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遊民ヤギ爺 https://blog.goo.ne.jp/yagi1854

俳句と映画のゆうゆう散歩

暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。

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2015/07/05

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  • 春惜しむ

    令和4年4月30日(土)春惜しむ:四月尽、行く春、過ぎ行く春を惜しむこと。暮れの春、行く春と大差はないが詠嘆的な心が言葉自体に強くこもり一種もの寂しく惜しむ様な情を含んでいる。「ああ、もう春も過ぎ去ろうとしている」行く春の愛惜の心が込められている。「四月尽」は、四月最後の日。四月が終わること。「行く春」は、立春の後しばらくは寒さがぶり返し、時には春の雪に見舞われたりしながら、だんだん日が永くなり季節が移ろい、春の盛りに日本人に馴染の深い梅や桜をはじめ、多くの草木が花を咲かせ目を楽しませてくれる。厳しい冬過ごした後だけに、人々は解放感」と伴にこの季節を享受する。然し、時は更に移り動いて春もまさに過ぎ去ろうとしている。「行く春は、季節を動くものとして捉え、その終ろうとする春を惜しむ心のこもった季語である。私の青春時...春惜しむ

  • 昭和の日

    令和4年4月29日(金)昭和の日、学校給食4月29日は「昭和の日」、国民の休日である。今日からゴールデンウイークが始まり、最多の所は5月8日(日)迄10連休となる。昭和の日は、「激動の日々を経て戦後復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを趣旨として制定された。元は昭和天皇の誕生日で、昭和天皇の崩御の後は植物に造詣の深かった天皇に因み、1989年(平成1年)より「みどりの日」となっていた。2005年(平成17年)の「国民の祝日に関する法律の改正」により、2007年(平成19年)から「昭和の日」となった。これにより「みどりの日」は5月4日となった。今年は学校給食が全国で始まってから70年を迎える。1952年(昭和27年)4月に全国の小学校で完全給食が始まった。それまでの変遷は1884年(明治22...昭和の日

  • 髢 草

    令和4年4月28日(木)髢草:かもじくさイネ科の多年草、草丈50~70cm路傍や畑などに多く生えている。麦藁に似て線形である。晩春から初夏にかけて茎の頂に一個の穂状花序を出す。花序には数個の小花のある多数のやや紫がかった小穂が付き、長い芒(のぎ)がある。過って女の子等がこの草の若葉を集めて雛人形のかもじを作ったことから「髢草」の名がついた。※かもじは、昔の婦人の髪に添える髪(入れ髪)のこと。俳人の夏井いつきさんの著書「絶滅寸前季語辞典」の中に髢草の記述が在ったので紹介したい。髢草:晩春、初夏、イネ科の二年草【髢草が絶滅品種であるわけではない。「髢」という言葉が一体、どこまで生き残れるのだろうかと思ったまでだ。髢草の命名は、この草を揉んで人形の髢(婦人の添え髪、入れ髪)にして遊んだところからきたものではないかと言...髢草

  • ぜんまい

    令和4年4月27日(水)薇:ぜんまいゼンマイ科ゼンマイ属の多年草シダで、山林や野原に数本ずつ自生する。山菜として有名で、未だ柔らかな若葉や茎を摘み採り茹でてから干し乾燥させてから食用とする。くるくる渦巻いた若葉の先は白い綿毛に覆われている。この先端の形がほぐれないうちに摘み採る。胞子葉と栄養葉とがあり、栄養葉の若芽は蝸牛状に巻いていて、綿毛に覆われる。ぜんまいは生では食べられない。茹でて一度乾燥させる。料理する時は乾燥したものを使う。カミさんが体操教室の帰りに、「仲間から薇を頂いた」と持参した。他の山菜は、ご近所から頂く事が多いが薇を貰うのは初めてである。早速、ネットで薇のレシピを開いてみる、、、「きんぴら」:炒めたぜんまいを砂糖、醤油で味付けし、鷹の爪を加える。「煮物」:にんじん、マイタケ、蒟蒻油揚げ等を入れ...ぜんまい

