五月ゆく
あっという間に五月も終わる。あとひと月で、年の半分が過ぎていこうとしている。衣替えは旧4月1日に行われていた年中行事で、宮中では服装だけでなく、室内装飾から文机なども夏のものに改めた。源氏物語に出てくる、女御、更衣の更衣は、天皇の衣替えを担当する女官の呼び名であったらしい。我が家では、玄関の中の壁に、ラベンダーの花束を下げて、ドライフラワーもどきの飾りをしてみた。近づくとほのかな香り、見た目にも季節を感じさせるものとなった。庭で伸びてきたローズマリーの枝を3㎝ほど切って、熱湯に浸してハーブティーとしゃれてみた。薄紫のに色づいはティー、どこかほんのりと香りがする。ミントの方が、しっかりとした香りでいいような気がする。五月尽雨気山の端のどの家にも飯田龍太このところこの地方には雨が少ない。今週の雨は、野菜や果樹...五月ゆく
2024/05/31 09:24