。やはりもはや梅雨ではないのだろうか。曇りやしとしと雨の日にホトトギスが鳴くのは本当にうれしいものだ。それにヒグラシが混じるとなお嬉しい。ホトトギスとヒグラシの鳴かないところで暮らしたくない。ホトトギスは南の国から渡ってくるらしいのだが、南の国でその声を聞いたことはない。もしや南の国にいるときは繁殖期ではなく鳴く必要がないのだろうか。鳥のことはよく分からない。梅雨前線がなくなった
ムラサキツメクサ7月上旬岐阜県朝目が覚めたら青空が広がっていた。恐怖。もしや、早々に梅雨明けしてしまったか?天気予報では週末晴れるものの来週は結構雨マークが続いているのだが、もし梅雨前線が早く引き上げることにしたら、明けてしまうと覚悟していたのである。できればこのまま明けない梅雨であってほしい。明けない夜はないし終わらない冬もない(と思う)が、明けない梅雨というのは私の体験上1回だけあった。もう30年ぐらい前のことだ。梅雨が明けないままお盆休みに突入し、8日間ほど海外旅行に行って帰ってきたらまだ梅雨だった。それはそのまま秋雨前線と名前を変えた。だからそういう可能性もないわけではないのだ。梅雨が明けなければ稲がうまく育たず凶作になって野菜は値上がりし困ったことになることは分かっている。また、雨降りすぎで大変な災害...◆梅雨明けの恐怖&ムラサキツメクサをガーデンに取り入れれば
ヤブカンゾウはこんなに咲くものだったかと驚いている。去年までの散歩道はヤブカンゾウではなくカンゾウ(ノカンゾウとも言う)が多く咲くエリアだったのだが、今年歩いているところはヤブカンゾウだらけ。次から次へと咲いてきている。昨日行ったオンラインカフェでも、岡山でも長野県伊那地方でもヤブカンゾウがたくさん咲いているという話が出た。正直、ノカンゾウの方が優し気でちょっと好きだったのだけど、ヤブカンゾウは花が八重なだけあってよく目立ち、群れ咲いているとそれは見事な景色になり、これも悪くないなと見直した。ちょうど半月前の去年、佐渡でトビシマカンゾウの群生を見たことが思い出される。→トビシマカンゾウとアサツキの花畑ヤブカンゾウは田んぼの畦や道端のいたるところに生えているので、雑草として容赦なく草刈りされる。3月末頃に、ほかの...◆ヤブカンゾウは一旦刈って丈を低くするとかわいい
サワオトギリ2021年7月中旬岐阜県の山地帯用水のふちにたくさんサワオトギリが咲いてきた。今、野山は春~初夏の花から、夏~秋の花へと、ちょうど切り替え時期にあり、これからの時期を最盛期とする花がどんどん咲き出している。春~初夏の花は暖かい地方から順に咲いてくるのだが、夏~秋の花は涼しい地方から先に咲き出し暖かい地方の方が遅くなるのが面白いところだ。夏至あたりを境に守備する植物がチェンジするのだろうか。オトギリソウの仲間は葉が水をはじくのが顕著で、このサワオトギリだけでなく普通のオトギリソウも葉の上にコロコロと水滴を載せているのをよく見る。サワオトギリのほかに、オトギリソウ、コケオトギリ、シナノオトギリなどいろいろある。この写真はサワオトギリだと思う。葉を取ってルーペで見たりして確かめたわけではないが。見た目では...薬草オトギリソウの仲間は多数あるマムシ酒に入れると
額紫陽花(がくあじさい)は回りの装飾花がゴージャスなのでそちらばかり見てしまい、真ん中は添え物みたいな感じで認識してしまうが、よく見ると真ん中の部分もとてもきれいなのである。これはおしべとめしべがある両性花であるが、ときどき両性でないものがあるらしい。これだけ豪華だと装飾花がなくても十分鑑賞に耐える。そもそも元々装飾花がないのがコアジサイで、それも本当にきれいなものだ。こちらのお宅は何本かアジサイを植えている。よその家のアジサイを見て回るのも楽しいものである。◆コアジサイ動画https://youtu.be/oIafgIke-v8◆紫陽花の両性花の淡い色合いがきれいなこと
キュウリグサTrigonotispeduncularesムラサキ科先日の記事→自然の中に逸出したワスレナグサをキュウリグサと見間違ったこと-山里ひぐらしの小径太ったキュウリグサかもと思ってしまったのだが、見比べると全然違う。家の前にちゃんと咲いていた。この様子では、どれだけ太ってもワスレナグサのようにはならない。すごくほっそりしているし、花をつけた茎のところに毛が全くなく、色も赤みがなく、黄色みが強い。ワスレナグサとキュウリグサは属からして違う。やはりキュウリグサは見たら絶対キュウリグサと分かるものなのだと思う。とにかくかわいい花だ。しかし、4月に咲くこの花がこの時期(7月初め)にまだ咲いていたのは驚きだ。キュウリのにおいがすると言うが、そんなにおいを感じたことはない。キュウリグサはまだ咲いているけどワスレナグサとは違う
昨年株分けして植え替えたアガパンサスが咲いてきた。薄紫色が本当にきれい。梅雨空によく似合う。こういう淡い色は直射日光には映えないと思う。その向こうにあるのはヤブカンゾウで、これも小さな株を1株植えただけなのに増えて増えて仕方ない。オレンジと水色は補色でなかなか良い。アガパンサスの前々回の株分けは前回のさらに2、3年前だが、その2、3年の間に根がすごく大きくなっていて、1株から6、7株に分けることができた。根がきつく絡み合っているので、水で土を流しながら、刃物なども使って分けた気がする。アガパンサスは比較的水気を好むと思う。というか、乾燥にはあまり耐えないだろう。日陰が好きというわけではないと思うが、半日陰でも良い。植物は基本的には日が当たる方が望ましいのだが(光合成をするため)、日当たりが良いと土が乾燥するため...株分けしたアガパンサスが咲きそろう
毎年この時期にグラジオラスを切っては写真に撮っている。私の買ったグラジオラスは、なぜか紫の方が白よりも10日ぐらい遅れて咲き出す。グラジオラスはいろいろな花色のものが作られていてとてもきれいだ。種苗会社のカタログを見ているだけで楽しくなるが、楽しくなるだけでなく買いたくなる。そういうわけでおそらく10年以上前に大和農園で買った「紫と白の混合」、球根が15ぐらいずつ入っていたと思う。今では花が少し小さくなった気がするが、とにかくものすごく見事に毎年咲く。グラジオラスは連作できず放っておくと減ることになっているのだが、私が買ったものは、3、4年放置しても減る気配はない。それでも2回植え替えている。球根を植えっぱなしにした場合、咲くのはこの時期、つまり梅雨も後半に入った頃だ。どこの畑でもそうだ。この時期に電車に乗って...グラジオラスは必ず倒れるので切り花用と割り切る
