肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症(指定難病87)

肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症(指定難病87)

肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症(指定難病87)のページを更新肺は大気中の酸素を体内に取り入れる重要な臓器です。具体的には肺胞という小さな房状の袋に空気を送り、空気中の酸素を血液中に取り入れ、血液中の二酸化炭素を空気中に戻します。酸素の少ない血液を心臓(右心室)から肺胞に送るのが肺動脈であり、肺胞で酸素を取り入れた血液を心臓(左心房)に戻すのが肺静脈です。肺動脈の圧力(血圧)が上昇するのが『肺動脈性肺高血圧症(PAH)』(詳細はPAHの項参照)ですが、肺静脈閉塞症は肺静脈の閉塞や狭窄により、肺毛細血管腫症は肺の毛細血管の閉塞や狭窄により肺動脈の圧力が上昇する病気です。狭小化した血管に血液を送る必要があるため、右側の心臓の仕事量が増え、結果的に肺動脈の圧が上昇します。何故このような病気が生じるかは未だ解明されず...肺静脈閉塞症/肺毛細血管腫症(指定難病87)

2023/08/05 12:42