冬木々のかげ 磯石万里 おひさまは手稲の峰にやどりゐて雪野に長き冬木のかげ 幼児なら「ごめんね」「いいよ」で仲直り国と国では始末が悪い 防衛費倍にす…
モノクロ中心のスナップです。 フィルムとデジタルの両刀使いで、しばらく撮る予定です。
農村、漁村、都会、街等のスナップ中心で被写体を限定しません。 トライXをD76で現像しています。 以前はアサヒやフォトコン、日本カメラ等の雑誌月例にも出していましたが、ブログを主体に見てもらおうと思ってます。 ブログはつれづれに書いた雑文も載せています。 ヒマな時にでも覗いていただければ幸いです。 どうかヨロシクお願いします。
熱き紅茶にオレンジピール 鼻先にふはり香りぬ地中海の風 雪残る大地にはやも雲雀鳴きしばしホバリングして雲間に消ゆる
穏やかな春の路わきで小さき児がふきのたうに顔よせてをり またひとり友人が旅立つ碧い空 エイプリルフールだと言つて欲し
啄木の顔つややかで時々は鴉とまつて白化粧せり 毎年の徐々に春喜びを腕をひろげて感じてゐるなり
札幌はクレーン流行りの大手術 街並み整形願ひし美観 ミツウマの長靴愛しもう五年夏の泥まみれ冬にぴかぴか
真一文字に飛行機雲の分ける空 ひかりと音を残してゆけり 陽をうけて変へるきらめき鳩の首 はずみをつけてのつこり歩く
瓶なかの狭き転げてラムネ玉 軽き音たて昭和が回る 夕焼けをレンコンの穴に詰めゐてスープカレー 芋、人参も傍に
宇宙から眺めるやうな円い空簡単に死なぬと蒼空に誓ふ この星の災事多くて沈み込み 太陽のおもさお変はりないか
腕を組み通り眺める老いびとの姿のなきを死亡欄で知る いつかきつとといふ夢など追ひながら残生を指で数へてゐたり
生き残るは吾もウイルスも同じなり 互いに剣を向けあふ戦士 豚足を甘辛にして手でつかみ味はふ 野性をまだ持ちたしと
ヨーグルトは市販のカスピ海を種にして常時大瓶と中瓶2本を交互させてます。そして3世代ほど繰り返してますが、熱湯による器具の殺菌消毒が肝要です。 麹による甘…
靴箱に黒ふち眼鏡置きしまま交わす接吻 赤いハイヒール 窓をうつ雪の闇夜にふたつ身のゆらぎて落ちぬ炎の底ひ
家なかの掃除ロボット玄関に這い出し道草に通り眺めぬ 天井のすみに足長の蜘蛛じつとしてまるでそこは世界の果てなり
嗅ぐこと味はうことの欲求のただそれだけで明日へとつなぐ アボガドの固さを時間の厚さではかりながら雨だれている外
春めいて大工の釘打ち音させて響きつらぬく群青の空 いつせいに同じ向きする車中なかスマホにマスクの顔落としゐぬ
花の名を海馬つかんで振るいたし 赤玉出ずに「あれ、あの」ばかり 長もやしとなるジャガイモの芽を摘んで一瞬惑うサラダの未練
久しぶりに地元の温泉へ・・・。風呂に行くと、どうしてここまでハラを膨らませるのだろうという方がいます。 でも、人ごとではありません。また腹筋をしっかりやろ…
今日もまた散歩コースに漂わす珈琲の香りに拉致されてをり 懐かしき昭和の看板窓越しにトヨタ洗濯機、シンガーミシン
とび職の腰にぐるりと道具つけ動く軽快 青空に映ゆ 雲間よりひかり一条射しこみてビル二十階スクッと立ちぬ
沈む陽がモノクロとなる夕まぐれ 空いちめんに黄砂かすみゐて 車には黄砂いちめん被りゐて洗車後じきにまた汚れたり
千葉の古民家に住む次男夫妻より筍が送られてきた。懇意にしている近くの爺様のお裾分けのよう。 さっそくカミさんがあく抜きして、おかか煮と筍ご飯を作る。ノビル…
歩けどもシャッター閉まり人見えず かつて魚屋も床屋もありき 泰平は幻なるか真夜中にせんべい齧つて闇を割りたり
朝四時に新聞入る音のして二度寝ままならぬ歳となりけり 洗面所開ければ乳の香りして青箱の白き牛乳石鹸
提出が迫っている7課題を朝早めに書く。そのあとは、それぞれクルミとレーズン入りのライ麦パン。 ずっしり重く、ひとつ800gあった。おっかけ、いつものアンパ…
ワン公が足元嗅いで判断す「善人」、「悪人」のちに顔見上ぐ ビル中のエレベーターに乗りたれば数多の吐息、つぶやき聞こゆ
週末をゆつくり過ごすとまだ思ふ 退職をして十余年も経つに 鮮やかな夢一度くらいは見たくあり 総天然色の笑顔と涙
地下街のあちこちでスマホ光りたり ひとまず靴紐結びなほす お喋りをしてゐる客にボリュームをふたつ上げたるジャズ喫茶店主
前回作ったアフガン飯が美味しかったのでまた炊きました。 グリーンカレーと一緒にさきほど昼にいただきました。 やっぱり、指で味わいます。
尾白鷲高きより川面に近づけばいつせいに鴨の群れ飛び立つ 声のしてつと見上ぐればアトリいて「キュロッ」と鳴きて雲に翔びゆく
もはや顔の一部となるマスクして目で笑み分かつ町内散歩 いちだんと日足の伸びて温かし不穏なニュース駆けめぐれども
トラノオの先が揺れゐてすぐ止むも地震列島どうかこのまま 義母、叔母から継ぐ着物 樟脳の香をさせ妻の砦となりぬ
フェイスブック、ラインにツィッター 寂しさをスマホにうめて求める絆 焼きたてのニシン頬張る夕飯のほどよき暮らしまだ続けたし
日にひとつ良きことあれば満たされて残生騒がず小さく怒る 寸止めせし言葉束にしてシュレッダーにかける週末のすつきり朝
毛ガニの季節。食べ方は、まず甲羅を手でガバッと開ける。 そして、両手で真ん中より二つに折る。あとはミソごと歯を使いしごきながらバリバリいただく。 産地生ま…
青空にくるり輪をかくトンビゐて 美智也の歌を口づさむなり 見上ぐれば高き星たちまばたきの間にも渦巻くアンドロイド
顔の造作は生き方により決まるらし 今さらにマスク有難くあり 地下鉄の脱毛広告見る男のもつたいなき顔つくづとしてあり
一昨日の午後はカレー。ヨーグルトに漬けた鶏肉をソテーし、カレー粉やチリパウダーを入れる。 玉ねぎやトマト缶、しょうが、にんにく、セロリはミキサーでペースト…
マネキンがうしろ足上げ春駆けぬ 賑やかなりしショーウィンドー 仁丹の看板かかげお酒、傘、雑誌も売つてゐる街角の店
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冬木々のかげ 磯石万里 おひさまは手稲の峰にやどりゐて雪野に長き冬木のかげ 幼児なら「ごめんね」「いいよ」で仲直り国と国では始末が悪い 防衛費倍にす…
米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔
米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