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  • 「魔法使いクラブ」青山七恵

    小学4年生の結仁は魔女になりたいと思っています。 きっかけは“土手の魔女”です。 土手に魔女が住んでいるという噂を聞いて、仲良しの葵と史人の3人で確か…

  • 「和を継ぐものたち」小松成美

    日本にはいろんな伝統文化があります。 芸であったり物作りであったり。 それらの世界はどんどん先細りとなっています。 後継者がいないんですね。 そして需…

  • 「ヤスケンの海」村松友視

    いまも天才編集者だとかカリスマ編集者だとかいわれる人がいますが、もしかしたらこの人がその嚆矢なのかも。 それは編集者として優れているというのはもちろん…

  • 「不祥事」池井戸潤

    相馬健はかつて東京第一銀行の大店で融資係として名を馳せた男でした。 しかし某店で副支店長とぶつかって次の転勤で営業課に回され。 それから数年、念願かな…

  • 「中華の鉄人 秘伝のレシピ」陳建一

    「料理の鉄人」という番組が昔ありまして、非常に人気がありました。 放映されたのは1993年から1999年。 なので現在30歳くらいまでの人はリアルタイ…

  • 3月・4月の一冊

    最近は読む冊数が少なくなってきたので2か月合同です。 3月6冊、4月8冊。 以前は1か月でこの量を読んでいたのですが。 3月 ・「魂の流れゆく果て」梁石日 ・「マザコン」角田光代 ・「渡辺文雄のごちそう手帖」渡辺文雄 ・「囚われのエンゲージ」水島忍 ・「缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36」黒川勇人 ・「江戸っ子芸者中村喜春一代記 青春編」中村喜春 「魂の流れゆく果て」、著者に関…

