なごり夏の果てなるか部屋いっぱいに熟柿いろの夕日入りたり 晩夏過ぎ山バトの声途切れたる菜園で秋起し始めぬ
モノクロ中心のスナップです。 フィルムとデジタルの両刀使いで、しばらく撮る予定です。
農村、漁村、都会、街等のスナップ中心で被写体を限定しません。 トライXをD76で現像しています。 以前はアサヒやフォトコン、日本カメラ等の雑誌月例にも出していましたが、ブログを主体に見てもらおうと思ってます。 ブログはつれづれに書いた雑文も載せています。 ヒマな時にでも覗いていただければ幸いです。 どうかヨロシクお願いします。
なごり夏の果てなるか部屋いっぱいに熟柿いろの夕日入りたり 晩夏過ぎ山バトの声途切れたる菜園で秋起し始めぬ
朝食のイクラご飯に顔うづめ至高の秋をまた今年迎ふ しあわせのレシピ求めて垂れ流す旅や美食のテレビ画面なり
札幌の紀伊国屋で行われた短歌イベント。50名ほどの参加でした。 応募した歌は選外になりましたが、コメントを求められました。年齢はさまざま、良い内容でした。…
風に飛ぶ綿毛の行先いずくまで遠くに行けぬ思ひをたくす まなざしを遊ばせる先にどつしりと故郷といふ青い山河あり
昨日は短歌誌原稿の2回目の校正。9名の編集委員で、小生は丸2年経過。 特に旧仮名は広辞苑の電子辞書で調べますが、まだまだ未熟。聞くことが多いです。 10月…
九月すゑ未練がましく夏座して出した秋ものまた仕舞ふなり 国道の縁に揺れてゐる小花の黄 ちやつかり帰化のホソバウンラン
もみじ葉を陽にかざしたれば血管のごとく葉脈這ふてゐるなり 息ふとく生きねばならぬと細サンマ焼いてため息ほそぼそ長く
銅像の啄木の頭かがやきて続く夏日にうんざりしをり 公園で食べるたうきび前にハト、カラス陣地張り容易に逃げず
葡萄、プルーン、リンゴの食べ放題に挑戦。今流行りのシャインマスカットもあったけど、粒が大きいのですぐ腹いっぱいになる。 他の種類の葡萄を食べつつ、プルーン…
コーラスからソロになりゆく蟋蟀の鳴き声もやがて掠れ朝に絶ふ 散歩するワン公の尾にふれ揺れる穂のエノコログサに夕影かぶり
カフェ窓際でショパンの曲ひくやうに乙女はパソコンキー叩きをり 絆とか愛とか語る傍らでアールグレイのげつぷ止まらず
洗いながらほぐしているイクラ。冷蔵庫には最後に採れたスイカ。 そして、これも一日おきに採っているトマト・・・そろそろ終盤。今年もずいぶん生食やジュースにし…
秋祭り終はりて街の静けさに不意の夏日は脳(なずき)を乱す 野菜畑ひとつ石器掘りあてて握り手フィット陽にかざし見る
食べて寝て休んでゐるうち夏終はり 増す食欲に胃の休まらず 菊月の晴天ビル街信号をハイヒール高く鳴らしてゆけり
今日は食パンを焼きました。そして、最近焼いた「いろいろパン」とレーズン入りライ麦パン。 とにかく、パンは切らさないにしてます。焼きたての熱々は美味しいです…
美空ひばりに春日八郎 戦後から十年で立ちなほつた昭和 おごそかにМRIに入りて宇宙に飛びたつ数分の夢
かなり涼しくなってきました。朝夕は15℃以下です。
散歩中入つた路地にカレーの香 目にうかびたるナベのふつふつ 風鈴の予鈴のごとく夜通しにえんま蟋蟀なき啼きてあり
西瓜食む人種のゐたりこの星はひとつきりかと夜空見上げり 地下鉄の匂ひ鼻腔に沈ませて吊革をもつ手の小指とがらす
雨あとの溜まりで長ぐつ洗ふ夕 カボチャの蔓の始末残れり あぢさいの枯れ色さがし菊の月これから一気に重ね着の増ゆ
最近作ったカレーです。順に、野菜カレー、キーマカレー、そしてバターチキンカレー。 夏バテで、免疫力の下がった体に是非カレー!何が無くてもカレーです!
