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夢見月19
back next top Novels 「さすが、鈴木さん」 良太はぼそりと言って大テーブルの弁当を
2025/05/31 23:33
そんなお前が好きだった31
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった31 BL小説 「朱莉みたいな能天気にはわからねぇ、いろいろがあるの」 「誰が能天気よ!」 いつもの言い争いを始めた姉弟を見て、響は「じゃ、また寄ります」と袋を抱えて店を出た。 可愛い猫たちが思い思いに遊んでいるのが外からも見えるが、猫はただ見ていた時より飼
2025/05/31 11:15
そんなお前が好きだった30
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった30 BL小説 それにしても井原は全く昔と変わらずたったか勝手に約束を取り付けるし。 まあ週末の飲み会も、今日の新任の懇親会と同様、旧交を温めるくらいのものなのだろう。 元気や東と一緒だし、何を俺はそんなに構えているんだ。 自分の中に、古い思いがあるだけに
2025/05/30 09:46
夢見月18
月夜の猫-BL小説です 夢見月18 BL小説 「アスカさんならそんなもん跳ね返すわよ、絶対!」 直子のように頼もしいことを考えてくれるファンもいるに違いないが、何にせよ、少しでも早くデマだと実証しないことには前に進めない。 良太は直子の電話を切るとすぐ加藤に連絡を入れた。 「ああ、今調べてるとこです。千雪
2025/05/30 03:18
そんなお前が好きだった29
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった29 BL小説 いや、尾上も流行りだしなんて笑ってたくらいだから、ジョークの一種だったのだと思っていた。 あきらめねーからなんて喚いていたのは多少気になっていたのだが。 それに、そういうつもりはないと一応言ったよな? そこまで俺にマジだとかは思わないが、俺
2025/05/29 11:22
夢見月17
月夜の猫-BL小説です 夢見月17 BL小説 今朝がた、青山プロダクション代理人として小田弁護士が、文化芸能の記事は事実無根であり、告訴も辞さないとはっきりインタビューに答えていたので、マスコミが会社に押しかけるようなことはなかったのだが、良太が車から降りた時、どうやら会社の周りに数人マスコミ関係者だろうう
2025/05/29 02:52
そんなお前が好きだった28
back next top Novels たまたま傍にいた響はくすりと笑う。 「でも気になる人がいたら
2025/05/28 11:20
夢見月16
月夜の猫-BL小説です 夢見月16 BL小説 さらに大抵、この手の報道では当の本人のこれまでのプロフィールまで重箱の隅をつつくように情報が流れる。 それだけでなく、これまでにも何かと週刊誌ネタを提供していた事務所の社長である工藤に対しても余計な詮索が入るかも知れないことを良太は懸念していた。 ただし、
2025/05/28 04:37
そんなお前が好きだった27
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった27 BL小説 「なあ、実際、どうなの? あいつら」 東は元気にボソリと尋ねる。 「俺が知るか!」 元気は胡散臭げに言い放つ。 「まああれだ、人気のあるヤツらがくっついてくれる分には、俺は助かる」 「だから、それ、人気のあるヤツらがいる、イコール東がモテない、
2025/05/27 11:40
夢見月15
back next top Novels 良太はスポンサーとの打ち合わせが丸の内に十時となっているため
2025/05/27 05:16
そんなお前が好きだった26
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった26 BL小説 ヨハンのバカのお陰でコンクールに出損ねて、何か、全てがバカらしくなってしまった。 音楽が嫌いになるとかではないけれど、コンクールに命燃やすとかはもういいやと思ったのだ。 肩が軽くなったように、響はドサ回りで演奏会を続けてきた。 疲弊したのは
2025/05/26 11:50
夢見月14
月夜の猫-BL小説です 夢見月14 BL小説 ぐるりと塀が囲み、真新しい門戸に辿り着くと、良太は家の中にいるはずの千雪の携帯を鳴らした。 今、開ける、と千雪が返事をすると、門が内側に開いた。 雑木林が周囲を覆う中、年季の入った洋風の建物が現れ、秋山は玄関に車をつけた。 「軽井沢の綾小路さんとこみたいだ」
2025/05/26 01:22
そんなお前が好きだった25
