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  • 「三千円の使いかた」原田ひ香

    中学生のとき「人は三千円の使い方で人生が決まる」と祖母に言われた美帆。 就職し、ひとり暮らしを始めて半年、ふとその言葉を思い出しました。 会社の先輩が…

  • 「危険な二人」見城徹 松浦勝人

    出版界と音楽界のトップの対談。 なるほど業界でトップを走り続ける人はこのように考え、行動しておられるのかと。 まあこの本では軽妙なやりとりなので経営の…

  • 「有頂天家族」森見登美彦

    京都を舞台にした狸たちの物語。 なんて書くと動物小説のように思われるかもしれませんが。 いやいや、なんとも説明のしようがありませんね。(笑) 人間に化…

  • 「江戸歌舞伎役者の〈食乱〉日記」赤坂治績

    幕末から明治初期に活躍した歌舞伎俳優、三代目中村仲蔵。 「手前味噌」という自伝を残したそうですが、食べ物についての記述がとても多いとのこと。 相当な食…

  • 「アカガミ」窪美澄

    若者たちは男女ともにますます異性に対しての興味を失い、自殺者も急増。 このままでは国が滅んでしまうのではという殺伐とした時代。 そんな中でイツキがバー…

  • 「普通の家族がいちばん怖い 崩壊するお正月、暴走するクリスマス」岩村暢子

    現在の主婦の驚くべき実態。 などと書くと大げさですかね。 いや、それが大げさではないんです。 まったくもって常識を逸している主婦たち。 いったいなんな…

  • 2月の一冊

    今月の読書は6冊。 とほほです。 そんな少ない中から今月の一冊を。 ・「虹をつかむ男」ジェイムズ・サーバー ・「シャトウ ルージュ」渡辺淳一 ・「日本ルイ十六世伝」早坂暁 ・「仁義なき宅配 ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン」横田増生 ・「桜の首飾り」千早茜 ・「火床より出でて」山上たつひこ 「虹をつかむ男」、正直よくわかりませんでしたね。 退屈を我慢しながら読了しました。 「シャトウ ルージュ…

  • 「火床より出でて」山上たつひこ

    金沢に住む探偵、成瀬の元に持ち込まれた二つの依頼。 ひとつは23年前に起きた児童誘拐殺人事件の被害者の弟。 犯人はすでに逮捕されて死亡しているのですが…

  • 「桜の首飾り」千早茜

    桜をモチーフにした短編集。 表題作はありません。 最初の「春の狐憑き」は若い女性と初老男性の話。 恋愛っぽい内容ですが、男性は管を持っておりその管の中…

  • 「仁義なき宅配 ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン」横田増生

    宅配業界にアルバイトとして潜入し、現場の実態をさらけ出したルポタージュ。 ドライバーの助手、あるいはセンターでの仕分け作業などに実際に携わることにより…

  • 「日本ルイ十六世伝」早坂暁

    短編集です。 表題作は調香師が主人公。 彼は強姦の疑いで逮捕され、取り調べを受けます。 しかし彼には絶対に犯行に及んではいけない理由があったのです・・…

  • 「シャトウ ルージュ」渡辺淳一

    美しい妻を持つ若い医師の僕。 しかし妻である月子との性生活がありません。 潔癖症なのか僕を愛していないのか。 どうしたら僕に身体を許してくれるのか。 …

  • 「虹をつかむ男」ジェイムズ・サーバー

    序文を含め26編が収められた短編集です。 いや、掌編集といったほうがいいか。 表題作は次々といろんな妄想をする男の話。 ウォルター・ミティはハリケーン…

  • 1月の一冊

    今月の読書は6冊でした。 少ないですね。 ・「少女は卒業しない」朝井リョウ ・「踏んでもいい女」斉木香津 ・「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ ・「雨ン中の、らくだ」立川志らく ・「刺客の花道」森村誠一 ・「ステーキを下町で」平松洋子 「少女は卒業しない」、高校の卒業式という青春のいちばん胸キュンな時期を舞台にした短編集。 切なくも微笑ましい。 「踏んでもいい女」、タイトルがちょっと違うん…

