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風太郎のPな日々 http://futaro1980.blog.fc2.com/

昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。

1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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2011/12/18

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  • うたかたの夢

    留萌本線 真布 2017年5時49分。 始発列車にもまだ早い。1956年、仮乗降場として開設される。 戦後10年、急増する人口が国鉄を動かしたのだろう。地吹雪が荒れるホームに、立派な待合小屋を建てたのは地元有志だったろうか。うたかたの夢のように通り過ぎた時代の証人は、明日最後の日を迎える。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村ビルマ従軍記者がその豊富な人脈を使い、奇跡的な生還者から...

  • 自然の摂理

    小湊鉄道 養老渓谷 2011年これもまた随分昔の再発掘写真だけど、この時の菜の花は目を見張ったな。地元有志による休耕田を利用した菜の花ワールドで、瞬く間に小湊の春の風物詩になった。毎年種蒔きから始めてここまで開花させる地道な活動には頭が下がるが、この春は壊滅状態という。 写真を見たら菜の花はほぼ存在しない惨状で、 このところ数年おきに発生している現象だ。食害、土壌、低気温など様々な要因が重なっ...

  • NEW TOWN

    東海道新幹線 新横浜 2022年以前からチョボチョボ撮っている、「RAILSIDE IMAGINATION URBAN VS RURAL 」コンセプトの一枚。東海道新幹線下りが新横浜を出ると、窓際を一瞬で通り過ぎても目を奪われる街。これは神奈川県平塚市にある「日向岡住宅」という。 東急電鉄が開発主体となり、1987年に分譲が始まったらしい。広々とした田園地帯に忽然と現れる、「三角形エントランス」「カラフル外壁」の連なりが、新幹線に...

  • 野焼き

    いすみ鉄道 上総中川 2012年佳き一日の終わり。 燃え残る野焼きの匂いに誘われて。© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村ビルマ従軍記者がその豊富な人脈を使い、奇跡的な生還者から執念の取材を重ねた名著。ビルマ中央部の激戦地マンダレー、餓死してゆく兵を尻目に牟田口軍司令官が芸者遊びに呆けたという、高原の避暑地メイミョウ、幽霊の如く敗走する兵が彷徨ったパコック。それとも知らぬ...

  • 鉄輪の響き

    磐越西線 山都 1983年山都の谷は厳寒期の終わりも感じさせる。最後尾はスユニだろうか。 荷物・郵便輸送も担った旧客生活列車も最晩年の姿である。鉄輪は響けど単調なリズムは微睡も誘う。 時の流れも緩やかな各駅停車である。 磐越西線 1982年NHKBSでやってる「世界サブカルチャー史日本編」、先日は「1980年代」。大いにドキドキしながら見た。何故なら「たまゆら写真集」の巻末で1980年代についていろい...

  • 春の写真整理大会

    小湊鉄道 上総大久保 2011年まだ駅前の白鳥小学校が健在だった。 始まった新学期と列車通学の子供たち。 彼らも既に大人になったことだろう。カメラはD700。 背景がアウトフォーカスでもちゃんと空気感を醸す、フルサイズデジタルの描写力に驚愕しっ放しの頃だ。毎年着々と増えていく写真データの保管にあたり、ラーメン屋のスープの如く、外付けハードディスクを継ぎ足し継ぎ足しで対処して来たが、いよいよ複雑化し...

  • 冬の関東 プチトリップ その10 夕霧

    わたらせ渓谷鐡道 水沢 2023年2月山上に雪をもたらした雨雲は、次第に退きつつ、それでも夕霧となって山あいに漂う。ラストショットは、Sカーブの小径が闇に飲み込まれないことを祈りつつ。( 冬の関東 プチトリップ おわり )© 2011 風太郎のPな日々 All rights reservedにほんブログ村一日僅か一往復の列車で学校に通う子供たち。公立学校もあれば仏教寺院による運営の伝統的な寺子屋まで、全てが行き届...

  • 冬の関東 プチトリップ その9 淡雪

    わたらせ渓谷鐡道 小中 2023年2月決して雪に慣れているとは言えない土地である。 除雪作業もままならぬうち、国道は雪に埋もれてゆく。風太郎のロケ車はもちろんスタッドレスを履いているし、エマージェンシー用のタイヤチェーンも搭載は抜かりが無いが、アップダウンも多い山道だけに不安もよぎる。 しかしその杞憂は草木ダムの上だけと分かった。神戸まで降りて来ると雪は雨に変わる。 ひと山の違いで里は瞬く間に...

