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疫病、飢餓、暴力、そして心臓、脳血管、癌…人はどのように死んできたのか?有史以来のさまざまな死因とその変化の実相を、科学的・歴史的・社会的視点から検証した初の試み、壮大な“死”の人類史。内容(「BOOK」データベースより)まぬがれないとしても。本書は死因の変遷を記した一冊。死因をひも解く中で科学史や文明史。社会史も説いたまさしく人類史でした。佳作。内容はバッサリ略で一言、非常に面白かったです。それは「死...
蚊を打つ。僕の血も赤。...
アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。自分の気持ちに、傷ついてしまうー。桜木紫乃の真骨頂、静かに刺してくる大人の物語。近づかずにはいられない。知らずにはいられない。「谷から来た女」二〇二一年。大学教授の滝沢は、番組審議会でミワに出会う。大人の恋愛を楽しむ二人だが…。「ひとり、そしてひとり」二〇〇四年。夜のすすきので、専門学校の同期生だったミワに再会した...
車の合宿免許に行ってみたい。...
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昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった…。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。内容(「BOOK」データ...
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北関東に、家々の壁に原色で描かれた稚拙で奇妙な絵で話題となり注目を集める小さな町があった。描いているのはすべて、ひとりの男だという。ライターの「私」はその男・伊苅にインタビューを試みるも寡黙でほとんど語らない。周囲に取材を重ねるうちに、絵に隠された真実と男の孤独な半生が明らかにー。内容(「BOOK」データベースより)誰にも判らない。本書は家々の壁に絵を描き続ける伊苅の物語。彼が絵を描き続ける背景に深い...
タデイ・ポガチャル。鬼の様に強かった。ヨナス・ヴィンゲゴー。よくぞ大怪我から帰ってきた。勝負は勝負として、今年のツールもアツかった。~~~毎年ツールが終わると、夏のテッペンを感じます。ここから先はヒルクライムではなく、ダウンヒル。ヴィンチェンツォ・ニバリの様に、急降下で秋になれ。※今年のツールは例年より1週間早い日程です。まだこれからが夏本番だけれど、本日は『大暑』。気分はやっぱりテッペンです。...
「できること、やりたいこと」何もないー大阪の一流企業の受付で契約社員として働く柳生美雨は、29歳になると同時に「退職まであと1年」のタイムリミットを迎えた。その記念すべき誕生日、雨の夜に出会ったのは売れないお笑い芸人の矢沢亨。掴みどころのない亨、その相方の弓彦、そして仲間の芸人たちとの交流を通して、退屈だった美雨の人生は、雨上がりの世界のように輝きはじめる。美雨と亨と弓彦の3人は、変てこな恋と友情...
電話の着信履歴。最近、不動産投資や投資信託の勧誘が急増している(*1)*1)基本的に知らない番号の電話には出ません。後程ネットで番号を調べてから判断しています。なんせ詐欺や、こういう勧誘ばっかりだし。...
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描き下ろし60p超。猫がもっと好きになる、大ヒット猫漫画、待望の第3弾!!!内容(「BOOK」データベースより)テルオ?本書は大人気猫漫画の第三弾(1,2,3)。今回は「つしま(つーさん)」やおじいちゃん(♀)の変わらない日常に、コロナ禍と言う非日常がやってきました。内容はバッサリ略で一言、良かったです。それはコロナ禍を除けば、ほとんど変化のない彼等の日常も、逆(?)に安心感みたいなモノとして楽しめたから。...
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出会って別れて、また出会ってーあと死ぬまでに何度繰り返すのだろう。ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。落ち着く間もなく、店を引き継ぐかどうか、前原葵は選択を迫られる。同棲しているのに会話がない恋人の港、母の店の常連客だった幸村、店を手伝ってもらうことになった松尾、試飲会で知り合った瀬名、そして…。めまぐるしく変化する日常と関係性のなかで、葵の心は揺れ動いていくー。内容(「BOOK」データベースよ...