  • 「ステーキを下町で」平松洋子

    北海道は帯広の豚丼から、沖縄は那覇の大衆食堂の定食まで。 全国の美味しいものを食べ歩いた食エッセイです。 前作の

  • 「刺客の花道」森村誠一

    吉良上野介の用心棒だった朽木主膳。 赤穂浪士が吉良家に討ち入った日、あろうことか決まりを破って女のもとで夜を明かしていました。 用心棒として、武士とし…

  • 「雨ン中の、らくだ」立川志らく

    落語家、立川志らく。 故・立川談志の弟子ですね。 現在は落語だけでなくテレビでコメンテーターなどでも活躍しておられます。 そんな志らくの修業時代。 そ…

  • 「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ

    文香は東京の大手広告代理店の売れっ子コピーライター。 35歳でかなりの収入もあります。 しかし恋愛だけが思うようになりません。 四国に出張で道後温泉の…

  • 「踏んでもいい女」斉木香津

    時代は太平洋戦争末期。 19歳の真砂代はあまり見映えのしない容姿です。 見合いをしても相手の男性にとってはまったく眼中にありません。 皆、自分のことを…

  • 「少女は卒業しない」朝井リョウ

    地方にある高校の卒業式。 式が終わったあとこの高校は取り壊されてしまいます。 7人の少女たちの、卒業式の一日を描いた短編集です。 卒業式といえば別れで…

  • 12月の一冊

    今月は久しぶりに2ケタの読書でした。 12冊。 以前は14~15冊が普通だったんだけどなぁ。 ・「母の発達」笙野頼子 ・「短夜」高橋治 ・「とにかくうちに帰ります」津村記久子 ・「文福茶釜」黒川博行 ・「春狂い」宮木あや子 ・「棋士・その世界」中平邦彦 ・「辰巳八景」山本一力 ・「『孤独のグルメ』巡礼ガイド」扶桑社 ・「俺俺」星野智幸 ・「冥土めぐり」鹿島田真希 ・「行ってはいけない外食」南…

