...
...
eビジネスで成功し時代の寵児となった男は、なぜ大銀行のビルから飛び降りようとしたのか。安値更新していた株が急騰、最新設備を誇る外資系通信会社で何が起こったかー証券会社を辞め、警備会社に再就職した中年男が直面する事件の数々。刻一刻と進化する経済社会を生き抜く人間たちを熱く描いた傑作。内容(「BOOK」データベースより)今さらジロー。本書はオフィスビル・ガードマンの二人を描いた4つの連作短編集。金融市場で...
...
龍神が出たという日本海の小さな入り江。そこで起きた想像を絶する事件と奥深い闇。「本当に危険なんだよ石岡君。近寄ってはいけない」御手洗潔シリーズ書き下ろし長編!内容(「BOOK」データベースより)I'll Be Back.本書は御手洗潔シリーズの最新作。伊根湾に出現した UMA(Unidentified Mysterious Animal)。その正体と国家を揺るがす大事件に、石岡君がいつものように巻き込まれていました。内容はバッサリ略で一言、いいん...
腰がピキッ。...
...
ライリー・ブラック/著 田中康平/訳『恐竜最後の日 小惑星衝突は地球をどのように変えたのか』読了
もし歴史がほんのわずかでも違う形で展開していたならば、絶滅における最悪の状態を脱したとしても、進化の末に私たち人間が誕生することはなく、爬虫類の鋭い爪が牛耳る世界で生きる哺乳類は、比較的小さい体のまま、フンフンと辺りを嗅ぎまわるだけの存在になっていたことだろう。この壮大な物語は恐竜たちの苦難だけで終わるものではない。私は、滅亡する恐竜たちの陰に隠れて生き残った目立たない生物たちと、そんな彼らがのち...
...
天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。降らなかったはずの雨や半世紀以上前の雷探し、“誘拐”されたバイオリンや早咲きの桜に秘められた想いを解き明かす鍵は天気予報!明日の天気を願う時、それは誰かの事を想う時ー。内容(「BOOK」データベースより)えこひいきしない。本書は気象予報士とさえない探偵を中心としたお天気ミステリィ。天候に...
...
生まれてはじめて同じ本を読んだことに全く気が付かず、二度目の感想文を書いてしまいました。
自分でもびっくりしました。記憶力の低下。ボケがはじまっているんでしょうね。正直、落ち込んでいます。※該当の作品は行成薫『名も無き世界のエンドロール』。前回は11年前に読んでいました。お時間があれば、今回気が付かず再読して書いた以下の駄文(感想)と比べてみてください。自分で言うのもなんだけれど、些事は違えど、言いたいコトはほとんどは同じでした。----- start -----行成薫『名も無き世界のエンドロール』読了幼...
プリマバレリーナの森下洋子さん。全ては彼女の為にあった。良い悪いではない。そもそも僕には判断できない。けれど、他は一切合切、彼女の引き立て役。クララは少女ではなく、まるで女王だった。※音楽、演奏に感動を覚えました。素人なので的外れな感想だとは思うのだけれど、東京ニューフィル ハーモニック管弦楽団によるチャイコフスキーに新鮮な気持ち、嬉しい驚きがありました。『くるみ割り人形』がバレエ音楽。バレエの為に...
...
自然史博物館で働くことになった女性新人分類学者・池之端環。植物標本の整理を命じられ、未整理の標本や資料が大量に詰め込まれた旧館「赤煉瓦」に足を踏み入れた環が出会ったのは、そこに棲みつくファントムこと変人博物学者の箕作類。「どんなものも絶対に捨ててはならない」が口癖の箕作と、片付け魔の環のでこぼこコンビが、博物館で起こるさまざまな事件の解決に動き出す!内容(「BOOK」データベースより)死して残すモノ本...
...
昭和の北海道。己の城を求め、男は見果てぬ夢を追うー『ラブレス』『ホテルローヤル』『家族じまい』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家のルーツ!内容(「BOOK」データベースより)悲劇であり喜劇。本書は『桜木紫乃』による長編作品。主人公・猛夫は著者の父をモデルとしており、“昭和” を色濃く残した男の人生がありました。内容はバッサリ略で一言、面白かったです。それは猛夫がどうしようもない男であり、しかし、男の...
...
婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。しかしまだ、ふたりの結婚式を挙げていなかった。ある日、亜子の勤め先、ナイス結婚相談所に思わぬ客が訪れる。百瀬法律事務所の事務員、仁科七重だった。亜子にしか叶えることのできない「願い」があるらしい。百瀬は、ひなた商店街の野原鮎太の相談を受けていた。福引きで当たった一等賞の「景品」。そのせいで、夫婦の間に亀裂が走ったそうだ。次から次へと迫り来る事件を、...
数えたら一年の半分はコタツ生活。...
...
人生の折り返し地点を過ぎ、将来に漠然と不安を抱える久志は、天文学者になった同級生・彗子の帰郷の知らせを聞く。手作りで天文台を建てるという彼女の計画に、高校3年の夏、ともに巨大タペストリーを作ったメンバーが集まった。ここにいるはずだったあと1人を除いてー。仲間が抱えていた切ない秘密を知ったとき、止まっていた青春が再び動き出す。喪失の痛みとともに明日への一歩を踏み出す、あたたかな再生の物語。内容(「BO...
お手伝いは二度目。とは言え、僕はアドバイザーの隣にいて相談者の話を聞くだけ。何の役にも立っていないけれど、僕には有益だった。またひとつ勉強させてもらった。...
1980年代ーそれは日本のロックが独り立ちした時代だった?60年代にビートルズやローリング・ストーンズが世に知らしめて、70年代にハード・ロックやプログレッシヴ・ロックのバンドたちが発展させたロックを吸収し、それを自分たちなりの新たな形で提示し、日本のロックもようやく「日本語の」、また「日本人の」なんて但し書きをつけずに、ただ「ロック」と語られるようになった1980年代の日本のロック・アーティストたちの姿を、...
...
百瀬が婚約者の大福亜子とひとつ屋根の下で暮らし始めて三ヵ月。久しぶりに百瀬の夢に現れた、裸足の少女は言う。「王子の目だま」を返しに行かなくちゃ。野呂法男と七重は「幽霊屋敷」に移転した事務所に少しずつ慣れてきた今度の依頼人は、夫を亡くしたばかりの左野麦子。迷い猫のヒマラヤンのせいで訴えられそうだという。慌てていた百瀬は、左野の家に忘れ物をした事に気づく。もうすぐ家だという時に、塀の上に座る少女を発見...
クールミントゼロを試したけれど物足りない。結局、いつものオリジナルに帰ってきちゃう。この刺激とマズさが良い。...
...
美貌と聡明さで知られる梨本宮伊都子妃。愛娘・方子を皇太子妃にと望むが叶わず、朝鮮の王世子・李垠との縁談を思いつく。娘の幸せを願い、この結婚を成功させるべく伊都子は奔走するが…。明治から昭和にかけて波瀾の生涯を送った女性皇族の視点で、華麗な世界と高貴な者の知られざる内面を描く歴史小説。内容(「BOOK」データベースより)女の幸せ。本書は梨本宮伊都子妃の物語。娘の幸せの為、最高の結婚を求める母の姿がありま...
...
アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田蘭/訳『死はすぐそばに』読了
ロンドンはテムズ川沿いの高級住宅地で、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。理想的な住環境を騒音やプール建設計画などで乱してきた新参者の被害者に、容疑者の住民たちは我慢を重ねてきていた。誰もが同じ動機を持つ難事件を前に、警察は探偵ホーソーンを招聘するー。内容(「BOOK」データベースより)隣人ガチャ。本書は<ホーソーン&ホロヴィッツ>シリーズ第5弾(1,2,3,4)ホーソーンが対峙した...
...
人も猫も助ける天才弁護士・百瀬太郎は、婚約者の大福亜子ととうとう同居スタート。ところが、“幽霊屋敷”を相続した依頼人の代理を引き受け、家にも帰れない忙しさ。そんな時、ペットホテルで宿泊客を「獣質」にとったたてこもり事件が発生!百瀬の機転が意外な展開をみせる、ハートフル・ミステリ最新作!内容(「BOOK」データベースより)たった一つの義務。本書は『猫弁』シリーズの第2シーズンの第3弾。通算で第8弾(1,2,3,4,5...