夕方の散歩でよく通りがかるところ。この畑の美しさについ見入ってしまう。ここからは遠くの山や、その山腹にある里や、その山のさらに向こうの山や、その山の向こうに日が沈んで夕焼けになる様子や、山あいから湧き出る雲が見られて、それだけでもきれいなのに、この畑ときたら見事に隙間なく整然と野菜が植えられている。そして通りかかるときにはほぼ毎回腰の曲がったおばあさんがもくもくと仕事をしている。この画像にも向こうの方に写っている。今どきのような天気の悪いときも、ポツリポツリとした雨ぐらいなら、やはり仕事をしている。常に動いているということが身に沁みついているのだろう。あるときは土手の草を刈っているし、あるときは野菜の手入れをしている。おそらくはその人がこの畑の主(主催者)だろうと思う。畝ぐらいは息子さんが耕耘機を使って立ててい...菜園のデザイン意図しない美をつくる人
伊豆山の土石流の現場を等高線地図で見てみた リニアの残土の行方は
小説「細雪」の中では「山津波」という言葉で土砂災害が描かれている。山津波とはどのようなものだろうとずっと思っていたのだが、今回の伊豆山の土石流を映像で見て、まさにこういうものなのかと思った。細雪での災害は昭和13年7月3日から5日に起きた阪神大水害を指しているとのこと(Wikipediaによる)。まさに、今回の伊豆山の災害と同じ日である。六甲山の方から勢いよく水や土砂が下の街に流れ込んだもので、盛り土が崩れたわけではなさそうではある。今回は、土砂災害で多くの方が被災され、また亡くなったということがまず大変に悲しむべきことなのだが、それに加えて、山奥に大量の土を捨てて放置しているという、おそらく全国各地でそこそこ行われていそうな事案が大問題となって発覚したものであり、日本に激震が走っている感じが私にはしている。昨...伊豆山の土石流の現場を等高線地図で見てみたリニアの残土の行方は
6月27日に再びさいていたことを発見したハルジオン。ハルジオンはまだ咲いていたヒメジョオンとの違いvol.2-山里ひぐらしの小径すっかり大きくなって、今を盛りと咲き誇っていた。原産地は北米とのこと。ターシャの家の周りの野原にも確か咲いていた映像を見た(ヒメジョオンだったかも)。どうしても雑草という目で見てしまうが、原産地だときれいな花畑だと素直に感じるのだろう。ここでもそれなりにきれいである。動画で紹介しています。https://youtu.be/e6dRqeiigmAハルジオンの花畑
7月14日の予想最高気温34度、雨ときどき曇り。その日だけでなく前後も雨で33度とか30度とかが続いている。梅雨が明けて天気予報に赤い晴れマークがギラギラつくのが恐怖なのでそれよりはずっといいけど、どれだけ蒸し暑いんだろうと思う。パラパラした雨だったけど散歩に出かける。今朝はなぜかだるかったので、いつもよりゆっくり長くだらだら歩く。調子のいいときにはさっさと散歩を済ませて仕事にかかりたいと思うのだけど、ただただだらだらしたい気分であった。光もなく写真を撮っても冴えないけれど、こんな日でもふと見れば美しいものや嬉しくなるものがあるもので、いろいろ見ているうちについ夢中になってしまう。上の写真は、アケビの葉につく水滴。葉に載っているのは雨しずくだと思うけれど、葉のへりに少しついているのはおそらく植物が排出した水だろ...草の葉に付く水滴&蒸し暑くなりそう
水面は鏡面になって空を写す。田植え後の3週間ぐらいは、日本中の田んぼが鏡となって日本上空の空を写していることになる。田んぼはほかのアジアやオーストラリアやアフリカやヨーロッパにもあるが、田植え時期は日本とずれているので、とりあえず日本だけのことを考えておく。夕暮れの空が青から赤に染まり、そこにふわりとした雲が浮かぶ。そんな様子も田んぼは移す。そして、田んぼだけではなく、ビニールシートも鏡になっていることに、今まで気づかずにいた。黒いビニールシートが夕映えに染まっている。山あいに沈む村が空の色を拾っている。夏至の前の日、7時半近くなってもまだ光がある。家々には灯りがともる。一年で一番日が長いこの頃、恐らく遅くまで畑仕事をして、今頃ほっとしてテレビ見ながら晩御飯食べてるだろうか……。動画で紹介しています→https...6月の田んぼは地球に貼り付いた鏡
自然の中に逸出したワスレナグサをキュウリグサと見間違ったこと
山麓の草原で、いやに遅いキュウリグサがあると思ったのだけど、どうやら一人ぼっちのワスレナグサのようである。結構やせているので、分からなかった。ワスレナグサはもちろん元々花壇に植えられていた園芸種なのだが、少し涼しいところでは、小河川の河原に群生しているのを見ることがある。一面の水色で、きれいといえばきれいなのだが、外来種が繁茂しているという目でどうしても見てしまうので、微妙な感情になる。この株をキュウリグサだと思ったのは、ワスレナグサにしてはやせているし、群れになっていなかったし、水辺ではなかったからだ。野生化しているものはたいてい水辺にあるからだ。ただ、キュウリグサにしては花の周りがちょっと赤みがかっているし、毛深い感じがする。なので、ワスレナグサということにした。植物の同定は本当に難しい。どんなに見ても分か...自然の中に逸出したワスレナグサをキュウリグサと見間違ったこと
山麓の草原で、いやに遅いキュウリグサがあると思ったのだけど、どうやら一人ぼっちのワスレナグサのようである。結構やせているので、分からなかった。ワスレナグサはもちろん元々花壇に植えられていた園芸種なのだが、少し涼しいところでは、小河川の河原に群生しているのを見ることがある。一面の水色で、きれいといえばきれいなのだが、外来種が繁茂しているという目でどうしても見てしまうので、微妙な感情になる。この株をキュウリグサだと思ったのは、ワスレナグサにしてはやせているし、群れになっていなかったし、水辺ではなかったからだ。野生化しているものはたいてい水辺にあるからだ。ただ、キュウリグサにしては花の周りがちょっと赤みがかっているし、毛深い感じがする。なので、ワスレナグサということにした。植物の同定は本当に難しい。どんなに見ても分か...ワスレナグサの野生化
ウツボグサPrunellavulgarissubsp.asiaticaウツボグサ属シソ科今、山麓の道にはウツボグサがいっぱい。田んぼの横の道にも、山道のきわにも。林へ続く道の入り口に咲くウツボグサ。光のあるところで咲いているのが分かる北龍館の野草大図鑑には、「山地や農道で普通に見られる」とあるが、市街地に近いような農道では見られないので、この花を見ると「山里に来た」感があり嬉しくなる。田んぼの横のウツボグサ。混じってドライフラワー状になっているのはハルガヤ。この花については過去に何度か記事にしている。過去記事→ウツボグサ咲き、ホトトギス騒ぐうちの庭に数年前に1株だけ植えたものもあっという間に広がった。それまで密生していたジシバリはなくなってしまった。ウツボグサに対抗しているのはシロツメクサだけである。もしかする...グランドカバーなる紫のウツボグサ育て方は簡単