  • 「シネマ狂躁曲」梁石日

    ソン・ヨンスは小説家です。 自身の小説が映画化されるということで、そして俳優として参加するということで映画製作に関わることになります。 日韓合作という…

  • 「行ってはいけない外食」南清貴

    まったく外食をしない人なんてほとんどいないんじゃないでしょうか。 店で食べる外食だけではなく、出来合いのものを持ち帰って家で食べる中…

  • 「冥土めぐり」鹿島田真希

    8年前に脳の発作を起こし車椅子生活となった夫を持つ奈津子。 結婚する前の家族にとって特別な場所だったホテルへ、夫と訪問します・・・・。 奈津子の家は元…

  • 「俺俺」星野智幸

    たまたまファーストフード店で隣の客の携帯電話を持ち帰った俺。 といっても盗んだようなものですが。 その携帯電話を使って気まぐれにオレオレ詐欺をしてしま…

  • 「『孤独のグルメ』巡礼ガイド」扶桑社

    人気グルメドラマ「孤独のグルメ」。 ドラマ化される前から原作は読んでいましたが、これがドラマになり、こんなに人気になるとは。 いろんなタイプのグルメが…

  • 「辰巳八景」山本一力

    短編8編収録。 いずれも深川を舞台にした職人や商人たちの人情話です。 さすがにこういう世界は上手いですね。 歯切れのいい文章で町の人々が描写され、実に…

  • 「棋士・その世界」中平邦彦

    将棋といえば最近は藤井聡太さんの活躍でなにかと話題です。 さて、将棋界とはどのような世界なのか。 そして棋士とはどのような人たちなのか・・・・。 この…

  • 「春狂い」宮木あや子

    あまりにも美しすぎる少女。 その美貌ゆえに父親や学校の教師にまで襲われます。 転校先での女子高でも同じく。 美しく生まれてしまったために苦しみ、そして…

  • 「文福茶釜」黒川博行

    骨董の世界を描いた短編集。 といいましても骨董で一儲けを企んでいる連中の話ですが。 田舎の旧家の倉にはお値打ち品が眠っている場合があります。 それに目…

  • 「とにかくうちに帰ります」津村記久子

    埋立洲にある会社に勤めるハラ。 台風(?)のため昼から豪雨となり、早退する者も出てきました。 警報も出ているということで、このままでは電車が止まるかも…

  • 「短夜」高橋治

    古美術商を営む氏家蔦代。 女性ではありますがその気風の良さで業界内の男性たちからも一目置かれる存在です。 ずっと独身を通しているのですが、それにはわけ…

  • 「母の発達」笙野頼子

    3編が収められた連作短編集。 母が縮んだり分裂したりといういつもながらシュールな笙野作品。 言語へのこだわりがここまでのわけのわからない世界(笑)に昇…

  • 11月の一冊

    今月の読書はたったの3冊。 そんな少ない冊数から今月の一冊を選んでも・・。 ということで今月は無し。 ・「櫛挽道守」木内昇 ・「探偵ガリレオ」東野圭吾 ・「バタをひとさじ、玉子を3コ」石井好子

  • 「バタをひとさじ、玉子を3コ」石井好子

    「巴里の空の下オムレツの匂いは流れる」という食エッセイ本を出して…

  • 「探偵ガリレオ」東野圭吾

    湯川学は帝都大学理工学部物理学科助教授。 学生時代からの友人である警視庁捜査一課の草薙俊平は、不可思議な事件があるたびに湯川の元を訪れます。 科学の力…

  • 「櫛挽道守」木内昇

    時代は幕末。 木曽の山中に暮らす登瀬の父親は神業といわれる腕の持ち主の櫛挽職人です。 女は手に職などつけず結婚して子供を産んで家庭を守るのが当たり前と…

  • 10月の一冊

    今月の読書は8冊。 やはり少ない・・。 ・「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ ・「立ちそば大全」今柊二 ・「かもめ幼稚園」黒野伸一 ・「キケン」有川浩 ・「ミシン2/カサコ」嶽本野ばら ・「マンガの食卓」南信長 ・「女の庭」芝木好子 ・「東南アジア四次元日記」宮田珠己 「リテイク・シックスティーン」、27歳の大人が高校生に戻って青春をやり直し、その後の人生を変えようという話。 ですがそれ…

  • 「東南アジア四次元日記」宮田珠己

    会社を辞めて東南アジアに一人旅に出た著者。 香港、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、マレーシア、シンガポール。 しかし著者を待ち受けてい…

  • 「女の庭」芝木好子

    築地の料亭「鳴滝」の一人娘である美香子は目の覚めるような色白の美人。 京都の妻子ある華道家と逢瀬を重ねています。 しかしイタリアから帰ってきた若い建築…

  • 「マンガの食卓」南信長

    マンガのジャンルにおいていまやグルメというのは完全に定着しましたね。 しかもグルメマンガの中でもいろいろと細分化されています。 例えばグルメマンガの元…

  • 「ミシン2/カサコ」嶽本野ばら

    「ミシン」の続編です。 人気バンド死怒靡瀉酢のボーカルであるミシ…

  • 「キケン」有川浩

    成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略して「キケン」。 しかしそれはただ略しただけでなく、名前通り危険なサークルでした。 部長・上野、副部長…