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夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ー書下しし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。内容(「BOOK」データベースより)奇跡は起こらない。本書は第43回吉川英治文学新人賞受賞作。大切な人達と向き合うことで、自分自身にも向き合う。そして困難を分かち...
YouTube のお勧めが割と酷い。...
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翻訳家の志織は三十四歳。五年の交際を経て結婚した夫の誠太は、友人から「理想の旦那」と言われ、夫婦生活は安定した温かさに満ちていた。ただひとつ、二人の間に子どもがいないことをのぞいては。あるとき、志織は誠太のSNSに送られた衝撃的な投稿を見つける。“自分の人生に奥さんを利用しているんですね。こんなのは本当の愛じゃないです。”二週間後、夫は失踪した。残された手紙には「自分は志織にひどいことをした、裏切り...
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小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい…。冬の巻ついに刊行。内容(「BOOK」データベースより)わたしの次善。本書...
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天正年間、戦乱の続くなか、出陣中の嫡男の留守を狙い、老将保科正俊の守る高遠城に、小笠原・上杉軍が攻め寄せる。かつて武田信玄の下で槍弾正の異名をとった正俊も、すでに齢七十五の隠居の身。だが、圧倒的に不利な状況下、城を棄てる意見を一喝し、正俊は奇策を練るー表題作「槍弾正の逆襲」をはじめ、関ケ原合戦における小早川秀秋の“楯裏の裏切り”に抗した武将を描いた「松野主馬は動かず」など、独自の気概をもって生きた人...
ささの葉さ~らさらお庭にゆ~れ~る♪って、ずっと思っていた。...
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ジェフ・フレッチャー/著 タカ大丸/訳『SHO-TIME 2.0 大谷翔平 世界一への挑戦』読了
エンゼルスの番記者のジェフ・フレッチャーが綴る、現在進行形の生きる伝説の舞台裏!二刀流・大谷翔平のMLBの2022年シーズンから始まり、2023年シーズンとWBC優勝、そして新天地移籍までの舞台裏を追ったノンフィクション。アーロン・ジャッジ、マイク・トラウトといった、強力なライバル&盟友らの背景や生い立ちなど、アメリカのベテラン記者ならではの視点で描かれた「大谷本」の決定版!!内容(出版社内容紹介より)朝のニュ...
いまこれぐらい。...
ベストセラー猫漫画、待望の第二巻出来!溢れる猫愛、抜群の描写力で15万部を突破するベストセラーとなった猫漫画待望の第2巻。内容(出版社内容紹介より)テルオ。本書は大人気猫漫画の第二弾(1,2)。今回は「つしま(つーさん)」の外猫時代や、新しい仲間(猫&人間)の話がありました。佳作。内容はバッサリ略で一言、とても良かったです。それは漫画自体の面白さは勿論、猫と人間の共生を何度も考えさせられたから。23歳で逝...
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友人の夫と過ごした一晩。あの夜の記憶がいま鮮やかに甦る。形にならなかった恋の確かな気配を描く(『夜のジンファンデル』)。郊外の団地に引っ越した一家。新しい環境に馴染もうと奮闘する夫妻が行き着いた、究極の家族の形とは(『コミュニティ』)。美しさと危うさ、おかしさと恐ろしさ。日常の光景から多彩なドラマを紡ぎだす、最新作。内容(「BOOK」データベースより)冗談。本書は日常の笑えない冗談を集めた6つの短編集...
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群馬県警本部捜査一課の刑事、白澤蕗の前に、数年ぶりに現れた兄・然。小狡くて卑しい然とは縁を切っていたが、200万円を用立ててくれと泣きつかれる。然にとある負い目がある蕗は、追い詰められて署の証拠品保管庫から現金を盗み出す。数日後、元検事の小曾根に金を借り保管庫に戻すが、今度は小曾根から強請られる。借用書を取り返そうと小曾根宅へ侵入した蕗だったが、そこには目を疑う光景があったー元白バイ隊員の著者が挑...