  • 冬の関東 プチトリップ その8 封印の町

    わたらせ渓谷鐡道 通洞 2023年2月東京から近いこともあって、「わたらせ」は撮り鉄の人気路線だ。その渓谷美を捉えた写真は沢山見かけるけれど、それでこの鉄道を語り尽くしているか。 キレイキレイだけか。旧足尾銅山の鉱夫が密集して暮らした時代をそのまま封印したような、中才の集落に至ればいつも息苦しい想いに駆られる。鉱山住宅から市営住宅に管理者は変わったけれど、長屋式の住居に風呂は無い。 トイレすら...

  • 冬の関東 プチトリップ その7 枯野を染める

    わたらせ渓谷鐡道 小中 2023年2月霙交じりの細雪は、やがて本格的な降りになった。森閑とした冬枯れの野が次第に白く染まってゆく。こんな日は出歩く人もいないのか、人影のない車窓ばかりを見送る。 小中現役時代は図書館で本を借りて読むなどほとんど無かったのだが、遅ればせながらネット検索・予約システムの存在を知ったり、近隣の図書館間での移動貸し出しまで対応する親切さに、読みたい本は殆ど手に入るか...

  • 冬の関東 プチトリップ その6 雪のわたらせ

    わたらせ渓谷鐡道 沢入 2023年2月昨今流行りの「南岸低気圧」がやって来る。 典型的な冬型気圧配置の関東地方を突然襲う雪雲。でも一夜を境に全く天気の様相が変わるのは写真的には願ったりかなったりだから、このプチトリップは、ここしかないと急遽決定の日程だったのです。茨城の海沿いから関東平野をひたすら北上、群馬の山中にワープしました。 「雪のわたらせ」って一度も撮ったこと無かったんで。高速道路網...

  • 冬の関東 プチトリップ その5 北浦鮮彩

    鹿島線 鹿島神宮 2023年2月お立ち台である。 数限りなく写真が残っている場所だけれど、初見参。桃浦の落陽も心残りだが、夕方は此処と決めていたのだ。遠く消失点に収斂されるような長大な鉄橋は、1236mに及んで北浦の湖面を悠々と横切る。日本有数の鉄道風景と思うし、車両がどうこうはさておいて一度見ておかなければと思ったのだ。鹿島貨物という機関車牽引があるそうで、それに夢中なのがむしろ主流だろうが、風...

  • 冬の関東 プチトリップ その4 光る霞ケ浦

    霞ケ浦 鹿島鉄道桃浦駅跡より 2023年2月いかにもな関東空っ風の天気に、霞ケ浦を見たくなった。在りし日の鹿島鉄道によく通ったな。 それは茫洋とした霞ケ浦に傾く陽と共にあった。 桃浦駅跡桃浦の駅はホームだけ形を留めているが、線路は全て剥がされ、太陽光パネルが並んでいた。線路を残してレールパークにするという計画を聞いた気がするが、頓挫したのだろうか。時の流れは僅かに残ったノスタルジー願望さ...

  • 冬の関東 プチトリップ その3 ラッピングの損得

    ひたちなか海浜鉄道 中根 2023年2月今どき珍しくなった4種踏切がこれでもかと連なるのは、見通しの利く田園地帯という故でもあろうが、鉄道の原点を見るようで良いものだ。しかし本数の多かった当時だって、これほど注意書きが並んでいなかったと思うのだが。そして列車が眼前を通過すれば目がチカチカするばかりだ。公共交通機関の車体における全面的な広告利用は、地方はともかく、東京都内においては「美観風致の...

  • 冬の関東 プチトリップ その2 茨城交通湊線 17の夏

    ひたちなか海浜鉄道 阿字ヶ浦 2023年2月大洗から海伝いに「ひたちなか」へ。「茨城交通湊線」の方が余程しっくり来るのは、43年前から時計の針が停まっているからだろう。高校最後の夏休みに此処を訪れている。 それ以来なのだ。阿字ヶ浦の構内入り口にある踏切はそのままだった。「もう少しマトモな写真を撮らんかーい」と、同じ場所に立つ17歳の自分の頭をパッコーンと叩きたくなる。50mm標準レンズしか持っていな...

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