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった25 BL小説 お前の思い切りのいい笑顔は、晴天の空のように清々しかった。 変わらないんだな、そんなところは。 井原の笑顔を見ながら、何だか、あの頃に戻ったような気がして、響はふわりと胸に温かいものを感じた。 「にしたって、寛斗、大丈夫なんでしょうね。なんか
2025/05/25 12:14
夢見月13
back next top Novels 「何にせよ、早いとこ、デマだって証拠上げないと、拡散するのはあ
2025/05/25 02:14
そんなお前が好きだった24
back next top Novels 「その頃からモテまくりなんだ、井原センセ」 寛斗の発言に何や
2025/05/24 12:14
夢見月12
月夜の猫-BL小説です 夢見月12 BL小説 「アスカさんも変な色のジャージとか黒縁眼鏡とかで変装するとか?」 良太が千雪を見て苦笑する。 「やあだ、ユキのあのみょうちきな変装、あり得ない~」 アスカが心底いやそうに言うと、みんなが笑った。 お陰で妙に張りつめていたオフィス内の緊張感が少し緩められる。
2025/05/24 02:03
そんなお前が好きだった23
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった23 BL小説 先日志田のヴァイオリンをみんなで聴かせてもらったが、音大を目指しているだけあって技術もしっかりしているし、高校の部活とはレベルが違うが、志田は皆と一緒に演奏するのが高校での醍醐味だとか達観していて逆に面白い。 結局、ピアノとヴァイオリン、チェ
2025/05/23 12:59
夢見月11
月夜の猫-BL小説です 夢見月11 BL小説 「しかしあり得ないことじゃないですね。きついことを言うつもりじゃなくても新人はいじめられたと思うかもしれないし、大御所や脚本家なんかには生意気と思われるかもしれない言動がありますからね」 淡々とアスカ評をする秋山に、「ちょっとお、秋山さんまで、ひどーい!」とア
2025/05/23 03:07
そんなお前が好きだった22
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった22 BL小説 「ああそう。オヤジが亡くなって、俺が店をやることにした時、ライブとかやるのにやっぱ防音措置しとかないと右隣り近いし。結構な出費だったけど、母親がオヤジの保険金ポンと出してくれたから、それこそ元取るまで店やらないとな」 元気は真面目な顔で頷いた。
2025/05/22 11:35
夢見月10
back next top Novels 「きな臭い相手があるんやったら、とりあえずそこから探ってみるし
2025/05/22 06:42
そんなお前が好きだった21
back next top Novels 「いや、俺は、祖父の葬儀を機に一端戻ってきただけで、そしたら田
2025/05/21 18:27
夢見月9
back next top Novels 「アスカさんの件だけど、どうもきな臭いよ」 仕事上付き合いの
2025/05/21 08:54
そんなお前が好きだった20
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった20 BL小説 「ほんとカッコいい! 井原さん、エリートビジネスマンみたいな雰囲気」 客を見送った紀子が向き直り、憧れの眼差しで井原を見上げた。 「大学でお星さまだけみてたわけじゃなくて、いろんな企業のプロジェクトにも関わったりしてたから、下手するとそれこそ身
2025/05/21 01:14
夢見月8
月夜の猫-BL小説です 夢見月8 BL小説 良太の頭の中には、昨今W不倫で思った以上にマスコミやSNSなどでも叩かれ、ドラマやCMを降板、築き上げてきたキャリアも失墜した美人俳優の騒動が駆け巡った。 人気俳優だったからこそ出演していたCMも多く、高額の違約金が発生したはずだ。 今当人は海外留学という名目
2025/05/20 12:13
そんなお前が好きだった19
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった19 BL小説 「井原のやつ、本場で向こうの仲間とやっぱジャズやってたらしくて、俺も一緒にやるの楽しみなんですよ」 「そうなんだ」 今、元気の口から語られている井原は、もう響の知っている井原ではない。 十年ものの初恋を後生大事に抱えて腐らせてしまっているよう
夢見月7
月夜の猫-BL小説です 夢見月7 BL小説 「家元夫人て、俺、もろあの怖いおばはん、そのまんま書いてもうたで」 千雪のセリフに良太は頷いた。 「でしょうとも。茶道に厳しくて京都弁で、佐々木さんのお母さんが出てるって思いましたよ、小説読んでて」 「あのおばはん、出すんちゃうやろ?」 「まさか、冗談じゃないです
2025/05/19 23:41
そんなお前が好きだった18