某所の特典(?)で貰ったチョコレート味のプロテインバー。とっても美味しい。でも、値段を調べてみたら、常食するアルフォート・ミニチョコレートが二つも買える。プロテイン、たっけぇ。...
...
これはディストピア小説か、ユートピア小説か?大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。五十九彦、三瑚嬢、蝶八隗の選ばれし三人は、人工知能の開発者が描いたという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。壮大で、不...
...
憂鬱な不採用通知、幼い娘を抱える母子家庭、契約社員の葛藤……。うまく喋れなくても否定されても、僕は耳を澄ませていたいーー地球の中心に静かに降り積もる銀色の雪に。深海に響くザトウクジラの歌に。磁場を見ているハトの目に。珪藻の精緻で完璧な美しさに。高度一万メートルに吹き続ける偏西風の永遠に。表題作の他「海へ還る日」「アルノーと檸檬」「玻璃を拾う」「十万年の西風」の五編。内容(「BOOK」データベースより)想...
...
婚約中で、同じアパートの隣同士の部屋に住んでいる百瀬と亜子。百瀬は、たまたま見かけた迷子のサモエドを追いかけたなりゆきでそのサモエドを一時的に預かることになった老婦人、小高トモエのサポートをすることに。一方、二世議員の宇野勝子は東京の花粉一掃を公約に、もえぎ村の杉林伐採を掲げて選挙に打って出る。杉林の守り神と崇められる神出鬼没の木こり、森林蔵と話を付けようとするがー。内容(「BOOK」データベースより...
僕にとってジェシーと言えば、JESSE NAKAMURA さんしかいない。元 THE EASY WALKERS のギタリストで、現在はソロプロジェクト等でご活躍されている。僕は彼のギターの色っぽさ。しかし、硬派な佇まいに一発でやられてしまった(*1)オッサン(僕)の戯言は承知の上。けれど、ストーンズにジェシーはいないし、ジェシーと言えば、Jesse Nakamura さんしかいない。*1)THE EASY WALKERS で彼を知り、一時期 Jesse The City を追いかけ...
僕はストーンズの息子(Prodigal Son)。けれど、ストーンズのジェシーと聞いて、誰のコトか分らなかった。今でも判らない。...
弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。しかし夫が浮気相手を妊娠させたため離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。ようやく子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子に、遼一がかけた言葉は…。唯一無二の相手への、抗えない渇望ー全てを捨てて恋愛に生きられない私がたどり着いた、幸せな結末。...
...
<前回>あいかわらず年下の知人からTVアニメ『メダリスト』を勧められている。その中で、鈴木明子さんだけではなく、羽生結弦さんも番組に協力していると聞いた。曰く羽生結弦さん。4回転、跳んでいます(知人)えっ、マジで?(僕)‐‐‐‐‐‐‐以下、僕が確認した事項と感想を箇条書きで失礼します。・確かに4回転だけれど、羽生結弦の代名詞「4回転アクセル」ではない。・でも、その4回転は、な、な、なんと!4回転ルッツ!!!!!...
E.T....
婚約したものの、事情により、まだ結婚には至っていない百瀬と亜子。二人が喫茶店にいるとき、「ちょっと見ててもらえますか」と、百瀬の腕に渡されたのは、赤ん坊だった…!一方、上京してきた正水直は、入学金詐欺に遭い、途方に暮れていた。しかし人を助けたことがきっかけで春美と出会い、百瀬のもとへたどり着く。さらに、「死なない猫」の相談まで舞い込み、百瀬は今日も奔走中、事務所は一層賑やかに!果たして、百瀬と亜子...
...
ちょっと臭い。※僕はサビオって言います。...
火星隕石に生命の痕跡が見つかった。世紀の発見を取材する記者・小日向に“ルカの末裔”と名乗る隕石論文の偽装告発メールが届く。研究室には、偽装疑惑の教授の遺体と、方舟型に固められた隕石が残されていた。火星隕石が秘めた、地球生命の“出身地”。偽装が隠す真実とは。すべての謎の証明は“天才”百地教授に託された! 東大院卒作家が研究の栄光と暗部を描く、傑作理系ミステリ!内容(出版社内容紹介より)方舟に乗っていたモノ...
...
婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后…。その高貴な結婚は本当に幸せだったのかー。皇族華族の縁談に迫った衝撃の短編集!内容(「BOOK」データベースより)子を産む機械。本書は皇族を扱った5つの短編集。皇室と言う、ある意味での特殊環境下において、余人には計り知れない苦悩の様々がありました。ここからは一言感想を。『綸言汗の如し』タイトルを言い換えれば「覆水盆に返らず」。もしく...
...
重い罪を犯して少年院で出会った六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、少年Bが密告をしたことで、娘を殺された遺族が少年Aの居場所を見つけ、殺害に至るー。人懐っこくて少年院での日々を「楽しかった」と語る元少年、幼馴染に「根は優しい」と言われる大男、高IQゆえに生きづらいと語るシステムエンジニア、猟奇殺人犯として日常をアップする動画配信者、高級車を乗り回す元オオカミ少年、...
システムの更新があった。記録の開始がいつなのか判らないけれど、利用回数が意外と少ない気がする。それでも住民税だけは喜んで収めたい。...
...
卒業を間近に控えたパブリック・スクールの優等生6人が自動車で逆走。母娘3人の命を奪う大事故を起こしてしまう。20年後、一人で罪を被り刑期を務めあげたメーガンが、国会議員、辣腕弁護士ら、いまや成功を収めている5人の前に姿を現す。彼らと交わした“約束”を果たさせるために…。身代り契約の果ての惨劇を、周到に仕組まれたプロットと圧倒的筆力で展開する、予測不能サスペンス。内容(「BOOK」データベースより)安物買...
この歳でニキビ(照)※男性更年期障害ってのがあるそうで。...
「立派なお坊さんになるのですよ」。母の願いを受けて、安国寺で修行する幼い千菊丸だが、禅寺は腐敗しきっていた。怠惰、折檻、嫉妬、暴力。ひたすら四書五経を学び、よい漢詩を作らんとすることをよすがとする彼の前に将軍寵臣の赤松越後守が現れ、その威光により、一気に周囲の扱いが変わっていく。内容(「BOOK」データベースより)無理。本書は「一休さん」でおなじみの一休宗純の物語。波乱万丈の人生において、禅を極めんと...
...
ひょんなことから「うそ請負人」となったみのり。52歳の誕生日をひとりで静かに祝う佐江子さん。人間関係のストレスを特殊な行動で発散している中山さん。家庭と職場、両方に疲れ切った倉田さん。祖父の遺品の幸福な行先を探すえいちゃん。定年退職する同僚のために必死で送別会のお店を探す横井さん。きっと「自分に似た人」を見つけることができる11の物語。内容(「BOOK」データベースより)ババ抜き。本書は日常にある小さ...
花粉症ちょっと良くなりゃドライアイ...
...
優雅な読書サークル「バベルの会」にリンクして起こる、邪悪な5つの事件。恐るべき真相はラストの1行に。衝撃の暗黒ミステリ。内容(出版社内容紹介より)アッと驚くタメゴロー。本書はノワール・ミステリィを集めた5つの短編集。いづれもラスト一行に衝撃があり、ゾクゾクとニヤリが 1:1 でありました。佳作。ここからは一言感想を。『身内に不幸がありまして』広義の夢遊病。作中に挙げられた作品はいづれも良いのだけれど、僕の...
とある文学賞に応募。...
ミステリ界の超新星が仕掛ける、五つの罠。日常に潜む小さな“歪み?を、あなたは見抜くことができるか。子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。日本の〈いま〉とミステリが禁断の融合! 緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。内容(出版社内容紹介より)よろしいのではないでしょか。本書...
...
ポール・ギャリコ/著 矢川澄子、前沢浩子/訳『ザ・ロンリー』読了
ジェリーは23歳、学業半ばにして戦争に駆りだされ、空軍に所属している。大人になりきれないうちに地獄をみてしまった孤独な若者たちのひとり。心は戦争のすさまじい恐怖と不安にひどく傷ついている。故郷には美しい婚約者を残してきているけれど、彼の孤独な魂を癒してくれるのは、別の女性なのだった…。内容(「BOOK」データベースより)ナルシシズム。本書は短編の名手『ポール・ギャリコ』による一冊。戦争を背景に、ふたり...
あーあ。...
...
