冬木々のかげ 磯石万里 おひさまは手稲の峰にやどりゐて雪野に長き冬木のかげ 幼児なら「ごめんね」「いいよ」で仲直り国と国では始末が悪い 防衛費倍にす…
モノクロ中心のスナップです。 フィルムとデジタルの両刀使いで、しばらく撮る予定です。
農村、漁村、都会、街等のスナップ中心で被写体を限定しません。 トライXをD76で現像しています。 以前はアサヒやフォトコン、日本カメラ等の雑誌月例にも出していましたが、ブログを主体に見てもらおうと思ってます。 ブログはつれづれに書いた雑文も載せています。 ヒマな時にでも覗いていただければ幸いです。 どうかヨロシクお願いします。
吊るされた蛸足のさきが風に揺られて伸びたり縮んだりしをり 寒風に昆布がなびく抜海の浜 薪拾ふ老婆の背あり
眼科より処方されたる点眼の一滴に期す花笑みの空 夕となり幼き子らに「カレーだよ」今も変はらずただちに集ふ
ぎしぎしと氷かさねるオホーツク凍原 オオワシ高く旋回す 一夜にて蓮氷張るオホーツクの港 人影もなく静まる
サンドが流行りらしい。以前、マリトォツォというのがありこれも作ったがフルーツサンドも一過性だろうか。 自家焼きパンを薄く切り、クリームをホイップ。イチゴに…
沖に対峙するごと置かれる廃船の冬浜にカモメ低く飛びたり 船底に砂埋めたまま漂着す木造船がゆらゆら揺れぬ
太陽の真下に磯船シルエットとなり波かきわけて影を曳く オホーツクのベニヤの浜にスカシユリ咲き海は初夏の色に染みたり
千葉の古民家に住む次男夫婦より牛肉のプレゼント。だいたい牛肉を食べたのが二十歳の頃で、札幌で父親がご馳走してくれたのが最初。 それまでは、母親の実家の鶏と…
堤防の灯台に寄せる荒波のまはる赤灯見えては隠れ 荒波に翼ひろげてひるがへるオホーツクカモメ命しぶとく
今日の参加は26名。午後1時より5時まで、それぞれの短歌を検討し合いました。
長々と昆布干したり石の原照りつける陽の抜海の浜 夕となりカモメの群れが遠ざかる のそり波立つ浜際
選魚場、漁婦片手に小魚を二匹掴めばカモメ寄りたり 岸壁にヒトデ捨てられ幾日か カモメ食はず撓(しな)つてをりぬ
先日、「ドキュメント72時間」でアフガン難民がパキスタンに逃れ食堂場面を流す取材があった。そこに登場したのは、ピラフに似た「カブリパラフ」と言うアフガンの…
波打ちの際に寄せたる夏昆布老婆走って長柄に巻きつけ 片足で櫓をこぎながら箱メガネのぞく昆布採り しばし顔上ぐ
この数日の気温上昇で一気に春が進みました。昨年より、かなり早いです。 で、いつもの場所で蕗の薹採り。カミさんに味噌和えやてんぷらにしてもらいました。
波の引く一瞬めがけ小走りしたちまち大波来る間一髪 荒れ海の波うちぎわにホタテ貝寄せタモたくる男等は
丸太杭に漁網吊るして補修する漁婦幾重の網に囲まれぬ 春の浜太きロープを肩にかけ運ぶ男たちの猛き掛け声
トマトを使わないあっさり味のスープ。それに、少しづつの野菜を種類多めに使いました。 肉は手羽元、トマトの甘みも出て美味しかったです(自分で言うのもなんです…
オホーツクの堤を歩く少年の頭上にカモメ一群飛びゆく 老漁師の二人煙草をくゆらせて見つむ海凪ぎて沖はひかりをり
春迎へ新造船を浮かばせて船主お神酒をかけて祝ひたり 船いつぱいの大漁旗に漁師等はねじり鉢巻ききりりと締めぬ
小学の兄弟が網の入つたコンテナを運ぶ春のお手伝ひ 行商の老婆ほつれ毛かきあげてガンガンのせたリヤカーを引く
氷去りウェットスーツの老漁師が流れ昆布を束ねて持てり オホーツクの氷とけ船を見送る漁師の妻 手を合わせ帰り待つ
外の皮がちょっと堅めで、香りの良いライ麦パンが好きです。で、胡桃とレーズン入りの2種類焼きました。 午後は合唱練習。昼にひと口食べて、明日の朝それぞれ一片…
薄野のビルうへ彩るレインボー観覧車四季まはりをり ぬまたばの黒子が掛けるおぼろ月舞台となりぬ土手の千歳川
指先をかざして風切る弥生ぞらマスクの下に牙をあそばせ お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて思ふ あの時のずれ
何時しかに息子の髪に白髪生ゆを打ち驚きて春の夕庭 春そなへ大地の水を吸ひあげるちからの増して樹々の芽膨らむ
