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つばた徒然@つれづれ津幡 https://blog.goo.ne.jp/romaniaramochan

ここは北陸の豊かな田舎・津幡町。愛犬との散歩を通じて見つめた季節と風景を画像と言葉でつづる日々。

散歩と酒と読書と競艇好きです。石川県の津幡町在住。週末を基本に更新しています。よろしかったら読んでやって下さいm(_ _)m

りくすけ
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2015/06/16

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  • 小品、紅梅。

    このところ北陸の気温は低空飛行が続いている。少し以前は春の陽気に包まれたが、今週に入り一変。冷たい雨に霙(みぞれ)が混ざる事もあり、まだ暖房・防寒具は手放せそうにない。そんな中、寒さに負けるなと励ましてくれる1つが「梅」の花だ。俗に「梅は百花の魁(さきがけ)」と言う。先頭を切って咲き、春を告げる花枝の下に身を置けば、馥郁たる香りが実に心地いいのだ。現代では、花見で愛でる花といえばもちろん桜のこと。しかし、かつて奈良・平安時代の花の鑑賞といえば、梅を指す。その人気ぶりをうかがえるのが『万葉集』。桜を詠んだ歌が43首に対し、梅を詠んだ歌は110を数える。一例を挙げてみよう。残りたる雪にまじれる梅の花早くな散りそ雪は消(け)ぬとも作者は「大伴旅人(おほとものたびと)」。地上の雪と樹上の梅の花を対比して詠った。梅...小品、紅梅。

  • 時を紐解く愉しさ。

    今(2024/02)津幡町ふるさと歴史館「れきしる」にて、企画展「石川中央都市圏考古資料展~古代編」を開催中。先日、足を運び見学してきた。南北に長い石川県の真ん中あたりに隣接した4つの市と2つの町、金沢市、白山市、かほく市、野々市市、津幡町、内灘町の「石川中央都市圏」では、古くから人々が生活し、文化を築いてきた。それぞれ、縄文から近世までの史跡や考古資料が数多く残されている。これからの歴史遺産の保存活用のため4市2町が連携。考古資料の巡回展を行っている。その中から、津幡町の「北陸道」に関連する展示を取り上げてみたい。古代の北陸道は、都が置かれた畿内と日本海側中部を結ぶ官道。上掲地図赤丸に位置するわが津幡町は、ちょうど越前⇔加賀・能登⇔越中の中継分岐点である。道往く人馬の拠点---宿泊場所、馬の補給地になっ...時を紐解く愉しさ。

  • 女たちのブルーズ。

    古くから近世に至るまで、日本人は「眼疾」に悩まされてきた。江戸時代、安永4年(1775年)に来日した外国人医師は、薪炭の煙と、トイレの臭気・ガスが原因と記している。その指摘が全てではないが、確かに氷山の一角。囲炉裏から立ち上る火の粉や煤煙、未舗装路から舞い上がる土埃。低い栄養状態に起因するビタミンの欠乏。極端に暗い照明、対抗薬のない様々な疫病など、現代に比べ眼を病む要素が身近に溢れていた。運悪く盲目になれば、職業の選択肢は限られる。鍼や按摩で生計を立てるか、あるいは遊芸で糧を得るか。---今投稿の主役は後者。光を失い、生きる為に旅をして、歌を届けた越後の女性たちを取り上げてみたい。ほんの手すさび手慰み。不定期イラスト連載第二百三十四弾「瞽女(ごぜ)」。「この下に高田あり」冬になると豪雪に埋もれる新潟県上越...女たちのブルーズ。

  • 立春、りくすけ(犬)逝く。

    それは今朝の事だった。長年(15年間)連れ添い、共に時間を過ごした愛犬が死んだ。去勢雄のチワワ、名前は僕のブログネームと同じ「りくすけ」。極めて私的な不幸ではあるが、このブログを立ち上げるキッカケを与えてくれた意味で、記録しておきたいと考えた次第である。彼と出会い、散歩をするようになり、わが町の風景を撮り始めた。彼と出会わなければ、こうして貴方に出会うことはなかったのだ。最期は、同じ寝床で右腕に頭を乗せ眠りながら旅立ってしまった。最近の衰えぶりを見るにつけ、覚悟は固めていたつもりだったが、いざ「その時」を迎えてみると喪失感の深さは筆舌に尽くし難い。生きとし生けるものは必ず死ぬ。それは自明の理と分かっている。しかし情けないことに、今はまだ現実を受け止められないでいる。寒い冬、うららかな春、暑い夏も錦秋も。思...立春、りくすけ(犬)逝く。

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