山道に赤い実があり、見上げてよく見ると、桑でした。赤いのが熟している感じがするけど黒いのが熟している。けれど、黒いのがなかったら赤いのを食べてしまうでしょう。ブラックベリーのようなものです。75歳以上ぐらいの人ならみんな、子どもの頃学校帰りに桑の実を食べたという経験があるよう。昭和30年ぐらいまで、地域によってはもっと遅くまで、山の畑は桑ばかりだったので、どれだけ食べても尽きることがなかっただろうと思う。私は桑の実はいまだ食べたことがない。桑=蚕のイメージがこびりついていて、恐怖なのである。しかしこの木の実がもっと熟したら食べてみようと思う。よく見ると、蚕が1頭いた!ギャーッ!!!(写真には写っていない)野生の蚕です。それは野生と言うのか、遠い昔に飼っていたやつが逃げ出して子孫が生き延びたのか分からないけど。1...桑の実熟す
結構寒いのだ。昨日は夜少しストーブをつけた。布団2枚重ねにしたらちょうどよく、ぬくもりが心地よい。ここ数日、こんな寒さである。今朝は久しぶりにすっきり晴れ渡ったけれど、すぐに曇ってきた。ずっと「まさに梅雨」といった天気が続いている。確か去年もこんなふうだった気がする。その前までは例年、梅雨と言っても前半は晴れ続きだったりしたものだけど。水不足の心配はなさそうなのはいいことだけど、葉物野菜などは大変そう。うちのアマチャが2、3週間前に咲き出したとき青かったので、その記事→アマチャとヤマアジサイと天城赤色が変わること変なアマチャだと思っていたのだが、昨日見たら薄赤くなっていた。こうなるとやはりアマチャらしく見える。装飾花が下向きに引っくり返っている。装飾花が引っくり返るのはアマチャでよく目立つのだけど、よく見るとほ...アマチャはやはりアマチャらしく赤くなってきた
5月30日にタチシオデを記事にした→「山のアスパラ」と言われるタチシオデは野原に生えるそこで、うちのあたりではタチシオデしか見ないと書いたのだけど、訂正。低い方ではそうなのだけど、標高650mあたりの恵那山麓は、今、シオデだらけ。数日前に数本見つけたのだけど、今日散歩していたら、よく見るとどこもかしこもシオデといっていいぐらい生えている。茎には小さなつぼみがたくさんついていて、もうすぐ咲きそうなものもある。タチシオデの花は5月、シオデの花は7月。で、茎が伸びてくる時期も1カ月ずれているわけだ。また、生えているところに差があるのはおそらく標高の差ではなく、自然度の高さの違いによるものだと思う。山麓では草を刈り払った明るい野原にシオデがたくさん生えている。そこにはいろいろなほかのつる草がたくさん生えているが帰化植物...山のアスパラ:本名シオデを摘んでおひたしに
1カ月ぐらい前に草を刈ったところにハルジオンが咲き誇っていた。(上の写真)遠目に見るとヒメジョオンに見える。この時期だし。でもここは元々ハルジオンが咲いていたところなので、よく見ると、ハルジオンだった。一度刈られたけれどまた茎を伸ばして咲いているということだ。キク科の植物は特に、刈られても刈られても花を咲かせる。前の記事で、ハルジオンは6月上旬ぐらいまでで花が終わるようなことを書いたのだけど、全然そうではないことが分かった。→前の記事ヒメジョオンの季節到来ハルジオンとの違いただし、刈られなかったハルジオンは、花が終わって種を作り、もう咲いていないのだ。刈られることによってまた花芽を作って咲く仕組みになっているらしい。刈られなかったハルジオン。花は咲いていない。ハルジオンはロゼットがぎっしりつく。この葉は冬から早...ハルジオンはまだ咲いていたヒメジョオンとの違いvol.2
昨日夜中に目が覚めてそれから全然眠れなくなった。眠れないことは1年前まではほぼ毎日だったが、最近は改善しているので、どうしたんだろうと考えた結果、気づいたこと。炭酸飲み過ぎ?日頃飲んだことのない炭酸がスーパーで目に付いたのでつい買ってきて、梅ジュースに入れたらおいしいので、やたら飲んでしまったからではないか?(昨日の記事参照ください)あるいはキュウリの食べ過ぎ?自分で作ったキュウリ料理がおいしすぎて、作り置きのつもりで5本使ったのをつい全部食べてしまったのだ。私が一番好きな食べ物はキュウリなのではないかと思った次第だ。あるいはバナナとチョコ付きアイスを食べたから?3つとも鍼の先生から厳禁と言われているものだ。バナナは体が冷えるし、アイスは冷えるのはもちろん乳製品はだめだし砂糖もだめだし、チョコも良くないぞと先生...眠れない原因炭酸?キュウリ?バナナ?チョコアイス?
南高梅といえば和歌山県の南部町(みなべちょう)が発祥の地。その隣の印南町(いなみちょう)も大産地。今年は4年ぶりの豊作とのことで、送ってくれた。山間にいっぱい梅畑がある印南町が懐かしい。3年ほどまえに仕事で行っていた。我が地方(岐阜県美濃地方)は不作で、我が家では1個も梅を採らなかった。そんな年に梅が届くのは嬉しい。うちの梅を採ったり洗ったり漬けたりという大仕事がなくて助かったと思っていたけど、和歌山の南高梅のおいしさは格別なので、こんな仕事は大歓迎。完熟梅というのは家で作ることはできない。梅は熟すと落ちてしまうから、どうしても青い梅を採ることになる。熟した梅を出荷できる産地にはやっぱり技術というかノウハウが蓄積されていて、さすがプロなのだ。梅の畑の下の草をきれいに刈り、その下に細かい網目状のシートを敷き詰める...和歌山から完熟梅届く梅ジュースにするには
朝、散歩に行こうと玄関を開けたら地面に赤いものが1つ。誰がこんなところにミニトマトを置いたの?と不思議に思って、ふと上を見上げたらグミがたくさんぶらさがっていました。今日まで全然気づかなかった。花にすら。グミの木があるなあとは思っていたのだけど。不思議なのは、すべての実が同じようになっていること。まだ青いのとか、小さいのとかはなくて、全部熟し具合が同じなのです。そうして考えてみると、梅なんかも比較的同時に熟す。まあ4、5日のずれはあるかもしれないけど、1日のうちに全部梅採りができる。キイチゴ(モミジイチゴ)は順次実っていく。日ごとに次々と実が熟していく。だから1本の木から一度にたくさんは採れないけど、長期間なっている。これは花が順次咲いていくことときっと関係しているのだろうと思うが、花の時期について考えると、桜...真っ赤な実に白い小さな泡が入っているようなグミ
