chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
みきちゃん
フォロー
住所
山形市
出身
深川市
ブログ村参加

2013/02/21

arrow_drop_down
  • 六月逝く

    今日、6月30日。一年の半分が終わることになる。田の稲は大きく育ち、やがて開花を迎える。散歩道にはスモークツリーやムクゲ、タイサンボクといった夏の花が咲いている。母親に手を引かれた小さな子が、笑顔を向けて手を振っている。間もなくひ孫が2歳の誕生日を迎えるので、小さな子の動作が気になる。恥ずかしがって隠れようとする子も多いが、笑顔を向けて老人に気を向ける子も、最近は増えたような気がする。「かわいいね。」と思わず声をかけると、若い母親が「ありがとうございます」と返してくれる。人とのつながりは、こんな何気ない挨拶から始まるのかも知れない。今年の山形のサクランボはかってない不作であった。六月になって例年のように買いに出かけたが、近くでは売り場には、売れ残りのパックが少々。産地の東根の産直に出向いたところ、駐車場に...六月逝く

  • さつきやみ

    最近、夕焼けがきれいに見える。梅雨入りしたのに、この地方は晴れた日が多く、そのためにきれいな夕焼けになる。太陽が燃える夏の空が、夕方になると、まさに絢爛たる光が日没ころの空を染める。この季節は、本来なら雲が多く、一段と暗い夜がさつきやみだ。曽我の敵討ちで、工藤佑経の陣屋に兄弟が忍び込むのは、旧暦の5月28日であった。これは月の出も遅い、暗い夜を狙ったものであろう。最近の夕焼けを見ていると、このさつきやみという言葉も忘れられたような、空の演出が行われている。ベランダのトマトの成長が早い。花が咲く順番に花の数だけ実が生る。花はひと房に5、6個花をつけるから実も同じ数生る。同じ房でも、茎の付け根の方から順序よく咲く。早い花がいち早く実がなり、房のなかでも大きさに異動がある。木全体からすれば、根の近くに一番花が咲...さつきやみ

  • 生きがい

    梅雨の晴れ間。天気予報で、こんな言葉が出た。梅雨といっても、雨が降る地方が限定されている。一日の曇りだけで、東北に入梅が宣言された。その後も、雲は多いが梅雨らしい雨はほとんどない。九州や西日本で、豪雨となっている。梅雨の晴れ間、場違いな言葉になっている。初めて知る花、ストケシアが美しい。食卓にしゃれた夏野菜が並んだ。チーズをのせて焼いたズッキーニ。赤いミニトマト、ベランダで育てたバジルを付け合わせに。バジルの香りが食欲をそそる。年齢とともにできることが少なくなって、生きがいも失われると思っていた。だが、二歳を迎えるひ孫の笑顔をみるだけで、生きる喜びは衰えない。神谷美恵子『生きがいについて』の中で述べられている。「フランスで語られているのは、青年時代は恋愛、壮年時代は仕事への野心、老年時代はどん欲」とあるが...生きがい

  • 季節違い

    入梅というのにまとまった雨が降らない。雲は多いのだが、パラパラとい感じの雨が通り過ぎると、一気に気温が上がる。花も梅雨時のアナベルやアジサイに交じって夏ツバキ、ムクゲなどの夏の花、木陰にコスモスも咲いている。花にとっても、この季節、咲くべきか、咲かざるべきか、大いに悩ましい季節なのだ。植物たちの間隔を狂わせてしまうほど、いろんな季節が混じりあっている。ここでは少雨に農家が悩んでいるのに、西日本や関東の一部では、梅雨末期の大雨が降っている。ひと月ほど前高騰して手の届かなかったキャベツが、一転捨て値のような状況で市場に出回っている。産地のキャベツが出回ると、価格維持のために廃棄処分すら起きかねない状態である。今年は、近所の庭に、夏ツバキが咲いている。こんなにも好まれて植えられるのかと、いまさらのように知らされ...季節違い

  • 梅雨入り

    昨日、東北全体が梅雨入りし、北海道と梅雨の明けた沖縄を除くと、全国的に梅雨に入った。北海道は昔から、梅雨というものがない。近年の気象の変動で、これまでの常識が崩れてしまっているから、北海道が雨がちになるとここも梅雨入りと言っても一向にかまわないのではないか。『季節の事典』という本に梅雨の解説がある。それによると、もっともらしい説としては、ウメの実がちょうど実るころに降る雨であるからといい、また梅雨は黴雨、すなわちかびの雨であってこの季節には雨が多く、かびが生えやすいからであるともいう。また梅雨とかいてつゆというのは、木の葉などにおりる露のことであるといい、またつゆはつひゆから変化したのもで、この季節はかびが生えたりしていろいろのものがそこなわれるからである。など、など実しやかな言説が紹介されている。梅雨に...梅雨入り

