気まぐれ一首

  米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…

新米の次はキウイ（3枚組）

  千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…

気まぐれ一首

  この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく

歩行（3枚組）

気まぐれ一首

  世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に

土手に陽が落ち・・・（3枚組）

気まぐれ一首

  擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに

3時のおやつはポテチ（3枚組）

  はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…

気まぐれ一首

  病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ

ン？（3枚組）

気まぐれ一首

  戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉

空、空、空・・・（3枚組）

気まぐれ一首

  蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら

地下通り（3枚組）

気まぐれ一首

  父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ

晩秋のストリート（3枚組）

気まぐれ一首

  星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ

札幌狸小路（3枚組）

気まぐれ一首

  マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛（けんらん）味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔

合唱（3枚組）

気まぐれ一首

  世の中が「5G」で動くとも疎外結構 お日さまあれば 晩秋のショーウインドーマネキンはあずき色から赤い服になり

札幌地下通り（3枚組）

気まぐれ一首

  秋の日の街路樹いろどり絡ませてパスタ食みたし昼の街角 小さき子らがあと付けまはすチンドン屋懐かしく見ゆ大通り公園

晩秋（3枚組）

気まぐれ一首

   牛たちの乳量や餌、発情期はAI管理され命も制御 雄大につがひのオジロ円舞して今年も見せる冬はじめなり

大通り公園（3枚組）

気まぐれ一首

  合唱の練習で声を腹の底から出せばそこはピアニッシモと言ふ 新そばに濃き汁いらず喉ごしに味はう大地と天地の恵み

パンを焼き、筆を持つ（3枚組）

  パンがなくなったのでライ麦パンを焼く。レーズンとナッツの二種類。 ややハード系なので噛み応えがある。そして先ほど終えた7課題の書。 あまりしつこく書き直さ…

気まぐれ一首

  億年の大地と言へどこの栄え百年たらず まじヤバイ・・・、キモ世 若者のこころ熱くせし「プロレタリア」とふ言葉 今、郷愁の果て

秋の公園（3枚組）

気まぐれ一首

  ナナカマドの実食はれるをじつと待ちヒヨドリたちの真冬の餌に 合唱前の腹の底から声出すは吠えて叫びぬ野性の快感

次男から米が・・・（4枚組）

  千葉の古民家に住む次男から米が送られてきた。さっそく今朝炊いていただく・・・旨い！ 小さいながらも情報関連でリモートしながら会社運営しているとのこと。周り…

気まぐれ一首

  新そばをこねて延し一気に麺切りに至るは風の呼息（いき）の如く 喉とほるそばの香りの快さ 目つむりをれば白雲ひとつ

Cafeで映像拝見（3枚組）

気まぐれ一首

  樹々の葉がいつせいに落ち通ふ道はモザイク状のキャンバスに変はる 網戸にはじつと動かぬ赤とんぼ秋の終はりを待つかのごとく

大通り公園（3枚組）

気まぐれ一首

