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つばた徒然@つれづれ津幡 https://blog.goo.ne.jp/romaniaramochan

ここは北陸の豊かな田舎・津幡町。愛犬との散歩を通じて見つめた季節と風景を画像と言葉でつづる日々。

散歩と酒と読書と競艇好きです。石川県の津幡町在住。週末を基本に更新しています。よろしかったら読んでやって下さいm(_ _)m

りくすけ
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津幡町
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2015/06/16

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  • 小品晩夏~競艇。

    結局、この夏に出かけた本場は「びわこ競艇場」だけだった。過去投稿にも記した通り、僕にとってそこは夏の象徴のようなところと言っていい。観戦スタンドからは近江富士、琵琶湖大橋・比良山系、近江大橋・浜大津と、琵琶湖のいい景色が見渡せる。その風光のベストシーズンは夏だと思う。びわこ競艇場が開場したのは昭和27年(1952)年。もう70年以上の歴史を刻んできた。平成2年(1990年)度の売上518億円をピークに、レジャーの多様化やファンの高齢化によってしばらく低迷が続いたが、令和2年(2020年)度には675億3千万円と過去最高を記録。施行者である滋賀県一般会計への繰り出金も10億円と大幅に増えた。V字回復の一番の立役者はネット投票の導入。そして、滋賀支部所属レーサー達の活躍が果たした功績も小さくない。本場入り口近...小品晩夏~競艇。

  • 小品晩夏~忘れ難き雨。

    山風や棚田のやんま見えて消ゆ-飯田蛇笏きのうは「空蝉(うつせみ)」。きょうは棚田の上を飛ぶ「赤蜻蛉」。やはり晩夏を意識するワンシーンである。赤い丸で囲った中に写っているのが分かるだろうか?実際には沢山群れ飛んでいるのだが、僕のスマホカメラでは十分に捉えられないのが残念。撮影場所は、津幡町の山間でやゝ標高は高い。初夏、彼らは平地の水田などで羽化した後、高山に移動し盛夏を過ごす。再び下界にやって来て産卵する頃、季節は秋の訪れとなる。長年繰り返されてきた生き物の営みだ。---その未来は、変わらずに維持されるのか?最近、不安を覚えてしまうのである。「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」国際機関が、そう警鐘を鳴らしていたことを覚えている方も多いだろう。7月下旬から猛暑日が続き、8月が終わろうとして...小品晩夏~忘れ難き雨。

  • 小品晩夏~空蝉。

    今日(2023/08/25)は、北日本や東日本を中心に暑い一日になった。全国で最も気温が高くなったのは、新潟県・阿賀町で38.3℃。それに次ぐのが、わが石川県・小松市の38.1℃。8月も終盤に差し掛かっているのに、熱帯夜が常態だ。---とはいえ、さすがに晩夏を意識するものにも出会う。今朝「住吉神社」で見かけた「空蝉(うつせみ)」。蝉のぬけ殻は「空せ身」、空しいこの身、魂のぬけ殻を指す。一千年以上前にこんな歌が詠まれた。空蝉の殻は木ごとに留(とど)むれど魂の行くへを見ぬぞ悲しき-読人知らず『古今和歌集四百四十八首』夏、あれほど力強く鳴いていた蝉の亡骸はその命を終えた木ごとに留まっているけれど、魂の行方を見ることがないのは悲しいことだ。小品晩夏~空蝉。

  • 教科用図書は世に連れて。

    8月も残り10日あまり。夏休みの子供たちは、宿題ラストスパートの頃かもしれない。自由研究。日記(絵日記)。計算問題、漢字の書き取りを始めとした1学期の復習ドリル。これら課題の数々を前に、当初は「1日〇ページ」と計画を立てるものの3日坊主。8月終盤から泣きながら(親に手伝ってもらいながら)やっつけるのが“昭和小学生あるある”。令和の小学生ってどんな感じなのだろうか?少なくとも、過去の日記を書くため図書館で1ヶ月前からの新聞をひっくり返し、天気を調べる必要はなく検索一発で完了。羨ましい限りである。---といった具合に勉強の内容、やり方は時代によって変わるもの。ちょうど今「津幡ふるさと歴史館れきしる」に於いて開催中の企画展は、教育の変遷を垣間見る機会といえる。【今回は、明治・大正・昭和時代(特に戦前を中心)の教...教科用図書は世に連れて。

