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【速修・過去問/創作問題】①政治と法・人権保障と法の支配(4)
61 世界人権宣言は条約として国連加盟国に法的拘束力を求めた。 ✕ 法的拘束力(legality binding)はなかった。「宣言」declarationも広い意味では「条約」treatyではあるが、法的拘束力をもつものと、もたないものと様々。世界人権宣言は法的拘束力をもたなかった。 62 人権を国際的にも保障しようという取組のきっかけとなったのが、アメリカの大統領ウィルソンの14箇条の原則であった。 ✕ フランクリン・ローズベルトの4つの自由 1941年に一般教書のなかで表明した民主主義の原則 63 世界人権宣言を踏まえて作られた国際人権規約は、法的拘束力をもつものとして成立した。 〇 国…
【速修・過去問/創作問題】①政治と法・人権保障と法の支配(3)
41 独立後のアメリカのデモクラシーの実態を見て分析したフランスの政治学者トクヴィルは、分権的な社会と地方自治を高く評価した。 〇 トクヴィルについてはセンター試験倫理で出題された経緯がある。現社、政経の教科書には掲載されていないかも知れないが、知っておきたい人名である。 42 「人民の、人民による、人民のための政治」というリンカーンの言葉は、三権分立の必要性を言い表したものである。 ✕ このようなインチキ文章を見抜けないようでは困ったもんだ・・・ということになる。言うまでもなく「国民主権」を言い表した言葉だが、必要なのは、文章を何気なく読んで判断するのではなく、「疑ってかかること」と、「あれ…
【速修・過去問/創作問題】①政治と法・人権保障と法の支配(2)
21 自然法は実定法の一種である。 ✕ 法はまず、「自然法」と「実定法」に大きく分けることができる。自然法は生まれながらの普遍的な法、実定法は人が作った法で、特定の社会で効力をもつもの 22 慣習法は不文法の一種である。 ○ 実定法は、「不文法」と「成文法」に大きく分けることができる。慣習法(customary law)とは、社会の成員の間に存在する一定の慣行のうち、その慣行が成員によって法的拘束力があるものと意識されているもので、判例とともに「不文法」の一種である。国際慣習法には、「拷問等禁止」規範等があるが、「公海の自由」は国連海洋法条約に明記されているので不文法ではないものの、本来的には…
【速修・過去問/創作問題】①政治と法・人権保障と法の支配(1)
「正誤問題の一問一答・超解説」 ①政治と法・人権保障と法の支配(全81問) Politics and law・Human rights guarantee Rule of law 問題文をクリックすると解答と解説が表示されます 01 現在、国連に加盟している国家は150近くになっているが、地域別で国の数が最も多いのはアフリカである。 × 初っ端、出題されそうもない創作問題からスタートして恐縮だが、国際的な大局観を問うことからスタートしたい。現在地国連の加盟国数は193。そのうち地域別に最も多いのはアフリカで54カ国が加盟。アジアはトルコやイスラエル等も含めて48カ国。ヨーロッパについては、どこ…