今日は曇り。まわりの木々がやわらかい色合いできれいだ。雨が多く梅雨らしい梅雨である。5月末に梅雨に入ってしまったときは、それに順じて早々に梅雨明けするのではと恐れていたが、そうでもなさそうで安心している。梅雨明けの酷暑が怖い。アカゲラがキョッキョッと鳴き、シジュウカラかなんかの大分育った雛(多分)が歌う練習をしている。親のように正確には歌えないが、声が若い。うらやましい。梅雨にはいろいろなアジサイが咲く。イワガラミはその名の通り、大きな岩によくへばりついている。ツルアジサイとよく似ているが、うちの方ではイワガラミの方がずっと多い。装飾花という花びらに見えるところが、(がく片なのだが)、1枚なのがイワガラミ、4枚ぐらいで普通のアジサイみたいなのがツルアジサイだ。装飾花のせいだけではなく、なぜかツルアジサイの方がデ...イワガラミは岩や木をよじのぼるアジサイ
夏至。感慨深い。一年で感慨深いのは冬至、夏至、春分、秋分だ。中でも夏至と秋分には寂しさが伴う。夏至というのは一年で一番日が長い日であり、この日から日が短くなるわけで、もっと重要視されて大きなイベントがあってもよさそうなのだけど、特に節句の行事もないし、冬至のようにかぼちゃを食べろだのゆず湯に入れだの言われないし、その意義の割りにはなぜかスルーされている気がする。どうしてなんだろう。冬至についてよく言われるのは、クリスマスとほぼ同じ時期だということだ。日本の正月もほぼ同じ時期なのだが、日本は本来旧暦(太陰暦)だったから、伝統的にそれほど大事にされていたとは思えない。ただ、冬至の行事ということではないが、信州遠山郷の霜月祭りや椎葉村の神楽などは、冬至の時期に行なわれていて、特に椎葉村の神楽などは太陽の再生を祝ってい...ドクダミで作る虫刺されの薬
イネ科の草は「まあ、きれい」と言ってもらえるのはおそらくススキやオギぐらいで、それ以外は一般的な人々にはほとんど無視されていると思うが、私から見るとイネ科の草はほかの科の草とは違った魅力がある。ナギナタガヤも見るたびに写真を撮りたくなる草の一つ。さらさらと細かい線が流れるように続き、それがうねると銀色に輝く。草丈が同じぐらいでそろうので、その均一性がもたらす集団としての美しさが、それはもう、きれいにそろったそうめんのようで、心地よいのである。田んぼの横のあぜ道なんかでよく見かける。舗装してないところで、わだちの間やその横なんかにずーっと続いていることがある。単独で生えていることはなくて、必ず群落になっており、その群落の中にはほかの草がほとんど見えない。「ナギナタガヤばっか」なので、その群落のかたまりそのものが、...ナギナタガヤ銀色に光る草の群れ
よその家のアジサイの一種Hydrangea.serattaアジサイ科数年前に岐阜県西部のアジサイが名物のお寺で買って来た「アマチャ」がようやくしっかり根付いてきれいな花を咲かせるようになった。最初の1、2年は白っぽい花でいかにもアマチャらしかった。アマチャというのは小ぶりで白くてアジサイとは違った楚々とした花を咲かせるものだと思っていた(だから買ってきた)。なのに今年は青い花が咲いている。よって、近所のこの家に咲いているアジサイもアマチャなんだろうと思っていた。うちにある「アマチャ」とそっくりだ。よその家のアジサイの一種(ヤマアジサイの園芸品種のよう)しかし、図鑑で調べると、やはりアマチャというのは中心部(咲き始めの頃)が赤っぽくて回りの装飾花が白いもの。青い花が咲くのは、園芸品種として何かを掛け合わせてあるに...アマチャとヤマアジサイと天城赤色が変わること
うちの近くで一番野菜が安いお店は、ファミリーマートである。全国的にこんなふうなんだろうか?地元の野菜を売っていたりするの。長野県の方にもこういう店があったような。スーパーに並ばない不ぞろいのとか、大きく育ち過ぎたのとか、なぜか知らないけどただ安いのとか。とにかくスーパーの半額ぐらいでいろんな野菜を売っていて、買い物かごにいっぱい買ってもレジで、え?たった900円?みたいなことがよくある。本日、梅が1袋、98円。980円じゃない。98円。しかも税込。1kgぐらいかな。この写真のより少し大きくて色が明るいのが、158円とか198円とか。その隣、ショウガが1袋、98円。高知県産。その隣、トマトの棚に、「甘くなかったら返品可」などというものが。返品可のトマト……。肝のすわったオーナーである。ところで、うちの方では梅が不...梅は不作ファミマは最強
田んぼの畦にノアザミが群れ咲いていた。こうしてみるととてもきれいなのだけど、田んぼの管理者にとっては「草ぼうぼう、いやだなあ」って感じだろう。農家は5月から9月まで、草刈りに追われる。大体3回刈ると言われるけど、田んぼがたくさんあれば、今日はここ、明日はここ、とやっているうちに一巡してまた戻って刈らなければならなくなる。本当に大変だ。ノアザミは種子に綿毛があって自由に飛んでいき、あっという間にあちこちから生えてくるようになる。抜こうとして引っ張ると大抵根元で切れてしまう。そして放置すると根がどんどん太くなって本当に抜けなくなる。ゴボウはアザミの一種であり、この仲間はみんな根がゴボウのように太くなると考えてよいと思う。ノアザミの根もおそらく食べられるだろう。が、抜くのが大変なのでゴボウを買ってきた方が楽だと思う。...ノアザミとゴボウは同類葉は食べられる
10日ほど前から食べごろの実が出てきた木イチゴですが、日を追うごとに実が増えていて、また標高が上がるとまだまだあったりして、もう、何がなんだか分からないぐらいなっています。2日ほど前、山を軽く歩こうと林道を上がっていくとまずは半日陰のコアジサイの道。ずーっと満開のコアジサイが続いています。やがて日当たりのいいところに出ると、木イチゴ道になり、道の両側は木イチゴばっかり。家の横にある木いちごよりもっともっと真丸の、丸々太ったのが鈴なりなのです。食べるのに忙しくて歩くどころではない。ガードレールの向こう側、全部木イチゴ。乗り越えて採りたいけど、向こう側は急傾斜で谷に落ちてしまうので、仕方なく手の届く範囲で、枝を引っ張ってもぎとっては口に運ぶ。中に虫がいることがあると前に書いたけど、今まで1度しかそんなゾッとする虫に...木イチゴの旬はまだ終わらず
マタタビ2021年6月中旬岐阜県中津川市マタタビが咲き出した。梅みたいなかわいい花。葉陰に隠れているので、よく見ないと気付かない。葉が白くなり出したのはもう半月以上も前。やっと咲いた、という感じだ。マタタビの葉が白くなるのは、虫に花のありかを知らせるためだという説があるが、本当なんだろうか?5月下旬のマタタビ、小さなつぼみがある。5月下旬、葉が白くなったので、花を探したら、全然咲いていなかった。半月後まで花が咲かないのに、早々と虫に知らせるだろうか?虫の方にしてみれば、行って見たらまだ全然咲いてなくて蜜ももらえず何日も待たされるということになったら、マタタビへの信頼も失い、待つ気もなくなってしまうだろう。やっぱり、そのときに花がなかったらだめだと思う。そもそも虫はそんなに長生きか?ミツバチなんかはよく知らないけ...マタタビの葉が白くなるのは虫を呼ぶため?