  • 遠 足

    令和4年4月26日(火)遠足:野遊び今では遠足は春だけではないが俳句では遠足は春、運動会は秋の季語として扱われている。遠足は郊外または野山に出て一日行楽をすること。先生等に引率され列をつ乱しながら、ワイワイ、ガヤガヤと行く児童の群れを見るのは微笑ましい。名古屋港水族館遠足は4月から5月頃が好適なので春の季題となった。多くは学校の行事だが、個人や仲間うちで出かけることも対象となる。ピクニックの語を充てることもある。近くを散歩するのではなく、電車や車を使ったり或いは徒歩でも遠くへ出かける場合にいわれる。無論、出張などのように仕事での出かけは遠足とは言わない。団体旅行というのは、微妙にニュアンスが違う。殊に学校での郊外見学等で遠くへ出かけ日帰り程の度をいう。遠方に行く、足を延ばす意味では既に江戸末期には用いられたとい...遠足

  • なんじゃもんじゃ

    令和4年4月25日(月)なんじゃもんじゃ:モクセイ科ヒトツバタゴ日本では本州の一部と九州の対馬(長崎県)に隔離分布する珍しい落葉高木。高さ20~30mにもなる。葉は対生し、長さ4~10cmの長楕円形をしている。5月頃、円錐花序に白い花を付ける。名古屋市熱田区に在る「名古屋国際会議場」(白鳥)の西側に在る並木路に、別名「なんじゃもんじゃ」とわれるヒトツバタゴの木の花が見頃を迎えた。新緑の中、純白の花はまるで樹木に降り注いだ雪化粧、、、付近を散策する人々の目を楽しませている。国際会議場西側の市道凡そ1.2kmに、街路樹としてヒトツバタゴが植えられている。例年より1週間程早く見頃を迎え、白と緑の対象が美しい。ヒトツバタゴは愛知県、岐阜県と限られた地域にしか自然に生えていない様で、他の地域では余り「なんじゃもんじゃ」は...なんじゃもんじゃ

  • 藤の花

    令和4年4月24日(日)藤の花:藤棚、藤波、藤房山野で他の木に巻付いて生活するマメ科フジ属の落葉蔓植物の総称。野田藤は茎が右巻きである。野田藤の名前が付いたのは、豊臣秀吉が摂津の国(大阪府)を訪れ、摂津の野田に咲く藤を愛でた事に由来するという。藤の葉は互生し卵状から次第に尖る。花は5月の初め頃、その年の枝の先に数10cmから1m以上にも及ぶ長い総状花序つけ下垂する。これを藤の花房「藤房」という。幾重にも下がるさまや風で揺れるさまを、「藤波」といい讃えた。花は濃淡の紫色、藤色といえば紫色である。「万葉集」に詠まれ、「枕草子」で清少納言は「藤の花はしなひながく、色こく咲きたる。いとめでたし。」と褒め和歌の歌題にもなるように、色も姿も古くから人々に愛されて来た。日本史の上での藤原氏の存在の大きさや、紫式部の「源氏物語...藤の花

  • 松の芯

    令和4年4月23日(土)松の芯:若緑、緑立つ松は、マツ科マツ属の常緑針葉高木の総称である。北半球の温帯を中心に、約100種が分布する。明るく乾燥した地に生える。「若緑」とは、晩春に松の枝から出る松の新芽をいう。細長い緑の芽が10cm以上も伸びて、真直ぐに天を指している様は明るく勢いがある。松の若葉をいう。「緑立つ」とは、春になって木々の新芽が出る事だが、多くは松の新芽のことをいう。いかにもすくすくとして旺盛な感じがしている。「松の芯」とは、芯のように立って芽吹く松の新芽のことをいう。町内会の新年度が始まった。町内の三役人事は若返り、すべてが女性となった。ここ数年、過っての名士といわれた人達が役員に立とうとせず、OBが町内に頭を下げて回るが会長の成り手がなく止むを得ず、町内組長(全16名)の中から互選で決める事と...松の芯

  • アース・デー

    令和4年4月22日(金)アース・デー:地球環境の日今日4月22日は、アース・デーです。1969年、ユネスコ(国際連合教育科学文機関)の環境関連会議の場で、米ソ宇宙協力平和運動について、国連のウ・タント事務総長がこの提案を支持し、「アース・デー」として3月2日を設定し、継続することとなった。1990年には米国・ソ連・中国が協力して、エベレストに登山する「アースデイ20国際平和クライム」が行われた。その後の2009年の国連総会で4月22日を「国際母なる地球デー」とすることが採択され、翌年の2010年から実施されている。日本では」1990年から2000年までを一区切りとし、毎年4月に「アースデー」に関するイベントが行われる。2001年以降は「TOKYOアースデー」が代々木公園等で実施された。毎年この日は世界各国、日本...アース・デー

