四季折々の美しい景色を見せる京都東山。そこの別荘「對龍山荘」の庭は、国の名勝に指定されている場所。2025年から一般公開に…。敷地面積約1800坪という広大な別荘。明治29年に薩摩出身の実業家、伊集院兼常が造営。もともと建築・造園に才能を有し、海軍省を退職後、その才能を活かし、鹿鳴館の建設などにも携わったと。また京都では、ここ以外に、高瀬川そばにも別邸を持っていたそう。「全国に13カ所も別荘もってたんだって~」と、資料を読み驚くミモロ。さすが明治の実業家はスケールが違う…。ミモロは、建物を見学した後、お庭の散策に出かけました。素晴らしく整備されたお庭。明治42年頃には、ここを呉服商市田弥一郎が譲り受け、大規模な改修が…。その時、庭を担当したのが、近代日本庭園の先駆者と言われる七代目小川治兵衛です。そして近...東山を借景にした名勝「對龍山荘」。豊かな水と緑が作る別荘庭園の品格ある景色。