山麓の集落の一番奥まで行ったら、用水があった。とはいえ、一番奥まで行かなくても、用水はある。ただ、こういった山奥の用水は、沢から取り入れた本当にきれいな水を流しているので、見ていて気持ちがよくなる。もう少し下の平地になったところでは、雨水や沢水を一旦溜池に入れて、そこから田んぼへ水を引いている場合が多い。が、この辺りには溜池はほとんどない。恵那山からの水は絶えず流れっぱなしになっていて、とりわけ春先から5月頃にかけて水量が増えるのは雪解け水がどんどん流れてくるためである。また、雨の日の後も水量が多い。裏木曽や木曽では川がとても青いのだが、こんなコンクリート張りの水路でも水が青く見えるので驚く。水の中のミネラルの関係なのだろうか。用水でも青い水。水色の棒に付いた板を上下させて、水の出入口を開けたり閉めたりする山か...用水
栗の木とヒメスイバの野原ヒメスイバもまた、何度見ても撮りたくなる草。逆光で見たときのサラサラ透ける繊細な感じが好みだ。まあ、大方の人はただの草だと思って見向きもしないだろう。というところで、自分が少数派でありそうだというだけのことで無駄にかすかな優越感を抱いたりする。こんな人に見向きもされないものが好きな自分って、スゴイ……。みたいな。別にすごくはない。ただの変わり者である。前にも記事にした気がするが、牧場のふちなんかに一面に生えていることがある。帰化植物なので山の奥深くにはない。人里の農地の刈り込まれたところ、すなわち日当たりの良いところである。このヒメスイバも4月の終わりごろから出てきて、5月中頃一度きれいに刈られたのだが、また伸びてきた。刈りこまれてもすぐにまた伸びて咲けるのだから多年草というのは根に結構...牧場によくあるヒメスイバ
ヒメジョオンErigeronannus2021年6月上旬ムカシヨモギ属キク科今の時期、ハルジオン→ヒメジョオンに移り変わっている。すなわち、終わりかけのハルジオンと、始まりかけのヒメジョオン、どちらも咲いている。何かの図鑑に「いつのまにかハルジオンとヒメジョオンが入れ替わっていて、ずっと同じものが咲いていると思っている人がいる」という趣旨のことが書いてあったけど、ほんとうにその通り。ずっと同じものだとは思ってないけど、「あら、いつのまにかヒメジョオンばっかり」みたいになっている。そんな感想にはたいてい「暑ぅ……」を伴う。で、これってどっち?と花をポッと持ってこられて、しばし迷うこともある。もし誰かに植物の名前を聞くときは、できるだけ地上部全体を持っていった方がいい。自分ではパッと見で感覚的にどっちか分かるのだけ...ヒメジョオンの季節到来ハルジオンとの見分け
見たことのないものが。最初ツツジ科の何かかと思いました。標高700mあたり。一番近いものはミヤマナルコユリなんだけど、私の知っているミヤマナルコユリとかなり違う。図鑑(北龍館)によると、ミヤマナルコユリは高さ30~70㎝。これはせいぜい15㎝。花は2、3個ずつ付くとあるが、片側に1個ずつしかついていない。なにか、雑種……?ヒレフシタミヤマナルコユリ?主三脈がある。ミヤマナルコユリの特徴。茎に稜があるかは調べてないけどこの感じでは何となくありそう。アマドコロ属(Polygonatum)ではあると思う。これがクサスギカズラ科(アスパラガス科)なんだから困ってしまう。いずれにしても庭に植えたいかわいい花。でも採ってきたりはしません、ゼッタイ。謎のアマドコロナルコユリ
オオマムシグサArisaematakedaeMakinoテンナンショウ属サトイモ科(2021年6月中津川市)オオマムシグサの葉が開いた姿が上から見たら意外とかわいい。なかなか上から見る機会がなかったので気づかなかった。植物は太陽光を浴びたら葉緑素の働きによって糖を生産している。光を効率よく取り入れるために、複数の葉を面的に広げることが多い。樹木だと一枝全体が上向きの面を作っているのをよく見る。そして、葉が重なり合ったら無駄が出るので、なるべく重ならないように。人間も梅干を干したり洗濯物を干したりするときは重ならないようにする。ヤマウルシRhustrichocarpaウルシ属ウルシ科(2021年6月中津川市)ヤマウルシっていうのは本当に葉が端正できれいなもので、幼木があるとすぐに撮ってしまう。これが紅葉するとまた...展葉のち太陽光発糖マムシグサとヤマウルシ
うす暗い人工林の林床にもよくあるコアジサイ。あるところには林内一面にコアジサイが咲いている。具体的に言うならば、恵那市の笠置山の登山道を笠置町方面から登って行くと、あたり一面コアジサイである。ちなみに笠置山の反対側斜面にはマルバノキが一面にある。山頂に近い登山道から北側を見下ろす斜面にマルバノキがある。話がそれた。コアジサイHydrangeahirtaアジサイ科(2021年6月中津川市)この薄紫色は、薄いラベンダー色と言ってもよく、本当にやさしいきれいな色で、私の大好きな花だ。赤みと青みのバランスが絶妙で、うっとりするような薄紫。なんでも、東日本にはないらしい。図鑑を見ると、関東以西と書いてある。東限はどこなのだろう。そしてさらに、植え替えできないという噂がある。やってみたことがないから分からないけど。日本庭園...薄紫のコアジサイは梅雨の花
ノビルが真丸のノビル坊主をつけていた。私が見るノビルはいつもこんなのなので、ノビルは花が咲かないものだと思っていた。それが、ネットで見ると結構花の写真がアップされていてびっくり。ネギ属の花らしく花火みたいになっている。道端に1本、すごく大きくなっているノビルがあり。この状態で茎(花茎)を摘めば、ニンニクの芽みたいな感じでおいしく食べられるのだけど、ちょっと本数が足りない。これぐらい太くて大きいと食べでもあるので、畑で育てたらいいんじゃないか。(ノビル坊主のところは取り去って茎だけ食べる)かなり見づらいけど、ノビルが伸びてる。ノビルは葉が立ち上がって途中で分かれてしなだれているのが目立つ。そこがアサツキやラッキョウとの違い。アサツキもよく見ると途中から2つに分かれたりしているのだが、葉がこういうふうにはしなだれな...ノビルの花を見たことがない気がする花茎は食べられる
見るからにおいしそうな赤いイチゴ。口に入れると、甘っ。と思ったら、その後、かすかに苦い味がタネのところからして、その後、微妙に変な味……。ニガイチゴと呼ばれてしまうほど苦くはありません。普通に食用にして大丈夫で、平気でこの実をパクパク食べる人もいますが、私は遠慮しておきます。ニガイチゴRubusmicrophyllus2021年6月上旬岐阜県中津川市この種名のラテン語microphyllusって小腸という意味らしいのだけど、「小腸のキイチゴ」?なぜでしょうか。実が赤いので、キイチゴの王様のモミジイチゴよりもイチゴらしく感じます。モミジイチゴに関する記事→今が旬。キイチゴの見つけ方・見分け方キイチゴの季節葉の縁に鋭い鋸歯があって、鋸歯も葉の周りも赤いのがかなり特徴。こんな荒れた感じのところに生えています。いや、キ...赤いキイチゴのニガイチゴも食べられる。一応。