  • 夏至

    昨日、夏至。今日から少しずつ昼が短くなる。我が家のベランダのトマトの木が大きくなり、青い実をつけた。カトレアの茎の上に、小さな花芽がついた。一本だけ植えたナンバンの木にも、細長い初なりができた。季節が巡るのがあまりに早い。ひ孫がやがて満2歳の誕生日を迎える。麦わら帽子に、妻が刺繍のネームを入れた。手が効くうちに、ひ孫の誕生祝いにひと針ずつの記念の刺繍だ。部屋ごとにしづけさありて梅雨きざす能村登四郎夏至は季語になっていない。至は極まりを意味する。昼の長さ極まって、ここから短くなっていく。言葉を変えれば陽の気が極まって、陰の気が生ずる。本格的な夏はこれから来る。一番暑い大暑はひと月後の7月20日過ぎだ。金の詩人、趙秉文の詩「夏至」を読むことにする玉堂に睡起して苦に茶を思う別院の銅輪露芽を碾く紅日階に転じて簾影...夏至

  • 世界谷地

    栗駒山の麓に、新緑と花を訪ねて行ってきた。残雪をわずかに残す栗駒山をめざして、宮城県県栗原市に、大湿原「世界谷地」はある。例年なら、ニッコウキスゲの群落が見られるが、今年はチラホラと咲くのみ。川沿いにブナや広葉樹の林を超えていきつくと、長い木道が敷かれた世界谷地。標高は600mほどだ。なぜ、こんな名がついたのか、不思議だ。東京ドームが三つほどの広さの湿原が二つ。湿原の上には、栗駒山が大きく構えている。この湿原の広さを、世界と表現したらしい。こちからだとカガミ平経由の栗駒山登山コースがある。ワタスゲも終わりに近づき、雑草のなかに群生している。山中には、春ゼミの大合唱、鳥の声も消されている。花の季節には、ニッコウキスゲのほかトキソウ、キンコウカ、ウメバチソウ、レンゲツツジ、コバイケイソウなどなど、多くの花を楽...世界谷地

  • セージ

    春に買ったセージの苗が赤い花をつけた。ラベンダーは苗のときから花をつけていて、咲いていくごとに切りとってドライフラワーにしているが、初めてみるセージの花は感動ものだった。花房の下の方から先端へと咲いていく。花の名は、チェリーセージとある。シソ科の一年または多年草とある。花が咲き終わったら種を採取して来年は、種まきから始めるべきなのか。バジルはこぼれた種が、翌春、たくさんの芽を出した。ハーブの栽培は、こんな初歩から覚えなければならない。混んできた葉は摘み取って風通しをよくする。葉はてんぷらににしてビールのつまみする。秋になったら、枝を半分ほどに切り、乾燥させて保存する。ラベンダーのドライフラワーと一緒に匂い袋に入れて洋服ダンスに下げておくとよい。切り取った枝は、挿し木にして増やすこともできる。抗酸化作用、殺...セージ

  • 父の日

    昨日、父の日であった。子供たちから父の日のプレゼントをもらうなど絶えてなかったことだが、銀タラの西京漬けが送られてきた。世間では、母の日はしっかりプレゼントがあって父の日は忘れがちであるようだ。野球の大谷も、将棋の藤井聡太など、天才を生んだのも母親の話題が先行している。かっての天才棋士に谷川浩二名人の時代があった。名人の父親は、神戸のお寺「高松寺」の住職であった。谷川名人の子供時代は、無口の子だったが、男兄弟2人は、お互いに気が強く、喧嘩ばかりしているよう兄弟だったらしい。何とか喧嘩をしない方法はと考えて、覚えさせたのが将棋であった。父は将棋を知っていたわけではない。盤と駒、将棋の指し方やルールを書いた本を与えた。浩二少年は兄が帰ってくるのを待つ間、一人で駒を並べて将棋に上達していった。浩二が小学校の入る...父の日

  • 梅雨入りまだ

    昨日から真夏日、今日も30℃オーバーになるらしい。いつもなら梅雨に入って雨が、植物の成長を促す。今年は、雨がなく空気は乾燥している。それでも植物たちは驚くほど成長が早い。空き地の雑草は、わが世の春だ。畑を作っていたころ、畑の除草に忙殺された。畑を止めたのも、雑草の繁茂力に負けたからだ。年齢とともに、炎天下での地味な作業に耐えられない。せめて、ベランダにハーブを植えて、朝夕、鉢の植物たちとの対話で閑を埋めている。朝、珍しくベランダの手すりにスズメがやってきた。外へ出てみると、植え込みに数羽のスズメが飛び回っている。そういえば、この季節コスズメの巣立ちの時期だ。巣立ったコスズメヲに、餌の採りかたを教える時期なのだ。以前に住んでいた家の庭でも、庭木にコスズメがやってきた。普段、寝そべっている猫が、野生にかえり、...梅雨入りまだ