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党員のケイを気まぐれに愛し、いつか熱烈に傾倒し破れ去る有似子。愛とは一体何なのか? 昭和三十九年度芥川賞受賞作【感傷旅行】。著者のやさしさが滲みでている【大阪無宿】等。内容(出版社内容紹介より)世はなべてこともなし。本書は第50回(1963年下半期)芥川賞受賞作。戦後のまだまだ貧しい日本を舞台に、女と男のあれやこれやがありました。ここからは一言感想を。『感傷旅行』この恋?はトラベルとジャーニーの違い。ニ...
最近、目薬が鼻から出る。...
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溶接加工会社勤務の入江悠斗が、何者かに刃物で胸を刺されて死んだ。悠斗は17歳のときに傷害事件を起こしていた。事件を担当する捜査一課の新田はかつての先輩警官・本宮、女性エリート警部・梓、その部下として働く能勢の捜査報告から、別の二件の殺人事件との関連性を疑う。そしてそれぞれの事件の容疑者が「あのホテル」に宿泊することが判明。新田は三度、潜入捜査を開始するー。内容(「BOOK」データベースより)意味がない...
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「ただ普通でありたかった。」中学受験、トー横、起業サークル、悪徳コンサル、闇バイト。「普通」が壊れた時代に漂う「自己本位」への誘惑。誰か教えてください。ぼくはどう生きればよかったのでしょうか。三通の手紙に刻まれた魂の叫びが、現代の精神的堕落をあぶりだす。内容(「BOOK」データベースより)うまくやれよ。本書は「普通」を願いながら転落した死刑囚・川辺優人の物語。格差社会において、枠に、ガチャに “外れた” ...
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不幸なことが続き、大切な人たちを失ってしまった少年は、将来が不安で泣いていました。その様子が心配になった旅人は、未来を見せてくれるというクスノキの女神に会いに行くように勧めました。様々な困難を乗り越え、出会えたクスノキの女神は、少年の願いを聞き未来の姿を見せてくれます。そこで見た未来の姿とは…。内容(「BOOK」データベースより)感謝しよう。本書は大ヒット作『クスノキの女神』の中で登場した絵本を書籍化...
併設の図書館も(が)混んでいました。期日前投票、出足は順調のようです。...
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息子の顔見たさに何かひとつ事を起こせばそのたびにパトカーがやってくる。わたしはこれまで三回パトカーに乗った。そのことが繰り返される。それがわたしの人生になる。わたしはパトカーに乗り慣れた老人になどなりたくないし、そんな母親の姿を息子に見せたくもなかった。そんな母親が自分の産みの母親だと知られるべきではなかった。人生を踏み外した女性の静かな決意。内容(「BOOK」データベースより)鳥が来る。本書はひき逃...
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作家森博嗣さんの日常はまさに“工作する哲学者”。「ミクロ思考」と「マクロ思考」の往復運動から導き出された「人生とは何か」「人間とは何か」が面白い!本書を読めば、あなたの日常は180度変わる!内容(出版社内容紹介より)平和。本書は『森博嗣』によるエッセイ集。著者の作家引退後も変わらない思考と、少しだけ変化した日常がありました。内容はバッサリ略で一言、普通です。勿論、本書にも適度に刺激的で、独特な思考(お...
ふう玉。...
大学院生の町村と指導教員の宇賀神は、ニセ科学批判の急先鋒・蓮見教授にある事実を知らされる。深海パワーが、がんを治すというニセ科学商品の開発に、宇賀神が想い続ける研究者・美冬が手を貸した後、消息不明だと。なぜ美冬は怪しいビジネスに加担したのか?内容紹介(「BOOK」データベースより)科学は救わない。本書は人の心に付け込む「ニセ科学」のお話。科学を中心に、人が理性と感情の間で揺れ動く様子がありました。内容...
シャンパンだと思った。※モエピンやドンピンの仲間だと思うじゃん。...
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騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開くー。美味絶佳の人情時代小説。内容(「BOOK」データベースより)受け継ぐ。本書...