森博嗣『つむじ風のスープ The cream of the notes 13』読了
人の意見を聞くまえの方が、自分の声を正しく聞けるチャンスだー。これまで自然に脳内スルーしてきた日々の疑問やちょっとした違和感。ぶれない人気作家・森博嗣が自由に、縦横無尽に傍若無人に解体する。「薬指の役目」から「生きる目的」までフルレンジの書下ろしエッセィ。内容(「BOOK」データベースより)良い時代。本書は『クリーム』シリーズ第13弾(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12)オビには『第13作はひと味違います!』と...
最近はもちが好き。...
誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。燃え落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送ってきた二人に何が起きたのか。内容(「BOOK」データベースより)片思い。本作は大ヒット作『白鳥とコウモリ』の続編。華やかな人生のウラに、強いられた不運の人生がありました。佳作。内容はバッサリ略で一言、面白かったです。それはとある人物の為に、己の人生を捧げた...
...
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るために「検証会」に集う。内容(「BOOK」データベースより)悲しみがとまらない。本書は加賀恭一郎シリーズの最新作。別荘地で起きた殺人事件。その被害者となった4組の家族には、それぞれ人に明かせぬ秘密がありました。内容はバッサリ略で一言、面白かったです。それは人が羨むようなセレブな家庭でも、実は……。そんなスキ...
キムチが良い。と勧められている。ちょっと困っている。...
...
おしゃべりと食べることが大好きな33歳のひまりはある夏の日、出張帰りに交通事故に遭い、頸髄を損傷してしまう。意識は明瞭。だけど、身体だけが動かない。過酷なリハビリを続けるも突きつけられたのは厳しい現実だった。「復職は約束できない。できればこのまま退職してほしい」。途方に暮れ、役所で就労支援の相談をすると、すすめられたのは生活保護の申請。ひまりは自立を目指し司法試験受験を決意する。思い通りにならない...
立派なキャベツが1玉たったの178円。※あ、あとから気が付いた。これって〇国産?...
ジェイムズ・P・ホーガン/著 池央耿/訳『星を継ぐもの』読了
月面で発見された、真紅の宇宙服をまとった死体。綿密な調査の結果、驚くべき真実が判明する。死体はどの月面基地の所属でもないだけでなく、この世界の住人でさえなかった。彼は5万年前に死亡していたのだ!いったい彼の正体は?調査チームに招集されたハント博士は壮大なる謎に挑む。内容(「BOOK」データベースより)月の裏側。本書は SFの巨匠ジェイムズ・P・ホーガンのデビュー作。月面で発見された謎の死体を皮切りに、人類...
...
事務所に来ない。最愛の婚約者との挙式の相談もすっぽかした。天才弁護士・百瀬は、青い瞳をした女性国際スパイの強制起訴裁判にかかりきりになっていたのだ。それはまさか、幼い百瀬を置き去りにしたあの人?百瀬によって幸せをつかんだみんなが彼の力になろうと立ち上がる。内容(「BOOK」データベースより)親子。本書は『猫弁』シリーズの第5弾にして完結編(1,2,3,4)ポンコツで天才な弁護士・百瀬太郎を中心に親子の絆。そし...
品名は控えるけれど、もう買わない。ペラペラ、ゴトゴト、カサカサ。そしてヒリヒリ。...
...
寛永七年ー。事の始まりは備前岡山藩で発生した殺人事件。主君の寵愛を受ける小姓を斬殺し逃亡した河合又五郎は江戸に逃れ旗本・兼松又四郎に匿われた。一方、江戸の長屋に暮らす浪人・市岡誠一郎。用心棒などで糊口を凌ぐ日々の中「腕の立つ剣客を求めている」という呼びかけで、とある旗本の屋敷を訪れる。内容(「BOOK」データベースより)仇討ち。本書は日本三代仇討ち「鍵屋ノ辻の決闘」を題材とした一冊。私利私欲にもまさる...
年下の知人(年齢僕の半分ちょっと)からTVアニメ『メダリスト』を勧められている。曰くyukiさんなら絶対好きになるから!それでも、少女向け?と予想される画に、オッサン(僕)はしり込みしてしまい、いまだ試さずにいる。フィギュアスケートの第一人者に鈴木明子さんがいる。説明なんか必要ないと思うので省略するけれど、彼女の表現力、そして彼女のストーリィは胸に迫るモノがある。興味がある方は鈴木明子 愛の賛歌等で検索...