  • ハーブの癒し

    散歩に出て目立つのはラベンダーの鮮やかな紫。最近、歩道の植え込みや、畑に隅にラベンダーを植えている人増えているような気がする。花を楽しみ、香りを楽しみ、採取してドライにしたり、ポプリを作る、ラベンダーの広い用途を楽しむことが増えたのかも知れない。我が家の鉢植えのラベンダーも、最後の花茎を採り、ドライフラワーにした。少なくて淋しかったので、脇のローズマリーとタイムの葉茎もドライにすべく壁に下げた。採ったばかりのハーブはどれもさわやかな芳香で、朝の気分をさわやかにしてくれる。ドライにしたラベンダーのドライフラワーを玄関に置き、高齢者の部屋をさわやかに。ラベンダーの精油で、ルームスプレーもあわせて作る。「目覚めたようね。」と妻が言う。ティーにして飲んだミントの葉も、残ったミントもミカンの入っていた網袋の入れて、...ハーブの癒し

  • 紫陽花

    昨日、蕾だった紫陽花が咲き始めた。開く前から、色とりどりの花がにぎやかだ。一週間ほど前から、もう咲くだろうと思えた。花が咲く時期が、今年はどの花も10日前後早くなっている。花が開くと、日一日と色を変えていくのがこの花の特徴だ。白から黄、緑、淡紅へと変わる。七変化と言われるゆえんだ。アロマ精油、今日の香りはヒノキ。パソコンの脇に置いたストーンに数的たらして楽しんでいる。ラベンダーの香りも好きだが、ヒノキの香りは昔から馴染んだもので、懐かしい香りだ。温泉旅館にあるヒノキ風呂は、柔らかな肌触りの材質とヒノキの香りが癒しをもたらす。日本のハーブバスと言われる。ヒノキは木の周りに害虫や病原菌を寄せ付けない。抗菌、防虫、防カビなどの作用がある。この木が、自分が生きのびるために持つ不思議な力だ。クロモジも同じような作用...紫陽花

  • 縄文村

    長井の古代の丘と三階の滝を散策した。山友会が高齢者の脚力に配慮して、少し歩いて三階の滝の涼しさに浴し、人類の歴史を振り返るというやさしい企画であった。古代の丘には、古代の村が再現されて、土偶のレプリカが展示され縄文村と名付けられている。資料館には発掘された土器が展示され、竪穴式住居も復元されて内部の様子が知れる。ピオニーの森には、シャクヤク公園、ハーブの庭、ジャンボハウスという25人が泊まれる宿泊施設もある。この丘を散策しながら、縄文の時代に遊ぶのも一興である。そもそも縄文時代とは、紀元前1万年から紀元前300年まで、ほぼ1万年の長きにわたる。弥生時代を多く見積もって1300年。その10倍の長さをになる。時代区分は草創期紀元前7000年まで。早期はそれから5000年まで。前期が同じく紀元前3000年まで。...縄文村

  • ジャガイモの花

    ジャガイモの花には、いろいろな思い出がからまっている。生まれが北海道の農家で、家の周りの畑には、ジャガイモが栽培されていて、花が咲くのを見ながら育った。この花が咲いて、あまり月日を置かないで畝を掘ると新じゃがができるのを楽しみにしていた。ジャガイモの原産地は南米のアンデス山脈である。はるばるインドネシアのジャガトラを経由して、江戸時代に日本へ入ってきた。ジャガタライモが最初の名で、ジャガイモはそれがつづめられたものだ。この花が咲くと、少年ころの思い出がいつもよみがえってくる。畝を掘り返したあとに、子供たちで芋ひろいをして籠につめたこと、その重さ。花を見ながら悲しみにくれていた姉たちのこと。何一つ楽しかった思い出はない。芋の芽を出す部分を見ながら割る種芋づくりも、子供たちの仕事であった。ジャガイモは収穫量は...ジャガイモの花

  • 新緑と始まる6月

    昨日、尾花沢の二つ森に新緑を訪ねた。いよいよ6月が始まる。その日、目に優しいブナの新緑。南宋の詩人に「柳暗花明」という句がある。「山重水複路無きかと疑い柳暗花明又た一村」。重なりあった山、折れ曲がった川に沿ってもう道はゆきどまりかと案じていると、柳が暗く枝を垂れた彼方に、ぱっと花々が群がり咲いて、また一つの村が見えてきた。」昨日の山行は、この詩を地に行くような歩きであった。柳に対して、二ツ森には、日をさえぎるブナの新緑があり、目を下に落とすと、咲き残りのツツジが、草むらに明るい。二ツ森は北峰(742m)と南峰(695m)の双耳峰である。以前は、南峰、女山にしか登山道がなかったが、2020年岩峰の男山にもロープや階段の山道が作られ二つ登山が可能になった。登山道は牧場の縁にある車道で、登山口駐車場から。二つの...新緑と始まる6月

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、みきちゃんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
みきちゃんさん
ブログタイトル
晴耕雨読
フォロー
晴耕雨読

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用