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中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、人間との同居は彼らの掟では大罪だった。禁断の、だが掛けがえのない日々-。内容(「BOOK」データベースより)許さないで欲しい。本書は人間と吸血種族バンブーの許されない交流を描いた作品。三つの章で三世代を描いており、大河小説的なファンタジ...
たぶん芸術って誰かの人生を食べるコト。今日、僕はバレエダンサーの人生を味わい、彼等に人生を喰われた。...
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数ある猫漫画の中で、「とにかく猫の描写がリアル!」と絶賛される「俺、つしま」がついに書籍化!何気ない猫のしぐさや細かな毛色の表現が抜群の画力で描かれる猫漫画の根底にあるのは、溢れんばかりの猫愛。読み進めていくうちに猫への愛情がふくらんでいきます。内容(出版社内容紹介より)猫飼いあるある。本書は実在の猫「つしま(つーさん)」を中心とした猫漫画(1,2)。野良出身の「つしま」を中心に、ゴーイングマイウェ...
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確立されたスタイルと、全くのオリジナリティをもって、鋭く重く、既成の文学シーンに切り込んだ稀有の作家レイモンド・カーヴァー。確かな才能を明示する、そのデビュー短篇集から十三篇を収録。内容(「BOOK」データベースより)劣等感。本書はレイモンド・カーヴァーの処女短篇集。分冊されており、本書は前半の13編が収録されています(1,2)その多くに、日常に潜む “無いものねだり” がありました。内容はバッサリ略で一言、...
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立ち飲み屋のマドンナ、その正体は悪女だった。人情酒場の闇堕ちミステリー。新橋の老舗酒場の「あじろ」。常連客にも店主にも愛された清廉な美女が殺されてー。職業偽装、パパ活斡旋、深夜の奇行…彼女は嘘をいくつ重ねたのか?内容(「BOOK」データベースより)境界知能。本書は新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」を舞台とした物語。殺されたマドンナの隠された秘密に、意外なモノがありました。内容はバッサリ略で一言、残念です。...
夢でえるに会う。彼女は少し怒っていた。...
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幕末志士がひっそり訪ねる、ほっこり料理の隠れ家。内容(「BOOK」データベースより)料理よりお酒。本書は料理人・サヨの活躍を描いたシリーズ第二弾(1)板前茶屋として再出発したサヨの元に、一癖も二癖もある客人が集いました。ここからは一言感想を。『板前茶屋』麟太郎と同じく、僕もお酒が飲めません。なので、割烹やそれなりのレストランは(お店に申し訳なくて)苦手意識が先立ちます。また<さげ>にもあった様に、ヨー...
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クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルで女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢と戸塚警察署の田所は再びコンビを組み、捜査に当たる。そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。二つの不可解な事件は予想外の接点でつながるが!?彼女はなぜ殺されなければならなかった...
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野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺したのだ。「自分の派閥のトップも説得できていなかったの?法案を通すつもり、本当にあったの?」死の前日の朝沼への叱責が彼女を追い詰めたのではないかと批判が集まり、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られてしまう。だが、長年ライバル関係を築いてきた高月には朝沼の死がどうも解せない。朝沼の婚約...
TVアニメ『ガールズバンドクライ』。第9話のタイトルが『欠けた月が出ていた』だった。別に会いたくないし、気も遠くにならない。ただアニメなんか観ないグルーヴァーズ一筋な人を思い出して、少し笑った。おまけ:BGM: THE GROOVERS / 欠けた月が出ていた...
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任官七年目の裁判官、安堂清春は、東京からY地裁に赴任して半年。幼い頃、衝動性や落ち着きのなさから発達障害と診断され、専門医のアドバイスを受け、自身の特性と向き合ってきた。市長候補が襲われた詐欺未遂と傷害事件、ほほ笑みながら夫殺害を供述する女性教師、“娘は誰かに殺された”と主張する父親…。さまざまな事件と人との出会いを通じ、安堂は裁判官として、そしてひとりの人間として成長していく。生きづらさを抱える若...