御講拝読御書研鑽(2024年7月・妙密上人御消息)
已今当の経文を深くまほり・一経の肝心たる題目を我も唱へ人にも勧む、麻の中の蓬・墨うてる木の自体は正直ならざれども・自然に直ぐなるが如し、経のままに唱うれば・まがれる心なし、当に知るべし仏の御心の我等が身に入らせ給はずば唱へがたきか 今月の御講拝読御書は『妙密上人御消息』の御文でした。妙密上人については詳細は不明ですが、鎌倉の楅谷の住んでいた在家僧または御家人と考えられています。大聖人様に御供養を欠かさなかった篤信者であったことが御書からうかがうことができます。本抄は建治2(一二七六)年、身延で認められ妙密上人夫妻に与えられた書です。この御文からは「当に知るべし仏の御心の我等が身に入らせ給はずば…
2024/07/17 10:56