  • 「グラツィオーソ」山口なお美

    柴崎彩音が所属する修南高校吹奏楽部は、去年まではコンクールの地区予選にさえ出場できないような弱小吹奏楽部でした。 水嶋日名子先生が赴任してくるまでは。…

  • 「ニッポン定食紀行」今柊二

    定食評論家(?)として全国あちこちの定食を食べ歩いておられる著者。 今回は定食シリーズ第2弾です。 第1弾はこちら。→

  • 「八月の路上に捨てる」伊藤たかみ

    自動販売機に飲料を補充してまわる仕事をしている敦。 水城さんという先輩女性とペアで仕事をしています。 30歳の誕生日に4年間続いた妻と離婚する予定です…

  • 「男が愉しむ料理入門 厨房でこそ男は若返る」丸谷馨

    昔は「男子厨房に入らず」なんてことを言いましたが、今どきそのようなことを言う人はいないでしょう。 むしろ男性のほうが料理が上手いなどといわれたりもしま…

  • 「疵 花形敬とその時代」本田靖春

    花形敬という人物を知っている人はどれくらいいるでしょうか。 知っているという人はおそらく格闘技好き、ヤクザ好きな人だと思います。 どういう人かといいま…

  • 「黄金の猿」鹿島田真希

    「黄金の猿」というバーを地下に持つ一流ホテル。 別の異性との関係を許容する新婚夫婦、夜になると森を彷徨い歌を歌う妹を持つ兄妹、愛人の男たちに囲まれる無…

  • 「季節のうた」佐藤雅子

    著者は昭和40年代から50年代にかけて婦人誌などで活躍されたそうです。 料理をはじめとして、針仕事など今では死語となってしまったようなことも季節や日々…

  • 「鬼平犯科帳(三)」池波正太郎

    火付盗賊改方を解任された“鬼平”こと長谷川平蔵。 といっても別に平蔵がヘマをしたというわけではありません。 このところ江戸も平和になったので、ろくに休…

  • 「江戸っ子芸者中村喜春一代記 青春編」中村喜春

    昭和初期。 新橋に各界の著名人から愛された芸者がいました。 その名は中村喜春。 著者自ら綴った半生記です・・・・。 青春編ということで、おもに芸者だ…

  • 「缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36」黒川勇人

    どんなジャンルにもスペシャリストというのはいるものですねぇ。 この本は“缶詰博士”が選んだ「レジェンド缶詰」です。 いや確かに缶詰も奥が深い。 という…

  • 「囚われのエンゲージ」水島忍

    22歳の沙耶は小学4年生の異母妹である梨花と二人暮らし。 父はとうの昔に家を出て行方不明。 母は2年前に亡くなりました。 なので歳の離れた妹を娘のよう…

  • 「渡辺文雄のごちそう手帖」渡辺文雄

    テレビ番組「くいしんぼう!万歳」で各地を食べ歩いてきた著者。 その経験を書いた食エッセイです。 この本は第二弾となります。

  • 「マザコン」角田光代

    妻にマザコンと言われ心外なぼく。 最初は理想的なお母さんだと褒めていたのですが煙たがるようになり、そのうちにマザコンだと言い始めたのです。 反論しても…

  • 「魂の流れゆく果て」梁石日

    波乱万丈な人生を送ってきた作家、梁石日の自伝エッセイ。 在日朝鮮人としてアイデンティティを問い続けた作品を書いてこられました。 なんといっても鮮烈な印…

  • 1月・2月の一冊

    今月の一冊ということですが、先月は冊数が少なく、今月と一緒にということで。 しかしほんとに読書が少なくなってきました。 自分でもとほほと思います。 それでも毎日本は手にしております。 1月 ・「ゲイシャ笑奴」森奈津子 ・「一食一会 フードマインドをたずねて」向笠千恵子 ・「居酒屋ほろ酔い考現学」橋本健二 ・「四十回のまばたき」重松清 ・「大江戸美味草紙」杉浦日向子 ・「作家とは何か 小説道場・総…