今朝のキイチゴは甘くておいしかった。キイチゴ(モミジイチゴ)は日当たりのいい場所にある。林縁、林の横の道端、宅地として開発されたけど10年ぐらい放置されて草むらになっているようなところにある。わりと人間がアプローチしやすい場所。つまり、見つけやすい。山の奥深くの薄暗いようなところにはない。キイチゴはこんな道端にある(モミジイチゴ)Rubuspalmatusアスファルトの横など、乾いたところにある。アスファルトの横は夏も照り返しがあって、植物の地上部もかなり乾燥するだろうと思う。とにかく暑くて熱いところで自信満々で生きている。イチゴと呼ばれるものは日当たりのいいところに生えるものが多い。フユイチゴなんかは森の中の暗湿ったところにも多く生えているが、あまりに日照が少ないところでは実もあまりついていない。モミジイチゴ...今が旬。キイチゴの見つけ方・見分け方
久しぶりの快晴。気持ちのいい青空。雨の日が好きだけど、こういう天気だとやっぱり気持ちが良く、やる気が増進する。きっと日の光が強いのでセロトニンがいっぱい出るのだろう。けど真夏のギラギラの日はちっとも気持ちが良くないのはどうしたことだろう。いつもの道を朝散歩していたらタチシオデを発見。この新芽をポキッと折ってゆでておひたしにしたりして食べる。けど私は自分で採って食べたことはない。うちの方では食べるほどたくさん生えてないからで、たまに1本あれば、なくならないように大事にそこに生やしておくものである。シオデは山のアスパラと言われるが、その中にはタチシオデも含まれている。シオデもタチシオデも同じ味で同様に食べられるということ。山菜王国秋田の方が体験から来た知見を非常に詳しく書いておられるので敬意を表して紹介する。シオデ...野山のアスパラタチシオデは普通に太平洋側にも
いつの間にかキイチゴが実っているのを発見。通称キイチゴだけれども、図鑑での名前(標準和名)モミジイチゴRubuspalmatus(var.coptophyllus)。うちの地方にはナガバノモミジイチゴも多くて、この写真のものも、平凡社の図鑑の写真と比べるとかなり葉の幅が細い。食べるとおいしいイチゴで、都会からこちらに引っ越したとき、わざわざ苗を取り寄せて植えたことがある。わざわざ……。その苗は、手入れが悪くて草に埋もれてなくなってしまった。近所の人からしたら、そんなもの買って植えるなんて笑いのタネだろう。日当たりの良いところが大好きで、放置された空き地や林縁にある。あるところにはいっぱいある。今年はキイチゴジャムが作れるかもしれない。今日1個だけ、一番育っているのを採って食べたけど、まだちょっと酸っぱい。完熟す...キイチゴの季節
写真/手前・アサツキの花後ろ・トビシマカンゾウ新潟県佐渡相川2020年6月上旬アサツキAlliumshoenoprasumvar.foriosumアサツキの花期はちょうど今。先日うちの庭でも1本咲いていて驚いた。驚いたというのは、これまでわが地方でアサツキの花を見たことが1回しかなかったからだ。チャイブは畑でよく咲いているけど、アサツキが道端でやたらに咲いていたりはしない。「雑草」としてひんぱんに刈られてしまうからだとしても、咲いていなさすぎる気がする。アサツキはわが地方では人家の近くにしかない。山の奥とか自然度の高いところで見ることはない。アサツキは咲かないものだと思っていたら、佐渡で盛大に咲いているのを見たのは昨年。衝撃だった。改めて北龍館の図鑑を見てみると、アサツキは日本海側から北海道にかけてが自生地で、...アサツキの花畑は海辺の岩場に今が花期
今日のナルコユリ。5日ほど前見つけた。↓アマドコロなら葉が飛んでる鳥のように上向きになるし、葉の幅ももっと広いからこれはナルコユリ。しかし、昨日、↓あれ?ササユリ?と。葉の先のとがり方、スッとした感じなど。ササユリは6月に咲く。そろそろこのサイズになって出ていてもいいかも、と。で、本日。一番上の写真。花が着いていた。拡大↓ナルコユリでした。Polygonatumfalcatum(クサスギカズラ科)葉の下、茎にぶらさがっているのが蕾。ナルコユリ、山渓ハンディ図鑑ではなんと『野に咲く花』の方に載っている。この野草図鑑は「野」と「山」の2分冊になっている。ナルコユリは私のところでは、下界の里の方では見たことがないので、絶対「山」の方だと思っていた。ミヤマナルコユリも「野」にある。この図鑑は「野」が先に刊行されているの...ナルコユリの葉はササユリにちょっと似
アミメニシキヘビの捕獲の様子を映像で見ていて、あんな装備で大丈夫なのかと心配だった。もっと、フェンシングの防着みたいな着なきゃ、と。獲物にとびかかってきて巻き付いて絞め殺すと聞いていたから。けど、爬虫類専門家の人が普通の服で乗り込んでいって捕まえているのだ。その「普通の」服がまた、まるで会社に行くときみたいな、サラリーマンの昼休みみたいな格好、つまり、ワイシャツに普通の黒っぽいズボン。もっとアウトドアっぽい服の方が爬虫類専門家に見えるけど、自信のある人はやはり見た目などどうでもいいらしい。捕獲されたヘビが無事だったことに多くの人が「よかったよかった」感なのがほっこりする。「確保」「捕獲」って言ってる記事もあるけど、「保護した」と表現しているものもある。意外にも「ヘビ大嫌い。そんなもの殺しちゃえ」みたいな人の声は...祝アミメニシキヘビ保護。マムシグサも立派に
昨日も朝から強い雨。今日も午後からまた雨。ずいぶんしっかり降る。今日はヒルにまで遭遇。梅雨ってこういうことかと思う。散歩するたびについ撮ってしまうムラサキサギゴケ(Mazusmiquelii)。これ以上撮らなくても、と心中で叫ぶが、やはり撮る。山麓のあたりでは本当にたくさん、どこにもかしこにもある。最も普通の草と言ってもいい。数日前にみんな一斉に草刈りをして、あたりの空き地はきれいに刈り込まれてしまったけど、地面にはいつくばってマット状に広がっているムラサキサギゴケは草刈機の刃にはひっかからなかったらしい。そして、周りの高い草がなくなったものだからいよいよ勢いづいて、大よろこびで咲いている。咲き出したのは4月中旬ぐらいだから、最盛期がずいぶん長く続いている。以前の分類ではゴマノハグサ科だったけど、APG分類でハ...ムラサキサギゴケのマットは4月から続いている
