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「Kowkinsblog・光風抄」 https://mokuson505.blog.fc2.com

詩人、木村浩欣のブログです。東洋思想と日本文化を基盤に「祈りの詩文芸」に取り組んでいます。

日本の伝統的な、神棚とお仏壇のご供養を中心にして、古今東西の英知に学び、親しみつつ、霊性を学び、ブログで写真詩や和歌と俳句を、創作し続けています。facebookもおおいに楽しんでいます。どうぞ、楽しいご親交とご参照をよろしくお願い申し上げます。合掌・感謝・浩欣。

詩人、木村浩欣
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藤沢市
出身
藤沢市
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2016/03/28

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  • 「掌をひらく」

    「掌をひらく」掌をひらく砂をこぼす頭上30センチに明滅する短絡な回路考えたくない偏っていく価値を社会正義と呼ばれる目的なき闘争を私は考えたくない掌をひらく砂をこぼす全ての命令が懇願に変わり全ての懇願が その言葉の主へと向かえばいいのだ目的はどこに大宇宙の眼差しはどこに掌をひらく砂をこぼす縄文のシャーマンの魂は今も私たちの愚鈍を凝視している満たされているのに魂をやせ細らせてゆく私たちの醜さを掌をひ...

  • 「紅薔薇の恋文」

    「紅薔薇の恋文」 とほるときこどものをりて薔薇の門 ( 大野 林火 )和歌三首 紅薔薇の花弁に恋文よむごとく 見つめる女の心に住む人 年月を鳥声きいて振り返る 吾を導きし無数の地蔵尊 脱力の令和の御世の猫あまた 歌に酔いては酒こぼしつつ俳句七句 眼をとじて砂金のごとく五月の風 朝凪の気界に溺れ鳥とよむ 沁みるような艶と遊びし夏の宵 朝涼や甘き吐息をまたさが...

  • 「白薔薇の静かな炎」

    「白薔薇の静かな炎」 恋しきにわびて魂まどひなば むなしき骸の名にやのこらん (古今和歌集・571・不知詠人)和歌三首 ちはやぶるイザナミ美笑の薔薇園に 愛の不滅を知れる人々 麗人の静けき光にたへかねて 花園を出る我の寂しさ 喰うて喰うて喰うて自我の窮地を知る御代に 大悲語れる薔薇のうるわし俳句七句 静かなる炎を秘して薔薇の散る 薔薇ぬれる老女の記憶よむご...

  • 「幻の少年」

    「幻の少年」400年前の相州藤沢の野辺に独りの乞食少年が昼寝をしているボロ布をまとい畦道に生える雑草や野菜くずを拾って煮て食べている森の岩陰や捨てられた炭焼き小屋などをねぐらにしていた働かないいつも一人空想に耽り菜の花畑の端っこで鼻風船を膨らまして気持ちよく昼寝をしている村の古老が人並みの生活を与えてやろうと田んぼの水回りの補修仕事などにこの少年を呼んでは手伝わせるのだがいつも まったく仕事にな...

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