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった18 BL小説 まるであの日の続きのように、「あ、響さん、いい天気でよかったですね」などと言いながら、新任式が終わった講堂で、井原が声をかけてきたのだ。 一体全体何がどうなっているんだ? 「やだな、響さん」 元気が声をあげて笑った。 「この春から、井原、物
2025/05/19 11:17
夢見月6
月夜の猫-BL小説です 夢見月6 BL小説 「あかんかった? ま、しゃあないやん」 「てんで他人事なんだからな」 呆れて良太は千雪を見やる。 これまでも原作のあるドラマに関わったことがあるが、主演はもちろん、好きな俳優が出てくれるとなると、原作者は感涙もので喜んでくれたりするものだ。 中にはあの人
2025/05/18 23:34
そんなお前が好きだった17
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった17 BL小説 「にしたって、やっぱ父さんの言う通りだったってことだな。実質的な仕事に就けないようじゃ意味がない、か」 尾上はガラス屋を継ぐべくして大学に行き、きっちり地に足をつけて仕事をしているらしい。 仕事をしているからこそ、好きなガラス工芸の仕事もできる
2025/05/18 22:37
夢見月5
月夜の猫-BL小説です 夢見月5 BL小説 「あ、この人、兄貴の嫁さんにぴったしや」 千雪が言う写真を見た良太は、「え、この人、も無理。ダメモトで一度オファーしてみたことがあるんですが、もうずーっと先までスケジュール決まってますってマネージャーにけんもほろろでしたもん」と断言した。 「俺ごとき門前払いって
2025/05/18 00:14
そんなお前が好きだった16
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった16 BL小説 「お前、俺に夢を見てんじゃないか? 俺はつい最近までドロドロでぐっちゃぐっちゃの付き合いぶった切って、日本に戻ったんだからな」 「終わったんだろ? なら、いいじゃん!」 「疲弊しきってんの。色恋沙汰なんか、ゴメンなんだよ。俺は思い出の初恋に生きるか
2025/05/17 22:40
夢見月4
月夜の猫-BL小説です 夢見月4 BL小説 「それやね。多部さんにでけた本もろて、読み返したら、これが結構おもろてな、え、これ、俺が書いたん? て、思わず感心してもた」 「何アホなことゆってんですかっ! とにかく、この話の要の家元のお嬢様、誰に白羽の矢を立てるんですかっ!」 呆れて良太はつい関西弁に染まり
2025/05/17 01:15
そんなお前が好きだった15
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった15 BL小説 「まあた、ボールかなんか飛び込んだんすか? ここほんと、昔っからよく飛び込みますよね~」 作業員は言いながらひょうひょうとブルーシートを外し、抱えてきたサッシから保護材を取り除いて窓にはめ込んだ。 「俺は本気で言ってんだぞ!」 窓の方を見てい
2025/05/16 22:14
夢見月3
月夜の猫-BL小説です 夢見月3 BL小説 「そういえば、今日は背後霊はどうしたんです?」 腹が減っていたのと弁当の美味さにしばし言葉も忘れてひたすら箸を動かしていた二人だが、ようやく食べ終えてお茶を飲み、一息ついた良太が思い出したように聞いた。 「学会で名古屋や」 こちらもあらかた食べ終わり、お茶を飲
2025/05/15 23:05
そんなお前が好きだった14
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった14 BL小説 「どしたん?」 あまりに凝視していたのだろう、胡乱気に寛斗が聞いた。 「ああ、いや」 しょっちゅう、井原もそうやって響に笑みを向けていた。 あれ弾いてよ、ドビュッシー、なんかこう眠くなるやつ。 井原の声が聞こえた気がした。 指は勝手にドビ
2025/05/15 22:36
夢見月2
月夜の猫-BL小説です 夢見月2 BL小説 大学四年当時、野球三昧の大学生活を送り、卒業したら父親のちっぽけな整備会社を手伝いながら草野球チームでまた野球やろう、などと甘いことを考えていた矢先、お人よしの父親が連帯保証人になっていた友人がバックレたため、高額な債務を押し付けられ、いきなり土地家工場何もかも取ら
2025/05/15 01:29
そんなお前が好きだった13
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった13 BL小説 井原と同じクラスで、琴美よりもっと線の細い感じの少女だったが、井原のことが好きだと、そんな目をしていた。 気が付いたのは、響が同じ目で井原を見ていたからだろう。 少女のことを思い出した途端、当時のキリキリと胸をひっかくような感情までが呼び起
2025/05/15 01:01
