皆様、お久しぶりです。だだでございます。なんかとか生きて暮らしています。いろんなことがあって。いろんな気持ちになって。私は文章を書くことをやめてしまいました。今はなんとか、なんとか文字をつないでいるけれど、ともするとこんな短い言葉たちえでさ
母は要介護4、父は要介護2、妹は重度障害者。シングル在宅介護をしながらも、私の仕事は介護士で、職場は訪問介護とデイサービス。寝ても覚めても介護な人生。家族と事業所、どっちのキモチも分かってしまう板挟み。なにはともあれ楽しくやるよー!
「在宅介護しながら自分の人生を生きる」を目標にするブログです。 本業は介護士、ときどき作家。2018年、たかはたゆきこの名前で「おでかけは最高のリハビリ! 要介護5の母とウィーンを旅する 」(雷鳥社)を出版。第4回斎藤茂太賞受賞。
高齢者のワクチン接種はかなり進んできた。うちの親も7月半ばには2回目が終わる。要介護の方の接種はなかなか大変で、まず「誰が予約するか」という問題に始まり「どこの会場なら行けそうか」「誰がどうやって連れていくか」「副反応がでたとき誰がどう対処
このあいだオヤジが「コロナが終わったら温泉に行きたい」というので家族風呂とリフトのある温泉を見つけた。ワクチンを打ったら泊まりにいこう!でもオヤジは「家族風呂・・・?」と首をひねる。もしかして大浴場に入りたいの?「うん!」でもお父さん一人じ
オヤジは杖ユーザーである。可動式の四点杖。狭い廊下なら杖がなくても歩けるが、六畳間を横切るだけでも杖は要る。庭でタバコを吸ったり、デイへ行くには絶対に必要。それなのに。忘れてしまう。置き忘れてしまう!大事な杖をソファの横に置き去りにしたまま
相変わらず、オヤジは一日、なんにもしない。テレビばっかり、ぼんやり見ている。それもただ眺めているだけのようで、今見たニュースさえ覚えていない。散歩に誘っても買い物に誘ってもついて来ない。体操や脳トレや、母といっしょに何かさせようとしてもぜん
「翌朝一番に提出してね」といわれた書類があったことを、今朝になって思い出した。たいへんだ!今から書類をつくらなくちゃ!と大慌ててでPCを起動する。が、なぜかエクセルが開かない!PCってちょいちょい機嫌悪いときあるよね。そうこうするうちに8時
デイサービスのレクであんみつを作ることになった。最初に粉寒天を水で溶くんだけど「えーっと、このレシピは2人分で・・・7人分作るとなると・・・計算ができない!」早々にリタイア。「助けてー!Bさーん!」利用者さんに助けを求める。「このレシピを計
あんまりあんまりあんまり、認めなくないけどどうも私ったら疲れてるみたい。買った覚えのないものが宅急便で届いたから。「Amazonさんからお届けでーす」と宅配お兄さんから荷物を受け取ったら、「重っ!」とヨロけた。こんな重たいもの、注文した覚え
オヤジがデイへ行った水曜日。今日は私と母だけだ。・・・近頃、私は忙しくて、あんまり母をかまってあげてない。私が仕事に出ているあいだ、家事してるあいだ、母はいつも一人で本を読んでいる。今日も午後から仕事だけど、午前中くらいは、せめて。「久しぶ
訪問先で、利用者さんが登山の番組を見ていた。高い山の尾根にぽつんと建つ山小屋。住み込みのスタッフが一人、登山者を迎えている。「景色はきれいだけれど、山の中で1人って寂しいでしょうね」と思わず呟いたら、利用者さんがこう言った。「山の中じゃなく
昨日、両親をワクチン接種に連れていって改めて感じたのだけど・・・オヤジの足が、やばい。弱い。ひょろひょろである。脳梗塞の後遺症とか、病気で足がむくんでることもあるが、一番の原因は筋肉の衰えだ。日頃ぜんぜん動かないでテレビばっかり見ているもの
近頃、ちょっと疲れてるのかな。今週はいろいろうまくいかない。買い物にいったら財布がないし、仕事先でも忘れ物をするし、乾燥機のスイッチを入れたつもりが入れてなかったし。自分では頑張ってるつもりなんだけどな?なんかしんどいんだ。今日は両親の新型
子供の頃、本ばかり読んでいたせいだろうか。「もう、あんたは現実逃避ばっかりして!」と親に叱られたものだ。学校の先生にも「現実から逃げちゃいけない!」と説教されたものだ。だが今、四十路も半ばを過ぎた今。現実逃避って素晴らしいと思う。本に没頭し
外国の方に「日本人が『昨日ぜんぜん寝てなーい!』って言ってくるのは、どうして?」ときかれたことがある。たくさん仕事しているフリをしてるんだよ、と答えたと思う。もしくは、俺の人生充実してる!って言いたいのかも。よくわかんない。「眠れない自慢」