  • 「かもめ幼稚園」黒野伸一

    ちかこは幼稚園の先生になって2週間の新米です。 まだ園児たちの顔と名前が一致しないような状態。 思い通りにならない園児たち、ひと癖もふた癖もある保護者…

  • 「立ちそば大全」今柊二

    立ち食いそば。 いいですね。 気さくなのがいい。 気兼ねなく入れてなんの緊張も強いられません。 そして安い。 早い。 それなりに美味しい。 本格的な蕎…

  • 「リテイク・シックスティーン」豊島ミホ

    沙織が高校に入学して初めてできた友達の孝子。 いきなり「誰にも言わないでね」と前置きされ、「あたし、未来から来たの」と告白されます。 27歳だった未来…

  • 9月の一冊

    今月の読書は7冊。 少ない・・。 先月も5冊でしたし。 それでもまあ先月は「今月の一冊」をさぼったので、今月はなんとか実施しましょう。 ・「随筆集 一私小説書きの弁」西村賢太 ・「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル ・「すすれ! 麺の甲子園」椎名誠 ・「キミのハートを抱きしめて」夏川裕樹 ・「右京之介助太刀始末 お江戸の信長」高橋三千綱 ・「アサッテの人」諏訪哲史 ・「『能町みね子のときめ…

  • 「『能町みね子のときめきデートスポット』、略して能スポ」能町みね子

    能町みね子のときめきデートスポット、略して「能スポ」。 というわけで著者がお勧めのデートスポットを紹介するという本ですが、もちろんまともな場所ではあり…

  • 「アサッテの人」諏訪哲史

    行方をくらませた吃音の叔父。 日常生活の中で突如「ポンパ」、「チリパッパ」、「ホエミャウ」などの意味不明な言葉を叫ぶ奇行がありました。 叔父のそれまで…

  • 「右京之介助太刀始末 お江戸の信長」高橋三千綱

    前作で屋敷から抜け出したお姫様を救出した右京之介。 石川島に軍艦から大砲をぶち込んだりと派手に暴れてます。 で今回は播磨国仙崎藩にぶらりと現れ、豊臣秀…

  • 「キミのハートを抱きしめて」夏川裕樹

    幼なじみのマコと付き合っている中学生の慎。 高校受験を控えています。 マコと同じ高校へ行こうと頑張っていた慎ですが、不合格となり滑り止めで受けた高校に…

  • 「すすれ! 麺の甲子園」椎名誠

    シイナさんが日本全国の麺を食べ歩き、日本一を決める麺の甲子園。 ラーメン、うどん、そば、スパゲッティやら、もやしにしらたきまで加わって。(笑) はたし…

  • 「傷だらけのカミーユ」ピエール・ルメートル

    カミーユ・ヴェルーヴェンはパリ警視庁犯罪捜査部の警部です。 彼の恋人アンヌ・フォレスティエが強盗事件に巻き込まれ瀕死の重傷を負います。 カミーユは独断…

  • 「随筆集 一私小説書きの弁」西村賢太

    大正時代の私小説家、藤澤清造。 活躍期間は短く、貧窮の果てに公園で凍死した作家です。 著者はそんな作家の境遇に自分を重ね、歿後弟子を名乗っていました。…

  • 8月の一冊

    毎月読んだ中から今月の一冊を選んでいるのですが、今月の読書は5冊。 さすがにこの少ない量の中から今月のベストもなにもないだろうと。(笑) ということで今月の一冊はなしということで。