夢見月(工藤×良太54)更新しました
月夜の猫-BL小説です 夢見月(工藤×良太54)更新しました BL小説 夢見月(工藤×良太54)更新しました。 「月澄む空に」、「何となくクリスマス」、「バレンタインデー、良太走る」の後のエピソードになります。 4月からのニューヨーク研修を控え、工藤並みに忙しい毎日を送っている良太に、また難題が降りかかり
2025/05/15 00:52
夢見月1
月夜の猫-BL小説です 夢見月1 BL小説 いつの間に止んだのか、窓を叩く雨音が聞こえなくなっていた。 キーボードから指を離して、広瀬良太は窓の外に目をやった。 ここのところ、ドラマの撮影で吉祥寺、ドキュメンタリー番組「和をつなぐ」の撮影で金沢、四月からのニューヨーク研修で配信会社ネットプライム本社、
2025/05/14 12:41
夢見月(工藤×良太54)
月夜の猫-BL小説です 夢見月(工藤×良太54) BL小説 「月澄む空に」「何となくクリスマス」「バレンタインデー、良太走る」の後、になります。(工藤×良太54) 相変わらず担当する番組の撮影や打ち合わせに東奔西走する良太だが、4月からのニューヨーク研修を控え、次第に東京を離れる、工藤と離れるこ
2025/05/14 12:30
そんなお前が好きだった12
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった12 BL小説 「よし、決まり! これで五人!」 琴美は二つの拳を握りしめながら、声を大にして言った。 「あとは、春の新入生どれだけ誘い込むかだわ」 「どういう作戦で行きます?!」 もう一人の一年生、榎沙織も身を乗り出すようにして琴美を見た。 「誘い込むとか作
2025/05/14 05:22
そんなお前が好きだった11
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった11 BL小説 「あーーっ、やっぱり! さっき大きな音がしたから何かと思ったら、これどうすんのよ!」 窓ガラスが割れて風が吹き抜ける音楽室に二人の一年生を連れてやってきたのは音楽部部長の瀬戸川琴美だった。 寛斗と同じクラスで、クラス委員もしている快活な少女だ。
2025/05/13 05:07
そんなお前が好きだった10
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった10 BL小説 何だか、また井原のことを思い出してしまったな。 などとのんびりしていた響だが、間もなく高校時代の音楽の教師である田村からの一本の電話が入ってから響のそれからが怒涛のように決まっていった。 幸か不幸か、父親の口癖ではないが、卒業して潰しがきか
2025/05/12 12:08
そんなお前が好きだった9
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった9 BL小説 「あいつ、お客さんのこと気に入ったんじゃないすか? どうです? あいつの里親になりませんか?」 いきなり寛斗が響の傍に来て言った。 「は?」 「ヒロってば、失礼でしょ、藪から棒に!」 「ほら、ゴマスリアウモタショウノエンとかいうじゃないですか」
2025/05/11 11:36
そんなお前が好きだった8
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった8 BL小説 「おい、ガラス、気をつけろよ」 一応非常勤とはいえ、響も教師の端くれなので、生徒がケガなどしないように監督しなくてはならない。 「ヒロ、ガラス弁償、きっついな。ご愁傷様」 同学年の唐沢功が寛斗を揶揄した。 しょっちゅうつるんでいる寛斗の相棒と
2025/05/10 11:56
そんなお前が好きだった7
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった7 BL小説 ジェンダーギャップが百位以下で、先進国などという殻を被った日本の最もくだらない歪みに押しつぶされた被害者だと、響は出て行った母親の心に今は思いをはせている。 母が出て行ってからは一度も会ったこともないしどこにいるかも知らない。 ピアノを続けるこ
2025/05/09 22:36
そんなお前が好きだった6
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった6 BL小説 家に戻ってからバスルームと簡単なキッチンを増築したが、離れは割と広いリビングと奥に六畳ほどの部屋があり、響は高校を卒業するまでその部屋を寝室にしていた。 この家に戻ることは祖父の訃報を伝えてきた電話で申し出たが、父親は、そうか、と言っただけだ
2025/05/08 21:26
そんなお前が好きだった5