菊月によろよろ泳ぐ赤とんぼ寂しげな目でわれの肩に来る 雨あとは青一色の秋の朝きうりの浅漬け歯ざはりのよし
菜園に並んでそよぐ秋桜が腰高にわれを見下ろしてをり 昼顔の持つ根茎の執拗にカトリーヌ・ドヌーヴ想ひていたり
あら涼し標本箱の青き蝶 目つむれば樹間飛びまはり 秋の夜に清志郎の歌ながれゐて宵月あらはるスローバラード
軽快な津軽三味線の音がして耳傾ける公民館まど 夜通しにえんま蟋蟀鳴き十日そろそろエナジードリンク飲まんと
いわし雲見上げる我にトンビの輪 終はつてしまへば短し夏日 文庫手にジャズを聴きたる夜の更けにえんま蟋蟀の声も加わり
今日は雨予報だったので、昨日の午前中はニンニク植え。中国産とホワイト6片の種球をマルチ2本に植えたのでかなりの数になる見込み。 そして、午後はパンを焼きな…
ゆく夏のひかり分けゐる千歳川 浅瀬で一羽アオサギ動かず 風もなく二百十日は盛夏なり枝豆、スイカ順に採りたる
夕ぐれの祭りの空をにぎやかに射的屋の声と下駄のかるき音 日短かの秋にあはせて蕎麦枕向きかへるごとにカサカサなりぬ
鬱陶しい気分晴らしたく暗雲の空いちまいを剥がしてみたく 絆などと流行り言葉使ふけど「いいね」同様あたりさはりなく
起重機がツノのごとくに空を這ふ 札幌の街どこまで高く 表札にまだ奥さんの名残りゐて玄関先にゆれる秋桜
この蒼き星ギシギシと鳴りひびき 何か悪い予感見ているやうな 不用品ありませんかと電話あり「ない」と言はねば深みにはまり
ことさらに猛暑や豪雨多くなり熱くなるこの星この世紀に生き 世界地図ながめこの国どうなると案ず 小さな細き島国
戸惑いとイケイケムード交互来て一喜一憂の折れ線グラフ 監視するカメラ街なかあちこちに誰を見張るのか Vサインする
たうきびの穂先にとまるアキアカネ 恋すれば赤くなる夏の終はり さわがしきこの世なれどもナナカマドの実色づきて季節回りぬ
胡瓜もぎポリポリ音たて空見上ぐ 少年の頃と変はらずにあり パソコンのマウス左右に泳がして画面も遊泳する宵の深み
ダイコンにカブとレタスが芽を出して陽光欲しさに背伸びしてをり ベランダに遠くの花火音だけを残して時々に空明るみぬ
「あれ、なんだっけ」書きとめなければ飛んでゆく蝶の言の葉 降りてこぬなり ・・・念じても花開かず(蛇足) 児を持ちて…
今日午前中はマンション自治会主催の野菜市。ジャガイモ、南瓜、とうきびなど市価の半値で提供。 もう何年も続けていて、住人には喜ばれています。小生は役員では…
予報にない不意の雨やつてきて人はパニックの蟻のごとくに 土手道を虫捕り網で追ひかける少年に蜻蛉の自由自在
新築の座金打つ音カンカンと碧空響く夏真つ盛り 田園をゆつたりS字描くやう貨物列車は空知平野這ふ
野良犬の目つきしながら街角でファインダーのぞく夏の昼下がり ひとりの夢は万人の夢 パソコンのキーより飛び交う娑婆の安穏
メール開け受信のありて返信す 指と脳だけ動く快晴日 珈琲をドリップし辺り香らせる街の片隅で蟻せはしなく
助かったのは奇跡と思ひ続ける人のゐて戦後七十八年 人生のさまざまなるをスマホにて繋げるか 日々はきはどき過ぎて
ドキュメント72時間で放映してた「アフガン食堂」。その中で登場したのがピラフやビリヤニに似たこの炊き込みご飯。 材料は想像し、バスマティ米に牛肉、人参、レ…
父知らぬアンチエイジングとふ言葉を思ひ浮かべつつ土手を散歩する 雑念とドライイーストで膨れたパンを焼くなり 残生かぞふ
北海道マラソン開催日でもあり、以前走ったコースを思い浮かべながら参加。30~35K地点が苦しかったように思います。 短歌結社に入ってまる5年。歌作り、多分…
青空に白蝶二頭たはむれて螺旋しながら太陽に吸はる 湯を注ぎこんもり膨らむ珈琲の消えゆく泡沫 ピアニッシモな朝
苦瓜はウリ科なので胡瓜と同じような花をつける。株に勢いがついてくると、次から次に果実が成りだす。 胡瓜よりジューシーで意外に食べ応えがある。連日暑いので、…
せはしなき吾と片隅でうろうろとしてる吾のゐて脳ゆらしてる 敵、味方かと決めたがる人の性なれど自然はあせらずにあり
それにしても、朝日がきれい!