  • 「ファースト・プライオリティー」山本文緒

    女性たちの仕事、生活、家庭、恋愛。 彼女たちのファースト・プライオリティー(最優先)とはなんなのか・・・・。 掌編集です。 短編よりも短い。 主人公は…

  • 「受け月」伊集院静

    長年社会人野球の世界で生きてきた老監督。 輝かしい戦績を残してきましたがいよいよ引退です。 その日、老監督は月に手を合わせ何を祈ったのか・・・・。 短…

  • 「アガワ家の危ない食卓」阿川佐和子

    エッセイストやインタビュアーとして活躍しておられる著者。 父上は作家の故・阿川弘之氏です。 この父上がとにかく食にうるさい人だったそうで、まずい食事に…

  • 「喋々喃々」小川糸

    東京の谷中でアンティークのきもの屋を経営している栞。 ある日、父親に似た声をした男性が店にやってきます。 お茶会の初釜に着ていくきものを探していると。…

  • 「東京最後の異界 鶯谷」本橋信宏

    鶯谷。 JR山手線ではいちばん乗降客が少ないそうですが、都内有数のラブホテル街であり、風俗産業の最先端スポットとのこと。 かと思えば正岡子規や初代林家…

  • 7月の一冊

    今月もなんとか10冊読めました。 ・「パリ妄想食堂」長坂道子 ・「都市伝説セピア」朱川湊人 ・「サイゴン・タンゴ・カフェ」中山可穂 ・「裁判長! おもいっきり悩んでもいいですか」北尾トロ 監修・村木一郎[弁護士] ・「似せ者」松井今朝子 ・「私、丼ものの味方です」村松友視 ・「重力の都」中上健次 ・「生きてるだけで、愛」本谷有希子 ・「ミシュラン抱えて 料理人からの伝言」山本益博 ・「都立水商1…

  • 「都立水商1年A組」室積光

    日本初の水商売専門学校の都立水商。 設立されて27年。 今回は冨原淳史という少年が主人公です。 中学校時代はいじめられ成績も落ち、進学できるのは水商し…

  • 「ミシュラン抱えて 料理人からの伝言」山本益博

    ミシュランといえば今や誰もが知るグルメのガイドブックです。 レストランを星の数で格付けし、最高の3つ星ともなると世界中から予約が殺到します。 もともと…

  • 「生きてるだけで、愛」本谷有希子

    津奈木のマンションに押しかけ、同棲して3年になる25歳の寧子。 鬱で過眠症です。 バイト先でうざい思いをし、マンションには津奈木の元カノが押しかけてき…

  • 「重力の都」中上健次

    山から山へと飯場暮らしをしてきた由明。 家に招き入れた女とひたすら貪り合います。 なぜ女はこれほどまでに男を求めるのか。 男もまた飯場に戻ることもせず…

  • 「私、丼ものの味方です」村松友視

    食エッセイです。 タイトルを見ると丼ものについて熱く語っている内容なのかなと思ってしまいますが、いやまったく。(笑) 68編収録されている中の1編を表…

  • 「似せ者」松井今朝子

    すでに世を去った名優、坂田藤十郎にそっくりな伏見藤十郎こと桑名屋長五郎。 といっても神社の境内の芝居小屋で演じているような旅回りの田舎役者ですが。 長…

  • 「裁判長! おもいっきり悩んでもててすか」北尾トロ 監修・村木一郎[弁護士]

    裁判シリーズ第3弾。 今回はいままでと趣向が違います。 いままでは著者がいろんな裁判を傍聴し、その感想を綴ってきました。 今回は弁護士を迎えて、このよ…

  • 「サイゴン・タンゴ・カフェ」中山可穂<br /><br />

    ハノイの迷路のような旧市街。 その路地の奥のそのまた奥にある幻のようなカフェにたどり着いた編集者の孝子。 低くタンゴの流れるその店のオーナーは日本人。…

  • 「都市伝説セピア」朱川湊人

    短編集です。 5編収録。 タイトル作はないのですが、デビュー作の「フクロウ男」が都市伝説をテーマにしています。 自分が都市伝説になるべくフクロウ男とい…

  • 「パリ妄想食堂」長坂道子

    著者はヨーロッパに暮らして30年。 パリで暮らしたのは7年間だそうですが、その間の食べ物についての思い出が書かれています。 熱を出して寝込んだとき、下…

  • 6月の一冊

    今月の読書は11冊。 なんとか2ケタいけました。 ・「ラテンアメリカくいしんぼひとり旅」八木啓代 ・「マンガを解剖する」布施英利 ・「京都料亭の味わい方」村田吉弘 ・「鬼平犯科帳2」池波正太郎 ・「英語屋さん」源氏鶏太 ・「世界街角料理の旅」西川治 ・「小説の神様」相沢沙呼 ・「ご笑納ください 私だけが知っている金言・笑言・名語録」高田文夫 ・「東京ワイン会ピープル」樹林伸 ・「ルビーフルーツ…