デイサービスの送迎バスといえばワゴン車が多いが、小さい事業所だと普通車や軽を使う。同乗するスタッフはもちろん運転手のみ。私は運転手の仕事も週に1,2回やっている。大型車と違い、小さな車だと運転手1人に利用者さん1人で走ることもある。今日は利
朝、階下へおりるとオヤジがぼーっと立ち尽くしている。・・・トイレ失敗した?「うん」トイレへとつづく廊下に滔々と川が流れているのでまずは拭き掃除。足を洗って。着替えは自分でできるよね?「うん」そのあと母を起こしたり朝食をつくっていると、オヤジ
訪問介護で一人ぐらしの利用者さん宅を訪れたときのこと。今日は暑いですけど、体調はいかがですか。「ちょっと膝が痛いけど平気よ」にこやかにご家族の話を始めたのだが、なんだか話の辻褄が合わない。あれ? おかしいぞ?と手をとったら熱い!熱を計ったら
朝。私がシャワーを終えて出てくると、玄関にオヤジがゴロンと転がっていた。仰向けで、足も腰も中途半端に曲がった「体育座りができない人」みたいな体勢で。「なにやってるの?」思わず聞いてしまったが、転倒したに決まっている。「くつを、ぬごうと、した
訪問介護の仕事をしていると、一人暮らしのお年寄りが、いっしょに暮らす動物のお世話ができなくなる例をよく目にする。おしっこの海になっていたり。部屋のあちこちにウンコが散らばっていたり。おやつばかり食べさせられて、栄養が足りてなかったり。病気な
デイのはい日、母は本を読んだりテレビを見て過ごすことが多いが、「なにか手伝えることある?」と、きいてくることがある。「私も主婦なんだから家事しなくっちゃ!」張り切っているが、要はヒマなのである。仕方ないのでヒマをつぶせる用事を探す。洗濯、掃
先日「介護は慣れたもん勝ち、あきらめたもん勝ち」と書いたけど、その記事に反応があって思い出したことがある。妹のことだ。以前にも書いたかもしれないけど、すぐに埋もれるから、たまに書いておこうと思う。妹を施設に入れたときのことを。私より7つ下の
久しぶりに服を買いに行った。といってもユニクロだけど。施設で暮らす妹に夏服を送ろうということになって選びにきた。もちろん母もついてきた。重い障害のある人の服選びは難しい。体に負担のないものを選ばなければいけない。それから、更衣のとき職員さん
朝から素敵なニュースがとびこんできた。新しい認知症の薬ができるかもしれない、というのだ。アルツハイマー病の新薬 米FDA承認と発表 エーザイが共同開発 NHKニュース 認知症にはざっくり4種類あるが、中でも一番多いのが「アルツハイマー型
介護のつらさの一つに「大好きな家族がどんどん変わっていくのがつらい」というものがある。あんなに元気だった人が。あんなに何でもできた人が。あんなにしっかりしていた人が。別人のように変わり果ててしまう。たとえばうちの祖父はとても賢い人だった。だ
明日はオヤジの誕生日である。せっかくだからお出かけをしよう。混雑しない場所なら連れてってあげるよ。どこに行きたい?「競輪!」・・・もうちょっと他にマシな所はないのか?まあ、コロナ前までは場外売り場に通ってたもんな。大スクリーンでレースを見た
昨日、母はえらく元気だった。食欲旺盛。いっぱいしゃべって、いっぱい食べた。普段は食べきれないお好み焼きを1人前ペロリと平らげたくらいだ。すごいねー。よかったねー。今日はよっぽどお腹空いてたんだねー。・・・とか、言ってたんだけど。深夜0時。ナ
介護の現実。メディアでそんな言葉をよく見かける。在宅介護のリアル。本当の姿という意味なんだろうが、どういうわけか、介護の暗い面ばかり表していることが多い気がする。あとそれに加えて「絶望のなかの光」みたいなものを。たとえば、トイレ介助はうんこ
今、資格をとるための勉強をしている。研修で教わるのはでは主に介護過程や介護計画・・・ケアプランなんかについてだ。この利用者さんにはどんな介護が必要か?どんなサービスを提供すればいいか?ケアマネさんが情報を集め、課題を抽出し、目標をたて、いろ
「勉強はすすんでいますか?」と利用者さんにきかれた。私は訪問ヘルパーの仕事をしているが、実務者研修(資格試験に必要な研修)を受けるため、先月から何人かの利用者さんに曜日を変更してもらっているのだ。他のヘルパーに代行してもらうこともできるが、
以前、認知症の利用者さんで「足が痛い」と訴える人がいた。「足をくじいてから痛くて歩けないの」けれど足をくじいたのは半年も前。とっくに完治している。検査をしても悪いところはない。認知症のせいで治ったことが理解できないのか、『痛い』ことが頭に残
「ブログリーダー」を活用して、だだ(たかはたゆきこ)さんをフォローしませんか?
