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「Kowkinsblog・光風抄」 https://mokuson505.blog.fc2.com

詩人、木村浩欣のブログです。東洋思想と日本文化を基盤に「祈りの詩文芸」に取り組んでいます。

日本の伝統的な、神棚とお仏壇のご供養を中心にして、古今東西の英知に学び、親しみつつ、霊性を学び、ブログで写真詩や和歌と俳句を、創作し続けています。facebookもおおいに楽しんでいます。どうぞ、楽しいご親交とご参照をよろしくお願い申し上げます。合掌・感謝・浩欣。

詩人、木村浩欣
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藤沢市
出身
藤沢市
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2016/03/28

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  • 「森に探る歪の音」

    「森に探る歪の音」大いなる眼差しをもとめて青空を見るのだがキーンと澄み渡ったこの青空には反響がない「私はだれか」と問いかければ、空は「私はだれか」と歌いだすばかり四月の森を歩く落ち葉を鳴らす自分の足音が嬉しい私は軽い気体のような蒼黒い思考を歪ませながら嵌め込める絵を探している全長40キロメートルの強大な透明の蛇は緑と赤のまだら模様の直径260メートルの胴体をくねらせて うねらせて微細に震える鱗を輝...

  • 「躑躅の花芯」

    「躑躅の花芯」 つつじ散る池面に言葉置くように ( 菅沼 芙蓉 )和歌三首 天空を切りし燕の遥かなる 旅を導く愛のかほりよ 暁闇に躑躅の花芯を見つめ居る いたずら小僧の鏡の如くに ぬばたまの闇夜に浅き夢をみる 水のかほりの君の背中よ俳句七句 白躑躅にサイダーこぼす夕暮れ時 学童の声のみほして赤躑躅 ふらここに老婆微笑の日向かな 吾を産みし春の渚の夢の淵 春濤の江の島岩...

  • 「藤浪の甘露」

    「藤浪の甘露」 世の中の人の心は花ぞめの うつろひやすき色にぞありける ( 古今和歌集 よみびと知らず 795 )和歌三首 鳥とよむ朝の森に足ぬらし 四角き音の透き間を舐める 藤浪の甘きかほりに揺れいたり 未知の愛こそ我を掴みて 藤浪を数える如く脈動す 果てゆく遊女のおもひの海へと俳句七句 藤浪と女の背中ゆれいたり 藤の香の甘きを浴びて朝に立つ 三十年前の君の...

  • 「眠りて謡う花筏」

    「眠りて謡う花筏」 晩春の瀬々のしろきをあはれとす ( 山口 誓子 )和歌三首 ほろほろと散りし桜の哀しみを 胸に宿せる令和の少年 理由なく目的もなく桜咲く 人智とどかぬ夢の淵より すやすやと胸の勾玉寧けくに 風も眠れる花筏かな俳句七句 竜天に登る静けき草の輝きより 黒く深き水流れゆく花筏 走り出す子等の四月の風甘し 鯉も風もねむりて謡う花筏 春暁や寺の大...

  • 「八重桜の雨上がり」

    「八重桜の雨上がり」 皇国少年禿頭となり花に酔う ( 室生 幸太郎 )和歌三首 黒き夜の清らかさこそ知りそめて 散りゆく桜の聲にめざむる たらちねの母の心に真向かいて 報恩宣べる日々は終わらじ 理に目覚め花の花たる愛を知る 淵源に響よむ住吉の神俳句七句 夕焼けの声なき声も桜の愛 八重桜に濡れて静かな雨上がり 武士の孫は武士にあらねど桜散る 桜折る兵士の泪ま...

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