  • 公園の草刈り

    令和4年4月21日(木)公園の草刈り「摘み草」は、行楽と実益を兼ねた日本の伝統的な行事で、野や堤に出て、蓬や土筆、蕨、薇など食用となる山菜摘み。そして蒲公英やスミレ、シロツメクサ等の野草摘みをいう。一方で「草刈」は、農家などが家畜の飼料にしたり、葭等を刈って屋根を葺いたり、葦簀(ヨシズ)等の材料にする。或いは雑草を刈って、庭や公園等を綺麗に手入れするするための作業をいう。今年も町内恒例の、公園の草刈りが始まった。毎年4月から12月までの間(1~3月は草がなく休止)雑草を刈ったり、落葉掻きをする行事である。4月に入り、気温上昇と伴に一気に草木が成長し緑一色となった。樹木が青々とする中、公園のベンチや遊具の周辺、フェンス際などに見る見る雑草が生い茂る、、、。早朝8時、今年度の町内役員と公園愛護会(OB会)が集り草刈...公園の草刈り

  • 穀 雨

    令和4年4月20日(水)穀雨:こくう二十四節気の一つ、太陽の黄経が30度のときで清明から15日目にあたる。4月20日頃穀物を育てる頃という意味で、この雨に田畑も潤っていく。地上に在る穀物にたっぷり水分と栄養がためこまれ、元気に育つ様に天からの贈り物の恵の雨が、しっとりと降り注いでいる景が浮かぶ。中国では「牡丹の花」を「花中之王」(花の王様)とか、「国色天香」(国の色、天の香り、美女や牡丹を指す)と呼ばれ、最も愛される花で穀雨の頃に咲き誇る花として、「穀雨花」とも呼ばれている。中国では牡丹を「穀雨花」と呼ばれる、日本と中国では季節のずれが在り、中国では夏の訪れる頃に「穀雨」とされる。日本では、農耕の準備をする雨となり、農具の手入れや、田畑の作業が始まる頃である。穀雨の頃においしい食べ物は、蓬から作る草餅、ゴボウ、...穀雨

  • 潮路句会

    令和4年4月19日(火)潮路句会3月例会より、兼題:1)柳、2)仔猫、3)当季雑詠、出席者:参加8名、不在投句1名、欠席1名柳の芽退屈さうな店主かなヤギ爺潮路抄葉ごもりを抜けて日向へ落椿玲子縁側に猫を懐炉の舟を漕ぐ勝見送れば更に揺れ出す柳かな美保子戯れをりし毬に飽きたる仔猫かな美智子水温む小川の魚影未だ見えず魚青独り居の雛に挨拶朝な夕輝子山笑ふ麓の里の野良仕事千里いちめんの菜の花光る雨しずく政子泪目の蛮から気取る卒業子ヤギ爺雨天の昨日は肌寒く、上着を一枚引きずり出し羽織り、、一転、今朝は温かさ(と、言うより暑さが、、)が戻り、ヤギ爺、この温度差について行けず、戸惑うばかりです。季節は早くも、初夏の様相、、大通りの躑躅も燃える様、陽射しが強くなりました。公園の草取りが明後日から始まります。(冬場3カ月は休み)木々...潮路句会

  • 山査子の花

    令和4年4月18日(月)山査子の花:メイ・フラワー中国原産のバラ科サンザシ属の落葉低木、高さ2~3m春4月頃に針のような小枝から新葉を出すと同時に白色5弁の花を房状に付ける。梅の花に似て趣がある。枝には大きな棘があり、秋には黄色の実を結ぶ。葉は倒卵形で、葉の縁にはギザギザ(鋸歯)があり、付け根はくさび形をしている。山査子は古くから、薬用として効能があり、「命を養う不老長寿の妙薬」と云われ、疲労回復の漢方薬とされた。また、山査子は生薬名「さんざし」といい、健胃、整腸剤として使用されている。山査子の実は、ドライ・フルーツや果実酒等に加工する。西洋山査子は、ヨーロッパ原産で、高さ2~5mある。4~5月頃、赤い花を付け「アカバナサンザシ」と呼ばれ、八重の花は秋に実は付けない。葉のギザギザも棘もなく丸みがある。同属の「西...山査子の花