40歳のこたつ記事ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの小さな事務所…手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、生真面目にマイクを握るスーツ姿の美女・鏡原奈緒子。彼女は脅威のカップル成立率を誇る伝説の司会者“婚活マエストロ”だという。内容(「BOOK」データベースより)真剣。本書は『成瀬は天下を取りにいく』の...
...
ひとりぼっちの少女とコンビを組み、失踪した三毛猫を探すことになった天才弁護士・百瀬太郎。忙しさのあまり婚約者の誕生日に気づかず、彼女はイケメン同窓生と急接近!さらに次郎と名乗る弟までが現れて…。やっかいでかけがえのない人たちのために悩み、奔走する百瀬。絶好調、癒されるミステリー!内容(「BOOK」データベースより)卒業。本書は『猫弁』シリーズの第4弾(1,2,3)ポンコツで天才な弁護士・百瀬太郎に奇妙な客人...
去年だけは花粉に悩まされなかった。でも今年はもうティッシュが手放せない。健康に感謝して、真っ赤になった鼻をかむ。...
...
ある日、暴漢に襲われた“ぼく”を救ってくれた風変わりな人々。彼らは「文章に関する依頼であれば、何でも引き受けます」という変わった看板を掲げる会社ーその名も「売文社」の人たちだった。さらに社長の堺利彦さんを始め、この会社の人は皆が皆、世間が極悪人と呼ぶ社会主義者だという。そんな怪しい集団を信じていいのか?悩む“ぼく”に対して、堺さんはある方法で暴漢を退治してやると持ち掛けるが…。内容(「BOOK」データベー...
大好きなチョコレート。明日までは買わない。※本当は365日。甘いモノを買う(注文する)時は、ちょっとした勇気が要る。昭和の男あるある。だと思う。...
水神の祟り。化け猫の憑依。頭蓋骨から消えた銃弾。まるで「呪い」が引き起こしたかのような数々の謎を前にして、天才医師・天久鷹央が下した「診断」とは!?…そして推理の結果、小鳥遊の恩師が死んだ事件を「正解のない問題」と言い放ち、自ら手を引くと語った真意は?内容(「BOOK」データベースより)呪われる人とは。本書は「天久鷹央」シリーズの第18弾(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17)小鳥先生の恩師の死の謎...
...
完全室内飼育のセレブ猫が妊娠した!? 天才弁護士・百瀬太郎のもとに大女優から奇妙な依頼が持ち込まれた。一体いつのまに? お相手は誰? そして婚約者との旅行当日にかかってきた、盟友を訴えたいとの電話。一生懸命に生きる人たちが抱えた悩みと迷い。誰もが幸せになれる「癒されるミステリー」第3弾開幕!内容(「BOOK」データベースより)善意は。本書は『猫弁』シリーズの第3弾(1,2)。今回もポンコツで天才な弁護士・百...
花粉。もう飛んでいる?...
...
歌謡曲黄金時代、熾烈なヒットチャート戦線と賞レースにおける沢田研二の過酷にして華麗なる闘い。上からは演歌、同世代にはニューミュージック、下からは「御三家」「中3トリオ」。さらに突如大ブームのピンク・レディー。時代の寵児であり続け、頂点を極めるためには、目の前の競争に勝ち抜かなければならない。唯一無二の絶対的スター、ジュリーとは何者なのか!?内容(「BOOK」データベースより)トリックスター。本書は問答...
断酒会活動報告がありました。正直、寂しい話題しかありません。でも断酒会が衰退するのは、きっと良いコト。いつの日か発展的解散になれば良い、と願っています。...
スチュアート・M・カミンスキー/著 棚橋志行/訳『人間たちの絆 刑事エイブ・リーバーマン』読了
シカゴの老刑事エイブ・リーバーマンは、周囲の小さな世界で頻発するさまざまな出来事にかこまれて生きている。そんな彼が新たにかかえた殺人事件。単純な物盗りの犯行に思えたが、実は計画的殺人だった。老刑事は、真犯人の鉄壁のアリバイを崩すことができるのか?内容(「BOOK」データベースより)不倫の代償。本書は犯罪で繋がる奇妙な人間関係を描いた作品。いわゆる警察小説ではありますが、描かれていたのは人間模様。興奮よ...