  • 「居酒屋百名山」太田和彦

    居酒屋評論の第一人者による名店居酒屋の紹介。 「日本百名山」を範にしたとのことです。 というわけで北海道から沖縄までずらり百店。 普通の人ではなかなか…

  • 「淫獣」江戸川乱歩

    実業家のもとに嫁いだ静子。 当時静子には付き合っていた男がいましたが、静子にとっては恋の真似事としか思っていませんでした。 しかし男はそうは思っておら…

  • 「談志楽屋噺」立川談志

    落語家立川談志の楽屋話です。 談志といえば落語協会を脱会し、寄席に出演できなくなったんですよね。 なのでこの内容はそれまでのエピソードということになり…

  • 「食堂つばめ6 忘れていた味」矢崎存美

    「食堂つばめ」は生と死の境にある街の食堂。 店主はノエという若く美しい女性。 死の世界に行く前に美味しいものを食べてもらって元気になってもらい、もう一…

  • 「作家とは何か 小説道場・総論」森村誠一

    作家になるための基礎知識とのことですが。 小説はマンガなどにくらべると特に制約があるわけではありません。 なのでこの本は入門書というよりも作家の心構え…

  • 「大江戸美味草紙」杉浦日向子

    江戸時代の庶民は皆どのような物を食べていたのか。 というのとはちょっと違いますね。 どのような食生活だったのか。 川柳を紹介しつつ、そこに込められた当…

  • 「四十回のまばたき」重松清

    主人公の圭司は翻訳家。 妻を交通事故で亡くしてしまいます。 妻には燿子という妹がいるのですが、毎年冬になると「冬眠」をするという奇病の持ち主です。 毎…

  • 「居酒屋ほろ酔い考現学」橋本健二

    「居酒屋から日本が見える」ということで、居酒屋を通して現代の日本考えてみるという趣旨です。 なのでタイトルには考現学という言葉が使われています。 居酒…

  • 「一食一会 フードマインドをたずねて」向笠千恵子

    一期一会という言葉がありますけども、本書は一食一会。 食の出会いもまた人との出会い。 つねに志のある生産者や提供者を訪ねて取材しておられる著者です。 …

  • 「ゲイシャ笑奴」森奈津子

    女性だけの化粧品メーカーに勤める社長秘書の私。 会社は向かいにできたライバル会社のおかげで業績がた落ちです。 変な形をしたそのビルは風水を取り入れた設…

  • 11月・12月の一冊

    今月は11月12月を合わせて。 計18冊ですね。 こうなるとまた選ぶのに迷ってしまいます。 といっても毎回文句なしにこれというのもなかなかないのですが。 11月 ・「これがC級グルメのありったけ」小泉武夫 ・「オー!ファーザー」伊坂幸太郎 ・「やすし・きよしの長い夏」近藤勝重 ・「腹が鳴る鳴る」金子信雄 ・「貧乏サヴァラン」森茉莉 早川暢子 編 ・「笑う写真」南伸坊 ・「江戸の食卓に学ぶ 江戸…

  • 「考えるヒット」近田春夫

    邦楽についての評論集。 「週刊文春」に連載されていたものの文庫化です。 評論といっても堅苦しくはなく、例えばそれぞれのタイトルにしても冒頭に来るのが「…

  • 「ぼくのマンガ人生」手塚治虫

    いまさら言うまでもないですが、日本のマンガの礎を築いた手塚治虫。 もちろん手塚の前にもマンガ家はいましたが。 しかしマンガというジャンルを大きく発展さ…

  • 「御用侠」山田風太郎

    勝太は通称「屁のカッパ」と呼ばれる牧童です。 正義感が強く気の短い熱血漢で博打好き。 ひょんなことから同心「恥ずかし瓢兵衛」の下で岡っ引きをすることに…

  • 「ひとり飲みメシ 肴かな」久住昌之

    「孤独のグルメ」の原作者でおなじみの著者。 ドラマでも毎回最後に登場しておられますね。 そんな著者お得意の食べ物ネタによるエッセイです。 三部に分かれ…

  • 「捨てる女」内澤旬子

    乳癌を患ってなぜかその後身体が健康になったとのこと。 このあたりのいきさつは「身体のいいなり」という本にまとめて…

  • 「なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る」野崎まど

    人間の言葉をしゃべるうさぎさんと出会った波多野ゆかり(男子)。 そのうさぎさんは耳を使って人の縁を切ったり結んだりできるのだそうです。 ひょんなことから…

  • 「レバ刺しの丸かじり」東海林さだお

    タイトルは「レバ刺しの丸かじり」。 レバ刺し、つまり生の牛レバーですね。 大阪では昔は生ギモと呼ばれていましたが。 さて、そのレバ刺しが食べられなくな…

  • 「トンデモ美少年の世界 あなたを惑わす危険な人々」唐沢俊一

    タイトルの通りテーマは美少年。 あの「JUNE」に連載していたとのこと。 まあそうでしょうね。 ただ美少年に限らず、例えばいちばん最初の章ではホームズ…

  • 「京料理の福袋 料亭「菊乃井」主人が語る料理人の胸の内」村田吉弘

    著者はいまや日本を代表する和食の料理人、京都の料亭「菊乃井」の三代目主人です。 テレビや雑誌でもよくお見掛けします。 この本が単行本として出版されたの…

  • 「つやのよる」井上荒野

    艶という女が死の床についています。 さんざんいろんな男を渡り歩いてきた、男なしではいられない女です。 夫の松生も人妻だった艶と出奔して現在の小さな島に…

  • 「島耕作の優雅な1日」弘兼憲史

    島耕作が作者の弘兼憲史氏と映画を観たあと、食事をするという設定。 いろんな店が紹介されていますが、面白いのは二郎と次郎が紹介されています。 二郎はもち…

  • 11月の一冊

    今月の読書は7冊でした。 「今月の一冊」はその月に読んだ中からいちばんよかったものを選ぶという趣旨。 以前は毎月15冊前後を読んでいまして、その中から選んでいたんですよね。 ところが最近の読書量はその半分以下。 そんな少ない中から選ぶというのも。 で、前回は9月10月を合わせて選びました。 今回もそうさせていただきましょうか。 11月12月に読んだ中から選ばせていただきます。

