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壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした源義経は、その武勇により歴史に名を刻んだが、その後の運命は複雑なものとなった。義経と兄・源頼朝との関係は、義経が後白河法皇から検非違使に任命されたことをきっかけに悪化したとされている。吾妻鏡によれば、この任命は頼朝の承諾を得ずに行われ、義経は鎌倉に入ることを許されず、腰越に留め置かれた。この時、義経は自身の弁明として腰越状を書いたとされるが、それでも許されることはなく、最終的に京に引き返すこととなった。 しかし、この一連の出来事については、異なる見方も存在する。実際には義経が検非違使に任官された際、頼朝の承諾を得ていたという説もある。さらに、京都大学名誉教授の元木泰…
チンギスハンになった・・・は無いのでは 前回5/22のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、奥州平泉に逃れていた義経がどうやら妻と娘と共に最期を迎え、「義経の首」と称される物は鎌倉に届けられた。大泉洋演じる頼朝は、公式の態度とは裏腹に、その首を前にしてひとり号泣し、多くの視聴者を泣かせた。 鎌倉殿の13人 後編 (NHK大河ドラマガイド) [ 三谷 幸喜 ]価格: 1210 円楽天で詳細を見る そうやって裏の人間的な面が描かれると、そろそろドラマからの頼朝の退場も見えてきているのかなと思ったりする。さらに、演じる中の人が「土曜スタジオパーク」か「あさイチ」のプレミアムトークに出ると危ない。 …
鎌倉殿の13人/北条時宗、木曽義高、源義経等、生存説のある伝説の7人
2022年のNHK大河ドラマは三谷幸喜さん脚本の『鎌倉殿の13人』。私は戦国時代・幕末派でそれより前の中世とか全然興味がなかったんですが……三谷幸喜さん脚本のせいか面白くてすっかりハマってしまいました。そんな私は毎週『鎌倉殿の13人』を見た感想をnoteに書いています。 note.com 登場人物たちの出自なんかも調べたりしながら感想を書いているんですが、調べてみると死んじゃった登場人物でも意外と死なずに生きていた伝説があったりします。そこで『鎌倉殿の13人』にまつわる「あの時死んじゃったことになってるけど、実はその後も生きていた伝説」のある人たち7人をまとめてみました。ちなみに有名すぎるあの…
義経の逃亡説にも含みある描写 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、5/22の第20回で源義経の最期を・・・はっきりは描かなかった。これだと大陸に逃げた説もOKになるけど・・・という描き方。見ごたえのある、よく練られたやり方だよなあと面白かった。毎回毎回、すごい。 藤原泰衡が軍勢を率いて義経に迫る中、鎌倉へ帰ろうとする北条義時が義経がいる場へと弁慶によって強引に呼ばれたところで、もろともに死のうと義経に言われるのかと思ったら(でもそんな緊張感は義時側にも感じられなかったけれどね)、さにあらず。 「弁慶の立ち往生」の下ごしらえ(へー、あんな風になっていたのか!)を進める弁慶と明るく別れを告げた義…