  • 妖(あやかし)のFOX。

    残暑お見舞い申し上げます。さすがにピークは越えた気はするが、まだまだ高い気温が続く今日この頃。お互い暑さに負けないよう気を付けていきたいもの。---ということで、今回は暑気払いとして「物の怪」を題材にしてみたい。そもそも日本で「夏≒怪談」が定着したのは江戸時代半ばから。旧暦の七月一日に地獄の蓋が開き、七月十五日に蓋が閉じる。その間、霊魂が下界を彷徨う。そんな大陸の「道教」に端を発する先祖供養の仏教行事「お盆」がある夏は、自然と「あの世」を身近に感じる季節。摩訶不思議な話が囁かれた。また、当時の庶民の娯楽として絶大な人気を誇った歌舞伎も一役買う。空調設備など影も形もない頃。蒸し風呂のような夏の芝居小屋から客足が遠のいたのは無理もない。主役級の役者は、休暇をとったり地方巡業に出たりした。そこで、関係者が思いつ...妖(あやかし)のFOX。

  • 続・湖国での夏2023。

    <前回投稿の続篇>一夜明けた2023年8月14日の朝、僕は大津市から北へハンドルを切った。目指すは、滋賀県の南東部に位置する「東近江市(ひがしおうみし)」。「滋賀県平和祈念館」が目的地である。ここにお邪魔するのは2度目。前回は、周辺をドライブ中に偶然同施設の看板を見つけてやって来たが、今回は、ちょうど終戦記念日間近のタイミングでもあり、実に10年ぶりの再訪となった。「滋賀県平和祈念館」の芽吹きは、ある男性の体験と思い。1960年5月、日本遺族の戦地巡拝行事に後の滋賀県知事が遺族の一人として参加。彼の父は、中部太平洋方面に派兵され、戦死していた。その時の立ち寄り先の一つ、沖縄戦最後の激戦地で住民や兵士が自決した洞穴を訪問。数多くの遺骨が残り、頭蓋骨はまるでこちらをぐっと見据えているかのように感じ、帰りの船上...続・湖国での夏2023。

  • 湖国の夏2023。

    先日(2023/08/08)二十四節気の「立秋」を迎え、暦のうえでは秋が始まった。暑さ厳しい中にも、そこはかとなく変化を感じる。その一つが、暑熱が落ち着く夕暮れ時に雑木林などから聞こえてくる蜩(ひぐらし)の声。二十四節気は元々大陸の季節カレンダー。日本の実情に合わせ細分化した「七十二候(しちじゅうにこう)」に照らし合わせると、今時分は「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」と呼ぶ。蜩は秋の季語でもある。---とはいえ、日中は真夏の装い。眩しい光の粒が地上で弾け一面に満ち溢れると、僕は見てみたくなる景色がある。滋賀県・大津市「びわこ競艇場」にやって来た。青い空、碧い水。その奥に湧き立つ白い雲。モーターが唸りをあげて疾走する競争水面の外には、ヨットや、大津港を発着する遊覧船が行き交う。日本最大の湖・琵琶湖を望むパノラマは、...湖国の夏2023。

  • 夏、昭和の残照②

    わが津幡町に「池ケ原(いけがはら)」と呼ばれる地域がある。山懐に抱かれたそこは、僕の祖母と所縁が深い。大正時代初期、池ケ原の近くに生まれ、東京で髪結いをしていた彼女は、福島県出身の大工・祖父と結婚。3人の子宝に恵まれた。残念ながら長男と三男は若くして病没。生き残った次男坊が、僕の父親である。時は太平洋戦争真っ只中。日本の敗色が濃くなるにつれ、帝都上空に銀翼を煌めかせた大型戦略爆撃機が飛来。“超空の要塞”B29から降り注ぐ火の雨を避け、一家は祖母の親戚筋が暮らす池ケ原へ身を寄せた。戦後、そのまま津幡町に根を下ろし現在に至る。つまり池ケ原は、僕個人にとっても馴染みの地。子供の頃は、よく遊びに来ていた。その家は、小高くなった雑木林の中に建つ農家。広い土間を備えていて、一歩足を踏み入れると仄かに土の匂いがした。裏...夏、昭和の残照②

  • 夏、昭和の残照①

    少し以前のことになるが、北陸に例年より早い梅雨明け宣言が出た2日後。2023年7月23日に、僕は石川県・野々市市(ののいちし)へ車を走らせた。目的地は「にぎわいの里ののいちカミーノ」。野々市市の公民館・市民活動センター・観光PR拠点などを併せた複合施設である。ここで当日行われた「石川県民大学校」講座の一環、「北陸満友会」の語り部を聴講した。「北陸満友会」の概要は、同会会則を基に記すと以下の具合。<東旧満州地区等からの引き揚げ者の経験を後世に引き継ぐ会><石川・富山・福井、北陸3県に在住している旧満州地区等からの引き揚げ者、その子・孫縁戚者及び関心ある研究者など、会の目的に賛同する人たちの組織><北陸以外、他県に在住している人でも希望により受け入れる><会費は徴収せず、必要経費は親睦会・募金等で賄う>(※<...夏、昭和の残照①

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