  • 「江戸の食卓に学ぶ 江戸庶民の“美味しすぎる”知恵」車浮代

    諸外国から注目を浴びている和食。 まずやはりヘルシーということが挙げられるのでしょう。 この伝統的な和食の形態が確立されたのは江戸時代だとからだと考え…

  • 「笑う写真」南伸坊

    真実を写すと書いて写真。 しかしそれは本当なのだろうか。 著者が疑問を投げかけます・・・・。 という表立ったテーマはほとんど無視して笑えるのがこの一冊…

  • 「貧乏サヴァラン」森茉莉 早川暢子 編

    食エッセイということで読み始めましたが、ちょっと違いましたね。 たしかに食についての記述は多々あるのですが、たとえば最初の章など食とはあまり関係のない…

  • 「腹が鳴る鳴る」金子信雄

    芸能界にはときどき料理自慢のかたがいらっしゃいまして、この金子信雄氏もそんなおひとりでした。 料理研究家の肩書もあり、テレビで料理番組も持っておられま…

  • 「やすし・きよしの長い夏」近藤勝重

    漫才コンビ「横山やすし・西川きよし」。 「やす・きよ」として一世を風靡しました。 そんな人気絶頂の1986年、きよしが参院選出馬を表明します。 もし当…

  • 「オー!ファーザー」伊坂幸太郎

    高校生の由紀夫にはなんと父親が4人。 ギャンブル好きの鷹、博学な悟、女好きの葵、中学で体育教師をしている勲。 そんなちょっと変わった家族構成の由紀夫に…

  • 「これがC級グルメのありったけ」小泉武夫

    世の中には美食というものが存在します。 高級な食材を使い、一流の料理人が腕によりをかけて作った料理。 一人前何万円も何十万円もするような料理です。 そ…

  • 9月・10月の一冊

    今月の読書は9冊。 やはり2ケタに届かず。 先月もたったの5冊ということで今月の一冊を選ぶのを中止したわけですが、今回先月分も合わせた中から一冊を選んでみようと思います。 9月 ・「ヨーロッパ美食旅行」野地秩嘉 ・「あやしい求人広告、応募したらこうなった」多田文明 ・「注文の多い美術館 美術探偵・神永美有」門井慶喜 ・「女の肖像」芝木好子 ・「五味六味」辻嘉一 「ヨーロッパ美食旅行」、美食旅…

