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  • 飛花落花

    花にかまけて うちの桜 うちの桜も満開となり、ときに、はらはらと散り始めた。 一昨日には娘一家と花見に出かけた。といってもこの辺りの桜の名所をぐるりと廻っただけだが。木曽川堤、境川堤といづれも「桜百選」のひとつで、見事な桜並木だ。 友人は自ら「さくら狂い」と称し、毎日のように花巡りをし、昨日は「淡墨桜」まででかけたらしい。平地より遅いと思ったがすでに満開だったとのこと。今年はどこも早い。 飛花落花ものを忘れていく話 Amazonのセールでipadminiを購入。今までの古い型と比べると、いろいろ利点があるようだが、まだ使いこなせていない。広告を遮断するアプリでYouTubeで音楽を聴くのがいち…

  • あさり飯

    丹後への旅 一日目 陽気に誘われれ、今年一回目の旅をする。コロナはまだ終わったわけではなく、まずは車で出かけられる所をと、丹波への旅。いつものようにオバアの勝手な興味に付きあわせて「神社・仏閣+古代史」の旅である。 丹波といえば「天橋立」、オバアはすでに三回目であるが、同行者たちは初めてだ。オバアが最初に訪れたのは、花も恥じらう大学一年生の夏。おバカ女子大生の典型だと連れ合いには腐されたが、ハチャメチャ旅であったような遥かな記憶。その当時と比べれば、お店も人出も多く、何より外国語が耳に入る。 知恩寺山門 知恩寺 多宝塔 まず取り付きの「知恩寺」。日本三大文殊菩薩の寺らしいが、秘仏で拝観はできぬ…

  • うぐいす

    『倭人伝を読みなおす』 森 浩一著 森さん最晩年、渾身の力が入った書である。「八一歳になって倭人伝の問題点を自分なりにまとめられたのは人生の幸運といってよかろう。」と書いておられる。 陳寿の倭人伝は、ほぼ同時代史料で史料的価値は高い。「倭国伝」でなく「倭人伝」であるのはなぜか。陳寿は分裂状態にある倭国を書いたので,それは「倭国伝」ではなく「倭人伝」になった。 この本で森さんははっきりと邪馬台国九州説を表明されている。誤解のないようにいえば、九州邪馬台国東遷説である。道程表の矛盾などについてはどう説明がされたか気になる人は読んでいただくといい。 女王国と隣接する狗奴国の争いに苦慮した魏は、帯方郡…

  • 椿

    『ぼけますから、よろしくお願いします。 おかえりお母さん』 信友 直子著 先にU-NEXTで観た映画の続編である。すでに去年劇場公開はされているようだが、U-NEXTでは観られないので、本を借りた。 介護サービスを利用されて二年、時に問題が発生しても家族の愛とプロの熱意で、自宅で過ごしておられたお母さん、猛暑の脱水状態がたたったのか脳梗塞を発症される。左半身が完全麻痺となられたが、逆に認知症の自覚は軽減されたという。家に帰りたい一心で懸命にリハビリをされ、お父さんも毎日一時間をかけて通院、献身的に介護された。この頃を、筆者は「神様からの贈り物」と名付けたほど、穏やかな時間だったようだ。 しかし…

  • 紅梅

    『語っておきたい古代史』 森 浩一著 読書に気が乗らないということがあり、季節外れで始めた編み物に夢中になったりしている。編み物も根を詰めると倦みてくるから、養老先生ではないが。身体を動かすことが一番と(養老さんは煮詰まったときは身体を使うがよいと)草取りに精を出す。ところが、この季節である。酷い花粉症でどうしようもなく、また逼塞する次第。 こんなときには好きな「古代史」関連をと、古い既読本を出してくる。講演を書籍化したものでわかりやすいが、二十年も前の刊行本である。最近の知見からみるとどうであろうか。森さんや佐原さんのように、わかりやすく解説される最近の考古学者を知らないので、なんとも言えな…

  • 卒業期

    『死の壁』 養老 孟司著 壁シリーズというのは6編もあるらしい。総計660万部突発とうたってあるので、売れに売れているということか。一冊も読んだことがなかったが、Tの古本屋の均一本、積読棚にあったので引き出してくる。あとがきを読むと、このシリーズは養老さんの話を書籍化したものらしい。そのせいか、わかりやすい。養老さんの思いを大雑把に纏めたものといったらいいだろう。 「まる、ときどき養老先生」で、思いつきのように発せられた言葉の詳しい解説を聞いた感じだ。恬淡とした姿勢はいつも同じ。 現代人は「死」を遠ざけてきたが、「死」は確実にくる。しかし、一人称の「死」(自分の死)はわからないのだから問題はな…

  • 草を焼く

    『人物で学ぶ日本古代史 2』 新古代史の会[編] 既読「古墳・飛鳥時代編」に続く「奈良時代編」である。著名なところでは、藤原不比等から光仁天皇まで、奈良時代の「歴史をつくりあげてきた人びと」が取り上げられている。 それらの人はおおよそ知るところで、それほど興味はもてなかったが、「山上憶良」だけはもう少し知りたいと思った。学識が高く、仏教思想への造詣も深いことから、学僧として研鑽後に還俗した可能性も指摘されている。以前は帰化人とみる説もあったが、今は支持されないとのこと。万葉学者の方の本もあるので、さらに読んでみようと思う。 さて、「笠麻呂」という八世紀初頭、美濃の地方官として活躍した人物がいた…

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