  • クリーン・キャンペーン

    令和4年4月17日(日)クリーン・キャンペーン名古屋市が毎年行っている、市内全域のメーン道路等の清掃を一斉に行うキャンペーンが17日(日)催された。港近辺では、学区区政協力委員・保健環境委員に加えて各種団体協力委員(民生委員・体育委員・女性会・老人会等)が参加した。学区代表の挨拶の後、軍手・ゴミ掴み・ゴミ収集袋等が渡され、二班に分かれてメーン道路(江川線)の両側を歩きゴミの収集を行った。港区役所横の公園から南へ、築地口交差点までの間、、タバコの吸い殻、チリ紙、空き缶、ペットボトル、ボロ布ビニール傘、弁当やカップ麺の空容器、衣類、マスク等と様々ある。(今回は放置自転車等の大型ゴミはなかった)ゴミ捨ての多い場所は、コンビニや食品店等前の路上や駐車場等が多く、相変わらずタバコ(吸い殻)ポイ捨て。悪質なのは、路駐された...クリーン・キャンペーン

  • 青木の花

    令和4年4月16日(土)青木の花ミズキ科アオキ属の常緑低木、高さ2~3m北海道から沖縄まで日本各地に広く分布する。山地の木陰等に自生するが、庭木としも植えられている。青木は耐寒性、耐暑性さらには日陰にも強く、素人にも育て易い樹木として重宝される。日本の古来種で、江戸時代の中期に「緑の葉と赤い実のコントラストの美しさにヨーロッパに渡ったが、雌雄異株で赤い実が付かなかった」という逸話が残る。4,5月頃に四弁の赤褐色の小花を多く付けるが、地味で目立たず淋しい感じのする花である。葉は長さ8~10cmの長楕円形で表面に光沢がある。葉の先半分程にはギザギザな縁が在り、先端は尖る。アオキの葉を乾燥させると黒くなるが抗菌作用があり、火傷、しもやけ、凍傷やイボ、魚の目等に効能がある。花は地味であるが、冬になると真っ赤に熟した直径...青木の花

  • きんつば焼き

    令和4年4月15日(金)金鍔焼き:きんつば水で捏ねた小麦粉を薄く伸ばして小豆餡を包み、刀の鍔のよう丸く平たくし、油をひいた金属板の上で焼いた菓子。文化・文政(1804~1830年)頃に江戸で流行した。今では四角く切った餡を、小麦粉を薄く溶いた液に浸けて平鍋で焼く。これを4「きんつば」という。サツマイモで作った芋餡を包んだ「芋きんつば」も在る。元々は大阪で考案された菓子で、上新粉(米粉)で作った生地で餡を包んだもの。当時はその形状と色から「銀鍔」と呼ばれていた。1600年代の後半には、大阪から江戸に伝わると「銀よりも金の方が景気が良い」とのことから、その名前が「金鍔」に変わったとされている。現在の四角い「金つば」は、神戸元町に在る「紅花屋」(現、本高砂屋)の創業者の杉田太吉により、明治時代に考案された。富山県高岡...きんつば焼き

  • ハナズオウ

    令和4年4月14日(木)花紫荊:ハナズオウマメ科ジャケツイバラ亜科の落葉低木で、中国原産高さ2~3m、枝をほうき状に伸ばして育つ。先年、鶴舞公園へ吟行に出かけた際、紅紫色の(桃の花の様)小花が枝の先に密生して居り、名を知らぬ私は友人から「ハナズオウ」と教えられた。早春、枝の先に花芽を付け、4月頃に葉の先立って紅紫色をした蝶型の1cm程の小花を密生し固まる様に咲く。この花が枯れた後に、10cm程のハート型をした葉っぱを茂らせる。葉には艶があり両端が少し膨らんでいる。これと並行して花の後に、莢インゲンを短くしたような莢がぶら下がり、中には5個位のハナズオウの種がある。ピンクや赤紫色のハナズオウとは別に、白く清楚な花を咲かせる「シロバナハナオウズ」がある。通常のハナオウズと同様に、寒さにも暑さにも強く育て易い。1~2...ハナズオウ