  ジーンズを穿こうとしながらたたら踏む 足一本立ちに寄す鰯雲 無農薬で安心して白菜に入るゾウリムシ夜暖かく

札幌駅前通り（3枚組）

気まぐれ一首

  雨晴れて木漏れ日射してる合掌の地蔵頭にとんぼ休めり ぐりぐりに寒さ押し寄せ霜月のとうにもぐりたる力もうせぬ

昼の街（3枚組）

気まぐれ一首

  秋の蚊がマンション二階まで上がり来て様子うかがふ前に打たれつ 米、麦もそこそこ獲れたと聞きをれば安心したる団塊のわれ

北寄貝カレー（4枚組）

  今が美味しい北寄貝。まずは、ご飯でいただき・・・翌日の朝はトーストで。 そして、残りを夕食でうどんカレー。完食です！    

気まぐれ一首

  台風に地震、海温上がるこの地球（テラ）の暴走 おまけは戦争 海底にプラごみの粒揺らぎをり地表に化学物室漂ふ

地下鉄寸景（3枚組）

気まぐれ一首

  切つた鶏首から出る血をごくり飲む祖父のすがた今もありけり 若僧は髪をムースで立てながら「ぎやてい、ぎやてい」声高に唱ふ 

往来（3枚組）

気まぐれ一首

  おもちゃ箱返して遊ぶおさな児のごと言葉散らかし歌に拾ふ ギャンブルと歌つくりしこと遠くて近し どちらも依存の気ありて

大通り公園（3枚組）

気まぐれ一首

  四六時中流しの下や天井を走つたネズミたち 遠き昭和に 富める人いちパーセント、おほかたの人は犬や猫とうずくまりて

雪虫襲来（3枚組）

  ナイロン生地の滑りやすい服ならまだしも、セーターなどでは最悪。真っ黒になるぐらい虫が飛んでいました。 異常発生なのか分かりませんが、札幌の大通公園あたりは…

気まぐれ一首

  児が落とすポップコーンを首ふりつハトが追ひかける大通り公園 公園の秋の木漏れ日またぐよに幼き兄弟の「けんけんぱ！」

畑じまい（4枚組）

  シーズンが終わり、秋起し。遅くに播いたレタスを残すのみ。 来夏収穫のニンニクは順調、100株ぐらいあるだろうか。見て見ぬふりをしていたズッキーニ。 カッタ…

気まぐれ一首

  起こりさうで起こらないのか起こりゆく想定外とふ言葉の満ちゆく 老齢者向け死亡保険掲げる新聞でダイコン包む

駐車場（3枚組）

気まぐれ一首

  「俺」よりも「俺ら」の多い団塊は洟垂れ小僧の共通体験 聴いてゐる演歌のこぶしで首回す カキンとなりて一首できたよな

新蕎麦をいただきに（4枚組）

  カミさんはザル、小生はおろし・・・美味い！この店の店主は、そば打ち試験初段と2段を受けた時の審査員。 以来、この時期になると奈井江町まで出向き新蕎麦を味わ…

気まぐれ一首

  野っ原に老人ホームの建ちてあり されど物音など外に洩れず あちこちと道草ばかりの晩年に朝の残りを勘定したり

今日も列車で・・・（3枚組）

気まぐれ一首

  分針が十分遅れで過ぎる日のいつもと違ふアナログのゆとり 雨あとの歩道でミミズ干からびて数多の蟻が弔ひたりて

午後の時間（3枚組）

気まぐれ一首

  スマホ世に寂しく立ちぬ公衆のボックス電話 西日があたる 団塊の世代に向けたか「サ高住」わがライフプランに敷居の高く

菜園終い（4枚組）

  菜園は最後の収穫を終え、片付けに。ミニトマトはペットボトル3本分のジュース、色つきかけのパブリカやナスなど。 それに秋の山ワサビ、シシトウやグリーンパブリ…

気まぐれ一首

  坂道のてつぺんで赤く点滅す信号機 ゆるり猫が路またぐ 秋の森枯れた姥百合の筒振ればマラカスのごと種踊りゐる

会報発送と編集会議（3枚組）

   現在、「原始林」という短歌結社に所属し編集を担当しています。これとは別に、北海道全体の各地の歌壇を取り仕切る「北海道歌人会」の事務局を今年から担当。 こ…

気まぐれ一首

  言葉得て追ひ越し車線に飛び出たるサピエンス奇跡の四万年 「もしかして」「わくわくさせる」絵空ごとでも歌謡曲は人生の調味

いつまでも同級生（3枚組）

気まぐれ一首

  風吹けば銀杏落ちる秋の暮れ 空気黄に染み鴉近寄らず 桃色の菊花を甘酢でいただく千年の香り肉（しし）なかめぐり

60年後の同期会（3枚組）

  昨日、函館の湯川温泉で中学卒業の同期会がありました。開催はこれで4回目。 この学年は仲が良く、地元の幹事が懸命に世話してくれています。前回は5年前でしたが…

気まぐれ一首

