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つばた徒然@つれづれ津幡 https://blog.goo.ne.jp/romaniaramochan

ここは北陸の豊かな田舎・津幡町。愛犬との散歩を通じて見つめた季節と風景を画像と言葉でつづる日々。

散歩と酒と読書と競艇好きです。石川県の津幡町在住。週末を基本に更新しています。よろしかったら読んでやって下さいm(_ _)m

りくすけ
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津幡町
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津幡町
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2015/06/16

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  • 解放と歓喜の夕べ。

    昨夕(2024/05/26)2人の若武者が栄冠を手にした。まずは大相撲夏場所に於いて幕内初優勝を飾った新小結、「大の里泰輝(おおのさと・だいき)」である。単独トップで千秋楽を迎えた「大の里」関。勝てば初優勝が決まる大一番。押し出しで「阿炎(あび」関を破り、12勝3敗で初優勝。幕下付け出しデビューとしては、初土俵から7場所目での史上最速記録となった。出身地・わが津幡町では町役場でパブリックビューイングが行われ、400人余りが観戦。優勝が決まると笑顔と歓喜が広がったという。取り組みの現場、両国国技館でも同様。ニューヒーロー誕生に惜しみない拍手と歓声が降り注いだ。僕が印象に残ったシーンは、それら喧噪と一線を画するもの。対戦相手を土俵の外へ押し出した直後、彼は両眼を閉じ、天を仰ぐ。その刹那、若武者の周りだけが静謐...解放と歓喜の夕べ。

  • 選ばれて在ることの恍惚と不安、二つ我に在り。

    今夕(2024/05/26)2人の若武者が栄冠に挑戦する。それぞれ異なる競技のハナシだが、共に23歳。僕は、一方には諸手を挙げて声援を送り、もう一方には複雑な感情を抱きつつ行方を注視している。まずは、大相撲夏場所・千秋楽だ。わが津幡町出身の力士、新小結「大の里」関が幕の内初優勝に王手をかけた。新入幕から3場所連続となる11個の白星を積み上げ、きのう時点で単独トップに立つ。星の差1つで後を追う4人にも逆転の可能性を含むものの、本割で「阿炎(あび)」関に勝てば栄冠を手にする。歓喜と落胆が交錯した14日間の戦いを経て迎えた千秋楽。---『最後の一番を取り切るだけ』---「大の里」本人はそう口にしているそうだ。雑念を振り払った相撲の先に待つ快挙を期待して止まない。次は、競艇SGレース「ボートレースオールスター」だ...選ばれて在ることの恍惚と不安、二つ我に在り。

  • ルーブルの女神。

    今投稿から2ヶ月後、世界の耳目は“花の都”に集まる。2024年7月26日「パリ・オリンピック」が開幕するからだ。フランスに上陸した聖火は、現在、各地の観光名所を経由しながらリレー中。市内に入って以降は全20区をくまなく回るそうだ。ルートの1つとして外せないのは「ルーブル美術館」だろう。その歴史は古く、12世紀まで遡る。日本ではちょうど鎌倉幕府が成立して間もない頃。国王・フィリップ2世の命令により城塞として建てられ、後に王の邸宅に改築された。正式にミュージアムとなったのはフランス革命の勃発から4年後、1793年。館内には、先史時代~19世紀まで様々な人類の遺産が並ぶ。すべてを鑑賞するには1週間を要すると言われるほどの点数を誇る。たとえ美術ファンならずとも知る有名な作品も多い。3万点以上の常設展示から、三大美...ルーブルの女神。

  • 津幡短信vol.120. ~ 令和六年 小満。

    それなりに暑い日もあるが、おおむね過ごし易い日が続く北陸である。レイニーシーズン前の津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。今回は以下の2本。【柿の花。】明治時代に『俳句革新運動』を興した文人、「正岡子規(まさおか・しき)」は柿を題材にした歌を多く残している。代表的な一句はこれだろう。柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺樹上で赤く熟した柿の実をもぎガブリ。豊かな甘みが口いっぱいに広がったところで聞こえる梵鐘の音。古都・奈良の秋が思い浮かぶ。「子規」の代表作の1つであり、時代の風化に耐え、時代を超えた名句だと思う。また、彼はこんな歌も詠んだ。柿の花土塀の上にこぼれけり柿の花は夏の季語の1つ。梅雨のころ、柿は黄みがかった白色の花をつける。若葉と一緒に咲くため遠目にはあまり目立たない。あなたはご覧にな...津幡短信vol.120.~令和六年小満。