近頃の政所とかく天動説に似たり まことを民に伝へよ テロあらば派兵するとふ法の下 花散るごとく命さしだす
遠く見つめこぼれた記憶探すよにタコの口する君の暑い夏 喜びも愛も憎しみもすべて生む六十兆の細胞 くたびれた
西日照るJRホームにいきなり笑ふ婦人の手にスマホあり 恋、仕事、友人といふ人生の三点セットもやがて風化せり
たうきびを食べる客あと追ひかけるハトの首ふり どこに重心 暑き日は木陰に入る小鳥たち涼しくなるをひたすらに待つ
灰色の網戸に止まる蜻蛉の向かうに大空ひろがり 知る人の訃報載りたる朝刊を閉じ朝餉を前に手を合わす
店頭に並ぶ魚はアメリカにロシア、ペルー産 ひとつの海の イタドリのふさぐ土手道にちりちりと夏日の射してあへぐ白花
とろろ汁卵落としてすすりたり気分リセット新たな今日が ただ今の震度1との知らせ うなづいている棚の赤べこ
昨日収穫したトマト、知人にお裾分けし残りはジュースに。昼は簡単にジャガバター、おやつは胡瓜。 わが家の野菜自給率は99%。というより、作っている野菜をメイ…
新築のねじり鉢巻き口に釘 大工にあこがれ見とれた児の頃 絡み合う葡萄のつるをほどくごと悩ましく夏夜のイマジネーション
午前中、インプラントの関係で歯医者へ。午後は書の7課題を仕上げてトマト収穫。 10キロ近い量は今年初めてかも。ズッキーニはこんなに要らないと怒られた。 今…
あの頃にゐた人々の口癖やしぐさなどもはやモノトーンとなる 思ひ出はあの抽斗(ひきだし)とか畳部屋の襖の向かう 何かときめき
スーパーにひとり佇む年寄りのゐてはぐれたのかパック卵持ち 蟻の群れ熱き歩道に蝶の羽引いてゆくなり 雨のふるらし
太陽背に走るヨットの海原にアラン・ドロンの影つきまとふ 砕け散る波のちからにサーファーの頭見えかくれ やがて夏終はり
今日は天気で良く乾くのでジャガイモ掘り。男爵、キタアカリ、メークィンの3品種、トータルで50Kほどありそうだ。 ジャガイモの花後はトマトに似た実をつける。…
炊き立てのご飯に卵割りおとし一気にかきこむ 今もご馳走 生きたくて食ひたくて日々せはしなくことりと寝たり 古希過ぎてなほ
赤と思ったら、黄色だった。そそっかしいので苗購入した時に間違えたかも。 でも、そこそこ甘いからいいか。暑のにパンを焼く、好きなアンパンや豆パン、それにバタ…
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なごり夏の果てなるか部屋いっぱいに熟柿いろの夕日入りたり 晩夏過ぎ山バトの声途切れたる菜園で秋起し始めぬ
朝食のイクラご飯に顔うづめ至高の秋をまた今年迎ふ しあわせのレシピ求めて垂れ流す旅や美食のテレビ画面なり
札幌の紀伊国屋で行われた短歌イベント。50名ほどの参加でした。 応募した歌は選外になりましたが、コメントを求められました。年齢はさまざま、良い内容でした。…
風に飛ぶ綿毛の行先いずくまで遠くに行けぬ思ひをたくす まなざしを遊ばせる先にどつしりと故郷といふ青い山河あり
昨日は短歌誌原稿の2回目の校正。9名の編集委員で、小生は丸2年経過。 特に旧仮名は広辞苑の電子辞書で調べますが、まだまだ未熟。聞くことが多いです。 10月…
九月すゑ未練がましく夏座して出した秋ものまた仕舞ふなり 国道の縁に揺れてゐる小花の黄 ちやつかり帰化のホソバウンラン
もみじ葉を陽にかざしたれば血管のごとく葉脈這ふてゐるなり 息ふとく生きねばならぬと細サンマ焼いてため息ほそぼそ長く
銅像の啄木の頭かがやきて続く夏日にうんざりしをり 公園で食べるたうきび前にハト、カラス陣地張り容易に逃げず