「ブログリーダー」を活用して、yukiさんをフォローしませんか?
...
eビジネスで成功し時代の寵児となった男は、なぜ大銀行のビルから飛び降りようとしたのか。安値更新していた株が急騰、最新設備を誇る外資系通信会社で何が起こったかー証券会社を辞め、警備会社に再就職した中年男が直面する事件の数々。刻一刻と進化する経済社会を生き抜く人間たちを熱く描いた傑作。内容(「BOOK」データベースより)今さらジロー。本書はオフィスビル・ガードマンの二人を描いた4つの連作短編集。金融市場で...
...
龍神が出たという日本海の小さな入り江。そこで起きた想像を絶する事件と奥深い闇。「本当に危険なんだよ石岡君。近寄ってはいけない」御手洗潔シリーズ書き下ろし長編!内容(「BOOK」データベースより)I'll Be Back.本書は御手洗潔シリーズの最新作。伊根湾に出現した UMA(Unidentified Mysterious Animal)。その正体と国家を揺るがす大事件に、石岡君がいつものように巻き込まれていました。内容はバッサリ略で一言、いいん...
腰がピキッ。...
...
もし歴史がほんのわずかでも違う形で展開していたならば、絶滅における最悪の状態を脱したとしても、進化の末に私たち人間が誕生することはなく、爬虫類の鋭い爪が牛耳る世界で生きる哺乳類は、比較的小さい体のまま、フンフンと辺りを嗅ぎまわるだけの存在になっていたことだろう。この壮大な物語は恐竜たちの苦難だけで終わるものではない。私は、滅亡する恐竜たちの陰に隠れて生き残った目立たない生物たちと、そんな彼らがのち...
...
天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。降らなかったはずの雨や半世紀以上前の雷探し、“誘拐”されたバイオリンや早咲きの桜に秘められた想いを解き明かす鍵は天気予報!明日の天気を願う時、それは誰かの事を想う時ー。内容(「BOOK」データベースより)えこひいきしない。本書は気象予報士とさえない探偵を中心としたお天気ミステリィ。天候に...
...
自分でもびっくりしました。記憶力の低下。ボケがはじまっているんでしょうね。正直、落ち込んでいます。※該当の作品は行成薫『名も無き世界のエンドロール』。前回は11年前に読んでいました。お時間があれば、今回気が付かず再読して書いた以下の駄文(感想)と比べてみてください。自分で言うのもなんだけれど、些事は違えど、言いたいコトはほとんどは同じでした。----- start -----行成薫『名も無き世界のエンドロール』読了幼...
プリマバレリーナの森下洋子さん。全ては彼女の為にあった。良い悪いではない。そもそも僕には判断できない。けれど、他は一切合切、彼女の引き立て役。クララは少女ではなく、まるで女王だった。※音楽、演奏に感動を覚えました。素人なので的外れな感想だとは思うのだけれど、東京ニューフィル ハーモニック管弦楽団によるチャイコフスキーに新鮮な気持ち、嬉しい驚きがありました。『くるみ割り人形』がバレエ音楽。バレエの為に...
...
自然史博物館で働くことになった女性新人分類学者・池之端環。植物標本の整理を命じられ、未整理の標本や資料が大量に詰め込まれた旧館「赤煉瓦」に足を踏み入れた環が出会ったのは、そこに棲みつくファントムこと変人博物学者の箕作類。「どんなものも絶対に捨ててはならない」が口癖の箕作と、片付け魔の環のでこぼこコンビが、博物館で起こるさまざまな事件の解決に動き出す!内容(「BOOK」データベースより)死して残すモノ本...
...
昭和の北海道。己の城を求め、男は見果てぬ夢を追うー『ラブレス』『ホテルローヤル』『家族じまい』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家のルーツ!内容(「BOOK」データベースより)悲劇であり喜劇。本書は『桜木紫乃』による長編作品。主人公・猛夫は著者の父をモデルとしており、“昭和” を色濃く残した男の人生がありました。内容はバッサリ略で一言、面白かったです。それは猛夫がどうしようもない男であり、しかし、男の...
...
婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。しかしまだ、ふたりの結婚式を挙げていなかった。ある日、亜子の勤め先、ナイス結婚相談所に思わぬ客が訪れる。百瀬法律事務所の事務員、仁科七重だった。亜子にしか叶えることのできない「願い」があるらしい。百瀬は、ひなた商店街の野原鮎太の相談を受けていた。福引きで当たった一等賞の「景品」。そのせいで、夫婦の間に亀裂が走ったそうだ。次から次へと迫り来る事件を、...
数えたら一年の半分はコタツ生活。...
...
ホテルで女主人の到着を待つ若い男女。その背後に潜むエゴイズム、孤独感を澄明な文体で彫琢、愛と性のかかわりをさぐり直木賞に輝く優品。「鳥、とんだ」「三月の兎」を併録。内容(出版社内容紹介より)女を貶めているのは。本書は第100回(1988年下半期)直木賞受賞作。男を自分勝手に利用し、また自己正当化の理由にも使う。そんな女の姿がありました。ここからは一言感想を。『鳥、とんだ』犬のサスケは男のメタファだと感じ...
...
北関東の前林市で暮らす主婦の水野いづみ。平凡ながら幸せな彼女の生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。大樹が深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていたのはなぜなのか。十五年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心な妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は必死で辰彦を捜し出そうとする。捜査に当たる刑事の三ツ矢は、無...
僕の血管は注射針が通しやすい(らしい)。新人看護師さん、僕を練習台に。お気軽にどうぞ。...
...
店の主の治兵衛が諸国をめぐり見覚えた菓子を手頃な値で売る「南星屋」。娘と孫の三人で店を繁盛させた治兵衛は、手首を痛めてしまう。納得のいかぬ代物に苛立ちが募る中、店先に雲平という男が行き倒れていた。京から来たわけを訊くと、込み入った事情があるようで…。内容(「BOOK」データベースより)根気強く。本書は南星屋シリーズの第二弾(1,2,3)不運や災難にあって、周囲の力を借りながらも耐え忍ぶ。そんな人々の姿に共感...
...
大学生の玲奈は、全てを忘れて打ち込めるようなことも、抜きんでて得意なことも、友達さえも持っていないことを寂しく思っていた。そんな折、仔犬を飼い始めたことで憂鬱な日常が一変する。ゼロと名付けた仔犬を溺愛するあまり、ゼロを主人公にした短編を小説投稿サイトにアップしたところ、読者から感想コメントが届く。玲奈はその読者とDMでやり取りするようになるが、同じ頃、玲奈の周りに不審人物が現れるようになり…。短大...
...
蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。-幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。内容(「BOOK」データベースより)サクリファイス。本書は...
ガンガンいこうぜ。男の子。...
...
燃え尽きたいと望み続けついに叶わなかったボクサー、栄光の背番号3によって消えた三塁手、夭折した長距離ランナーの「思い」、良血馬達との決戦に臨むサラブレッドー“勝負の世界に何かを賭け、喪っていった者たち”をテーマに書き継がれた6篇。内容(「BOOK」データベースより)光と影。本書は勝負の世界に生きた男たちを描く、6つのスポーツ・ノンフィクション。綺麗事だけではすまない “興行” の世界の中で、魂の輝きと、その...
ふうもおかえり。...
これが最後。そう自分に言い聞かせる。...
来週からもあるし、今日でコタツをしまおう。...
体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。卓球場から、マンションまで。女子高生からOLまで。サボり仲間から、恋人まで。長いようで短い二人の時間。そのこぼれ話を拾った書き下ろし多数の短編集。同棲直前、安達母への挨拶の日を綴った中編『そして…』も収録。内容(「B...
...
「おかえり。仕事疲れたでしょ」「うん。あ、でもしまむらの顔見たら疲れが吹っ飛んだ…みたいな…」「ほーう。じゃ、元気なとこ見せて」「え…。げ、げんきー」こんな調子で、私たちはずっと続いていくんだろうなあ。たぶんおばあちゃんになっても。ひょっとすると三千七百年くらい経っても。TVアニメ『安達としまむら』BD・DVD特典小説、イラスト付きで待望の文庫化!内容(「BOOK」データベースより)また、会えたね。本書...
「できない」が「やろう」になった。やってやる。こうなったらトコトンまでやってやる。ぶっ飛ばしてやる。※4/22から5/1は本ブログの更新をお休みします。よろしくお願いします。...