  • いしかわ動物愛護センター見学記。

    我が愛犬「りくすけ」が無くなってから3ヶ月以上になる。彼の命日は今年(2024)の立春・2月4日。季節は流れ本日(2024/05/19)は立夏の末。時は止まらず、季節は巡り、過去はどんどん遠のき忘却してゆくのが常だ。しかし、まだ愛犬の死は記憶として脳裏に刻まれていて鮮明である。しかも、奇妙なことに実感が極めて薄い。僕の腕の中で息絶えた姿はハッキリ覚えているのに、どうも腑に落ちないのである。やはり生き物は二度死ぬのだと思う。一度目は、生命を維持できなくなり迎える肉体の死。二度目は、その死を受入れてから訪れる精神の決別。どうやら僕にはまだ、彼の二度目の死は到来していないようだ。---さて、枕が長くなってしまった。人生の相方とも言えるペットだが、犬と猫に限っても、国内に於ける飼育頭数は1,600万近い。数が増え...いしかわ動物愛護センター見学記。

  • 俳聖、やはり旅人也「松尾芭蕉」②。

    同カテゴリーの先回は「俳句」と「松尾芭蕉」について投稿した。執筆のキッカケになったのは、先月(2024/04)出かけた西美濃への小旅行。訪問地の1つ岐阜県・大垣市は「芭蕉」と縁が深い。彼が足を運んだ履歴を時系列に沿って並べれると、以下のとおり。貞享元年(1684年)秋。元禄元年(1688年)春。元禄二年(1689年)秋。元禄四年(1691年)秋。僅か7年ほどのうちに都合四度も来訪している。うち三度目のそれが、あの大旅行の結び。江戸・深川~関東~東北(奥州)~北陸と延べ2,400km、およそ150日を費やした『奥の細道』のゴールに選んだのである。大垣に「格別の思い」を抱いていたであろう事は、想像に難くない。当時の大垣は、城主の文教奨励もあり俳句をたしなむ気風が充満。リーダーは自分の弟子で俳友。早くから「芭蕉...俳聖、やはり旅人也「松尾芭蕉」②。

  • 俳聖も、同じ人也「松尾芭蕉」①。

    先月(2024/04)、僕は西美濃へ小旅行に出かけた。訪問地の1つ、岐阜県・大垣市は「松尾芭蕉」が、有名な旅を終えた地である。326年前のちょうど今時分。元禄2年旧暦3月27日に門人を伴い江戸深川を出発した「芭蕉」は、関東~東北(奥州)~北陸と、和歌の題材になった名所・旧跡「歌枕」を訪ね歩いた。およそ150日間、2,400kmに亘る大旅行の紀行文が『奥の細道』。そこに収められた60余りの歌の幾つかは、発表から長い時を経た今日(こんちに)でも、容易に思い浮かべることができる。『夏草や兵どもが夢のあと』(なつくさやつわものどもがゆめのあと)『閑さや岩にしみ入る蝉の声』(しずかさやいわにしみいるせみのこえ)『五月雨をあつめて早し最上川』(さみだれをあつめたはやしもがみがわ)『無残やな甲の下のきりぎりす』(むざん...俳聖も、同じ人也「松尾芭蕉」①。

  • スイッチ。

    本日(2024/05/01)で「令和6年能登半島地震」発災から4ヶ月が経った。節目にあたり、各種メディアやネットで話題になる機会は少なくない。当然だが、その露出回数、度合いは徐々に縮小している。時は決して止まらず、何事も次第に過去へと押し流されてゆくのは避けようがない。僕自身も以前に比べれば、地震について考えていない時間が増えた。だが「あの日」。僕の心には「スイッチ」ができた。いつでも「あの恐怖」を思い出せる誠にもって厄介な装置なのだ。・何度も襲い掛かってくる大地の震え。・何度も繰り返し耳にした大津波警報。・音を立てて軋む中で物が倒れる光景。・ただ無事を祈るしかない無力な自分。---それらの記憶を明瞭に蘇らせることができ、少しだけ動悸が早くなる。『おい、忘れるんじゃねえぞ』まるで普段は心の牢獄に閉じ込めた...スイッチ。

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