  • 「本よみの虫干し 日本の近代文学再読」関川夏央

    サブタイトルにありますように、日本の近代文学について論じておられます。 とりあえずは川端康成の「伊豆の踊子」から…

  • 「ルビーフルーツ」斎藤綾子

    短編集。 6編収録されています。 いわゆるポルノ小説です。 作者のセクシュアリティが反映されており、レズビアンな内容です。 それはいいのですが、レベル…

  • 「東京ワイン会ピープル」樹林伸

    桜木柴野は不動産会社に勤めるOL。 同僚に誘われて初めてワイン会という集まりに参加します。 ワインのことはまったくわからないし、メンバーもいまいち。 …

  • 「ご笑納ください 私だけが知っている金言・笑言・名語録」高田文夫

    長年お笑いの世界に身を置いてきた著者。 志ん生をはじめとしていろんな芸人たちを見てきました。 そんな芸人たちの金言・笑言・名語録の数々。 それにまつわ…

  • 「小説の神様」相沢沙呼

    中学生で作家デビューした千谷一也。 現在は高校生です。 デビューはしたものの、その後の作品は酷評され続けます。 自分の才能の限界や小説の限界を感じ、落…

  • 「世界街角料理の旅」西川治<br />

    写真家の著者。 仕事柄いろんな国に行くわけですが、料理研究家の肩書も持っておられるので当然その国の料理に目がいくわけですね。 もちろんガイドブックに紹…

  • 「英語屋さん」源氏鶏太

    連作短編集です。 風間京太というサラリーマンが主人公。 ほのぼのとしたサラリーマン小説ですね。 舞台は昭和の半ばですから時代を感じさせますが、柔らかい…

  • 「鬼平犯科帳2」池波正太郎

    シリーズ第2弾です。 前作ではいまいち鬼平が馴染んでいない印象がありましたが、今回はだいぶこなれてきました。 話の内容としましてはいちいち説明するほど…

  • 「京都料亭の味わい方」村田吉弘

    料亭というと敷居が高いイメージがありますよね。 値段もそうですけど。(笑) 一見お断りなんてのもあったりして。 なんだか政治家が密談…

  • 「マンガを解剖する」布施英利

    著者は美術評論家。 そのような立場からマンガを分析しておられます。 う~ん、なんともいえないですね。 マンガと絵画の共通点を指摘したりしておられるので…

  • 「ラテンアメリカくいしんぼひとり旅」八木啓代

    著者は歌手とのことです。 本も何冊か出しておられるようで。 この本の内容はまさにタイトル通りです。 食べることと旅することが大好きとなれば、これはもう…

  • 5月の一冊

    今月はひさしぶりに2ケタの読書でした。 やはり最低10冊は読みたいですね。 ・「この国の空」高井有一 ・「ニッポンぶらり旅 アゴの竹輪とドイツビール」太田和彦 ・「不愉快な本の続編」絲山秋子 ・「隠し事」羽田圭介 ・「日蝕の街」勝目梓 ・「ロック母」角田光代 ・「鴨川食堂いつもの」柏井壽 ・「dancyu 料理上手になる! まんがダンチュウ」プレジデント社 ・「世界性生活大全 「愛」と「欲望」と「快楽」…