雨。ザ・雨の日、とほめてあげたくなるような、ブレのない雨の日。雨が自信をもって降ってる。空もどーんと暗い。そんな中でも散歩する。先日出先でやむを得ず買った透明のビニール傘は、景色が良く見えるのですごくいい。周りの樹々の緑も、遠くの山も、灰色の空も楽しむことができる。こんなことならもう普通の傘は買わず、ビニール傘ひとすじでいってもいい。ビニール傘も昔のペランペランのではなくしっかりしたのになっている。都会を歩くときも周りの人や車にすぐ気づけるから安全性も高いと思う。ということで、こちらでも梅雨入りしたんだろうか。2、3週間早く進んでいた季節も次第に修正されていくかと思ったら、そのまま進んでいるようだ。朴の花が咲いたらそろそろ朴葉餅やら朴葉寿司の季節。それは普通は端午の節句の頃であり、現在の暦では6月である。まだ心...朴の花は6月を告げる……はず
これについて長い記事を書いたのだが、エディターを切り替えたら完全に消滅してしまった。なんということか。すごくいい記事だったのに(自画自賛&釣り落とした魚は大きい)。一度書いた同じことを二度と書きたくないのでもう諦める。3日後のマムシグサ今もう一度やってみたらまた消えた。TEXTエディターで書いて、HTMLエディターを見ようとすると、書いたものが消えるのである。もちろん以前はそんなことはなかった。新しくスマートエディターというものができて、知らずに古いエディターを使っているとそうなるということなのか。ひどい機能である。GooBlog使ってる皆さんは注意が必要です。GooBlogって少数派なんだけど、他社のブログサービスに比べて絶対的にすぐれている面があるので使っている。著作権の取り扱いである。マムシグサの季節
「アミメニシキヘビに咬まれないように注意しよう」的な雰囲気でANNニュース動画で語られていてびっくりしたのだけど恐れるべきは咬まれることではなく食われることだ。けど、食われる前に足掛かり(歯がかり)として咬まれるってことである。アミメニシキヘビは毒で人を攻撃するのではない。自分の身を守るために人に咬みつくマムシとかハブみたいな毒蛇ではなくて動物を自分のエサにするために襲うのである。マムシよりずっと怖いやつです。実は今日まで私は、咬むとは知らなかった。ただ、人(獲物)を見つけると巻き付いて締め付けて一瞬で心臓を止め、その後飲み込むと聞いており、そんなふうに即死できるなら長患いして死ぬよりはいいいい死に方かもという感想を持っていたのである。まあしかし、そのときの恐怖を考えると結構それもどうかなという気もする。その恐...アミメニシキヘビ
朝カーテンを開けたら、一夜にして山の色が鮮やかな緑に変わっていた。まるで輝くようだ。2日ほど前のこと。前の日まで、ところどころは山桜のピンク、ところどころはまだ薄茶色、またコナラのうぶ毛にくるまれた新芽の白緑色と全体に白っぽくかすんだようすだったのに、それがすべて緑に変わってしまっていたのである。(上の写真は今日の山)3月後半からの山の色の変わり方は急速だった。モノクロ写真に毎日少しずつ色が着いて、カラー写真に変わっていくような感じだ。今日はもう色とりどりのカラー写真というより、緑にあふれている。雨が降ったせいで余計に驚くような鮮やかな色になっている。2週間前の景色↓このあたりは標高600~800mぐらい。今年は特に藤が目立つ。山の藤もだんだん増えてきて、どこにもかしこにも藤が咲いている。山の手入れが行き届かな...一夜にして山が若緑色に
ベトナム人クーちゃんの畑に行くと、日本人とは違う作物がいろいろ植えてあるので面白い。クーちゃんのいるときときどき遊びに行くのだが、クーちゃんのいないときこっそり見に行くのも楽しい。先日、朝早く行って見ると、びっくりするほど大きな豆の花が咲いていた。青くて、きれいで、見たことがない花。ベトナムでは普通によく植えているものなのだろうか?ネットで調べてみると、蝶豆と言うらしくて、花で青いお茶を作ったり、実を食べたりするとのこと。やはりタイや台湾などではポピュラーらしい。仕立て方も、縦ではなく斜めに棚を作っているのだけど、これもベトナム式か。ふと横を見たら、びっくりするほど大きな黄色い花をいっぱいつけている畑。大輪の朝顔ぐらいもある花で、黄色い花畑になっている。前に会ったとき、「これトウガンですー。細長いのですー。好き...クーちゃんの蝶豆と冬瓜
10日ほど前に2日だけ夕立が来たらうんと涼しくなり、秋になったと思ったのだけど、その後酷暑が続いている。うちは標高330mだけれど、朝9時には家の外の空気がうんと暑くて、窓を開けても熱気が入るだけだ。西側のテラスには何重にも布やらシェードやらを垂らして、日が建物に当たらないようにしている。あと20年ぐらい?だかすると気温40度超えが日常になるらしい。今年だけの暑さを我慢すれば済むということではなく、これから先ずーっとこんな感じだということだ。こんな世の中になるなんて。昔はよかったと言うしかない。ミソハギはずいぶん花期の長い花だ。とはいっても、小さな花が一つ一つ次々に咲いているわけで、1つの花はそんなに何日も咲いてはいないだろう。7月に入ってちらちら咲き始め、8月のお盆頃盛りを迎える。だから地域によっては盆花と言...ミソハギも終わりかけ
1人暮らしのお年寄りの家を何軒か回った。この暑さの中でどうされているかと。皆さん冷房をつけて、お元気で。いつも思うのだけど、私自身が一番不安だ。お年寄りの心配をしている場合ではないと。で、中で一番年長の女性の方と玄関先でしばしお話。期せずして敗戦の日のことになった。その日、13歳だったその方は、学校からみんなで山へ薪を採りに行っていて、ラジオの天皇陛下のお言葉は聞かなかった。山から帰ってきたら「戦争に負けた」ということになっていて、驚いたと。お兄さんも出征しておられたので、戦争終結して内心ほっとして嬉しかったのではと想像したが、「とても悲しかった。なにしろ、負けるなんて全然思ってなかった。勝っているとばかり思っていたから」と。その日のことは、本当に今もはっきりと覚えているそうだ。75年なんてあっという間に経つの...75年前の8月15日に
6月15日に梅を収穫。かなり落ちてしまったと思っていたけど、まったく落ちてはおらず、もう少し熟してもいいぐらいだったけど、枝を動かすといくつか落ちるものもあるので、ジャストな日だったといえるだろう。今年は梅が不作なのだが、和歌山県の南高梅本場の知人も不作だと言っていた。そのため高いのだけど、売る梅がないと。ただ、不作だといっても、微妙な場所の違いや木の違いによってたくさん採れるところもあるようなので、和歌山の南高梅産地でも採れているところはあるかもしれない。うちでは木1本で大きいバケツに7分目で、5.5kgだった。毎年これぐらいあればちょうどいいと思う。1カ月前の予想通り、梅の木の下の草刈りして準備などしていなかったから、梅採りはやはり梅の下の整備から始まった。そして、伸び放題の梅の枝を切る。剪定は秋か冬にした...梅不作
