米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
モノクロ中心のスナップです。 フィルムとデジタルの両刀使いで、しばらく撮る予定です。
農村、漁村、都会、街等のスナップ中心で被写体を限定しません。 トライXをD76で現像しています。 以前はアサヒやフォトコン、日本カメラ等の雑誌月例にも出していましたが、ブログを主体に見てもらおうと思ってます。 ブログはつれづれに書いた雑文も載せています。 ヒマな時にでも覗いていただければ幸いです。 どうかヨロシクお願いします。
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米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔
札幌はクレーン流行りの大手術 街並み整形願ひし美観 ミツウマの長靴愛しもう五年夏の泥まみれ冬にぴかぴか
真一文字に飛行機雲の分ける空 ひかりと音を残してゆけり 陽をうけて変へるきらめき鳩の首 はずみをつけてのつこり歩く
瓶なかの狭き転げてラムネ玉 軽き音たて昭和が回る 夕焼けをレンコンの穴に詰めゐてスープカレー 芋、人参も傍に
宇宙から眺めるやうな円い空簡単に死なぬと蒼空に誓ふ この星の災事多くて沈み込み 太陽のおもさお変はりないか
腕を組み通り眺める老いびとの姿のなきを死亡欄で知る いつかきつとといふ夢など追ひながら残生を指で数へてゐたり
生き残るは吾もウイルスも同じなり 互いに剣を向けあふ戦士 豚足を甘辛にして手でつかみ味はふ 野性をまだ持ちたしと
ヨーグルトは市販のカスピ海を種にして常時大瓶と中瓶2本を交互させてます。そして3世代ほど繰り返してますが、熱湯による器具の殺菌消毒が肝要です。 麹による甘…
靴箱に黒ふち眼鏡置きしまま交わす接吻 赤いハイヒール 窓をうつ雪の闇夜にふたつ身のゆらぎて落ちぬ炎の底ひ
家なかの掃除ロボット玄関に這い出し道草に通り眺めぬ 天井のすみに足長の蜘蛛じつとしてまるでそこは世界の果てなり
嗅ぐこと味はうことの欲求のただそれだけで明日へとつなぐ アボガドの固さを時間の厚さではかりながら雨だれている外
春めいて大工の釘打ち音させて響きつらぬく群青の空 いつせいに同じ向きする車中なかスマホにマスクの顔落としゐぬ