皆様、お久しぶりです。だだでございます。なんかとか生きて暮らしています。いろんなことがあって。いろんな気持ちになって。私は文章を書くことをやめてしまいました。今はなんとか、なんとか文字をつないでいるけれど、ともするとこんな短い言葉たちえでさ
退院してきたオヤジがある日突然、覚醒し、しゃべり始めたのは1月半ばのことだった。あう、うう、とうなるばかりで言葉がでてこなかったのに、ある朝「今夜はハリーポッターを見よう」とか言うんだから驚いた。いつも喋れるわけではないし、すらすらとはいか
オヤジがそこらへんにオシッコをまき散らすようになり「話が違うー!無理ー!」とケアマネさんに泣きついたその夜。オヤジはまた転倒をした。ケガはなかったが、とっさに縋った手すりが壊れるありさまだった。そのあと、私はまじめに話てきかせた。周囲からは
退院に際し、病院からの報告では「柔らかいものしか食べられない」「ほぼ歩けない」「活力、気力の低下がみられる」と言われていたオヤジ。退院してからの3日間で・・・大方の予想どおり、めちゃくちゃ元気になっていった。だって、家には孫たちがいるんだも
病院からは「もう少し入院されたほうが」「このまま施設入所はどうか」とすすめられたが、ぜんぶ断って帰宅した。理由は、孫に会わせてやりたかったから。小学4年生の龍と、高校生になった梅(もう一人の椿は今回来日しなかった)。オーストラリアで暮らす孫
前回の記事からまた数か月あいてしまった。現在、オヤジは退院して両親ともに在宅介護となった。相変わらずいろんなことがある。相変わらずバタバタしている。気が向いたときに少しずつ書いていこうと思う。------------------------
退院から20日。母は元気だ。絶好調といっても良い。薬こそ続けているものの、喘息なんて本当にあったのかと思うくらい元気。「酸素ボンベつけて帰宅」とか言われていたのが夢だったのかなくらいに元気。毎日のようにCMに乗せられて「ほら、『人生にもっと
「筋力低下で立位がとれません。在宅介護は厳しいでしょう」と言われたのに「私ならできます!」と言い切って母を退院させることに決めたけれど。私はちょとドキドキしていた。先週、病院ではちゃんと介助できたけど、あれはきっと、すごく調子がよかったから
「在宅介護は厳しいでしょう」気管支炎で入院した母。転院をくりかえし「あと1、2週間で退院できそう」というところまできた。呼吸も落ち着き、酸素ボンベももう要らない。いよいよ退院して元の生活に戻れる!と、思いきや。「正直、厳しいと思います」と言
7月に脳梗塞を起こすも「風邪じゃないですか」と処置されず、救急でようやく入院させてもらったオヤジ。8月に気管支炎となるも入院させてもらえず、悪化してようやく入院できた母。・・・やれやれ。私は過労で熱なんか出してしまった。それでも入院させたら
母は風邪をこじらせて気管支炎となり、紆余曲折の末ようやく入院することができた。そこは7月からオヤジが入院している市民病院。「夫婦2人で同じ病院だ!」と私は喜んだ。「通う手間が省ける!」入院したって放ったらかしにはできない。オムツなどの消耗品
療養型病院(1回目)在宅医の紹介をもって救急にいったのに「これくらいじゃ入院させられない」と帰宅させられた母。翌朝になっても状態は芳しくなかった。まったく飲み食いできないし、息も苦しそうだ。血中酸素飽和濃度は90を切っている。・・・本当はも