放置してあったイタリアンパセリがすくすく伸びてかいわれのようになっていた。やわらかくて実においしそうである。そうしてまた、嬉しそうである。こうなってしまってはもはや一本一本引き離すことはできないので、いくつかのブロックに分けて植え替えることにした。将来大きくなることを考えると地植えにした方がいいが、適当な場所も作ってないので、とりあえずまたポットへの植え替えである。常に準備が悪いので「とりあえず」の繰り返しになっており、すべての物事が後手である。自分の人生にはおそらく永久に先手などというものは出現しないだろうと開き直る。やってみると、7、8個に分けることができ、もともと2ポットなので結局15ポット程度に増殖。2日が過ぎた今も機嫌よさそうに空に向かって伸びている。さらに3週間ほど前に植え替えたのがあるので、うちは...イタリアンパセリがわさわさ
朝7時4分に電話が来た。今日の市内一斉清掃中止の連絡。組長さんはおそらく7時ちょうどに電話を回したのだろう。7軒ほどを回ってくるのに4分である。年に2回の一斉清掃のうち1回が中止になったらあとが大変だ。困る。というのは真っ赤な嘘で、うれしくてしょうがない。朝からバンザイのLINEを友達に送って祝ってもらった。布団の中で中止を一心に願うと叶う、と教えてあげた。友達のところでは来週が一斉清掃なので、やってみると言っていた。25年ほど住んでいて、中止になったのは春秋合わせた中で2回目である。梅雨時にもかかわらず、ほぼ絶対休みにならない。9月はもろに台風シーズンだが、これもなかなか中止にならない。少々の雨なら意地でも行うのである。今日は朝は小雨だったが8時半ごろからザーザー降りになったから、組長の判断は正しかったと思う...梅雨末期のような雨
ポットに3粒イタリアンパセリの種を蒔いたら10日ほど経っても芽が出てこないので、種が古くて発芽率が悪いせいだと思い、追加でバババババッと蒔いておいたら、みんな出てきました。どうしてくれるのよ。確か数年前にやったときもそんな感じだったような。発芽適温が結構高いのか?セリ科で直根なので移植できないとか言われているけど、小さいうちなら問題なくできます。しかしこんなに全部は要らないなあ。移植するのもめんどくさい。イタパセの株は結構大きくなり、夏にはわさわさ茂るので、1株あれば十分。縮れたパセリは結構苦くて薬味にしかならないけど、イタパセは炒め物にしたりして、普通の葉物野菜として食べられる。真夏のお助け野菜です。本来のパセリはこのまっすぐのイタパセで、縮れたものは後でできたと聞いていますが、日本では初めに縮れた方がポピュ...イタリアンパセリが密密
草刈機の音が嫌いだ。それに加えて草刈機の排気ガスのにおい。かなり遠くから流れてきて家の中に充満している。このにおいが苦痛。けど草を刈ってくれてる人がいるんだから、文句を言ってはいけない。ここだけの話である。本来自分が草刈機を購入して道端の草など刈らなきゃいけないのだけど、自分の家の草まで隣人に刈ってもらう始末である。けしからん。草刈っている人だって排気ガスのにおいは嫌いだろうけど私は特にあのにおいに弱いようで、子どもの頃は車の走る道路まで行っただけで気分が悪くなりバスに強烈に酔ったし今もガソリンスタンドで給油してるときは窓を閉めている。幸いにも最近充電式の電動の草刈機ができてるので、買うならそれだなと思う。けど、馬力が弱いと知人が言っていた。草刈機を使うのなんてみんな嫌いだろうと思うのだが中には好きな人もいる。...草刈機
ノビルの芽はニンニクの芽ではありません。ノビルとニンニクは別の植物です。でも、同じように食べられるのです。芽と言われますが本当は「花茎」。つまり、花の付く茎のこと。野菜として売られているニンニクの芽は、先端の花の部分が切り落としてあるのです。今、ノビルの芽が旬。葉は目立たなくなっているのに、花茎がにょきにょきと、あちこちに出ています。軽くゆでてから炒めると、ニンニクの芽のように少し甘みがあり、歯ごたえもいい。細いのでちょっと草っぽい感じはありますが。また採ってこようと思います。ノビルは芽も葉も鱗茎(球根のようなところ)も食べられるお得な野草です。ノビルの芽はニンニクの芽
密である。豆が密である。一体どうしてこんなに密植するのか。豆を蒔くなら2、3粒を一緒に。それを30㎝ぐらい離して。それが日本人の常識。だと思う。しかし、所はラオスである。こんなに蒔いたら種代がもったいないではないか。それがこんなに出てきたら間引きしてその芽を食べるしかないだろう。で気がついた。豆苗だよこれは。日本で数年前からスーパーに並んでいるパック入りの豆苗。そのメーカーはもやしのトップシェアを誇る我が町のサラダコスモだ。もやしの発想からその会社が豆苗を考えたのかと思っていたけど、豆苗の発祥の地はラオスだったのか。スーパーで売っているパックの豆苗は、根をとっておいて水をやるとまた芽が出てきて食べられる、というのはよく知られているだろう。我が家でもそうして育てて一昨日切って食べたのだけど、この時点で収穫すると、...密植する人々
昨年はうちの地方は梅が不作で、うちの梅もバケツ2杯にも満たないほどしか採れなかった。今年はかなりなっている。あまりなってほしくない。昨年ぐらいでちょうどいい。そんなになってくれても食べきれないからだ。山間地の先輩女性たちは「全部採らなくていいんだよぉ、そのままほっときゃあ」と言われるのだけど、採らないと悪いことをしているような気持ちになる。したがって、1か月後に訪れるその時期を思うと憂鬱である。せいぜい作業しやすいように木の下の草を刈ったり要らない枝を落としておきたいものだ。しかしそれも、思うだけで結局その日を迎えてしまいそうな悪い予感がする。今日は雨で庭の草など取れないので(やった!うれしい)、この機会に思い切って、前に漬けた梅酒と梅ジュースの梅を引き上げたのだった。もう、どれだけ食べても食べても、梅は切れる...梅とたわむれる
ジャーマンアイリスは花菖蒲と同様、いろいろな色のものがつくられて売られている。今日は近所の家の庭先に薄いオレンジ色のものを見つけてハッとした。青系じゃないと許せない気がするのだが、意外にもその花はきれいだった。また別の家には大型のクリーム色のがあった。その形は、私が子どもの頃の家の庭にあった「イチハツ」と全く同じで、イチハツってジャーマンアイリスと同じものなのかなと思って調べてみたら……。私の思っていたイチハツは、イチハツではなかった。ドイツアヤメといい、要するにジャーマンアイリスである。子どもの頃、チューリップがはらりと散るころにその「イチハツ」が咲きそろった。白と紫があり、いささかもったりしているのだが、花壇の端にずらりと並ぶさまは、春から初夏へと光がきらめき始める季節の情景として、色鮮やかに脳裏に刻まれて...ジャーマンアイリス・ドイツアヤメ
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