ガリ版の歌集開けばもれ聞こゆ若き歌声目を輝かせ 「ふふふーん」と鼻歌をうたふ間にも宇宙のどこかで星の壊れり
漁終えた蛸を引っ掛け岸壁に高く揚げる増毛の港 茹で蛸を大きな釜より引き出して寒さにあてる港の漁婦
春風がビルの谷間を吹きをりて都会の猫の背毛逆なでる 渡りゆくスクランブルの交差点みなパフォーマンスの顔つきとなる
目をつむり掘つた石器のひと握りわれは獣の皮を剥いて居り 列島の底に横たへる断層はスロットのごと動き回りぬ
身の入り浅き若蟹を味噌汁にして嗜みつつはしゃぐ寒夜 頭からホッケの開き皮ごとを食む一心不乱残すことなく
列車から民家物置に眺めたる昭和の広告「シンガーミシン」 切りに茹で、揚げるとふ食をレンチンやコンビニで間に合はせる今世
園児たち布団のやうと雪うへにふせて喜ぶお散歩タイム 古稀すぎて腕立て伏せを増やすなり昨夜落としたピーナッツ拾ふ
針をおくレコードの歪み波のごとサーフィンの姿盤上に見む 日々コピーするやうな暮らしなれどせめてパンを焼き香りある朝
マヌカンの長き睫毛の流し目に脳(なづき)揺らぎてたぐる白日夢 いきなりに春はやって来ず素振り見せ焦らすをみなによく似てをりぬ
箱型の雪の歩道に横たはりてみればお棺のごと 空蒼く オジロワシ今年は一羽再来す胸をそらせて冬木に止まる
昨夕と今朝はサムゲタンをいただきました。季節の変わり目にはこういう食材が身体に良いですね。 干しナツメはないのでクコの実を代用、朝鮮人参は原物の代わりに粉…
一発4億円ですか。それを400発、多分これだけでは済まないでしょうね。 まさか韓国と同じように核保有なんてこと言い出さないでしょうね。とにかく何を言い出す…
もう顔の一部となるやマスクなり知人の前を素通りしたり 体形が変はらぬままに半世紀老いの進みて皺だけ増えぬ
食べたくなり、一昨日2本焼きました。うち一本は切り分けて、昨日の短歌編集のおやつ時に・・・。 それにしても、ここのところ天気が続いています。日の出がとても…
文旦の厚き皮ぐいとめくれば愛娘のごと小顔あらはれ 諸々のことはさておき焼き芋を食みて出る「はひはひふふへへほ」
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冬木々のかげ 磯石万里 おひさまは手稲の峰にやどりゐて雪野に長き冬木のかげ 幼児なら「ごめんね」「いいよ」で仲直り国と国では始末が悪い 防衛費倍にす…
米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔
米と麦豊作なりと聞きをれば安心したる団塊のわれ 自転車に採りたてのセロリを積み込んで香り散らしてペダル漕ぐなり※ 一首めは先週、2首目は今日の読売新聞道内…
千葉に住む次男から、今度は段ボールいっぱいキウイフルーツが送られてきた。収穫を手伝っているそうで、商品にならないのが250キロもあるそう。 送られてきたの…
この世界「5G」で回れども昭和のゆったり感抜けずにあり 脈とればリズム乱れる日のありて加齢で出会ふ未知が増えゆく
世の中を「たかが」と「されど」で振り分けし永らへる命 今生ゆゑに 人らしさは限界超えたと言ひやらむホーキング氏 食はせものの世に
擬態語を動員し喋る赤ん坊の大き丸目「ぐわ、ぐにゅ、ぐぐぐ」 指先をスマホに走らせ乗客の時間止めたまま列車は夕べに
はるか昔の独身時代。おやつが無かったので、ジャガイモを薄切りにしてポテチを食べたものだ。 その後もちょくちょく作っているものの、久しぶりに今日は3時のおや…
病院や温泉そしてコンビニもシニアでにぎはう老人の国 口を開け言はれるままに歯を見せて後期高齢は幼きこころ
戦争や災害、疫病のとれかにあたる不幸あり或いはどれをも 空爆が教へてくれる戦争の二度としてならぬと誓った言葉
蕾つけきらめくごとく花を盛るシャコバサボテンの天衣無縫 ずつと先といつも思ひし晩年が至近距離となる いつの間にやら
父の亡き齢超ゆれども面影は変はらず今も齢上なりき 寒空に耐へてカシワのかさこそと散るは今かと枯葉のおもひ
星の夜を歳の数だけくぐり抜けど今に気がつく生き切らぬこと お湯注ぎふんわり膨れる珈琲をながめて想ふ あの時のずれ
マグロ、海老、ウニにサーモン 目と味蕾で海の絢爛(けんらん)味はふなり 温かき鮭茶漬け孫と食む夕に皮が旨いと分け合ふ笑顔