  • 「まちあわせ」柳美里

    百音は高校1年生。 本命を落ちてすべり止めで入った学校では気を使いながら付き合っていたメンバーにハブられ、家庭では両親が不仲。 母親の愛情は中学受験生…

  • 「アブない人びと」下関マグロ

    世間ではちょっとアブノーマルと思われているような職業や性癖の人たちを取材しておられます。 例えば第1章で紹介されているのはSM界の人たち。 表紙のイラ…

  • 「天下り酒場」原宏一

    ヤスが経営する「やすべえ」は開店8年目の割烹居酒屋。 しかしこのところの不景気で売り上げは激減。 そんな中、常連客からある人物を雇ってほしいと依頼され…

  • 「美膳礼賛 名料亭の旬の味」講談社編

    日本の旬の料理を季節ごとにいろんな有名料亭に調理とてもらうというのがコンセプト。 春は筍(錦水亭)から始まり、桜鯛(胡蝶)、初夏は鮎(平野屋)、夏は鱧…

  • 「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香

    小学4年生の結佳はクラスでは目立たない存在です。 クラスで人気者の陽太とは習字教室で一緒。 学校では話しませんが、習字教室では親しくしています。 自分…

  • 「酒肴日和「そうざい」エッセイ先週」池波正太郎 高岡卓 編

    池波正太郎といえば「剣客商売」や

  • 「月の満ち欠け」佐藤正午

    愛する人のために何度も生まれ変わる。 まるで月の満ち欠けのように・・・・。 第157回直木賞受賞作。 無冠の帝王だった(笑)佐藤正午がようやく直木賞受…

  • 「ブラック・ジャックは遠かった 阪大医学生ふらふら青春期」久坂部羊

    作家で医師でもある著者の青春エッセイ。 大阪の「月刊島民」というフリーペーパーに連載されたものをまとめたものです。 この「月刊島民」というのは京阪電車…

  • 「驟り雨」藤沢周平

    短編10編収録。 嘉吉の本職は研ぎ屋です。 昼間は道具をかついで江戸の町を回っています。 ですが時おり悪い血が騒ぎだし、昼間に目を付けた家に夜に忍び込…

  • 9月の一冊

    今月の読書は5冊でした。 とほほ・・。 ・「ヨーロッパ美食旅行」野地秩嘉 ・「あやしい求人広告、応募したらこうなった」多田文明 ・「注文の多い美術館 美術探偵・神永美有」門井慶喜 ・「女の肖像」芝木好子 ・「五味六味」辻嘉一 たった5冊の中から今月の一冊を選ぶというのも・・。 今月は中止ということで。(笑)

  • 「五味六味」辻嘉一

    著者は懐石料理の店「辻留」の二代目主人。 懐石料理といいましても現在のほとんどの懐石料理店とは違いまして、茶懐石の店なんですね。 なので本書でも乱立す…

  • 「女の肖像」芝木好子

    絵の仲間だった安見を捨て、子連れの中年画家の川津と結婚した牧子。 しかし川津はフランスに行ったまま帰ってこず、君はまだ若いのだから自由になってほしいな…

  • 「注文の多い美術館 美術探偵・神永美有」門井慶喜

    美術品の真贋を味覚で見分けるという特殊な才能を持つ神永美有。 その作品が偽物なら苦みを、本物なら甘味を感じるというのです。 シリーズ第3弾の今回もいろ…

  • 「あやしい求人広告、応募したらこうなった」多田文明

    世の中いろんな仕事がありまして、自分が関わっている業界のことは知っていても、他業種については実情を知らないということがほとんどですよね。 いろんな職種…

  • 「ヨーロッパ美食旅行」野地秩嘉

    10年ほどのあいだ年に3回はヨーロッパに出かけ、書きためたという食エッセイ。 ローマやパリ、ロンドン、ミラノ。 モスクワ、ベルリン、シチリア・・・・。…

  • 「8月の一冊」

    今月の読書は9冊でした。 ・「パリからのおいしい話」戸塚真弓 ・「マイ・フェア・プレジデント」小日向江麻 ・「ファデッシュ考現学2」田中康夫 ・「移動動物園」佐藤泰志 ・「ちびちび ごくごく お酒のはなし」伊藤まさこ ・「蓮の数式」遠田潤子 ・「不肖・宮嶋&忍者大倉 一撮入魂」宮嶋茂樹 大倉乾吾 ・「浄土」町田康 ・「仏果を得ず」三浦しをん 「パリからのおいしい話」、パリでのおいしい生活が生き生…