  • パンの記念日

    令和4年4月13日(水)パンの記念日昨日(4月12日)は、「パンの日」でした。1842年(天保13年)の4月12日、伊豆の国(現静岡県)韮山代官所(江戸幕府直轄の領地を支配するための役所)の西洋流兵法学者であった江川太郎左衛門英龍は、軍が携帯する食糧として「乾パン」を使用した。これが日本で最初のパンである。1983年(昭和58年)の3月、パン食普及協議会が制定され、その日(4月12日)を「パンの記念日」とした。明治文明開化の頃に日本へパンが渡来したが、米志向の強い日本では、当初パンは余り受入れられなかった。1869年(明治2年)に日本で初めてパンの製造をした木村屋(東京港区新橋)では5年後(明治9年)に、パンの中に小豆餡を詰めた「アンパン」を作り、これが好評を得た。その後次々に菓子パンを作った。後に様々な具材を...パンの記念日

  • 沈丁花

    令和4年4月12日(火)沈丁花:丁子、沈丁、瑞香、芸香ジンチョウゲ科の常緑低木、中国原産。高さ1~1.5m位、半球状の株になり庭木や垣根等として植えられる。3~4月頃、枝先に10~20個の花を球状に咲かせる。外面が紅紫色で、内面が白色の肉厚の四弁花が開く。まっ白な品種もあり、同様の四弁の花が香りを放っている。葉は互生し、倒披針形の6~8cmの長さ、雌雄同株。その芳香は沈香で、花(正しくは萼)は丁字に似る。沈香と丁字の香りを併せ持つことから「沈丁花」という。沈香とは、木材を土中或いは自然に腐敗させて香料を採るもので、木質が硬く水に沈む特性を生かした採取法で、その中でも光沢のあるものは「伽羅」(きゃら)と呼ばれる高級品である。伽羅、丁子、丁字とは、フトモモ科の熱帯常緑高木で、白色や淡紅色の花が咲き、芳香が強い。その...沈丁花

  • さくら貝

    令和4年4月11日(月)さくら貝:花貝ニッコウガイ科の二枚貝殻長さ3cm程で貝殻は薄くやや長方形をしている。淡紅色をして美しく光沢がある。日本各地の浅海砂泥域に生息している。貝殻は浜辺でよく目にし、桜の花びらのように美しいことこから、春の季語とされる。波打ち際で洗われる貝殻を拾う姿、その光景の美しさから名曲、「さくら貝の唄」が生まれた。1939年(昭和14年)、作詞家(土屋花情)の友人で歌人の鈴木義光が詠んだ「短歌」を元にこの曲が生まれた。「わが恋のごとく悲しやさくら貝片ひらのみのさみしくありて」、、病で18歳の若さで亡くなった恋人への思いを詠んだこの歌を作詞家の土屋花情が作詞をし、メロデイを作曲家を目指していた、鈴木義光が八洲秀章というペンネームで作曲し「さくら貝の唄」として発表した。後に、山田耕作」の目に留...さくら貝

  • サワラ

    令和4年4月10日(日)鰆:サワラスズキ目サバ科の海産魚。出世魚の一つで関西では、サゴシ→ヤナギ→サワラ、と名前が変わる。成魚は1m以上にもなる。背側は暗青色で、腹側は白く灰色の斑紋が縦列にならぶ。鯵(あじ)、玉筋)魚いかなご)、片口鰯等小魚を貪欲に食べる。晩春の産卵期に沿岸に寄り集まることから、魚偏に春と書いて「鰆」(さわら)といい、「春を告げる魚」とも云われ、春に旬を迎えるので春の季語となる。「さわら」の語源は、「さ」が狭いに通じ、「わら」は腹という意味で、そこから「さわら」となる。「からすみ」は鯔(ぼら)の卵巣だが、香川県などでは「さわら」の卵巣を使って「からすみ」を作る。関東では余り馴染みがないが、関西殊に瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)や播磨灘は鰆の漁場として有名である。鰆は、春が旬の魚としてのイメージが...サワラ

