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  • 完成品と部品の価格逆転

    部品を積算して完成品の大凡の価格が決まるのだから、 完成品より部品の価格が高いということなどありえないはず. 先日、クルマの買取査定を頼んだら、 10万円という査定額を提示してきたところがありました. それが30年前のクルマと聞けば、そんなの当たり前というかもしれません. すでに純正部品の製造も終了しているこのクルマはマニアの間では人気があり、 故障した場合の部品の入手は容易ではありません. 部品確保のために部品取り用の車両を用意している猛者もいます. 10万円の価値しかない完成品であっても部品の価値はそれ以上. 特許権侵害における損害賠償額の算定基準の一つに侵害品の価格を考慮する方法がありま…

  • 古本の売買は中古車や中古不動産と何が違うのか

    「古本の売り時」という番組がNHKで放映されたらしく、それに対して様々な意見がSNS上に飛び交っているようです。 www.j-cast.com 書籍の中古品売買は著作権に関する問題としてもよく話題になります。 そして、他の中古品と何が違うのか、著作物は特別に守られるべきだ、などという意見が出ます。 結局のところは、古本の売買だからと言って特別に扱われるわけではなく、他の中古品と同じという結論に落ち着きます。 著作権と古本問題をリンクさせると、どうしても話が複雑になってしまうのですが、SNS上のコメントの一つに、すごく純粋な疑問が上がっていました。 気持ちはわかるし作家の応援で新品を買うというの…

  • 意匠の特定の仕方で権利行使のしやすさも変わります

    将来の権利行使を想定しながら、どのような意匠の特定が良いのかについて考えてみます. 意匠では、物品面から意匠を特定します. 物品が非類似なら意匠は非類似となり権利は及びません. 例外として、利用関係が認められれば、非類似物品であっても意匠の権利を及ぼすことができます. とはいえ、利用の立証は容易ではありません. 部品の意匠権で完成品に対して権利を及ぼす場合、部品を装着する場合、必ずといっていいほど、部品の一部が隠れることになります. 意匠は視覚性が求められるので、部品の一部が隠れ、外部から視認できない状態では、利用が認められることは難しい. 特に、意匠の要部に一部が隠れた完成品に対しては、もは…

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