母が入院しました。経過とご報告です。長くなるんで分けます。風邪前回、私が風邪をひいて熱を出した話を書いた。39度くらいの熱が1週間ほど続き、ようやく引いてきたと思ったら・・・母に風邪がうつった。まあ、そりゃ、うつるよね。移乗も排泄も食事介助
熱が出た。火曜の夜のことだ。ちょっと喉が痛いな、程度だったのが夜遅くなって突然、関節が痛くなって、気が付いたら高熱だった。「これは、アカンやつや!」とうとうコロナが来てしまったのか。もちろんこういう仕事をしているので5類だろうが酷暑だろうが
水頭症の手術から2週間近くがたつ。手術によってオヤジはどうなったのか?少しでもよくなったのか?気になるところだが全然わからない。だって、ぜんぜん面会できていないからだ。術後すぐに「病棟でコロナがでました。面会は完全禁止です」となり、私はただ
オヤジが手術を受けることに決めたはいいが、さあ、大変だ。なにしろ手術は「明後日です」ときたもんだ。「ご家族さん、明日と明後日は病院に詰めてください」2日間、体をあけなくてはいけない!申し訳ないけど仕事は休む。母はデイサービス・ヘルパーさん・
脳梗塞で入院したら、なんと水頭症が発覚したオヤジ。根性なしのオヤジがリハビリをするとは思えなかったため「手術は受けない」と決めたのだが…。●オヤジの決意担当医と話した翌日。私は仕事でイベントに出席していたが、自分の講演だけ終わらせるとそのま
●手術をするかどうか「さて本題ですが」病院食をさんざんディスったあと、担当医はMRIの画像を見せながら話を切り替えた。「お父さんの脳の隙間、異常に大きいんですよ。これ水痘症ですね」・・・あ。水痘症。「脳に髄液がたまる水痘症で、失禁、歩行障害
オヤジが脳梗塞を発症して約1ヶ月がたつ。入院先の病院からは何の連絡もなくちょっとやきもきしていたところ、入院3週間でようやく進展があった。長いので分けて投稿していく。病院の待ち時間にポメラで書いて投稿しているため読みにくかったらすみません。
脳梗塞で入院したオヤジ。面会は午後2時~4時の2時間だけと制限されているから、仕事のある日は行けないが、休日には顔を見ることができる。いつもベッドで横になっていて、体位変換用のクッションが当てられ、自力で起き上がることもできないのは見てとれ
退院してきたオヤジがある日突然、覚醒し、しゃべり始めたのは1月半ばのことだった。あう、うう、とうなるばかりで言葉がでてこなかったのに、ある朝「今夜はハリーポッターを見よう」とか言うんだから驚いた。いつも喋れるわけではないし、すらすらとはいか
オヤジがそこらへんにオシッコをまき散らすようになり「話が違うー!無理ー!」とケアマネさんに泣きついたその夜。オヤジはまた転倒をした。ケガはなかったが、とっさに縋った手すりが壊れるありさまだった。そのあと、私はまじめに話てきかせた。周囲からは
退院に際し、病院からの報告では「柔らかいものしか食べられない」「ほぼ歩けない」「活力、気力の低下がみられる」と言われていたオヤジ。退院してからの3日間で・・・大方の予想どおり、めちゃくちゃ元気になっていった。だって、家には孫たちがいるんだも
病院からは「もう少し入院されたほうが」「このまま施設入所はどうか」とすすめられたが、ぜんぶ断って帰宅した。理由は、孫に会わせてやりたかったから。小学4年生の龍と、高校生になった梅(もう一人の椿は今回来日しなかった)。オーストラリアで暮らす孫
前回の記事からまた数か月あいてしまった。現在、オヤジは退院して両親ともに在宅介護となった。相変わらずいろんなことがある。相変わらずバタバタしている。気が向いたときに少しずつ書いていこうと思う。------------------------