葡萄、プルーン、リンゴの食べ放題に挑戦。今流行りのシャインマスカットもあったけど、粒が大きいのですぐ腹いっぱいになる。 他の種類の葡萄を食べつつ、プルーン…
コーラスからソロになりゆく蟋蟀の鳴き声もやがて掠れ朝に絶ふ 散歩するワン公の尾にふれ揺れる穂のエノコログサに夕影かぶり
カフェ窓際でショパンの曲ひくやうに乙女はパソコンキー叩きをり 絆とか愛とか語る傍らでアールグレイのげつぷ止まらず
洗いながらほぐしているイクラ。冷蔵庫には最後に採れたスイカ。 そして、これも一日おきに採っているトマト・・・そろそろ終盤。今年もずいぶん生食やジュースにし…
秋祭り終はりて街の静けさに不意の夏日は脳(なずき)を乱す 野菜畑ひとつ石器掘りあてて握り手フィット陽にかざし見る
食べて寝て休んでゐるうち夏終はり 増す食欲に胃の休まらず 菊月の晴天ビル街信号をハイヒール高く鳴らしてゆけり
今日は食パンを焼きました。そして、最近焼いた「いろいろパン」とレーズン入りライ麦パン。 とにかく、パンは切らさないにしてます。焼きたての熱々は美味しいです…
夏日の秋 (3枚組)
たちまちに風の速さとなる蜻蛉 命いくばくもなく西に飛びぬ ムクドリの来たれば秋の感増して ナナカマドの実いつそう赤く
今日はパン日和 (3枚組) 穏やかな秋の日曜です。よく噛むと味の出るライ麦パンと朝に食べる山食を焼きました。 合間に10月発行の短歌誌発送シールを作ってプリ…
田の稲が刈られて空がすみずみに広くなり 秋の夕暮れとなる いつせいに空をあふぎて鷹の爪 赤くなれずにうつむくものも
ナナカマドの実食ひ散らかすムクドリは 群れ飛びて動く黒雲となる 咲く花も枯れても痛し鬼アザミ さつそうと空あふぎ秋に立つ
今日も晴天! (3枚組) ゴーヤはそろそろ収穫終わり、今年は随分胃袋に入った。ビーツを採り、この色素を利用してレッドカレーなどと企んでいる。 菜園から戻って…
世の中の動きがいかほどであらうと 夕食のカレーは煮込むにかぎる しゃきしゃきの炒めもやしを朝に食み 今日のビタミン完璧となる
日暮れの街、札幌 (3枚組)
カメムシに蜻蛉、天道も現れて名残惜しかな 秋陽気わずか トビが二羽頭上高く飛び 目つむればここは鳥葬の荒れ野なり
根ものたち (3枚組) サツマイモをひと株掘ってみた。こんなサイズが4本ほどで、まだ肥大中なのでもう少し放っておく。 秋大根は白い肩が見えてきたのでぼちぼち…
ぐいぐいと身を伸ばしたるズッキーニ 加減知らずにユウガオの顔 久しぶりに孫の遊び来て端はしに言葉とがらせ 今反抗期
今日の札幌は夏日 (3枚組)
公の場での当時の天皇(現在は上皇)や沖縄の人々の視線。とても信頼しているという表情ではない。 こんな方がよく8年近くも首相を続けられていたと思う。議員戦挙…
雑念とイーストで焼くパンの味 ちょっと塩気と陽気が足りぬ 言はぬが花の運勢なるも 口元のうずうずやまず叫びたくなる
紅くなる秋 (3枚組)
いもやかぼちゃ、スイカにトマト たくさんの恵みを受けて一家生きて居る 菜園で野菜の顔してのさばるスベリヒユ 昔は食み尽くせど
夕顔みたいなズッキーニ (3枚組) 採るタイミングのがして大きくなり、見て見ぬふりのズッキーニ。夕顔みたいになりましたが、小さいのが普通サイズ。 いよいよ菜…
ナナカマドかこむ池の端 大鯉が秋白日をぐんと分けゆく 居残りのつなぎ蜻蛉がわずかなる水たまりに産卵してをりぬ
長男親子はイクラ好き (3枚組) 2日続けて、朝食にたっぷりイクラをのせてニコニコしてました。昨日の昼はかなり辛いトムヤンクン。 ベランダ栽培のパクチーをぱ…
ピーマンを片手でもぎ取り齧りつく 土の万物からだをめぐる 泡立ち草胸の高さに揃いゐて ひと風吹けば黄の波となる