  • 「仏果を得ず」三浦しをん

    高校の修学旅行で大阪を訪れ、嫌々見せられた文楽に衝撃を受けた健。 卒業後研修所に入り、2年後人間国宝の師匠に弟子入りして今年で10年。 ひたすら修行に…

  • 「浄土」町田康

    短編7編収録。 なんとも奇天烈な話ばかりですね。 さすがの町田節といいますか。 突き抜けてます。 これらの内容を説明するのは難しい。 「ギャオスの話」…

  • 「不肖・宮嶋&忍者大倉 一撮入魂」宮嶋茂樹 大倉乾吾

    週刊文春で大活躍のカメラマンが明かすスクープの裏話。 拘置所の麻原彰晃、御巣鷹山の日航機墜落現場、伊豆大島噴火・・などなど。 大きな事件があればどこで…

  • 「蓮の数式」遠田潤子

    不妊治療を初めて10年になる千穂は35歳。 プライドの高い義母と彼女の言いなりな夫に嫌味を言われながら耐え続けてきました。 ある日夫がある男を車で撥ね…

  • 「ちびちび ごくごく お酒のはなし」伊藤まさこ

    著者はテーブルまわりのスタイリスト。 もともとはファッションデザインをやっておられたようですが。 そんな著者が書く食エッセイ。 タイトルからわかるよう…

  • 「移動動物園」佐藤泰志

    デビュー作(表題作)を含む3編を収録。 バスに動物たちを乗せ、幼稚園を慰問する「移動動物園」。 動物といってもメインは山羊。 あとは兎や栗鼠、インコな…

  • 「ファデッシュ考現学2」田中康夫

    ファディッシュ(faddish)というのはファッド(fad)の形容詞とのこと。 ではファッドというのはなんなのか。 著者曰く「物好き、気まぐれ、といった意味合い…

  • 「マイ・フェア・プレジデント」小日向江麻<br />

    25歳の真帆は昼間は派遣事務、夜は派遣のホステスとして働いています。 父親は離婚して家を出、連絡もありません。 母親は交通事故のため働けない体になって…

  • 「バりからのおいしい話」戸塚真弓

    パリ在住の著者が語る食エッセイ。 さすがに生活に根ざした内容だという気がしますね。 フランス料理について、日本人が外から眺めているというのではなく、し…

  • 7月の一冊

    今月の読書は6冊。 ・「竹島御免状」荒山徹 ・「坂道を越えた国」高橋三千綱 ・「文人暴食」嵐山光三郎 ・「ショッキングピンク」大道珠貴 ・「けっこう凄い人」泉麻人 ・「ありふれた祈り」ウィリアム・ケント・クルーガー 「竹島御免状」、相変わらずの朝鮮と柳生。 今回はまた突っ走ってましたね。(笑) 「坂道を越えた国」、3年前に逝去された高橋三千綱氏の初期の青春小説。 初期の氏の作品てほんと瑞々し…

  • 「ありふれた祈り」ウィリアム・ケント・クルーガー

    1961年、アメリカの田舎町。 フランクは牧師の父、音楽家の母、ピアニストの姉、2歳下の弟と平和に過ごしていました。 しかし友人が汽車にはねられ死亡し…

  • 「けっこう凄い人」泉麻人

    その当時の旬だった人を取り上げ、解説したコラム。 総勢21人ですが、なんだかんだ言いつつほとんどの人が現在も残っておられるような。 だからこそ“凄い人…

  • 「ショッキングピンク」大道珠貴

    短編集です。 裏表紙には官能小説集と書かれています。 たしかに性的な内容ではありますが、エロ小説というわけではありません。 いわゆる“おかず”になるよ…

  • 「文人暴食」嵐山光三郎

    「文人悪食」に次ぐ文人シリーズ第2弾。 登場する文人は小泉八雲、佐藤春夫、獅子文六、南方熊楠、向田邦子、寺山修司などなど37人。 さすがに歴史に名を残…

  • 「坂道を越えた国」高橋三千綱

    時代は1967年。 ベトナム戦争があり、ヒッピーが登場したサンフランシスコ。 そんな中留学した幸介は、日本より30年も進んだアメリカの豊かな文化に戸惑…

  • 「竹島御免状」荒山徹

    隠密として鳥取藩に送り込まれた裏柳生の英之進。 重大な情報を掴み、柳生の庄に戻る寸前で殺されます。 それらの刺客とすれ違った陰陽師の柳生友信。 朝鮮の…

  • 6月の一冊

    今月の読書は7冊でした。 とほほ。 ・「日本全国 奇天烈グルメ」話題の達人倶楽部[編] ・「和菓子のアン」坂木司 ・「鹿島綺譚」円地文子 ・「噂」荻原浩 ・「ニッポン発情狂時代 性の王国」佐野眞一 ・「おいしいもののまわり」土井善晴 ・「東京すみっこごはん 楓の味噌汁」成田名璃子 「日本全国 奇天烈グルメ」、その土地ならではの食を紹介。 全国が均一化されている昨今、こういうのが残ってほしいですね…

