『武家の女性』 山川 菊栄著 先月、自分の書棚の半分ほどを始末したのだが、大した本もなかったせいで買い取り金は千円札一枚と少々。そのお金で買ってきたのが、この本ともう一冊パレスチナの作家のもの。 昔高校生の頃、この本を薦めてくれた友人がいた。姉さんがK政党のシンパで、彼女もかなり政治的だったせいかもしれぬ。山川菊栄が、女性運動の理論家と知ってだったのかなあと、そんなことを思い出したりしたが、当時はちっとも読みたいと思わなかった。が、今になるとなかなか興味深い。 ちなみに今日の新聞によれば、日本のジェンダー指数は118位だそうで、江戸の頃からどれほど進歩したのだろう。女性が世の中の流れの本質から…