  • 草 餅

    令和4年4月9日(土)草餅:よもぎ餅蓬の葉を茹でたものを搗き込んだ餅で餡を包んだもの真っ青な色と蓬の香りがよい餅である。昔は蓬の代りに春の七草の一つである御行(ごぎょう)、母子草を用いていたこともあり、母子餅と呼ばれた。現在市販されているものは、草大福が多いようである。ヨモギを摘んで家庭でも手軽に、野趣に富んだ餅を作った。草餅を作る風習は、餅に草を練り込むと草の香りは邪気を祓う力が在ると信じられ、「上巳の節供」(3月3日の女児を祝う桃の節供)に母子草を混ぜ込んだ餅を食べる風習が中国より伝わった。これが平安時代の宮中行事の一つとして定着した。江戸時代には女児の成長を祝う「雛祭り」として広まり、菱餅を白色と草餅の緑の二色で作られた。現在でも母子草を使った草餅を作る風習が、岡山県、広島県等に残っている様です。愛知県稲...草餅

  • シャボン玉

    令和4年4月8日(金)しゃぼん玉:石鹸玉石鹸を溶かした水を、細い麦藁等の管の先端に付けて吹くと美しい五色の玉が幾つも飛び出す。16世紀に伝わり、江戸時代には無患子(むくろし)の実を煎じ液を用いていたが、明治以降に石鹸に取って代わった。古くから伝わる子供の遊びで、長閑な春の景物の一つである。1677年(延宝5年)の江戸の頃、日本で初めてしゃぼん玉売りが行商して歩いたといわれる。シャボン玉がなぜ春の季語なのか、?よくは判らないが、「春は未だ外気に冷たさが残り、シャボン玉を飛ばす時の暖かな口の息との温度差があるため浮力が得やすく、高く飛ばされるという。依って夏より春の方がシャボン玉を飛ばすのに相応しいのではないかという説がある。亦、春には子供達が遊ぶ玩具や器具が多く在り、それを利用する遊びのブランコ、凧、風車、風船な...シャボン玉

  • 華鬘草

    令和4年4月7日(木)華鬘草:けまんそう、鯛釣草ケシ科の観賞用多年草、中国原産で室町時代に渡来した。高さ約60cmほどで、葉は牡丹に似た5cm程で小さく羽状に細裂している。晩春(4,5月)、心臓の形をした桃紅色の扁平な花が、総状花序に垂れ下がって咲く。「華鬘」(けまん)というのは、仏殿の欄間等に掲げる飾りのこと。華鬘草のすいと伸びた花茎に並んで垂れ下がって、花を付ける様子がよく似ている事からこの名がついた。「紫華鬘」は別の品種で、野生の高さ30cm位で華鬘草に比し低く,茎に稜があり、花は上部に固まって咲く。紫華鬘、寺の境内の日溜まりに華鬘草が咲いていた。とても鮮やかな紅色をしており、辺りが華やいで見える。徳川園、白鳥庭園、東山植物園、名古屋の庭園の徳川園、白鳥庭園、東山植物園などは、これからこの美しい花が見られ...華鬘草

  • 東谷山フルーツパーク

    令和4年4月6日(水)東谷山フルーツパーク名古屋市の北部の守山区志段味にある東谷山フルーツパークの枝垂れ桜が満開になった。園内には約1000本の枝垂れ桜があり、見頃を迎え多くの人が訪れている。河津桜、ソメイヨシノ、山桜、八重紅枝垂、御衣黄、鬱金等等が咲き盛っている。中でも、桜の木の下に在る「雨情枝垂れ桜」の立札に目に留まり、つい立ち止った。普段吟行等で、園内を巡る際には何の気にもせず素通りしていたのだが、、、、。この日は大勢の人の後に続き、立ち止る先の「雨情枝垂れ桜」の記述、、、雨情枝垂れ桜は江戸彼岸桜の栽培品種で、詩人の野口雨情が住んでいた栃木県宇都宮市の邸内に植えられていた桜の木を後に雨情を記念して名付けられたとのこと。この品種を東谷山にも株分けしたようである。今では全国各地の公園等にも植えられているそうだ...東谷山フルーツパーク

  • 清 明

    令和4年4月5日(火)清明:清明祭二十四節気の一つで、春分から十五日目の今日4月5日「清浄明潔」を略したものと云われ、天地が清々と明るい空気に満ちてくることをいう。清浄明潔とは、清らかで明るく生き生きしていること。江戸時代に書かれた「暦便覧」に、「清明の季節を万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる也」と記述されている。空気は澄み、陽光は明るく万物を照らし、全てがはっきり鮮やかに見える頃という意味である。物がはっきり見える時候は、芽吹いた此の草も何という草なのかよく判るという。清明祭:シーミー、ウシーミー(御清明)二十四節気の「清明」の頃に、沖縄で行われる「墓前祭」のこと。18世紀に中国から伝来したといわれる。一族一門が墓前に集まり、御香や紙銭を焚いてあの世の人(ご先祖)と伴にご馳走をいただき、泡盛を酌み...清明

