本日(2024/05/01)で「令和6年能登半島地震」発災から4ヶ月が経った。節目にあたり、各種メディアやネットで話題になる機会は少なくない。当然だが、その露出回数、度合いは徐々に縮小している。時は決して止まらず、何事も次第に過去へと押し流されてゆくのは避けようがない。僕自身も以前に比べれば、地震について考えていない時間が増えた。だが「あの日」。僕の心には「スイッチ」ができた。いつでも「あの恐怖」を思い出せる誠にもって厄介な装置なのだ。・何度も襲い掛かってくる大地の震え。・何度も繰り返し耳にした大津波警報。・音を立てて軋む中で物が倒れる光景。・ただ無事を祈るしかない無力な自分。---それらの記憶を明瞭に蘇らせることができ、少しだけ動悸が早くなる。『おい、忘れるんじゃねえぞ』まるで普段は心の牢獄に閉じ込めた...スイッチ。