  黄に赤、深緑の葉が水たまりに沈み絵画のごとくにあり 退色する紫陽花にもう冬芽つき風になぶられて深き眠りに

寒くなり（3枚組）

気まぐれ一首

  日の暮れに苦瓜ぶらり風に揺れ早く採れよとごつごつ面が 線香のけむり手で寄せ腰に当つ 今未知の歳多分われもまた

短歌結社の大会（3枚組）

  先日の日曜日、遠くは下関や東京からの参加もあり総勢51名。前もって提出していた歌について、お互いに批評し合います。 そのあとは懇親会。会員相互の親交を深め…

気まぐれ一首

  この秋は世界やウイルス不安なりせめてインフル接種しておく ジャガイモやサツマイモ掘りほつとする 食料キープは団塊本能

去年のそば粉で（4枚組）

  新蕎麦の時期に入っている。新しいそば粉はこれから手に入れるとして、昨年のが残っていたのでまず練習。 外2（2対10、普通は2、8）でやってみたが、古い粉の…

気まぐれ一首

  コスモスやサルビアの花終はりゐて秋あつけなく頭上を過ぎぬ 戦争の絶えない星に冬来たる核使ひ永き冬にさせじと 

歌碑記念祭（3枚組）

  所属している短歌結社創始者（中山周三）の歌碑記念祭が一昨日ありました。場所は北海道神宮内。 20名ほどの会員が集まり、厳かに開催。ここ数日晴天に恵まれ、林…

気まぐれ一首

  新しき合唱の曲を歌ふなりユーミンの愁いバスでささへて 長生きは罪のごとくに咎を課す後期高齢者医療の思想

ストリート（3枚組）

気まぐれ一首

  注ぐ湯のコーヒードリップ丘となりすりばちとなりて過去をまさぐる 大根を引き抜けば美脚とはかぎらず曲がりのひねくれものや短足のあり 

さつまいも掘り（3枚組）

  昨日のこと。午前中に提出する書を終え、午後は菜園へ。 ズッキーニ、それにトマトを半分かたずけてサツマイモ掘り。昨年より数は少なく、小ぶりでした。 暑さのせ…

気まぐれ一首

  秋風に銀杏の実が揺れ居りて予告してゐる黄の爆弾 いつもより小ぶりのサンマ卓にのり苦み薄けれど秋必須の味

林のなか（3枚組）

気まぐれ一首

  わが胸にエックス線あてたれば秘めごと写るとドキドキしたり 秋起し野菜残渣を埋めるとき解体屋なるワラジムシともに

街を歩けば（3枚組）

気まぐれ一首

  海からの西日が駅のホームへと連なり小樽の街はひかりをり たまさかにカラーグラビアめくりゐて鼓動高鳴る秋の店さき

静かな街（3枚組）

気まぐれ一首

  ハマナスやオンコの実など街中に赤が目につく秋天の下 一瞬の速さと歩数で渡りきるゼブラゾーンの僅かなときめき 

車窓（3枚組）

気まぐれ一首

  掛け時計夏の疲れでおくれ気味 油なめらせ関節ほぐす 子の頃に通った風呂屋の下足札「いの五番」不意に今でも浮かびぬ

今日の収穫（3枚組）

  野菜のシーズンもそろそろ終わり。こぶりのズッキーニやナス、それにパブリカなど。 ミニトマトは1キロぐらい。辛くないナンバンがたくさんあり、どちらかというシ…

気まぐれ一首

  ひよつとして夏終はらぬと思ひきやひと雨ごとに遅い秋が来 束となる時間迎へて秋暮れぬ柿や梨向いてるうちに

今日は合唱祭（3枚組）

  上の写真は春に歌って撮ったものですが、ほぼこんな感じ。メンバーは若干増えましたが・・・。 合間に先生と女性メンバーをパチリ。いちおう、ピアチェーレという混…

気まぐれ一首

  いつぺんに十℃も下がる秋寒に服装さまざま街歩きたり 「さあ寝るぞ」今宵の夢は銀河への片道切符ふところにして

マッサマンカレー（3枚組）

  前回はパターチキンのカレーだったので、今日はマッサマン。発酵海老のカピと酸っぱいタマリンドという果実、それにココナッツミルクを使うのが特徴。 スパイスは自…

気まぐれ一首

  群れをなし餌求めんとカモメたち波間に消えてまた浮かびくる オホーツクの岸に鮭の寄りつけばいつせいに竿を出し引くを待つ

街を歩けば（3枚組）

気まぐれ一首

  明日へと急ぎゆくらし特急のテールランプが橋を越えたり われに吠ゆ散歩途中のワン公よ熊ならどうする 毅然と尾あげよ

一時、雨が止み（3枚組）

気まぐれ一首

  焼きサンマ、海鮮丼にはしゃぐ声二条市場に活気がもどる 紅き蔦で覆われる家は窓のみ光り階段のきしみに目をつぶるなり

停車場（3枚組）