  • 「きみはポラリス」三浦しをん

    恋愛短編集です。 11編収録。 表題作はありません。 ポラリスというのは北極星のこと。 なのでタイトルには「あなたはわたしの心の星」であるとか、「わた…

  • 「世界性生活大全 「愛」と「欲望」と「快楽」の宴」桐生操

    古代、中世、そして現代。 「性」はどのように営まれてきたのか。 主にヨーロッパの性事情についてのエピソードが語られています・・・・。 この世に男と女が…

  • 「dancyu 料理上手になる! まんがダンチュウ」プレジデント社

    あの料理情報誌の「dancyu」がなんとまんが本で登場。 名付けて「まんがダンチュウ」。 といいましてもオールまんがというわけではありませんが。 しかしこれ…

  • 「鴨川食堂いつもの」柏井壽

    シリーズ第3弾。 まったく料理店らしからぬ外観と内装の「鴨川食堂」ですが、出す料理は超一流。 しかし思い出の料理を探し出すという食探偵がむしろメインで…

  • 「ロック母」角田光代

    離島で生まれ育った主人公。 それが嫌で18歳になって嬉々として島を出て、東京で暮らし始めます。 しかし10年経って男に認めてもらえない子供をお腹に宿し…

  • 「日蝕の街」勝目梓

    鷲津洋人はルポライター。 ひとり娘の久美子が何者かに誘拐されます。 犯人は身代金を要求してくるのですが、お金は妻の兄で代議士の荒木に…

  • 「隠し事」羽田圭介

    同棲している彼女が風呂に入っている最中。 テーブルに置かれたままの携帯電話に着信があります。 画面に表示された名前は大学時代の自分のクラスメイトでした…

  • 「不愉快な本の続編」絲山秋子

    東京でヒモ生活をしたり金貸しをしたりしてのらりくらりと生きている乾ケンジロウ。 新潟で初めて女に恋をし結婚もしますが破局。 流浪というか逃亡というか、…

  • 「ニッポンぶらり旅 アゴの竹輪とドイツビール」太田和彦

    シリーズ第2弾です。 8つの都市での観光と飲み歩き。 横浜、奈良、鳥取、松本、函館、小田原、鎌倉、木曽。 サンデー毎日での連載を本にしたものですが、連…

  • 「この国の空」高井有一

    時代は戦争末期。 19歳の里子は母と叔母と杉並の家に暮らしています。 度重なる空襲警報。 そんな中、里子は隣人の市毛と親しくなります。 市毛は既婚者で…

  • 4月の一冊

    今月の読書も7冊でした。 いかんなぁ。 以前は14~15冊読んでたのになぁ。 ・「窓際OL 人事考課でガケっぷち」斎藤由香 ・「猟犬探偵」稲見一良 ・「給食のおにいさん 浪人」遠藤彩見 ・「蕎麦屋酒 ああ、「江戸前」の幸せ」古川修 ・「日の名残り」カズオ・イシグロ ・「下町小僧 東京下町昭和30年」なぎら健壱 ・「トップスターのノーマルな恋人」神埼たわ 「窓際OL 人事考課でガケっぷち」、この内…

  • 「トップスターのノーマルな恋人」神埼たわ

    木下亮子は27歳。 大学時代好きな先輩が自分の胸が小さいと陰口しているのを耳にし、それがコンプレックスとなって恋愛に憶病になってしまいました。 年齢が…

  • 「下町小僧 東京下町昭和30年」なぎら健壱

    東京下町生まれの著者が書いた昭和30年代。 古き良き時代ですねぇ。 どうしても書き残しておきたかったとのこと。 そうそう、文献とか大層なものではなく、…

  • 「日の名残り」カズオ・イシグロ

    スティーブンスは執事です。 現在はファラディというアメリカ人に仕えています。 主人のファラディが5週間ほどアメリカに帰るので、そのあいだに数日ドライブ…

  • 「蕎麦屋酒 ああ、「江戸前」の幸せ」古川修

    蕎麦好きの著者がもっと蕎麦屋で酒を楽しもうとノウハウを伝授した一冊。 蕎麦屋で飲む楽しさ。 これは酒飲み上級者という気がします。 しかしそもそも蕎麦屋…

  • 「給食のおにいさん 浪人」遠藤彩見

    シリーズ第5弾。 やっとホテル勤務に戻れるかと思った佐々目宗。 しかし相変わらずお嬢様中学校でホテル給食を担当しています。 そんな中、学校内で数々の異…

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