  • 「東京すみっこごはん 楓の味噌汁」成田名璃子

    連作3編収録。 SNSでも売れっ子の読者モデルをしている瑠衣。 セレブな生活を装っていますが、実際は必死で現在の生活を維持している契約社員です。 SN…

  • 「おいしいもののまわり」土井善晴

    料理研究家、土井善晴が料理について語った本です。 「おかずのクッキング」に2007年~2012年に連載された文章を本にしたもの。 エッセイというほど軽…

  • 「ニッポン発情狂時代 性の王国」佐野眞一

    “性”をテーマにしたルポタージュです。 日本の性文化や性風俗はどのような道をたどってきたのか。 まず最初に取り上げられているのはコンドームの歴史。 い…

  • 「噂」荻原浩

    新商品の香水を売り出すため、広告代理店が企画したのが女子高生を使った口コミによる都市伝説。 レインマンというのが出没して女性の足首を切り落とすというも…

  • 「鹿島綺譚」円地文子

    英子は大学院生。 男性関係についてはけっこう奔放で、大学講師の吉崎、研究員の勝目と三角関係にあります。 吉崎と勝目は近親姦についての研究をしており、英…

  • 「和菓子のアン」坂木司

    高校卒業後、友人たちが大学進学やスキルを身に付けるために専門学校に進む中、なんの目的もない杏子は就職もしそびれ、結局はデパ地下の和菓子屋でアルバイトす…

  • 「日本全国 奇天烈グルメ」話題の達人倶楽部[編]

    日本全国のちょっと変わった料理を紹介した一冊。 といってもゲテモノではありません。 いや、馴染みのない人からすればそうなのかもしれませんが。 昔からそ…

  • 5月の一冊

    今月の読書は8冊でした。 ・「味の三人勝負」山本益博 ・「公園で逢いましょう」三羽省吾 ・「偽りの森」花房観音 ・「辰巳屋疑獄」松井今朝子 ・「色いろ花骨牌」黒鉄ヒロシ ・「世界はゴ冗談」筒井康隆 ・「今西玲子のぐるっと大阪食べある記」今西玲子 ・「グランドシャトー」高殿円 「味の三人勝負」、それぞれのジャンルそれぞれのテーマで著者が3人のシェフにインタビュー。 大御所ぞろいです。 「公園で…

  • 「グランドシャトー」高殿円

    1960年。 どっぷり昭和です。 昭和35年。 主人公ルーの家は貧しく、高校を辞めて働きに出ます。 母の再婚相手、といっても籍は入れておらず、なんとそ…

  • 「今西玲子のぐるっと大阪食べある記」今西玲子

    タイトルからわかりますように飲食店紹介のガイドブックです。 著者はラジオ大阪のアナウンサー。 発行が昭和61年。 西暦でいうと1986年ですね。 いま…

  • 「世界はゴ冗談」筒井康隆

    短編集です。 さすがの筒井康隆だとは思いますが、ちょっと私には難しかったですね。 最初の「ペニスに命中」はタイトルがすごい。 でもいったいなにがペニス…

  • 「色いろ花骨牌」黒鉄ヒロシ

    時代的にはもう今から50年ほども前になるのでしょうか。 赤坂に「乃なみ」という旅館があり、夜な夜なその“サロン”に集まるのは高名な作家、俳優、芸術家た…

  • 「辰巳屋疑獄」松井今朝子

    大坂の豪商炭問屋の『辰巳屋』。 今でいう大企業ですね。 ここに跡継ぎ問題が持ち上がります。 当然それは『辰巳屋』内部の問題だけでなく、他の商家や公家、…

  • 「偽りの森」花房観音

    京都下鴨の老舗料亭「賀茂の家」の四人姉妹。 といっても料亭はすでに手放され、糺の森のかたわらにある大きな屋敷だけが残されています。 そこで暮らす四姉妹…

  • 「公園で逢いましょう」三羽省吾

    市営マンションから見下ろしたところにある「ひょうたん公園」。 さまざまな子連れのママが集います。 もちろん彼女たちにはそれぞれの現在や過去があるわけで…

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