  • 虎 杖

    令和4年4月4日(月)虎杖:いたどり山野の何処にでも自生する、タデ科の多年草。茎は太く直立し高さ1m前後、2mに達するものもある。春先に伸びる若い芽は軟らかく、茎は竹に似て内部が空洞で節があり、卵形の先の尖った葉を生じる。春、赤い斑点の在る筒のような若芽の皮を剝いた物をそのまま食べられる。夏になると、淡紅色や白色の花が茎の先に円筒花序を付ける。久しぶりに、ご近所から虎杖を頂いた。その方は、春になると岐阜の山間(親類)に出かけ、山菜摘みに出掛けていたが、ここ数年出かけられなくなる(コロナ過)昨日、「虎杖が届いたから御裾分け」と我家にも春の便り、、アスパラのような形をしたのに、節目に紅い葉が付いている。早速、下処理(皮を剝き、下茹で、灰汁抜き)をする。二杯酢や酢味噌、塩漬けや煮物、天婦羅も旨い、、、、、。ハム巻き、...虎杖

  • 浅 蜊

    令和4年4月3日(日)浅蜊:浅蜊汁内海や淡水の混じる砂泥地に棲むマルスダレガイ科二枚貝北海道から九州にかけて広く分布する。殻の大きさは3,4cmほどで表面に布目状の多様な模様がある。表面の放射状の肋脈は成長脈と交わり布目となる。浅蜊は、汽水状態(海水と淡水が混じり合う状態)の内湾や河口部を好み、成貝は海岸の潮間帯から干潮線下10cm程の浅くて塩分濃度の薄い砂泥地に生息する。最大で6cmくらいになる。北海道産のものは個体が大きく、貝殻には目立った模様はなく黄褐色がかった色をしている。沖縄産は薄っぺらで早く成長する。食材として古くから利用され、貝塚多くの出土品が発掘された。料理は潮汁、味噌汁、和え物、しぐれ煮の他、ボンゴレパスタ、クラムチャウダ等がある。東京深川の「浅利飯」(深川飯)は江戸時代から人気の名物。日本で...浅蜊

  • 花冷え

    令和4年4月2日(土)花冷え花の咲く頃は天候が定まらず、一時的に急に寒さが戻る事がある。その頃の季節の感じをいう。全国何処の地域でも「花冷え」はよくみられる現象であるが、京都の花冷えは有名である。花冷えという言葉が京都で言われる様になったのは、文芸評論家で「俳句研究」の第一人者と言われる山本健一氏が、「日本大歳時記」の中で紹介された記述には、大正期以降に花冷えの例句が見られるようになり、それ以来俳人達に「花冷え」という言葉が使われる様になり季語として定着した。この言葉の美しさに依るところが大きいとされる。先月(3月)末頃から桜の花は満開になった。厳しい冬を越えて迎えた「春爛漫」である。昨日(4月1日)、孫の一人(男児)が中学校の入学式を迎えた。亦、新年度が始まり官庁や各企業等で、入社式が在った。それぞれ、新しい...花冷え

  • エイプリル・フール

    令和4年4月1日四月バカ:万寓節4月1日は、エイプリル・フール(四月馬鹿)と言ってその日だけは罪のない嘘や悪戯(いたずら)で人を担いでも許される日とされている。これが日本に入って来たのは明治の頃「万寓節」と言われた。欧米の新聞、テレビ等はユーモラスな嘘のニュースを拵えて流したりする。近年、ネット社会が発達しインスタグラム等でも多くのジョークネタが飛び交い、冗談では済まされぬ悪質な誹謗中傷が横行して、裁判沙汰にまで発展している。これらが問題となり、海外では大手のIT企業等がエイプリル・フールのネタに参加する事を禁じる企業も多くなった。今年は日本でもエイプリル・フールネタのCM造りが少なくなった。そんな中、一つ二つ紹介する。meijiのスーパーカップ・アイスの「超鶏ガラ醤油味バニラ」はなまるうどんの「油揚げのマスク...エイプリル・フール

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