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった5 BL小説 「お、きたな」 元気の言葉に、響は窓の外を見る。 「こんちは~」 「卒業したよぉ、元気ぃ!」 どやどやと入ってきたのは卒業証書を抱えた卒業したばかりの生徒たちだ。 「ああ、キョーちゃんこんなとこにいたぁ! 東も」 「お前ら、東先生と言え!」 「キ
2025/05/08 00:28
そんなお前が好きだった4
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった4 BL小説 「またまた、ロン・ティボー国際コンクールで優勝して、ショパンコンクール優勝候補だったくせに。指だって怪我なんかしてないんだし」 元気は響のあまのじゃくに笑みを浮かべた。 「ロン・ティボーなんか業界の連中しか知らないし、第一、最近ショパンコンクール
2025/05/06 23:09
そんなお前が好きだった3
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった3 BL小説 「まあ、ガチでピアニスト目指す人と趣味でやってるやつらじゃ、無理ってもんか。俺も大学時代はたまに会ってたりしたけど、ほら、あいつ、お星様狂いで留学しちまったし、俺もバンドとかやってたからお互いあれから会ってなくて。あいつ、まだ留学してんのかな」 「留
2025/05/05 19:42
そんなお前が好きだった、ギャラリー更新しました
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった、ギャラリー更新しました BL小説 橘月2025にそんなお前が好きだった(井原×響)アップしています。 また、ギャラリー更新しました。
2025/05/05 19:02
Gallery Юрий
★ Gallery Юрий Galleryへ Алёшаへ Алёша2へ 松本悠莉です~ 「空は遠く」
2025/05/05 17:59
Gallery Алёша 2
★ Gallery Алёша Galleryへ Алёшаへ Юрийへ アレクセイとロジャ、藤堂・河崎・イラストです
2025/05/05 13:39
Gallery Алёша
★ Gallery Алёша Galleryへ Алёша2へ Юрийへ Alyoshaです。相変わらず
2025/05/05 10:02
そんなお前が好きだった2
back next top Novels 響の高校の一年後輩になる。 もっとも在学当時元気とはこんな…
2025/05/04 23:22
そんなお前が好きだった1
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった1 BL小説 ちらちらと白いものが空から落ちてきた。 濃いねずみ色の空は青い空より何かずっと遠いものを心の中に感じさせる。 「……さらば友よ!」 力のこもった生徒会長の声に騒然としていた面々が一瞬静まり返る。 歴史ある校舎を背景に、グラウンドの傍の道には
2025/05/04 06:52
そんなお前が好きだった
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった BL小説 高校時代一学年下の大らかな井原渉(わたる)に懐かれていた和田響(ひびき)。井原は卒業式の後、音大に進んだ響に、卒業したら、校門の傍に聳え立つ大銀杏の下で逢おうと勝手に約束させたが、響は結局行かなかった。言葉にしたことはないが響は井原に対して友人以上の
2025/05/04 06:32
上弦の月11(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 上弦の月11(ラスト) BL小説 良太にそんなことを問いただすようなマネもできないが。 工藤は自嘲する。 ちょっと考えただけでも、四十を越えたオヤジより若くてきれいで可愛い女の子の方がいいに決まっているのだ。 覗き見をしているみたいで大人気ないと思いつつも窓から二人のやりとり
2025/05/03 11:48
上弦の月10
月夜の猫-BL小説です 上弦の月10 BL小説 肇のサインを無視したわけではないが、投げる球投げる球全部直球で、あとで肇が怒っていた。 「にしても何だよ、いったい」 まあ、工藤のために何にも予定を入れてなかったから急に空いてしまった休みをどうやって過ごそうと思っていたところだ。 肇やかおりとメシでも食う
2025/05/02 12:02
上弦の月9
月夜の猫-BL小説です 上弦の月9 BL小説 フットライトを残して灯りを落とすと、内装を取り仕切った平造があつらえた厚ぼったいカーテンの隙間から漆黒に浮かぶ上弦の月が目に入る。 細く鈍く放つ月の光を肴に、工藤はグラスの液体を口に含む。 いつもなら甘美なはずの酒が美味くない。 全く。 こんなことなら良
2025/05/01 09:38
2025年5月 (1件〜100件)
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